JP2010093930A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スロット数を増やしても集中巻き線効果が期待でき、トルクリップルの改善、磁石の有効フラックス量増加、巻線係数の改善が可能となる電動機を提供する。
【解決手段】シャフトに対してコア4と複数のセグメント3を有するコンミテータ(整流子)2とが固定され、コア4は周方向に複数箇所のスロット26が形成されているとともに、スロット間には径方向外側に向けて延在するティース30が設けられ、該ティース30に導線10が巻回されてコイルが形成された電動機において、ティース30の少なくとも一部が、先端部が複数のティース要素31aに枝分かれした分岐ティース31であり、異なる分岐ティース31のティース要素31a間に導線10が巻回されて外周側コイル20が形成され、さらに分岐ティース31の基端側に導線10が巻回されて内周側コイル21が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動機に関する。さらに詳述すると、本発明は、集中巻に対応したアマチュアコアを備えた直流電動機、発電機等の電動機に関する。
従来の電動機において、アマチュア(電機子)は重ね巻、波巻により構成されている。例えば、特許文献1には、多スロットに跨った巻線を有するコイルが開示されている。また、特許文献2には、集中巻線使用の電動機の例が開示されている。
特許第3559172号公報 特開2006−271188号公報
しかしながら、従来技術においてはコイル占積率(占績率)が低く、高出力化・高効率化に対して不利であり、しかもコイル周長が長くなることから銅量を多く使う仕様となっていた。例えば、特許文献1の技術では、一つのスロットに複数のコイル群が納められることからコイルの整列度をコントロールすることが困難で、占積率を上げられず、効率、出力が制限されるという問題点がある。また、特許文献2に記載されたコア構成の場合、スロット数を増やしトルクリップル等の改善を図る場合、多スロットに跨る巻線が必要となるため、高出力化・高効率化を図る点で不利である。
また、コイル飛散及び電磁振動の抑制のため、エポキシ樹脂等で固着することが必要であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、スロット数を増やしても集中巻き線効果が期待でき、トルクリップルの改善、磁石の有効フラックス量増加、巻線係数の改善が可能となる電動機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、複数のスロットを有するコアと、スロットの何れかに巻回されてコイルを形成する導線とを備えたアマチュアを有する電動機において、コアには、複数のスロットを含む集中巻線が可能な形状のティースが形成されており、コアのスロットは周方向複数箇所に形成されているとともに、ティースの少なくとも一部が、先端部が複数のティース要素に枝分かれした分岐ティースであり、異なる分岐ティースのティース要素間に導線が巻回されて外周側コイルが形成され、さらに分岐ティースには、ティース要素よりも基端側に導線が巻回されて内周側コイルが形成されている。
本構成によれば、内周側と外周側で二層のコイルを有することから、コイル占積率を向上させることができる。また、コイルが多スロットに跨る巻線ではなく、また、一つのスロットに複数のコイル群が納められるものでもないため、コイルの整列度をコントロールすることが容易で、高効率化及び高出力化に寄与する。
分岐ティースは、先端部が3本のティース要素に分岐していてもよい。また、分岐ティースと、先端部が枝分かれしていない単ティースとが周方向に沿って交互に設けられていてもよい。さらに、各分岐ティースの両端に位置するティース要素のエアギャップを、他のティース要素及び単ティースのエアギャップよりも大きく構成してもよい。
また、同電位であるべきコイルを電気的に接続する均圧線を備えていてもよい。これにより不平衡電流を抑制し、電動機の性能を向上させることができる。
上記の電動機は、車両等に搭載される車載用アクチュエータとしても好適である。
本発明の電動機によれば、コイル占積率を向上させることができ、その結果、高出力化、高効率化を実現できる。また、コイルが多スロットに跨る巻線ではなく、また、一つのスロットに複数のコイル群が納められるものではないため、コイルの整列度をコントロールすることが容易で、高効率化及び高出力化に寄与することができる。さらに、出力密度の向上が図れるため、当該電動機の小型、軽量化が図れる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態として示した直流電動機(DCモータ)のアマチュア1の構成ならびに結線パターンの図、図2はコア4のティース構造等を示す概略図である。図1中の符号5はブラシを示している。本実施形態におけるアマチュア1のコンミテータ(整流子)2は24個のセグメント3を有している(なお、図3においては各セグメントを1〜24の丸数字で示している)。また、コア4に対して導線10が巻回されて複数の外周側コイル20と内周側コイル21とが形成されている。さらに、これら同電位であるべき外周側コイル20及び内周側コイル21を電気的に接続する均圧線25を備えている。
図2にコア4の平面図を示す。このコア4には周方向に複数箇所のスロット26が形成されている。また、これらスロット26の間には径方向外側に向けて延在するティース30が設けられている。
ティース30としては、先端部が複数(本実施形態では3本)のティース要素31aに枝分かれした分岐ティース31と、先端部が枝分かれしていない単ティース32とが周方向に沿って交互に例えば6組設けられている。単ティース32を挟んで両側に位置する分岐ティース31のティース要素31a間には導線10が巻回されて外周側コイル20が形成されている。また、分岐ティース31の基端側(枝分かれしたティース要素31aが形成されていない部位31b)に導線10が巻回されて内周側コイル21が形成されている。
また、各コア4は、積層方向に捩れが加えられたコアスキューの状態で積層されることが好ましい。すなわち、板状のコア4を複数積層する際、真っ直ぐに積層するのではなく、各コア4を僅かずつ回転させながら積み上げて螺旋状に積層していくことが好ましい。
このように構成されたアマチュア1を有する電動機においては、内周側と外周側とに形成された二層のコイル20,21を有するという構造を実現できる。別の表現をすれば、本実施形態のアマチュア1においてはコア4の構成および巻線パターンの改良を図り、いわば集中巻対応コア構成として集中巻線化の実現を図っている。このような最適化によれば、一例として従来の占積率48%を約78%程度まで向上させうる等、アマチュア1におけるコイル占積率の向上を図ることができる。これによれば当該電動機の高出力化・高効率化を図ることが可能となる。
しかも、本実施形態の電動機は、多スロットに跨った巻線形態のコイルというような構造ではなく、一つのスロットに複数のコイル群が納められるような構造でもないため(特許文献1に記載の技術参照)、コイルの整列度をコントロールすることが容易で、高効率化及び高出力化に寄与する。
また、磁極両側のティース要素31aのエアギャップが他よりも大きいため、上述したようにトルクリップルを低減させることができる。
また、均圧線25を設けたことによって不平衡電流を抑制し、これによって電動機の性能を向上させることも可能である。さらには、エポキシ樹脂等によるコイル飛散防止策を不要とすることも可能である。また、コイルエンド寸法を短縮することができるため、これによって当該電動機の小型化を図ることができるという利点もある。
なお、本実施形態にて説明した電動機は、車両に搭載される車載用アクチュエータとしても好適である。例えば図4は、パワーアシスト用の電動機(図4において符号13で示す)を備えたコラム式の電動パワーステアリング装置(EPS:Electric Power Steering)100を示す図である。ここで、符号11はステアリングシャフト、12はステアリングシャフト11のハウジング、40はラック・ピニオン式運動変換機構、50はウォーム減速機構であり、これらは車両のステアリング系を構成している。符号60はトルクセンサである。このような電動パワーステアリング装置100についての簡単な説明を以下に記す。
ステアリングシャフト11は、ステアリング入力軸(入力軸)11aとステアリング出力軸(出力軸)11bとを備えており、ハウジング12の内部に軸芯回りに回転自在に支持されている。ハウジング12は車室内部の所定位置に下部を前方に向けて傾斜した状態に固定されている。ステアリング入力軸11aは、その上端にステアリングホイール(図示せず)が固定されることになり、ステアリングホイールと同期回転する。
さらに、ステアリング入力軸11aとステアリング出力軸11bとはトルクセンサ60のトーションバーを介して連結されており、ステアリングホイールからステアリング入力軸11aを経てステアリング出力軸11bに伝達される操舵トルクがトルクセンサ60により検出され、検出された操舵トルクに基づいて電動機13の出力が制御される。
ラック・ピニオン式運動変換機構40は、長手方向を例えば車両の左右方向として車両前部のエンジンルーム内にほぼ水平に配置され、軸方向に移動自在なラック軸41と、ラック軸41の軸芯に対して斜めに支承されてラック軸41の歯部に噛合する歯部を有するピニオン軸42と、ラック軸41及びピニオン軸42を支承する筒状のケース43とを備えている。ラック・ピニオン式運動変換機構40のラック軸41の両端側に設けられた図示略のナックルに、前輪のホイールが取り付けられる。
ピニオン軸42とステアリング出力軸11bの下端とは、2個の自在継手15,16及び連結部材17で連結されている。また、ステアリング出力軸11bの軸方向の中間位置にはウォーム減速機構50が配置され、このウォーム減速機構50を介してモータ13から、車両のステアリング系であるステアリング出力軸11bに対して操舵補助トルクを与えるパワーが付与される。このウォーム減速機構50は、図示は略すが、ステアリング出力部11bと一体回転するウォームホイールと、このウォームホイールに直交方向に沿って噛み合うウォームとを備えており、ウォームがモータ13の後述する出力軸に同軸且つ一体回転可能に連結されている。
本発明の一実施形態として示す電動機のアマチュアの構成ならびに結線パターンを示す図である。 アマチュアのコアのティース構造および当該ティースに導線が巻回されて構成されるコイルの一例を示す概略図である。 電動機を構成するアマチュアの平面図である。 電動機を搭載した電動パワーステアリング装置の一例を示す図である。
符号の説明
1…アマチュア、2…コンミテータ(整流子)、3…セグメント、4…コア、10…導線、13…電動機、20…外周側コイル、21…内周側コイル、25…均圧線、26…スロット、30…ティース、31…分岐ティース、31a…ティース要素、32…単ティース、a1…エアギャップ、a2…エアギャップ

Claims (6)

  1. 複数のスロットを有するコアと、前記スロットの何れかに巻回されてコイルを形成する導線とを備えたアマチュアを有する電動機において、
    前記コアには、複数の前記スロットを含む集中巻線が可能な形状のティースが形成されており、
    前記コアのスロットは周方向複数箇所に形成されているとともに、
    前記ティースの少なくとも一部が、先端部が複数のティース要素に枝分かれした分岐ティースであり、
    異なる前記分岐ティースの前記ティース要素間に前記導線が巻回されて外周側コイルが形成され、さらに前記分岐ティースには、前記ティース要素よりも基端側に導線が巻回されて内周側コイルが形成されていることを特徴とする電動機。
  2. 前記分岐ティースは、先端部が3本のティース要素に分岐している請求項1に記載の電動機。
  3. 前記分岐ティースと、先端部が枝分かれしていない単ティースとが周方向に沿って交互に設けられている請求項1または2に記載の電動機。
  4. 前記各分岐ティースの両端に位置する前記ティース要素のエアギャップが、他のティース要素及び前記単ティースのエアギャップよりも大きい請求項3に記載の電動機。
  5. 同電位であるべき前記コイルを電気的に接続する均圧線を備えた請求項1から4のいずれか一項に記載の電動機。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の電動機を搭載した車載用アクチュエータ。
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