JP2010092400A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートポンプ加温運転時に圧縮機の温度を高温に維持し、加温能力を向上させた自動販売機を提供する。
【解決手段】機械室32内に設置した圧縮機18と圧縮機18を保護する保護装置36と放熱ファン20と室外熱交換器19とを直線的に配置したことにより、圧縮機18の保護装置36の機能を維持しながら、放熱ファン20により圧縮機18が冷却されることを防止することができるので、ヒートポンプ加温運転時に圧縮機18の温度を高温に維持することができ、加温能力を向上した自動販売機を提供することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、缶飲料などの商品を、ヒートポンプ方式により、冷却若しくは加温して販売する自動販売機に関するものである。
従来、この種の自動販売機は、省エネを目的にヒートポンプで加温するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来の自動販売機の冷媒回路図を示すものである。図4に示すように、自動販売機の庫内は3つに分割され、冷却専用庫(以下左室という)、冷却加温庫B(以下中室という)、冷却加温庫C(以下右室という)にそれぞれ対応して、後に詳述する利用側ユニット1A(特定利用側ユニット)、利用側ユニット1B及び利用側ユニット1Cが設けられ、各ユニットにはそれぞれ送風機が設けられている。自動販売機の庫外側には、熱源側ユニット2及び送風機20が設けられている。そして、これら熱源側ユニット2、利用側ユニット1A〜1Cにて自動販売機の冷却加温装置が構成される。
次に、冷媒回路について説明する。前記熱源側ユニット2は、圧縮機18と熱源側熱交換器19と気液分離器21などから構成されると共に、前記利用側ユニット1A、1B及び1Cは、前記利用側熱交換器12A、12B及び12Cを有している。そして、熱源側熱交換器19を圧縮機18の冷媒吐出管3と冷媒吸込管4とに切換弁5A、5Bを分岐接続する一方、熱源側ユニット2と利用側ユニット1A、1B、1Cとを接続するユニット間配管6を冷媒吐出管3と分岐接続された高圧ガス管7と、冷媒吸込管4と分岐接続された低圧ガス管8と、液管9とで構成している。
そして、利用側ユニット1Aの利用側熱交換器12Aは、低圧ガス管8と接続されると共に、液管9には電動膨張弁等の冷媒流量制御弁14を介して接続されている。また、利用側ユニット1B、1Cの利用側熱交換器12B、12Cは、高圧ガス管7と低圧ガス管8とにそれぞれ切換弁10A、10B、11A、11Bを介して分岐接続され、液管9には電動式膨張弁等の冷媒流量制御弁15、16を介して接続されている。
尚、電動式膨張弁等の冷媒流量制御弁17を液管9に介在させている。また、左室は冷却のみ行うため、利用側ユニット1Aには利用側ユニット1B、1Cの如き切換弁10A、10B、11A、11Bは設けていないが、切換弁を冷媒吐出管3と冷媒吸込管4とに分岐接続して、加温も可能としても良い。更に、左室を加温専用庫としても良く、その場合には当然に利用側熱交換器12Aは高圧ガス管7に接続されることになる。
ここで、従来例の各熱交換器の容量は、利用側熱交換器12Bの容量を1とした場合、利用側熱交換器12Cの容量が2、利用側熱交換器12Aの容量が3、熱源側熱交換器19の容量は6となるように設定されている。
次に、図5は、特許文献1に記載された従来の自動販売機の制御装置の構成図を示すものである図5に示すように、制御装置Cは、汎用マイクロコンピュータ22により構成されており、入力側には商品の選択ボタンと、左室、中室、右室のそれぞれに取り付けられる温度検出手段としての温度センサ23A、23B、23Cが接続されている。また、マイクロコンピュータ22の出力側には、各切換弁5A、5B、10A、10B、11A、11Bと、各冷媒流量制御弁14、15、16と、冷媒流量制御弁17と、圧縮機18、各送風機、及び各商品搬出装置が接続されている。以上のように構成された自動販売機について、以下その動作を説明する。
まず、左室、中室、右室の全てを冷却庫として商品を冷却する場合について説明する。
前記温度センサ23A、23B、23Cが検出した温度が冷却設定温度以上であった場合、前記マイクロコンピュータ22は、熱源側熱交換器19の冷媒吐出管3の切換弁5Aを開き、冷媒吸込管4の切換弁5Bを閉じ、且つ、利用側熱交換器12B、12Cの高圧ガス管7の切換弁10A、11Aを閉じ、低圧ガス管8の切換弁10B、11Bを開く。
これにより、圧縮機18から吐出された冷媒は、冷媒吐出管3、切換弁5A、熱源側熱交換器19と順次流れてここで凝縮液化した後、冷媒流量制御弁17及び液管9を経て、各利用側ユニット1A、1B、1Cの冷媒流量制御弁14、15、16に分配され、ここで減圧される。
尚、このときマイクロコンピュータ22は、冷媒流量制御弁17は全開とすると共に、冷媒流量制御弁14、15、16は温度センサ23A、23B、23Cの出力に基づいて絞り量が調節される。然る後、各冷媒流量制御弁14、15、16を経た冷媒は、各利用側熱交換器12A、12B、12Cに流入して蒸発気化した後、利用側熱交換器12B、12Cからは、切換弁10B、11Bを経て低圧ガス管8に入り、利用側熱交換器12Aからはそのまま低圧ガス管8に入る。そして、低圧ガス管8で合流した冷媒は、冷媒吸込管4、気液分離器21を順次経て圧縮機18に吸い込まれる。
このように、この場合には熱源側熱交換器19は凝縮器として作用し、全利用側熱交換器12A、12B、12Cは蒸発器として作用するので、左室、中室、右室の全てが同時に冷却されることになる。また、前述の如く熱源側熱交換器19の容量は、全利用側熱交換器12A〜12Cの容量の総和に略等しくなるので、蒸発器として作用する利用側熱交換器12A、12B、12Cからの廃熱は、熱源側熱交換器19にて十分に放散できる。
次に、左室及び中室を冷却する一方、右室は加温する場合について説明する。
例えば前記温度センサ23A、23Bが検出した温度が冷却設定温度以上である場合、マイクロコンピュータ22は熱源側熱交換器19の切換弁5Aを開くと共に、切換弁5Bを閉じ、且つ、冷却する利用側熱交換器12Bの切換弁10Aを閉じ、切換弁10Bは開き、且つ、加温する利用側熱交換器12Cの切換弁11Aを開き、切換弁11Bは閉じる。
これにより、圧縮機18から吐出された冷媒の一部は冷媒吐出管3、切換弁34Aを順次経て、熱源側熱交換器19に流れると共に、残りの冷媒は高圧ガス管7を経て、加温する利用側ユニット1Cの切換弁11Aから利用側熱交換器12Cへと流入する。そして、この利用側熱交換器12Cと熱源側熱交換器19にて凝縮液化される。これら熱交換器12C、19で凝縮液化された冷媒は、液管9を経て利用側ユニット1A、1Bの冷媒流量制御弁14、15で減圧された後、それぞれの利用側熱交換器12A、12Bに流入して蒸発気化する。
尚、マイクロコンピュータ22は、冷媒流量制御弁16及び冷媒流量制御弁17を全開とすると共に、冷媒流量制御弁14、15は、温度センサ23A、23Bの出力に基づいて調節する。
利用側熱交換器12Aを経た冷媒は低圧ガス管8に、また、利用側熱交換器12Bを経た冷媒は切換弁10Bを経た後低圧ガス管8に流入して合流し、冷媒吸込管4、気液分離機21を順次経て圧縮機18に吸い込まれる。このように、この場合には利用側熱交換器12Cは凝縮器として作用するので、右室は加温され、蒸発器として作用する利用側熱交換器12A、12Bにて左室及び中室は冷却されることになる。
係る冷却加温同時運転時、利用側ユニット1Cの冷媒流量制御弁16が全開して冷媒圧力損失が生じないようにしているが、液管9内の液冷媒圧力がアンバランスと成らないように、マイクロコンピュータ22は冷媒流量制御弁17で圧力調整する。
このように、利用側ユニット1Cでは利用側ユニット1A及び1Bの冷却時に生じる廃熱を利用して右室の加温を行うことができるため、効率的に熱回収及び利用を行うことができ、効率の良い運転を行うことができる。そのため、電気ヒータだけで加温を行っていた従来の自動販売機と比して、電力消費量を減少させることができ、ランニングコストの低減を図ることができる。
次に、左室を冷却すると共に、中室、右室は加温する場合について説明する。
温度センサ23Aが検出した温度が冷却設定温度以上である場合、前記マイクロコンピュータ22は熱源側熱交換器19の切換弁5A及び5Bを閉じ、且つ、加温する利用側熱交換器12Bの切換弁10Aを開き、切換弁10Bを閉じ、利用側熱交換器12Cの切換弁11Aを開き、切換弁11Bを閉じる。
これにより、圧縮機18から吐出された冷媒は冷媒吐出管3、高圧ガス管7を経て加温する各利用側ユニット1B、1Cの各切換弁10A、11Aから各利用側熱交換器12B、12Cへと流入し、これら利用側熱交換器12B、12Cで凝縮液化されるようになる。そして、これら利用側熱交換器12B、12Cで凝縮液化された冷媒は、液管38を経て利用側ユニット1Aの冷媒流量制御弁14で減圧された後、利用側熱交換器12Aで蒸発気化される。
尚、マイクロコンピュータ22は冷媒流量制御弁15、16及び冷媒流量制御弁17を全開とすると共に、冷媒流量制御弁14は温度センサ23Aの出力に基づいて調節する。
利用側熱交換器12Aを経た冷媒は低圧ガス管8に流入し、冷媒吸込管4、気液分離器21を順次経て圧縮機18に吸い込まれる。このように、この場合には凝縮器として作用する利用側熱交換器12B、12Cで中室、右室が加温され、蒸発器として作用する利用側熱交換器12Aで左室が冷却されるようになる。
以上の如く、利用側ユニット1B、1Cによる加温は、利用側ユニット1Aの冷却時に生じる廃熱を利用して行われるため、効率的に熱回収及び利用を行うことができ、効率の良い運転を行うことができる。
ここで、従来例における各利用側熱交換器12A、12B、12Cのそれぞれの容量は、前述の如く利用側熱交換器12Aの容量(比率3)=利用側熱交換器12Bの容量(比率1)+利用側熱交換器12Cの容量(比率2)とされている。これにより、利用側熱交換器12Aが蒸発器として作用する際の廃熱を全て利用して利用側熱交換器12B、12Cを加温することができるため、熱源側熱交換器19を使用して廃熱処理する必要がなくなり、無駄のない熱回収による効率の良い運転を行うことができる。
従って、この場合にも電気ヒータだけで加温を行っていた従来の自動販売機と比して、電力消費量を削減することができ、ランニングコストの低減を図ることができる。
ここで、外気の熱を利用して冷却加温するこの種のヒートポンプにおいては、圧縮機18と熱源側熱交換器19を同一の風路内に設置して放熱ファン24で同時に熱交換するものが知られている。そして、熱源側熱交換器19を凝縮器として作用させる場合は、圧縮機18と熱源側熱交換器19を同時に空冷できるので都合が良い。
しかしながら、外気温度が低く熱源側熱交換器19を蒸発器として作用させる場合は、圧縮機18の温度が低下しすぎて冷媒が圧縮機18内で凝縮滞留してシステム内の冷媒が不足するなどの問題が生じる。
そこで、図6は、特許文献2に記載された従来の圧縮機断熱部材の構成図を示すものである。図6に示すように、圧縮機18の温度が低下しすぎないように圧縮機18をグラスウール等の断熱材24で囲う構造が提案されている。
特開2002−277147号公報 特開平8−193590号公報
しかしながら、上記従来の構成では、圧縮機と熱源側熱交換器が放熱ファンで同時に空冷あるいは熱交換されるため、加温運転時においても圧縮機に風が当たることになり、圧縮機から放熱する分だけ加温能力が低下して効率が低下する。
また、レシプロ型圧縮機などの円筒状でない外形の圧縮機では、断熱材で密着して囲うことが困難である。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、自動販売機の狭い機械室の中で熱源側熱交換器に対して十分な風量を確保しながら、圧縮機からの放熱を抑制して、加温効率を高めることができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、商品を収納するホット/コールド切換室を有する自動販売機において、前記ホット/コールド切換室内に設置された室内熱交換器と、商品を収納する区画の外に設置された室外熱交換器と、圧縮機と、放熱ファンとを備え、前記圧縮機を保護する保護装置と前記放熱ファンと前記室外熱交換器とを直線的に配置したものである。
これによって、切換室内をホットに設定時、圧縮機の保護装置の機能を維持しながら圧縮機の冷却を抑えることで、加温能力を高めることができるとともに、室外熱交換器には十分な風量を確保することができる。
本発明の自動販売機は、圧縮機からの放熱を抑制し、加温能力を向上させることができる。この結果、ヒートポンプを用いて加温する場合の消費電力量をさらに削減することができる。
請求項1に記載の発明は、商品を収納するホット/コールド切換室を有する自動販売機において、前記ホット/コールド切換室内に設置された室内熱交換器と、商品を収納する区画の外に設置された室外熱交換器と、圧縮機と、放熱ファンとを備え、前記圧縮機を保護する保護装置と前記放熱ファンと前記室外熱交換器とを直線的に配置したものであり、切換室内をホットに設定時、圧縮機の保護装置の機能を維持しながら圧縮機の冷却を抑えることで、加温能力を高めることができるとともに、室外熱交換器には十分な風量を確保することができ、ヒートポンプを用いて加温する場合の消費電力量をさらに削減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記放熱ファンを2個並列に配置し、起動時に保護装置側の放熱ファンのみを起動させるものであり、圧縮機の保護装置の機能を維持しながら、より効率的に圧縮機の冷却を抑えることができる。また、通常運転時は前記放熱ファンを2個同時に運転することで、前記室外熱交換器に対して、十分な風量を確保することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記圧縮機と前記放熱ファンとの間に前記保護装置側のみに前記放熱ファンの風が当たるよう風路を形成すべくダクトを配置することで、前記放熱ファンは前記圧縮機の前記保護装置側のみを空冷し、前記圧縮機に風が当たらないため、前記圧縮機からの放熱を抑制して、加温能力を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記圧縮機と前記放熱ファンと前記室外熱交換器を載置するユニットベースの前記保護装置の下方に通風孔を設けたものであり、前記放熱ファンの風を前記通風孔に導くことで、前記圧縮機への送風を抑え、前記圧縮機からの放熱を抑制して、加温能力を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、冷却加温システムの冷媒として可燃性冷媒を用いたものであり、可燃性冷媒を適用した際の安全性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動販売機の冷凍サイクル図である。図2は、本発明の実施の形態1における自動販売機の縦断面図である。図3は、本発明の実施の形態1における自動販売機の機械室の平面図である。なお、従来と同一の構成作用については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1に示すように、自動販売機の庫内は3つに分割され、冷却専用庫(以下左室という)、冷却加温庫B(以下中室という)、冷却加温庫C(以下右室という)にそれぞれ対応して、後に詳述する利用側ユニット1A(特定利用側ユニット)、利用側ユニット1B及び利用側ユニット1Cが設けられ、各ユニットにはそれぞれ送風機が設けられている。自動販売機の庫外側には、熱源側ユニット2及び送風機20が設けられている。そして、これら熱源側ユニット2、利用側ユニット1A〜1Cにて自動販売機の冷却加温装置が構成される。
図2、図3において、自動販売機本体30は、ホット/コールド切換室31と機械室32とから構成されている。ホット/コールド切換室31の内部には、室内熱交換器33、室内ファン34、ヒータ35が設置されている。機械室32の内部には、圧縮機18、圧縮機18が高温となった際、圧縮機18内部の絶縁劣化を防止すべく、過熱時に圧縮機18を停止させる保護装置36、室外熱交換器19、放熱ファン20が設置されている。
図3に示すように、室外熱交換器19と圧縮機18の間には放熱ファン20a,20bが圧縮機18の保護装置36に対して直線的には位置し、放熱ファン20a,20bは室外熱交換器19に対して2個並列して設置されている。また。放熱ファン20a,20bと圧縮機18との間には室外熱交換器19から見て保護装置36側が下流となるように放熱ファン20a,20bの風路を形成するようガイド37が単独、もしくは室外熱交換器19に取り付けられている。また、ユニットベース38上の保護装置36の真下にあたる位置にスリット穴39が貫通して開けられている。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
左室及び中室を冷却する一方、右室を加温する場合について説明する。熱源側熱交換器19の切換弁5Aを開くと共に、切換弁5Bを閉じ、且つ、冷却する利用側熱交換器12Bの切換弁10Aを閉じ、切換弁10Bは開き、且つ、加温する利用側熱交換器12Cの切換弁11Aを開き、切換弁11Bは閉じる。
これにより、圧縮機18から吐出された冷媒の一部は冷媒吐出管3、切換弁5Aを順次経て、熱源側熱交換器19に流れると共に、残りの冷媒は高圧ガス管7を経て、加温する利用側ユニット1Cの切換弁11Aから利用側熱交換器12Cへと流入する。そして、この利用側熱交換器12Cと熱源側熱交換器19にて凝縮液化される。これら熱交換器12C、19で凝縮液化された冷媒は、液管9を経て利用側ユニット1A、1Bの冷媒流量制御弁14、15で減圧された後、それぞれの室内熱交換器12A、12Bに流入して蒸発気化する。
利用側熱交換器12Aを経た冷媒は低圧ガス管8に、また、利用側熱交換器12Bを経た冷媒は切換弁10Bを経た後低圧ガス管8に流入して合流し、冷媒吸込管4、気液分離機21を順次経て圧縮機18に吸い込まれる。このように、利用側室内熱交換器12Cは凝縮器として作用するので、右室は加温され、蒸発器として作用する利用側熱交換器12A、12Bにて左室及び中室は冷却されることになる。
また、室内ファン34は、室内熱交換器33の熱を、ホット/コールド切換室31内に循環させて加温するためのものであり、ヒータ35は、冷凍サイクルの加温能力が低下する低外気温の起動時等に通電される。
放熱ファン20a,20bは、室外熱交換器19と空気の間で熱交換を行わせる。ガイド37は放熱ファン20a,20bと圧縮機との間に配置されており、放熱ファン20a,20bの風はガイドを通じて保護装置36側に流れるので、ガイド37外に配置された圧縮機18が空冷されることはなく、圧縮機18からの放熱を抑制することができる。また、起動時に、放熱ファン20a,20bのうち、保護装置36に近い側の放熱ファン20aにのみ通電することで、保護装置36を空冷することにより起動特性を安定させることができ、通常運転時は放熱ファン20a,20bをすべて運転させることで室外熱交換器19に対する風量をかせぐことができる。また、放熱ファン20a,20bの風は保護装置36の真下に設けられたスリット穴39に吸い込まれることにより、圧縮機18方向への風の行き来を阻止することができる。その結果、室内熱交換器33の凝縮温度が上昇し、負荷が同じであれば、圧縮機18の運転率を減少させることができ、消費電力量が低減し、省エネが図れる。
図2および図3において、放熱ファン20a,20bを2個配置した構成としているが、室外熱交換器19の容量と放熱ファン20a,20bの風量との適合性を考慮して、3個以上としてもよい。
以上のように、本実施の形態においては、ガイド37を放熱ファン20と圧縮機との間に配置したものであり、放熱ファン20a,20bによる風で圧縮機18が空冷されることはなく、ヒートポンプ加温時に圧縮機18からの放熱を抑制して、室内熱交換器33の凝縮温度を上昇させる。その結果、負荷が同じであれば、圧縮機18の運転率を減少させることができ、消費電力量が低減し、省エネが図れる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、ヒートポンプ加温時に圧縮機の温度を高温に維持し、加温能力を向上させることが可能となるので、冷温蔵庫等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の冷凍サイクル図 本発明の実施の形態1における自動販売機の縦断面図 本発明の実施の形態1における自動販売機の機械室の平面図 従来の自動販売機の冷媒回路図 従来の自動販売機の制御装置の構成図 従来の圧縮機断熱部材の構成図
符号の説明
18 圧縮機
19 室外熱交換器
20 放熱ファン
36 保護装置
37 ガイド
38 ユニットベース
39 スリット穴

Claims (5)

  1. 商品を収納するホット/コールド切換室を有する自動販売機において、前記ホット/コールド切換室内に設置された室内熱交換器と、商品を収納する区画の外に設置された室外熱交換器と、圧縮機と、放熱ファンとを備え、前記圧縮機を保護する保護装置と前記放熱ファンと前記室外熱交換器とを直線的に配置したことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記放熱ファンを2個並列に配置し、起動時に保護装置側の放熱ファンのみを起動させることを特徴とした請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記圧縮機と前記放熱ファンとの間に前記保護装置側のみに前記放熱ファンの風が当たるよう風路を形成すべくダクトを配置したことを特徴とした請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 前記圧縮機と前記放熱ファンと前記室外熱交換器を載置するユニットベースの前記保護装置の下方に通風孔を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の自動販売機。
  5. 冷却加温システムの冷媒として可燃性冷媒を用いたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の自動販売機。
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