JP2010089025A - 油分離装置 - Google Patents

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卓也 岡
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Abstract

【課題】浮上油の量が少ない場合であっても、浮上油を残さず分離回収することができ、回収された油に廃水が混入しないようにできる油分離装置を提供することを目的とする。
【解決手段】油含有廃水貯留槽2に連通した油含有廃水投入管5と排出管6を備え、油含有廃水貯留槽2内に廃水をためた後に回転体7で渦を発生させ、発生させた渦の中心に浮上油12を集め、集まった浮上油12を吸引管9で吸引し、浮上油12を油回収槽4内に回収する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、油汚れを含んだ廃水に浮上した油分を除去し、廃水中の油分を削減することで廃水を浄化するための油分離装置に関する。
従来、この種の再生装置として鉛直方向に回転する回転盤を利用して水面に浮上する油を回収し不純物である油を除去することによって2液の混ざり合った混合液を混合していない水と油に分離して再生する装置が用いられていた。水に混入した油は重力差によって水と分離し、水面上に浮上し油層となる。水面に浮上した油層を分離し洗浄水を再生する再生装置としてオイルスキマーが発明されている(例えば特許文献1参照)。
以下、そのようなオイルスキマーについて図9を参照しながら説明する。図9(a)の横面図に示すように、オイルスキマー101には洗浄廃液102を貯留する貯留槽103に取り付けられ、貯留槽103内の水面に浮上した油層104に接触するように回転盤105が配置されている。また、図9(b)の上面図に示すように、回転盤105は回転軸106を介して回転モーター107に接続されており、また、回転盤105に接するようにスクレーパー108が配置されており、スクレーパー108は油回収ボックス109に接続されている。
上記構成において、貯留槽103内の洗浄廃液102中の油成分は重力差によって浮上し、油層104を形成する。回転盤105を回転させることによって油層104の油成分が回転盤105に付着し、付着した油成分が洗浄廃液102の水面から引き上げられる。回転盤105に付着した油成分はスクレーパー108によって回転盤105からかきとられ、かきとられた油成分は重力によって油回収ボックス109に流下する。このように水と油のごとく簡単に層分離する2液の混合廃液を再生する場合、層分離した片方の液を付着させかきとることによって分離する装置を用いて簡単に2液を分離再生することができる。
特開平6−335673号公報
しかしながら、このような従来の方法では浮上油の量が少ない場合に分離回収した油の中に廃水が大量に混入してしまうため、分離回収した油の純度が低くなるという課題があり、また、貯留槽に残った浮上油は貯留槽の内壁に付着したまま残ってしまうことで最後まで浮上油を分離回収することができなくなり、浮上油の分離回収効率が低くなるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することのできる油分離装置を提供することを目的としている。
また、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供すること目的としている。
本発明の油分離装置は上記目的を達成するために、油を含有した油含有廃水から油を分離する油分離装置であって、前記油含有廃水を貯留する油含有廃水貯留槽と、前記油含有廃水貯留槽の内に浮上した浮上油を分離回収する浮上油分離回収手段と、前記浮上油分離回収手段が回収した油を回収する油回収槽と、前記油含有廃水貯留槽に前記油含有廃水を投入する油含有廃水投入管と、前記油含有廃水貯留槽から浮上油を分離した後の油分離廃水を排出する排出管を備え、前記油含有廃水貯留槽の内の油含有廃水の水面に対して垂直な渦を発生させることを特徴とする油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記油含有廃水貯留槽が円筒型であることを特徴とする請求項1に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記油含有廃水貯留槽の底部がすり鉢状になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記油含有廃水貯留槽の外周部の水平断面が底部から上部にかけて小さくなるように構成された請求項1〜3のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記油含有廃水貯留槽の底部に蓄積した固形物を除去する固形物除去手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、浮上油の量を検知する浮上油量検知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記浮上油検知手段を前記油含有廃水貯留槽の外周部に備えたことを特徴とする請求項6に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、渦が前記油含有廃水貯留槽の内の底部から発生するようにしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、渦が前記油含有廃水貯留槽の内の油浮上面から発生するようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記油含有廃水貯留槽の内に回転体を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記回転体の一部が前記油含有廃水貯留槽の内壁に接しながら回転するように配置されていることを特徴とする請求項10に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記回転体と前記油含有廃水貯留槽の内壁との接触面が前記油含有廃水貯留槽の縦方向に長くなるように前記回転体を配置したことを特徴とする請求項10または11に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記回転体が可撓することを特徴とする請求項11または12に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記回転体が羽構造で構成されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記回転体の羽が中心に向かって細くなるように構成されたことを特徴とする請求項14に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記回転体の羽が2枚以上で構成されていることを特徴とする請求項14または15に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記回転体の回転運動を間欠運動させることを特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記油含有廃水投入管を前記油含有廃水貯留槽の外周面に対して平行になるように配置したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記油含有廃水投入管に送液手段を備えたことを特徴とする請求項18に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記油含有廃水貯留槽の内に送液手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、渦を発生させた後に浮上油を分離回収することを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記浮上油分離回収手段をタイマーで制御することを特徴とした請求項1〜21のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記浮上油分離回収手段がオイルスキマーであることを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記オイルスキマーの浮上油を付着させる油付着体がロープ状であることを特徴とした請求項23に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記浮上油分離回収手段が浮上油を吸引する吸引管を備え、前記吸引管の一端が渦の中心に設置され他端が前記油回収槽に連通していることを特徴とする請求項1〜21のいずれかに記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、前記吸引管に送液手段が備えてあることを特徴とする請求項25に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
また他の手段は、渦の中心に設置された前記吸引管の一端に開閉可能な蓋部が備えられ、前記油回収槽が前記蓋部より下に配置されていることを特徴とする請求項25に記載の油分離装置としたものである。
これにより、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができる油分離装置を提供することができるようになる。
本発明によれば、浮上油を一点に集めることができ、一点に集まった浮上油を分離回収することで分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供することができる。
また、油含有廃水貯留槽の内壁に油が付着するのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供することができる。
また、発生する渦を効率よく維持することができ、少ないエネルギーで浮上油を一点に集めることができ、一点に集まった浮上油を分離回収することで分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供することができる。
また、容易に浮上油を一点に集めることができ、一点に集まった浮上油を分離回収することで分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供することができる。
また、固形物を除去することで廃水中に含まれる固形物濃度を低くすることができ、浮上する油の中に混入する固形物の濃度を低くすることができ、浮上油分離回収手段で回収される油に混入する固形物の濃度を抑えることができ、分離回収される油の純度を高めることができ、最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供することができる。
また、油が浮上したことを検知することができ、浮上油が発生したときに浮上油分離回収手段を作動させることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができるという効果のある油分離装置を提供することができる。
また、浮上油が少ない場合であっても油が浮上したことを容易に検知することができ、少量の浮上油が発生したときにも浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供することができる。
また、渦による遠心力を油含有廃水全体に及ぼすことができ、廃水の中を漂っている固形物にも遠心力を及ぼすことができ、廃水の中を漂っている固形物も良く分離することができ、浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供することができる。
また、浮上した油に遠心力を集中させることができ、少ないエネルギーで浮上油を一点に集めることができ、少ないエネルギーで分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、任意で容易に渦を発生させることができ、浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、油含有廃水貯留槽の内壁に付着する浮上油を簡単にひきはがす事ができ、簡単に浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、油含有廃水貯留槽内の油含有廃水量が変動しても内壁に付着する浮上油を簡単にひきはがす事ができ、簡単に浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、油含有廃水貯留槽の内壁をかきとる圧力を一定にすることができ、ムラ無く油含有廃水貯留槽の内壁に付着した油をひきはがす事ができ、簡単に浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、短時間で渦を発生させることができ、少ない消費エネルギーで浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、羽の回転を止めた後に発生させた渦が減衰するのを抑えることができ、少ない消費エネルギーで浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、簡単に強力な渦を発生させることができ、少ない消費エネルギーで浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、浮上油を一点に集める渦を発生させる消費エネルギーを低減させることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、油含有廃水を油含有廃水貯留槽内に投入する水流で渦を発生させることができ、少ない消費エネルギーで浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、油含有廃水を油含有廃水貯留槽内に投入する水流を増大させることができ、強力な渦を発生させることができ、浮上油が少ない場合であっても簡単に浮上油を一点に集めることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、渦中心に障害物を設置することなく渦を発生させることができ、渦に集まった浮上油を浮上油分離回収手段で回収しやすくすることができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、浮上油分離回収手段を作動させる時間を短縮することができ、少ない消費エネルギーで一点に集まった浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、自動で浮上油分離回収手段を作動させることができ、一点に集まった浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、分離回収される油に混入する油以外の廃水量を低減することができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、分離回収される油に混入する油以外の廃水量をより低減することができ、分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、少ない設置スペースで簡単に分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、少ない設置スペースで確実に分離回収される油の純度が低くなるのを防止することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
また、少ない設置スペースで廃水の位置エネルギーを利用して浮上油を分離回収することができ、少ない消費エネルギーで浮上油を分離回収することができ、浮上油が少ない場合でも最後まで浮上油を効率よく分離回収でき、分離回収効率が低くなることを防止することができるという効果のある油分離装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために油を含有した油含有廃水から油を分離する油分離装置であって、前記油含有廃水を貯留する油含有廃水貯留槽と、前記油含有廃水貯留槽の内に浮上した浮上油を分離回収する浮上油分離回収手段と、前記浮上油分離回収手段が回収した油を回収する油回収槽と、前記油含有廃水貯留槽に前記油含有廃水を投入する油含有廃水投入管と、前記油含有廃水貯留槽から浮上油を分離した後の油分離廃水を排出する排出管を備え、前記油含有廃水貯留槽の内の油含有廃水の水面に対して垂直な渦を発生させることを特徴とする油分離装置としたものであり、渦を発生させることにより渦中心に負圧が発生し、廃水表面に渦の中心に引き込まれるような流れが発生し、分散した浮上油を渦の中心に集めることができ、一か所に集めた油に対して浮上油分離回収手段を作用させることによって吸引回収される油に廃水が混入するのを防止でき、浮上油が少ない場合でも最後まで効率良く分離回収することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項2記載の発明は、上記目的を達成するために前記油含有廃水貯留槽が円筒型であることを特徴とする請求項1に記載の油分離装置としたものであり、油含有廃水貯留槽の内壁に対して発生させた渦の流れがムラなく当たるようになり、油含有廃水貯留槽の内壁に油が付着するのを防止することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項3記載の発明は、上記目的を達成するために前記油含有廃水貯留槽の底部がすり鉢状になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の油分離装置としたものであり、すり鉢状の底部を渦の流れがスムーズに流れることができ、発生させた渦が減衰するのを遅らせることができ、発生した渦を効率よく維持することができ、渦の維持に消費するエネルギーを少なくすることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項4記載の発明は、上記目的を達成するために前記油含有廃水貯留槽の外周部の水平断面が底部から上部にかけて小さくなるように構成された請求項1〜3のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、渦の流れの速度を底部から上部にかけて速めることができ、浮上した油が渦中心へ向かって速く流れるようにすることができ、速い流れによって、油含有廃水貯留槽の内壁に付着した油を効率良く引きはがすことができ、浮上油が少ない場合であっても容易に一か所に集めることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項5記載の発明は、上記目的を達成するために前記油含有廃水貯留槽の底部に蓄積した固形物を除去する固形物除去手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、渦によって発生する遠心力よって油含有廃水貯留槽の底に沈殿する固形物を外周部に移動させることができ、油含有廃水貯留槽の底部に設置した固形物除去手段で固形物を補足することができ、廃水中の固形物を取り除くことができ、浮上油分離回収手段が作用する廃水中の固形物の頻度を減らすことができ、浮上油分離回収手段によって回収される油に混入する固形物の濃度を減らすことができ、分離回収される油の純度を高めることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項6記載の発明は、上記目的を達成するために浮上油の量を検知する浮上油量検知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、油含有廃水貯留槽内の廃水で浮上した油の量を検知することができ、浮上した油の量に合わせて浮上油分離回収手段を作動させることができるようになり、浮上油がある時だけ浮上油分離回収手段を作動させることができるようになり、浮上油分離回収手段が浮上油以外の廃水を回収することを防止することができ、分離回収される油の純度が低くなることを防止することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項7記載の発明は、上記目的を達成するために前記浮上油検知手段を前記油含有廃水貯留槽の外周部に備えたことを特徴とする請求項6に記載の油分離装置としたものであり、浮上油が少ない時は浮上油が外周部に付着する性質を利用して、浮上した油の量が少ない場合であっても油含有廃水貯留槽の内壁に付着した浮上油を検知することができ、浮上油が発生したことを基準として渦を発生させることができ、浮上油が少ない場合であっても浮上油を効率よく分離回収することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項8記載の発明は、上記目的を達成するために渦が前記油含有廃水貯留槽の内の底部から発生するようにしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、底部から発生した渦の流れが油含有廃水貯留槽内全体に遠心力を作用させることができ、廃水の中を漂っている固形物に対してムラなく遠心力を作用させることができ、ムラなく固形物を廃水中から取り除くことができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項9記載の発明は、上記目的を達成するために渦が前記油含有廃水貯留槽の内の油浮上面から発生するようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、廃水の水面上に効率よく渦を発生させることができ、渦を水面上のみで発生させることによって少ない消費エネルギーで浮上油を一か所に集めることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項10記載の発明は、上記目的を達成するために前記油含有廃水貯留槽の内に回転体を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、回転体の回転エネルギーによって容易に渦を発生させることができ、簡単な構成で容易に渦を発生させることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項11記載の発明は、上記目的を達成するために前記回転体の一部が前記油含有廃水貯留槽の内壁に接しながら回転するように配置されていることを特徴とする請求項10に記載の油分離装置としたものであり、回転体の一部が油含有廃水貯留槽の内壁に付着した油をこすり取ることができ、内壁に付着した油も渦中心に集めることができ、浮上油が少ない場合でも効率よく一か所に浮上油を集めることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項12記載の発明は、上記目的を達成するために前記回転体と前記油含有廃水貯留槽の内壁との接触面が前記油含有廃水貯留槽の縦方向に長くなるように前記回転体を配置したことを特徴とする請求項10または11に記載の油分離装置としたものであり、内壁の底部から上部にかけて縦に長く内壁をこすり取ることができ、廃水の量が変動することによって水面の位置が上下しても水面の高さにかかわらず浮上油が付着する内壁をこすり取ることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項13記載の発明は、上記目的を達成するために前記回転体が可撓することを特徴とする請求項11または12に記載の油分離装置としたものであり、油含有廃水貯留槽内壁に接触する回転体が可撓することによって、内壁面に凹凸がある場合であっても内壁面の形状に合わせて常に接触することができ、ムラなく内壁面をこすり取ることができ、内壁に付着した浮上油をムラなくこすり取ることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項14記載の発明は、上記目的を達成するために前記回転体が羽構造で構成されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、羽が回転することによって容易に水流を発生させることができ、短時間で容易に渦を発生させることができ、少ない消費エネルギーで浮上油を一か所に集めることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項15記載の発明は、上記目的を達成するために前記回転体の羽が中心に向かって細くなるように構成されたことを特徴とする請求項14に記載の油分離装置としたものであり、羽の回転によって発生した水流が渦の中心付近でぶつかる羽根の面積を減らすことができ、渦の中心付近の乱流を防止することができ、発生した渦が乱流によってかき乱されるのを防止することができ、発生させた渦が減衰するのを抑えることができ、少ない消費エネルギーで浮上油を一か所に集めることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項16記載の発明は、上記目的を達成するために前記回転体の羽が2枚以上で構成されていることを特徴とする請求項14または15に記載の油分離装置としたものであり、少ない回転エネルギーを効率よく水流に変換することができ、効率よく渦を発生させることができ、少ない消費エネルギーで浮上油を一か所に集めることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項17記載の発明は、上記目的を達成するために前記回転体の回転運動を間欠運動させることを特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、発生させた渦が減衰しないで残っている間は回転体の回転運動を停止させることによって、渦を発生し維持するために消費するエネルギーを低く抑えることができ、少ない消費エネルギーで渦を発生維持させることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項18記載の発明は、上記目的を達成するために前記油含有廃水投入管を前記油含有廃水貯留槽の外周面に対して平行になるように配置したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、油含有廃水投入管から流入してきた廃水が油含有廃水貯留槽内の内壁に沿って流入することで渦を発生させることができ、水流のエネルギーを利用して渦を発生させることができ、少ない消費エネルギーで渦を発生させることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項19記載の発明は、上記目的を達成するために前記油含有廃水投入管に送液手段を備えたことを特徴とする請求項18に記載の油分離装置としたものであり、油含有廃水投入管から流入する廃水の流速を送液手段が加速することができ、油含有廃水貯留槽内への流入速度を上げることができ、容易に渦を発生させることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項20記載の発明は、上記目的を達成するために前記油含有廃水貯留槽の内に送液手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、油含有廃水貯留槽内の廃水を内壁に沿って送液することによって渦を発生させることができ、回転体を用いずに渦を発生させることができ、油含有廃水貯留槽の中心に渦を発生させる構造物を配置しなくても渦を発生させることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項21記載の発明は、上記目的を達成するために渦を発生させた後に浮上油を分離回収することを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、浮上油分離回収手段が作用する浮上油に混入する廃水を減らすことができ、回収される油に混入する廃水を減らすことができ、回収される油の純度を上げることができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項22記載の発明は、上記目的を達成するために前記浮上油分離回収手段をタイマーで制御することを特徴とした請求項1〜21のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、渦の中心に浮上油が集まった後に自動で浮上油分離回収手段を作動させることができ、自動で効率よく浮上油を分離回収することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項23記載の発明は、上記目的を達成するために前記浮上油分離回収手段がオイルスキマーであることを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、渦の中心に集まった浮上油をオイルスキマーが分離回収することができ、簡単な構成で効率よく浮上油を分離回収することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項24記載の発明は、上記目的を達成するために前記オイルスキマーの浮上油を付着させる油付着体がロープ状であることを特徴とした請求項23に記載の油分離装置としたものであり、渦の中心に集まった浮上油に対して作用するオイルスイマーの面積を小さくすることができ、回収される油に混入する廃水の量を減らすことができ、より純度高く浮上油を分離回収することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項25記載の発明は、上記目的を達成するために前記浮上油分離回収手段が浮上油を吸引する吸引管を備え、前記吸引管の一端が渦の中心に設置され他端が前記油回収槽に連通していることを特徴とする請求項1〜21のいずれかに記載の油分離装置としたものであり、渦に集まった浮上油を吸引することによって浮上油を分離回収することができ、簡単な構成で短時間に浮上油を分離回収することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項26記載の発明は、上記目的を達成するために前記吸引管に送液手段が備えてあることを特徴とする請求項25に記載の油分離装置としたものであり、送液手段によって高速で浮上油を吸引することができ、簡単な構成で効率よく浮上油を分離回収することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
本発明の請求項27記載の発明は、上記目的を達成するために渦の中心に設置された前記吸引管の一端に開閉可能な蓋部が備えられ、前記油回収槽が前記蓋部より下に配置されていることを特徴とする請求項25に記載の油分離装置としたものであり、浮上油を渦中心に集めた後に蓋部を開放し浮上油の自重を利用して吸引することができ、少ない消費エネルギーと簡単な構成で浮上油を分離回収することができるという作用を有する油分離装置を提供することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における油分離装置1の構成図であり、図1(a)は側面図を、図1(b)は図1(a)におけるA−A断面図をそれぞれ示している。
図1(a)において、油分離装置1は油含有廃水貯留槽2と浮上油分離回収手段3と油回収槽4から構成されており、油含有廃水を投入する油含有廃水投入管5が油含有廃水貯留槽2に接続されており、油含有廃水貯留槽2の底部には浮上油を除去された後の廃水を排出する排出管6が接続されている。油含有廃水貯留槽2は例えばステンレスで形成された円筒状の容器であり、油回収槽4は例えばステンレスで形成された容器であり、油含有廃水投入管5と排出管6とは例えばステンレス製の管である。
油含有廃水貯留槽2の底部には回転体7がモーター8に接続され配置されており、油含有廃水貯留槽2内で渦を発生させる。浮上油分離回収手段3は吸引管9と第一の送液手段10で構成されており、渦の中心に吸引管9の一端が配置されており、もう一端は油回収槽4に連通している。また、油含有廃水投入管5には第二の送液手段11が備えられている。回転体は例えばステンレス製の羽を用いることができ、第一の送液手段10と第二の送液手段としては、例えば水流ポンプを用いることができる。また、浮上油分離回収手段3は例えばオイルスキマーを用いることができる。
油含有廃水貯留槽2の底部はすり鉢状になっており、発生した渦の水流に対して抵抗となる部分が少なくなっている。また、底部から上部にかけて水平断面積が次第に小さくなっており、底部から上部にかけて回転渦の半径が小さくなっているため同じ渦の水流でも上部の方が内壁に接する水流が速くなるようになっている。すり鉢状の底部とはたとえば球面の一部のような丸みをもった形状であり、凹凸のない滑らかな表面形状のものを用いることができる。油含有廃水は例えば油汚れを洗浄した後に発生する油分を含んだ洗浄廃水のことである。
図1(b)において、油含有廃水投入管5は油含有廃水貯留槽2の水平断面の接線と平行になるように連通しており、油含有廃水投入管によって投入された廃水が油含有廃水貯留槽2の内壁に沿って流入することによって渦を発生するようになっている。
上記構成において第一の送液手段10によって廃水の流入が加速され、加速された廃水の水流が油含有廃水貯留槽2内の内壁に沿って流れることによって渦が発生し、ベルヌーイの法則に従って渦の中心に負圧が発生し、廃水表面に渦の中心に向かう流れが発生する。ここで渦とは油含有廃水貯留槽2の垂線に平行な中心を持つ廃水の回転流のことであり、発生する負圧による水流の浮上油12に対する摩擦力が浮上油の油含有廃水貯留槽2の内壁面に対する付着力より大きくなる程度の速度を持った回転流のことを示す。渦の外周部から中心に向かった廃水表面の表層流によって浮上油12が渦中心に移動し、分散した浮上油12や、油含有廃水貯留槽2の内壁に付着していた浮上油12が渦の中心に集まることとなる。
あらかじめ吸引管9の一端を渦の中心に配置しているため、渦の中心に集まった浮上油12をピンポイントで吸引することができ、浮上油の厚みが増しているため、一緒に吸引されてしまう廃水成分を減らすことができ、油回収槽4に回収される回収油13は廃水成分の混入が少ない純度の高い油となる。
なお油分離装置1が処理する廃水は、例えば工場で発生する洗剤成分を含んだ洗浄廃水のことであり、浮上油はたとえば工場で使用される切削加工油のことであるが、これに限らず、自然重力で二層に分離する液体であれば上層を分離回収する装置として用いることができる。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2における油分離装置1の構成図であり、図2(a)は側面図を、図2(b)は図2(a)におけるA−A断面図を、図2(c)は固形物除去手段14の一例をそれぞれ示している。
図2(a)において、固形物15が混入している廃水が油含有廃水貯留槽2内に入っており、油含有廃水貯留槽2の底部外周部には固形物除去手段14が設置されている。固形物はたとえば金属粉や塵埃などの水に不溶性の金属成分や有機成分であり、洗浄廃水に含まれる比重が廃液よりも重い浮遊物のことである。
図2(b)のように流入水によって発生した渦の回転流の遠心力によって比重の重い固形物15は渦の外周部の方向に移動する。さらに油含有廃水貯留槽2の内壁は底部に向かって広くなっているため、比重の高い固形物15は渦の遠心力によってさらに回転の中心から外周部の方向へ移動するため底部方向へと移動していく。固形物除去手段14がはめ込まれている底部の外周部は溝になっており、遠心力によって移動してきた固形物が沈殿し補足される。
図2(c)は固形物除去手段14の一例であり、円筒形に形成された外周部にねじ溝16が形成されている。このねじ溝16を油含有廃水貯留槽2の底部外周部にねじ込むことによって強固に隙間なく設置することができるようになり、廃水が漏れることを防止することができる。固形物除去手段14は例えばステンレス製の円筒状の容器を用いることができる。
上記構成において、油含有廃水に含まれる浮遊した固形物を遠心力によって底部外周部の固形物除去手段14に補足することができ、同時に浮上した油を中心に集めることができるようになる。廃水を排出管6から排出した後に固形物除去手段14を取り外すことによって固形物15を容易に取り除くことができるようになる。
(実施の形態3)
図3(a)は本発明の実施の形態3における油分離装置1の構成図であり、図3(b)は動作のフロー図をそれぞれ示している。
図3(a)において、油含有廃水貯留槽2の上部の内壁面に浮上油検知手段17が配置されており、浮上油検知手段17はモーター8とともに制御部18に接続されている。浮上油検知手段17は、例えば静電容量の変化を利用して油を検出する静電容量センサを用いることができる。浮上油12が少ない場合、浮上油12は油含有廃水貯留槽2内壁に付着しやすい性質を利用し、浮上油12が少ない場合であっても、浮上油検知手段17が浮上油12の存在を検知することができるようになる。制御部18はたとえばプログラムを入力したマイコンなどを使用することができる。
上記構成を用いて制御部18が制御する動作を、図3(b)を用いて説明する。浮上油検知手段17によって浮上油12の有無を検出する(S1)。浮上油12が存在する場合は、モーター8を作動させ、回転体7を回転させることによって渦を発生させる(S2)。発生させた渦によって浮上油12は油含有廃水貯留槽2の内壁から離れ渦中心部に移動する。一定時間渦を発生させた後に浮上油検知手段17を作動させ、油含有廃水貯留槽2の内壁に浮上油12が残っているか検知する(S3)。浮上油がまだ付着している場合はさらに渦を発生させ、付着している浮上油12がなくなった場合は、浮上油分離回収手段3を作動させ、渦の中心に集まった浮上油12を分離回収する。
このように、浮上油検知手段17を用いて浮上油が存在するときにだけ渦を発生させることができるようになり、また、渦によって浮上油が一か所に集まったときのみ浮上油分離回収手段3を作動させ浮上油12を回収することができるようになり、少ない消費エネルギーで浮上油12を分離回収することができるようになる。
なお、回転体7の回転による渦の発生は間欠運動させることによって消費エネルギーを低減させることもできる。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4における油分離装置1の構成図であり、図4(a)は側面図を、図4(b)図4(a)におけるA−A断面図をそれぞれ示している。
図4(a)において、2枚の縦長の羽19が油含有廃水貯留槽2の底部に配置されており、縦長の羽19はモーター8に接続されている。縦長の羽19は回転の中心から外側に向かって次第に太くなっており、中心に近付くほど羽が細くなる構造になっている。また、縦長の羽19は油含有廃水貯留槽2の内壁の形状に合わせて接するように構成されており、例えばステンレスや樹脂の羽を用いることができる。
上記構成において、縦長の羽19が油含有廃水貯留槽2の内壁に付着している浮上油12を擦りとりながら渦を発生させることによって簡単に浮上油を渦の中心に集めることができるようになる。また、油含有廃水貯留槽2内に収められる排水量が変動する場合、水面の位置が上下するために浮上油12が付着する内壁面の位置も上げするが、縦長の羽19が油含有廃水貯留槽2の内壁の底部から上部にかけて長く接しているため、排水量が変動しても常に浮上油12を擦りとりながら渦を発生させることができるようになる。
図4(b)において、2枚の可撓性の羽20が回転中心に対して対称的に配置されている。可撓性の羽20としてはたとえばステンレスや樹脂の羽を用いることができる。
上記構成において、可撓性の羽20が撓みながら油含有廃水貯留槽2の内壁に接しながら回転することができるため、内壁に凹凸があっても凹凸に合わせて羽をたわませることによって常に内壁に接することができる。そのため、内壁に浮上油12や固形物15が付着し凹凸となっても常に擦りとりながら渦を発生させることができるようになる。
(実施の形態5)
図5は本発明の実施の形態5における油分離装置1の構成図であり、図5(a)は側面図を、図5(b)は図5(a)におけるA−A断面図をそれぞれ示している。
図5において第三の送液手段21が油含有廃水貯留槽2の底部の外周部に設置されており、第三の送液手段21によって送液され方向が油含有廃水貯留槽2の水平断面の接線に対して平行になるように配置されている。また、第三の送液手段21は制御部18に接続されている。第三の送液手段21は、例えば水流ポンプを用いることができる。
上記構成において、第三の送液手段21が発生させる水流によって油含有廃水貯留槽2内に渦を発生させることができ、油含有廃水貯留槽2の中心部に構造物を配置しなくても渦を発生させることができるようになる。渦の中心で渦の流れと接触する構造物がないため、第三の送液手段21を止めてからも発生させた渦を長い時間維持することができるようになる。
(実施の形態6)
図6は本発明の実施の形態6における浮上油分離回収手段3の構成図であり、図6(a)は側面図を、図6(b)は横面図をそれぞれ示している。
図6(a)において浮上油分離回収手段3は油付着ベルト22と第二のモーター23とスクレーパー24で構成されており、油付着ベルト22は浮上油12に接するように配置されており、第二のモーター23によって駆動される。スクレーパー24は油付着ベルト22に接するように配置されている。
油付着ベルト22としては、例えばステンレスや樹脂の扁平な形状で閉じた輪を形成した構造をしており、スクレーパー24としては、例えばステンレスや樹脂でできた板を用いることができる。
上記構成において、油付着ベルト22を渦中心に接触するように第二のモーター23で回転させることによって油付着ベルト22に浮上油12が付着し廃水面からすくい上げられる。すくい上げられた油はスクレーパー24によってかきとられ、かきとられた油は油回収槽4内に回収される。渦の中心に集められた浮上油12に対して油付着ベルト22を接触させることができるため、油付着ベルト22に付着する浮上油12以外の廃水成分を除外することができ、回収される油の中に混入する廃水成分を減らすことができ、回収油13の油の純度を上げることができるようになる。
(実施の形態7)
図7は本発明の実施の形態7における浮上油分離回収手段3の構成図であり、図7(a)は側面図を、図7(b)は横面図をそれぞれ示している。
図7(a)において浮上油分離回収手段3は油付着ロープ25と第三のモーター26とプーリー27と第二のスクレーパー28で構成されており、油付着ロープ25は浮上油12に接するように配置されており、第三のモーター26によって駆動される。第二のスクレーパー28は油付着ロープ25に接するように配置されている。
油付着ロープ25としては、例えばステンレスや樹脂の表面の平滑な形状で閉じた輪を形成した構造をしており、第二のスクレーパー28としては、例えばステンレスや樹脂でできた板を用いることができ、油付着ロープ25を通す穴が形成されている。
上記構成において、油付着ロープ25を渦中心に接触するように第三のモーター26で回転させることによって油付着ロープ25に浮上油12が付着し廃水面からすくい上げられる。すくい上げられた油は第二のスクレーパー28によってかきとられ、かきとられた油は油回収槽4内に回収される。渦の中心に集められた浮上油12に対して油付着ロープ25を接触させることができるため、油付着ロープ25に付着する浮上油12以外の廃水成分を除外することができ、回収される油の中に混入する廃水成分を減らすことができ、回収油13の油の純度を上げることができるようになる。
(実施の形態8)
図8は本発明の実施の形態8における油分離装置1の構成図を示している。油含有廃水貯留槽2の底部外周部には第三の送液手段21が備えられており、第三の送液手段21が発生させる水流によって渦が発生する。
油含有廃水貯留槽2の中心には吸引管9が備えられており、吸引管9の一端は渦の中心の廃水水面よりも下に配置されており、制御部18に接続された蓋部29が備えられている。吸引管9の他端は油含有廃水貯留槽2の底部より下に備えられており、油回収槽4に連通している。蓋部29として、例えば電磁弁などを用いることができる。
上記構成において、浮上油12が渦中心に集められた後に制御部18が蓋部29を開口することによって、渦中心に集められた浮上油12が吸引管9を通って油回収槽4内に回収される。このように浮上油12の回収は浮上油12の落下によっておこるため、少ないエネルギーで浮上油12を回収することができるようになる。
本発明の油分離装置を用いることによって例えば鉱物油が付着した被洗浄物を洗浄する際に発生する廃液を、効率良く鉱物油と洗剤に分別し再生することができ、再生した洗剤を再利用することができるようになり、洗浄排水の量を減らすことができるようになり、廃液の処理コストを低減することができるようになる。また、鉱物油を含んだ廃水中から鉱物油を分離回収することによって再生鉱物油の原料を得ることができ、また、生物処理槽で処理する廃水の前処理として廃水中に含まれる油成分を除去し、生物処理槽の負荷低減に用いることができるようになる。
また、本発明の廃液再生装置は洗浄機能が搭載された電器製品や設備機器や空調機器に搭載することによって、洗浄によって発生する廃液の量を削減することにも利用できる。
本発明の実施の形態1に記載の油分離装置の構成図((a)本発明の実施の形態1に記載の油分離装置の側面図、(b)図1(a)におけるA−A断面図) 本発明の実施の形態2に記載の油分離装置の構成図((a)本発明の実施の形態2に記載の油分離装置の側面図、(b)図2(a)におけるA−A断面図、(c)本発明の実施の形態2に記載の固形物除去手段の一例を示す図) 本発明の実施の形態3に記載の油分離装置の構成図と動作フロー図((a)本発明の実施の形態3に記載の油分離装置の構成図、(b)本発明の実施の形態3に記載の油分離装置の動作フロー図) 本発明の実施の形態4に記載の油分離装置の構成図((a)本発明の実施の形態4に記載の油分離装置の側面図、(b)図4(a)におけるA−A断面図) 本発明の実施の形態5に記載の油分離装置の構成図((a)本発明の実施の形態5に記載の油分離装置の側面図、(b)図5(a)におけるA−A断面図) 本発明の実施の形態6に記載の浮上油分離回収手段の構成図((a)本発明の実施の形態6に記載の油分離装置の側面図、(b)本発明の実施の形態6に記載の油分離装置の横面図) 本発明の実施の形態7に記載の浮上油分離回収手段の構成図((a)本発明の実施の形態7に記載の油分離装置の側面図、(b)本発明の実施の形態7に記載の油分離装置の横面図) 本発明の実施の形態8に記載の油分離装置の構成図 従来のオイルスキマーの構成図
符号の説明
1 油分離装置
2 油含有廃水貯留槽
3 浮上油分離回収手段
4 油回収槽
5 油含有廃水投入管
6 排出管
7 回転体
8 モーター
9 吸引管
10 第一の送液手段
11 第二の送液手段
12 浮上油
13 回収油
14 固形物除去手段
15 固形物
16 ねじ溝
17 浮上油検知手段
18 制御部
19 縦長の羽
20 可撓性の羽
21 第三の送液手段
22 油付着ベルト
23 第二のモーター
24 スクレーパー
25 油付着ロープ
26 第三のモーター
27 プーリー
28 第二のスクレーパー
29 蓋部
101 オイルスキマー
102 洗浄廃液
103 貯留槽
104 油層
105 回転盤
106 回転軸
107 回転モーター
108 スクレーパー
109 油回収ボックス

Claims (27)

  1. 油を含有した油含有廃水から油を分離する油分離装置であって、前記油含有廃水を貯留する油含有廃水貯留槽と、前記油含有廃水貯留槽の内に浮上した浮上油を分離回収する浮上油分離回収手段と、前記浮上油分離回収手段が回収した油を回収する油回収槽と、前記油含有廃水貯留槽に前記油含有廃水を投入する油含有廃水投入管と、前記油含有廃水貯留槽から浮上油を分離した後の油分離廃水を排出する排出管を備え、前記油含有廃水貯留槽の内の油含有廃水の水面に対して垂直な渦を発生させることを特徴とする油分離装置。
  2. 前記油含有廃水貯留槽が円筒型であることを特徴とする請求項1に記載の油分離装置。
  3. 前記油含有廃水貯留槽の底部がすり鉢状になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の油分離装置。
  4. 前記油含有廃水貯留槽の外周部の水平断面が底部から上部にかけて小さくなるように構成された請求項1〜3のいずれかに記載の油分離装置。
  5. 前記油含有廃水貯留槽の底部に蓄積した固形物を除去する固形物除去手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の油分離装置。
  6. 浮上油の量を検知する浮上油量検知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油分離装置。
  7. 前記浮上油検知手段を前記油含有廃水貯留槽の外周部に備えたことを特徴とする請求項6に記載の油分離装置。
  8. 渦が前記油含有廃水貯留槽の内の底部から発生するようにしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の油分離装置。
  9. 渦が前記油含有廃水貯留槽の内の油浮上面から発生するようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の油分離装置。
  10. 前記油含有廃水貯留槽の内に回転体を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置。
  11. 前記回転体の一部が前記油含有廃水貯留槽の内壁に接しながら回転するように配置されていることを特徴とする請求項10に記載の油分離装置。
  12. 前記回転体と前記油含有廃水貯留槽の内壁との接触面が前記油含有廃水貯留槽の縦方向に長くなるように前記回転体を配置したことを特徴とする請求項10または11に記載の油分離装置。
  13. 前記回転体が可撓することを特徴とする請求項11または12に記載の油分離装置。
  14. 前記回転体が羽構造で構成されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の油分離装置。
  15. 前記回転体の羽が中心に向かって細くなるように構成されたことを特徴とする請求項14に記載の油分離装置。
  16. 前記回転体の羽が2枚以上で構成されていることを特徴とする請求項14または15に記載の油分離装置。
  17. 前記回転体の回転運動を間欠運動させることを特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の油分離装置。
  18. 前記油含有廃水投入管を前記油含有廃水貯留槽の外周面に対して平行になるように配置したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置。
  19. 前記油含有廃水投入管に送液手段を備えたことを特徴とする請求項18に記載の油分離装置。
  20. 前記油含有廃水貯留槽の内に送液手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の油分離装置。
  21. 渦を発生させた後に浮上油を分離回収することを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載の油分離装置。
  22. 前記浮上油分離回収手段をタイマーで制御することを特徴とした請求項1〜21のいずれかに記載の油分離装置。
  23. 前記浮上油分離回収手段がオイルスキマーであることを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の油分離装置。
  24. 前記オイルスキマーの浮上油を付着させる油付着体がロープ状であることを特徴とした請求項23に記載の油分離装置。
  25. 前記浮上油分離回収手段が浮上油を吸引する吸引管を備え、前記吸引管の一端が渦の中心に設置され他端が前記油回収槽に連通していることを特徴とする請求項1〜21のいずれかに記載の油分離装置。
  26. 前記吸引管に送液手段が備えてあることを特徴とする請求項25に記載の油分離装置。
  27. 渦の中心に設置された前記吸引管の一端に開閉可能な蓋部が備えられ、前記油回収槽が前記蓋部より下に配置されていることを特徴とする請求項25に記載の油分離装置。
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