JP2010092258A - スケジュール検索装置およびスケジュール検索プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検索範囲設定処理では、ユーザがスケジュール検索する範囲を日常的な言葉使いである口語表現で音声入力すると、入力された音声を認識した一連の単語をテキストデータとして取り込み、一連の単語(文章)について単語と品詞の結びつきを文法規則に従って分析する構文解析を施し、構文解析された入力文(テキストデータ)から開始時期情報および終了時期情報が抽出されたら、抽出した開始/終了時期情報に基づきスケジュール検索する期間を設定するが、それ以外の場合、すなわち開始時期情報および終了時期情報のいずれか一方もしくは双方が構文解析された入力文(テキストデータ)から抽出できない場合には検索期間を補間してスケジュール検索する期間を設定する。
【選択図】図4
Description
A.構成
図1は、実施の一形態によるスケジュール検索装置100の電気的構成を示すブロック図である。この図において、CPU10は操作部14から供給される操作イベントに応じて装置各部を制御するものであり、本発明の要旨に係わる特徴的な処理の動作については追って詳述する。ROM11には、CPU10が実行する、後述のメインルーチン(図3参照)や検索範囲設定処理(図4参照)のプログラムを含む各種プログラムデータが記憶される。なお、検索範囲設定処理は、検索補間処理(図5参照)、抽出格納処理(図6参照)、期間補間処理(図7参照)および開始時期補間処理(図8参照)を含む。
次に、図3〜図13を参照して上記構成による実施形態の動作を説明する。以下では、CPU10が実行するメインルーチンの動作、メインルーチンからコールされる検索範囲設定処理、検索範囲設定処理からコールされる検索補間処理、検索補間処理からコールされる抽出格納処理、期間補間処理および開始時期補間処理の各動作について述べる。
図3を参照してメインルーチンの動作を説明する。電源スイッチ操作に応じてスケジュール検索装置100がパワーオンされると、CPU10は図3に図示するステップSA1に処理を進め、装置各部を初期化するイニシャライズを行う。イニシャライズが完了すると、ステップSA2に進み、スケジューラスイッチがオン操作されたか否かを判断する。スケジューラスイッチがオン操作されたならば、判断結果は「YES」になり、次のステップSA3に進み、CPU10はスケジューラ部19に起動指示を供給する。これにより、スケジューラ部19が起動する。
次に、図4を参照して検索範囲設定処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA7(図3参照)を介して本処理が実行されると、CPU10は図4に図示するステップSB1に進み、音声入力部16および音声認識部17に起動を指示する。続いて、ステップSB2では、音声入力されるまで待機する。そして、ユーザがスケジュール検索する範囲を日常的な言葉使いである口語表現で音声入力したとする。そうすると、音声認識部17では、音声入力部16により取り込まれた音声データに音素分析を施し、その分析結果に基づき入力音声を単語認識した後、認識完了をCPU10に通知する。
次に、図5を参照して検索補間処理の動作を説明する。上述した検索範囲設定処理のステップSB7(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU10は図5に図示するステップSC1を介して抽出格納処理を実行する。
この場合、ステップSC7に進み、得られた終了時期情報(期間語又は日付情報のいずれか)をRAM12のワークエリアWEに格納する。次いで、ステップSC8では、開始無フラグの有無を判断する。以下、開始無フラグが無い場合と開始無フラグが有る場合とに分けて動作説明を進める。
すなわち、上述したステップSC1の抽出格納処理にて開始時期情報(期間語又は日付情報のいずれか)が得られ、開始無しフラグがセットされていなければ、上記ステップSC8の判断結果は「NO」になり、ステップSC15に進み、上述したステップSC1の抽出格納処理で得られた開始時期情報と、上述したステップSC5の抽出格納処理で得られた終了時期情報とに基づきスケジュール検索する期間を設定する検索期間設定処理を実行して本処理を終える。
すなわち、上述したステップSC1の抽出格納処理にて開始時期情報(期間語又は日付情報のいずれか)が得られず、ステップSC3において開始無しフラグがセットされると、上記ステップSC8の判断結果が「YES」になり、ステップSC9を介して開始時期補間処理を実行する。
上述したステップSC5の抽出格納処理において、構文解析された入力文(テキストデータ)からサーチ語を検索することが出来ずに処理を終えてしまい、これにより終了時期情報が得られなかった場合には、上記ステップSC6の判断結果からステップSC10に進む。ステップSC10では、構文解析された入力文(テキストデータ)から例えば「昨日」や「明日」など期間を表す期間語を抽出する。次いで、ステップSC11では、開始無フラグの有無を判断する。以下、開始無フラグが無い場合と開始無フラグが有る場合とに分けて動作説明を進める。
すなわち、上述したステップSC1の抽出格納処理にて開始時期情報(期間語又は日付情報のいずれか)が得られ、開始無しフラグがセットされていなければ、上記ステップSC11の判断結果は「NO」になり、ステップSC13に進む。ステップSC13では、上記ステップSC10で抽出した期間語を日付情報に変換し、続くステップSC14では、その変換された日付情報を終了時期情報に設定する。この後、ステップSC15に進み、上述したステップSC1の抽出格納処理にて得られた開始時期情報と、上記ステップSC14にて設定された終了時期情報とに基づきスケジュール検索する期間を設定する検索期間設定処理を実行して本処理を終える。
すなわち、上述したステップSC1の抽出格納処理にて開始時期情報(期間語又は日付情報のいずれか)が得られず、ステップSC3において開始無しフラグがセットされた場合には、上記ステップSC11の判断結果が「YES」になり、ステップSC12を介して期間補間処理を実行する。
次に、図6を参照して抽出格納処理の動作を説明する。上述した検索補間処理のステップSC1又はステップSC5(図5参照)を介して本処理が実行されると、CPU10は図6に図示するステップSD1に進む。ステップSD1では、構文解析部18により構文解析された入力文(テキストデータ)から開始時期(又は終了時期)を特定するための単語(以下、サーチ語と称す)を検索する
次に、図7を参照して期間補間処理の動作を説明する。上述した検索補間処理のステップSC12(図5参照)を介して本処理が実行されると、CPU10は図7に図示するステップSE1に進み、スケジューラ部19が起動中であるか否かを判断する。スケジューラ部19が停止中ならば、判断結果は「NO」になり、ステップSE2に進み、カレンダ部15から現在の年月日情報を取得した後、ステップSE4に進む。
次に、図8を参照して期間補間処理の動作を説明する。上述した検索補間処理のステップSC9(図5参照)を介して本処理が実行されると、CPU10は図8に図示するステップSF1に進み、スケジューラ部19が起動中であるか否かを判断する。スケジューラ部19が停止中ならば、判断結果は「NO」になり、ステップSF2に進み、カレンダ部15から現在の年月日情報を取得した後、ステップSF4に進む。
次に、図9〜図13を参照して上述した検索範囲設定処理の具体的な動作例について述べる。図9は開始時期と終了時期とを検出した一例を示す図である。この図に示すように、ユーザがスケジュール検索する範囲を日常的な言葉使いである口語表現で『××会社○○部長の出張予定明日から7日まで』と音声入力したとする。そうすると、先ず(a)では構文解析された入力文(テキストデータ)から開始時期を特定するためのサーチ語「から」を抽出する。
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 表示部
14 操作部
15 カレンダ部
16 音声入力部
17 音声認識部
18 構文解析部
19 スケジューラ部
Claims (9)
- 年月日情報とスケジュール内容とを対応付けてメモリ登録されるスケジュールデータの中から所望のスケジュールデータを検索するスケジュール検索装置において、
入力された音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段により認識された一連の単語から成る入力文について構文解析する構文解析手段と、
前記構文解析手段により構文解析された入力文からスケジュール検索する開始時期とその終了時期とを抽出する時期抽出手段と、
前記時期抽出手段により抽出された開始時期と終了時期とに応じて、スケジュール検索する範囲を設定する検索範囲設定手段と、
メモリ登録されるスケジュールデータの中から前記検索範囲設定手段により設定された範囲に含まれる年月日情報のスケジュールデータを検索する検索手段と
を具備することを特徴とするスケジュール検索装置。 - 前記時期抽出手段は、
構文解析された入力文から開始時期又は終了時期を特定するサーチ語を検索するサーチ語検索手段と、
前記サーチ語検索手段によってサーチ語が検索された場合、そのサーチ語に結びつく単語を構文解析された入力文から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された単語の中から期間又は時期を表す意味を持つ単語を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された単語が唯一ならば、その単語を期間語として選定し、選択された単語が複数存在するならば、それら複数の単語の中でサーチ語との結びつけ係数が最大のものを期間語として選定する選定手段と、
前記選定手段により選定された期間語を日付情報に変換して開始時期又は終了時期を生成する時期生成手段と
を具備することを特徴とする請求項1記載のスケジュール検索装置。 - 前記検索範囲設定手段は、前記時期抽出手段が開始時期および終了時期のいずれか一方あるいは双方を抽出できなかった場合に、スケジュール検索する範囲を補間する補間手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載のスケジュール検索装置。
- 前記補間手段は、
前記時期抽出手段が終了時期のみ抽出した場合に、開始時期を補間する開始時期補間手段と、
前記時期抽出手段が開始時期のみ抽出した場合に、終了時期を補間する終了時期補間手段と、
前記時期抽出手段が開始時期および終了時期を抽出し得ない場合に、検索期間を補間する期間補間手段と
を具備することを特徴とする請求項3記載のスケジュール検索装置。 - 前記開始時期補間手段は、
スケジューラ機能が起動しているか否かを判定する起動判定手段と、
前記起動判定手段によりスケジューラ機能が起動中と判定された場合には当該スケジューラ機能によって表示される年月日情報を取得し、一方、停止中と判定された場合には現在の年月日情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された年月日情報を開始時期に設定する開始時期設定手段と
を具備することを特徴とする請求項4記載のスケジュール検索装置。 - 前記終了時期補間手段は、
構文解析された入力文から期間を表す期間語を抽出する期間語抽出手段と、
前記期間語抽出手段により抽出された期間語を日付情報に変換し、変換した日付情報を終了時期に設定する終了時期設定手段と
を具備することを特徴とする請求項4記載のスケジュール検索装置。 - 前記期間補間手段は、
スケジューラ機能が起動しているか否かを判定する起動判定手段と、
前記起動判定手段によりスケジューラ機能が起動中と判定された場合には当該スケジューラ機能によって表示される年月日情報を取得し、一方、停止中と判定された場合には現在の年月日情報を取得する取得手段と、
構文解析された入力文から期間を表す期間語を抽出して日付情報に変換する期間語変換手段と、
前記期間語変換手段により変換された日付情報と前記取得手段により取得された年月日情報とを比較して前後関係を判定する比較判定手段と、
前記比較判定手段の比較判定結果に応じて、スケジュール検索する範囲を設定する範囲設定手段と
を具備することを特徴とする請求項4記載のスケジュール検索装置。 - 前記範囲設定手段は、
前記比較判定手段により日付情報が年月日情報より早い月であると比較判定された場合に、日付情報を開始時期に設定し、年月日情報を終了時期に設定する第1の設定手段と、
前記比較判定手段により日付情報と年月日情報とが同じ月であると比較判定された場合に、日付情報から所定日数前を開始時期に設定し、日付情報から所定日数後を終了時期に設定する第2の設定手段と、
前記比較判定手段により日付情報が年月日情報より遅い月であると比較判定された場合に、日付情報を終了時期に設定し、年月日情報を開始時期に設定する第3の設定手段と
を具備することを特徴とする請求項7記載のスケジュール検索装置。 - 年月日情報とスケジュール内容とを対応付けてメモリ登録されるスケジュールデータの中から所望のスケジュールデータを検索するプログラムであって、
入力された音声を認識する音声認識ステップと、
前記音声認識ステップにより認識された一連の単語から成る入力文について構文解析する構文解析ステップと、
前記構文解析ステップにより構文解析された入力文からスケジュール検索する開始時期とその終了時期とを抽出する時期抽出ステップと、
前記時期抽出ステップにより抽出された開始時期と終了時期とに応じて、スケジュール検索する検索範囲を設定する検索範囲設定ステップと、
メモリ登録されるスケジュールデータの中から前記検索範囲設定ステップにより設定された検索範囲に含まれる年月日情報のスケジュールデータを検索する検索ステップと
をコンピュータで実行させることを特徴とするスケジュール検索プログラム。
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