JP2008037287A - 基板の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加の抑制と室内照明装置の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる基板の取付構造を提供する。
【解決手段】基板の取付構造1bはハウジング3に設けられた取付部4に回路基板5bを取り付ける構造である。取付部4は回路基板5bが重ねられる底壁8と底壁8の外縁から立設した複数の周壁9とを備えている。基板の取付構造1bは互いに相対する一対の周壁9と近接する回路基板5bの外縁部24に設けられた凹部20と一対の周壁9に設けられた凸部21と一つの周壁9に設けられた回路基板5bの外縁部24に係止可能な係止アーム23を備えている。凸部21は底壁8の表面に対して直交する方向Tに沿って延在している。凸部21は底壁8に向かうにしたがって周壁9からの突出量が徐々に大きく形成されている。凸部21が凹部20内に侵入する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、移動体としての自動車の乗員室内に設置される室内照明装置を構成するハウジングに回路基板を取り付ける基板の取付構造に関する。
例えば、移動体としての自動車の乗員室内などには、該乗員室内の照明用の室内照明装置(例えば、特許文献1参照)が設けられる。この種の室内照明装置は、例えば、乗員室の天井の中央に設けられ、該自動車の後席の右側の席と左側の席の各々の照明に用いられる。室内照明装置は、絶縁性の合成樹脂で構成されたハウジングと、該ハウジングに取り付けられるバルブと、スイッチ部などを備えている。
バルブは、前述したハウジングに二つ取り付けられている。これらのバルブは、各々、自動車の後席の右側の席と左側の席に光を照射する。バルブには、前述したハウジングに取り付けられたバスバが接続している。
前述したスイッチ部は、前記バルブと1対1で対応して、設けられている。スイッチ部は、前記ハウジングにスライド自在に設けられたスイッチカバーと、電子部品としてのスイッチが実装された回路基板とを備えている。スイッチカバーは、前述した乗員室内の乗員によって、押圧操作される。
回路基板は、前述したハウジングに取り付けられる。回路基板には、電源とバルブに接続した電線が取り付けられている。スイッチは、前記電線に設けられた接点を閉じたり開くことで、前記バルブに電流を供給したり該バルブへの電流の供給を停止する。スイッチは、スイッチカバーが押圧されることで、前述した接点を閉じたり、接点を開く。
前述した室内照明装置は、スイッチカバーが押圧されることで、スイッチが前述した接点を閉じたり開くことで、前記バルブを点灯及び消灯して、前記乗員室内の前述した右席及び左席の照明を行う。
特開2004−17931号公報
前述した特許文献1などに記載された従来の室内照明装置は、前記ハウジングから突出したボスを前記回路基板に孔内に通して、当該回路基板を位置決めするとともに、前記回路基板を貫通したねじを前述したボスにねじ込んで、ハウジングに回路基板を固定している。このように、従来の室内照明装置は、ねじを用いて回路基板を固定するために、部品点数が増加して、コストが高騰する傾向であった。
また、従来の室内照明装置は、ボスを孔に通して、回路基板を位置決めするために、回路基板を所望の位置に案内する手段を全く欠如している。このため、従来の室内照明装置は、回路基板の位置決めにかかる工数が増加して、組み立てにかかる工数が増加する傾向であった。
さらに、従来の室内照明装置は、ボスを孔に通して、回路基板を位置決めするために、右席用の回路基板と左席用の回路基板のように、複数の回路基板が設けられていると、例えば、右席用の回路基板を左席用の回路基板用の取付部に取り付けたり、左席用の回路基板を右席用の回路基板用の取付部に取り付けたりすることがあった。要するに、回路基板を誤った位置に取り付けることがあった。
したがって、本発明の目的は、部品点数の増加の抑制と室内照明装置の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる基板の取付構造を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の基板の取付構造は、自動車用室内照明装置を構成するハウジングに設けられた取付部に、当該自動車用室内照明装置の光源に電流を給電するためのスイッチが実装された回路基板を取り付ける基板の取付構造において、前記取付部が、表面上に前記回路基板が重ねられる底壁と、該底壁の外縁から立設した複数の周壁と、を備え、前記複数の周壁のうちの互いに相対する一対の周壁と、当該一対の周壁と近接する回路基板の外縁部とのうちの一方に設けられた凹部と、前記一対の周壁と、前記回路基板の外縁部とのうち他方に設けられて、前記凹部内に侵入して、当該凹部の内面と接触可能な凸部と、前記複数の周壁のうち少なくとも一つの周壁に設けられ、かつ前記回路基板の外縁部に係止可能な係止部と、を備え、前記凹部と前記凸部のうち前記一対の周壁に設けられた一方が、底壁に接離する方向に沿って延在していることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の基板の取付構造は、請求項1記載の基板の取付構造において、前記凸部は、前記一対の周壁から凸に設けられ、かつ前記底壁に向かうにしたがって前記一対の周壁からの突出量が徐々に大きく形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の基板の取付構造は、請求項1記載の基板の取付構造において、前記凹部は、前記一対の周壁から凹に設けられ、かつ前記底壁に向かうにしたがって前記一対の周壁からの凹み量が徐々に小さく形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明の基板の取付構造は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載の基板の取付構造において、前記回路基板は、複数設けられ、これら複数の回路基板の外縁部に設けられた前記凹部と前記凸部とのうち一方の少なくとも一つの位置が互いに異なることを特徴としている。
請求項5に記載の本発明の基板の取付構造は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の基板の取付構造において、前記一対の周壁に設けられた前記凹部と前記凸部とのうち一方の少なくとも一つの位置は、前記一対の周壁同士で互いに異なることを特徴としている。
請求項1に記載された本発明によれば、凹部内に凸部を位置付けて、回路基板の外縁部に周壁に設けられた係止部を係止することで、回路基板をハウジングに固定できるので、回路基板をハウジングに固定するために、これら以外の部品を用いる必要がない。
また、凹部と凸部のうちの一対の周壁に設けられた一方が底壁に接離する方向に沿って延在して設けられているので、回路基板を取付部に取り付ける際に、当該一方が回路基板を案内する。
請求項2に記載された本発明によれば、凸部が底壁に近づくのにしたがって周壁からの突出量が徐々に増加しているので、前記凸部と回路基板の前記凸部に嵌合する部位のクリアランスが徐々に減少するので、回路基板の組付性を損なわず、最終的に回路基板を底壁上に重ねると、当該回路基板が位置ずれすることを防止でき、回路基板を底壁上に所望の位置に案内できる。
請求項3に記載された本発明によれば、凸部が底壁に近づくのにしたがって周壁からの凹み量が徐々に減少しているので、前記凹部と回路基板の前記凹部に嵌合する部位のクリアランスが徐々に減少するので、回路基板の組付性を損なわず、最終的に回路基板を底壁上に重ねると、当該回路基板が位置ずれすることを防止でき、回路基板を底壁上に所望の位置に案内できる。
請求項4に記載された本発明によれば、回路基板に設けられた凹部と凸部のうちの一方の少なくとも一つの位置が、回路基板同士で互いに異なるので、取付部に所望の回路基板以外の回路基板を取り付けることができない。
請求項5に記載された本発明によれば、一対の周壁に設けられた凹部と凸部のうちの一方の少なくとも一つの位置が、一対の周壁同士で互いに異なるので、裏表を誤ると、回路基板を取付部に取り付けることができない。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、回路基板をハウジングに固定するために、これら以外の部品を用いる必要がないので、部品点数が増加することを防止できる。
また、回路基板を取付部に取り付ける際に、凹部と凸部のうちの一対の周壁に設けられた一方が回路基板を案内するので、容易に所望の位置に回路基板を位置決めすることができ、回路基板のハウジングへの取り付けにかかる工数即ち自動車用室内照明装置の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる。
請求項2に記載の本発明は、回路基板が位置ずれすることを防止でき、回路基板を底壁上に所望の位置に案内できるので、容易に所望の位置に回路基板を位置決めすることができ、回路基板のハウジングへの取り付けにかかる工数即ち自動車用室内照明装置の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる。
請求項3に記載の本発明は、回路基板が位置ずれすることを防止でき、回路基板を底壁上に所望の位置に案内できるので、容易に所望の位置に回路基板を位置決めすることができ、回路基板のハウジングへの取り付けにかかる工数即ち自動車用室内照明装置の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる。
請求項4に記載の本発明は、取付部に所望の回路基板以外の回路基板を取り付けることができないので、回路基板を確実に所望の取付部に取り付けることができ、回路基板を誤った位置に取り付けることを確実に防止できる。
請求項5に記載の本発明は、裏表を誤ると、回路基板を取付部に取り付けることができないので、回路基板を誤りなく所望の向きで取付部に取り付けることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる基板の取付構造(以下、単に取付構造と記す)1を、図1ないし図11を参照して説明する。
取付構造1は、自動車用室内照明装置としてのランプユニット2を構成するハウジング3に設けられた取付部4に図3に示す回路基板5を取り付ける構造である。
ランプユニット2は、自動車の乗員室の天井の中央に取り付けられて、自動車の後席の右側の席と左側の席を照明するためのユニットであり、図1に示すように、ハウジング3と、図示しない光源としてのバルブと、レンズ6(図4及び図5に一部を示す)と、スイッチ部7と、取付構造1を備えている。
ハウジング3は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。ハウジング3には、前述した取付部4が設けられている。取付部4は、バルブと1対1で対応して設けられ、図示例では、取付部4は、二つ設けられている。取付部4は、図3に示すように、表面上に回路基板5が重ねられる底壁8と、該底壁8の外縁から立設した複数の周壁9とを備えている。底壁8の平面形状は、矩形状に形成されているとともに、スイッチ部7の後述するスイッチ11を通す通し孔8Hが貫通している。
また、ハウジング3には、導電性の板金などで構成されたバスバが取り付けられている。このハウジング3と、バルブと、後述するスイッチ部7は、ランプユニット2の光を照射する機能部をなしている。
バルブは、前述したハウジング3に二つ取り付けられる。これらのバルブは、各々、自動車の後席の右側の席又は左側の席に光を照射する。バルブには、前述したハウジング3に取り付けられたバスバが接続している。
レンズ6は、透明な合成樹脂で構成されて、平板状に形成されている。レンズ6は、前述したハウジング3に取り付けられて、自動車の乗員室内に露出する。レンズ6は、前述したバルブが発する光を乗員室内の後席の右側の席又は左側の席に導く。レンズ6は、ランプユニット2の外観をなす意匠部をなしている。
前述したスイッチ部7は、前記バルブと1対1で対応して、設けられている。スイッチ部7は、図4及び図5に示すように、前記レンズ6にスライド自在に設けられたスイッチカバー10と、電子部品としてのスイッチ11を実装した回路基板5とを備えている。
スイッチカバー10は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。スイッチカバー10は、図4及び図5に示すように、平板部12と、該平板部12の中央部から立設した立設柱13と、を一体に備えている。スイッチカバー10は、平板部12が乗員室内に露出しかつ立設柱13が平板部12から取付部4に取り付けられた回路基板5に向かって延在する状態で、レンズ6に設けられた摺動孔14内に収容されて、レンズ6などに取り付けられている。スイッチカバー10は、摺動孔14内に、乗員室内に突出しかつランプユニット2内に没する方向に、スライド自在に設けられている。
回路基板5は、前述したハウジング3の取付部4に取付構造1によって、取り付けられる。回路基板5は、絶縁性の合成樹脂で構成された絶縁基板15と、該絶縁基板15上に形成された銅などの導電性の金属で構成された一対の配線パターン16とを備えている。配線パターン16には、各々、電源とバルブに接続した一対の電線17が取り付けられている。
スイッチ11は、絶縁基板15に取り付けられたスイッチ本体18と、該スイッチ本体18から突没自在に設けられかつ該スイッチ本体18から突出する方向に付勢された操作部19とを備えている。スイッチ本体18は、一対の配線パターン16の裏側に配置されて、当該一対の配線パターン16と接続している。操作部19には、スイッチカバー10の立設柱13が当接している。
スイッチ11は、操作部19がスイッチカバー10などを介して、前述した乗員室内の乗員などから押圧されることで、前述した回路基板5の配線パターン16間の接点を閉じたり開く。スイッチ11は、前述した接点を閉じたり開くことで、対応するバルブに電流を供給したり該バルブへの電流の供給を停止する。このように、スイッチ11は、バルブに電流を給電するためのものである。
取付構造1は、ハウジング3の取付部4各々に、対応する回路基板5を取り付ける構造である。取付構造1は、図2及び図3に示すように、各々の回路基板5に設けられた凹部20と、各々の取付部4に設けられた凸部21と、各々の取付部4に設けられた規制突起22と、各々の取付部4に設けられた係止部としての係止アーム23とを備えている。
凹部20は、底壁8上に重ねられた回路基板5の底壁8の幅方向に沿って相対する一対の周壁9と近接する一対の外縁部24に設けられている。凹部20は、一対の外縁部24各々に二つずつ設けられている。凹部20は、回路基板5の外縁から当該回路基板5の中央に向かって凹に形成されており、その平面形状が半円形に形成されている。
凸部21は、前述した底壁8の幅方向に沿って互いに相対する一対の周壁9に設けられている。凸部21は、一対の周壁9の内面(表面)から凸に形成されている。凸部21は、一対の周壁9各々に二つずつ設けられている。凸部21は、底壁8の表面に対して直交(交差)する方向Tに沿って直線状に延在している。この底壁8の表面に対して直交(交差)する方向Tは、特許請求の範囲に記載された底壁8に接離する(近づいたり離れる)方向をなしている。凸部21は、断面半円形に形成されて、底壁8に向かうにしたがって周壁9の内面(表面)からの突出量が徐々に増加した半円錐状に形成されている。
即ち、凸部21は、底壁8に向かうにしたがって徐々に太く形成されている。凸部21は、前述した底壁8の表面に対して直交する方向Tに沿って、底壁8に回路基板5を近づける際に、該回路基板5の外縁部24に設けられた凹部20内に侵入する。凸部21は、底壁8寄りの端部の外表面が底壁8上の回路基板5に設けられた凹部20の内面と接触する。
なお、右側の座席に対応したスイッチ部7の回路基板5(図6(b)に示し、以下符号5bで示す)を取付部4に取り付ける取付構造1(図7(b)に示し、以下符号1bで示す)と、右側の座席に対応したスイッチ部7の回路基板5(図6(a)に示し、以下符号5aで示す)を取付部4に取り付ける取付構造1(図7(a)に示し、以下符号1aで示す)とでは、前述した複数(四つ)の凹部20と、複数(四つ)の凸部21とのうちの一組(一つ)の凹部20及び凸部21の位置が互いに異なる。
また、図7(b)に示す右側の座席に対応したスイッチ部7の回路基板5bを取付部4に取り付ける取付構造1bでは、一対の周壁9に設けられた二つの凸部21のうちの一つの位置が、これら一対の周壁9同士で互いに異なる。なお、前述した回路基板5a,5b及び取付構造1a,1bは、前述した一組(一つ)の凹部20及び凸部21の位置が互いに異なるだけで、他の構成は、全く同一である。図2及び図3に示された取付構造1bは、右側の座席に対応したスイッチ部7の回路基板5bを取付部4に取り付けるものである。
規制突起22は、前述した一対の周壁9のうちの一方の周壁9に設けられている。規制突起22は、一方の周壁9に三つ設けられている。これら三つの規制突起22は、互いに間隔をあけて配置されている。規制突起22は、一方の周壁9の内面(表面)から凸に形成されており、該一方の周壁9の内面(表面)から離れるのにしたがって前述した底壁8の表面に対して直交する方向Tの厚みが徐々に薄く形成されている。規制突起22は、底壁8と間隔をあけて配置されている。規制突起22と底壁8との間隔は、回路基板5の厚みと等しい。規制突起22は、底壁8との間に回路基板5の外縁部24を位置付けて、当該回路基板5の外縁部24を挟む。
係止アーム23は、前述した一対の周壁9のうちの他方の周壁9に設けられている。即ち、係止アーム23は、複数の周壁9のうちの一つの周壁9に設けられている。係止アーム23は、前述した他方の周壁9に設けられた二つの凸部21間に配置されている。係止アーム23は、該他方の周壁9の二つの凸部21間に設けられた開口部25内に配置されている。
係止アーム23は、帯板状のアーム本体26と、該アーム本体26の底壁8寄りの端部に設けられた係止突起27とを一体に備えている。アーム本体26は、その長手方向が前述した底壁8の表面に対して直交する方向Tと平行に配置され、底壁8から離れた側の端部が前述した他方の周壁9に設けられた開口部25の内縁に連なっている。アーム本体26は、前述した他方の周壁9と面一に形成されている。アーム本体26は、底壁8寄りの端部が取付部4の外側に変位可能に弾性変形自在となっている(可撓性を有している)。
係止突起27は、アーム本体26の底壁8寄りの端部から取付部4の内側に向かって凸に形成されている。係止突起27は、取付部4の内側に向かうにしたがって前述した底壁8の表面に対して直交する方向Tの厚みが徐々に薄く形成されている。係止突起27は、底壁8と間隔をあけて配置されている。係止突起27と底壁8との間隔は、回路基板5の厚みと等しい。係止突起27は、底壁8との間に回路基板5の外縁部24を位置付けて、当該回路基板5の外縁部24を挟む。前述した係止アーム23は、係止突起27が底壁8との間に回路基板5の外縁部24を位置付けて、当該外縁部24に係止する。
前述した取付構造1a,1bによって、取付部4に回路基板5a,5bを以下のように取り付ける。まず、図8に示すように、回路基板5a,5bを取付部4内に挿入し、回路基板5a,5bの外縁部24に設けられた凹部20内に周壁9に設けられた凸部21を位置付ける、そして、一方の外縁部24を規制突起22に近づけた状態に回路基板5a,5bを底壁8に対して傾ける。
その後、図9に示すように、前述した回路基板5a,5bの一方の外縁部24を底壁8と規制突起22との間に挿入し、回路基板5a,5bの他方の外縁部24を係止突起27に当接させる。そして、回路基板5a,5bを底壁8に向かって押圧して、当該回路基板5a,5bを取付部4の奥に圧入する。すると、図10に示すように、係止突起27が取付部4の外側に向かう方向即ち開口部25内に没する方向に、係止アーム23が弾性変形する。
そして、回路基板5a,5bの他方の外縁部24が係止突起27を乗り越えると、係止アーム23のアーム本体26が弾性変形していない中立状態に復帰する。そして、図11に示すように、係止突起27が、底壁8との間に回路基板5a,5bの外縁部24を挟んで、当該回路基板5a,5bの外縁部24に係止する。こうして、前述した構成の取付構造1a,1bは、取付部4に回路基板5a,5bを固定する(取り付ける)。
前述した構成のランプユニット2は、スイッチカバー10が押圧されることで、スイッチ11が前述した接点を閉じたり開くことで、前記バルブを点灯及び消灯して、前記乗員室内の前述した右席及び左席の照明を行う。
本実施形態によれば、凹部20内に凸部21を位置付けて、回路基板5a,5bの外縁部24に周壁9に設けられた係止アーム23を係止することで、回路基板5a,5bをハウジング3に固定できるので、回路基板5a,5bをハウジング3に固定するために、これら以外の部品を用いる必要がない。したがって、取付構造1a,1bの部品点数が増加することを防止できる。
また、凹部20と凸部21のうちの一対の周壁9に設けられた凸部21が底壁8に接離する方向としての底壁8の表面に対して直交する方向Tに沿って延在して設けられているので、回路基板5a,5bを取付部4に取り付ける際に、当該凸部21が回路基板5a,5bを案内する。したがって、容易に所望の位置に回路基板5a,5bを位置決めすることができ、回路基板5a,5bのハウジング3への取り付けにかかる工数即ちランプユニット2の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる。
凸部21が底壁8に近づくのにしたがって周壁9からの突出量が徐々に増加しているので、回路基板5a,5bを底壁8上に重ねると、当該回路基板5a,5bが位置ずれすることを防止でき、回路基板5a,5bを底壁8上に所望の位置に案内できる。したがって、容易に所望の位置に回路基板5a,5bを位置決めすることができ、回路基板5a,5bのハウジング3への取り付けにかかる工数即ちランプユニット2の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる。
回路基板5a,5bに設けられた凹部20の一つの位置が、回路基板5a,5b同士で互いに異なるので、取付部4に所望の回路基板5a,5b以外の回路基板5a,5bを取り付けることができない。したがって、回路基板5a,5bを確実に所望の取付部4に取り付けることができ、回路基板5a,5bを誤った位置に取り付けることを確実に防止できる。
取付構造1bの一対の周壁9に設けられた凸部21の一つの位置が、一対の周壁9同士で互いに異なるので、裏表を誤ると、回路基板5bを取付部4に取り付けることができない。したがって、回路基板5bを誤りなく所望の向きで取付部4に取り付けることができる。
前述した実施形態では、回路基板5a,5bの外縁部24に凹部20を設け、一対の周壁9に凸部21を設けている。しかしながら、本発明では、図12に示すように、回路基板5a,5bの外縁部24に凸部21を設け、一対の周壁9に凹部20を設けても良い。なお、図12において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。図12に示された取付構造1bは、前述した実施形態と同様に、右側の座席に対応したものである。
図12において、凸部21は、回路基板5bの外縁から外方向に凸に形成されており、平面形状が半円形に形成されている。凸部21は、凹部20内に侵入して、該凹部20の底壁8寄りの端部の内面と接触する。凹部20は、一対の周壁9の内面(表面)から凹に形成されており、前述した底壁8の表面に対して直交する方向Tに沿って直線状に延在している。凹部20は、断面半円形に形成されている。凹部20は、底壁8に向かうにしたがって、周壁9の内面(表面)からの凹み量(深さ)が徐々に減少する(浅くなる)ように、形成されている。
図12に示された場合によれば、前述した実施形態と同様に、取付構造1bの部品点数が増加することを防止でき、回路基板5bのハウジング3への取り付けにかかる工数即ちランプユニット2の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる。
また、底壁8に近づくのにしたがって凹部20の周壁9からの凹み量が徐々に減少しているので、回路基板5bを底壁8上に重ねると、当該回路基板5bが位置ずれすることを防止でき、回路基板5bを底壁8上に所望の位置に案内できる。したがって、容易に所望の位置に回路基板5bを位置決めすることができ、回路基板5bのハウジング3への取り付けにかかる工数即ちランプユニット2の組み立てにかかる工数の増加を抑制できる。
また、図12に示すように、回路基板5bの外縁部24に凸部21を設け、一対の周壁9に凹部20を設けた場合においても、取付構造1a,1b同士で複数の凹部20及び凸部21のうちの少なくとも一組(一つ)の位置が互いに異なるのが望ましい。さらに、図12に示すように、回路基板5bの外縁部24に凸部21を設け、一対の周壁9に凹部20を設けた場合においても、取付構造1a,1bの一対の周壁9同士で複数の凹部20の少なくとも一つの位置が互いに異なるのが望ましい。
前述した実施形態では、ハウジング3に取付部4を二つ設け、回路基板5a,5bが二つ設けられている。しかしながら、本発明では、取付部4が一つ又は三つ以上設けられ、回路基板5が一つ又は三つ以上設けられても良い。
また、前述した実施形態では、複数の回路基板5a,5bの外縁部24に設けられた凹部20と凸部21とのうちの一方の一つの位置が、回路基板5a,5b同士で互いに異なっている。しかしながら、本発明では、複数の回路基板5a,5bの外縁部24に設けられた凹部20と凸部21とのうちの一方の複数の位置が、回路基板5a,5b同士で互いに異なっても良い。要するに、本発明では、複数の回路基板5a,5bの外縁部24に設けられた凹部20と凸部21とのうちの一方の少なくとも一組(一つ)の位置が、回路基板5a,5b同士で互いに異なっているのが望ましい。
また、前述した実施形態では、右側の座席に対応した取付構造1bにおいて、一対の周壁9に設けられた凹部20と凸部21とのうちの一方の一つの位置が、一対の周壁9同士で互いに異なっている。しかしながら、本発明では、一対の周壁9に設けられた凹部20と凸部21とのうちの一方の複数の位置が、一対の周壁9同士で互いに異なっても良い。要するに、本発明では、取付構造1a,1bの一対の周壁9に設けられた凹部20と凸部21とのうちの一方の少なくとも一つの位置が、一対の周壁9同士で互いに異なっているのが望ましい。
前述した実施形態では、回路基板5a,5bの外縁部24それぞれと、周壁9それぞれに、凹部20及び凸部21を二つずつ設けているが、本発明では、凹部20及び凸部21を一つ又は三つ以上設けても良い。また、凹部20と凸部21を如何なる形状に形成しても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかると取付構造を備えたランプユニットのハウジングの斜視図である。 図1に示された取付構造を拡大して示した一部断面の斜視図である。 図2に示された取付構造を分解して示す斜視図である。 図2に示された取付構造の要部の断面図である。 図2に示された取付構造の他の要部の断面図である。 (a)は図1に示されたランプユニットの左側の座席用のスイッチ部の回路基板の平面図であり、(b)は図1に示されたランプユニットの右側の座席用のスイッチ部の回路基板の平面図である。 (a)は図1に示されたランプユニットの左側の座席用のスイッチ部の回路基板を取り付ける取付部の平面図であり、(a)は図1に示されたランプユニットの右側の座席用のスイッチ部の回路基板を取り付ける取付部の平面図である。 図2に示された取付部内に回路基板を挿入した状態を示す断面図である。 図8に示された回路基板の一方の外縁部を規制突起と底壁との間に挿入し他方の外縁部を係止突起に当接させた状態を示す断面図である。 図9に示された回路基板を取付部の底壁に向かって押圧した状態を示す断面図である。 図10に示された回路基板を取付部に固定した状態を示す断面図である。 図3に示された取付構造の変形例を分解して示す斜視図である。
符号の説明
1,1a,1b 基板の取付構造
2 ランプユニット(自動車用室内照明装置)
3 ハウジング
4 取付部
5,5a,5b 回路基板
8 底壁
9 周壁
11 スイッチ
20 凹部
21 凸部
23 係止アーム(係止部)
24 外縁部
T 底壁の表面に対して直交する方向(底壁に接離する方向)

Claims (5)

  1. 自動車用室内照明装置を構成するハウジングに設けられた取付部に、当該自動車用室内照明装置の光源に電流を給電するためのスイッチが実装された回路基板を取り付ける基板の取付構造において、
    前記取付部が、表面上に前記回路基板が重ねられる底壁と、該底壁の外縁から立設した複数の周壁と、を備え、
    前記複数の周壁のうちの互いに相対する一対の周壁と、当該一対の周壁と近接する回路基板の外縁部とのうちの一方に設けられた凹部と、
    前記一対の周壁と、前記回路基板の外縁部とのうち他方に設けられて、前記凹部内に侵入して、当該凹部の内面と接触可能な凸部と、
    前記複数の周壁のうち少なくとも一つの周壁に設けられ、かつ前記回路基板の外縁部に係止可能な係止部と、を備え、
    前記凹部と前記凸部のうち前記一対の周壁に設けられた一方が、底壁に接離する方向に沿って延在していることを特徴とする基板の取付構造。
  2. 前記凸部は、前記一対の周壁から凸に設けられ、かつ前記底壁に向かうにしたがって前記一対の周壁からの突出量が徐々に大きく形成されていることを特徴とする請求項1記載の基板の取付構造。
  3. 前記凹部は、前記一対の周壁から凹に設けられ、かつ前記底壁に向かうにしたがって前記一対の周壁からの凹み量が徐々に小さく形成されていることを特徴とする請求項1記載の基板の取付構造。
  4. 前記回路基板は、複数設けられ、これら複数の回路基板の外縁部に設けられた前記凹部と前記凸部とのうち一方の少なくとも一つの位置が互いに異なることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の基板の取付構造。
  5. 前記一対の周壁に設けられた前記凹部と前記凸部とのうち一方の少なくとも一つの位置は、前記一対の周壁同士で互いに異なることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載の基板の取付構造。
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