JP2010089642A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Yasushi Makino
靖 牧野
Tomohiko Endo
知彦 遠藤
Yukiko Kawabata
佑輝子 川端
Jun Miura
潤 三浦
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Abstract

【課題】ユーザが目標駐車位置を設定する際に、容易かつ迅速に目標駐車位置を設定することが可能な駐車支援装置を提供する。
【解決手段】目標駐車位置に車両を駐車させるために支援を行う駐車支援装置であって、車両周辺を映し出した撮像画像上に目標駐車枠を重畳表示させる表示制御手段と、入力手段を用いてユーザから入力された位置に目標駐車枠を移動させる目標駐車枠移動手段を含み、上記目標駐車枠により上記目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段と、目標駐車位置設定手段により設定された目標駐車位置への駐車経路を計算する駐車経路計算手段とを備える。上記表示制御手段は、上記目標駐車枠移動手段によって目標駐車枠を移動させることが可能な領域と上記駐車経路計算手段により駐車経路を計算可能な領域との重複領域を撮像画像上に重畳表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車支援装置に関し、より特定的には、車両を駐車すべき目標駐車位置を設定し、設定された目標駐車位置に車両を自動的に駐車させる駐車支援装置に関する。
従来から、車両を駐車させる際に、車両を駐車すべき目標駐車位置を設定し、その設定された位置に車両を自動的に駐車させる駐車支援装置が存在する。目標駐車位置を設定する方法として、例えば、特許文献1に記載の装置では、タッチディスプレイに表示された車両後方の撮像画像上に目標駐車枠を重畳表示させ、ユーザがタッチディスプレイを操作することにより、所望の位置に目標駐車枠を移動させている。具体的には、特許文献1に記載の装置では、目標駐車枠を移動させる方法として、目標駐車枠をユーザがタッチ操作した位置に直接移動させる方法と、目標駐車枠をディスプレイ上に表示された矢印ボタンにより指定された方向に移動させる方法の2つの方法を備えている。ユーザは、上記タッチ操作による直接入力により、そのタッチした位置に目標駐車枠を所望の位置付近に速やかに移動させる。さらにユーザは、上記矢印ボタンを用いて、目標駐車枠の位置を微調整し、目標駐車枠の位置を正確に設定することができる。このように、特許文献1に記載の装置では、タッチ操作により目標駐車枠を所望の位置に移動させることができるため、簡単かつ迅速に目標駐車位置を設定することができる。
特開2007−118878号公報
しかしながら、タッチ操作によってそのタッチした位置に直接目標駐車枠を移動させることが可能な領域は限られている。タッチ操作によって目標駐車枠を直接移動させることができない領域は、例えば、上記ディスプレイの上方等目標駐車枠が上記ディスプレイからはみ出る領域や当該駐車支援装置の操作のためのボタンが表示された領域等である。また、車両の位置と操舵制御により定まる駐車支援不可能な領域も存在する。例えば、車両近傍の領域は、操舵制御を最大操舵角で行っても、切り返し無しではその位置に到達できない場合がある。通常、駐車支援装置は、切り返し無しで到達できる位置しか目標駐車位置として設定できない。このように、タッチ操作によって目標駐車枠を直接移動させることができない領域やそもそも駐車支援できない領域が存在する。タッチ操作によって目標駐車枠を直接移動させることができない領域をユーザが指定してもその領域には目標駐車枠は移動しないため、ユーザは不快感を覚えることがある。また、駐車支援不可能な領域をユーザが指定してもその領域は駐車支援できない領域であるため、ユーザは再度目標駐車位置を設定し直さなければならず、目標駐車位置の設定に時間がかかる場合がある。このように、特許文献1に記載の装置では、タッチ操作によって目標駐車枠を直接移動させることができる領域が表示されていない。また、このような領域を表示しただけでは、その領域が駐車支援可能な領域か否かが一見して分からないため、上述したように、駐車支援不可能な領域をユーザが指定した場合、再度の入力が必要となり、目標駐車位置の設定に時間がかかってしまう。
それ故、本発明の目的は、ユーザが目標駐車位置を設定する際に、容易かつ迅速に目標駐車位置を設定することが可能な駐車支援装置を提供することである。
本発明に係る駐車支援装置は、
目標駐車位置に車両を駐車させるために支援を行う駐車支援装置であって、
車両周辺を映し出した撮像画像上に目標駐車枠を重畳表示させる表示制御手段と、
入力手段を用いてユーザから入力された位置に目標駐車枠を移動させる目標駐車枠移動手段を含み、上記目標駐車枠により上記目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段と、
上記目標駐車位置設定手段により設定された目標駐車位置への駐車経路を計算する駐車経路計算手段とを備え、
上記表示制御手段は、上記目標駐車枠移動手段によって上記目標駐車枠を移動させることが可能な領域と上記駐車経路計算手段により駐車経路を計算可能な領域との重複領域を上記撮像画像上に重畳表示させる。
本発明によれば、目標駐車枠移動手段によって目標駐車枠を移動させることが可能な設定可能領域と駐車経路計算手段により駐車経路を計算可能な支援可能領域との重複領域を表示手段上に表示することにより、ユーザが目標駐車位置を簡単かつ迅速に設定することが可能である。
本発明においては、
上記目標駐車枠移動手段は、上記入力手段を用いてユーザから入力された座標位置に直接、上記目標駐車枠を移動させる直接移動手段を含むことが好ましい。
上記によれば、直接移動手段によって目標駐車枠をユーザが入力した座標位置に直接移動させることができる。
本発明においては、
上記目標駐車枠移動手段は、上記撮像画像上に重畳表示されたボタン画像を上記入力手段を用いてユーザが選択することにより、該選択されたボタン画像に関連付けられた方向に上記目標駐車枠を移動させる方向移動手段を含むことが好ましい。
上記によれば、ユーザは、ボタン画像を用いて目標駐車枠を移動させることができる。
本発明においては、
上記駐車経路計算手段により計算された経路に基づいて、車両を目標駐車位置へ自動駐車させる自動駐車手段をさらに備えることが好ましい。
上記によれば、車両を目標駐車位置に自動で駐車させることができる。
本発明においては、
上記表示制御手段は、表示手段に上記重複領域を他の領域よりも強調して表示させることが好ましい。
上記によれば、目標駐車位置設定手段によって目標駐車位置を設定可能な設定可能領域と駐車経路計算手段により駐車経路を計算可能な支援可能領域との重複領域を他の領域と比べて強調して表示することにより、当該重複領域をユーザに対して一見して認識させることが可能となる。これにより、目標駐車位置を迅速に設定することが可能である。
本発明においては、
上記入力手段は、タッチディスプレイであることが好ましい。
上記によれば、ユーザは、タッチディスプレイをタッチ操作することによって、目標駐車位置の設定および駐車支援装置の操作が可能となる。
本発明においては、
上記入力手段は、遠隔から入力可能な遠隔入力手段であることが好ましい。
上記によれば、ユーザは、遠隔入力手段を操作することによって、目標駐車位置の遠隔入力が可能となる。
本発明によれば、目標駐車枠移動手段により目標駐車枠を移動させることが可能な設定可能領域と駐車経路計算手段により駐車経路を計算可能な支援可能領域との重複領域を表示手段上に表示することにより、ユーザが目標駐車位置を簡単かつ迅速に設定することが可能である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る駐車支援装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る駐車支援装置の構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る駐車支援装置において目標駐車位置を設定する際にタッチディスプレイに表示される画像を示した図である。図2(a)は、車庫入れ駐車モードが選択された際にタッチディスプレイに表示される画像を示した図である。図2(b)は、縦列駐車モードが選択された際にタッチディスプレイに表示される画像を示した図である。図3は、タッチ操作により直接目標駐車枠を移動させた後のタッチディスプレイ上に表示される画像を示した図である。図3(a)は、車庫入れ駐車モードにおいてタッチ操作により直接目標駐車枠を移動させた後の画像を示した図である。図3(b)は、縦列駐車モードにおいてタッチ操作により直接目標駐車枠を移動させた後の画像を示した図である。図4は、目標駐車位置の設定までの処理を示すフローチャートである。
図1に示されるように、駐車支援装置1は、駐車支援ECU2と、タッチディスプレイ3と、バックカメラ4と、電動パワーステアリング5とを備える。以下、各部および駐車支援装置1による駐車支援動作について簡潔に説明し、目標駐車位置設定手段による目標駐車位置の設定について、詳細に説明する。
駐車支援ECU2は、駐車支援装置1の制御を行うものであり、タッチディスプレイ3、バックカメラ4および電動パワーステアリング5と接続されている。駐車支援ECU2は目標駐車位置設定手段6と、表示制御手段7と、ステアリング制御手段8とを含む。目標駐車位置設定手段6は、目標駐車枠により目標駐車位置を設定する。表示制御手段7は、車両周辺を映し出した(タッチディスプレイ3に表示された)撮像画像上に目標駐車枠を重畳表示させる。また、表示制御手段7は、後述する指定可能領域を上記撮像画像上に重畳表示させる。ステアリング制御手段8は、目標駐車位置設定手段6により設定された目標駐車位置に車両を誘導する。つまり、ステアリング制御手段8は、設定された目標駐車位置までの経路を計算し、その経路に従って自車両が走行するように電動パワーステアリング5を制御する。
タッチディスプレイ3は、ユーザが画面をタッチ操作することにより座標値を入力する入力手段を備える表示手段である。タッチディスプレイ3は、ユーザが視認可能かつ操作可能な位置に配設されている。タッチディスプレイ3には、例えば自車両のシフトポジションが後退位置にある場合に、バックカメラ4により撮影された自車両後方の画像が表示される。さらに、タッチディスプレイ3には、図2に示されるように、目標駐車位置を設定する際、目標駐車位置を示す目標駐車枠20、目標駐車枠20を移動させる矢印ボタン22、およびステアリング制御手段8により駐車支援が可能かつタッチ操作により直接目標駐車枠20の位置を設定可能な指定可能領域24が上記画像上に重畳表示される。また、タッチディスプレイ3には、駐車支援装置1を操作するための操作ボタン23やヘルプボタン26が表示される。なお、タッチディスプレイ3は、例えば、カーナビ装置の表示手段として共用されてもよい。
バックカメラ4は、自車両後方に配設され、自車両後方の周辺環境を撮影する。バックカメラ4により撮影された画像は、駐車支援ECU2の表示制御手段7で画像処理がなされ、上述したようにタッチディスプレイ3により表示される。
電動パワーステアリング5は、ステアリングシャフトにトルクを発生させる電動モータを備える。電動パワーステアリング5は、自車両を操舵するためのトルクを電動モータに発生させ、駐車支援ECU2のステアリング制御手段8により制御されることによって、自車両を目標駐車位置に到達させる。
次に、目標駐車位置設定手段6による目標駐車位置の設定について、説明する。なお、本実施形態に係る駐車支援装置1では、初期画面(図示せず)においてユーザにより車庫入れモード(図2(a)参照)または縦列駐車モード(図2(b)参照)が選択され、選択されたモードに従って図2(a)または図2(b)に示されたような画像が表示される。
図2(a)および図2(b)において、バックカメラ4により撮影された自車両後方の画像が表示されている。また、自車両後方の撮像画像上に、目標駐車枠20、駐車基点位置21、矢印ボタン22および指定可能領域24が重畳表示されている。さらに、駐車支援装置1の操作のための操作ボタン23やヘルプボタン26が上記画像上に重畳表示されている。
目標駐車位置設定手段6は、ユーザによって入力された位置を目標駐車位置に設定する。ユーザは、目標駐車枠20を所望の位置に移動させることにより、目標駐車位置を入力する。目標駐車位置設定手段6は、直接移動手段11と方向移動手段12とを含む。
直接移動手段11は、タッチディスプレイ3を用いてユーザから入力された位置に直接目標駐車枠20を移動させる。ユーザは、入力手段であるタッチディスプレイ3へのタッチ操作(接触)を行う。直接移動手段11は、ユーザによりタッチされた座標位置に駐車基点位置21を直接移動させ、目標駐車枠20を移動させる。
方向移動手段12は、タッチディスプレイ3上に表示された撮像画像上に重畳表示された矢印ボタン22をユーザがタッチによって選択することにより、該選択された矢印ボタン22に関連付けられた方向に目標駐車枠20を移動させる。例えば、入力手段であるタッチディスプレイ3に表示された上矢印ボタン22をユーザがタッチした場合、方向移動手段12は、そのタッチされた位置から上矢印ボタン22が選択されたと認識し、目標駐車枠20を所定距離だけ上方向に移動させる。なお、矢印ボタン22に替えて、移動方向を示す文字がそのボタン画像上に表示されてもよい。
また、目標駐車枠20は、実際の道路路面上に投影されるものとすれば車体寸法とほぼ一致した大きさを有する長方形の形状を有するが、タッチディスプレイ3上ではバックカメラ4により撮影された画像上に対応した大きさおよび形状に描画される。駐車基点位置21は、目標駐車枠20の一部であり、例えば、図2(a)および図2(b)に示されるように、目標駐車枠20の一端の位置に配置される。
ここで、タッチ操作によって駐車基点位置21をそのタッチした位置に直接移動させることができる領域と直接移動させることができない領域とが存在する。このタッチ操作によって駐車基点位置21を直接移動させることができる領域を設定可能領域と呼ぶ。設定可能領域は、例えば、図2(a)および図2(b)に示される矢印ボタン22が表示された領域、操作ボタン23が表示された領域や、タッチディスプレイ3の画面上方の指定したとすれば目標駐車枠20が画面からはみ出るような領域を除いた領域である。なお、この設定可能領域は、あくまでもタッチ操作により直接目標駐車枠20を移動させることが可能な領域である。設定可能領域以外の領域(設定不可能領域)においても、矢印ボタン22を使用することによって、目標駐車枠20を移動させることができる場合がある。
また、ステアリング制御手段8によって切り返し無しで車両を到達させることが可能な領域と不可能な領域とが存在する。ここでいう「切り返し」とは、車両を後退(または前進)させて途中で止め、ステアリングを切り直して少し前進(または後退)して再び後退(または前進)させることを指す。ステアリング制御手段8によって切り返し無しで車両を到達させることが可能な領域は、自車両の現在位置と、周辺の障害物および自車両の最小旋回半径等とに基づいて算出される。すなわち、ステアリング制御手段8は、自車両の現在位置から目標駐車位置設定手段6によって設定された目標駐車位置までの駐車経路を、自車両の最小旋回半径を考慮して計算する。その際、ステアリングを最大限に切ったとしても切り返し無しでは目標駐車位置へ到達できない場合がある。例えば、自車両後方の近傍領域には、切り返しを行わなければ到達できない場合がある。このような場合、ステアリング制御手段8は、目標駐車位置までの駐車経路を計算することができない。また、車両の現在位置と目標駐車位置との間に障害物が存在する場合、ステアリング制御手段8は、その障害物を回避する駐車経路を算出する。ここで、障害物とは、他の車両や建造物等である。しかし、障害物が存在することによって切り返し無しで車両を目標駐車位置に到達させることができない場合や、そもそも目標駐車位置に障害物が存在する場合がある。このような場合、ステアリング制御手段8は、目標駐車位置に到達するまでの駐車経路を計算することができない。以上のように、車両周辺には、ステアリング制御手段8によって駐車経路を計算可能な領域(以下、支援可能領域と呼ぶ)と、駐車経路を計算不可能な領域(以下、支援不可能領域と呼ぶ)とが存在する。
図2(a)および図2(b)に示されるように、タッチディスプレイ3上には、指定可能領域24の周囲が破線により強調表示されている。指定可能領域24は、ステアリング制御手段8によって切り返し無しで車両を到達させることが可能な支援可能領域であり、かつ、タッチ操作によって駐車基点位置21を直接移動させることができる設定可能領域である。この指定可能領域24は、表示制御手段7により表示制御され、タッチディスプレイ3に表示される。
表示制御手段7は、支援可能領域と設定可能領域との重複領域である指定可能領域24を、タッチディスプレイ3上に表示する。図2(a)および図2(b)に示されるように、指定可能領域24は、楕円形状で示される支援可能領域から矢印ボタン22の一部にかかる部分領域が除外された形状となっている。この除外された一部の領域は、矢印ボタン22が配置された領域であるため、設定不可能領域である。この除外された一部の領域をユーザが選択した場合、方向移動手段12により、目標駐車枠20が移動する。従って、目標駐車枠20は、選択された矢印ボタン22が示す方向(この場合は反時計回り)に移動する。
このようにして、支援可能領域と設定可能領域との重複領域である指定可能領域24をタッチディスプレイ3上に表示することによって、ユーザは、一見して駐車支援可能、かつ、タッチ操作で直接移動可能な領域を認識することができ、タッチ操作によって容易に目標駐車位置を入力することができる。
例えば、図2(a)および図2(b)の位置X1をユーザがタッチ操作した場合、駐車基点位置21が位置X1に移動し、目標駐車枠20が移動する(図3(a)および図3(b)参照)。図3(a)および図3(b)に示されるように、駐車基点位置21が図2(a)および図2(b)における位置X1に移動し、目標駐車枠20が目標とする駐車位置に移動している。
一方、図2(a)および図2(b)における位置X2およびX3をユーザがタッチ操作した場合、目標駐車枠20はそのタッチした位置に移動しない。位置X2は、他車両25が存在することによって支援不可能領域とされた領域内の点である。また、位置X3は、支援可能領域に存在するが、矢印ボタン22が近傍に存在するために設定不可能領域とされた領域内の点である。従って、位置X2および位置X3は、指定可能領域24内に存在せず、ユーザは、タッチ操作によって直接目標駐車枠20を移動させることはできない。位置X3に駐車基点位置21を移動させる場合は、タッチ操作によって指定可能領域24内の最も位置X3に近い位置に駐車基点位置21を移動させた後、矢印ボタン22を用いて、駐車基点位置21を移動させることができる。なお、ユーザが位置X2をタッチ操作した場合、音声またはポップアップにより、当該位置はタッチ操作により直接目標駐車枠20を移動させることができない領域である旨の警告をユーザに対して発してもよい。また、ユーザが位置X3をタッチ操作した場合、目標駐車枠20は、矢印ボタン22が示す矢印の方向(この場合は反時計回り)に移動する。
なお、図2(a)および図2(b)において、指定可能領域24は模式的に楕円の一部が除外されたような形状となっているが、実際には、より複雑な形状となる。すなわち、指定可能領域24は、支援可能領域と設定可能領域の重複領域を示すが、例えば、図2(a)に示す目標駐車枠20が配置された位置も(自車両の現在位置と周辺の障害物および自車両の最小旋回半径等を考慮して切り返し無しで到達可能な場合は)支援可能領域である。このため、支援可能領域は、この位置も含んだ形状となり、従って、指定可能領域24は、実際には図2(a)および図2(b)に示された形状とは異なる形状となる。
以上示された目標駐車位置の設定の流れについて、図4を用いて説明する。図4に示されたフローチャートによる処理は、例えば、シフトポジションが後退に設定され、初期画面において車庫入れモードか縦列駐車モードかをユーザに選択された場合に開始される。
ステップS101において、ステアリング制御手段8は、自車両の現在位置と周辺の障害物および自車両の最小旋回半径等から支援可能領域を算出する。周辺の障害物は、例えば、測距センサにより車両周辺の空間を調査することにより、認識される。
ステップS102において、表示制御手段7は、設定可能領域を算出する。表示制御手段7は、矢印ボタン22、操作ボタン23、ヘルプボタン26および画面上方等指定したとすれば目標駐車枠20が画面からはみ出るような領域を全体の表示領域から除いた領域を、設定可能領域として算出する。
ステップS103において、表示制御手段7は、支援可能領域と設定可能領域との重複領域を算出する。
ステップS104において、表示制御手段7は、ステップS103で算出した重複領域をタッチディスプレイ3に表示させる。
ステップS105において、表示制御手段7は、初期の目標駐車枠20をタッチディスプレイ3に表示させる。初期の目標駐車枠20は、任意の位置に設定されてもよいし、車両周辺の情報(路面上の白線や車輪止め等)から目標駐車位置として事前に大まかに設定されてもよい。
ステップS106において、駐車支援ECU2は、ユーザによるタッチ操作を受け付ける。駐車支援ECU2は、ユーザによるタッチ位置により、ステップS107、ステップS108、ステップS109およびステップS110のいずれかに処理を進める。
ユーザが、タッチディスプレイ3に表示されたOKボタンが配置された領域内をタッチした場合、ステップS107の処理が実行される。ステップS107において、目標駐車位置設定手段6は、目標駐車位置を目標駐車枠20が表示された位置に設定し、目標駐車位置の設定を完了する。駐車支援ECU2のステアリング制御手段8は、その後、設定された目標駐車位置に車両を自動誘導し、駐車させる。
ユーザが、タッチディスプレイ3に表示された指定可能領域24内をタッチした場合、ステップS108の処理が実行される。ステップS108において、目標駐車位置設定手段6は、直接移動手段11を用いて、ユーザにより入力された座標位置に駐車基点位置21を移動させる。そして、移動された新しい位置に目標駐車枠20が表示される。次に駐車支援ECU2は、処理をステップS106に戻す。
ユーザが、タッチディスプレイ3に表示された矢印ボタン22が配置された領域内をタッチした場合、ステップS109の処理が実行される。ステップS109において、目標駐車位置設定手段6は、方向移動手段12を用いて、目標駐車枠20を移動させる。方向移動手段12は、ユーザにより入力された座標位置から選択された矢印ボタン22を識別し、選択された矢印ボタン22が示す方向に目標駐車枠20を移動させる。そして、移動された新しい位置に目標駐車枠20が表示される。次に駐車支援ECU2は、処理をステップS106に戻す。
ユーザが、上記以外の領域をタッチした場合、ステップS110の処理が実行される。ステップS110において、駐車支援ECU2は、ユーザが操作ボタン23およびヘルプボタン26等を除く指定不可能領域をタッチした場合、ユーザに対して警告を発する。ユーザが(OKボタン以外の)操作ボタン23またはヘルプボタン26をタッチした場合、駐車支援ECU2は、選択されたボタンに従った動作を行う。次に駐車支援ECU2は、処理をステップS106に戻す。
以上のように、ステアリング制御手段8によって切り返し無しで車両を到達させることが可能な支援可能領域とタッチ操作によって目標駐車枠20を直接移動させることが可能な設定可能領域との重複領域(指定可能領域24)を他の領域よりも強調して表示することによって、ユーザは、容易に目標駐車位置を設定することが可能となる。
なお、本実施形態では、指定可能領域24の周囲を破線により表示したが、当該指定可能領域24を他の領域と異なる色により表示されてもよい。また、指定可能領域24を点滅させて表示してもよい。また、支援可能領域と設定可能領域とを他の領域と区別して表示するようにしてもよい。例えば、支援可能領域の周囲を緑色で表示し、設定可能領域の周囲を青色で表示してもよい。これによって、ユーザは、上記2つの領域の重複領域をタッチ操作により指定することができる。また、支援可能領域を表示し、その領域内で設定可能領域と設定不可能領域とを区別して表示するようにしてもよい。
また、他の実施形態では、方向移動手段によって目標駐車枠を移動させることができる領域を上記設定可能領域として、方向移動手段による設定可能領域と支援可能領域との重複領域を、他の領域よりも強調して表示するようにしてもよい。方向移動手段によっても目標駐車枠を移動させることができる領域と移動させることができない領域とが存在する。方向移動手段によって目標駐車枠を移動させることができない領域は、例えば、タッチディスプレイ3の画面から目標駐車枠の一部が画面からはみ出るような領域である。
さらに、他の実施形態では、直接移動手段及び方向移動手段の双方を用いて目標駐車枠を移動させることができる領域を上記設定可能領域として、直接移動手段及び方向移動手段による設定可能領域と支援可能領域との重複領域を、他の領域よりも強調して表示するようにしてもよい。直接移動手段及び方向移動手段の双方を用いても目標駐車枠を移動させることができる領域と移動させることができない領域とが存在する。例えば、タッチディスプレイ3の画面から目標駐車枠の一部が画面からはみ出るような領域は、直接移動手段及び方向移動手段の双方を用いても目標駐車枠を移動させることができない。
また、本実施形態では、ステアリング制御手段8によって、目標駐車位置までの駐車経路を計算し、算出された駐車経路に沿って車両が自動駐車されたが、駐車経路のみを計算し、運転者が計算された駐車経路に沿って車両を駐車させてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、タッチディスプレイ3を用いて所望の位置へのタッチ操作および矢印ボタン22へのタッチ操作により上記目標駐車位置を入力したが、第2の実施形態では、遠隔入力手段であるジョイスティックを用いて表示手段に表示されたポインタを操作することによって、上記目標駐車位置を入力する。
図5は、第2の実施形態に係る駐車支援装置の構成を示す図である。図6は、ジョイスティックを用いた場合の目標駐車位置を設定する際に表示手段に表示される画像を示した図である。
駐車支援装置10は、図5に示されるように、第1の実施形態におけるタッチディスプレイ3が、ディスプレイ31およびジョイスティック32に置換されている。
ディスプレイ31は、表示手段であり、ユーザが視認可能な位置に配置されている。ディスプレイ31は、例えば、フロントガラス付近のユーザが操作することが困難な位置に配設されている。
ジョイスティック32は、遠隔入力手段であり、ユーザが操作可能な位置に配設されている。なお、その他の部分に関しては、上述した第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
図6に示されるように、ディスプレイ31にはポインタ40が表示されている。ジョイスティック32は、ユーザがディスプレイ31に表示されたポインタ40を用いてディスプレイ31上の任意の位置を指定することで、第1の実施形態で示したタッチディスプレイ3上のタッチ操作と同様の操作を可能とする。ジョイスティック32は、例えば、ポインタ40を操作するレバー(図示せず)と、ポインタ40によりポイントされた位置を指定する指定ボタン(図示せず)とを備える。
ジョイスティック32のレバーを操作することによってポインタ40を指定可能領域24内に移動させ、ポインタ40によってポイントされた位置をジョイスティック32の指定ボタンにより指定することによって、目標駐車枠20をポインタ40によりポイントされた位置に直接移動させることができる。また、ポインタ40を矢印ボタン22上に移動させ、ジョイスティック32の指定ボタンにより矢印ボタン22を選択することによって、目標駐車枠20を当該選択された矢印ボタン22が示す方向に移動させることができる。このように、駐車基点位置21をポインタ40がポイントした位置に直接移動させることができる領域とステアリング制御手段8によって切り返し無しで車両を到達させることが可能な領域との重複領域が強調表示されていることによって、運転者は、ジョイスティック32を用いた場合においても、容易かつ迅速に目標駐車位置を設定することができる。
以上のように、本発明は、ユーザが目標駐車位置を設定する際に、容易に目標駐車位置を設定することが可能であり、例えば、車両用の駐車支援装置として利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る駐車支援装置の構成を示す図 第1の実施形態に係る駐車支援装置において目標駐車位置を設定する際にタッチディスプレイに表示される画像を示した図 第1の実施形態において、タッチ操作により目標駐車枠を移動させた後のタッチディスプレイ上に表示される画像を示した図 第1の実施形態において、目標駐車位置の設定までの処理を示すフローチャート 第2の実施形態に係る駐車支援装置の構成を示す図 第2の実施形態において、ジョイスティックを用いた場合の目標駐車位置を設定する際に表示手段に表示される画像を示した図
符号の説明
1、10 駐車支援装置
2 駐車支援ECU
3 タッチディスプレイ
4 バックカメラ
5 電動パワーステアリング
6 目標駐車位置設定手段
7 表示制御手段
8 ステアリング制御手段
11 直接移動手段
12 方向移動手段
20 目標駐車枠
21 駐車基点位置
22 矢印ボタン
23 操作ボタン
24 指定可能領域
25 他車両
26 ヘルプボタン
31 ディスプレイ
32 ジョイスティック
40 ポインタ

Claims (7)

  1. 目標駐車位置に車両を駐車させるために支援を行う駐車支援装置であって、
    車両周辺を映し出した撮像画像上に目標駐車枠を重畳表示させる表示制御手段と、
    入力手段を用いてユーザから入力された位置に前記目標駐車枠を移動させる目標駐車枠移動手段を含み、前記目標駐車枠により前記目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段と、
    前記目標駐車位置設定手段により設定された目標駐車位置への駐車経路を計算する駐車経路計算手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記目標駐車枠移動手段によって前記目標駐車枠を移動させることが可能な領域と前記駐車経路計算手段により駐車経路を計算可能な領域との重複領域を前記撮像画像上に重畳表示させることを特徴とする、駐車支援装置。
  2. 前記目標駐車枠移動手段は、前記入力手段を用いてユーザから入力された座標位置に直接、前記目標駐車枠を移動させる直接移動手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記目標駐車枠移動手段は、前記撮像画像上に重畳表示されたボタン画像を前記入力手段を用いてユーザが選択することにより、該選択されたボタン画像に関連付けられた方向に前記目標駐車枠を移動させる方向移動手段を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記駐車経路計算手段により計算された経路に基づいて、車両を目標駐車位置へ自動駐車させる自動駐車手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  5. 前記表示制御手段は、表示手段に前記重複領域を他の領域よりも強調して表示させることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  6. 前記入力手段は、タッチディスプレイであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  7. 前記入力手段は、遠隔から入力可能な遠隔入力手段であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
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