JP2010092624A - 面状照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化および、薄型軽量化をした場合にも、光の利用効率が高く、かつ、導光板の伸縮によって導光板および光源が損傷しない面状照明装置を提供する。
【解決手段】矩形状の光射出面および前記光射出面の一辺を含む光入射面を有する導光板と、前記光入射面に対向して配置された光源と、前記導光板の前記光入射面と前記光源との間に配置される保護シートとを有することで上記課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置などに用いられる面状照明装置に関する。
液晶表示装置には、液晶表示パネルの裏面側から光を照射し、液晶表示パネルを照明する面状照明装置(バックライトユニット)が用いられている。バックライトユニットは、照明用の光源が発する光を拡散して液晶表示パネルを照射する導光板、導光板から出射される光を均一化するプリズムシートや拡散シートなどの部品を用いて構成される。
現在、大型の液晶テレビのバックライトユニットは、照明用の光源を液晶表示パネルの背面に配置した、いわゆる直下型と呼ばれる方式が主流である。この方式では、光源である冷陰極管を液晶表示パネルの背面に複数本配置し、内部を白色の反射面として均一な光量分布と必要な輝度を確保している。
しかしながら、直下型のバックライトユニットでは、光量分布を均一にするために、液晶表示パネルに対して垂直方向の厚みが30mm程度必要であり、これ以上の薄型化が困難である。
これに対し、薄型化が可能なバックライトユニットとしては、照明用の光源から射出され、入射した光を、所定方向に導き、光が入射された面とは異なる面である光射出面から射出させる導光板を用いるバックライトユニットがある。
このような、導光板を用いたバックライトユニットとしては、透明樹脂に光を散乱させるための散乱粒子を混入させた導光板を用いる方式のバックライトユニットが提案されている。
例えば、特許文献1には、少なくとも1つの光入射面領域および少なくとも1つの光取出面領域を有する光散乱導光体と前記光入射面領域から光入射を行う為の光源手段とを備え、前記光散乱導光体は前記光入射面から遠ざかるにつれて厚みを減ずる傾向を持った領域を有していることを特徴とする光散乱導光光源装置が記載されている。
また、特許文献2には、光散乱導光体と、光散乱導光体の光取出面側に配置されたプリズムシートと、光散乱導光体の裏面側に配置された反射体とを備えた面光源装置が記載されている。また、特許文献3には、プリズム列状の繰り返し起伏を有する光入射面と、光拡散性を与えられた光射出面とを備えた板状の光学材料からなる光出射方向修正素子を備えた液晶ディスプレイが記載され、特許文献4には、内部に散乱能を与えられた光散乱導光体と、前記光散乱導光体の端面部から光供給を行う光供給手段とを備えた光源装置が記載されている。
また、導光板としては、上記以外にも中間部の厚みが入射側の端部及び対向側の端部の厚みに比べ大きく形成されている導光板、入光部から離れるにしたがって厚みが厚くなる方向に傾斜した反射面を有する導光板、表面部と裏面部との間の距離が入射部で最小になり、入射部から最大離距離において厚さが最大になるような形状を有する形状の導光板など、逆楔型の導光板も各種、提案されている(例えば、引用文献5から8参照。)。
特開平7−36037号公報 特開平8−248233号公報 特開平8−271739号公報 特開平11−153963号公報 特開2003−90919号公報 特開2004−171948号公報 特開2005−108676号公報 特開2005−302322号公報
液晶表示装置の大型化に伴い、面状照明装置にも、より、大型化および薄型軽量化が要求されるようになっている。
そのため、上述のように光を散乱させる散乱粒子を混入させ、光入射面に入射した光を光が入射した方向とは異なる方向に導き、光射出面から出射する導光板を用いるバックライトユニットが各種提案されている。
このように導光板の側面に光源を配置することで、導光板の背面に光源を配置したバックライトユニットに比べ、薄型軽量化を実現できる。しかしながら、導光板の側面に光源を配置したバックライトユニットは、導光板の背面に光源を配置したバックライトユニットに比べ、光の利用効率で劣る。そのため、導光板の側面に光源を配置する面状照明装置では、導光板の光入射面と光源との間の隙間を1mm以下と小さくして、光の利用効率を高める工夫をしている。
しかしながら、導光板は熱や湿気により伸縮するので、光源を導光板の側面に配置すると、導光板の伸縮によって、光源と導光板の光入射面とが接触し、擦れて光源や導光板が損傷するという問題が発生する。特に大型の導光板では熱や湿気による伸縮が大きく、光源と導光板との接触による損傷がより顕著になってくる。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、大型化および、薄型軽量化をした場合にも、光の利用効率が高く、かつ、導光板の伸縮によって導光板および光源が損傷しない面状照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、矩形状の光射出面および前記光射出面の一辺を含む光入射面を有する導光板と、前記光入射面に対向して配置された光源と、前記導光板の前記光入射面と前記光源との間に配置される保護シートとを有することを特徴とする面状照明装置を提供するものである。
ここで、前記光入射面が前記矩形状の光射出面の対向する2辺に設けられることが好ましい。
また、前記導光板の厚さが、前記光入射面から離れるにしたがって、漸次、厚くなることが好ましい。
さらに、前記導光板に光散乱体を混錬分散させることが好ましい。
また、前記保護シートはフッ素樹脂からなることが好ましい。
あるいは、前記保護シートはシリコーンゴムからなることが好ましい。
ここで、前記保護シートは前記導光板の前記光入射面と前記光源との間に配置される保護部と、前記保護部の長辺に設けられ前記保護部に垂直な係止部とを有することが好ましい。
また、前記保護シートの前記係止部を前記導光板の前記光入射面に垂直な方向において前記光源側に配置することが好ましい。
あるいは、前記保護シートの前記係止部を前記導光板の前記光入射面に垂直な方向において前記導光板側に配置することが好ましい。
また、前記保護シートの前記係止部を前記導光板の前記光射出面に垂直な方向において前記導光板の前記光射出面側の前記保護部の長辺に設けることが好ましい。
あるいは、前記保護シートの前記係止部を前記保護シートの前記保護部の2つの長辺にそれぞれ設けることが好ましい。
さらに、前記保護シートの厚さが0.1mm以上0.3mm以下であることが好ましい。
本発明の面状照明装置によれば、大型化や、薄型軽量化を図った場合でも、光の利用効率が高い光を出射することができ、かつ、導光板の伸縮による光源および導光板の損傷を防止することができる。
本発明に係る面状照明装置を、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、以下に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る面状照明装置を用いる液晶表示装置の概略を示す斜視図であり、図2は、図1に示した液晶表示装置のII−II線断面図である。
また、図3(A)は、図2に示した面状照明装置(以下「バックライトユニット」ともいう)のIII−III線矢視図であり、図3(B)は、(A)のB−B線断面図である。
液晶表示装置10は、バックライトユニット20と、そのバックライトユニット20の光射出面側に配置される液晶表示パネル12と、液晶表示パネル12を駆動する駆動ユニット14とを有する。なお、図1においては、面状照明装置の構成を示すため、液晶表示パネル12の一部の図示を省略している。
液晶表示パネル12は、予め特定の方向に配列してある液晶分子に、部分的に電界を印加してこの分子の配列を変え、液晶セル内に生じた屈折率の変化を利用して、液晶表示パネル12の表面上に文字、図形、画像などを表示する。
駆動ユニット14は、液晶表示パネル12内の透明電極に電圧をかけ、液晶分子の向きを変えて液晶表示パネル12を透過する光の透過率を制御する。
バックライトユニット20は、液晶表示パネル12の背面から、液晶表示パネル12の全面に光を照射する照明装置であり、液晶表示パネル12の画像表示面と略同一形状の光射出面24aを有する。
本実施形態におけるバックライトユニット20は、図1、図2、図3(A)及び図3(B)に示すように、2つの光源28、導光板30、光学部材ユニット32、反射板34および保護シート60を有する照明装置本体24と、下部筐体42、上部筐体44、折返部材46及び支持部材48を有する筐体26とを有する。また、図1に示すように筐体26の下部筐体42の裏側には、光源28に電力を供給する複数の電源を収納する電源収納部49が取り付けられている。
以下、バックライトユニット20を構成する各構成部品について説明する。
照明装置本体24は、光を射出する光源28と、光源28から射出された光を面状の光として射出する導光板30と、導光板30から射出された光を、散乱や拡散させてよりムラのない光とする光学部材ユニット32と、導光板30から漏出した光を再び導光板内へ入射させる反射板34と、光源28と導光板30との接触を防止する保護シート60とを有する。
まず、光源28について説明する。
図4(A)は、図1及び図2に示す面状照明装置20の光源28の概略構成を示す概略斜視図であり、図4(B)は、図4(A)に示す光源28の1つのLEDチップのみを拡大して示す概略斜視図である。
図4(A)に示すように、光源28は、複数の発光ダイオードのチップ(以下「LEDチップ」という)50と、光源支持部52とを有する。
LEDチップ50は、青色光を射出する発光ダイオードの表面に蛍光物質を塗布したチップであり、所定面積の発光面58を有し、この発光面58から白色光を射出する。
つまり、LEDチップ50の発光ダイオードの表面から射出された青色光が蛍光物質を透過すると、蛍光物質が蛍光する。これにより、LEDチップ50からは、発光ダイオードが射出した青色光と、蛍光物質が蛍光して射出された光とにより白色光が生成され、射出される。
ここで、LEDチップ50としては、GaN系発光ダイオード、InGaN系発光ダイオード等の表面にYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光物質を塗布したチップが例示される。
光源支持部52は、図4(A)に示すように、アレイ基板54を有する。上述した複数のLEDチップ50は、配置された位置に応じて所定間隔離間して一列でアレイ基板54上に配置されている。具体的には、光源28を構成する複数のLEDチップ50は、後述する導光板30の第1光入射面30dまたは第2光入射面30eの長手方向に沿って、言い換えれば、第1光入射面30dまたは第2光入射面30eと、光射出面30aとが交わる線と平行に、アレイ状に配列されアレイ基板54上に固定されている。
なお、光源支持部52は放熱用のフィンを有してもよい。
アレイ基板54は、一面が導光板30の最薄側端面に対向して配置された板状の部材であり、導光板30の側端面である第1光入射面30dまたは第2光入射面30eに対向して配置されている。アレイ基板54の導光板30の光入射面30dまたは30eに対向する面となる側面は、LEDチップ50を支持している。
ここで、図4(B)に示すように、本実施形態のLEDチップ50は、LEDチップ50の配列方向の長さよりも、配列方向に直交する方向の長さが短い長方形形状、つまり、後述する導光板30の厚み方向(光射出面30aに垂直な方向)が短辺となる長方形形状を有する。言い換えれば、LEDチップ50は、導光板30の光射出面30aに垂直な方向の長さをa、配列方向の長さをbとしたときに、b>aとなる形状である。また、LEDチップ50の配置間隔をqとするとq>bである。このように、LEDチップ50の導光板30の光射出面30aに垂直な方向の長さa、配列方向の長さb、LEDチップ50の配置間隔qの関係が、q>b>aを満たすことが好ましい。
LEDチップ50を長方形形状とすることにより、大光量の出力を維持しつつ、薄型な光源とすることができる。光源28を薄型化することにより、面状照明装置を薄型にすることができる。また、LEDチップの配置個数を少なくすることができる。
なお、LEDチップ50は、光源28をより薄型にできるため、導光板30の厚み方向を短辺とする長方形形状とすることが好ましいが、本発明はこれに限定はされず、正方形形状、円形形状、多角形形状、楕円形形状等種々の形状のLEDチップを用いることができる。
また、本実施例では光源としてLEDをアレイ状に並べた光源を用いたが本発明はこれに限定はされず、種々のバックライトユニットに用いられている光源を利用することができる。
次に、導光板30について説明する。
図5は、導光板30の形状を示す概略斜視図である。
導光板30は、図2、図3及び図5に示すように、長方形形状の光射出面30aと、この光射出面30aの長辺側の両端面に、光射出面30aに対してほぼ垂直に形成された2つの光入射面(第1光入射面30dと第2光入射面30e)と、光射出面30aの反対側、つまり、導光板の背面側に位置し、光射出面30aの短辺の中心を結ぶ2等分線α(図1、図3参照)を中心軸として互いに対称で、光射出面30aに対して所定の角度で傾斜する2つの傾斜面(第1傾斜面30bと第2傾斜面30c)とを有している。
第1傾斜面30bおよび第2傾斜面30cは、2等分線αに対して線対称であり、第1光入射面30dまたは第2光入射面30eから遠ざかるに従って光射出面30aからの距離が遠ざかる(長くなる)ように、つまり、それぞれ第1光入射面30dまたは第2光入射面30eから導光板の中心に向かうに従って、導光板30の光射出面30aに垂直な方向の厚みが漸次厚くなるように傾斜している。
つまり、導光板30は、第1光入射面30dまたは第2光入射面30eから中央に向かうに従って厚さが厚くなっており、中央部の2等分線αに対応する部分で最も厚く、両端部の2つの光入射面(第1光入射面30dと第2光入射面30e)で最も薄くなっている。なお、光射出面30aに対する第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cの傾斜角度は特に限定はされない。
ここで、本実施形態は、導光板の傾斜面を断面が直線となる形状としたが、第1傾斜面及び第2傾斜面(つまり、背面)の形状は特に限定はされず、曲面としてもよく、第1傾斜面及び第2傾斜面をそれぞれ複数の傾斜面で構成してもよい。つまり、傾斜面を位置に応じて傾斜角が異なる形状としてもよい。また、傾斜面を光射出面側に凸形状としても、凹形状としてもよく、凹凸を組み合わせた形状としてもよい。
ここで、傾斜面は、光入射面から導光板の中心(もしくは、導光板の厚みの最も厚い位置)に向かうに従って、光射出面に対する傾斜面の傾斜角が緩やかになる形状とすることが好ましい。傾斜面の傾斜角を徐々に緩やかにすることで、光射出面からより輝度むらのない光を射出させることができる。
さらに、傾斜面は、断面の形状を10次多項式で表すことができる非球面形状とすることがより好ましい。傾斜面を上記形状とすることで、導光板の厚みによらず、より輝度むらのない光を射出させることができる。
ここで、上述した2つの光源28は、それぞれ導光板30の第1光入射面30dまたは第2光入射面30eに対向して配置されている。具体的には、複数のLEDチップ50aと光源支持部52aで構成された光源28が第1光入射面30dに対向して配置され、複数のLEDチップ50bと光源支持部52bで構成された光源28が第2光入射面30eに対向して配置されている。このとき、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間には後述する保護シート60が配置されている。
ここで、本実施形態では、光射出面30aに垂直な方向において、光源28のLEDチップ50の発光面58の長さと第1光入射面30d及び第2光入射面30eの長さが略同じ長さである。
このように面状照明装置20では、2つの光源28を、導光板30をはさみこむように配置している。つまり、所定間隔離間して、向い合って配置した2つの光源28の間に導光板30を配置している。
導光板30は、透明樹脂に、光を散乱させるための散乱粒子が混錬分散されて形成されている。導光板30に用いられる透明樹脂としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、ベンジルメタクリレート、MS樹脂、あるいはCOP(シクロオレフィンポリマー)のような光学的に透明な樹脂が挙げられる。導光板30に混錬分散させる散乱粒子としては、トスパール、シリコーン、シリカ、ジルコニア、誘電体ポリマなどを用いることができる。
図2に示す導光板30では、光源28から射出され保護シート60を通過し第1光入射面30dおよび第2光入射面30eから入射した光は、導光板30の内部に含まれる散乱体によって散乱されつつ、導光板30内部を通過し、直接、または第1傾斜面30bおよび第2傾斜面30cで反射した後、光射出面30aから出射する。このとき、第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cから一部の光が漏出する場合もあるが、漏出した光は導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30c側に配置された反射板34によって反射され再び導光板30の内部に入射する。反射板34については後ほど詳細に説明する。
なお、本実施形態は、光射出面からより輝度の高い光を効率よく射出することができるため、導光板30の光入射面30aを光入射面と交わる辺が長辺となり、側面と交わる辺が短辺となる形状としたが、本発明はこれに限定はされず、光入射面側を短辺とし側面側を長辺としてもよく、光射出面を正方形形状としてもよい。
また、上記の透明樹脂に可塑剤を混入して導光板を作製してもよい。
透明材料と可塑剤とを混合した材料で導光板を作製することで、導光板をフレキシブルにすること、つまり、柔軟性のある導光板とすることができ、導光板を種々の形状に変形させることが可能となる。従って、導光板の表面を種々の曲面に形成することができる。
このように導光板をフレキシブルにすることにより、例えば、導光板、または、この導光板を用いた面状照明装置を電飾(イルミネーション)関係の表示板として用いる場合に、曲率を持つ壁にも装着することが可能となり、導光板をより多くの種類、より広い使用範囲の電飾やPOP(POP広告)等に利用することができる。
ここで、可塑剤としては、フタル酸エステル、具体的には、フタル酸ジメチル(DMP)、フタル酸ジエチル(DEP)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP(DEHP))、フタル酸ジノルマルオクチル(DnOP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ジノニル(DNP)、フタル酸ジイソデジル(DIDP)、フタル酸混基エステル(C〜C11)(610P、711P等)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)が例示される。また、フタル酸エステル以外にも、アジピン酸ジオクチル(DOA)、アジピン酸ジイソノニル(DINA)、アジピン酸ジノルマルアルキル(C6、8、10)(610A)、アジピン酸ジアルキル(C7、9)(79A)、アゼライン酸ジオクチル(DOZ)、セバシン酸ジブチル(DBS)、セバシン酸ジオクチル(DOS)、リン酸トリクレシル(TCP)、アセチルクエン酸トリブチル(ATBC)、エポキシ化大豆油(ESBO)、トリメリット酸トリオクチル(TOTM)、ポリエステル系、塩素化パラフィン等が例示される。
次に、保護シート60について説明する。
保護シート60は、フッ素樹脂からなるフィルム状部材であって、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に配置され、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの接触を防止するためのものである。図2および図3に示すように、保護シート60は、光源28のLEDチップ50が配置された面を覆う長方形形状で、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に光源28(光入射面)に対向して配置された保護部62と、保護部62の2つの長辺に設けられ保護部62に垂直で光源28側に形成された第1係止部64および第2係止部66とを有する形状である。
保護部62は両面がそれぞれ光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとに接触するように配置されている。
第1係止部64は導光板30の光射出面30a側に形成され、第2係止部66は導光板30の第1傾斜面30bおよび第2傾斜面30c側に形成されており、第1係止部64および第2係止部66は光源28の光源支持部52のLEDアレイ50が配置された面(発光面)の長辺を含み発光面に垂直な面(光源28の上面および下面)に当接している。
つまり、保護シート60は、延在方向に垂直な断面がコの字形状であり、コの字形状の内側面が光源28を覆い、コの字形状の平行部である第1係止部64および第2係止部66が光源28の上面および下面に当接し、コの字形状の中央部である保護部62が光源28の発光面と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとに挟み込まれるように配置されている。
このように保護シート60を光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に配置することで、熱や湿度によって導光板30が伸縮しても、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとが接触することを防止し、光源28および導光板30の損傷を防ぐことができる。
また、保護シート60は、フッ素樹脂から成り、すべり性が高く、弾性があるので、光源28や導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eと接触し、擦れても光源28および導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eを傷つけない。また、フッ素樹脂から成る保護シート60は、耐熱性が高いので、発熱する光源28の近傍に配置しても耐久性に問題がない。さらに、フッ素樹脂の保護シート60は、透明性が高いので、光源28が射出する光の効率を低下させることなく導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eに入射させることができる。
なお、本実施例では、保護シートとしてフッ素樹脂を用いたが、本発明はこれに限定はされず、すべり性が高く、弾性があり、耐熱性が高く、透明性に優れた素材であれば本発明の保護シートとして利用できる。例えば、シリコーンゴムなどが挙げられる。
ここで、保護シートがコの字形状に折り曲げられていない形状で、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に挟みこむことで、保護シートを係止する方法も考えられるが、本実施例の保護シートは、光源28や導光板30と接触しても光源28や導光板30を傷つけないように、すべり性の高いフッ素樹脂から成るので、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとで挟み込んでも滑り落ちてしまい保持することが困難である。特に、導光板30の背面が光入射面から導光板30の中心に向かうに従って導光板30の光射出面30aに垂直な方向の厚みが漸次厚くなるように傾斜した逆楔型の導光板では、導光板30の背面と筐体26との間に隙間があり、その隙間に保護シートが入り込んでしまうという問題が発生する。さらに、バックライトユニットの組み立て時に、保護シートを保持する手段がないので保護シートがずれるなどして作業性も悪くなる。特に、大型の導光板では均一に挟みこむことが困難になってくる。
また、光源28の発光面、あるいは導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eに粘着剤により接着し固定する方法も考えられるが、粘着剤自体の特性や粘着剤を付与するために保護シートの表面を粗すことによって、光の吸収や散乱などが起こり光の利用効率が低下してしまうので好ましくない。
一方、本実施例の保護シート60は延在方向に垂直な断面がコの字形状で、光源28に係止するように配置されているので、光の利用効率を低下させることなく、保護シート60を光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に配置し固定することができ、光源28および導光板30が傷つくことを防止できる。
また、バックライトユニット20の組み立て時にも、保護シート60を光源28に係止させているので、保護シートがずれることがなく作業性が良くなり、大型の導光板30であっても光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に均一に挟み込むことができる。
また、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間の距離(クリアランス)は、光の利用効率を上げるために、0.2mm程度の非常に狭い間隔にする必要がある。そのため、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとのクリアランスの調整は難しいが、本実施例では、保護シート60の保護部62の両面がそれぞれ光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとに接触するように配置されているので、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間のクリアランスを、保護シート60の保護部62の両面がそれぞれ光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとに接触するように押し付けるだけで容易に調整できる。
また、保護シート60の厚さは、0.1mm〜0.3mmが好ましい。上述のように、光の利用効率を上げるため、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間のクリアランスは非常に狭くする必要があり、また、光源28や導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eと接触しても、光源28および導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eを傷つけないためである。
また、本実施例では、保護シート60は、保護シート60の保護部62の両面がそれぞれ光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとに接触して配置されたが、本発明はこれに限定はされず、保護シート60の保護部62の両面と光源28、導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に隙間を設けて配置してもよい。保護シート60の保護部62の両面と光源28、導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に隙間を設けると、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとのクリアランスの調整は難しくなるが、常に保護シート60の保護部62の両面と光源28、導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとが接触している場合と比べ、導光板30が伸張したときだけ、保護シート60の保護部62の両面と光源28、導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとが接触するので、光源28および導光板30が傷つくことをさらに防止できる。
また、保護シート60を折り曲げてコの字形状に形成するには、保護シート60に切り込みを入れて、切り込みに沿って折り曲げることが好ましい。図6(A)は、保護シート60に切り込みを入れた状態の保護シート60の延在方向に垂直な概略断面図であり、図6(B)は、図6(A)の保護シート60の切り込みに沿って折り曲げた状態の保護シート60の延在方向に垂直な概略断面図である。保護シート60の形状は、保護シート60の延在方向に垂直な断面がコの字形状となるので、長尺な延在方向に均一に折り曲げる必要があるが、容易ではない。そこで、図6(A)に示すように、保護シート60の任意の折り曲げ位置に切り込みを入れて、図6(B)に示すように、切り込みに沿って折り曲げることで、長尺な延在方向に均一に折り曲げることができ、保護部62および係止部64、66を容易に形成することができる。これにより、保護シート60を光源28に容易に係止させることができる。
また、本実施例では、保護シート60をコの字形状に形成し、係止部64、66を光源28に当接させ、保護シート60の保護部62を光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとで挟み込むことで、保護シート60を固定したが、本発明はこれに限定はされず、第1係止部64および第2係止部66を光源28の上面および下面に接着剤、または、テープなどにより接着して固定してもよい。接着剤やテープなどにより固定することで、より確実に保護シート60を固定できる。
あるいは、保護シート60の係止部64、66を光源28と筐体26とを固定する固定冶具で光源28と一体的に固定して、保護シート60を固定してもよい。
また、本実施例では、保護シート60を光源28の発光面の全体を覆う大きさとしたが、これに限定はされず、光源28の発光面の一部を覆う大きさの保護シ−トを複数用いて、光源28の発光面全体を覆う構成としてもよい。
また、本実施例の保護シート60は透明なフィルムを用いて形成されたが、本発明はこれに限定はされない。保護シート60に色をつけることで、バックライトユニットが光射出面24aから出射する光の色味を調整してもよい。
また、本実施例では、保護シート60の形状をコの字形状としたが、本発明はこれに限定はされない。図7は他の保護シートの一例を模式的に示す断面図であり、図8はさらに他の保護シートの一例を模式的に示す断面図である。
図7に示すように保護シート80は、保護シート60と比べて第2係止部がない形状である。つまり保護シート80は、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eと接触し保護する保護部62と、保護部62の長辺を含み保護部62に垂直な第1係止部64とを有する、延在方向に垂直な断面がL字形状をした部材である。
このようにL形状を有する保護シート80でも、保護シート80の第1係止部64を光源28の上面に当接させ、保護部62を光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとで挟み込むことにより、容易に保護シート80を固定することができ、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとが接触して、光源28および導光板30が傷つくことを防止できる。
L字形状の保護シート80は、平板状の保護シートに比して、より確実な保持が可能であり、かつ、形成が容易で、また、材料が少なくて済むので、コスト的にも有利である。一方、コの字形状の保護シート60は、L字形状の保護シートに比べ、コスト等の点では不利であるが、その反面、より保持力を高めることができ、光源28および導光板30をより確実に保護することができる点で好ましい。保護シートをL字形状とするか、コの字形状とするかは、装置に要求される特性や性能に応じて、適宜選択すればよい。
さらに、図8に示す保護シート82のように、保護シート82の第1係止部64の保護部62側とは反対側の端部に、保護部62と対向する第3係止部84を設けた形状としてもよい。第3係止部84は光源28の発光面とは反対側の面に対向して配置される。
このように第1係止部の端部に第3係止部を設けて光源28の発光面とは反対側の面に対向して配置することでも、保護シート82を光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に配置して固定することができ、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとが接触して、光源28および導光板30が傷つくことを防止できる。
次に、光学部材ユニット32について説明する。
光学部材ユニット32は、導光板30の光射出面30aから射出された照明光をより輝度むらのない光にして、照明装置本体24の光射出面24aからより輝度むらのない照明光を射出するためのもので、図2に示すように、導光板30の光射出面30aから射出する照明光を拡散して輝度むらを低減する拡散シート32aと、光入射面と光射出面との接線と平行なマイクロプリズム列が形成されたプリズムシート32bと、プリズムシート32bから射出する照明光を拡散して輝度むらを低減する拡散シート32cとを有する。
拡散シート32a及び32c、プリズムシート32bとしては、特に制限的ではなく、公知の拡散シートやプリズムシートを使用することができ、例えば、本出願人の出願に係る特開2005−234397号公報の[0028]〜[0033]に開示されているものを適用することができる。
なお、本実施形態では、光学部材ユニットを2枚の拡散シート32aおよび32cと、2枚の拡散シートの間に配置したプリズムシート32bとで構成したが、プリズムシート及び拡散シートの配置順序や配置数は特に限定はされず、また、プリズムシート、拡散シートとしても特に限定はされず、導光板30の光射出面30aから射出された照明光の輝度むらをより低減することができるものであれば、種々の光学部材を用いることができる。
例えば、光学部材として、上述の拡散シート及びプリズムシートに、加えてまたは代えて、拡散反射体からなる多数の透過率調整体を輝度むらに応じて配置した透過率調整部材も用いることもできる。また、光学部材ユニットを、プリズムシートおよび拡散シートを各1枚ずつ用いるか、あるいは、拡散シートのみを2枚用いて、2層構成としてもよい。
次に、反射板34について説明する。
反射板34は、導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cから漏洩する光を反射して、再び導光板30に入射させるために設けられており、光の利用効率を向上させることができる。反射板34は、導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cに対応した形状で、第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cを覆うように形成される。本実施形態では、図2では、導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cが断面三角形状に形成されているので、反射板34もこれに補形する形状に形成されている。
反射板34は、導光板30の傾斜面から漏洩する光を反射することができれば、どのような材料で形成されてもよく、例えば、PETやPP(ポリプロピレン)等にフィラーを混練後延伸することによりボイドを形成して反射率を高めた樹脂シート、透明もしくは白色の樹脂シート表面にアルミ蒸着などで鏡面を形成したシート、アルミ等の金属箔もしくは金属箔を担持した樹脂シート、あるいは表面に十分な反射性を有する金属薄板により形成することができる。
次に、筐体26について説明する。
図2に示すように、筐体26は、照明装置本体24を収納して支持し、かつその光射出面24a側と導光板30の第1傾斜面30b及び第2傾斜面30c側とから挟み込み、固定するものであり、下部筐体42と上部筐体44と補強部材46と支持部材48とを有する。
下部筐体42は、上面が開放され、底面部と、底面部の4辺に設けられ底面部に垂直な側面部とで構成された形状である。つまり、1面が開放された略直方体の箱型形状である。下部筐体42は、図2に示すように、上方から収納された照明装置本体24を底面部及び側面部で支持すると共に、照明装置本体24の光射出面24a以外の面、つまり、照明装置本体24の光射出面24aとは反対側の面(背面)および側面を覆っている。
上部筐体44は、上面に開口部となる照明装置本体24の矩形状の光射出面24aより小さい矩形状の開口が形成され、かつ下面が開放された直方体の箱型形状である。
上部筐体44は、図2に示すように、照明装置本体24及び下部筐体42の上方(光射出面側)から、照明装置本体24およびこれが収納された下部筐体42をその4方の側面部も覆うように被せられて配置されている。
折返部材46は、断面の形状が常に同一の凹(U字)型となる形状である。つまり、延在方向に垂直な断面の形状がU字形状となる棒状部材である。
折返部材46は、図2に示すように、下部筐体42の側面と上部筐体44の側面との間に嵌挿され、U字形状の一方の平行部の外側面が下部筐体42の側面部と連結され、他方の平行部の外側面が上部筐体44の側面と連結されている。
ここで、下部筐体42と折返部材46との接合方法、折返部材46と上部筐体44との接合方法としては、ボルトおよびナット等を用いる方法、接着剤を用いる方法等種々の公知の方法を用いることができる。
このように、下部筐体42と上部筐体44との間に折返部材46を配置することで、筐体26の剛性を高くすることができ、導光板が反ることを防止できる。これにより、例えば、輝度むらがないまたは少ない光を効率よく射出することができる反面、反りが生じ易い導光板を用いる場合であっても、反りをより確実に矯正でき、または、導光板に反りが生じることをより確実に防止でき、輝度むらのない、または低減された光を光射出面から射出させることができる。
なお、筐体の上部筐体、下部筐体及び折返部材には、金属、樹脂等の種々の材料を用いることができる。なお、材料としては、軽量で高強度の材料を用いることが好ましい。
また、本実施形態では、折返部材を別部材としたが、上部筐体または下部筐体と一体にして形成してもよい。また、折返部材を設けない構成としてもよい。
支持部材48は、延在方向に垂直な断面の形状が同一となる形状である。つまり、延在方向に垂直な断面の形状が同一の棒状部材である。
支持部材48は、図2に示すように、反射板34と下部筐体42との間、より具体的には、導光板30の第1傾斜面30bの第1光入射面30d側の端部および第2傾斜面30cの第2光入射面30e側の端部に対応する位置の反射板34と下部筐体42との間に配置され、導光板30及び反射板34を下部筐体42に固定し、支持する。
支持部材48により反射板34を支持することで、導光板30と反射板34とを密着させることができる。さらに、導光板30及び反射板34を、下部筐体42の所定位置に固定することができる。
また、本実施形態では、支持部材を独立した部材として設けたが、これに限定はされず、下部筐体42、または反射板34と一体で形成してもよい。つまり、下部筐体42の一部に突起部を形成し、この突起部を支持部材として用いても、反射板の一部に突起部を形成し、この突起部を支持部材として用いてもよい。
また、配置位置も特に限定はされず、反射板と下部筐体との間の任意の位置に配置することができるが、導光板を安定して保持するために、導光板の端部側、つまり、本実施形態では、第1光入射面30d近傍、第2光入射面30e近傍に配置することが好ましい。
また、支持部材48の形状は特に限定はされず、種々の形状とすることができ、また、種々の材料で作成することもできる。例えば、支持部材を複数設け、所定間隔毎に配置してもよい。
また、支持部材を反射板と下部筐体とで形成される空間の全域を埋める形状とし、つまり、反射板側の面を反射板に沿った形状とし、下部筐体側の面を下部筐体に沿った形状としてもよい。このように、支持部材により反射板の全面を支持する場合は、導光板と反射板とが離れることを確実に防止することができ、反射板を反射した光により輝度むらが生じることを防止することができる。
面状照明装置20は基本的に以上のように構成される。
面状照明装置20は、導光板30の両端にそれぞれ配置された光源28から射出された光が保護シート60を通過して導光板30の光入射面(第1光入射面30d及び第2光入射面30e)に入射する。それぞれの面から入射した光は、導光板30の内部に含まれる散乱体によって散乱されつつ、導光板30内部を通過し、直接、または第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cで反射した後、光射出面30aから出射する。このとき、第1傾斜面30b及び第2傾斜面30cから漏出した一部の光は、反射板34によって反射され再び導光板30の内部に入射する。
このようにして、導光板30の光射出面30aから射出された光は、光学部材32を透過し、照明装置本体24の光出面24aから射出され、液晶表示パネル12を照明する。
液晶表示パネル12は、駆動ユニット14により、位置に応じて光の透過率を制御することで、液晶表示パネル12の表面上に文字、図形、画像などを表示する。
上記実施形態では、保護シートの係止部を光源28側に配置し、保護シートを光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に配置して、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとが接触して、光源28および導光板30が傷つくことを防止したが、本発明はこれに限定されず、保護シートの係止部を導光板30側に配置してもよい。
図9は本発明の他の一例の面状照明装置の一部を示す概略断面図である。なお、図9に示す面状照明装置100は、図3に示す面状照明装置20において、保護シート60に代えて保護シート110を有する以外は、同じ構成を有するので、同じ部位には同じ符号を付し、以下の説明は異なる部位を主に行う。
保護シート110は、フッ素樹脂からなるフィルム状部材であって、図9に示すように、光源28のLEDチップ50が配置された面を覆う長方形形状で、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に光源28(光入射面)に対向して配置された保護部62と、保護部62の導光板30の光射出面30a側の長辺に設けられ保護部62に垂直で導光板30側に形成された第1係止部112を有する形状であり、第1係止部112は導光板30の光射出面30aに当接している。
つまり、保護シート110は、延在方向に垂直な断面がL字形状であり、L字形状の内側面が導光板30を覆い、L字形状の一方の部位である第1係止部112導光板30の光射出面30aに当接し、L字形状の他方の部位である保護部62が光源28の発光面と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとに挟み込まれるように配置されている。
このように、保護シート100の第1係止部112を導光板30側に設けて、第1係止部112を導光板30の光射出面30aに当接させ、保護部62を光源28と導光板30の第1光射出面30dおよび第2光射出面30eとで挟み込み固定することでも、光源28と導光板30の第1光射出面30dおよび第2光射出面30eとが接触して、光源28および導光板30が傷つくことを防止できる。
また、面状照明装置20は、保護シート60をコの字形状に形成し、光源28に係止することで、保護シート60を固定したが、本発明はこれに限定はされず、筐体26に溝を設けて、溝に保護シートを嵌挿して、保護シートを固定してもよい。
図10は本発明の他の一例の面状照明装置を示す概略断面図である。なお、図10に示す面状照明装置120は、図2に示す面状照明装置20において、筐体26の下部筐体42に代えて、下部筐体126を有する筐体124と、保護シート60に代えて保護シート130とを有する以外は、同じ構成を有するので、同じ部位には同じ符号を付し、以下の説明は異なる部位を主に行う。
下部筐体126は、導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面近傍に、導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eに平行に形成された溝部128を有している以外は、図2に示す面状照明装置20の下部筐体42と同じ構成を有する。
保護シート130は、フッ素樹脂からなるフィルム状部材であって、図10に示すように、下部筐体126の溝部128に嵌挿され、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に配置され、光源28の発光面(導光板の光入射面)を覆うシート状の部材である。
このように、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に配置される保護シート130を、下部筐体126に形成された溝部128に嵌挿して固定することで、保護シート130を容易に固定することができ、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとの間に保護シート130を配置することができるので、光源28と導光板30の第1光入射面30dおよび第2光入射面30eとが接触して、光源28および導光板30が傷つくことを防止できる。
以上、本発明に係る面状照明装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよい。
例えば、上記実施形態では、2つの光源を導光板の2つ光入射面に配置した両側入射であったが、これに限定はされず、1つの光源のみを導光板の1つの光入射面に配置した片側入射としてもよい。光源の数を減らすことで部品点数を削減しコストダウンできる。
また、導光板は、背面が光射出面の短辺の中心を結ぶ2等分線αに対して線対称であり、光入射面から導光板の中心に向かうにしたがって、導光板の光射出面に垂直な方向の厚みが厚くなるように傾斜している逆楔形の形状をした導光板を用いたが、これに限定はされず、種々の面状照明装置に用いられる導光板が利用可能である。
例えば、導光板の背面が光入射面から離れるにしたがって、導光板の厚みが薄くなるように傾斜している楔形の形状の導光板でもよい。あるいは、1つの光入射面を有し、光射出面の2等分線よりも光入射面に近い位置で導光板の厚さが最大になるように導光板の背面が傾斜した非対称な逆楔形の形状の導光板でもよい。
本発明に係る面状照明装置を用いる液晶表示装置の一実施形態を示す概略斜視図である。 図1に示した液晶表示装置のII−II線断面図である。 (A)は、図2に示した面状照明装置の一例の、III−III線矢視図であり、(B)は、(A)のB−B線断面図である。 (A)は、図1及び図2に示す面状照明装置の光源の概略構成を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示す光源の1つのLEDを拡大して示す概略斜視図である。 導光板の形状を示す概略斜視図である。 (A)は、本発明の面状照明装置に用いる保護シートを示す概略断面図であり、(B)は、本発明の面状照明装置に用いる保護シートを示す概略断面図である。 保護シートの他の一例を示す概略断面図である。 保護シートの他の一例を示す概略断面図である。 本発明の面状照明装置の他の一例を示す概略断面図である。 本発明の面状照明装置の他の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
10 液晶表示装置
12 液晶表示パネル
14 駆動ユニット
20、100、120 面状照明装置(バックライトユニット)
24、102、122 照明装置本体
24a、30a 光射出面
26、124 筐体
28 光源
30 導光板
30b 第1傾斜面
30c 第2傾斜面
30d 第1光入射面
30e 第2光入射面
32 光学部材ユニット
32a、32c 拡散シート
32b プリズムシート
34 反射板
42、126 下部筐体
44 上部筐体
46 折返部材
48 支持部材
49 電源収納部
50 LEDチップ
52 光源支持部
54 アレイ基板
58 発光面
60、80、82、110、130 保護シート
62 保護部
64、112 第1係止部
66 第2係止部
84 第3係止部
128 溝部

Claims (12)

  1. 矩形状の光射出面および前記光射出面の一辺を含む光入射面を有する導光板と、
    前記光入射面に対向して配置された光源と、
    前記導光板の前記光入射面と前記光源との間に配置される保護シートとを有することを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記光入射面が前記矩形状の光射出面の対向する2辺に設けられた請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記導光板の厚さが、前記光入射面から離れるにしたがって、漸次、厚くなる請求項1または2に記載の面状照明装置。
  4. 前記導光板に光散乱体を混錬分散させた請求項1〜3のいずれかに記載の面状照明装置。
  5. 前記保護シートはフッ素樹脂からなる請求項1〜4のいずれかに記載の面状照明装置。
  6. 前記保護シートはシリコーンゴムからなる請求項1〜4のいずれかに記載の面状照明装置。
  7. 前記保護シートは前記導光板の前記光入射面と前記光源との間に配置される保護部と、前記保護部の長辺に設けられ前記保護部に垂直な係止部とを有する請求項1〜6のいずれかに記載の面状照明装置。
  8. 前記保護シートの前記係止部を前記導光板の前記光入射面に垂直な方向において前記光源側に配置した請求項7に記載の面状照明装置。
  9. 前記保護シートの前記係止部を前記導光板の前記光入射面に垂直な方向において前記導光板側に配置した請求項7に記載の面状照明装置。
  10. 前記保護シートの前記係止部を前記導光板の前記光射出面に垂直な方向において前記導光板の前記光射出面側の前記保護部の長辺に設けた請求項7〜9のいずれかに記載の面状照明装置。
  11. 前記保護シートの前記係止部を前記保護シートの前記保護部の2つの長辺にそれぞれ設けた請求項7〜9のいずれかに記載の面状照明装置。
  12. 前記保護シートの厚さが0.1mm以上0.3mm以下である請求項1〜11のいずれかに記載の面状照明装置。
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