JP2010092426A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像の中から画素値が急激に変化する点を特徴点として抽出し、この特徴点及び/又は特徴点に関する情報を用いて画像処理をするシステムにおいて、コーナから抽出した特徴点と、コーナと比べて抽出される再現性の低いコーナ以外のエッジから抽出した特徴点との区別をしていなかった。
【解決手段】 入力画像からエッジを抽出し、エッジからセグメントを抽出し、セグメントごとに勾配方向を計算して勾配方向グラフを生成し、この勾配方向グラフを調べて勾配方向の変動点を特徴点として抽出するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、局所的な特徴を抽出する画像処理装置に関するものである。
類似画像を検索するための技術が多く提案されている。例えば、画像を複数のブロックに分け、それぞれの画像特徴量(代表色)を用いてパターンマッチングを行うことで色の位置情報を利用して類似画像を検索する方法がある(特許文献1)。しかし、特許文献1に開示された方法の場合、検索時に画像全体から特徴量を計算する必要があるため、例えば画像内のオブジェクトが切り取られたり、背景色が変わったりした場合には検索が困難になってしまう。
そこで、画像全体の特徴量を使うのではなく、画像の局所的な特徴を使って類似画像を検索する方法が提案されている(非特許文献1)。この方法では、まず画像の中から画素値が急激に変化する点を特徴点として抽出する。次に、特徴点とその近傍の画像情報とから、その特徴点に対する特徴量(局所特徴量)を計算する。画像の検索は、局所特徴量同士のマッチングによって行う。
上述のような局所的な特徴を利用する手法においては、特徴点の抽出方法が重要である。抽出した特徴点が、画像に回転や拡大・縮小などの処理をするだけで抽出されなくなってしまうような再現性が低い特徴点であるならば、このような不安定な特徴点は、画像検索や位置合わせに利用することができない。また、抽出される再現性の低い特徴点は検索や位置合わせ精度の低下原因にもなる。そのため特徴点を抽出する際に、利用する関数値の出力にしきい値を設け、しきい値以下となるような特徴点は廃棄することで、より安定した特徴点を取捨選択するようにしている。
非特許文献2では、特徴点を抽出する対象の画像を連続して縮小変換し取得した多重解像度の各解像度の画像に対してDoGフィルタを適用し、DoGフィルタ出力画像の極点のうち、所定の範囲内の解像度変化によって位置の変化がない点を特徴点として検出する。その後、抽出した特徴点に対し、位置、スケール、主曲率について近くの輝度値と比較し、コントラストの小さい点やエッジ沿いの点などを除外するようにしている。
USP6,711,293 C.Schmid and R.Mohr,"Local gray value invariants for image retrieval,"IEEE Trans.PAMI,Vol.19,No.5,pp530−535,1997. David G.Lowe,"Distinctive Image Features from Scale−Invariant Keypoints,"International Journal of Computer Vision,60,2(2004),pp.91−110.
しかし、非特許文献1、2の方法で抽出した特徴点は、特徴点を抽出する対象の画像のエッジから抽出した点とコーナから抽出した点とを区別することなく含んでいる。ここで、エッジは画像内の物体の外縁を示す情報であり、画像を特徴づける線要素である。また、コーナは画像内の物体の外縁の角を示す情報であるので、正確にはコーナはエッジの一部である。コーナはエッジの尖ったところ、又はエッジの交点と表現することもできる。
コーナから抽出した特徴点とコーナ以外のエッジから抽出した特徴点とを比較すると、コーナから抽出した特徴点の方が人も画像の特徴として認識し易く、また、同じコーナから特徴点を抽出する再現性も高く安定している。一方で、コーナ以外から抽出する特徴点は、画像に変化が生じた場合に再び同じ箇所から抽出される再現性が低い。このような再現性の低い点は画像の特徴としてはあまり相応しくなく、画像を比較する際の精度を下げたり処理負荷を増やしたりしてしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、特徴点を使ったシステムにおいて、コーナから特徴点を抽出することで安定した特徴点の抽出機能を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像処理装置は、画像からエッジを抽出するエッジ抽出手段と、前記エッジ抽出手段が抽出したエッジに属する各画素の勾配方向を算出する勾配方向算出手段と、前記エッジに沿う方向について前記勾配方向が変動する点を特徴点として抽出する特徴点抽出手段とを備えることを特徴とする。
エッジに沿う方向に勾配方向の変動点を特定することで、コーナから安定した特徴点の抽出が可能になる。
<第1の実施形態>
図1、図2を用いて本発明の一実施形態である画像処理装置(以下、特徴点抽出装置100)についての概略を説明する。図1は本実施形態の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、特徴点抽出装置100は、画像入力部102、エッジ抽出部103、勾配方向算出部104、勾配方向グラフ生成部105、勾配変動点特定部106、特徴点抽出部107を有し、それぞれが通信可能に接続されている。図2は本実施形態の処理手順を示すフローチャーである。
ステップS201において、画像入力部102が画像101を読み込む。ステップS202において、画像入力部102がこの画像101から輝度成分画像を抽出し輝度成分画像を生成する。
ステップS203において、エッジ抽出部103が画像入力部102が生成した輝度成分画像からエッジを抽出する。本実施形態では、輝度成分画像にLOG(Laplacian of Gaussian)を利用したLOGフィルタを施した画像の各画素の画素値を調べ、画素値の符号が変化する点(零交差点)をエッジとして抽出する。なお、LOGは以下の式(1)で表される。
Figure 2010092426
式中、rは着目画素からの距離、σはフィルタの平滑化度合いを示し、スケールを決めるパラメータである。本実施形態では、σをあらかじめ定めておく。
次に、エッジ抽出部103が抽出したエッジからセグメントを抽出する。予めセグメントとしての類型を設定し、エッジの中で類型に当てはまる部分をセグメントとして抽出する、この詳細は後述する。そして、セグメント毎に始点と終点とを設定し、セグメントに沿う方向(エッジに沿う方向)で始点から終点に向けて各画素に昇順の番号を付与する。
ステップS204において、勾配方向算出部104がステップS203で生成したセグメントごとに、輝度成分画像の画素でこのセグメントに属する画素の輝度勾配の方向(勾配方向)を算出する。
本実施形態において輝度勾配の方向は、輝度画像上の着目している画素の画素値をI(x,y)と表すとき、以下の式(2)で算出する。ただし、θ(x,y)を着目している画素上の勾配方向とする。式(2)で算出される勾配方向は、着目している画素を通る輝度成分画像から抽出したエッジの法線方向とほぼ一致する。
Figure 2010092426
ステップS205において、勾配方向グラフ生成部105がステップS204で算出した勾配方向を使い、ステップS203で抽出したセグメントごとに、勾配方向グラフを生成する。ここで、勾配方向グラフとは、X軸を着目しているセグメントの画素番号とし、Y軸を勾配方向算出部104のステップS204で計算された勾配方向とするグラフである。セグメントがエッジ形態301の場合は、始点から終点の方向の画素順に勾配方向を抽出する。しかし、セグメントが閉曲線であるエッジ形態302の場合、勾配方向のグラフの処理終了点をセグメントの終点とせず、終点からあらかじめ定められた画素数Rだけ余分に処理して(つまり終点に達したあと、さらに始点からR画素だけ実施する)処理を完了する。ここで、余分に処理した画素について、勾配方向のグラフ上での画素番号は終点の画素番号からの連番を付与する。セグメントが閉曲線である場合は、始点や終点が変動点である可能性もあるのでR画素だけ余分に処理を必要とする。
ステップS206は勾配方向変動点の特定ステップであり、勾配変動点特定部106で実行される。本ステップでは、ステップS205で生成された勾配方向のグラフを調べ、勾配方向があらかじめ定めたしきい値以上に変化している画素番号を特定し、当該画素番号に関連付けられている画素を勾配方向の変動点とする。
ステップS207において、特徴点抽出部107がステップS206で特定された勾配方向の変動点の座標を特徴点情報108として出力する。
〔エッジからセグメントを抽出する方法〕
ステップS203で生成されるセグメントの形態には大きく3種類ある。図3は抽出エッジ形態を表す図であり、図中、エッジ形態301は1本の開曲線として抽出されるエッジ形態の一例である。エッジ形態302は1本の閉曲線として抽出されるエッジ形態の一例である。エッジ形態303はエッジ形態301あるいはエッジ形態302が他のエッジと連結された状態で抽出されている一例である。エッジ形態303において、310および311は連結点であり図では強調して記している。
本実施形態では、着目エッジが図3に示したエッジ形態のどれに属するかを決定する。本実施の形態では、まず、画像を左上から右下に走査して行き、ステップS203で抽出したエッジに属する画素を構成画素として見つける。構成画素はエッジと重なる画素である。最初に見つけた構成画素を追跡開始点としてエッジの方向に沿ってエッジの追跡を開始する。
ここで、追跡済みのエッジ構成画素には追跡済みであることを示す情報としてラベル(フラグ)を付ける。追跡は隣接する構成画素の全てにラベルを付け終わるまで実施する。追跡の結果、他のエッジとの連結点が見つかればエッジ形態303と見なす。このとき、連結点には連結点を示すラベルを付けておく。連結点が見つからず、かつ、追跡の結果当該追跡開始点に戻ってしまった場合は、エッジ形態302と見なす。追跡の結果、エッジ形態302でもなく、エッジ形態303でもない場合はエッジ形態301となる。
エッジ形態301の場合、まず、エッジが持つ2つの端点の一方を始点とし他方を終点としてセグメントを生成する。本実施形態では処理した順番が早かった点を始点として採用するが、実際はどちらを始点、終点としても良い。次に、始点から終点へセグメントに沿う方向へ、セグメントに属する各画素に昇順の番号を付与する。最後に、抽出したセグメントに対して重複しないセグメントIDを付与し、セグメントIDと始点情報および終点情報と画素番号とを関連付けてセグメント情報とする。
エッジ形態302の場合、まず、追跡開始点を始点及び終点に設定してセグメントを生成する。次に、始点からセグメントに沿う方向へ、セグメントに属する各画素に昇順の番号を付与する。最後に、重複しないセグメントIDを付与し、セグメントIDと始点情報および終点情報と画素番号とを関連付けてセグメント情報とする。
エッジ形態303の場合、連結点の1つ(連結点1)から再度追跡を開始する。追跡の結果、他の連結点(連結点2)あるいは端点に達した場合は連結点1を始点とし連結点2あるいは当該端点を終点としてセグメントを生成する。次に、始点から終点に向かってセグメントに沿う方向へ、セグメントに属する各画素に昇順の番号を付与する。最後に、重複しないセグメントIDを付与し、セグメントIDと始点情報および終点情報と画素番号とを関連付けてセグメント情報とする。しかし、セグメントの追跡の結果、連結点1(始点)に戻ってきた場合は、連結点1を始点と終点とに設定して追跡経路上のエッジ部分から成るセグメントについてセグメント情報を生成する。次に、始点から終点に向けてセグメントに沿う方向へ、セグメントに属する各画素に昇順の番号を付与する。最後、重複しないセグメントIDを付与し、当該IDと当該始点情報および当該終点情報と当該画素番号とを当該セグメントと関連付ける。着目エッジがエッジ形態301あるいは302にすべて分類されてセグメントへの分割が完了するまで繰り返す。
〔勾配方向の変動点の抽出〕
ここで、図2のステップS203〜S206の勾配方向の変動点の抽出処理について詳細を説明する。
図4(a)、(b)は正三角形を使った勾配方向の変動点の抽出処理の概略図である。画像410と画像411の外枠は画像の外枠を図示しているだけであって、画素値を有しているわけではない。
図4(a)に示すように画像410は白い画素で囲まれた中に黒い正三角形を有する画像とする。ここで、黒の輝度値を0、白の輝度値を255、輝度の勾配方向は輝度の高い方向を示すとする。
図4(b)において、エッジ400は図2のステップS203においてエッジ抽出部103が画像410から抽出したエッジである。この例では、エッジ400はステップS203において生成されたセグメントと1対1の関係にあるので以降セグメント400と称す。セグメント400は正三角形を構成する閉曲線であるから、エッジ形態は図3のエッジ形態302に分類される。点401はセグメントの始点および終点である。矢印402はステップS204で算出した勾配方向を矢印の向きで表したものである。点403はステップS205の処理においてエッジ形態302の場合に処理を完了する処理終了点である。また、点401、点404、点405はステップS206で特定した勾配方向変動点である。
図5は図4に示すセグメント400に属する画素から作成した画素番号と勾配方向のグラフを示す図である。図5は図4の勾配方向402を画素番号順にプロットしたものであり、X軸はセグメント400に沿う方向についてのセグメント400に属する画素の画素番号を示し、Y軸は各画素における勾配方向を示す。ここで、勾配方向は通常の2次元座標系においてX軸正の向きを0°とし、反時計回りに角度が増加していくものとして数値化されたものとする。すなわち、Y軸の正の向きは90°、X軸負の向きは180°、Y軸負の向きは270°となる。また勾配方向θの範囲を0°≦θ<360°としている。
図5の勾配方向のグラフを見ると、点401(始点)から点404の勾配方向は120°であり、点404から点405の勾配方向は180°、点405から点401までの勾配方向は30°、点401から点403(処理終了点)までは120°になっている。また、点404、点405、点401において勾配方向が大きく変化している。ステップS206において、たとえばしきい値を45°と定め、勾配方向の変化量と比較することにより、点404、点405、点401が勾配方向変動点として特定される。
また、この勾配方向変動点の特定前に、勾配方向グラフ生成部105が画素番号順に取得した勾配方向のグラフに図7に示すようなノイズが有る場合に、平滑化処理を実施し、平滑化して図5のようにしてから勾配方向グラフを出力するようにしてもよい。例えば、画像がスキャンされたものであったり、画像に圧縮処理が施されたものであったりする場合、勾配方向グラフ生成部105が最初に取得する画素番号―勾配方向のデータには不特定の原因によって細かい変動が重畳されていることがある。図7のように重畳されている場合、勾配変動点特定部106で実行される勾配方向の変動点を特定する際に、細かい振動による勾配方向の変動が大きい場合、勾配方向の変動点の抽出精度が下がる。
ここで、平滑化の方法としては勾配方向グラフとガウス関数との畳み込み演算を実施すればよいが、勾配方向グラフを平滑化する処理であればガウス関数の畳み込み演算に限定されない。
以上のように、本実施形態における特徴点抽出装置では、入力画像からエッジを抽出し、エッジからセグメントを抽出し、セグメントごとにセグメントに沿う方向(エッジ方向)勾配方向を計算して勾配方向グラフを生成する。そして、この勾配方向グラフを調べて勾配方向の変動点を特徴点として出力するようにした。従って、画像の中からエッジの角に相当するコーナを精度良く抽出できるので、ノイズ特徴点になりにくい安定した特徴点の抽出が可能になる。
また、本実施形態では特徴点の抽出方法を説明したが、この特徴点に関する局所特徴量を算出し、類似画像検索や画像同士のマッチングなどに適用して処理精度を高めることができる。局所特徴量は非特許文献1や非特許文献2に記載の方法で計算可能である。他にも例えば、Local JetやPCA−SIFTなどで定義される局所特徴量を抽出すれば、類似画像検索やマッチングに用いる画像の比較処理に適用できる。
エッジからセグメントを抽出する際、図3に示したエッジ形態に分類した上でそれぞれの形態に応じた処理を実施する方法を説明したが、エッジを抽出可能であればよいので前述した方法に限定されるものではない。また、エッジ形態301〜303の全てに着目しなくても、エッジ形態301、302だけや、エッジ形態301だけに着目してセグメントを抽出するようにしてもよい。
ここで、本実施形態は輝度成分画像に対する処理だけに限定されるものではなく、たとえばRGBやYUVで表現される色空間の各色成分に分解した画像においても適用できる。
また、本実施形態ではエッジ抽出処理にLOGを利用したが、本発明はエッジを抽出可能であればLOGだけに限定されるものではなく、たとえばLOGの近似となるDOG(Difference of Gaussian)によるDOGフィルタを使ってもよい。なお、各画素について横方向に隣接する画素や縦方向に隣接する画素との差分を算出するだけでも本発明を適用可能な簡易なエッジ抽出は可能である。しかし、エッジの抽出処理としてLOGフィルタやDOGフィルタを用いた場合に抽出されるエッジは太さが1画素で表現されるため細線化処理を必要としないが、2画素以上の太さのエッジは細線化処理を必要とする。
また、変動点特定部106の処理の処理は、図5に示す画素番号―勾配方向の線図において、隣合う画素番号の差に着目している事になるが、画素番号―勾配方向の線図にLOGやDOGなどのを作用させることによって変動点を検出してもよい。エッジ抽出をハードとして構成する場合には、この処理も同じハードによって処理ができるため効率良く処理ができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、図2のステップS202で輝度成分画像を生成した後にこの輝度成分画像をあらかじめ定められた縮小率で段階的に縮小変換をすることでスケール画像を生成し、各スケール画像を用いて図2のステップS203〜S207の処理をする。
図6は縮小画像生成の例を示す図である。図6に示す例は、スケール率pが2の−(1/4)乗、縮小画像の枚数nが9の場合である。図4において、画像801は画像入力部102から渡された輝度成分画像である。画像802は当該輝度成分画像から倍率pに従って4回縮小された縮小画像である。画像803は当該輝度成分画像から倍率pに従って8回縮小された縮小画像である。
この例では、縮小画像802は画像入力部102から渡された輝度成分画像が1/2に縮小された画像となり、縮小画像803は画像入力部102から渡された輝度成分画像が1/4に縮小された画像となる。
なお、本実施形態では線形保管による縮小方法を用いるが、画像を縮小する方法として単純に画素を間引く方法、線形補間を用いる方法、低域フィルタ適用後にサンプリングする方法などを用いてもよい。
縮小画像生成部601で生成された当該縮小画像は、エッジ抽出部103に渡される。
尚、上記実施の形態2では、スケール画像として縮小画像を用いたが、代わり所定の平滑度合で平滑化した画像を用いるスケールスペース(非特許文献1に記載)を用いてもよい。
また、縮小画像とスケールスペース画像の両方を組み合わせて用いてもよい。たとえば非特許文献2に記載の方法を使うことができる。
以上、本実施形態によると画像を拡大・縮小しても、再び同じコーナから抽出する再現性の高い特徴点に絞ることが容易にできる。
<第3の実施形態>
本実施形態ではエッジ抽出部103がエッジの抽出後にノイズとなるエッジ(以下、ノイズエッジと称す)と判断したものについては廃棄するように構成する。
本実施形態では、エッジに属する各画素について画素値の勾配振幅を求め、勾配振幅の値Tがあらかじめ定めたしきい値よりも小さい画素についてはノイズと見なしてエッジを構成する画素から除去することで、ノイズエッジ成分を除去したエッジを抽出する。ここで、勾配振幅T(x,y)は式(3)で表現されるエッジの強度のことである。
Figure 2010092426
式(3)においてdVxは2次元配列の画素値をx方向に微分したもので、dVyは2次元配列の画素値をx方向に微分したものである。
以下、第1、第2の実施形態と同一の機能や構成については説明を省略する。
図2のステップS203においてエッジ抽出部103は、ノイズエッジを除去したエッジからセグメントを抽出し、後は第1、第2の実施形態と同様の処理によってコーナから特徴点を抽出する。
また、エッジ抽出前に輝度成分画像の各画素について画素値の勾配振幅を求め、勾配振幅の値があらかじめ定めたしきい値よりも小さい画素をして情報を付加し、エッジ抽出時に着目画素にこの情報がある場合に除去するようにしてもよい。この処理によって、強度が弱くエッジとして抽出するに相応しくない画素を除くことができる。
また、各抽出エッジのエッジ長を求め、エッジ長があらかじめ定めたしきい値よりも短い場合にノイズエッジとして除去するようにしてもよい。この処理によって、例えば画像中の孤立点など人がオブジェクトとして認識しない様な小さいエッジを除くことができる。勾配振幅によってノイズ画素を除去した後にエッジ長の短いエッジを除去してもよい。
以上、本実施形態ではエッジ抽出部103がノイズエッジを判定し、判定したノイズエッジを除去するので、画像の特徴をよく示すコーナを特徴点として抽出する際に、ノイズエッジの影響を抑える事ができる。
図8に示すコンピュータ1400は、ROM1430の中に前記実施形態で挙げたフローチャートの処理をCPU1410に実現させるプログラムを格納している。そして、プログラムを実行させる際にROM1430のプログラムをRAM1420に読出しCPU1410が処理できるようにする。ここで、1450はバスであり、ROM1430、RAM1420、CPU1410およびHDDのデータをやりとりする。また、コンピュータ1400はユーザインターフェースに接続されるキーボードやマウスなどの入出力機器からの入力を受ける。また、コンピュータ1400は、ネットワークインターフェース1470に対して入出力を行ったりする。コンピュータ1400のネットワークインターフェース1470はネットワーク1500を介して、データベース(DB)1510、クライアント(CLIENT)1520、プリンタ(PRINTER)1530と通信可能である。
また、複数のハードウェアとソフトウェアの協同によって前述の実施形態の処理を実現してもよい。例えば、図1に示す構成は、その構成の一部をソフトウェアで実現可能であり、また特定の処理に特化したチップでも実現可能である。他にも、ネットワークで接続している複数の機器の協同によって実現してもよい。図8を用いて例を挙げると、コンピュータ1400がプリンタ1530やクライアント1520から画像を受付けて、コンピュータ1400が図2のフローチャートの処理を行い、データベース1510に登録する形態が挙げられる。また、コンピュータ1400がクライアント1520やプリンタ1530から検索依頼とクエリ画像を受付けて、データベース1510からクエリ画像に類似する画像を検索する形態も挙げられる。
また、記憶媒体から読み出されたプログラムがコンピュータに挿入された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれ、その機能拡張ユニットに備わるCPUがそのプログラムコードの指示に基づき、処理を行ってもよい。
また、プログラムコードを供給する記憶媒体として、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、プログラムコードをCPU(中央処理装置)が読み出し、CPUが、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)の機能を使って前述の処理を行ってもよい。
特徴点抽出装置を示すブロック図である。 特徴点の抽出処理の手順を表すフローチャートである。 抽出エッジの形態を表す図である。 正三角形を使った勾配方向変動点を抽出する処理の概略図である。 画素番号と勾配方向のグラフである。 縮小画像生成の例を示す図である。 画像劣化が生じている場合の画素番号と勾配方向のグラフである。 本発明の一実施形態の構成の概略図である。
符号の説明
100 特徴点抽出装置
102 画像入力部
103 エッジ抽出部
104 勾配方向算出部
105 勾配方向グラフ生成部
106 勾配変動点特定部
107 特徴点出力部
108 特徴点情報

Claims (14)

  1. 画像からエッジを抽出するエッジ抽出手段と、
    前記エッジ抽出手段が抽出したエッジに属する各画素の勾配方向を算出する勾配方向算出手段と、
    前記エッジに沿う方向について前記勾配方向が変動する点を特徴点として抽出する特徴点抽出手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記勾配方向算出手段が、勾配方向の値をエッジに沿う方向の順に並べることで勾配方向グラフを生成し、前記勾配方向の変化量があらかじめ定めたしきい値以上の点を勾配方向の変動点として特定し、前記特徴点抽出手段は前記変動点から得られる画素の座標とスケールとを特徴点に関する情報として抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記勾配方向算出手段が、前記勾配方向グラフに平滑化処理を施すことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記エッジ抽出手段が、前記勾配方向グラフから抽出するエッジを勾配方向の変動点として特定することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記特徴点に関する局所特徴量を算出する局所特徴量手段と、前記局所特徴量に基づいて複数の画像を比較する比較手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像処理装置。
  6. 前記エッジ抽出手段が、勾配振幅がしきい値より小さい画素を除去することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記エッジ抽出手段が、エッジがあらかじめ定めたしきい値より短いエッジを除去する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記エッジ抽出手段がエッジを複数のセグメントに分類して抽出し、前記勾配方向算出手段が、前記セグメントに応じた処理によって、前記セグメントごとに勾配方向を算出することを有する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像をあらかじめ定められた縮小率で段階的に縮小して縮小画像を生成する縮小変換手段を更に有し、前記エッジ抽出手段が前記縮小画像からもエッジを抽出し、前記特徴点抽出手段は前記縮小画像から抽出したエッジに関して特徴点を抽出することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像をあらかじめ定められた平滑度で段階的に平滑化してスケール画像を生成する平滑化手段を更に有し、前記エッジ抽出手段がスケール画像からもエッジを抽出し、前記特徴点抽出手段は前記スケール画像から抽出したエッジに関して特徴点を抽出することを特徴とする請求項1乃至に記載の画像処理装置。
  11. 前記エッジ抽出手段は前記画像にLOGフィルタを作用させた画像の画素値の符号が変化する点をエッジとして抽出することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記エッジ抽出手段は前記画像にDOGフィルタを作用させた画像の画素値の符号が変化する点をエッジとして抽出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 画像処理装置が処理する画像処理方法であって、
    画像からエッジを抽出するエッジ抽出工程と、
    前記エッジ抽出工程で抽出したエッジに属する各画素の勾配方向を算出する勾配方向算出工程と、
    前記エッジに沿う方向について前記勾配方向が変動する点を特徴点として抽出する特徴点抽出工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. コンピュータに、
    画像からエッジを抽出するエッジ抽出工程と、
    前記エッジ抽出工程で抽出したエッジに属する画素の勾配方向を算出する勾配方向算出工程と、
    前記エッジに沿う方向について前記勾配方向が変動する点を特徴点として抽出する特徴点抽出工程と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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