JP2010091336A - 放射線検出器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】SN比の向上を図ることが可能な放射線検出器及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】放射線検出器RDは、光感応領域5,6を有する半導体光検出素子1と、光感応領域5,6に対応して配置された第1のシンチレータ11と、半導体光検出素子1と第1のシンチレータ11との間に位置し、光感応領域5に対応して配置された第2のシンチレータ13と、第1及び第2のシンチレータ11,13を覆うと共に、第2のシンチレータ13における光感応領域5に対向する領域の少なくとも一部に対応する第1の光出射領域17aと第1のシンチレータ11における光感応領域6に対向する領域の少なくとも一部に対応する第2の光出射領域17bとを有する光反射膜17と、第2の光出射領域17bに対応して配置され、第1のシンチレータ11から出射した光を光感応領域6へと導くライトガイド15と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射線検出器及びその製造方法に関する。
放射線検出器として、2つの光感応領域を有する半導体光検出素子を備えると共に、一方の光感応領域に対応して配置された低エネルギー放射線検出用のシンチレータと、他方の光感応領域に対応して配置された高エネルギー放射線検出用のシンチレータと、をそれぞれ備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、放射線検出器として、2つの光感応領域を有する半導体光検出素子を備えると共に、2つの光感応領域に対応して配置された低エネルギー放射線検出用のシンチレータと、低エネルギー放射線検出用のシンチレータと半導体光検出素子との間に位置し且つ2つの光感応領域に対応して配置された高エネルギー放射線検出用のシンチレータと、をそれぞれ備えるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第99/08132号パンフレット 米国特許出願公開第2007/0158573号明細書
しかしながら、特許文献1及び2に記載の放射線検出器は、SN比が低下するという問題点を有している。特許文献1に記載の放射線検出器では、低エネルギー放射線検出用のシンチレータは一方の光感応領域に対応して配置されているために低エネルギー放射線の入射面積が狭く、しかもその厚みが薄いことから、当該シンチレータにおける低エネルギー放射線に対応した発光量は比較的少ない。このため、半導体光検出素子の一方の光感応領域にて得られる信号、すなわち低エネルギー放射線の入射により得られる信号は小さくなってしまい、SN比が低下することとなる。
特許文献2に記載の放射線検出器では、低エネルギー放射線検出用のシンチレータが2つの光感応領域に対応して配置されているために低エネルギー放射線の入射面積が広く、低エネルギー放射線検出用のシンチレータの発光量自体は比較的多い。しかしながら、低エネルギー放射線検出用のシンチレータにて発生した光は、半導体光検出素子の一方の光感応領域だけでなく他方の光感応領域にも到達するため、結果的に、一方の光感応領域に到達する光の量が少なくなってしまう。したがって、特許文献2に記載の放射線検出器であっても、半導体光検出素子の信号、すなわち低エネルギー放射線の入射により得られる信号は小さくなってしまい、SN比が低下することとなる。
ところで、特許文献1及び2に記載の放射線検出器において、低エネルギー放射線検出用のシンチレータの面積及び半導体光検出素子の一方の光感応領域の面積の双方を大きく設定することにより、低エネルギー放射線の入射により一方の光感応領域にて得られる信号を大きくすることは可能である。しかしながら、これらの面積を大きくした場合、一方の光感応領域における接合容量も大きくなり、暗電流が増加して、SN比の向上が抑制されてしまう。
そこで、本発明は、SN比の向上を図ることが可能な放射線検出器及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る放射線検出器は、第1の光感応領域と第2の光感応領域とを有する半導体光検出素子と、第1及び第2の光感応領域に対応して配置された第1のシンチレータと、半導体光検出素子と第1のシンチレータとの間に位置し、第1の光感応領域に対応して配置された第2のシンチレータと、第1及び第2のシンチレータを覆うと共に、第2のシンチレータにおける第1の光感応領域に対向する領域の少なくとも一部に対応する第1の光出射領域と、第1のシンチレータにおける第2の光感応領域に対向する領域の少なくとも一部に対応する第2の光出射領域と、を有する光反射膜と、第2の光出射領域に対応して配置され、第1のシンチレータから出射した光を第2の光感応領域へと導くライトガイドと、を備えている。
本発明に係る放射線検出器では、第1のシンチレータは、第1及び第2の光感応領域に対応して配置されているために、放射線が入射する面積が広く、発光量が多くなる。また、第1のシンチレータにて発生した光は、第1のシンチレータが光反射膜で覆われていることから、光反射膜の第2の光出射領域からライトガイドを通して第2の光感応領域に入射することとなり、第2の光感応領域に入射する光の量も十分な値となる。これらの結果、第2の光感応領域にて得られる信号は大きくなり、SN比の向上を図ることができる。なお、第2のシンチレータにて発生した光は、第2のシンチレータも光反射膜で覆われていることから、光反射膜の第1の光出射領域から第1の光感応領域に入射することとなり、第1の光感応領域に入射する光の量も十分な値となる。
好ましくは、第1の光出射領域の面積は、第1の光感応領域の面積よりも大きく設定され、ライトガイドの光出射面の面積は、第2の光感応領域の面積よりも大きく設定されている。この場合、第1及び第2の光感応領域と、第1及び第2のシンチレータ並びにライトガイドと、の位置合わせ精度が緩和されて、これらの位置合せを容易に行なうことができる。
好ましくは、半導体光検出素子は、第1の光感応領域と第2の光感応領域との間に位置し、第1の光感応領域と第2の光感応領域とを電気的に分離する分離領域を更に有している。この場合、第1の光感応領域と第2の光感応領域との間に発生するクロストークを低減することができる。
本発明に係る放射線検出器の製造方法は、上記の放射線検出器の製造方法であって、半導体光検出素子、第1のシンチレータ、第2のシンチレータ、及びライトガイドを用意する工程と、光反射膜を、該光反射膜が第2の光出射領域を含むように第1のシンチレータに形成して第1のユニットを得る工程と、光反射膜を、該光反射膜が第1の光出射領域を有すると共にライトガイドの光入出射面が露出するように、第2のシンチレータとライトガイドとを併置した状態で第2のシンチレータとライトガイドとに形成して第2のユニットを得る工程と、第1のユニットと第2のユニットとを結合して、半導体光検出素子に搭載する工程と、を備えている。
本発明に係る放射線検出器の製造方法では、SN比の向上を図り得る上述した放射線検出器を簡便に製造することができる。
本発明によれば、SN比の向上を図ることが可能な放射線検出器及びその製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1〜図5を参照して、本実施形態に係る放射線検出器RDの構成を説明する。図1は、本実施形態に係る放射線検出器を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面構成を示す図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面構成を示す図である。図4は、図1のIV−IV線に沿った断面構成を示す図である。図5は、本実施形態に係る放射線検出器の光反射膜及び光学樹脂を除く構成を示す分解斜視図である。
放射線検出器RDは、図1に示されるように、半導体光検出素子1と、シンチレータユニット10と、を備えている。本実施形態の放射線検出器RDでは、後述する一対の光感応領域5,6と当該一対の光感応領域5,6に対応する一つのシンチレータユニット10とを含む検出ユニットが2×2配列されている。放射線検出器RDは、例えば、空港等に設置される手荷物検査装置に用いられ、放射線検出器RDの検出結果に基づいて、手荷物内の収容物を構成する物質を特定することができる。放射線検出器RDは、2×2配列された検査ユニットを複数組備えているが、簡略化のため、各図では一組の検査ユニットのみを図示する。
半導体光検出素子1は、いわゆる表面入射型のホトダイオードアレイであり、Siからなる第1導電型(例えば、n型)の半導体基板2を有している。半導体基板2には主面2a側において、複数(本実施形態では、二つ)の第2導電型(例えば、p型)の半導体領域3,4が配列されている。各半導体領域3,4と半導体基板2との間で形成されるpn接合により、各ホトダイオードの光感応領域5,6が構成されている。光感応領域5,6(半導体領域3,4)は、平面視において矩形形状を呈している。本実施形態では、光感応領域5,6の長辺の長さは例えば1.25mmに設定され、光感応領域5,6の短辺の長さは例えば2.7mmに設定されている。光感応領域5,6の間隔は、例えば150μm程度に設定されている。
光感応領域5(半導体領域3)と光感応領域6(半導体領域4)との間には、光感応領域5と光感応領域6とを電気的に分離する分離領域7が配置されている。分離領域7は、半導体基板2と同じ導電型、すなわち第1導電型の半導体領域により構成されており、不純物濃度が半導体基板2よりも高く設定されている。
半導体光検出素子1では、光感応領域5,6に光が入射すると、光が入射した光感応領域5,6において入射した光の光量に応じてキャリアが生成される。生成されたキャリアによる光電流は、光感応領域5,6に接続された電極(不図示)から取り出される。これにより、半導体光検出素子1は、光感応領域5,6に入射した光の光量に応じた信号をそれぞれ出力することとなる。
半導体基板2の主面2b側には、半導体光検出素子1を基板に実装するためのバンプ電極8が配置されている。バンプ電極8は、光感応領域5,6に接続された電極と電気的に接続されている。
シンチレータユニット10は、半導体基板2には主面2a側に配置されており、図2〜図5に示されるように、第1のシンチレータ11、第2のシンチレータ13、及びライトガイド15を有している。シンチレータユニット10と半導体光検出素子1とは、所望の屈折率を有する光学樹脂20により接着されている。光学樹脂20により、シンチレータユニット10から出射した光が効率よく半導体光検出素子1に入射することとなる。光学樹脂20を構成する材料としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
第1のシンチレータ11は、平板形状を呈しており、光感応領域5,6に対応して配置されている。すなわち、第1のシンチレータ11は、放射線の入射方向から見て光感応領域5,6全体が隠れるように光感応領域5,6を覆っており、光感応領域5,6の上方に位置している。第1のシンチレータ11は、平面視において矩形形状を呈しており、その大きさは例えば2.8mm×2.8mmに設定されている。第1のシンチレータ11の厚みは、例えば0.3〜0.5mmに設定されている。
第2のシンチレータ13は、柱形状(本実施形態では、四角柱形状)を呈しており、第1のシンチレータ11と半導体光検出素子1との間に位置し、光感応領域5に対応して配置されている。すなわち、第2のシンチレータ13は、放射線の入射方向から見て光感応領域5のみが隠れるように光感応領域5を覆っており、光感応領域5の上方に位置している。したがって、光感応領域6の上方には、第2のシンチレータ13は位置していない。第2のシンチレータ13は、平面視において矩形形状を呈しており、その大きさは例えば1.35mm×2.8mmに設定されている。第2のシンチレータ13の高さ(厚み)は、例えば3.0mm程度に設定されている。
放射線は、シンチレータユニット10の第1のシンチレータ11側からシンチレータユニット10に入射する。入射した放射線は、その入射エネルギーの高さに応じて、侵入深さが異なり、入射エネルギーが高いものほど深くまで侵入する。シンチレータユニット10に入射した放射線は、第1及び第2のシンチレータ11,13に入射エネルギーに応じた侵入深さまで到達して、到達点において第1及び第2のシンチレータ11,13のいずれかを発光させる。したがって、第1のシンチレータ11では低エネルギー(例えば、30〜60keV)の放射線が到達することにより光(シンチレーション光)が発生し、第2のシンチレータ13では高エネルギー(例えば、50〜150keV)の放射線が到達することにより光(シンチレーション光)が発生することとなる。また、第1のシンチレータ11の厚みに応じて、放射線(入射エネルギー)が弁別されることとなる。
第1及び第2のシンチレータ11,13を構成する材料としては、例えば、TlをドープしたCsI、CdWO(CWO)、GdS:PrやGdS:TbといったGOS(硫酸化ガドリニウム)等が挙げられる。第1のシンチレータ11を構成する材料と第2のシンチレータ13を構成する材料とは、同じでもよく、また異なっていてもよい。
ライトガイド15は、柱形状(本実施形態では、四角柱形状)を呈しており、第1のシンチレータ11と半導体光検出素子1との間に位置し、光感応領域6に対応して配置されている。すなわち、ライトガイド15は、放射線の入射方向から見て光感応領域6のみが隠れるように光感応領域6を覆っており、光感応領域6の上方に位置している。ライトガイド15は、平面視において矩形形状を呈しており、その大きさは例えば1.35mm×2.8mmに設定されている。ライトガイド15の高さは、例えば3.7mm程度に設定されている。ライトガイド15を構成する材料としては、ガラスや透明エポキシ樹脂等が挙げられる。
ところで、第1及び第2のシンチレータ11,13は、遮光膜としても機能する光反射膜17にて覆われている。光反射膜17は、第1の光出射領域17a及び第2の光出射領域17bを有している。光反射膜17を構成する材料としては、PETシートやTiO2を混練したエポキシ樹脂等が挙げられる。
第1の光出射領域17aは、第2のシンチレータ13における光感応領域5に対向する領域の少なくとも一部に対応している。本実施形態では、第1の光出射領域17aは、第2のシンチレータ13の半導体光検出素子1(光感応領域5)に対向する面13a全体に対応しており、当該面13a全体を露出させている。したがって、第2のシンチレータ13は、半導体光検出素子1に対向する面13aを除くすべての外表面が光反射膜17に覆われることとなり、面13aが第2のシンチレータ13にて発生した光の出射面となる。第1の光出射領域17aは、第2のシンチレータ13の半導体光検出素子1に対向する面13a全体に対応している必要はなく、当該面13aの少なくとも一部に対応している、すなわち、面13aの少なくとも一部を露出させていればよい。
第2の光出射領域17bは、第1のシンチレータ11における光感応領域6に対向する領域の少なくとも一部に対応している。本実施形態では、第2の光出射領域17bは、第1のシンチレータ11の半導体光検出素子1側の面のうち光感応領域6に対向する領域11aのみに対応しており、当該領域11a全体を露出させている。したがって、第1のシンチレータ11は、領域11aを除くすべての外表面が光反射膜17に覆われることとなり、領域11aが第1のシンチレータ11にて発生した光の出射面となる。第2の光出射領域17bは、第2のシンチレータ13の光感応領域6に対向する領域11a全体に対応している必要はなく、当該領域11aの少なくとも一部に対応している、すなわち、領域11aの少なくとも一部を露出させていればよい。
ライトガイド15は、第1のシンチレータ11に対向する面15aが第1のシンチレータ11の領域11aに接触している。ライトガイド15も、第1のシンチレータ11に対向する面15aと光感応領域6に対向する面15bを除いてすべての側面が光反射膜17に覆われている。したがって、第1のシンチレータ11に対向する面15aが第1のシンチレータ11にて発生した光の入射面となり、光感応領域6に対向する面15bがライトガイド15からの光の出射面となる。これにより、第1のシンチレータから出射した光は、ライトガイド15を通して、光感応領域6へ導かれることとなる。
シンチレータユニット10は、放射線フィルタ19を更に有している。放射線フィルタ19は、第1のシンチレータ11と第2のシンチレータ13との間に配置されており、低エネルギーの放射線を遮断することにより第2のシンチレータ13に入射する放射線(入射エネルギー)を弁別する。放射線フィルタ19は、平面視において矩形形状を呈しており、その大きさは例えば1.25mm×2.7mmに設定されている。放射線フィルタ19の厚みは、例えば0.5mm程度に設定されている。放射線フィルタ19を構成する材料としては、Cu、Pb、Ag、Mo等の金属が挙げられる。
以下、放射線検出器RDの動作について説明する。
放射線検出器RDに入射した放射線のうち、主に低エネルギーの放射線は第1のシンチレータ11に到達して、第1のシンチレータ11を発光させる。第1のシンチレータ11にて発生した光は、第1のシンチレータ11が領域11aを除いて光反射膜17に覆われていることから、領域11aから面15aを通してライトガイド15に入射する。ライトガイド15に入射した光は、ライトガイド15内を通り、面15bから出射する。ライトガイド15の面15bから出射した光は、光感応領域6に入射する。これらにより、低エネルギーの放射線の入射により第1のシンチレータ11にて発生した光が光感応領域6にて検出され、発生した光の強度に対応した信号が半導体光検出素子1から出力される。
放射線検出器RDに入射した放射線のうち、主に高エネルギーの放射線は第1のシンチレータ11及び放射線フィルタ19にて弁別された後、第2のシンチレータ13に到達して、第2のシンチレータ13を発光させる。第2のシンチレータ13にて発生した光は、第2のシンチレータ13が面13aを除いて光反射膜17に覆われていることから、面13aから出射される。第2のシンチレータ13の面13aから出射した光は、光学樹脂20を通って光感応領域5に入射する。これらにより、高エネルギーの放射線の入射により第2のシンチレータ13にて発生した光が光感応領域5にて検出され、発生した光の強度に対応した信号が半導体光検出素子1から出力される。
以下、図6〜図13を参照して、放射線検出器RDの製造方法について説明する。図6〜図13は、本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。
まず、平板形状のシンチレータ母材30を用意し(図6参照)、当該シンチレータ母材を検出ユニット(シンチレータユニット10)に対応させて分割する(図7参照)。これにより、複数の第1のシンチレータ11がシンチレータユニット10の配列に対応させて配置された状態で用意されることとなる。シンチレータ母材30の分割は、ダイシング等の既存の手法により行なうことができる。
次に、各第1のシンチレータ11に光反射材料を付与して光反射膜17の一部を形成すると共に、各第1のシンチレータ11を一体化する(図8参照)。このとき、第1のシンチレータ11は、第1のシンチレータ11の面(図8において、下面)を除いて、光反射膜17に覆われることとなる。すなわち、光反射膜17は、第2の光出射領域17bを含んで形成されることとなる。
これらにより、シンチレータユニット10の配列に対応して配置された複数の第1のシンチレータ11を含むユニットU1が得られる。
また、四角柱形状のシンチレータ母材31を用意し、シンチレータ母材の長手方向に沿う一面に、光反射膜32と放射線フィルタ33との積層構造体を形成する(図9参照)。光反射膜32は、光反射材料の付与により形成することができる。放射線フィルタ33は、光反射膜32と接着剤により貼り合わされることにより形成することができる。
次に、光反射膜32と放射線フィルタ33との積層構造体が形成されたシンチレータ母材31を第2のシンチレータ13の大きさに合わせて分割する(図10参照)。これにより、第2のシンチレータ13が用意されることとなる。第2のシンチレータ13には、光反射膜17の一部と放射線フィルタ19とが形成されている。
次に、ライトガイド15を用意する。そして、ライトガイド15と第2のシンチレータ13とを、シンチレータユニット10の配列に対応させて併置する(図11参照)。ライトガイド15の高さは、第2のシンチレータ13の高さと光反射膜17の一部及び放射線フィルタ19の厚みとの和と同等に設定されている。
次に、併置されたライトガイド15及び第2のシンチレータ13の側面に光反射材料を付与し、光反射膜17の一部を形成する(図12参照)。このとき、ライトガイド15と第2のシンチレータ13とは、ライトガイド15の面15a,15b及び第2のシンチレータ13の面13aを除いて、光反射膜17に覆われることとなる。光反射膜17は、第1の光出射領域17aを有するように形成されることとなる。
これらにより、シンチレータユニット10の配列に対応して配置されたそれぞれ複数のライトガイド15及び第2のシンチレータ13を含むユニットU2が得られる。
次に、ユニットU1とユニットU2とを結合する(図13参照)。ここでは、光反射膜17から露出しているライトガイド15の面15aと第1のシンチレータ11の下面とが接触するように、ユニットU2の上にユニットU1を載置する。ユニットU1とユニットU2との結合は、光透過性を有する接着剤により貼り合わせることにより行なうことができる。ユニットU1とユニットU2とが結合して、第1のシンチレータ11の下面の一部がユニットU2の光反射膜17により覆われることにより、第2の光出射領域17bが形成されることとなる。
その後、結合されたユニットU1,U2を、用意した半導体光検出素子1に、第2のシンチレータ13の面13aと光感応領域5とが対向すると共にライトガイド15の面15bが光感応領域6とが対向するように、位置決めして搭載する。このとき、半導体光検出素子1とユニットU2との間は、光透過性を有する光学樹脂で接着する。これにより、図1〜5に示された放射線検出器RDが得られることとなる。
以上のように、本実施形態では、第1のシンチレータ11は、光感応領域5,6に対応して配置されているために、放射線が入射する面積が広く、発光量が多くなる。また、第1のシンチレータ11にて発生した光は、第1のシンチレータ11が光反射膜17で覆われていることから、光反射膜17の第2の光出射領域17bからライトガイド15を通して光感応領域6に入射することとなり、光感応領域6に入射する光の量も十分な値となる。これらの結果、光感応領域6にて得られる信号は大きくなり、放射線検出器RDにおけるSN比の向上を図ることができる。
このように、本実施形態では、第1のシンチレータ11にて発生した光を効率よく光感応領域6に導いている構成となるため、光感応領域6の面積を広くすることなく、得られる信号を大きくできる。したがって、光感応領域6の面積を広くすることによる暗電流の増加等の問題点が生じ難く、SN比の向上を抑制することはない。
第2のシンチレータ13にて発生した光は、第2のシンチレータ13も光反射膜17で覆われていることから、光反射膜17の第1の光出射領域17aから光感応領域5に入射することとなる。この結果、光感応領域5に入射する光の量も十分な値となる。
本実施形態では、上述したように、第1の光出射領域17a(第2のシンチレータ13の面13a)の面積は、光感応領域5の面積よりも大きく設定され、ライトガイド15の面15bの面積は、光感応領域6の面積よりも大きく設定されている。これにより、光感応領域5,6と、第1及び第2のシンチレータ11,13並びにライトガイド15と、の位置合わせ精度が緩和されて、これらの位置合せを容易に行なうことができる。
本実施形態では、半導体光検出素子1は、光感応領域5と光感応領域6との間に位置し、光感応領域5と光感応領域6とを電気的に分離する分離領域7を有している。これにより、光感応領域5と光感応領域6との間に発生するクロストークを低減することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
本実施形態に係る放射線検出器RDのシンチレータユニット10は、放射線フィルタ19を備えているが、図14に示されるように、シンチレータユニット10は、放射線フィルタ19を備えていなくてもよい。第1のシンチレータ11の厚みに応じて、放射線(入射エネルギー)が弁別されることとなるため、弁別する放射線によっては、放射線フィルタ19が不要となる。
本実施形態に係る放射線検出器RDのシンチレータユニット10では、ライトガイド15の面15bの面積(ライトガイド15の断面積)と第2のシンチレータ13の面13aの面積(第2のシンチレータ13の断面積)とが同等に設定されているが、これに限られない。例えば、図15に示されるように、ライトガイド15の断面積が第2のシンチレータ13の断面積よりも狭く設定されていてもよい。この場合、光反射膜17の第2の光出射領域17bの面積も狭くなり、第1のシンチレータ11からライトガイド15に入射する光の量が少なくなる懼れが考慮される。
本発明者等が、TlをドープしたCsIにより構成されたシンチレータの光出射面の開口率とホトダイオードにおける相対感度との関係を調べたところ、図16に示される関係を有していることが判明した。図16に示された関係から、開口率は30〜70%であれば、検出感度を確保できる。すなわち、ライトガイド15の断面積が、ライトガイド15の断面積と第2のシンチレータ13の断面積との和の30%以上の値であれば、検出感度の低下を抑制することが可能となる。
本実施形態に係る放射線検出器RDの各シンチレータユニット10は、2つのシンチレータ11,13を有しているが、シンチレータの数はこれに限られない。シンチレータユニット10は、図17〜図19に示されるように、3つ以上のシンチレータを備えていてもよい。
図17〜図18に示されたシンチレータユニット10に対応する半導体光検出素子(不図示)は、3つの光感応領域(第1〜第3の光感応領域)を有している。各シンチレータユニット10は、第1のシンチレータ11、第2のシンチレータ13、第3のシンチレータ41、ライトガイド15,43、光反射膜17、及び放射線フィルタ19を有している。
第1のシンチレータ11は、第1〜第3の光感応領域に対応して配置されている。すなわち、第1のシンチレータ11は、放射線の入射方向から見て第1〜第3の光感応領域全体が隠れるように第1〜第3の光感応領域を覆っており、第1〜第3の光感応領域の上方に位置している。
第2のシンチレータ13は、第1のシンチレータ11と半導体光検出素子との間に位置し、第1の光感応領域に対応して配置されている。すなわち、第2のシンチレータ13は、放射線の入射方向から見て第1の光感応領域のみが隠れるように第1の光感応領域を覆っており、第1の光感応領域の上方に位置している。したがって、第2及び第3の光感応領域の上方には、第2のシンチレータ13は位置していない。
第3のシンチレータ41は、第1のシンチレータ11と第2のシンチレータ13との間に位置し、第1及び第3の光感応領域に対応して配置されている。すなわち、第3のシンチレータ41は、放射線の入射方向から見て第1及び第3の光感応領域のみが隠れるように第1及び第3の光感応領域を覆っており、第1及び第3の光感応領域の上方に位置している。したがって、第2の光感応領域の上方には、第3のシンチレータ41は位置していない。第3のシンチレータ41は、第1及び第2のシンチレータ11と同様の材料により構成できる。
ライトガイド15は、第1のシンチレータ11と半導体光検出素子との間に位置し、第2の光感応領域に対応して配置されている。すなわち、ライトガイド15は、放射線の入射方向から見て第2の光感応領域のみが隠れるように第2の光感応領域を覆っており、第2の光感応領域の上方に位置している。
ライトガイド43は、第3のシンチレータ41と半導体光検出素子との間に位置し、第3の光感応領域に対応して配置されている。すなわち、ライトガイド43は、放射線の入射方向から見て第3の光感応領域のみが隠れるように第3の光感応領域を覆っており、第3の光感応領域の上方に位置している。
第1〜第3のシンチレータ11,13,41は、光反射膜17にて覆われている。光反射膜17は、第1の光出射領域17a、第2の光出射領域17b、及び第3の光出射領域17cを有している。
第1の光出射領域17aは、第2のシンチレータ13における第1の光感応領域に対向する領域の少なくとも一部に対応している。本実施形態では、第1の光出射領域17aは、第2のシンチレータ13の半導体光検出素子(第1の光感応領域)に対向する面13a全体に対応しており、当該面13a全体を露出させている。したがって、第2のシンチレータ13は、半導体光検出素子に対向する面13aを除くすべての外表面が光反射膜17に覆われることとなり、面13aが第2のシンチレータ13にて発生した光の出射面となる。第1の光出射領域17aは、第2のシンチレータ13の半導体光検出素子に対向する面13a全体に対応している必要はなく、当該面13aの少なくとも一部に対応している、すなわち、面13aの少なくとも一部を露出させていればよい。
第3の光出射領域17cは、第3のシンチレータ41における第3の光感応領域に対向する領域の少なくとも一部に対応している。詳細には、第3の光出射領域17cは、第3のシンチレータ41の半導体光検出素子側の面のうち第3の光感応領域に対向する領域41aのみに対応しており、当該領域41a全体を露出させている。したがって、第3のシンチレータ41は、領域41aを除くすべての外表面が光反射膜17に覆われることとなり、領域41aが第3のシンチレータ41にて発生した光の出射面となる。
ライトガイド43は、第3のシンチレータ41に対向する面43aが第3のシンチレータ41の領域41aに接触している。ライトガイド43も、第3のシンチレータ41に対向する面43aと第3の光感応領域に対向する面43bを除いてすべての側面が光反射膜17に覆われている。したがって、第3のシンチレータ41に対向する面43aが第3のシンチレータ41にて発生した光の入射面となり、第3の光感応領域に対向する面43bがライトガイド43からの光の出射面となる。これにより、第3のシンチレータから出射した光は、ライトガイド43を通して、第3の光感応領域へ導かれることとなる。
図17〜図18に示されたシンチレータユニット10を備える放射線検出器においても、第1のシンチレータ11は、第1〜第3の光感応領域に対応して配置されているために、放射線が入射する面積が広く、発光量が多くなる。また、第1のシンチレータ11にて発生した光は、第1のシンチレータ11が光反射膜17で覆われていることから、光反射膜17の第2の光出射領域17bからライトガイド15を通して第2の光感応領域に入射することとなり、第2の光感応領域に入射する光の量も十分な値となる。これらの結果、第2の光感応領域にて得られる信号は大きくなり、放射線検出器RDにおけるSN比の向上を図ることができる。
第3のシンチレータ41は、第1及び第3の光感応領域に対応して配置されているために、放射線が入射する面積が比較的広く、発光量が多くなる。また、第3のシンチレータ41にて発生した光は、第3のシンチレータ41も光反射膜17で覆われていることから、光反射膜17の第3の光出射領域17cからライトガイド43を通して第3の光感応領域に入射することとなり、第3の光感応領域に入射する光の量も比較的十分な値となる。これらの結果、第3の光感応領域にて得られる信号は大きくなる。
図19に示されたシンチレータユニット10に対応する半導体光検出素子(不図示)も、3つの光感応領域(第1〜第3の光感応領域)を有している。シンチレータユニット10は、第1のシンチレータ11、第2のシンチレータ13、第3のシンチレータ41、ライトガイド15,43、光反射膜17、及び放射線フィルタ19を有している。
第1のシンチレータ11は、図17〜図18に示されたシンチレータユニット10と同じく、第1〜第3の光感応領域に対応して配置されている。第2のシンチレータ13は、図17〜図18に示されたシンチレータユニット10と同じく、第1のシンチレータ11と半導体光検出素子との間に位置し、第1の光感応領域に対応して配置されている。
第3のシンチレータ41は、第1のシンチレータ11と半導体光検出素子との間に位置し、第3の光感応領域に対応して配置されている。すなわち、第3のシンチレータ41は、放射線の入射方向から見て第3の光感応領域のみが隠れるように第3の光感応領域を覆っており、第3の光感応領域の上方に位置している。したがって、第1及び第2の光感応領域の上方には、第3のシンチレータ41は位置していない。
図19に示されたシンチレータユニット10を備える放射線検出器においても、第1のシンチレータ11は、第1〜第3の光感応領域に対応して配置されているために、放射線が入射する面積が広く、発光量が多くなる。また、第1のシンチレータ11にて発生した光は、第1のシンチレータ11が光反射膜17で覆われていることから、光反射膜17の第2の光出射領域17bからライトガイド15を通して第2の光感応領域に入射することとなり、第2の光感応領域に入射する光の量も十分な値となる。これらの結果、第2の光感応領域にて得られる信号は大きくなり、放射線検出器RDにおけるSN比の向上を図ることができる。
第3のシンチレータ41にて発生した光は、第3のシンチレータ41も光反射膜17で覆われていることから、光反射膜17の第3の光出射領域17cからライトガイド43を通して第3の光感応領域に入射することとなり、第3の光感応領域に入射する光の量も比較的十分な値となる。これらの結果、第3の光感応領域にて得られる信号は大きくなる。
半導体光検出素子1は、表面入射型のホトダイオードに限られることなく、裏面入射型のホトダイオードであってもよい。
本実施形態に係る放射線検出器を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面構成を示す図である。 図1のIII−III線に沿った断面構成を示す図である。 図1のIV−IV線に沿った断面構成を示す図である。 本実施形態に係る放射線検出器の光反射膜及び光学樹脂を除く構成を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る放射線検出器RDの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る放射線検出器の変形例の断面構成を示す図である。 本実施形態に係る放射線検出器の変形例の断面構成を示す図である。 シンチレータの光出射面の開口率とホトダイオードにおける相対感度との関係を示す線図である。 本実施形態に係る放射線検出器の変形例の断面構成を示す図である。 本実施形態に係る放射線検出器の変形例の断面構成を示す図である。 本実施形態に係る放射線検出器の変形例の断面構成を示す図である。
符号の説明
1…半導体光検出素子、5,6…光感応領域、7…分離領域、11…第1のシンチレータ、13…第2のシンチレータ、15…ライトガイド、17…光反射膜、17a…第1の光出射領域、17b…第2の光出射領域、19…放射線フィルタ、41…第3のシンチレータ、43…ライトガイド、RD…放射線検出器。

Claims (4)

  1. 第1の光感応領域と第2の光感応領域とを有する半導体光検出素子と、
    前記第1及び第2の光感応領域に対応して配置された第1のシンチレータと、
    前記半導体光検出素子と前記第1のシンチレータとの間に位置し、前記第1の光感応領域に対応して配置された第2のシンチレータと、
    前記第1及び第2のシンチレータを覆うと共に、前記第2のシンチレータにおける前記第1の光感応領域に対向する領域の少なくとも一部に対応する第1の光出射領域と、前記第1のシンチレータにおける前記第2の光感応領域に対向する領域の少なくとも一部に対応する第2の光出射領域と、を有する光反射膜と、
    前記第2の光出射領域に対応して配置され、前記第1のシンチレータから出射した光を前記第2の光感応領域へと導くライトガイドと、を備えている放射線検出器。
  2. 前記第1の光出射領域の面積は、前記第1の光感応領域の面積よりも大きく設定され、
    前記ライトガイドの光出射面の面積は、前記第2の光感応領域の面積よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記半導体光検出素子は、前記第1の光感応領域と前記第2の光感応領域との間に位置し、前記第1の光感応領域と前記第2の光感応領域とを電気的に分離する分離領域を更に有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線検出器。
  4. 請求項1に記載の放射線検出器の製造方法であって、
    前記半導体光検出素子、前記第1のシンチレータ、前記第2のシンチレータ、及び前記ライトガイドを用意する工程と、
    光反射膜を、該光反射膜が前記第2の光出射領域を含むように前記第1のシンチレータに形成して第1のユニットを得る工程と、
    光反射膜を、該光反射膜が前記第1の光出射領域を有すると共に前記ライトガイドの光入出射面が露出するように、前記第2のシンチレータと前記ライトガイドとを併置した状態で前記第2のシンチレータと前記ライトガイドとに形成して第2のユニットを得る工程と、
    前記第1のユニットと前記第2のユニットとを結合して、前記半導体光検出素子に搭載する工程と、を備えていることを特徴とする放射線検出器の製造方法。
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