JP2010089645A - 車両用室内照明灯 - Google Patents

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健太郎 長井
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Abstract

【課題】操作力の増大を招くことなく、結合手段による機能部と意匠部との結合強度を向上させて、結合手段の破損等による意匠部の脱落を防止する車両用室内照明灯を提供すること。
【解決手段】隔壁板3を挟んで配置される機能部11と意匠部13とを結合して、機能部11及び意匠部13の隔壁板3の板厚方向への相対移動を規制する第1の結合手段21は、仮突き合わせ位置で隔壁板3を挟んで突き合わせた機能部11と意匠部13とを、隔壁板3の面方向に相対移動させることで、関係部位に弾性変位を招くことなく結合状態とする構成としたことで、操作力の増大を招くことなく結合強度の向上が可能になる。第2の結合手段31が結合状態になると、機能部11及び意匠部13の前記隔壁板3の面方向への相対移動が規制され、第1の結合手段21の結合状態が維持される。
【選択図】図5

Description

本発明は、車室を区画する隔壁板(天井板やドアの内装板など)に取り付けられる車両用室内照明灯に関する。
図6は、車室を区画形成する隔壁板に取り付けられる車両用室内照明灯の従来例を示したものである。
ここに示した車両用室内照明灯101は、下記特許文献1に開示されたもので、車室を区画する隔壁板としての天井板103に取り付けられるものである。
この車両用室内照明灯101は、天井板103の裏面側から該天井板103の照明具用開口部104に配置される機能部111と、天井板103の表面側(室内側)から照明具用開口部104に配置される意匠部113とを備えている。
機能部111には、電球121やプッシュ式のスイッチ123を搭載したランプユニット125が嵌合装着される。
機能部111には、照明具用開口部104の周縁部に当接する取付用フランジ部112が一体形成されている。
意匠部113は、外周部116が照明具用開口部104の周縁部に当接する本体枠117と、電球121の前方側を覆うように本体枠117の中央部に装備されて電球121が出射する照明光を透過させるカバー118と、プッシュ式のスイッチ123を押下可能に前記本体枠117に可動に取り付けられたスイッチ操作部119とを具備している。
図示の車両用室内照明灯101は、機能部111と意匠部113とを、照明具用開口部104の周縁部を挾持した状態に突き合わせると共に、突き合わせた機能部111と意匠部113とを結合手段131により結合すると、機能部111の取付用フランジ部112と意匠部113の外周部116とが照明具用開口部104の周縁部を挾持した状態に維持されて、天井板103に固定された取り付け状態となる。
上記車両用室内照明灯101の場合、結合手段131は、意匠部113の本体枠117から上方に延出した弾性片141の外面側に係合突起143を突設した意匠部側係合アーム145と、前記係合突起143が係合する凹部147を有した機能部側係止部149と、から構成されている。
意匠部側係合アーム145や機能部側係止部149は、機能部111及び意匠部113の両側に一対ずつ、合計4カ所に装備されている。
上記結合手段131は、天井板103を挟んで機能部111と意匠部113とを突き合わせると、意匠部側係合アーム145の弾性片141が内方(図6の矢印B方向)に撓む弾性変形をして、係合突起143が機能部側係止部149の下端の肉厚部149aに乗り上げる。そして、更に機能部111と意匠部113とを互いに接近する方向に押圧すると、係合突起143が肉厚部149aを乗り越えて、肉厚部149aの奥に位置している凹部147に係合する。係合突起143が凹部147に係合すると、弾性片141の撓み変形は解消される。
即ち、上記結合手段131は、機能部111と意匠部113とを突き合わせたときに、当該結合手段131に関係する部位である弾性片141の弾性変位を経て結合状態となる。
凹部147に係合突起143が係合すると、機能部111と意匠部113とが天井板103を挾持した状態にロックされて、車両用室内照明灯101が天井板103に取り付けられた状態になる。
特開2007−203911号公報
ところが、上記のように弾性片141の弾性変位を経て結合状態となる結合手段131の場合は、該結合手段131による結合強度を高めるために、係合突起143と凹部147との引っかかり面積を増大させたり、弾性片141の断面積増加等を図ると、結合させる際に大きな操作力が必要となり、機能部111と意匠部113との組み立て作業性が低下するという問題が生じる。
従って、実際には、結合手段131による結合強度を高めることが難しく、エアバッグ作動時等、機能部111や意匠部113に強い衝撃が作用したときには、結合強度の不足のために、結合手段131に破損や変形が生じて、その結果、意匠部113の脱落、飛散が発生するおそれがあった。
本発明の目的は上記課題を解消することに係り、操作力の増大を招くことなく結合手段による結合強度を高めることができ、結合手段に十分な結合強度を確保して、衝撃等が作用しても結合手段の破損や変形によって意匠部が脱落、飛散することを防止することができる車両用室内照明灯を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 車室内外を区画する隔壁板に設けられた照明具用開口部に前記隔壁板の裏面側から配置される機能部と、前記隔壁板の表面側から前記照明具用開口部に配置される意匠部とを備え、
前記機能部と前記意匠部とを、前記照明具用開口部の周縁部を挾持した状態に突き合わせると共に、突き合わせた前記機能部と前記意匠部とを結合することで、前記機能部と前記意匠部とが前記隔壁板に固定された取り付け状態となる車両用室内照明灯であって、
前記機能部と前記意匠部とを結合する結合手段として、第1の結合手段と第2の結合手段とを備え、
前記第1の結合手段は、前記隔壁板を挟んで前記機能部と前記意匠部とを仮突き合わせ位置で突き合わせた状態にして、その状態から本突き合わせ位置となるように前記機能部と前記意匠部とを前記隔壁板の面方向に相対移動させると、該第1の結合手段の関係部位に弾性変位を招くことなく結合状態となって、前記機能部と前記意匠部との前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制し、
前記第2の結合手段は、前記機能部及び意匠部が前記仮突き合わせ位置から前記本突き合わせ位置に相対移動したときに当該第2の結合手段の関係部位の弾性変位を経て結合状態となって、前記第1の結合手段の結合状態を維持するロック機構として機能することを特徴とする車両用室内照明灯。
(2) 前記第1の結合手段は、前記隔壁板に平行に前記意匠部に設けられた意匠部側係止面を具備した意匠部側係合アームと、前記隔壁板に平行に前記機能部に設けられた機能部側係止面を有した機能部側係合ブロックとを備え、
前記隔壁板を挟んで突き合される前記機能部と前記意匠部とを前記仮突き合わせ位置から前記本突き合わせ位置に相対移動させると、前記意匠部側係止面と前記機能部側係止面とが積層状態に係合して、前記機能部及び意匠部に対して前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制する結合状態となることを特徴とする前記(1)に記載の車両用室内照明灯。
(3) 前記第2の結合手段は、前記機能部及び意匠部の何れか一方に装備された係合突起と、他方に装備されて前記機能部及び意匠部が仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置に相対移動したときに前記係合突起が係合する係止部とを備え、
前記係止部には、前記係合突起の第1の係合面に当接して前記機能部と意匠部との前記隔壁板の面方向への相対移動を規制する第1の係止面の他に、前記係合突起の第2の係合面に当接して、前記機能部及び意匠部に対して前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制する第2の係止面が備えられていることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の車両用室内照明灯。
上記(1)の構成によれば、第1の結合手段が、機能部及び意匠部に対して前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制して、前記機能部と前記意匠部とが前記隔壁板を挾持した状態を維持する。
そして、この第1の結合手段は、前記機能部と前記意匠部とを仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置へと隔壁板の面方向に沿って相対移動させることで結合状態となり、未結合の状態から結合状態へ移行する際に、その関係部位に弾性変位を招くことがない。
そのため、当該第1の結合手段による機能部と意匠部との結合強度を高めるために、関係部位の引っかかり面積を増大させたり、あるいは関係部位の断面積増加等を図っても、結合させる際に必要となる操作力が増加することがない。
換言すれば、操作力の増大を招くことなく結合手段による結合強度を高めることができ、結合手段に十分な結合強度を確保して、エアバッグ作動時等に衝撃等が作用しても結合手段の破損や変形によって意匠部が脱落、飛散することを防止することができる。
上記(2)の構成によれば、第1の結合手段は、隔壁板に平行な意匠部側係合アームを意匠部に装備すると共に、隔壁板に平行な機能部側係合ブロックを機能部に設けるという比較的に単純な構成で実現することができる。
また、この第1の結合手段による結合強度の向上は、積層状態に係合する意匠部側係合アーム及び機能部側係合ブロックの各係止面(意匠部側係止面や機能部側係止面)の面積を増大させることで、容易に実現することができる。
即ち、第1の結合手段の装備に際して、構成の複雑化を招かずに、且つ容易に、結合強度の向上を図ることが可能になる。
上記(3)の構成によれば、第2の結合手段が結合状態になると、係合突起の第1の係合面と係止部の第1の係止面との係合が、機能部及び意匠部の前記隔壁板の面方向への相対移動を規制して、第1の結合手段の結合状態を維持するロック機構として機能する。
更に、第2の結合手段が結合状態のときには、係合突起の第2の係合面が係止部の第2の係止面に当接することにより、機能部及び意匠部に対して前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制する作用も発揮する。
即ち、第2の結合手段は、第1の結合手段の結合状態を維持するロック機構として機能するだけでなく、第1の結合手段と同様に機能部及び意匠部に対して隔壁板の板厚方向への相対移動を規制して、第1の結合手段による結合強度を更に高める役割を果たすため、機能部と意匠部との結合強度の更なる向上を図ることができる。
本発明による車両用室内照明灯によれば、第1の結合手段が、前記機能部及び意匠部に対して前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制して、前記機能部と前記意匠部とが前記隔壁板を挾持した状態を維持する。
そして、この第1の結合手段は、前記機能部と前記意匠部とを仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置へと隔壁板の面方向に沿って相対移動させることで結合状態となり、未結合の状態から結合状態へ移行する際に、その関係部位に弾性変位を招くことがない。
そのため、当該第1の結合手段による機能部と意匠部との結合強度を高めるために、関係部位の引っかかり面積を増大させたり、あるいは関係部位の断面積増加等を図っても、結合させる際に必要となる操作力が増加することがない。
換言すれば、操作力の増大を招くことなく結合手段による結合強度を高めることができ、結合手段に十分な結合強度を確保して、エアバッグ作動時等に衝撃等が作用しても結合手段の破損や変形によって意匠部が脱落、飛散することを防止することができる。
以下、本発明に係る車両用室内照明灯の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る車両用室内照明灯の一実施の形態の分解斜視図、図2は図1に示した車両用室内照明灯を天井板に取り付けた状態の斜視図、図3(a)は図1に示した車両用室内照明灯の機能部と意匠部とを仮突き合わせ位置で突き合わせる前の状態を示す縦断面図、図3(b)は同斜視図、図3(c)は図3(b)の要部の拡大図、図4(a)は図1に示した車両用室内照明灯の機能部と意匠部とを仮突き合わせ位置で突き合わせた状態を示す縦断面図、図4(b)は同斜視図、図4(c)は図4(b)の要部の拡大図、図5(a)は図1に示した車両用室内照明灯の機能部と意匠部とを本突き合わせ位置で係合させた状態を示す縦断面図、図5(b)は同斜視図、図5(c)は図5(b)の要部の拡大図である。
この一実施の形態の車両用室内照明灯1は、車室内外を区画する隔壁板3に設けられた照明具用開口部4に該隔壁板3の裏面側から配置される機能部11と、隔壁板3の表面側から照明具用開口部4に配置される意匠部13とを備えている。
この一実施の形態の場合、隔壁板3は、車室の天井板となる隔壁板である。
機能部11には、照明具用開口部4に臨んで電球121やプッシュ式のスイッチ123が搭載されている。
また、機能部11の両側の枠体部11aには、照明具用開口部4の周縁部に当接する取付用フランジ部12が一体形成されている。
意匠部13は、外周部16が照明具用開口部4の周縁部に当接する本体枠17と、電球121の前方側を覆うように本体枠17の中央部に装備されて電球121が出射する照明光を透過させるカバー18と、プッシュ式のスイッチ123を押下可能に前記本体枠17に可動に取り付けられたスイッチ操作部19とを具備している。
そして、この一実施の形態の車両用室内照明灯1は、機能部11と意匠部13とを、照明具用開口部4の周縁部を挾持した状態に突き合わせると共に、突き合わせた機能部11と意匠部13とを結合すると、機能部11の取付用フランジ部12と意匠部13の外周部16とが照明具用開口部4の周縁部を挾持した状態に維持されて、図2に示すように隔壁板3に固定された取り付け状態となる。
本実施の形態の車両用室内照明灯1では、照明具用開口部4の周縁部を挾持した状態で機能部11と意匠部13とを結合する結合手段として、第1の結合手段21と、第2の結合手段31とを備えている。
第1の結合手段21は、図3に示すように、意匠部13の本体枠17に一体形成された意匠部側係合アーム23と、機能部11に一体形成された機能部側係合ブロック27とで構成されている。
意匠部側係合アーム23は、本体枠17の側縁部17aから垂直に延出した支柱部23aと、この支柱部23aの先端から水平方向に延出したアーム部23bとで、L字形を呈しており、アーム部23bの下面が、隔壁板3に平行な意匠部側係止面22となっている。
機能部側係合ブロック27は、機能部11の両側の枠体部11aの内面に隆起形成された直方体状のブロックで、該ブロックの高さ寸法H(図3参照)は、本体枠17の側縁部17aとアーム部23bとの間の隙間29の高さ寸法S(図3参照)よりも僅かに小さく設定されている。
また、機能部側係合ブロック27の上面は、隔壁板3に平行な機能部側係止面26となっている。
本実施の形態の第1の結合手段21は、図3及び図4に示すように、機能部11と意匠部13とを、隔壁板3を挟んで、仮突き合わせ位置で突き合わせた状態にして、その状態から本突き合わせ位置となるように機能部11と意匠部13とを隔壁板3の面方向に相対移動(スライド移動)させると、図5に示すように、機能部側係合ブロック27がアーム部23bの下の隙間29に進入して、意匠部側係止面22と前記機能部側係止面26とが積層状態に係合した結合状態となる。この結合状態では、機能部11及び意匠部13に対して、隔壁板3の板厚方向への相対移動を規制する。
なお、図3(a)に示す矢印C方向が、機能部11を意匠部13に突き合わせる方向である。
また、図4に示す矢印D方向は、仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置に機能部11をスライド移動させる方向である。
上記の説明において、機能部11と意匠部13との本突き合わせ位置とは、図5に示した突き合わせ位置で、機能部側係合ブロック27と意匠部側係合アーム23との係合による結合が完了したときの突き合わせ位置である。
これに対して、機能部11と意匠部13との仮突き合わせ位置とは、図4に示した突き合わせ位置で、機能部側係合ブロック27と意匠部側係合アーム23とが係合しないように、機能部11と意匠部13とを、本突き合わせ位置から隔壁板3の面方向に距離L(図4参照)だけずらした突き合わせ位置である。
本実施の形態の第1の結合手段21は、図4に示した未結合の状態から図5に示した結合状態へ移行する際に、相対移動する機能部側係合ブロック27や意匠部側係合アーム23は、相手側の部材を乗り越えたりしないため、当該第1の結合手段21の関係部位に弾性変位を招くことがない。
ここに、第1の結合手段21の関係部位とは、第1の結合手段21を構成している各部(例えば、機能部側係合ブロック27や、意匠部側係合アーム23など)と、これらの各部が一体形成されている部位(本体枠17の側縁部17aや、機能部11の枠体部11aなど)とを含むものである。
本実施の形態における第2の結合手段31は、機能部11の枠体部11aに一体形成された係合突起33と、意匠部13の本体枠17の側縁部17aに一体形成された係止部37とで構成されている。
係合突起33は、枠体部11aと一体の弾性片34の先端に突設したくさび状の突起で、意匠部13側の部材を乗り越えるためのテーパ面33aの後端に、垂直な第1の係合面33bが設けられると共に、突起の上面側が水平な第2の係合面33cとなっている。
係止部37は、機能部11及び意匠部13が仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置に相対移動したときに、係合突起33の第1の係合面33bが係合する第1の係止面37bと、係合突起33の第2の係合面33cが係合する第2の係止面37cを備えている。
図3に示すように、係止部37の第1の係止面37bは、側縁部17aに立設された支柱部38aの側端面である。また、第2の係止面37cは、前記支柱部38aの先端から水平方向に延出したアーム部38bの下端面である。
機能部11及び意匠部13が仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置に相対移動するときには、係合突起33は係止部37の第1の係止面37bを提供している支柱部38aの外面を乗り越える。移動途中で、係合突起33が支柱部38aに乗り上げているときには、係合突起33を設けた弾性片34や、支柱部38aの弾性変形により、係合突起33が支柱部38aの外面側に弾性変位した状態となる。
即ち、第2の結合手段31は、機能部11及び意匠部13が仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置に相対移動したときに、第2の結合手段31の関係部位(支柱部38aや弾性片34など)の弾性変位を経て、係合突起33が係止部37に係合した結合状態となる。
第2の結合手段31が結合状態になったとき、係止部37の第1の係止面37bは、図5に示したように係合突起33の第1の係合面33bが当接することで、機能部11と意匠部13との隔壁板3の面方向への相対移動を規制し、第1の結合手段21の結合状態を維持するロック機構として機能する。
また、係止部37の第2の係止面37cは、係合突起33の第2の係合面33cが当接して、機能部11及び意匠部13に対して、隔壁板3の板厚方向への相対移動を規制する。
以上に説明した本実施の形態の車両用室内照明灯1では、機能部11と意匠部13とを結合する第1の結合手段21が、機能部11及び意匠部13に対して、隔壁板3の板厚方向への相対移動を規制して、前記機能部11と前記意匠部13とが前記隔壁板3を挾持した状態を維持する。
そして、この第1の結合手段21は、機能部11と意匠部13とを仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置へと隔壁板3の面方向に沿って相対移動させることで結合状態となり、未結合の状態から結合状態へ移行する際に、その関係部位に弾性変位を招くことがない。
そのため、当該第1の結合手段21による機能部11と意匠部13との結合強度を高めるために、関係部位の引っかかり面積を増大させたり、あるいは関係部位の断面積増加等を図っても、結合させる際に必要となる操作力が増加することがない。
換言すれば、操作力の増大を招くことなく第1の結合手段21による結合強度を高めることができ、第1の結合手段21に十分な結合強度を確保して、エアバッグ作動時等に衝撃等が作用しても結合手段の破損や変形によって意匠部13が脱落、飛散することを防止することができる。
また、本実施の形態の車両用室内照明灯1では、第1の結合手段21は、隔壁板3に平行な意匠部側係合アーム23を意匠部13に装備すると共に、隔壁板3に平行な機能部側係合ブロック27を機能部11に設けるという比較的に単純な構成で実現している。
また、この第1の結合手段21による結合強度の向上は、積層状態に係合する意匠部側係合アーム23及び機能部側係合ブロック27の各係止面(意匠部側係止面22や機能部側係止面26)の面積を増大させることで、容易に実現することができる。
即ち、第1の結合手段21の装備に際して、構成の複雑化を招かずに、且つ容易に、結合強度の向上を図ることが可能になる。
また、本実施の形態の車両用室内照明灯1では、第2の結合手段31が結合状態になると、係合突起33の第1の係合面33bと係止部37の第1の係止面37bとの係合が、機能部11及び意匠部13の前記隔壁板3の面方向への相対移動を規制して、第1の結合手段21の結合状態を維持するロック機構として機能する。
更に、第2の結合手段31が結合状態のときには、係合突起33の第2の係合面33cが係止部37の第2の係止面37cに当接することにより、機能部11及び意匠部13の前記隔壁板3の板厚方向への相対移動を規制する作用も発揮する。
即ち、第2の結合手段31は、第1の結合手段21の結合状態を維持するロック機構として機能するだけでなく、第1の結合手段21と同様に、機能部11及び意匠部13に対して、隔壁板3の板厚方向への相対移動を規制して、第1の結合手段21による結合強度を更に高める役割を果たすため、機能部11と意匠部13との結合強度の更なる向上を図ることができる。
なお、第2の結合手段31の場合は、第1の結合手段21の結合状態を維持するロック機構としての役割が主な役割であり、第1の結合手段21と比較すると、補助的な結合手段となるため、あまり大きな結合強度は必要とならない。
そこで、例えば、係合突起33を支承している弾性片34を弾性変形し易く設計しておけば、メンテナンス等の際に、係合突起33と係止部37との係合が外し易くなり、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本発明に係る車両用室内照明灯において、第2の結合手段を構成する係合突起と係止部の装備位置は、上記実施の形態に限らない。上記実施の形態では、係合突起は機能部に、係止部は意匠部に装備したが、逆に、係合突起を意匠部に、係止部を機能部に装備した構成とすることも考えられる。
また、本発明に係る車両用室内照明灯が装着される隔壁板は、上記実施の形態に示した天井板に限らない。開閉ドアの内装板などにも、適用可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る車両用室内照明灯の一実施の形態の分解斜視図である。 図1に示した車両用室内照明灯を天井板に取り付けた状態の斜視図である。 (a)は図1に示した車両用室内照明灯の機能部と意匠部とを仮突き合わせ位置で突き合わせる前の状態を示す縦断面図、(b)は同斜視図、(c)は(b)の要部の拡大図である。 (a)は図1に示した車両用室内照明灯の機能部と意匠部とを仮突き合わせ位置で突き合わせた状態を示す縦断面図、(b)は同斜視図、(c)は(b)の要部の拡大図である。 (a)は図1に示した車両用室内照明灯の機能部と意匠部とを本突き合わせ位置で係合させた状態を示す縦断面図、(b)は同斜視図、(c)は(b)の要部の拡大図である。 従来の車両用室内照明灯の分解斜視図である。
符号の説明
1 車両用室内照明灯
3 隔壁板(天井板)
4 照明具用開口部
11 機能部
12 取付用フランジ部
13 意匠部
16 外周部
17 本体枠
18 カバー
19 スイッチ操作部
21 第1の結合手段
22 意匠部側係止面
23 意匠部側係合アーム
23a 支柱部
23b アーム部
26 機能部側係止面
27 機能部側係合ブロック
29 隙間
31 第2の結合手段
33 係合突起
33a テーパ面
33b 第1の係合面
33c 第2の係合面
34 弾性片
37 係止部
37b 第1の係止面
37c 第2の係止面
38a 支柱部
38b アーム部
121 電球
123 プッシュ式のスイッチ

Claims (3)

  1. 車室内外を区画する隔壁板に設けられた照明具用開口部に前記隔壁板の裏面側から配置される機能部と、前記隔壁板の表面側から前記照明具用開口部に配置される意匠部とを備え、
    前記機能部と前記意匠部とを、前記照明具用開口部の周縁部を挾持した状態に突き合わせると共に、突き合わせた前記機能部と前記意匠部とを結合することで、前記機能部と前記意匠部とが前記隔壁板に固定された取り付け状態となる車両用室内照明灯であって、
    前記機能部と前記意匠部とを結合する結合手段として、第1の結合手段と第2の結合手段とを備え、
    前記第1の結合手段は、前記隔壁板を挟んで前記機能部と前記意匠部とを仮突き合わせ位置で突き合わせた状態にして、その状態から本突き合わせ位置となるように前記機能部と前記意匠部とを前記隔壁板の面方向に相対移動させると、該第1の結合手段の関係部位に弾性変位を招くことなく結合状態となって、前記機能部と前記意匠部との前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制し、
    前記第2の結合手段は、前記機能部及び意匠部が前記仮突き合わせ位置から前記本突き合わせ位置に相対移動したときに当該第2の結合手段の関係部位の弾性変位を経て結合状態となって、前記第1の結合手段の結合状態を維持するロック機構として機能することを特徴とする車両用室内照明灯。
  2. 前記第1の結合手段は、前記隔壁板に平行に前記意匠部に設けられた意匠部側係止面を具備した意匠部側係合アームと、前記隔壁板に平行に前記機能部に設けられた機能部側係止面を有した機能部側係合ブロックとを備え、
    前記隔壁板を挟んで突き合される前記機能部と前記意匠部とを前記仮突き合わせ位置から前記本突き合わせ位置に相対移動させると、前記意匠部側係止面と前記機能部側係止面とが積層状態に係合して、前記機能部及び意匠部に対して前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制する結合状態となることを特徴とする請求項1に記載の車両用室内照明灯。
  3. 前記第2の結合手段は、前記機能部及び意匠部の何れか一方に装備された係合突起と、他方に装備されて前記機能部及び意匠部が仮突き合わせ位置から本突き合わせ位置に相対移動したときに前記係合突起が係合する係止部とを備え、
    前記係止部には、前記係合突起の第1の係合面に当接して前記機能部と意匠部との前記隔壁板の面方向への相対移動を規制する第1の係止面の他に、前記係合突起の第2の係合面に当接して、前記機能部及び意匠部に対して前記隔壁板の板厚方向への相対移動を規制する第2の係止面が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用室内照明灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113428077A (zh) * 2020-03-23 2021-09-24 矢崎总业株式会社 照明灯

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