JP2010094366A - 1本糸錠縫化ハンドステッチミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】縫製を開始する準備作業をきわめて容易に短時間で実行する。
【解決手段】釜は糸が巻装されるボビン211を収納するボビンケース212を内釜205に内蔵し、ボビンケースは内釜と一緒に回転自在に外釜202に装架され、糸出口は、鉤針が針板から上昇するとき釜が回転して針板から離間する方向及び位置においてボビンケースに設けられ、縫製を開始する準備作業として糸を鉤針の糸捕捉鉤に挿入しておくにあたり、ボビンから糸出口を介して引き出された糸の自由端を糸出口と糸案内212bとの間に架設することにより架設されている糸を鉤針が上昇する際に糸捕捉鉤に強制挿入するものである。
【選択図】図6

Description

本発明は1本糸錠縫化ハンドステッチミシンに係り、特に縫製を開始する準備作業をきわめて容易に短時間で実行できて、糸を鉤針の糸捕捉鉤へ確実に捕捉されるピンポイント/サドルステッチと呼ばれる擬似ハンドステッチに適する1本糸錠縫化ハンドステッチミシンに関する。
従来から、本願発明者は、縫糸が針の糸捕捉鉤へ確実に捕捉され、かつミシンベッド内空間で縫目形成を行ないピンポイント/サドルステッチと呼ばれる擬似ハンドステッチに適する1本糸錠縫化ハンドステッチミシンを既に提案している(例えば、特許文献1参照)。
この1本糸錠縫化ハンドステッチミシンによれば、糸捕捉鉤を側設され垂直方向に直線往復運動する鉤針、半回転正転と半回転逆転する半回転釜、天秤のように往復運動する糸引出作動子、及び楕円運動する送り歯を協働させて、縫糸を針の糸捕捉鉤へ確実に捕捉し、かつミシンベッド内空間で縫目形成を行なうことで、被縫製体の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目をそれぞれ形成できる。
特許3963939号
この1本糸錠縫化ハンドステッチミシンにおいては、縫製を開始する準備作業として次のような操作上の手順を必要とする。
1.鉤針に糸を引っ掛けて、糸を引き伸ばしておく。
2.この状態でミシンを手動で作動し、針板上に糸が上げられる状態を作る。
3.この状態で糸を手で緊張してミシンを再度手動で作動し、糸を糸引出作動子に掛けておく。
4.手で緊張していた糸を適当な箇所に固定しておく。
この手順で縫製を開始する準備作業が完了するが、そもそもこのような準備作業は縫製作業者にとっては頗る煩瑣な手動作業である。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、縫製を開始する準備作業をきわめて容易に短時間で行なうことができ、糸を鉤針の糸捕捉鉤へ確実に捕捉されるピンポイント/サドルステッチと呼ばれる擬似ハンドステッチに適する1本糸錠縫化ハンドステッチミシンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンは、上死点から下降し針板に載置され押え金で押圧保持される被縫製体に貫通し、下死点から被縫製体から抜け出して上昇し、垂直方向に直線往復運動する第1ストロークにおいて上死点から下降し被縫製体に貫通し、下死点から上昇する際に、糸を捕捉し、第2ストロークにおいて上死点から下降し被縫製体に貫通し、下死点から上昇する際に、捕捉されていた糸を解放する糸捕捉鉤を側設した鉤針と、針板の下方にあって糸が巻装され糸が糸出口から引き出される釜であって、第1ストロークにおいて上死点から下降し被縫製体に貫通し、下死点から上昇する際に、糸捕捉鉤で糸を捕捉した鉤針の上昇に伴って糸を糸締めすると共に、鉤針が第2ストロークにおいて上死点から下降し被縫製体に貫通し、下死点から上昇する際に、糸捕捉鉤で捕捉されていた糸を釜が回転して掬う剣先を有し、捕捉されていた糸を釜の回転によって釜の剣先で掬って糸捕捉鉤から解放し、解放された糸を釜が更に回転することにより釜にくぐり入れて釜に巻装されている糸に交錯させる釜と、釜が回転することにより釜からくぐり出た糸を糸締めする糸引出作動子と、鉤針を第1ストロークにおいて被縫製体から抜け出して上昇させ上死点を通過する間に、被縫製体を1縫目ピッチ送りするとともに、鉤針を第2ストロークにおいて被縫製体から抜け出して上昇させ上死点を通過する間に、被縫製体を1縫目間ピッチ送りする送り歯とを備えることにより被縫製体の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目をそれぞれ形成するものである。
この1本糸錠縫化ハンドステッチミシンにおいて、釜は糸が巻装されるボビンを収納するボビンケースを内釜に内蔵し、ボビンケースは内釜と一緒に回転自在に外釜に装架され、糸出口は、鉤針が針板から上昇するとき釜が回転して針板から離間する方向及び位置においてボビンケースに設けられ、縫製を開始する準備作業として糸を鉤針の糸捕捉鉤に挿入しておくにあたり、ボビンから糸出口を介して引き出された糸の自由端を糸出口と糸案内との間に架設することにより架設されている糸を鉤針が上昇する際に糸捕捉鉤に強制挿入することからなる。
また、本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンは、糸出口及び糸案内の間で鉤針は架設されている糸に接するように上昇すると共に釜の回転により架設されている糸を鉤針に押し付けるものである。
また、本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンは、糸出口及び糸案内は、釜の回転軸線と並行に隣接して、糸を回転軸線と並行に架設するように配置される。
本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンによれば、縫製を開始する準備作業をきわめて容易に短時間で行なうことができ、糸を鉤針の糸捕捉鉤へ確実に捕捉されるピンポイント/サドルステッチと呼ばれる擬似ハンドステッチの縫製ができる。
以下、本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンを実施の最良の形態例について図面に基き説明する。
本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンは図1、図2に示すように、アーム2及びベッド3からなるフレーム1に、糸捕捉鉤13aを側設し垂直方向に直線往復運動して被縫製体21に縫糸20を刺し通す鉤針13、半回転正転と半回転逆転して縫糸20を交差させ縫目を作る半回転釜200、天秤のように往復運動して縫糸20に弛みを与えたり縫目を引き締めたりする糸引出作動子401、及び楕円運動して被縫製体21を送り出す送り歯601等が装着され、半回転釜200に巻装された1本の縫糸20で被縫製体21の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目をそれぞれ形成させるミシンである。
アーム2には上軸5及び中間軸8、ベッド3には水平送り軸605、上下送り軸613及び釜軸201が、それぞれ軸方向が水平方向に設置されている。上軸5は上軸前メタル7及び上軸後メタル6で、中間軸8は中間軸前メタル9及び中間軸後メタル10でそれぞれアーム2に回動自在に設置されている。水平送り軸605は水平送り軸前メタル(図示せず)及び水平送り軸後メタル(図示せず)で、上下送り軸613は上下送り軸前メタル614及び上下送り軸後メタル(図示せず)でそれぞれベッド3に回動自在に設置されている。釜軸201は、釜軸後メタル(図示せず)およびとでベッド3に回動自在に設置されると共に、後述する半回転釜200釜軸前メタル(外釜取付部)202c(図6)の内釜ドライバー203に固定されている。
上軸5の一端には従動プーリ4が設けられモータMにより無端ベルトである駆動ベルトMBを介して駆動される。また、上軸5の他端には鉤針13を駆動する鉤針・蓋針駆動機構100の釣合錘101が設けられ、上軸5の中間には送り歯601を楕円運動させる布送り機構600を駆動する布送り駆動機構700が連結され、上軸5の従動プーリ4に近傍する部位には縫目ピッチ・縫目間ピッチの送り量設定機構300を駆動する上軸駆動プーリ25が設けられている。中間軸8には半回転釜200を駆動する釜駆動機構220及び糸引出作動子401を駆動する糸引出駆動機構400が連結されている。
鉤針・蓋針駆動機構100は、鉤針13を、上死点から下降し針板12に載置された被縫製体21に貫通し、下死点から被縫製体21から抜け出して上昇し、垂直方向に直線往復運動する第1ストロークにおいて上死点から下降し被縫製体21に貫通し、下死点から上昇する際に、縫糸20を糸捕捉鉤13aで捕捉し、第2ストロークにおいて上死点から下降し被縫製体21に貫通し、下死点から上昇する際に、糸捕捉鉤13aで捕捉されていた縫糸20を解放することができる機構構成である。なお、本明細書において、「鉤針13の第1ストローク」とは鉤針13が針上死点→針下死点→針上死点に至るまでの1針目、「鉤針13の第2ストローク」とは鉤針13が針上死点→針下死点→針上死点に至るまでの2針目のことを意味する。
この鉤針13は図4(A)、(B)に示すように、糸捕捉鉤13aが蓋針14によって開閉されるようになっており、鉤針13が固定された針棒11が垂直方向に直線往復運動することにより、結局鉤針13は垂直方向に直線往復運動する。
この1本糸錠縫化ハンドステッチミシンにおいて、針板12の下方にあって釜202は糸20が巻装されるボビン211を収納するボビンケース212を内釜205に内蔵し、ボビンケース212は内釜205と一緒に回転自在に外釜202に装架される。
ボビンケース212は、糸20が引き出される糸出口212aと、この糸出口212a間で糸20を架設する糸案内212bとを有している。
糸出口212aは、鉤針が針板から上昇するとき釜が回転して針板から離間する方向及び位置においてボビンケースに設けられ、縫製を開始する準備作業として糸20を鉤針13の糸捕捉鉤13aに挿入しておくにあたり、ボビン211から糸出口212aを介して引き出された糸20の自由端を糸出口212aと糸案内212bとの間に架設することにより架設されている糸20を鉤針13が上昇する際に糸捕捉鉤13aに強制挿入するものである。
また、本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンは、糸出口212a及び糸案内212bの間で鉤針13は架設されている糸20に接するように上昇すると共に釜202の回転により架設されている糸20を鉤針13に押し付けるものである。
また、本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンは、糸出口212a及び糸案内212bは、釜202の回転軸線(図6)と並行に隣接して、糸20を回転軸線と並行に架設するように配置される。
このような半回転釜200は図5、図6に示すように、縫糸20が巻装されるボビン211を収納するボビンケース212を内釜205に内蔵し、ボビンケース212は内釜205と一緒に回転自在に外釜202に装架されている。縫糸20を巻装したボビン211を収容したボビンケース212と、ボビンケース212を取り外し自在に収容すると共に剣先205aを有する内釜205と、内釜を回転自在に内装しベッド3に対して回転止めされる外釜202とを備えている。内釜205はボビンケース212を収容するボビンケース収容部205bを有し、このボビンケース収容部205bにボビンケース212を取り外し自在に収容する。外釜202は、内釜ドライバーバネ204が固定された内釜ドライバー203及び内釜205を収容する内釜収容部202aを有している。また、外釜202には、釜軸201の一端を回動可能に挿入するための釜軸穴(図示せず)が設けられた釜軸前メタル(外釜取付部)202c(図6)を有し、この釜軸穴及び内釜収容部202aの回転中心は、釜軸201の回転中心と同心である。
この外釜202の内釜収容部202aに、内釜ドライバー203を収容して釜軸穴202bに挿入された釜軸201に固定する。さらに、内釜収容部202aに内釜205を内釜押え206によって摺動自在に収容し、右内釜押え爪208、左内釜押え爪209で内釜押え206を、内釜押え爪バネ210でバネ力を付与した状態で固定する。なお、内釜205と内釜ドライバーバネ204が固定された内釜ドライバー203との間には所定の隙間ができるようになっている。また、内釜ドライバー203の内釜ドライバーバネ204と内釜205との関係は、内釜ドライバーバネ204の両端で内釜205の自由回動を規制することができるもので、内釜ドライバー203が釜軸201で半回転正転すると、内釜ドライバーバネ204の一端が内釜205に当接するようになっている。また、内釜ドライバー203が釜軸201で半回転逆転すると、内釜ドライバーバネ204の他端が内釜205に当接することになる。また、外釜202の針落ち方向には、縫糸20のゆるみを調整するための上バネ207がネジによって固定されている。また、ボビンケース212には、鉤針13が針板12から上昇するとき半回転釜200が逆転して針板から離間する方向及び位置において、糸出口212aを設けている。
糸引出駆動機構400は図1、図2に示すように、糸引出作動子401が、鉤針13の糸捕捉鉤13aが縫糸20を捕捉する際に半回転釜200が回転することにより糸出口212aから引き出されている縫糸20を鉤針13に周接して緊張するとともに半回転釜200からくぐり出た縫糸20を糸締めすることができる機構構成である。なお、本明細書において、「周接」とはある部位の周りに接していることを意味する。この糸引出作動子401は、糸捕捉鉤13aで捕捉されていた縫糸20が半回転釜200の剣先205aで掬われた後、半回転釜200の糸出口212aから引き出されている縫糸20を引掛け、半回転釜200から引出して糸締めし、糸捕捉鉤13aで縫糸20を捕捉した後、引掛けている縫糸20を釈放する機能を有している。
このような構成の糸引出駆動機構400は中間軸8が回転すると、糸引出作動子401を揺動させる。この糸引出作動子401の揺動運動は、鉤針13の糸捕捉鉤13aが縫糸20を捕捉する際に半回転釜200が回転することにより糸出口212aから引き出されている縫糸20を鉤針13に周接して緊張するとともに半回転釜200からくぐり出た縫糸20を糸締めすると共に、縫糸20が半回転釜200の剣先205aで掬われた後、半回転釜200の糸出口212aから引き出されている縫糸20を引掛け、半回転釜200から引出して糸締めし、糸捕捉鉤13aで縫糸20を捕捉した後、引掛けている縫糸20を釈放するものである。
このように構成された1本糸錠縫化ハンドステッチミシンは、鉤針13、半回転釜200、糸引出作動子401の協働によって被縫製体21の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目を跳び縫いセットとして形成し、鉤針13の第1ストロークにおいて送り歯601により被縫製体21をハンドステッチ縫目のための縫目ピッチ送りし、鉤針13の第2ストロークにおいて送り歯601により被縫製体21をハンドステッチ縫目間のための縫目間ピッチ送りするものである。また、1本糸錠縫化ハンドステッチミシンは、縫目ピッチ送りの縫目ピッチ送り量及び縫目間ピッチ送りの縫目間ピッチ送り量をそれぞれ設定し、1つの跳び縫いセットごとに縫目ピッチ送り、縫目間ピッチ送りにそれぞれ対応する各被縫製体送りモードに順次切換え、設定された縫目ピッチ送り量、縫目間ピッチ送り量をそれぞれ各被縫製体送りモードにおいて送り駆動機構700に伝達して送り歯601により被縫製体21を送るものである。なお、本明細書において、「協働」とは他の部分と協同して働くことを意味する。
このような1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作を、1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を中心にして図7、図8(A)〜(B)、図9(A)〜(F)、図10(A)〜(Q)、図11に基づき説明する。図9(A)〜(F)、図10(A)〜(Q)は鉤針13、半回転釜200及び糸引出作動子401の動作説明図で、図11は鉤針13、半回転釜200、糸引出作動子401、蓋針14及び送り歯601のモーションダイヤグラムである。この動作説明において、図7、図8(A)〜(B)は半回転釜200を上方から見た状態で説明する。図9(A)〜(F)は鉤針13、半回転釜200、糸出口212a、糸案内212bの動作説明図である。方向を示す場合には図10(A)〜(Q)を正面から見た状態で説明する。また、図10(A)〜(Q)において、送り歯601の図示を省略している。
なお、図10(A)〜(Q)においては、半回転釜200の半回転逆転とは内釜205が反時計方向に回転し、半回転釜200の半回転正転とは内釜205が時計方向に回転するものとする。また、便宜上、縫糸20が糸捕捉鉤13aに捕捉されていない鉤針13が上死点に位置する状態で、且つ内釜205の剣先205aが垂直方向の下方に位置している状態(図10(A))から動作説明を行うものとする。この図10(A)の状態においては、半回転釜200は停止した状態、糸引出作動子401はボビン211からボビンケース212の糸出口212aを介して縫糸20を引き出している状態、蓋針14は閉状態、送り歯601は縫目間送り状態である。被縫製体21の送り方向は左とする。また、図11においては、プーリ4が2回転で跳び縫いセットとして形成するので、縫製の1サイクルは上軸5における720度で示され、図10(A)は上軸5が0度(720度)の状態とする。上軸5が0度で鉤針13は上死点、180度で鉤針13は下死点、360度で鉤針13は上死点、540度で鉤針13は下死点となる。
縫製を開始する準備作業として、ボビンケース212から引き出されている縫糸20を糸出口212aと、糸案内212bとの間で架設する(図8(A)、図9(A))。この場合、糸出口212a、糸案内212bから出ている糸20の端部は約10cm程度とする。
このようなボビンケース212を内釜205に装架する。これにより縫製の準備作業が完了し、以下縫製が開始される。
図1において、モータMにより駆動ベルトMBを介して駆動される従動プーリ4が、鉤針13側より見て時計方向に回転すると、上軸5の回転により鉤針・蓋針駆動機構100、布送り駆動機構700、釜駆動機構220及び糸引出駆動機構400が駆動する。鉤針・蓋針駆動機構100が駆動すると鉤針13を垂直方向に直線往復運動させ、布送り駆動機構700が駆動すると布送り機構600で送り歯601を送りの四工程運動させ、釜駆動機構220が駆動すると半回転釜200の内釜205を半回転正転、半回転逆転させ、糸引出駆動機構400が駆動すると糸引出作動子401を揺動させる。なお、各機構の動作説明は上述した構成説明で詳述したので省略する。
このように動作する鉤針13、半回転釜200、糸引出作動子401及び送り歯601は下記のように協働して、1本の縫糸20で被縫製体21の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目をそれぞれ形成させる。
縫い初めの鉤針13の第1ストロークにおいて、垂直方向に直線往復運動する鉤針13が第1ストロークにおいて上死点(上軸5:0度)から下降し針板12に載置された被縫製体21に貫通し(図10(A)〜(Q)、図11)、下死点(上軸5:180度)から上昇する際に、半回転釜200が半回転逆転するので、縫糸20が糸出口212a、糸案内212bの間に位置する鉤針13に、縫製の準備作業時に、周接して鉤針13が上昇することから縫糸20を糸捕捉鉤13aで捕捉する(図9(A)〜(F)、図10(C)〜(H)、図11)。この状態において、糸案内212bから出ている糸20の端部はもはや糸案内212bから引き抜かれており、以降の縫製作業に関与しない。
縫い初めの鉤針13の第2ストロークにおいて、半回転釜200が有するボビンケース212の糸出口212aから引き出されている糸20は、図8(C)、図10(R)に示すように、糸引出作動子401によって引き出される。鉤針13が針板12から上昇するとき半回転釜200の内釜205が逆転して針板12から離間する方向及び位置に設けられていることになる。これにより、糸出口212aから引き出されている縫糸20を、縫製時に、鉤針13に周接することが可能になる。また、鉤針13が実質的に上死点(上軸5:0度)から下死点(上軸5:180度)に運動する際に半回転釜200を回転停止させる。このように半回転釜200を回転停止させるのは、第1ストロークにおいて鉤針13の糸捕捉鉤13aに縫糸20を糸掛けするために、第2ストロークにおいて半回転正転した釜を半回転逆転させるタイミングにするためである。
鉤針13を第1ストロークにおいて被縫製体21から抜け出して上昇させ上死点(上軸5:360度)を通過する間に、被縫製体21を送り歯601で1縫目ピッチ送りするとともに縫糸20を捕捉した鉤針13が上昇すること及び半回転釜200がさらに逆転することにより糸締めする(図11)。
なお、半回転釜200は鉤針13が上死点(上軸5:360度)を通過してから半回転逆転を停止する(上軸5:367度)(図11)。糸引出作動子401は鉤針13が下死点(上軸5:180度)に到達すると縫糸20を繰り出しできるように後退する揺動を開始し(図11)、鉤針13が上死点(上軸5:360度)を通過する前に後退を停止する(図11)。蓋針14は、鉤針13が下死点(上軸5:180度)から上死点(上軸5:360度)に移動する際、当該鉤針13が針板12を通過した後に鉤針13の糸捕捉鉤13aを閉状態にして被縫製体21を鉤針13と共に通過する(図11)。送り歯601は鉤針13が上死点(上軸5:360度)を通過する直前に1縫目ピッチ送りを開始する(図11)。
鉤針13が第2ストロークにおいて、上死点(上軸5:360度)から下降し被縫製体21に貫通し(図11)、下死点(上軸5:540度)から上昇する際に、糸捕捉鉤13aで捕捉されていた縫糸20を半回転正転する半回転釜200の剣先205aで掬うと共に、捕捉されていた縫糸20を半回転釜200の回転によって糸捕捉鉤13aから解放する(図11)。なお、鉤針13が実質的に上死点(上軸5:360度)から下死点(上軸5:540度)に運動する際に半回転釜200を回転停止させる。このように半回転釜200を回転停止させるのは、第2ストロークにおいて鉤針13の糸捕捉鉤13aに引っ掛けられた縫糸20を釜の剣先205aで糸捕捉鉤13aから開放するために、第1ストロークにおいて半回転逆転した釜を半回転正転させるタイミングにするためである。
なお、半回転釜200は鉤針13が下死点(上軸5:540度)に到達すると半回転正転を開始する(図11)。糸引出作動子401は、鉤針13が被縫製体21に刺さってから、後退して縫糸20を繰り出すように揺動を開始する(図11)。蓋針14は鉤針13が上死点から下降して被縫製体21を通過すると、鉤針13の糸捕捉鉤13aを開状態にする(図11)。送り歯601は鉤針13が被縫製体21に刺さる前に1縫目ピッチ送りを停止する(図11)。
これらの工程を繰り返して被縫製体21の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目をそれぞれ形成する。
したがって、縫糸20が鉤針13の糸捕捉鉤13aへ確実に捕捉され、かつミシンベッド内空間で1本糸錠縫化縫目形成を行ないピンポイント/サドルステッチと呼ばれる擬似ハンドステッチに適する縫製ができる。また、被縫製体21の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目がそれぞれ形成されるので、作業者にとって表面にハンドステッチ縫目を目視できる状態で縫製作業が行なわれ、ハンドステッチ縫位置を確認できることから正確な縫製ができる。また、被縫製体21の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目がそれぞれ形成されるので、1本糸錠縫化縫目を形成している縫糸20を引っ張ることによって容易にほどけることはないので、強固な縫製が得られる。
このように本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンによれば、縫製を開始する準備作業をきわめて容易に短時間で行なうことができ、糸を鉤針の糸捕捉鉤へ確実に捕捉されるピンポイント/サドルステッチと呼ばれる擬似ハンドステッチの縫製ができる。
本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンによる好ましい実施の形態例を示す全体斜視図である。 本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの駆動系統を示すブロック図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法及びミシンで得られる擬似ハンドステッチ縫目構造を示す説明図である。 鉤針と蓋針との関係を示す部分斜視図で、(A)は鉤針の糸捕捉鉤が蓋針で閉状態になった図、(B)は鉤針の糸捕捉鉤が開状態になった図である。 本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンにおける半回転釜を示す斜視図である。 本発明の1本糸錠縫化ハンドステッチミシンにおける半回転釜を示す分解斜視図である。 図5に記載された半回転釜を上から見た状態を示す説明図である。 (A)、(B)、(C)は、図5に記載された半回転釜を上から見た状態を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作斜視図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作斜視図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作斜視図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作斜視図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作斜視図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作斜視図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示す動作説明図である。 本発明による1本糸錠縫化ハンドステッチミシンの動作について1本糸錠縫化ハンドステッチ形成方法を示し、準備作業完了後の縫製時の動作説明図である。 鉤針、半回転釜、糸引出作動子、蓋針及び送り歯のモーションダイヤグラムである。
符号の説明
12……針板
13……鉤針
13a……糸捕捉鉤
20……縫糸
21……被縫製体
100……鉤針・蓋針駆動機構
200……半回転釜
202……外釜
205……内釜
205a……剣先
211……ボビン
212……ボビンケース
212a……糸出口
212b……糸案内
401……糸引出作動子
601……送り歯

Claims (3)

  1. 上死点から下降し針板に載置され押え金で押圧保持される被縫製体に貫通し、下死点から前記被縫製体から抜け出して上昇し、垂直方向に直線往復運動する第1ストロークにおいて上死点から下降し前記被縫製体に貫通し、下死点から上昇する際に、糸を捕捉し、第2ストロークにおいて上死点から下降し前記被縫製体に貫通し、下死点から上昇する際に、捕捉されていた糸を解放する糸捕捉鉤を側設した鉤針と、前記針板の下方にあって糸が巻装され前記糸が糸出口から引き出される釜であって、前記第1ストロークにおいて前記上死点から下降し前記被縫製体に貫通し、前記下死点から上昇する際に、前記糸捕捉鉤で糸を捕捉した前記鉤針の上昇に伴って前記糸を糸締めすると共に、前記鉤針が前記第2ストロークにおいて上死点から下降し前記被縫製体に貫通し、下死点から上昇する際に、前記糸捕捉鉤で捕捉されていた糸を前記釜が回転して掬う剣先を有し、捕捉されていた糸を前記釜の回転によって前記釜の剣先で掬って前記糸捕捉鉤から解放し、解放された糸を前記釜が更に回転することにより前記釜にくぐり入れて前記釜に巻装されている糸に交錯させる釜と、前記釜が回転することにより前記釜からくぐり出た糸を糸締めする糸引出作動子と、前記鉤針を前記第1ストロークにおいて前記被縫製体から抜け出して上昇させ上死点を通過する間に、前記被縫製体を1縫目ピッチ送りするとともに、前記鉤針を前記第2ストロークにおいて前記被縫製体から抜け出して上昇させ上死点を通過する間に、前記被縫製体を1縫目間ピッチ送りする送り歯とを備えることにより前記被縫製体の表面にハンドステッチ縫目、裏面に錠縫縫目をそれぞれ形成する1本糸錠縫化ハンドステッチミシンにおいて、
    前記釜は前記糸が巻装されるボビンを収納するボビンケースを内釜に内蔵し、ボビンケースは内釜と一緒に回転自在に外釜に装架され、
    前記糸出口は、前記鉤針が前記針板から上昇するとき釜が回転して前記針板から離間する方向及び位置において前記ボビンケースに設けられ、
    縫製を開始する準備作業として糸を前記鉤針の前記糸捕捉鉤に挿入しておくにあたり、前記ボビンから前記糸出口を介して引き出された糸の自由端を前記糸出口と糸案内との間に架設することにより架設されている糸を前記鉤針が上昇する際に前記糸捕捉鉤に強制挿入することを特徴とする1本糸錠縫化ハンドステッチミシン。
  2. 前記糸出口及び前記糸案内の間で前記鉤針は前記架設されている糸に接するように上昇すると共に前記釜の回転により前記架設されている糸を前記鉤針に押し付けることを特徴とする請求項1記載の1本糸錠縫化ハンドステッチミシン。
  3. 前記糸出口及び前記糸案内は、前記釜の回転軸線と並行に隣接して、前記糸を前記回転軸線と並行に架設するように配置されることを特徴とする請求項1記載の1本糸錠縫化ハンドステッチミシン。
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