JP2010089299A - 露光ヘッド、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光素子が配された基板とロッドレンズアレイとが光透過性部材を介して固定されている構成において、ロッドレンズアレイの変形に依らずに結像位置の変動を抑制して、良好な露光を実行可能とする技術の提供する。
【解決手段】第1面291−tに配設された発光素子Eからの光が第1面291−tから第2面291−hへ透過する基板291と、基板291の第2面291−h側に配設されて、第2面291−hからの光を結像するロッドレンズアレイ299と、基板291とロッドレンズアレイ299との間に配設されて、基板291の第2面291−hおよびロッドレンズアレイ299に固定された光透過性部材297と、基板291の第1面291−tを支持する支持部材295とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】第1面291−tに配設された発光素子Eからの光が第1面291−tから第2面291−hへ透過する基板291と、基板291の第2面291−h側に配設されて、第2面291−hからの光を結像するロッドレンズアレイ299と、基板291とロッドレンズアレイ299との間に配設されて、基板291の第2面291−hおよびロッドレンズアレイ299に固定された光透過性部材297と、基板291の第1面291−tを支持する支持部材295とを備える。
【選択図】図4
Description
この発明は、発光素子からの光をロッドレンズアレイにより結像して、被露光面を露光する露光ヘッド、および、当該露光ヘッドを用いた画像形成装置に関するものである。
このような露光ヘッドとして、ガラス基板に形成された発光素子からの光を、このガラス基板に対向するロッドレンズアレイにより結像するものが知られている(特許文献1)。特に特許文献1の露光ヘッドでは、ガラス基板の表面と裏面とのうち、ロッドレンズアレイに対して反対側の裏面に発光素子が設けられている。したがって、発光素子からの光はガラス基板を透過した後で、ロッドレンズアレイに入射する。
しかしながら、ガラス基板とロッドレンズアレイとの間には空気の層が存在しているため、ガラス基板の表面と空気層との境界では発光素子からの光の一部が反射される。その結果、結像に供する光の量が低下して、十分な光量で露光を行なえない場合があった。そこで、特許文献2、3には、ガラス基板とロッドレンズアレイとの間に樹脂等の透明材料を設けて、ガラス基板表面での光の反射を抑制する技術が提案されている。
ところで、上記特許文献2、3に記載の通り、基板(ガラス基板)およびロッドレンズアレイのそれぞれに光透過性部材(透明材料)を固定することができる。しかしながら、このようにロッドレンズアレイと基板とが光透過性部材を介して互いに固定されることで、次のような問題が発生するおそれがあった。つまり、温度変化等によってロッドレンズアレイが変形すると、光透過性基板を介してロッドレンズアレイに固定される基板も変形してしまう場合があった。そして、この基板には発光素子が配されているため、基板が変形すると、発光素子からの光の結像位置が変動するおそれがあった。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、発光素子が配された基板とロッドレンズアレイとが光透過性部材を介して固定されている構成において、ロッドレンズアレイの変形に依らずに結像位置の変動を抑制して、良好な露光を実行可能とする技術の提供を目的とする。
この発明にかかる露光ヘッドは、上記目的を達成するために、第1面に配設された発光素子からの光が第1面から第2面へ透過する基板と、基板の第2面側に配設されて、第2面からの光を結像するロッドレンズアレイと、基板とロッドレンズアレイとの間に配設されて、基板の第2面およびロッドレンズアレイに固定された光透過性部材と、基板の第1面を支持する支持部材とを備えたことを特徴としている。
また、この発明にかかる画像形成装置は、上記目的を達成するために、潜像担持体と、第1面に配設された発光素子からの光が第1面から第2面へ透過する基板、基板の第2面側に配設されて第2面からの光を潜像担持体に結像するロッドレンズアレイ、基板とロッドレンズアレイとの間に配設されて基板の第2面およびロッドレンズアレイに固定された光透過性部材、および基板の第1面を支持する支持部材を有する露光ヘッドと、露光ヘッドが潜像担持体に形成した潜像をトナー現像する現像部とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(露光ヘッド、画像形成装置)では、基板の第1面に発光素子が配設されており、発光素子からの光は基板の第1面から第2面へと透過する。基板の第2面側にはロッドレンズアレイが配設されており、このロッドレンズアレイが基板の第2面からの光を結像する。また、基板とロッドレンズアレイとの間には光透過性部材が配設されており、この光透過性部材は基板の第2面およびロッドレンズアレイに固定されている。したがって、ロッドレンズアレイが変形すると、基板も変形してしまうおそれがあった。これに対して、本発明は基板の第1面を支持する支持部材を備えており、基板の変形が支持部材によって抑制されている。よって、ロッドレンズアレイの変形によらず、基板の変形を抑制して、良好な露光が実行可能となる。また、この露光ヘッドを用いることで、良好な画像形成が実行可能となる。
また、発光素子はボトムエミッション型の有機EL素子であり、基板の第1面は有機EL素子を封止する封止部材を介して支持部材に支持されても良い。このように封止部材を設けることで、有機ELを空気から遮断して、有機ELの劣化を抑制することができる。
ところで、基板の線膨張係数がロッドレンズアレイの線膨張係数より小さい場合、温度変化により、ロッドレンズアレイは基板と比べてより大きな程度で伸縮しようとする。その結果、光透過性部材を介してロッドレンズアレイから基板に、変形させようとする力が作用する。そこで、このような構成に対しては、本発明を適用して基板の変形を抑制することが好適である。これにより、良好な露光が実行可能となる。
この際、支持部材の線膨張係数が基板の線膨張係数より大きいように構成しても良い。これにより、ロッドレンズアレイが基板に与える力に抗する力を、支持部材から基板に与えることができる。よって、基板の変形を確実に抑制して、より良好な露光が実行可能となる。
さらには、ロッドレンズアレイの線膨張係数と、支持部材の線膨張係数とが等しいもしくは略等しいように構成しても良い。これにより、ロッドレンズアレイが基板に対して与える力と、当該力に抗して支持部材が基板に与える力とを均衡させることができる。よって、基板の変形をより確実に抑制して、極めて良好な露光が実行可能となる。
また、支持部材が、基板の第2面を支持する平面部と、当該平面部から屈曲した屈曲部とを有するように構成しても良い。かかる構成は、支持部材の剛性を上げることができるため、基板の変形を抑制して良好な露光を図るのに有利である。
図1は本発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示す図である。この装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてカラー画像を形成するカラーモードと、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードとを選択的に実行可能な画像形成装置である。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像形成指令がCPUやメモリなどを有するメインコントローラMCに与えられると、このメインコントローラMCがエンジンコントローラECに制御信号を与え、これに基づき、エンジンコントローラECがエンジン部EGおよびヘッドコントローラHCなど装置各部を制御して所定の画像形成動作を実行し、複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどの記録材たるシートに画像形成指令に対応する画像を形成する。
この実施形態にかかる画像形成装置が有するハウジング本体3内には、電源回路基板、メインコントローラMC、エンジンコントローラECおよびヘッドコントローラHCを内蔵する電装品ボックス5が設けられている。また、画像形成ユニット2、転写ベルトユニット8および給紙ユニット7もハウジング本体3内に配設されている。また、図1においてハウジング本体3内右側には、二次転写ユニット12、定着ユニット13およびシート案内部材15が配設されている。なお、給紙ユニット7は、ハウジング本体3に対して着脱自在に構成されている。そして、該給紙ユニット7および転写ベルトユニット8については、それぞれ取り外して修理または交換を行うことが可能な構成になっている。
画像形成ユニット2は、複数の異なる色の画像を形成する4個の画像形成ステーション2Y(イエロー用)、2M(マゼンタ用)、2C(シアン用)および2K(ブラック用)を備えている。なお、図1においては、画像形成ユニット2の各画像形成ステーションは構成が互いに同一のため、図示の便宜上一部の画像形成ステーションのみに符号を付し、他の画像形成ステーションについては符号を省略する。
各画像形成ステーション2Y、2M、2Cおよび2Kには、それぞれの色のトナー像がその表面に形成される感光体ドラム21が設けられている。各感光体ドラム21は、その回転軸が主走査方向MD(図1の紙面に対して垂直な方向)に平行もしくは略平行となるように配置されている。また、各感光体ドラム21はそれぞれ専用の駆動モータに接続され図中矢印D21の方向に所定速度で回転駆動される。これにより、感光体ドラム21表面が、主走査方向MDに直交もしくは略直交する副走査方向SDに搬送される。また、感光体ドラム21の周囲には、その回転方向に沿って帯電部23、ラインヘッド29、現像部25および感光体クリーナ27が配設されている。そして、これらの機能部によって帯電動作、潜像形成動作およびトナー現像動作が実行される。カラーモード実行時は、全ての画像形成ステーション2Y、2M、2Cおよび2Kで形成されたトナー像を転写ベルトユニット8に設けた転写ベルト81に重ね合わせてカラー画像を形成する。また、モノクロモード実行時は、画像形成ステーション2Kのみを動作させてブラック単色画像を形成する。
帯電部23は、その表面が弾性ゴムで構成された帯電ローラを備えている。この帯電ローラは帯電位置で感光体ドラム21の表面と当接して従動回転するように構成されており、感光体ドラム21の回転動作に伴って従動回転する。また、この帯電ローラは帯電バイアス発生部(図示省略)に接続されており、帯電バイアス発生部からの帯電バイアスの給電を受けて帯電部23と感光体ドラム21が当接する帯電位置で感光体ドラム21の表面を所定の表面電位に帯電させる。
ラインヘッド29は、その長手方向LGDが主走査方向MDに平行もしくは略平行となるように、かつ、その幅方向LTDが副走査方向SDに平行もしくは略平行となるように配置されている。ラインヘッド29は、長手方向LGDに配列された複数の発光素子を備えており、感光体ドラム21に対向配置されている。そして、帯電部23により帯電された感光体ドラム21の表面に、発光素子からの光を結像して静電潜像を形成する。
現像部25は、その表面にトナーを担持する現像ローラ251を有する。そして、現像ローラ251と電気的に接続された現像バイアス発生部(図示省略)から現像ローラ251に印加される現像バイアスによって、現像ローラ251と感光体ドラム21とが当接する現像位置において、帯電トナーが現像ローラ251から感光体ドラム21に移動してその表面に形成された静電潜像が顕像化される。
現像位置において顕在化されたトナー像は、感光体ドラム21の回転方向D21に搬送された後、転写ベルト81と各感光体ドラム21が当接する一次転写位置TR1において転写ベルト81に一次転写される。
また、感光体ドラム21の回転方向D21の一次転写位置TR1の下流側で且つ帯電部23の上流側に、感光体ドラム21の表面に当接して感光体クリーナ27が設けられている。この感光体クリーナ27は、感光体ドラムの表面に当接することで一次転写後に感光体ドラム21の表面に残留するトナーをクリーニング除去する。
転写ベルトユニット8は、駆動ローラ82と、図1において駆動ローラ82の左側に配設される従動ローラ83(ブレード対向ローラ)と、これらのローラに張架され駆動ローラ82の回転により図示矢印D81の方向(搬送方向)へ循環駆動される転写ベルト81とを備えている。また、転写ベルトユニット8は、転写ベルト81の内側に、カートリッジ装着時において各画像形成ステーション2Y、2M、2Cおよび2Kが有する感光体ドラム21各々に対して一対一で対向配置される、4個の一次転写ローラ85Y、85M、85Cおよび85Kを備えている。これらの一次転写ローラは、それぞれ一次転写バイアス発生部(図示省略)と電気的に接続される。
カラーモード実行時は、図1および図2に示すように全ての一次転写ローラ85Y、85M、85Cおよび85Kを画像形成ステーション2Y、2M、2Cおよび2K側に位置決めすることで、転写ベルト81を画像形成ステーション2Y、2M、2Cおよび2Kそれぞれが有する感光体ドラム21に押し遣り当接させて、各感光体ドラム21と転写ベルト81との間に一次転写位置TR1を形成する。そして、適当なタイミングで一次転写バイアス発生部から一次転写ローラ85Y等に一次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、それぞれに対応する一次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写する。すなわち、カラーモードにおいては、各色の単色トナー像が転写ベルト81上において互いに重ね合わされてカラー画像が形成される。
さらに、転写ベルトユニット8は、ブラック用一次転写ローラ85Kの下流側で且つ駆動ローラ82の上流側に配設された下流ガイドローラ86を備える。この下流ガイドローラ86は、一次転写ローラ85Kが画像形成ステーション2Kの感光体ドラム21に当接して形成する一次転写位置TR1での一次転写ローラ85Kとブラック用感光体ドラム21(K)との共通接線上において、転写ベルト81に当接するように構成されている。
また、下流ガイドローラ86に巻き掛けられた転写ベルト81の表面に対向してパッチセンサ89が設けられている。パッチセンサ89は例えば反射型フォトセンサからなり、転写ベルト81表面の反射率の変化を光学的に検出することにより、必要に応じて転写ベルト81上に形成されるパッチ画像の位置やその濃度などを検出する。
給紙ユニット7は、シートを積層保持可能である給紙カセット77と、給紙カセット77からシートを一枚ずつ給紙するピックアップローラ79とを有する給紙部を備えている。ピックアップローラ79により給紙部から給紙されたシートは、レジストローラ対80によって給紙タイミングが調整された後、シート案内部材15に沿って、駆動ローラ82と二次転写ローラ121とが当接する二次転写位置TR2に給紙される。
二次転写ローラ121は、転写ベルト81に対して離当接自在に設けられ、二次転写ローラ駆動機構(図示省略)により離当接駆動される。定着ユニット13は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ131と、この加熱ローラ131を押圧付勢する加圧部132とを有している。そして、その表面に画像が二次転写されたシートは、シート案内部材15により、加熱ローラ131と加圧部132の加圧ベルト1323とで形成するニップ部に案内され、該ニップ部において所定の温度で画像が熱定着される。加圧部132は、2つのローラ1321,1322と、これらに張架される加圧ベルト1323とで構成されている。そして、加圧ベルト1323の表面のうち、2つのローラ1321,1322により張られたベルト張面を加熱ローラ131の周面に押し付けることで、加熱ローラ131と加圧ベルト1323とで形成するニップ部が広くとれるように構成されている。また、こうして定着処理を受けたシートはハウジング本体3の上面部に設けられた排紙トレイ4に搬送される。
前記した駆動ローラ82は、転写ベルト81を図示矢印D81の方向に循環駆動するとともに、二次転写ローラ121のバックアップローラとしての機能も兼ねている。駆動ローラ82の周面には、厚さ3mm程度、体積抵抗率が1000kΩ・cm以下のゴム層が形成されており、金属製の軸を介して接地することにより、図示を省略する二次転写バイアス発生部から二次転写ローラ121を介して供給される二次転写バイアスの導電経路としている。このように駆動ローラ82に高摩擦かつ衝撃吸収性を有するゴム層を設けることにより、二次転写位置TR2へシートが進入する際の衝撃が転写ベルト81に伝達されることに起因する画質の劣化を防止することができる。
また、この装置では、ブレード対向ローラ83に対向してクリーナ部71が配設されている。クリーナ部71は、クリーナブレード711と廃トナーボックス713とを有する。クリーナブレード711は、その先端部を転写ベルト81を介してブレード対向ローラ83に当接することで、二次転写後に転写ベルト81に残留するトナーや紙粉等の異物を除去する。そして、このように除去された異物は、廃トナーボックス713に回収される。また、クリーナブレード711及び廃トナーボックス713は、ブレード対向ローラ83と一体的に構成されている。
なお、各画像形成ステーション2Y、2M、2Cおよび2Kの感光体ドラム21、帯電部23、現像部25および感光体クリーナ27を一体的にカートリッジとしてユニット化している。そして、このカートリッジが装置本体に対し着脱可能に構成されている。また、各カートリッジには、該カートリッジに関する情報を記憶するための不揮発性メモリがそれぞれ設けられている。そして、エンジンコントローラECと各カートリッジとの間で無線通信が行われる。こうすることで、各カートリッジに関する情報がエンジンコントローラECに伝達されるとともに、各メモリ内の情報が更新記憶される。これらの情報に基づき各カートリッジの使用履歴や消耗品の寿命が管理される。
また、メインコントローラMC、ヘッドコントローラHCおよび各ラインヘッド29がそれぞれ別ブロックとして構成され、これらは互いにシリアル通信線を介して接続されている。各ブロック間でのデータのやりとり動作について、図2を参照しながら説明する。外部装置からメインコントローラMCに画像形成指令が与えられると、メインコントローラMCは、エンジンコントローラECにエンジン部EGを起動させるための制御信号を送信する。また、メインコントローラMCに設けられた画像処理部100が、画像形成指令に含まれる画像データに対して所定の信号処理を行い、各トナー色ごとのビデオデータVDを生成する。
一方、制御信号を受けたエンジンコントローラECは、エンジン部EG各部の初期化およびウォームアップを開始する。これらが完了して画像形成動作を実行可能な状態になると、エンジンコントローラECは、各ラインヘッド29を制御するヘッドコントローラHCに対し画像形成動作の開始のきっかけとなる同期信号Vsyncを出力する。
ヘッドコントローラHCには、各ラインヘッドを制御するヘッド制御モジュール400と、メインコントローラMCとのデータ通信を司るヘッド側通信モジュール300とが設けられている。一方、メインコントローラMCにもメイン側通信モジュール200が設けられている。ヘッド側通信モジュール300からメイン側通信モジュール200に向けては、1ページ分の画像の先頭を示す垂直リクエスト信号VREQと、該画像を構成するラインのうち1ライン分のビデオデータを要求する水平リクエスト信号HREQとが送信される。一方、メイン側通信モジュール200からヘッド側通信モジュール300に向けては、これらのリクエスト信号に応じてビデオデータVDが送信される。より詳しくは、画像の先頭を示す垂直リクエスト信号VREQを受信した後、水平リクエスト信号HREQを受信する度に、画像の先頭部分から1ライン分ずつビデオデータVDを順次出力する。そして、このビデオデータVDに基づいて各発光素子が発光する。
図3はラインヘッドの構造を示す部分斜視図である。また、図4はラインヘッドの幅方向断面を示す部分断面図である。図5はラインヘッドが有するヘッド基板の裏面の構成を表す部分平面図であり、ヘッド基板291の表面291−h側から裏面291−tを平面視した場合を表している。これらは部分図であるため、ラインヘッド29の全てのパーツを表しているわけではない。これらの図を用いてラインヘッド29の詳細な構成について以下に説明する。
ラインヘッド29が備えるヘッド基板291は、平板状のガラス基板である。このヘッド基板291の裏面291−t(第1面)には、複数の発光素子Eが3列千鳥で長手方向LGDに並んでいる(図5)。各発光素子Eは、ボトムエミッション型の有機EL素子である。さらに、ヘッド基板291の裏面291−tには、駆動回路DCが設けられており、各発光素子Eは配線WLによって駆動回路DCに接続されている(図5)。そして、駆動回路DCが、ビデオデータVDに応じて発光素子Eを駆動する。この駆動回路DCは、TFT(thin film transistor)等で構成することができる。なお、TFTを形成するプロセスの関係から、ヘッド基板291は無アルカリガラスを基材としている。さらに、ヘッド基板291の裏面291−tには、ガラスで構成された封止部材293が接着固定されている。この封止部材293により、有機EL素子である発光素子Eを空気から遮断して、発光素子Eの劣化を抑制することができる。
封止部材293の裏面は、フレーム295が接着固定されている。このフレーム295は剛性部材である板金(鋼)製であり、16×10−6(/℃)程度の線膨張率を有する。また、このフレーム295は、幅方向LTDおよび長手方向LGDに平行もしくは略平行な平面部2951と当該平面部2951から屈曲した屈曲部2952とを有しており、逆U字形状を有している(図3、図4)。そして、平面部2951が封止部材293の裏面に接着固定されている。このように本実施形態では、ヘッド基板291の裏面291−tが、封止部材293を介してフレーム295に支持されている。
ヘッド基板291の表面291−h(第2面)には、ガラス部材297(光透過性部材)が当接している。このガラス部材297は、長手方向LGDに長尺である直方体形状を有する。ガラス部材297の底面は、透明接着剤によりヘッド基板表面291−hに接着固定されている。この透明接着剤は、ガラス部材297と同じもしくは略同じ屈折率を有する。なお、ガラス部材297とヘッド基板291との接着においては、UV(紫外線)による発光素子Eの劣化が懸念されるため、UV照射はなるべく行なわない方が良い。したがって、熱硬化併用のUV硬化接着剤、熱硬化接着剤あるいは嫌気性接着剤などを接着剤として用いることが望ましい。また、接着剤の厚みはなるべく薄い方が、厚みのばらつきが生じ難いため好適である。また、ヘッド基板291の表面291−h側にはロッドレンズアレイ299が配されており、ロッドレンズアレイ299の底面とガラス部材297の上面とが当接している。
ロッドレンズアレイ299では、俵積みされた複数のロッドレンズ2991が、シリコン系の不透明な接着剤によって互いに接着されている。このロッドレンズ2991は正立等倍の結像特性を有する。また、この複数のロッドレンズ2991は、幅方向LTDから2枚の樹脂板2992により挟まれている。この樹脂板2992は、ガラスファイバーが添加されたFRP(Fiber Reinforced Plastics)を基材とする。そして、このように構成されたロッドレンズアレイ299の底面が、ガラス部材297の上面に透明接着剤により接着固定されている。透明接着剤は、ガラス、FRPおよびシリコン接着剤に親和性のあるものが望ましい。これにより、異種材料を強固に接着することができる。なお、ラインヘッド29の組立工程において、ヘッド基板291をガラス部材297に接着する前に、ガラス部材297とロッドレンズアレイ299との接着を行う場合は、UV(紫外線)による発光素子Eの劣化の懸念が無いので、UV接着剤を用いることができる。また、接着剤の厚みはなるべく薄い方が、厚みのばらつきが生じ難いため好適である。また、この透明接着剤は、ガラス部材297と同じもしくは略同じ屈折率を有する。
ここで、ラインヘッド29を構成する各部材の寸法関係を示しておく。まず、長手方向LGDにおける寸法関係は次式
L2951>L291>L293>L297>L299
の通りである。ここで、L2951はフレーム295の平面部2951の長さであり、L293は封止部材293の長さであり、L291はヘッド基板291の長さであり、L297はガラス部材297の長さであり、L299はロッドレンズアレイ299の長さである。また、幅方向LTDにおける寸法関係は次式
W2951>W291=W293>W297>W299
の通りである。ここで、W2951はフレーム295の平面部2951の幅であり、W293は封止部材293の幅であり、W291はヘッド基板291の幅であり、W297はガラス部材297の幅であり、W299はロッドレンズアレイ299の幅である。
L2951>L291>L293>L297>L299
の通りである。ここで、L2951はフレーム295の平面部2951の長さであり、L293は封止部材293の長さであり、L291はヘッド基板291の長さであり、L297はガラス部材297の長さであり、L299はロッドレンズアレイ299の長さである。また、幅方向LTDにおける寸法関係は次式
W2951>W291=W293>W297>W299
の通りである。ここで、W2951はフレーム295の平面部2951の幅であり、W293は封止部材293の幅であり、W291はヘッド基板291の幅であり、W297はガラス部材297の幅であり、W299はロッドレンズアレイ299の幅である。
次に、ラインヘッド29の光学的特性について説明する。なお、上述の通り、本実施形態のラインヘッド29は、ヘッド基板291とロッドレンズアレイ299との間にガラス部材297を設けている。しかしながら、以下の説明では、本実施形態のラインヘッド29の光学的特性を理解しやすくするために、まずは、ロッドレンズアレイ単体の光学的特性(図6)を示した後で、ガラス部材297を設けないラインヘッド29の光学的特性(図7)と、ガラス部材297を設けたラインヘッド29の光学的特性(図8)とを、この順番で説明する。ここで、図6は、ロッドレンズアレイ単体の光学的特性を示す図であり、図7は、ガラス部材を設けないラインヘッドの光学的特性を示す図であり、図8は、ガラス部材を設けたラインヘッドの光学的特性を示す図である。
図6に示すように、物点側距離Loと像点側距離Liとは略等しい。したがって、これらの距離と、ロッドレンズアレイ299の共役長Tcとは次式
Lo≒Li=(Tc−Z)/2である。ここで、Zは、幅方向LTDおよび長手方向LGDに直交する方向におけるロッドレンズアレイ299の厚みである。なお、距離Lo、Liは空気中における距離であるので、屈折率n1の媒体中での距離Lo(n1)、距離Li(n1)は、それぞれ
Lo(n1)=Lo×n1
Li(n1)=Li×n1
となる。なお、同図の角度θ1は、物点から射出されてロッドレンズアレイ299に取り込まれる光束の角度(開口角)である。
Lo≒Li=(Tc−Z)/2である。ここで、Zは、幅方向LTDおよび長手方向LGDに直交する方向におけるロッドレンズアレイ299の厚みである。なお、距離Lo、Liは空気中における距離であるので、屈折率n1の媒体中での距離Lo(n1)、距離Li(n1)は、それぞれ
Lo(n1)=Lo×n1
Li(n1)=Li×n1
となる。なお、同図の角度θ1は、物点から射出されてロッドレンズアレイ299に取り込まれる光束の角度(開口角)である。
一方、上述のようにヘッド基板291の裏面291−tに発光素子Eが設けられている場合、発光素子Eからの光はヘッド基板裏面291−tからヘッド基板表面291−hを透過してロッドレンズアレイ299に入射する。この場合の光学特性について図7を用いて説明する。なお、図7の上部の二点鎖線の円内部は、同図下部の二点鎖線の円内部を拡大したものである。また、角度θ1はヘッド基板291を透過した後の光束の角度を示しており、角度θ2は発光素子Eから射出される光束の角度(開口角)を示している。ヘッド基板291の厚みをt1、ヘッド基板291の屈折率をng、空気層の厚みをd1、空気層の屈折率を約1とすると、開口角θ2は次式
ng×sin(θ2)=sin(θ1)
を満たす。なお、
t1/n291+d1=Lo
である。
ng×sin(θ2)=sin(θ1)
を満たす。なお、
t1/n291+d1=Lo
である。
さらに、本実施形態のように、ガラス部材297を備えた構成(図8)は次のような光学特性を示す。つまり、ヘッド基板291とガラス部材297との屈折率が略ngで同一であるとすると、次式
t1+t2=Lo(ng)=Lo×ng
が成立する。ここで、t2は、ガラス部材297の厚みである。なお、開口角θ2は、図7で示した開口角θ2と等しい。つまり、ヘッド基板291とロッドレンズアレイ299との間をガラス部材297で埋めるか否かによって、開口角が変化することはない。
t1+t2=Lo(ng)=Lo×ng
が成立する。ここで、t2は、ガラス部材297の厚みである。なお、開口角θ2は、図7で示した開口角θ2と等しい。つまり、ヘッド基板291とロッドレンズアレイ299との間をガラス部材297で埋めるか否かによって、開口角が変化することはない。
ところで、ガラス部材297を備えたラインヘッド29では、温度変化により次のような問題が発生する場合があった。これについて説明する。ロッドレンズアレイ299の線膨張率は主にFRPによって定まる。このFRPの線膨張率は、その他の一般的な樹脂に比べると小さいが、ガラスに比べるとかなり大きな値を有しており、例えば15×10−6(/℃)程度である。これに対して、ヘッド基板291の基材である無アルカリガラスの線膨張率は、3.5〜3.8×10−6(/℃)程度であり、ロッドレンズアレイ299の線膨張率よりも低い。また、一般的なガラスで構成されるガラス部材297は9×10−6(/℃)程度の線膨張率を有する。このように、ロッドレンズアレイ299、ガラス部材297、ヘッド基板291は、この順番で大きい線膨張率を有する。しかも、これらの部材は接着剤により互いに固定されている。したがって、温度変化があった場合、ロッドレンズアレイ299およびガラス部材297の伸縮に、ヘッド基板291の伸縮が追いつかず、その結果、バイメタル効果の如くヘッド基板291が反ってしまう場合があった。この反りは場合によっては100(μm)近くに達するため、長手方向LGDの全域に渡って結像面を感光体ドラム21表面に一致させることが困難となり、良好な露光動作・画像形成動作が実行できないおそれがあった。
これに対して、本実施形態のラインヘッド29はヘッド基板291の裏面291−tが剛性部材であるフレーム295に支持されており、このフレーム295によってヘッド基板291の変形が抑制されている。よって、ロッドレンズアレイ299の伸縮によらず、ヘッド基板291の反りを抑制して、良好な露光が実行可能となる。また、このラインヘッド29を用いることで、良好な画像形成が実行可能となる。
また、本実施形態では、フレーム295は、ヘッド基板291の裏面291−hが固定される平面部2951と、当該平面部2951から屈曲した屈曲部2952とを有している。これにより、フレーム295の剛性を上げることができ、ヘッド基板291の変形を抑制してより良好な露光を図ることが可能となっている。
また、本実施形態では、フレーム295の線膨張係数がヘッド基板291の線膨張係数より大きいため、次のようなさらなる効果が奏されている。これについて図9を用いて説明する。ここで、図9は、本発明が奏するさらなる効果の説明図である。上述の通り、ロッドレンズアレイ299はヘッド基板291よりも大きい線膨張率を有する。したがって、例えば温度が上昇したような場合、ロッドレンズアレイ299は、ヘッド基板291と比べて長手方向LGDに伸びようとする(同図矢印D299(+)、D299(-))。その結果、ロッドレンズアレイ299は、ヘッド基板291に曲げようとする力F299(+)、F299(-)を与える。これに対して、本実施形態では、フレーム295はヘッド基板291よりも大きい線膨張係数を有する。したがって、温度が上昇したような場合、ロッドレンズアレイ299と同様にフレーム295も、長手方向LGDに伸びようとする(同図矢印D295(+)、D295(-))。その結果、ロッドレンズアレイ299がヘッド基板291に与える力F299(+)、F299(-)に抗する力F295(+)、F295(-)を、フレーム295からヘッド基板291に与えることができる。よって、ヘッド基板291の変形を確実に抑制して、より良好な露光が実行可能となっている。
さらに本実施形態では、フレーム295の線膨張係数は16×10−6(/℃)程度であり、ロッドレンズアレイ299の線膨張係数15×10−6(/℃)と略等しい。したがって、ロッドレンズアレイ299がヘッド基板291に対して与える力F299(+)、F299(-)と、当該力F299(+)、F299(-)に抗してフレーム295が基板に与える力F295(+)、F295(-)とを均衡させることができる。よって、ヘッド基板291の変形をより確実に抑制して、極めて良好な露光が実行可能となっている。
また、上記実施形態では、ヘッド基板291とロッドレンズアレイ299との間にガラス部材297が設けられており、これらが透明接着剤で互いに接着されている。しかも、この透明接着剤は、ガラス部材297と同じもしくは略同じ屈折率を有する。したがって、各構成部材(ヘッド基板291、ガラス部材297、ロッドレンズアレイ299)の間の界面が実質的に消失しており、各構成部材境界での光の反射が防止されている。したがって、反射による光量の損失や、ヘッド基板表面291−hでの反射光がヘッド基板裏面291−tで再反射された後にロッドレンズアレイ299により結像されることで発生してしまうゴースト像を抑制することが可能となっている。
また、上記実施形態では、ヘッド基板291とロッドレンズアレイ299との間隔を、ガラス部材297の厚みで正確に管理することができる。特に、ガラス部材297として、上面および底面の両面を研磨したガラスを用いることで、ヘッド基板291とロッドレンズアレイ299との間隔をいっそう正確に管理することができる。その結果、より良好な露光動作を行なうことができる。
また、上記実施形態では、ヘッド基板291とロッドレンズアレイ299との間にガラス部材297が設けられており、これらが透明接着剤で互いに接着されている。したがって、画像形成装置内で浮遊するトナー等の塵埃が侵入する余地が、ヘッド基板291とロッドレンズアレイ299との間に存在しない。よって、塵埃による結像状態の乱れや、光量の損失が抑制され、良好な露光動作を行なうことができる。
以上のように、本実施形態では、ラインヘッド29が本発明の「露光ヘッド」に相当し、ヘッド基板291が本発明の「基板」に相当し、ヘッド基板裏面291−tが本発明の「第1面」に相当し、ヘッド基板表面291−hが本発明の「第2面」に相当し、フレーム295が本発明の「支持部材」に相当し、ガラス部材297が本発明の「光透過性部材」に相当している。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、ボトムエミッション型の有機EL素子を発光素子として用いた。しかしながら、LED(Light Emitting Diode)を発光素子として用いることもできる。図10は、LEDを発光素子として用いた場合の幅方向部分断面図である。同図に示すように、ヘッド基板291の裏面291−tには、LEDチップCPが実装されている。そして、LEDチップCPの表面(つまり、ヘッド基板291裏面291−tに対向する面)に、発光素子(図示省略)が形成されている。また、フレーム295には、LEDチップCPを配設するための空間2953が設けられている。また、ヘッド基板裏面291−tには、フレーム295が直接に接着固定されており、ヘッド基板裏面291−tがフレーム295により直接支持されている。その他の構成は、図10と図4とは共通するため相当符号を付して説明を省略する。かかる図10の構成においても、フレーム295によってヘッド基板291の変形が抑制されるため、良好な画像形成が実行可能となる。
なお、上記実施形態では、フレーム295とロッドレンズアレイ299との線膨張率が略等しい。しかしながら、これらの線膨張率が略等しいことは必須ではない。つまり、これらの線膨張率が異なっていても良く、また、これらの線膨張率を等しくしても良い。
また、上記実施形態では、フレーム295が屈曲部2952を有していた。しかしながら、この屈曲部2952は必須ではない。
また、上記実施形態では、複数の発光素子Eが3列千鳥で並んでいるが、発光素子Eの配置態様はこれに限られない。
また、上記実施形態では、ラインヘッド29を構成する各部材の寸法関係を示したが、当該寸法関係は一例に過ぎず、上記と異なる寸法関係を有するように各部材を設計することもできる。例えば、ヘッド基板291とガラス部材297との幅が、次式
W291=W297
を満たすようにしても良い。
W291=W297
を満たすようにしても良い。
あるいは、ヘッド基板291と封止部材293との幅が、次式
W291>W293
を満たすようにしても良い。この場合、ヘッド基板の幅方向LTDの両端部に、FPC(Flexible Printed Circuits)基板等を接続することが容易となる。
W291>W293
を満たすようにしても良い。この場合、ヘッド基板の幅方向LTDの両端部に、FPC(Flexible Printed Circuits)基板等を接続することが容易となる。
29…ラインヘッド、 291…ヘッド基板、 291-h…ヘッド基板表面、 291-t…ヘッド基板裏面、 293…封止部材、 295…フレーム、 2951…平面部、 2952…屈曲部、 297…ガラス部材、 299…ロッドレンズアレイ、 2991…ロッドレンズ、 2992…樹脂板
Claims (7)
- 第1面に配設された発光素子からの光が前記第1面から第2面へ透過する基板と、
前記基板の前記第2面側に配設されて、前記第2面からの光を結像するロッドレンズアレイと、
前記基板と前記ロッドレンズアレイとの間に配設されて、前記基板の前記第2面および前記ロッドレンズアレイに固定された光透過性部材と、
前記基板の前記第1面を支持する支持部材と
を備えたことを特徴とする露光ヘッド。 - 前記発光素子はボトムエミッション型の有機EL素子であり、前記基板の前記第1面は前記有機EL素子を封止する封止部材を介して前記支持部材に支持される請求項1に記載の露光ヘッド。
- 前記基板の線膨張係数は、前記ロッドレンズアレイの線膨張係数より小さい請求項1または2に記載の露光ヘッド。
- 前記支持部材の線膨張係数が、前記基板の線膨張係数より大きい請求項3に記載の露光ヘッド。
- 前記ロッドレンズアレイの線膨張係数と、前記支持部材の線膨張係数とが等しいもしくは略等しい請求項4に記載の露光ヘッド。
- 前記支持部材が、前記基板の第2面を支持する平面部と、当該平面部から屈曲した屈曲部とを有する請求項1ないし5のいずれか一項に記載の露光ヘッド。
- 潜像担持体と、
第1面に配設された発光素子からの光が前記第1面から第2面へ透過する基板、前記基板の前記第2面側に配設されて前記第2面からの光を前記潜像担持体に結像するロッドレンズアレイ、前記基板と前記ロッドレンズアレイとの間に配設されて前記基板の前記第2面および前記ロッドレンズアレイに固定された光透過性部材、および前記基板の前記第1面を支持する支持部材を有する露光ヘッドと、
前記露光ヘッドが前記潜像担持体に形成した潜像をトナー現像する現像部と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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