JP2010091535A - 異常検出装置、異常検出方法および燃料電池システム - Google Patents

異常検出装置、異常検出方法および燃料電池システム Download PDF

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Abstract

【課題】 酸素センサまたは酸素センサの出力処理回路のいずれに異常が生じているか判定することができる異常検出装置、異常検出方法および燃料電池システムを提供する。
【解決手段】 異常検出装置(30)は、ヒータ(15)による加熱によって起動する限界電流式の酸素センサ(10)がヒータによって加熱される前に、酸素センサの出力に基づいて、酸素センサまたは酸素センサの出力処理回路(20)に異常が生じているか否かを判定する判定部(31)を備える。燃料電池システム(100)は、酸素と水素との化学反応によって発電する燃料電池(50)と、燃料電池のカソード(51)を一部に含む第1配管と、燃料電池のアノード(52)を一部に含む第2配管と、第1配管または第2配管のいずれかの位置に配置されヒータによる加熱によって起動する限界電流式の酸素センサ(10)と、異常検出装置(30)と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、異常検出装置、異常検出方法および酸素センサを備える燃料電池システムに関する。
酸素センサは、雰囲気中の酸素濃度を検出するセンサである。この酸素センサに異常が生じると正確な酸素濃度を検出することが困難となる。そこで、酸素センサを大気にさらした場合のセンサ出力を基に、酸素センサの異常の判断を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−198075号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、酸素センサまたは酸素センサの出力処理回路のいずれに異常が生じているか判断することができない。
本発明は、酸素センサまたは酸素センサの出力処理回路のいずれに異常が生じているか判定することができる異常検出装置、異常検出方法および燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明に係る異常検出装置は、ヒータによる加熱によって起動する限界電流式の酸素センサがヒータによって加熱される前に、酸素センサの出力に基づいて異常を判定する判定部を備えることを特徴とするものである。本発明に係る異常検出装置においては、ヒータによる加熱前における酸素センサの出力が用いられる。この場合、酸素濃度変化に基づく酸素センサの出力変動が回避される。その結果、酸素センサに異常が生じているか否か、または、酸素センサの出力処理回路に異常が生じているか否かを判定することができる。
判定部は、酸素センサへの電圧印加前における酸素センサの出力に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサの出力処理回路のアース電位に異常が生じているか否かを判定することができる。
判定部は、酸素センサへの電圧印加後における酸素センサの出力の時間変化率に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサの出力処理回路に異常が生じているか否かを判定することができる。判定部は、酸素センサへの電圧印加後における酸素センサの出力の時間変化率の最大値に基づいて、異常を判定してもよい。
判定部は、酸素センサへの電圧印加後における酸素センサの出力の時間変化率が最大値に到達した後の酸素センサの出力に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサに異常が生じているか否かを判定することができる。
酸素センサの出力の時間変化率が最大値に到達した後の酸素センサの出力に基づいて異常が生じていると判定されなかった場合に、酸素センサの出力を、酸素濃度0%の出力として記憶する記憶部をさらに備えていてもよい。この場合、酸素センサの経年変化等を補償することができる。
判定部は、酸素センサへの電圧印加後かつヒータへの電力供給が開始された後に酸素センサの出力の時間変化率に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサに異常が生じているか否かを判定することができる。
判定部は、酸素センサへの電圧印加後かつヒータへの電力供給が開始された後に酸素センサの出力の時間変化率が所定値に到達するまでの時間に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサの熱容量またはヒータに異常が生じているか否かを判定することができる。
本発明に係る燃料電池システムは、酸素と水素との化学反応によって発電する燃料電池と、燃料電池のカソードを通過する第1配管と、燃料電池のアノードを通過する第2配管と、第1配管または第2配管のいずれかの位置に配置されヒータによる加熱によって起動する限界電流式の酸素センサと、請求項1〜8のいずれかに記載の異常検出装置と、を備えることを特徴とするものである。本発明に係る燃料電池システムにおいては、酸素センサに異常が生じているか否か、または、酸素センサの出力処理回路に異常が生じているか否かを判定することができる。この場合、酸素センサの酸素濃度検出の精度が向上する。それにより、配管におけるエアフローメータ等の設置の必要性が抑制される。その結果、燃料電池システムのコストが抑制される。
炭化水素燃料から水素を生成する改質部に対して燃料の燃焼によって加熱する加熱部をさらに備え、第1配管および第2配管の少なくとも一方が加熱部に接続され、酸素センサは、加熱部の排気ガス配管に配置されていてもよい。この場合、加熱部の排気ガスの熱を用いて酸素センサを加熱することができる。それにより、酸素センサに備わるヒータにおける電力消費を抑制することができる。
本発明に係る異常検出方法は、ヒータによる加熱によって起動する限界電流式の酸素センサがヒータによって加熱される前に酸素センサの出力に基づいて異常を判定する判定ステップを含むことを特徴とするものである。本発明に係る異常検出方法においては、ヒータによる加熱前における酸素センサの出力が用いられる。この場合、酸素濃度変化に基づく出力変動が回避される。その結果、酸素センサに異常が生じているか否か、または、酸素センサの出力処理回路に異常が生じているか否かを判定することができる。
判定ステップにおいて、酸素センサへの電圧印加前における酸素センサの出力に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサの出力処理回路のアース電位に異常が生じているか否かを判定することができる。
判定ステップにおいて、酸素センサへの電圧印加後における酸素センサの出力の時間変化率に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサの出力処理回路に異常が生じているか否かを判定することができる。判定ステップにおいて、酸素センサへの電圧印加後における酸素センサの出力の時間変化率の最大値に基づいて、異常を判定してもよい。
判定ステップにおいて、酸素センサへの電圧印加後における酸素センサの出力の時間変化率が最大値に到達した後の酸素センサの出力に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサに異常が生じているか否かを判定することができる。
酸素センサの出力の時間変化率が最大値に到達した後の酸素センサの出力に基づいて異常が生じていると判定されなかった場合に、酸素センサの出力を、酸素濃度0%の出力として記憶する記憶ステップをさらに含んでいてもよい。この場合、酸素センサの経年変化等を補償することができる。
判定ステップにおいて、酸素センサへの電圧印加後かつヒータへの電力供給が開始された後の酸素センサの出力の時間変化率に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサに異常が生じているか否かを判定することができる。
判定ステップにおいて、酸素センサへの電圧印加後かつヒータへの電力供給が開始された後に酸素センサの出力の時間変化率が所定値に到達するまでの時間に基づいて、異常を判定してもよい。この場合、酸素センサの熱容量またはヒータに異常が生じているか否かを判定することができる。
本発明によれば、酸素センサまたは酸素センサの出力処理回路のいずれに異常が生じているか判定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、実施例1に係る異常検出装置30の構成を説明するためのブロック図である。異常検出装置30は、酸素センサ10または酸素センサ10の出力処理回路20に異常が生じているか否かを検出する装置である。
酸素センサ10は、限界電流式酸素センサであって、電解質11の一面にアノード12が設けられ、電解質11の他面にカソード13が設けられ、細孔が形成された多孔質基板14がカソード13を覆うように電解質11上に配置された構造を有する。電解質11には、ヒータ15が配置されている。
電解質11は、酸素イオン伝導性の電解質からなり、例えばジルコニアからなる。アノード12およびカソード13は、例えば白金からなる。多孔質基板14は、例えば多孔質状のアルミナからなる。ヒータ15は、例えば白金薄膜等からなる。
出力処理回路20は、印加電圧制御部21、ヒータ電力制御部22、電流電圧変換部23等を備える。また、出力処理回路20には、アノード12と出力処理回路20とを接続する配線およびカソード13と出力処理回路20とを接続する配線が含まれる。印加電圧制御部21は、アノード12およびカソード13に印加する電圧を制御する制御回路である。ヒータ電力制御部22は、ヒータ15に供給する電力を制御する制御回路である。電流電圧変換部23は、酸素センサ10の限界電流を電圧信号に変換する変換回路である。
異常検出装置30は、判定部31および記憶部32を備える。判定部31は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成される。判定部31は、電流電圧変換部23から与えられる電圧信号に基づいて、酸素センサ10または出力処理回路20に異常が生じているか否かを判定する。記憶部32は、不揮発性メモリ等から構成され、判定部31の判定結果を記憶する。
出力処理回路20は、アースされている。また、アノード12と印加電圧制御部21とを接続する配線には、センサシールド24が設けられている。カソード13と印加電圧制御部21とを接続する配線には、センサシールド25が設けられている。センサシールド24,25は、アースされている。
次に、酸素センサ10および出力処理回路20の動作の概略について説明する。印加電圧制御部21は、アノード12に、カソード13と比較して相対的にプラスの電圧を印加する。この印加電圧は、可変である。印加電圧制御部21によってアノード12に電圧が印加されると、下記式(1)に従ってカソード13において酸素が酸素イオンとなって電解質11を伝導する。アノード12においては、下記式(2)に従って、酸素イオンが酸素分子となる。
+ 4e = 2O2− (1)
2O2− = O + 4e (2)
式(1)および式(2)の反応によって電流が生じる。例えば、電流電圧変換部23は、この電流を、電流値に対応する大きさの電圧信号に変換する。酸素センサ10において生じる電流は、多孔質基板14の細孔における酸素ガス拡散量によって決定される。この酸素ガス拡散量は、多孔質基板14の外部の酸素濃度によって決まる。したがって、電流電圧変換部によって生成される電圧信号に基づいて、酸素センサ10は、酸素センサ10が配置される雰囲気中の酸素濃度を検出することができる。
次に、ヒータ電力制御部22は、ヒータ15への電力供給を開始する。それにより、ヒータ15の温度が上昇し、電解質11が加熱される。例えば、ヒータ電力制御部22は、電解質11の温度が500℃〜700℃程度になるようにヒータ15への供給電力を制御する。それにより、電解質11を酸素イオンが伝導可能になる。
図2は、酸素センサ10に電圧を印加する場合の、電流電圧変換部23の出力と経過時間との関係を説明するための図である。酸素センサ10への電圧印加前においては、酸素センサ10において理論的に電流は生じない。したがって、電流電圧変換部23の出力電圧はほぼゼロになる。この場合の電流電圧変換部23の出力電圧を以下、出力電圧Vs_Aと称する。
印加電圧制御部21による電圧印加によってアノード12とカソード13との間に電圧差が生じると、酸素センサ10に電流が生じる。この場合、酸素センサ10の出力電流値は、所定値になるまで増大する。これに対応して、電流電圧変換部23の出力電圧値は、所定値になるまで増大する。ヒータ15に電力が供給されるまで、この出力電圧値はほぼ一定となる。印加電圧制御部21によって酸素センサ10に電圧が印加された後かつヒータ15に電力が供給される前の電流電圧変換部23の出力電圧を以下、出力電圧Vs_Bと称する。
ヒータ15に電力が供給されると、電解質11を酸素イオンが伝導することによって酸素センサ10の出力電流値は徐々に増大し、ほぼ一定値になる。これに対応して、電流電圧変換部23の出力電圧値も徐々に増大してほぼ一定値になる。ヒータ15に電力が供給された後の電流電圧変換部23の出力電圧を以下、出力電圧Vs_Cと称する。
本実施例においては、判定部31は、電流電圧変換部23の出力電圧値に基づいて酸素センサ10または出力処理回路20に異常が生じているか否かを判定する。図3は、酸素センサ10に電圧を印加する場合の、電流電圧変換部23の出力電圧値と、その出力電圧値の時間変化率と、経過時間との関係を説明するための図である。
酸素センサ10への電圧印加前においては、出力処理回路20のアース電位に異常が生じていなければ、出力電圧Vs_Aはほぼゼロになる。しかしながら、出力処理回路20のアース電位に異常が生じている場合、電流電圧変換部23は所定の大きさの電圧を出力する。判定部31は、出力電圧Vs_Aに基づいて、出力処理回路20のアース電位に異常が生じているか否かを判定する。
例えば、判定部31は、出力電圧Vs_Aが第1の許容範囲(例えばVs_A_min1=−10mV〜Vs_A_max1=10mV)以内にある場合、出力処理回路20のアース電位に異常が生じていないと判定してもよい。判定部31は、出力電圧Vs_Aが第1の許容範囲外かつ第2の許容範囲(例えばVs_A_min2=−50mV〜Vs_A_max2=50mV)以内にある場合、ユーザへ警告を行う警告処理を実行してもよい。さらに、判定部31は、出力電圧Vs_Aが第2の許容範囲外にある場合、出力処理回路20のアース電位に異常が生じていると判定し、酸素センサ10を用いた酸素濃度検出を停止する停止処理を実行してもよい。
ここで、限界電流式の酸素センサの出力電流は、μAオーダの極めて微弱な電流である。したがって、アース電位不良は検出酸素濃度の異常に直結する。本実施例のように出力処理回路20のアース電位の異常が検出されれば、酸素センサ10の酸素濃度検出精度が向上する。
次に、出力処理回路20に異常がなければ、出力電圧Vs_Bが所定の時間変化率を有する。しかしながら、例えば出力処理回路20の時定数等に異常があれば、出力電圧Vs_Bの時間変化率dVs_Bの最大値dVs_B_maxが小さくなる。そこで、判定部31は、時間変化率dVs_Bの最大値dVs_B_maxに基づいて、出力処理回路20に異常があるか否かを判定する。
例えば、判定部31は、最大値dVs_B_maxが第1のしきい値dVs_B1(例えば、標準値の0.7倍の値)以上である場合、出力処理回路20に異常が生じていないと判定してもよい。判定部31は、最大値dVs_Bが第1のしきい値dVs_B1未満かつ第2のしきい値dVs_B2(例えば、標準値の0.5倍の値)以上である場合、ユーザへ警告を行う警告処理を実行してもよい。さらに、判定部31は、最大値dVs_Bが第2のしきい値未満である場合、出力処理回路20に異常が生じていると判定し、酸素センサ10を用いた酸素濃度検出を停止する停止処理を実行してもよい。
以上のように、ヒータ15による加熱前の電流電圧変換部23の出力を用いることによって、酸素センサ10または出力処理回路20に異常が生じているか否かを判定することができる。それにより、酸素センサ10および出力処理回路20の異常を弁別判断可能になり、修理時間、費用等の縮減が可能となる。
次に、出力電圧Vs_Bの変化率が最大値dVs_Bに達した後には、出力電圧Vs_Bは、酸素濃度0%の値として所定の範囲に収まる。しかしながら、経年変化等により酸素センサ10に異常が生じていると、出力電圧Vs_Bが上記所定の範囲から外れてしまう。そこで、判定部31は、出力電圧Vs_Bの変化率が最大値dVs_Bに達した後の出力電圧Vs_Bに基づいて、酸素センサ10に異常が生じているか否かを判定する。
例えば、判定部31は、出力電圧Vs_Bが第1の許容範囲(例えばVs_B_min1=印加電圧−10mV〜Vs_B_max1=印加電圧+10mV)以内にある場合、酸素センサ10に異常が生じていないと判定してもよい。判定部31は、出力電圧Vs_Bが第1の許容範囲外かつ第2の許容範囲(例えばVs_B_min2=出力電圧−50mV〜Vs_B_max2=出力電圧+50mV)以内である場合、ユーザへ警告を行う警告処理を実行してもよい。さらに、判定部31は、出力電圧Vs_Bが第2の許容範囲外である場合、酸素センサ10に異常が生じていると判定し、酸素センサ10を用いた酸素濃度検出を停止する停止処理を実行してもよい。
記憶部32は、出力電圧Vs_Bの変化率が最大値dVs_Bに達した後の出力電圧Vs_Bが第1の許容範囲内にある場合、この出力電圧Vs_Bを酸素センサ10の検出酸素濃度が0%である場合の電圧値として記憶する。この場合、記憶部32に記憶された値を用いて電流電圧変換部23の出力を補正することによって、酸素センサの製造バラツキまたは経年変化が補償され、酸素濃度検出の精度が向上する。なお、この補正によれば、高温大気中での補正に比較して温度分布その他の外乱の影響が小さくなる。それにより、簡便かつ高精度に補正が可能である。
次に、酸素センサ10の酸素濃度に対する応答性に異常が生じていなければ、出力電圧Vs_Cが所定の時間変化率を有する。しかしながら、酸素センサ10の応答性に異常があれば、出力電圧Vs_Cの時間変化率dVs_Cの最大値dVs_C_maxが小さくなる。そこで、判定部31は、最大値dVs_C_maxに基づいて、酸素センサ10の応答性に異常があるか否かを判定する。
例えば、判定部31は、最大値dVs_C_maxが第1のしきい値dVs_C1(例えば、標準値の0.7倍の値)以上である場合、酸素センサ10の応答性に異常が生じていないと判定してもよい。判定部31は、最大値dVs_C_maxが第1のしきい値dVs_C1未満かつ第2のしきい値dVs_C2(例えば、標準値の0.5倍)以上である場合、ユーザへ警告を行う警告処理を実行してもよい。さらに、判定部31は、最大値dVs_C_maxが第2のしきい値以下である場合、酸素センサ10の応答性に異常が生じていると判定し、酸素センサ10を用いた酸素濃度検出を停止する停止処理を実行してもよい。
この場合、例えば、酸素センサ10への酸素到達を阻害する酸素センサ10の表面の付着物の存在を容易に検出することができる。また、酸素センサ10のセンサ応答性の劣化は負帰還制御装置の性能低下を招くことがあるが、この性能低下を未然に防止することができる。
次に、酸素センサ10の熱容量およびヒータ15に異常が生じていなければ、ヒータ15への電力供給を開始した後に出力電圧Vs_Cが最大値dVs_C_maxに到達するまでの時間T_Vsが所定の値よりも小さくなる。しかしながら、酸素センサ10の熱容量およびヒータ15に異常が生じていれば、時間T_Vsが長くなる。そこで、判定部31は、時間T_Vsに基づいて、酸素センサ10の熱容量およびヒータ15に異常が生じているか否かを判定する。
例えば、判定部31は、時間T_Vsが第1のしきい値T_Vs1(例えば、標準値+10sec)未満である場合、酸素センサ10の熱容量およびヒータ15に異常が生じていないと判定してもよい。判定部31は、時間T_Vsが第1のしきい値T_Vs1以上かつ第2のしきい値T_Vs2(例えば、標準値+30sec)未満である場合、ユーザへ警告を行う警告処理を実行してもよい。さらに、判定部31は、時間T_Vsが第2のしきい値T_Vs2以上の場合、酸素センサ10の熱容量およびヒータ15の少なくともいずれか一方に異常が生じていると判定し、酸素センサ10を用いた酸素濃度検出を停止する停止処理を実行してもよい。
この場合、ヒータ15の劣化、酸素センサ10本体への付着物の存在等を容易に検出することができる。それにより、酸素センサ10および出力処理回路20の機能を望ましい状態に保つための保守、点検作業等が容易になる。
図4〜図6は、異常検出装置30による酸素センサの異常検出の際に実行されるフローチャートの一例を説明するための図である。まず、図4を参照して、判定部31は、電流電圧変換部23から出力電圧Vs_Aを読み込む(ステップS1)。次に、判定部31は、出力電圧Vs_Aが第2の許容範囲(Vs_A_min2以上Vs_A_max2 以下)にあるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において出力電圧Vs_Aが第2の許容範囲にあると判定された場合、判定部31は、出力電圧Vs_Aが第1の許容範囲(Vs_A_min1以上Vs_A_max1以下)にあるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3において出力電圧Vs_Aが第1の許容範囲にあると判定された場合、判定部31は、酸素センサ10に電圧が印加されるように印加電圧制御部21を制御する(ステップS4)。次に、判定部31は、ルーチン1をコールする(ステップS5)。その後、フローチャートの実行は終了する。
ステップS2において出力電圧Vs_Aが第2の許容範囲にあると判定されなかった場合、判定部31は、停止処理ルーチンをコールする(ステップS6)。それにより、酸素濃度検出の停止処理が実行される。ステップS3において出力電圧Vs_Aが第1の許容範囲にあると判定されなかった場合、判定部31は、警告処理ルーチンをコールする(ステップS7)。それにより、ユーザへの警告処理が実行される。
図4のフローチャートにおいてルーチン1がコールされた場合、図5のフローチャートが実行される。図5を参照して、判定部31は、出力電圧Vs_Bを電流電圧変換部23から読み込む(ステップS11)。次に、出力電圧Vs_Bの時間変化率dVs_Bに(出力電圧Vs_B−出力電圧Vs_B_old)を代入する(ステップS12)。出力電圧Vs_B_oldは、前回のフローチャート実行時に与えられる値である。次いで、判定部31は、出力電圧Vs_B_oldに出力電圧Vs_Bの値を代入する(ステップS13)。
次に、判定部31は、dVs_BがdVs_B_old以下であるか否かを判定する(ステップS14)。ここで、dVs_B_oldは、前回のフローチャート実行時に与えられる値である。ステップS14においてdVs_BがdVs_B_old以下であると判定された場合、判定部31は、dVs_B_oldが第2のしきい値dVs_B2以上であるか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15においてdVs_B_oldが第2のしきい値dVs_B2以上であると判定された場合、判定部31は、dVs_B_oldが第1のしきい値dVs_B1以上であるか否かを判定する(ステップS16)。
ステップS16においてdVs_B_oldが第1のしきい値dVs_B1以上であると判定された場合、判定部31は、出力電圧Vs_B_oldが第2の許容範囲(Vs_B_min2以上 Vs_B_max2 以下)にあるか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17において出力電圧Vs_B_oldが第2の許容範囲にあると判定された場合、判定部31は、出力電圧Vs_B_oldが第1の許容範囲(Vs_B_min1以上 Vs_B_max1 以下)にあるか否かを判定する(ステップS18)。
ステップS18において出力電圧Vs_B_oldが第1の許容範囲にあると判定された場合、ヒータ電力制御部22は、ヒータ15への電力供給を開始する(ステップS19)。次に、判定部31は、ルーチン2をコールする(ステップS30)。その後、フローチャートの実行が終了する。
ステップS15においてdVs_B_oldが第2のしきい値dVs_B2以上であると判定されなかった場合、および、ステップS17において出力電圧Vs_B_oldが第2の許容範囲にあると判定されなかった場合、判定部31は、停止処理ルーチンをコールする(ステップS21)。それにより、酸素濃度検出の停止処理が実行される。その後、フローチャートの実行が終了する。
ステップS16においてdVs_B_oldが第1のしきい値dVs_B1以上であると判定されなかった場合、および、ステップS18において出力電圧Vs_B_oldが第1の許容範囲にあると判定されなかった場合、判定部31は、警告処理ルーチンをコールする(ステップS21)。それにより、ユーザへの警告処理が実行される。その後、フローチャートの実行が終了する。
ステップS14においてdV_BがdVs_B_old以下であると判定されなかった場合、判定部31は、出力電圧dVs_B_oldにdVs_Bを代入する(ステップS23)。次に、判定部31は、512ms後にルーチン1をコールする(ステップS24)。その後、フローチャートの実行が終了する。このステップS14、S23およびS24の実行によって、dV_Bが最大値を示すまでルーチン1がコールされる。
図5のフローチャートにおいてルーチン2がコールされた場合、図6のフローチャートが実行される。図6を参照して、判定部31は、出力電圧Vs_Cを電流電圧変換部23から読み込む(ステップS31)。次に、出力電圧Vs_Cの時間変化率dVs_Cに(出力電圧Vs_C−出力電圧Vs_C_old)を代入する(ステップS32)。出力電圧Vs_C_oldは、前回のフローチャート実行時に与えられる値である。次いで、判定部31は、出力電圧Vs_C_oldに出力電圧Vs_Cを代入する(ステップS33)。
次に、判定部31は、dV_CがdVs_C_old以下であるか否かを判定する(ステップS34)。dVs_C_oldは、前回のフローチャートの実行時に与えられる値である。ステップS34においてdV_CがdVs_C_old以下であると判定された場合、判定部31は、dVs_C_oldが第2のしきい値dVs_C2以上であるか否かを判定する(ステップS35)。ステップS35においてdVs_C_oldが第2のしきい値dVs_C2以上であると判定された場合、判定部31は、dVs_C_oldが第1のしきい値dVs_C1以上であるか否かを判定する(ステップS36)。
ステップS36においてdVs_C_oldが第1のしきい値dVs_C1以上であると判定された場合、判定部31は、時間T_Vsが第2のしきい値T_Vs2以上であるか否かを判定する(ステップS37)。ステップS37において時間T_Vsが第2のしきい値T_Vs2以上であると判定された場合、判定部31は、時間T_Vsが第1のしきい値T_Vs1以上であるか否かを判定する(ステップS38)。ステップS38において時間T_Vsが第1のしきい値T_Vs1以上であると判定された場合、フローチャートの実行は終了する。
ステップS35においてdVs_C_oldが第2のしきい値dVs_C2以上であると判定されなかった場合、および、ステップS37において時間T_Vsが第2のしきい値時間T_Vs_2以上であると判定されなかった場合、判定部31は、停止処理ルーチンをコールする(ステップS39)。それにより、酸素濃度検出の停止処理が実行される。その後、フローチャートの実行が終了する。
ステップS36においてdVs_C_oldが第1のしきい値dVs_C1以上であると判定されなかった場合、および、ステップS38において出力電圧Vs_B_oldが第1のしきい値T_Vs_1以上であると判定されなかった場合、判定部31は、警告処理ルーチンをコールする(ステップS40)。それにより、ユーザへの警告処理が実行される。その後、フローチャートの実行が終了する。
ステップS34においてdV_CがdVs_C_old以下であると判定されなかった場合、判定部31は、dVs_C_oldにdV_Cを代入する(ステップS41)。次に、判定部31は、時間T_Vsに時間T_Vs+1を代入する(ステップS42)。次いで、判定部31は、512ms後にルーチン1をコールする(ステップS43)。その後、フローチャートの実行が終了する。ステップS34、S41〜S43の実行によって、dVs_Cが最大値を示すまでルーチン2がコールされる。
図4〜図6のフローチャートによれば、酸素センサ10への電圧印加前における酸素センサ10の出力に基づいて、出力処理回路20のアース電位に異常が生じているか否かを判定することができる。また、酸素センサ10の出力の時間変化率に基づいて、酸素センサ10または出力処理回路20のいずれに異常が生じているか判定することができる。また、酸素濃度0%の出力値を補正することができる。ヒータ15への電力供給が開始された後の酸素センサ10の出力の時間変化率に基づいて、酸素センサ10の応答性に異常が生じているか否かを判定することができる。さらに、ヒータ15への電力供給が開始された後に酸素センサ10の出力の時間変化率が所定値に到達するまでの時間に基づいて、酸素センサ10の熱容量およびヒータ15に異常が生じているか否かを判定することができる。
図7は、実施例2に係る燃料電池システム100の全体構成を説明するためのブロック図である。燃料電池システム100は、酸素センサ10、改質器40、燃料電池50、炭化水素燃料ポンプ71、エアポンプ73、凝縮水ポンプ74、制御部80等を備える。
改質器40は、改質部41および加熱部42を備える。燃料電池50は、カソード51とアノード52とによって電解質が挟持された構造を有する。炭化水素燃料ポンプ71は、炭化水素を改質部41に供給するためのポンプである。エアポンプ73は、カソード51にエアを供給するためのポンプである。凝縮水ポンプ74は、凝縮水タンク61に蓄えられた凝縮水を改質部41に供給するためのポンプである。炭化水素燃料ポンプ71には、フローメータ72が設けられている。
酸素センサ10は、実施例1と同様の構造を有する。制御部80は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成され、実施例1に係る出力処理回路20および異常検出装置30を有する。
次に、燃料電池システム100の動作の概略について説明する。まず、炭化水素燃料ポンプ71は、制御部80の指示に従って炭化水素燃料を改質部41に供給する。この場合、制御部80は、フローメータ72の検出結果に応じて炭化水素燃料ポンプ71の回転数を制御する。凝縮水ポンプ74は、制御部80の指示に従って、凝縮水を改質部41に供給する。
改質部41においては、炭化水素燃料と凝縮水とによって炭化水素燃料の水蒸気改質反応が進行する。水蒸気改質反応によって、水素を含む改質ガスが生成される。この改質ガスは、燃料電池50のアノード52に供給される。
エアポンプ73は、制御部80の指示に従って、エアをカソード51に供給する。燃料電池50においては、カソード51に供給された酸素とアノード52に供給された水素とによって発電反応が進行する。カソード51から排出されるカソードオフガスおよびアノード52から排出されるアノードオフガスは、加熱部42に供給される。
カソードオフガスには、酸素が含まれる。アノードオフガスには、水素、一酸化炭素等の燃料が含まれる。それにより、加熱部42においては、アノードオフガスに含まれる燃料がカソードオフガスに含まれる酸素を用いて燃焼する。この燃焼によって得られた燃焼熱は、改質部41に与えられる。それにより、吸熱反応の水蒸気改質反応を促進することができる。
加熱部42から排出されるオフガスは、熱交換器62を通過する。熱交換器62には、水道水等の冷却媒体が供給される。それにより、加熱部42からのオフガス中の水蒸気が凝縮して液水となり、凝縮水タンク61に流入する。
酸素センサ10は、加熱部42からのオフガス中の酸素濃度を検出して、制御部80にその検出結果を与える。制御部80は、酸素センサ10の検出結果に基づいて、エアポンプ73からカソード51に供給される酸素量を制御する。制御部80に備わる異常検出装置30を用いることによって酸素センサ10の酸素濃度検出精度が向上することから、エアポンプ73に対するフローメータの設置の必要性が低下する。それにより、燃料電池システム100の低コスト化を図ることができる。また、酸素センサ10が加熱部42と熱交換器62との間に配置されていることから、加熱部42からのオフガスの熱を利用して酸素センサ10を加熱することができる。それにより、ヒータ15の消費電力を抑制することができる。
なお、本実施例においては、エアポンプ73からカソード51および加熱部42を通る配管が第1配管に相当し、炭化水素燃料ポンプ71から改質部41、アノード52および加熱部42を通る配管が第2配管に相当する。
実施例1に係る異常検出装置の構成を説明するためのブロック図である。 酸素センサに電圧を印加する場合の、電流電圧変換部の出力と経過時間との関係を説明するための図である。 酸素センサに電圧を印加する場合の電流電圧変換部の出力電圧値とその出力電圧値の時間変化率と経過時間との関係を説明するための図である。 検出装置による酸素センサの異常検出の際に実行されるフローチャートの一例を説明するための図である。 検出装置による酸素センサの異常検出の際に実行されるフローチャートの一例を説明するための図である。 検出装置による酸素センサの異常検出の際に実行されるフローチャートの一例を説明するための図である。 実施例2に係る燃料電池システムの全体構成を説明するためのブロック図である。
符号の説明
10 酸素センサ
11 電解質
12 アノード
13 カソード
14 多孔質基板
15 ヒータ
20 検出装置
21 印加電圧制御部
22 ヒータ電力制御部
23 電流電圧変換部
24,25 センサシールド判定部
31 判定部
32 記憶部
40 改質器
41 改質部
42 加熱部
50 燃料電池
51 カソード
52 アノード
80 制御部
100 燃料電池システム

Claims (18)

  1. ヒータによる加熱によって起動する限界電流式の酸素センサが前記ヒータによって加熱される前に、前記酸素センサの出力に基づいて異常を判定する判定部を備えることを特徴とする異常検出装置。
  2. 前記判定部は、前記酸素センサへの電圧印加前における前記酸素センサの出力に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項1記載の異常検出装置。
  3. 前記判定部は、前記酸素センサへの電圧印加後における前記酸素センサの出力の時間変化率に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項1記載の異常検出装置。
  4. 前記判定部は、前記酸素センサへの電圧印加後における前記酸素センサの出力の時間変化率の最大値に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項1記載の異常検出装置。
  5. 前記判定部は、前記酸素センサへの電圧印加後における前記酸素センサの出力の時間変化率が最大値に到達した後の前記酸素センサの出力に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項1記載の異常検出装置。
  6. 前記酸素センサの出力の時間変化率が最大値に到達した後の前記酸素センサの出力に基づいて異常が生じていると判定されなかった場合に、前記酸素センサの出力を、酸素濃度0%の出力として記憶する記憶部をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の異常検出装置。
  7. 前記判定部は、前記酸素センサへの電圧印加後かつ前記ヒータへの電力供給が開始された後の前記酸素センサの出力の時間変化率に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の異常検出装置。
  8. 前記判定部は、前記酸素センサへの電圧印加後かつ前記ヒータへの電力供給が開始された後に前記酸素センサの出力の時間変化率が所定値に到達するまでの時間に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の異常検出装置。
  9. 酸素と水素との化学反応によって発電する燃料電池と、
    前記燃料電池のカソードを通過する第1配管と、
    前記燃料電池のアノードを通過する第2配管と、
    前記第1配管または前記第2配管のいずれかの位置に配置され、ヒータによる加熱によって起動する限界電流式の酸素センサと、
    請求項1〜8のいずれかに記載の異常検出装置と、を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  10. 炭化水素燃料から水素を生成する改質部に対して燃料の燃焼によって加熱する加熱部をさらに備え、
    前記第1配管および前記第2配管の少なくとも一方が前記加熱部に接続され、
    前記酸素センサは、前記加熱部の排気ガス配管に配置されることを特徴とする請求項9記載の燃料電池システム。
  11. ヒータによる加熱によって起動する限界電流式の酸素センサが前記ヒータによって加熱される前に、前記酸素センサの出力に基づいて異常を判定する判定ステップを含むことを特徴とする異常検出方法。
  12. 前記判定ステップにおいて、前記酸素センサへの電圧印加前における前記酸素センサの出力に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項11記載の異常検出方法。
  13. 前記判定ステップにおいて、前記酸素センサへの電圧印加後における前記酸素センサの出力の時間変化率に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項11記載の異常検出方法。
  14. 前記判定ステップにおいて、前記酸素センサへの電圧印加後における前記酸素センサの出力の時間変化率の最大値に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項11記載の異常検出方法。
  15. 前記判定ステップにおいて、前記酸素センサへの電圧印加後における前記酸素センサの出力の時間変化率が最大値に到達した後の前記酸素センサの出力に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項11記載の異常検出方法。
  16. 前記酸素センサの出力の時間変化率が最大値に到達した後の前記酸素センサの出力に基づいて異常が生じていると判定されなかった場合に、前記酸素センサの出力を、酸素濃度0%の出力として記憶する記憶ステップをさらに含むことを特徴とする請求項15記載の異常検出方法。
  17. 前記判定ステップにおいて、前記酸素センサへの電圧印加後かつ前記ヒータへの電力供給が開始された後の前記酸素センサの出力の時間変化率に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の異常検出方法。
  18. 前記判定ステップにおいて、前記酸素センサへの電圧印加後かつ前記ヒータへの電力供給が開始された後に前記酸素センサの出力の時間変化率が所定値に到達するまでの時間に基づいて、異常を判定することを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の異常検出方法。
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