JP2010091770A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境光を検出する光センサを備えながらも、見栄えの悪化を防ぐ。
【解決手段】液晶装置(100)は、第1基板(10)と、第2基板(20)と、液晶層(50)と、第2基板に設けられる円偏光板(32)とを備え、第1基板と第2基板との間には、反射表示を行う反射表示部(72)及び透過表示を行う透過表示部(71)の夫々を含む画素部(70)と、受光素子(131)が設けられた受光部(130)とが設けられており、受光部には、少なくとも第2基板の表面に垂直な方向から受光部に入射する光に対して位相差を付与しない非位相差手段(9、21、85、87、52)が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば光センサ等を備える液晶装置、及びこのような液晶装置を備える電子機器の技術分野に関する。
液晶装置では、例えば液晶パネルを構成する一対の基板間において液晶を所定の配向状態としておき、例えば画像表示領域に形成された画素部毎に、液晶に所定の電圧を印加することにより、液晶における配向や秩序を変化させて、光を変調することにより階調表示を行う。
このような液晶装置における視認性は、周囲の明るさ(例えば、環境光の光強度)に応じて変化することが知られている。例えば、液晶装置の周囲が相対的に明るい場合(例えば、環境光が相対的に強い場合)には、液晶装置の輝度(具体的には、バックライトからの光の輝度)を相対的に明るくした方が、視認性が向上する。他方で、例えば、液晶装置の周囲が相対的に暗い場合(例えば、環境光が相対的に弱い場合)には、液晶装置の輝度を必要以上に明るくしなくとも、視認性が悪化することはない。このような構成を実現するために、特許文献1には、環境光が照射されるフォトダイオード(つまり、光センサ)の検出結果に応じて、バックライトの光量を制御する液晶装置が開示されている。
特開2007−248956号公報
このような光センサを備える液晶装置では、光センサに対して環境光を入射させるために、光センサに対応する位置に開口が設けられた遮光膜が対向基板上に形成されている。これにより、開口を介して環境光が液晶装置の内部に入射するため、光センサは環境光を検出することができる。しかしながら、開口を介して液晶装置内部に入射した光は、液晶装置内部の各種界面(具体的には、光センサが形成されている領域を構成する各種層の界面)や各種電極等によって反射され得る。この反射した光は、再度開口を介して液晶装置の外部に出射することがあるが、この場合、反射光がユーザによって視認されると、液晶装置の外観的な見栄えが悪くなってしまうという技術的な問題点がある。より具体的には、例えば、ユーザは、光センサに対応して設けられた開口が光っているように視認するため、液晶装置の外観的な見栄えが悪くなってしまうという技術的な問題点がある。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば環境光を検出する光センサを備えながらも、見栄えの悪化を防ぐ液晶装置及び電子機器を提供することを課題とする。
(液晶装置)
上記課題を解決するために、本発明の液晶装置は、第1基板(例えば、後述するTFTアレイ基板)と、前記第1基板に対向するように配置される第2基板(例えば、後述する対向基板)と、前記第1基板と前記第2基板との間に挟持されると共に、印加される電圧によって駆動される液晶分子を含む液晶層と、前記第2基板の前記液晶層とは反対側の表面に設けられる円偏光板とを備え、前記第1基板と前記第2基板との間には、前記第2基板側から入射する光を前記第2基板側に反射させることで反射表示を行う反射表示部及び前記第1基板側から入射する光を前記第2基板側に透過させることで透過表示を行う透過表示部の夫々を含む画素部と、前記第2基板側から入射した光を受光する受光素子が設けられた受光部とが設けられており、前記受光部には、少なくとも前記第2基板の表面に垂直な方向から前記受光部に入射する光に対して位相差を付与しない非位相差手段が設けられている。
本発明の液晶装置によれば、一対の基板(つまり、第1基板及び第2基板)間に挟持されている液晶分子の配向状態を、液晶層に印加する電界によって変化させることができる。特に、本発明の液晶装置は、例えば平面視マトリクス状に分布する複数の画素部を第1基板と第2基板との間に備えており、各画素部は、透過表示部と反射表示部とを含んでいる。これにより、液晶装置を、半透過反射型表示を行う、典型的には直視型の各種表示装置等として利用することができる。
本発明の液晶装置は、画素部に加えて、受光部を備えている。受光部は、典型的には、複数の画素部が配置される有効画素部の周辺の額縁部に設けられることが好ましいが、額縁部以外に設けられてもよい。受光部中には、受光素子が設けられている。受光素子は、第2基板側から液晶装置に入射してくる光(より具体的には、例えば太陽光等の外光を含む環境光)を受光する。従って、受光素子によって検出された光に応じて、後述するバックライト等の光源の光量等を調整することで、液晶装置の視認性を向上させることができる。
本発明では特に、受光部には、受光部に入射する光(特に、少なくとも第2基板の表面に垂直な方向から受光部に入射する光)に対して位相差を付与しない非位相差手段が設けられている。このため、第2基板側から受光部に入射してくる光に対して位相差が付与されることはない。ここで、第2基板上に円偏光板が設けられているため、第2基板側から受光部に入射する光は、右回り(又は、左回り)の円偏光となっている。この円偏光は、非位相差手段によって位相差を与えられることなく受光素子に入射すると共に、受光部中の各種層(例えば、絶縁層や、平坦化層や、電極層等)の界面や受光部中に設けられている電極等によって反射される。このとき、右回り(又は、左回り)の円偏光は、受光部中の各種層の界面や受光部中に設けられている電極等によって反射されることで、回転方向が反転した円偏光(つまり、左回り(又は、右回り)の円偏光)となって第2基板側へと伝搬していく。回転方向が反転した円偏光は、非位相差手段によって位相差を与えられることなく第2基板を透過する。しかしながら、回転方向が反転した円偏光は、第2基板上に設けられた円偏光板において吸収される。従って、受光部に入射する光は、仮に受光部中の各種層の界面や受光部中に設けられている電極等によって反射されたとしても、液晶装置の外部へ再度出射することはない。つまり、受光部に入射する光は、仮に受光部中の各種層の界面や受光部中に設けられている電極等によって反射されたとしても、ユーザによって視認されることはない。このため、受光部が光っているようにユーザに視認されることはない。従って、液晶装置の外観(特に、受光部が設けられている部分の外観)が不自然に光って視認される不都合は解消される。このため、液晶装置の外観的な見栄えが悪くなってしまう不都合は好適に抑制又は防止される。
本発明の液晶装置の一の態様では、前記非位相差手段は、前記受光部に対応する前記液晶層の厚さを前記反射表示部に対応する前記液晶層の厚さと一致させるための段差層を備えており、前記受光部に対応する前記液晶層の前記液晶分子の配向状態は、前記反射表示部において黒表示を行う際の前記液晶分子の配向状態と同一に保たれる。
この態様によれば、受光部では、反射表示部における黒表示と同様の動作が行われる。つまり、受光部では実質的には黒表示が行われるため、受光部に入射する光は、仮に受光部中の各種層の界面や受光部中に設けられている電極等によって反射されたとしても、液晶装置の外部へ再度出射することはない。このため、液晶装置の外観的な見栄えが悪くなってしまう不都合は好適に抑制又は防止される。
上述の如く非位相差手段が段差層を備え且つ受光部に対応する液晶層の液晶分子の配向状態が反射表示部において黒表示を行う際の液晶分子の配向状態と同一に保たれる液晶装置の態様では、当該液晶装置は、ノーマリーホワイトモードの液晶装置であり、前記受光部に対応する前記液晶層には、前記反射表示部において黒表示を行う際に印加される電圧が印加されるように構成してもよい。
このように構成すれば、ノーマリーホワイトモードの液晶装置において、上述した各種効果を好適に享受することができる。
上述の如く液晶装置がノーマリーホワイトモードの液晶装置であり且つ受光部に対応する液晶層には、反射表示部において黒表示を行う際に印加される電圧が印加される液晶装置の態様では、前記非位相差手段は、前記受光部に対応する前記液晶層に対して前記電圧を印加するための電極を備えるように構成してもよい。
このように構成すれば、反射表示部において黒表示を行う際に印加される電圧を、電極を介して、受光部に対応する液晶層に好適に印加することができる。
加えて、電極を、受光素子に対するシールドとして機能させることができるため、受光素子にノイズ(具体的には、第2基板側から入射してくる光以外の要因によって受光素子に生ずる電流成分)が発生することを好適に抑制又は防止することができる。
上述の如く非位相差手段が段差層を備え且つ受光部に対応する液晶層の液晶分子の配向状態が反射表示部において黒表示を行う際の液晶分子の配向状態と同一に保たれる液晶装置の態様では、当該液晶装置は、ノーマリーブラックモードの液晶装置であり、前記受光部に対応する前記液晶層に電圧が印加されないように構成してもよい。
このように構成すれば、ノーマリーブラックモードの液晶装置において、上述した各種効果を好適に享受することができる。
尚、この構成では、液晶層に対して電圧を印加する必要が必ずしもないため、受光部に電極を形成する必要は必ずしもない。しかしながら、上述したように、受光素子にノイズが発生することを好適に抑制又は防止することを目的として、受光部に電極を形成してもよい。
本発明の液晶装置の他の態様では、前記非位相差手段は、前記受光部に対応する前記液晶層の前記液晶分子を排除するよう形成される。
この態様によれば、受光部に対応する液晶層には、非位相差手段によって(例えば、非位相差手段が充填されている(言い換えれば、配置されている若しくは形成されている又は挿入されていることによって))、受光部に対応する液晶層には液晶分子が存在しなくなる。このため、受光部に入射する光に対して位相差が付与されることはない。従って、上述した各種効果を好適に享受することができる。
尚、この構成では、液晶層に対して電圧を印加する必要が必ずしもないため、受光部に電極を形成する必要は必ずしもない。しかしながら、上述したように、受光素子にノイズが発生することを好適に抑制又は防止することを目的として、受光部に電極を形成してもよい。
上述の如く非位相差手段が受光部に対応する液晶層の液晶分子を排除する素子を含む液晶装置の態様では、前記非位相差手段は、前記第1基板と前記第2基板との間の間隔を規定するためのスペーサを含むように構成してもよい。
このように構成すれば、既存の構成要素であるスペーサを用いて、上述した構成を比較的容易に実現することができる。従って、別途新たな材料を導入することなく且つ新たな製造工程を追加することなく、上述した構成を有する液晶装置を実現することができる。
加えて、スペーサは感光性の樹脂材料によりフォトリソグラフィ工程でパターン形成されてもよい。この場合、スペーサは、パターニング形成された後は光透過性を有するので、受光素子の受光量は著しく減衰することはないという効果も享受することができる。
上述の如く非位相差手段が受光部に対応する液晶層の液晶分子を排除する素子を含む液晶装置の態様では、前記非位相差手段は、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるためのシール材を含むように構成してもよい。
このように構成すれば、既存の構成要素であるシール材を用いて、上述した構成を比較的容易に実現することができる。従って、別途新たな材料を導入することなく且つ新たな製造工程を追加することなく、上述した構成を有する液晶装置を実現することができる。加えて、シール材は一般的には光透過性を有するので、受光素子の受光量は著しく減衰することはないという効果も享受することができる。
本発明の液晶装置の他の態様では、前記受光素子の検出結果に基づいて、前記第2基板側から前記液晶装置に対して光を出射する光源の光量を制御する調整回路を更に備える。
この態様によれば、調整回路の動作によって、受光素子によって検出された光に応じて光源の光量等を調整することができるため、液晶装置の視認性を向上させることができる。
(電子機器)
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は、上述した本発明の液晶装置(但し、その各種態様を含む)を備える。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の液晶装置(或いは、その各種態様)備えているため、上述した本発明の液晶装置が享受する各種効果と同様の効果を享受することができる。つまり、このため、上述した本発明の液晶装置が享受する各種効果と同様の効果を享受することができるテレビ、携帯電話、電子手帳、携帯オーディオプレーヤ、ワードプロセッサ、デジタルカメラ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から更に明らかにされよう。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて説明する。
(1)液晶装置の基本構成
先ず、本実施形態に係る液晶装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図であり、図2は、図1のH−H’断面図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る液晶装置1では、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されることで、液晶パネル100が構成されている。また、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域10aの周囲に位置する枠状或いは額縁状のシール領域に設けられたシール材52により互いに貼り合わされている。
図1において、シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。但し、データ線駆動回路101は、シール領域よりも内側に、データ線駆動回路101が額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられていてもよい。この一辺に沿ったシール領域よりも内側に、サンプリング回路7が額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。また、走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿ったシール領域の内側に、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。また、TFTアレイ基板10上には、対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
また、シール領域よりも内側には、本発明における「受光領域」の一具体例を構成する光センサ部130が、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。このため、額縁遮光膜53のうち光センサ部130が設けられる箇所は、環境光を光センサ部130に透過させることが可能に構成されている。具体的には、額縁遮光膜53のうち光センサ部130が設けられる箇所には、環境光を光センサ部130に透過させることが可能な開口54(図2等参照)が形成されている。尚、光センサ部130の詳細な構成については、後に詳述する(図4等参照)。
TFTアレイ基板10上には、外部回路接続端子102と、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104、上下導通端子106等とを電気的に接続するための引回配線90が形成されている。
また、TFTアレイ基板10上には、光センサ部130の出力に基づいて環境光の光強度を算出する光強度算出回路110と、光強度算出回路110において算出された環境光の光強度に基づいてバックライト141の輝度を調整するバックライトコントローラ120とが形成されている。
図2において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFT(Thin Film Transistor)や走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成されている。画像表示領域10aには、画素スイッチング用TFTや走査線、データ線等の配線の上層に、ITO等の透明電極からなる画素電極9がマトリクス状に設けられている。画素電極9上には、配向膜8が形成されている。他方、対向基板20におけるTFTアレイ基板10との対向面上に、ブラックマトリクス61が形成されている。ブラックマトリクス61は、例えば遮光性金属膜等から形成されており、対向基板20上の画像表示領域10a内で、例えば格子状等にパターニングされている。そして、ブラックマトリクス61上に、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9と対向してベタ状に形成されている。対向電極21上には配向膜8が形成されている。また、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。
また、対向基板20上には更に、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのスペーサ87が形成されている。スペーサ87は、所定の位置に容易に形成することができるという利点を考慮して、感光性樹脂材料を塗布、感光及び現像することで形成されるフォトスペーサを用いることが好ましい。但し、ガラスビーズ等又はその他の樹脂製材料をTFTアレイ基板10と対向基板20との間に散布してもよい。また、シール材中52中にもグラスファイバ若しくはガラスビーズ等又はその他の樹脂製材料が、スペーサ87として散布されていてもよい。
TFTアレイ基板10の液晶層50と反対側の面には、円偏光板31が積層されている。同様に、対向基板20の液晶層50と反対側の面には、円偏光板32が積層されている。
尚、ここでは図示しないが、TFTアレイ基板10上には、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104の他に、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路、検査用パターン等が形成されていてもよい。
また本実施形態においては、上述したように、観察者から見た液晶パネル100の背後にバックライト141が適宜配置された直視型であることが好ましい。このため、本実施形態に係る液晶装置1は、バックライトモジュール140を備える。バックライトモジュール140は、TFTアレイ基板10の下側から光を出射する。液晶装置1においては、バックライト140から出射された光の透過率が画像表示領域10a内で画像信号に応じて制御されることで、画像の表示が行なわれる。
バックライトモジュール140は、光源を構成する一の又は複数の点光源でなる発光ダイオードからなるバックライト141を備える。バックライト141の側方であって、液晶パネル100の画像表示領域10aの下方には、導光板142が設けられる。バックライト141は、導光板142の側面に配置され、導光板142内に光を出射することができるように構成されている。
導光板142は、略板形状を有し、その一側面(入射面)がバックライト141の出射面に対向するように配置される。導光板142は、例えば、透明なアクリル樹脂で成形されており、バックライト141に面した一側面以外の3つの側面は、例えば反射特性又は散乱特性を有する材料(例えば、白色印刷層等)の反射層が形成されている。バックライト141に面した導光板142の一側面からは、バックライト141から出射される光が入射して、導光板142の内部に導かれる。
尚、導光板142の材料としては、アクリル樹脂の他に、透明性もしくは透光性を有するポリカーボネート樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂などの各種樹脂、ガラスなどの無機材料、またはこれらの複合体を用いることができる。
導光板142は、底面及び側面の反射層によって、入射光を反射、散乱させ、上面から光を出射するように構成されている。導光板142の上面には、拡散シート及びプリズムシート等を含む光学シート143が形成される。光学シート143は、光学シート143上に画像表示領域10aが配置されるように、導光板142上に形成される。そして、光学シート143が、導光板142からの光を拡散して上方に出射することで、光学シート143からの光が、画像表示領域10aに入射する。
(2)液晶装置の詳細な構成
続いて、図3及びを参照して、本実施形態に係る液晶パネル100の要部の詳細な構成について説明する。ここに、図3は、本実施形態に係る液晶パネル100の要部の電気的な構成を概念的に示すブロック図であり、図4は、画素部70及び光センサ部130のより詳細な構成を概念的に示す断面図である。
図3において、本実施形態に係る液晶パネル100は、そのTFTアレイ基板10上の画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域に、走査線駆動回路104及びデータ線駆動回路101や、不図示のドライバIC回路等の駆動回路が形成されている。
走査線駆動回路104は、走査信号を、走査線Y1からYnに順次供給する。例えば、ある走査線Yj(但し、jは、1≦j≦nを満たす整数)にハイレベルの走査信号が供給されると、この走査線Yjに接続されたTFT116が全てオン状態となり、この走査線Yjに対応する画素部70が全て選択される。
データ線駆動回路101は、画像信号を、データ線X1からXmに順次供給し、オン状態のTFT116を介してこの画像信号に基づく書込電圧を画素電極9に書き込む。
本実施形態に係る液晶装置1には、更に、そのTFTアレイ基板10の中央を占める画像表示領域10aに、マトリクス状に配列された複数の画素部70が設けられている。
図3及び図4に示すように、画素部70は、画素電極9と、画素電極9を包含する平面視ベタ状の形状を有する共通電極(COM)21と、画素電極9の長辺端に沿って延在するデータ線Xk(但し、kは1≦k≦mを満たす整数)と、画素電極9の短辺端に沿って延在する走査線Yj(但し、jは1≦j≦nを満たす整数)と、データ線Xk及び走査線Yjの交点付近に形成される画素スイッチング用のTFT116と、蓄積容量119(但し、図4では不図示)を備えている。尚、図4に示すように、TFT116が形成されたTFTアレイ基板10上には、層間絶縁膜14及び平坦化膜15の夫々が形成されており、平坦化膜15上に画素電極9等が形成されている。同様に、対向基板20上には、平坦化膜83が形成されており、平坦化膜83上に共通電極21等が形成されている。
本実施形態では特に、図4に示すように、画素部70には、バックライト141から出射される光を対向基板20側へ透過することで透過表示を行う透過表示部71と、対向基板20側から入射してくる外光等を対向基板20側へ反射させることで反射表示を行う反射表示部72とが設けられている。つまり、本実施形態に係る液晶装置1は、半透過反射型の液晶装置である。従って、反射表示部72における画素電極9上には、対向基板20側から入射してくる外光等を対向基板20側へ反射させるための反射膜7が形成されている。
また、反射表示領域72における対向基板20上には、反射表示領域72における液晶層50の厚さを所定値に設定するための段差層84が形成されている。なお、この段差層84は、TFTアレイ基板10上に形成されてもよい。
TFT116は、ソース端子がデータ線X1〜Xm(但し、図4では不図示)のいずれかに電気的に接続され、ゲート端子が走査線Y1からYn(但し、図4では不図示)のいずれかに電気的に接続され、ドレイン端子が画素電極9に電気的に接続されている。尚、TFT116のドレイン端子は、層間絶縁膜14及び平坦化膜15を貫通するコンタクトホールを介して、画素電極9に電気的に接続されている。画素スイッチング用のTFT116は、走査線駆動回路104から供給される走査信号によってオン状態及びオフ状態が切り換えられる。
液晶素子118は、画素電極9、共通電極21並びに画素電極9及び共通電極21間に位置する液晶分子から構成されている。画素電極9は、TFT116を介してデータ線X1からXmのいずれかと電気的に接続されている。液晶装置100の動作時には、データ線X1からXm及びTFT116を介して供給された画像信号の電位(書込電位)を有する画素電極9と、共通電位を有する共通電極21との間に電界が生じる。液晶は、当該電界に応じて駆動されることによって、即ち、当該電界に応じて分子集合の配向や秩序が変化することによって、光を変調し、階調表示を可能とする。
蓄積容量119は、保持された画像信号がリークするのを防ぐために、液晶素子118と並列に付加されている。蓄積容量119を構成する一方の電極は、画素電極9に電気的に接続され、他方の電極は、共通電極21に電気的に接続されている。
他方で、図4に示すように、液晶装置1のうちの光センサ部130では、TFT基板10のうち液晶層50に対向する側の面に、本発明における「受光素子」の一具体例を構成する光センサ131が形成されている。このような光センサ131としては、例えばPINダイオードや、MOSトランジスタが一例としてあげられる。
光センサ131は、液晶パネル100の外部から入射してくる(より具体的には、液晶パネル100の対向基板20側から入射してくる)環境光を受光する。従って、光センサ131に対向する対向基板20の領域部分における額縁遮光膜53は、液晶パネル100の外部に開けた開口54(つまり、額縁遮光層53が形成されない開口54)を有している。また、光センサ131に対向する対向基板20上には、光センサ部130における液晶層50の厚さを、反射表示部72における液晶層50の厚さと同一にするための段差層85が形成されている。なお、この段差層85は、TFTアレイ基板10上に形成されてもよい。
また、光センサ部130には、画素部70と同様に、画素電極9及び共通電極21が形成されている。光センサ部130における液晶層50には、この画素電極9及び共通電極21を介して、反射表示部72において黒表示を行う際に液晶層50に対して印加される電圧と同一の電圧が印加される。より具体的には、例えば、液晶パネル100がノーマリーホワイトモードの液晶パネルであれば、光センサ部130における液晶層50には、画素電極9と共通電極21とを介して、所定の黒表示電圧が印加される。或いは、液晶パネル100がノーマリーブラックモードの液晶パネルであれば、光センサ部130における液晶層50には、電圧は印加されない。
ここで、光センサ部130における動作について説明する。光センサ部130には、開口54を介して、液晶パネル100の外部からの環境光が入射する。ここで、液晶パネル100の外部から開口54を介して光センサ部130に対して入射する環境光は、円偏光板32を透過した後に液晶パネル100内部に入射するため、右回り(又は、左回り)の円偏光となっている。この右回り(又は、左回り)の円偏光である環境光は、光センサ131において受光される。その結果、光センサ131は、受光した環境光に応じた受光電流を発生させる。発生した受光電流は、バックライトコントローラ120に出力される。これにより、バックライトコントローラ120は、環境光の光強度を検出することができる。従って、バックライトコントローラ120は、環境光の光強度に基づいて、バックライト141の輝度を調整することができる。
一方で、光センサ部130における液晶層50には、反射表示部72において黒表示を行う際に液晶層50に対して印加される電圧と同一の電圧が印加されているため、光センサ部130における液晶層50中の液晶分子が環境光に対して位相差を付与することはない。従って、液晶パネル100内に入射してきた右回り(又は、左回り)の円偏光である環境光は、右回り(又は、左回り)の円偏光のままTFTアレイ基板10側へ伝搬していく。その後、液晶パネル100内に入射してきた右回り(又は、左回り)の円偏光である環境光は、光センサ部130における各種層又は各種膜の界面(例えば、段差部85や、共通電極21や、液晶層50や、画素電極9や、平坦化膜15や、層間絶縁膜14や、光センサ131等の界面)や光センサ部130における各種層又は各種膜の表面において反射され得る。このため、液晶パネル100内に入射してきた右回り(又は、左回り)の円偏光である環境光は、旋回方向が反転した円偏光(つまり、左回り(又は、右回り)の円偏光)となった後に、対向基板20側へと伝搬していく。その後、旋回方向が反転した円偏光(つまり、左回り(又は、右回り)の円偏光)である環境光は、円偏光板32において吸収されるため、液晶パネル100の外部へ出射することはない。このような光センサ部130における光の伝搬の態様は、反射表示部72における黒表示動作時の光の伝搬の態様と同一である。
このように、本実施形態に係る液晶パネル100では、液晶パネル100の外部から光センサ部130に入射してきた環境光が、再度液晶パネル100の外部へと出射することはない。つまり、液晶パネル100の外部から光センサ部130に入射してきた環境光が光センサ部130中の各種層又は各種膜の界面や光センサ部130中の各種層又は各種膜の表面において反射されたとしても、反射された環境光がユーザによって視認されることはない。このため、光センサ部130が光っているようにユーザに視認されることはない。従って、液晶パネル100の外観(特に、光センサ部130が設けられている部分の外観)が不自然に光って視認される不都合は解消される。このため、液晶パネル100の外観的な見栄えが悪くなってしまう不都合は好適に抑制又は防止される。
加えて、本実施形態では、光センサ部130の構成を、反射表示部72の構成と概ね同一にしているため、液晶パネル100中の画素部70(特に、反射表示部72)を製造する工程と同一の工程により光センサ部130を形成することができる。従って、液晶パネル100の製造工程等を大きく変えることなく、上述した液晶パネル100を製造することができる。
更に、光センサ部130に形成される画素電極9や共通電極21を、光センサ131に対するシールドとして機能させることもできる。このため、画素部70における画像表示に伴う電荷が光センサ部130に伝搬してしまったとしても、該電荷は、光センサ部130に形成される画素電極9aや共通電極21によって逃がされるため、光センサ131の出力(つまり、環境光に応じた受光電流)に重畳されてしまう不都合を好適に抑制又は防止することができる。従って、光センサ131の検出精度を向上させることができる。
また、上述した実施形態では液晶パネルとして、TN(ツイスト・ネマティック)、ECB(複屈折電界効果)、VA(垂直配向)などの縦電界の構成として記載しているが、IPS(イン・プレーン・スイッチング)及びFFS(フリンジ・フィールド・スイッチング)等の横電界の構成としても、上述した各種効果を享受できる。
(3)第1変形例
続いて、図5を参照して、本実施形態に係る液晶パネル100の第1変形例について説明する。ここに、図5は、第1変形例に係る液晶パネル100aの光センサ部130のより具体的な構成を概念的に示す断面図である。尚、上述した液晶パネル100と同様の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明については省略する。
図5に示すように、第1変形例に係る液晶パネル100aでは、上述した液晶パネル100の光センサ部130に形成される段差層84、共通電極21及び画素電極9に代えて、スペーサ87が光センサ部130に形成されている。このスペーサ87は、光センサ部130における液晶層50全体を満たす(より具体的には、光センサ131に対向する液晶層50全体を満たす)ように光センサ部130に形成される。その結果、光センサ部130における液晶層50から液晶分子が排除されるため、光センサ部130における液晶層50には液晶分子は存在しなくなる。従って、光センサ部130に入射してくる環境光に対して位相差が付与されることはない。従って、上述したように、液晶パネル100aの外部から光センサ部130に入射してきた環境光が、再度液晶パネル100aの外部へと出射することはない。このため、液晶パネル100aの外観的な見栄えが悪くなってしまう不都合は好適に抑制又は防止される。つまり、上述した液晶パネル100と同様の効果を好適に享受することができる。
加えて、光センサ部130の液晶層50に対して電圧を印加する必要がないため、液晶パネル100aの構成を相対的には簡略化させつつも、上述した液晶パネル100が享受する効果と同様の効果を享受することができる。但し、光センサ部130に形成される画素電極9及び共通電極21が光センサ131に対するシールドとして機能するという効果を考慮して、第1変形例に係る液晶パネル100aにおいても、光センサ部130に画素電極9及び共通電極21を形成するように構成してもよい。
(4)第2変形例
続いて、図6を参照して、本実施形態に係る液晶パネル100の第2変形例について説明する。ここに、図6は、第2変形例に係る液晶パネル100bの光センサ部130のより具体的な構成を概念的に示す断面図である。尚、上述した液晶パネル100と同様の構成については、同一の参照符号を付してその詳細な説明については省略する。
図6に示すように、第2変形例に係る液晶パネル100bでは、上述した液晶パネル100の光センサ部130に形成される段差層84、共通電極21及び画素電極9に代えて、シール材52が光センサ部130に形成されている。このシール材52は、光センサ部130における液晶層50全体を満たす(より具体的には、光センサ131に対向する液晶層50全体を満たす)ように光センサ部130に形成される。その結果、光センサ部130における液晶層50から液晶分子が排除されるため、光センサ部130における液晶層50には液晶分子は存在しなくなる。従って、光センサ部130に入射してくる環境光に対して位相差が付与されることはない。従って、上述したように、液晶パネル100bの外部から光センサ部130に入射してきた環境光が、再度液晶パネル100bの外部へと出射することはない。このため、液晶パネル100bの外観的な見栄えが悪くなってしまう不都合は好適に抑制又は防止される。つまり、上述した液晶パネル100と同様の効果を好適に享受することができる。
加えて、光センサ部130の液晶層50に対して電圧を印加する必要がないため、液晶パネル100bの構成を相対的には簡略化させつつも、上述した液晶パネル100が享受する効果と同様の効果を享受することができる。但し、光センサ部130に形成される画素電極9及び共通電極21が光センサ131に対するシールドとして機能するという効果を考慮して、第2変形例に係る液晶パネル100bにおいても、光センサ部130に画素電極9及び共通電極21を形成するように構成してもよい。
(5)電子機器
続いて、図7及び図8を参照しながら、上述の液晶装置1を具備してなる電子機器の例を説明する。
図7は、上述した液晶装置1が適用されたモバイル型のパーソナルコンピュータの斜視図である。図8において、コンピュータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1204と、上述した液晶装置1を含んでなる液晶表示ユニット1206とから構成されている。
次に、上述した液晶装置1を携帯電話に適用した例について説明する。図8は、電子機器の一例である携帯電話の斜視図である。図8において、携帯電話1300は、複数の操作ボタン1302とともに、半透過反射型の表示形式を採用し、且つ上述した液晶装置1と同様の構成を有する液晶装置1005を備えている。
これらの電子機器においても、上述した液晶装置1を含んでいるため、上述した各種効果を好適に享受することができる。
尚、図7及び図8を参照して説明した電子機器の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた直視型の液晶装置を備える装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に対して、上述した液晶装置1を適用可能なのは言うまでもない。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう液晶装置及び電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図である。 図1のH−H’断面図である。 実施形態に係る液晶パネルの要部の電気的な構成を概念的に示すブロック図である。 画素部及び光センサ部のより詳細な構成を概念的に示す断面図である。 第1変形例に係る液晶パネルの光センサ部のより具体的な構成を概念的に示す断面図である。 第2変形例に係る液晶パネルの光センサ部のより具体的な構成を概念的に示す断面図である。 液晶装置が適用されたモバイル型のパーソナルコンピュータの斜視図である。 液晶装置が適用された携帯電話の斜視図である。
符号の説明
1…液晶装置、9…画素電極、10…TFTアレイ基板、20…対向基板、21…共通電極、32…円偏光板、52…シール材、53…額縁遮光膜、54…開口、70…画素部、71…透過表示部、72…反射表示部、85…段差層、87…スペーサ、130…光センサ部、131…光センサ、140…バックライトモジュール、141…バックライト

Claims (10)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に対向するように配置される第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に挟持されると共に、印加される電圧によって駆動される液晶分子を含む液晶層と、
    前記第2基板の前記液晶層とは反対側の表面に設けられる円偏光板と
    を備え、
    前記第1基板と前記第2基板との間には、前記第2基板側から入射する光を前記第2基板側に反射させることで反射表示を行う反射表示部及び前記第1基板側から入射する光を前記第2基板側に透過させることで透過表示を行う透過表示部の夫々を含む画素部と、前記第2基板側から入射した光を受光する受光素子が設けられた受光部とが設けられており、
    前記受光部には、少なくとも前記第2基板の表面に垂直な方向から前記受光部に入射する光に対して位相差を付与しない非位相差手段が設けられていることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記非位相差手段は、前記受光部に対応する前記液晶層の厚さを前記反射表示部に対応する前記液晶層の厚さと一致させるための段差層を備えており、
    前記受光部に対応する前記液晶層の前記液晶分子の配向状態は、前記反射表示部において黒表示を行う際の前記液晶分子の配向状態と同一に保たれることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 当該液晶装置は、ノーマリーホワイトモードの液晶装置であり、
    前記受光部に対応する前記液晶層には、前記反射表示部において黒表示を行う際に印加される電圧が印加されることを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  4. 前記非位相差手段は、前記受光部に対応する前記液晶層に対して前記電圧を印加するための電極を備えることを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
  5. 当該液晶装置は、ノーマリーブラックモードの液晶装置であり、
    前記受光部に対応する前記液晶層に電圧が印加されないことを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  6. 前記非位相差手段は、前記受光部に対応する前記液晶層の前記液晶分子を排除することを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  7. 前記非位相差手段は、前記第1基板と前記第2基板との間の間隔を規定するためのスペーサを含むことを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
  8. 前記非位相差手段は、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるためのシール材を含むことを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
  9. 前記受光素子の検出結果に基づいて、前記第2基板側から前記液晶装置に対して光を出射する光源の光量を制御する調整回路を更に備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の液晶装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の液晶装置を備えることを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011242761A (ja) * 2010-04-23 2011-12-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及びその作製方法
JP2012083537A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Chi Mei Electronics Corp 液晶ディスプレイ装置及びこれを有する電子機器

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