JP6736988B2 - 画像検索システム、画像処理システム及び画像検索プログラム - Google Patents
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Description
しかし、画像検索の精度が悪いために正しい商品が検出されなかったり、検索に時間がかかったり、色違いの商品を検出したり、というような、様々な不具合が生じている。
ここで、従来のCBIR技術の代表的な技術としては、画像が持つカラー情報を元にしてカラーヒストグラムを比較する方法(例えば、特許文献1〜3参照)や、画像の持つグレースケール情報を元にした局所特徴量を比較する方法(SIFT(Scale−Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded Up Robust Features)、FAST(Features from Accelerated Segment Test)等)がある。
他方、局所特徴量を用いた手法は、ロバスト性には強いが、カラーヒストグラム手法に比べて、計算量が非常に多くなり、検索時に一般的に時間を要する。また、色違いの画像を区別することが難しい。
第1の発明は、検索対象の画像である検索画像に類似する基準画像に紐づけられた情報を出力する画像検索システムであって、検索画像の色成分を生成する色成分生成手段と、生成された前記色成分から明度成分の特徴量である明度特徴量を算出する明度特徴量算出手段と、生成された前記色成分から色相成分の特徴量である色相特徴量を算出する色相特徴量算出手段と、基準画像と、前記基準画像の前記明度特徴量と、前記基準画像の前記色相特徴量とを対応付けた基準画像情報を複数記憶した画像データベースと、前記検索画像の前記明度特徴量と、前記画像データベースに記憶された複数の前記基準画像情報に含まれる各基準画像の前記明度特徴量との類似度を算出する明度類似度算出手段と、前記検索画像の前記色相特徴量と、前記画像データベースに記憶された複数の前記基準画像情報に含まれる各基準画像の前記色相特徴量との類似度を算出する色相類似度算出手段と、前記明度類似度算出手段により算出された類似度と、前記色相類似度算出手段により算出された類似度とに基づき、両方の類似度の高い基準画像を特定する類似画像特定手段と、を備えること、を特徴とする画像検索システムである。
第2の発明は、第1の発明の画像検索システムにおいて、前記明度類似度算出手段により算出された類似度に基づき、類似度の高い基準画像を絞り込む明度絞込み手段を備え、前記色相類似度算出手段は、前記検索画像の前記色相特徴量と、前記明度絞込み手段により絞り込み後の各基準画像の前記色相特徴量との類似度を算出し、前記類似画像特定手段は、前記色相類似度算出手段により算出された類似度に基づき、類似度の高い基準画像を特定すること、を特徴とする画像検索システムである。
第3の発明は、第2の発明の画像検索システムにおいて、前記明度絞込み手段により絞り込み後の各基準画像を出力する明度類似画像出力手段を備えること、を特徴とする画像検索システムである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの画像検索システムにおいて、前記類似画像特定手段により特定された前記基準画像を出力する類似画像出力手段を備えること、を特徴とする画像検索システムである。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの画像検索システムにおいて、前記画像データベースは、前記基準画像に関する情報を、前記基準画像に対応付けて記憶しており、前記類似画像特定手段により特定された前記基準画像に対応する前記基準画像に関する情報を前記画像データベースから抽出して出力する情報出力手段を備えること、を特徴とする画像検索システムである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの画像検索システムにおいて、前記色成分生成手段は、前記検索画像にHSV(Hue、Saturation、Value)変換をすることで、HSV表色系による色成分を生成すること、を特徴とする画像検索システムである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの画像検索システムにおいて、画像処理装置と、出力装置とにより構成され、前記画像処理装置は、前記色成分生成手段、前記明度特徴量算出手段、前記色相特徴量算出手段、前記画像データベース、前記明度類似度算出手段、前記色相類似度算出手段及び前記類似画像特定手段のうち少なくともいずれかを備え、前記出力装置は、前記基準画像及び必要に応じて前記基準画像に関する情報を出力する出力手段を少なくとも備えること、を特徴とする画像検索システムである。
第8の発明は、画像検索で使用する複数の基準画像に関する画像データベースを生成する画像辞書生成システムであって、基準画像の色成分を生成する色成分生成手段と、生成された前記色成分から明度成分の特徴量である明度特徴量を算出する明度特徴量算出手段と、生成された前記色成分から色相成分の特徴量である色相特徴量を算出する色相特徴量算出手段と、前記基準画像と、前記明度特徴量と、前記色相特徴量とを対応付けて前記画像データベースに記憶させる記憶制御手段と、を備えること、を特徴とする画像辞書生成システムである。
第9の発明は、第8の発明の画像辞書生成システムにおいて、前記色成分生成手段は、前記基準画像にHSV変換をすることで、HSV表色系による色成分を生成すること、を特徴とする画像辞書生成システムである。
第10の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの画像検索システムと、第8の発明又は第9の発明の画像辞書生成システムと、を備える画像処理システムである。
第11の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの画像検索システムとしてコンピュータを機能させるための画像検索プログラムである。
第12の発明は、第8の発明又は第9の発明の画像辞書生成システムとしてコンピュータを機能させるための画像辞書生成プログラムである。
(実施形態)
<画像処理システム100>
図1は、本実施形態に係る画像処理システム100の機能ブロック図である。
図2は、本実施形態に係る画像辞書生成サーバ1の記憶部20の例を示す図である。
図1に示す画像処理システム100は、画像辞書生成サーバ1と、携帯情報端末4とを備え、各々が通信ネットワークNを介して接続されている。そして、画像処理システム100は、画像辞書生成サーバ1が、複数の画像に関する特徴を記憶したDB(データベース)を生成し、携帯情報端末4が、生成されたDBを使用して、検索対象の画像に類似する画像を特定するシステムである。
画像辞書生成サーバ1は、例えば、画像の検索サービスを行う企業が有するサーバである。
画像辞書生成サーバ1は、複数の画像について、各画像を分析してその特徴量を算出し、画像と、算出した特徴量とを対応付けた画像特徴量DB23を生成する。以下、画像辞書生成サーバ1で処理をする画像を、基準画像という。
なお、基準画像は、例えば、インターネット上に公開されている画像であってもよいし、画像の検索サービスを行う企業が有する画像であってもよい。また、基準画像は、例えば、画像の検索サービスを行う企業に依頼する依頼主が有する画像であってもよい。
制御部10は、画像辞書生成サーバ1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
画像変換部12は、基準画像に対してHSV(Hue、Saturation、Value)変換をして、HSV表色系の基準画像を生成する。
色成分分離部13は、画像変換部12による変換後の基準画像から各色成分に分離する。この処理により、変換後の基準画像から色相成分データ(H)、彩度成分データ(S)、明度成分データ(V)の3つの色成分のデータが生成される。
明度特徴量算出部14は、色成分分離部13により生成された明度成分データ(V)から、その明度成分データ(V)の特徴量である明度特徴量を算出する。
色相特徴量算出部17は、色成分分離部13により生成された色相成分データ(H)から、その色相成分データ(H)の特徴量である色相特徴量を算出する。
記憶制御部19は、算出した明度特徴量と、色相特徴量とを画像特徴量DB23に記憶させる。
なお、各処理の詳細については、後述する。
記憶部20は、プログラム記憶部21と、画像DB22と、画像特徴量DB23とを備える。
プログラム記憶部21は、各種プログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部21は、辞書生成プログラム21a(画像辞書生成プログラム)を記憶している。辞書生成プログラム21aは、画像辞書生成サーバ1の制御部10が実行する各種機能を行うためのプログラムである。
通信インタフェース部29は、通信ネットワークを介して携帯情報端末4との通信を行うためのインタフェース部である。
携帯情報端末4は、例えば、スマートフォンに代表されるコンピュータの機能を併せ持った携帯型の装置である。携帯情報端末4は、その他、タブレット端末等でもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)等であってもよい。
携帯情報端末4は、制御部40と、記憶部60と、カメラ部65と、タッチパネルディスプレイ67と、通信インタフェース部69とを備える。
制御部40は、携帯情報端末4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部60に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
画像取得部41は、例えば、カメラ部65を介して画像を取得する。ここで取得した画像を、以下において検索画像という。
画像変換部42は、検索画像に対してHSV変換をして、HSV表色系の検索画像を生成する。
色成分分離部43は、画像変換部42による変換後の検索画像から各色成分データに分離する。この処理により、変換後の検索画像から色相成分データ(H)、彩度成分データ(S)、明度成分データ(V)の3つの色成分のデータが生成される。
明度特徴量比較部45は、画像特徴量DB23に記憶された各基準画像の明度特徴量と、明度特徴量算出部44が算出した明度特徴量とを比較する。
画像絞込部46は、明度特徴量比較部45による比較の結果、類似度が一定値以上の基準画像に絞り込む。
色相特徴量算出部47は、色成分分離部43により生成された色相成分データ(H)から色相特徴量を算出する。
色相特徴量比較部48は、画像特徴量DB23に記憶された各基準画像のうち、絞り込まれた各基準画像の色相特徴量と、色相特徴量算出部47が算出した色相特徴量とを比較する。
画像特定部49は、色相特徴量比較部48による比較の結果、類似度が一定値以上の基準画像を特定する。
結果出力部50は、特定した基準画像と、その基準画像の画像関連データとを、タッチパネルディスプレイ67に出力する。
なお、各処理の詳細については、後述する。
記憶部60は、プログラム記憶部61を備える。
プログラム記憶部61は、各種プログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部61は、画像検索プログラム61aを記憶している。画像検索プログラム61aは、携帯情報端末4の制御部40が実行する各種機能を行うためのプログラムである。画像検索プログラム61aは、予め携帯情報端末4にインストールされているものとする。
タッチパネルディスプレイ67は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザからの指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能とを有する。
通信インタフェース部69は、通信ネットワークを介して画像辞書生成サーバ1との通信を行うためのインタフェース部である。
次に、画像辞書生成サーバ1の処理について説明する。
図3は、本実施形態に係る画像辞書生成サーバ1での基準画像特徴量算出処理を示すフローチャートである。
以下に示す基準画像特徴量算出処理は、例えば、画像DB22に基準画像が新たに登録されたタイミング等の適宜のタイミングで行われる。
ステップS(以下、「S」という。)10において、画像辞書生成サーバ1の制御部10は、画像DB22から未処理の基準画像を1つ抽出する。ここで、制御部10は、画像DB22を参照し、済フラグが0である基準画像の画像データを、未処理の基準画像であるとして抽出する。
前提として、RGB値は、各々0から255までの値を取る。
まず、RGBの3つの値から最大値と最小値を求める。
まず、色相成分データ(H)は、以下の式により算出する(なお、Hは、0から360までの値を返す。)
S13において、制御部10(明度特徴量算出部14、色相特徴量算出部17)は、明度成分データ(V)と、色相成分データ(H)とを用いて、明度特徴量と、色相特徴量とを算出する。
まず、制御部10は、明度成分データ(V)を元にした256階調の画像データから特徴点の検出を行う。特徴点の検出方法としては、特に方法を特定しないが、例えば、従来から類似画像検索によく用いられており、環境光影響や回転及び拡縮等のロバスト性に強いDOG(Difference Of Gaussian)を利用したSIFTや、近似Hessian−Laplaceを利用したSURF、決定木を利用したFASTといった局所特徴量技術を用いることができる。
例えば、SIFTによる特徴点の検出では、制御部10は、256階調の画像データからエッジ部分(周囲と濃淡差が大きいエリア)を抽出する。次に、制御部10は、画像を特徴付ける情報として、この抽出されたエッジの一部を特徴点(局所特徴量)として演算及び定義する。
なお、SIFT、SURF等は、画像処理ライブラリであるOpenCVにて提供される。
例えば、SIFTによる特徴量の定量化では、制御部10は、演算処理の負荷軽減や高速化のため、特徴点を削除することで特徴点数を減らす。次に、制御部10は、各特徴点の向きを算出する。ここで、向きとは、特徴点の周囲画素との輝度変化が最も大きな方向である。そして、制御部10は、各特徴点の周囲の16分割ブロックについて、8方向輝度変化を算出して、128次元(4×4×8)の特徴量とし、さらに、特徴量の大きさを1に正規化する。
S15において、制御部10は、画像DB22に記憶されている全ての基準画像について処理を行ったか否かを判断する。全ての基準画像について処理を行った場合(S15:YES)には、制御部10は、本処理を終了する。他方、全ての基準画像について処理を行っていない場合(S15:NO)には、制御部10は、処理をS10に移す。
図4及び図5は、本実施形態に係る携帯情報端末4での画像検索処理を示すフローチャートである。
S20において、携帯情報端末4の制御部40(画像取得部41)は、検索画像を取得する。ここで、画像取得部41は、カメラ部65を介して取得した画像を、検索画像としてもよい。また、画像取得部41は、記憶部60に記憶されている画像から1つの画像を取得して、それを検索画像としてもよい。
S21において、制御部40(画像変換部42)は、画像変換処理を行う。画像変換処理は、基準画像で説明した図3のS11と同じ処理である。
S23において、制御部40(明度特徴量算出部44)は、検索画像の明度特徴量を算出する。この算出処理は、基準画像の明度特徴量の算出処理(図3のS13)と同じである。
具体的には、制御部40は、検索画像の明度特徴量と、画像特徴量DB23から抽出した1つの基準画像の明度特徴量との比較を、対応点間のユークリッド距離を算出することで行う。明度特徴量の類似度は、ユークリッド距離により表すことができる。この処理を、画像特徴量DB23に記憶されている全ての基準画像に対して繰り返して行う。
具体的に説明すると、検索画像をI1とし、ある基準画像をI2とすると、対応点間のユークリッド距離dは、例えば、以下のように算出できる。
S27において、制御部40(画像絞込部46)は、以降の処理対象にする基準画像を、S25で類似度が所定以上であった基準画像に絞り込む。
S29において、制御部40(色相特徴量比較部48)は、検索画像の色相特徴量と、画像辞書生成サーバ1の画像特徴量DB23に記憶されている各基準画像のうち、S27の処理による絞込み後の基準画像の色相特徴量とを比較する。そして、制御部40(色相特徴量比較部48)は、検索画像と、各基準画像との色相特徴量の類似度を算出する。この色相特徴量の類似度算出処理は、明度特徴量に代えて色相特徴量を用いる以外は、上述した明度特徴量の類似度算出処理(図4のS24)と同様である。
S31において、制御部40(画像特定部49、結果出力部50)は、S30の処理による色相特徴量の類似度が所定以上の基準画像を特定し、特定した基準画像を、検索画像に類似する画像としてタッチパネルディスプレイ67に出力する。その際、制御部40は、画像DB22を参照し、画像関連データをあわせて出力する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
他方、S32において、制御部40(画像特定部49、結果出力部50)は、S25の処理による明度特徴量の類似度が所定以上の基準画像に絞り込んだ、絞り込み後の基準画像を、検索画像に類似する色違い画像としてタッチパネルディスプレイ67に出力する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
(1)画像辞書生成サーバ1は、基準画像の色成分データを生成して、明度成分データ(V)と、色相成分データ(H)とから各々特徴量を算出し、画像特徴量DB23に、基準画像に各特徴量を対応付けて記憶する。よって、基準画像を分析して生成した画像検索で使用するデータを、予め生成して記憶できるので、検索時の処理効率を向上できる。
(2)画像処理システム100では、画像をHSV変換したHSV表色系を用いて処理をする。これにより、明度成分データ(V)と、色相成分データ(H)との2つのパラメータによる処理に置き換えることができる。そのため、RGB表色系のように3つのパラメータによる処理が必要なものに比べて、処理効率が向上し、処理時間の短縮を図ることができる。
そして、携帯情報端末4は、検索画像に類似する基準画像を出力するので、ユーザは、検索画像と基準画像との類似度合いを確認できる。
(4)携帯情報端末4は、検索画像に類似の基準画像に関する画像関連データを、基準画像と共に出力するので、出力された情報に基づいて、検索画像と基準画像との類似度合いをより明確に確認できる。
(6)携帯情報端末4は、明度特徴量に類似する基準画像を出力することで、明度特徴量が類似する、いわゆる色違いの基準画像を出力できる。よって、ユーザは、色違いのバリエーション画像を確認できる。
(1)本実施形態では、画像辞書生成サーバが基準画像に関する画像特徴量DBを生成し、携帯情報端末では、画像特徴量DBを用いて検索画像に類似する基準画像を検索する処理をするものを示したが、これに限定されず、様々なシステム構成によっても実現できる。
例えば、携帯情報端末(出力装置)は、画像取得部と、結果出力部とを備え、その他の処理を、画像辞書生成サーバで行ってもよいし、携帯情報端末及び画像特徴量DBに通信接続された処理装置(画像処理装置)が行ってもよい。
また、携帯情報端末は、画像取得部と、結果出力部との他に、一部の処理を行うようにし、残りの処理を、画像辞書生成サーバ又は処理装置が行ってもよい。
さらに、携帯情報端末に、画像辞書生成サーバの各機能を有し、全ての処理を携帯情報端末が行ってもよい。
(3)本実施形態では、類似度が所定以上の基準画像を、検索画像に類似する画像としてタッチパネルディスプレイに出力するものを例に説明したが、これに限定されない。基準画像自身は出力せず、基準画像に関連するものであってもよく、例えば、基準画像のファイル名や、ユニークな番号等であってもよい。
4 携帯情報端末
10,40 制御部
12,42 画像変換部
13、43 色成分分離部
14,44 明度特徴量算出部
17,47 色相特徴量算出部
19 記憶制御部
20,60 記憶部
21a 辞書生成プログラム
22 画像DB
23 画像特徴量DB
45 明度特徴量比較部
46 画像絞込部
48 色相特徴量比較部
49 画像特定部
50 結果出力部
61a 画像検索プログラム
67 タッチパネルディスプレイ
100 画像処理システム
Claims (8)
- 検索対象の画像である検索画像に類似する基準画像に紐づけられた情報を出力する画像検索システムであって、
検索画像の色成分を生成する色成分生成手段と、
生成された前記色成分から明度成分の特徴量である明度特徴量を算出する明度特徴量算出手段と、
生成された前記色成分から色相成分の特徴量である色相特徴量を算出する色相特徴量算出手段と、
基準画像と、前記基準画像の前記明度特徴量と、前記基準画像の前記色相特徴量とを対応付けた基準画像情報を複数記憶した画像データベースと、
前記検索画像の前記明度特徴量と、前記画像データベースに記憶された複数の前記基準画像情報に含まれる各基準画像の前記明度特徴量との類似度を算出する明度類似度算出手段と、
前記明度類似度算出手段により算出された類似度に基づき、類似度の高い基準画像を絞り込む明度絞込み手段と、
前記検索画像の前記色相特徴量と、前記明度絞込み手段により絞り込み後の各基準画像の前記色相特徴量との類似度を算出する色相類似度算出手段と、
前記色相類似度算出手段により算出された類似度に基づき、類似度の高い基準画像を特定する類似画像特定手段と、
を備える画像検索システム。 - 請求項1に記載の画像検索システムにおいて、
前記明度絞込み手段により絞り込み後の各基準画像を出力する明度類似画像出力手段を備える、画像検索システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の画像検索システムにおいて、
前記類似画像特定手段により特定された前記基準画像を出力する類似画像出力手段を備える、画像検索システム。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像検索システムにおいて、
前記画像データベースは、前記基準画像に関する情報を、前記基準画像に対応付けて記憶しており、
前記類似画像特定手段により特定された前記基準画像に対応する前記基準画像に関する情報を前記画像データベースから抽出して出力する情報出力手段を備える、画像検索システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の画像検索システムにおいて、
前記色成分生成手段は、前記検索画像にHSV(Hue、Saturation、Value)変換をすることで、HSV表色系による色成分を生成する、画像検索システム。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の画像検索システムにおいて、
画像処理装置と、出力装置とにより構成され、
前記画像処理装置は、前記色成分生成手段、前記明度特徴量算出手段、前記色相特徴量算出手段、前記画像データベース、前記明度類似度算出手段、前記色相類似度算出手段及び前記類似画像特定手段のうち少なくともいずれかを備え、
前記出力装置は、前記基準画像及び必要に応じて前記基準画像に関する情報を出力する出力手段を少なくとも備える、画像検索システム。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の画像検索システムと、
画像検索で使用する複数の基準画像に関する画像データベースを生成する画像辞書生成システムであって、
基準画像の色成分を生成する色成分生成手段と、
生成された前記色成分から明度成分の特徴量である明度特徴量を算出する明度特徴量算出手段と、
生成された前記色成分から色相成分の特徴量である色相特徴量を算出する色相特徴量算出手段と、
前記基準画像と、前記明度特徴量と、前記色相特徴量とを対応付けて前記画像データベースに記憶させる記憶制御手段と、
を備える画像辞書生成システムと、
を備える画像処理システム。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の画像検索システムとしてコンピュータを機能させるための画像検索プログラム。
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