JP2010088402A - 育苗箱ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な給排水構造を有し、簡易な灌水管理を実現することで経済的な育苗が可能となる、育苗箱ホルダーを提供する。
【解決手段】育苗箱ホルダー10は、稲苗等を育苗するトレイ状の育苗箱1を支持して育苗1に灌水処理を施すものであって、ホルダー本体12と、ホルダー本体12の底壁14と育苗箱1の下面との間に所定の高さをもって育苗箱1を支持する支持部材18と、ホルダー本体12の一方側で支持部材18と隔たれた位置に配設され、ホルダー本体12に貯水される水の給排水および水位を調整し、育苗箱1への灌水処理を管理する灌水管理手段とを含む。灌水管理手段は、給水口部30と、オーバーフロー管40と、オーバーフロー管40の流出口42を閉塞可能とする閉塞キャップと、排水口部50と、排水口部50からの排水量を調整する開閉コック60を含む。
【選択図】図3

Description

本願発明は、育苗箱ホルダーに関し、水稲,陸稲等の稲苗および野菜,果物等の苗を育苗するたとえばトレイ状の育苗箱にセットされて用いられる、育苗箱ホルダーに関する。
本願発明の背景となっている従来技術としての稲苗の育苗には、一般的に定形[大凡、570mm(長さ)×280mm(幅)×30mm(深さ)の矩形状]のプラスチック製の育苗トレイ(育苗箱)を用いた育苗が広く行われている。この育苗トレイを用いた育苗では、先ず、育苗トレイに床土(培土)ないし育苗用マット等で形成された培地を敷設して、当該床土の上に種籾が播種される。次に、播種した床土の上に、種籾が見えない程度に覆土が敷設された後、育苗トレイに灌水が施されることで、種籾が発芽育成される。このような育苗トレイを用いた育苗は、水田(苗代田)、あるいは、ハウス等の育苗施設で行われている。
そして、育苗トレイで育成した稲苗は、育苗トレイ内で根が絡み合ったマット状の苗となる。マット状の苗は、根切り器によって育苗トレイから切り離して田植機の苗載せ台に載せ、苗載せ台の下端にある植付け爪によって、順次、少しずつ掻き取って水田に植え付けられる。なお、使用済みの育苗トレイは倉庫等に集中保管されて毎年リサイクル使用されるようになっている。
ところが、育苗トレイで育成した稲苗は、特に、培土を培地として用い、覆土を施し、灌水を施した場合などは、育苗トレイ1枚当り約5,300g程度の重量を有する一方で、育苗トレイを用いた水田(苗代田)による育苗では、多数の育苗トレイを設置する作業および稲苗が生育した後の育苗トレイを本田に移設する作業が泥濘の中で行われるため、多数枚の育苗トレイを取り扱う作業に大変な労力を要し、作業性も極めて悪いものであった。
育苗トレイを用いた育苗では、水気が切れないように灌水する必要があるけれども、水田(苗代田)での灌水は、気象条件による悪影響、その他、モグラによる悪影響等で、所望する水位を保持することができない恐れがあって、安定した灌水管理が困難なものとなっていた。
また、育苗トレイを用いた水田(苗代田)による育苗では、畝立てした箇所に育苗トレイを直置きするが、畝立てした箇所には少なからず高低差があり、畝の低い箇所には空洞部が生じる。そのため、当該空洞部の箇所では稲苗の根張りが悪く、稲苗の生育が不十分なものとなり、本田への植え付けに支障を来たす恐れが生じるものであった。つまり、育苗トレイを用いた水田(苗代田)による育苗では、多数設置された育苗トレイ全体に対して、むらなく均一に安定した灌水処理を施すことが困難なものとなっていた。
近年では、このような水田(苗代田)による育苗における作業性および灌水管理を改善するために、宅地に建てられた育苗施設内で、上記した育苗トレイを用いた育苗が行われている状況も見受けられる。この場合、育苗施設内では、育苗トレイ群に対して、安定した状態でむらなく均一な灌水を行うために、灌水ノズル,散水ノズル,潅水装置および育苗用プール等を用いた種々の灌水手段が付設配備されている。
すなわち、本願発明の背景となる従来技術には、灌水のためのノズル個数を節減しても左右の育苗箱の苗に対しての均一な潅水ができるようにした育苗施設があった(例えば、特許文献1参照)。
また、本願発明の背景となる他の従来技術には、方形状に形成された載置部の周縁部に形成され内部に通水可能な灌水管と、育苗箱を載置するための枠体と、灌水管周面部に接続され前記枠体を水平に支持するための枠体支持具と、灌水管を地面に支持するための脚部から構成され、しかも、灌水管の周面には複数個の灌水ノズルを設けて同ノズルから育苗箱に灌水可能に構成した育苗ベンチがあった(例えば、特許文献2参照)。
さらに、本願発明の背景となる他の従来技術には、育苗中の多数の苗箱が左右と前後に隣り合うようにして前後に長い帯状に並べられ、その複数の苗箱の帯の上で前後方向に移動する散水装置を有し、その散水装置には複数の散水ノズルが横並びに配置され、これらの散水ノズルは苗箱の帯の両端で中央部よりも多量に水を散布するように設けられた育苗施設があった(例えば、特許文献3参照)。
また、本願発明の背景となる従来技術には、貯水タンクと、溶液タンクと、渦流タービンポンプと、バルブおよび育苗箱を横送する移送台上に設けた灌水パイプとからなり、前記ポンプの主吸入口に前記貯水タンクを、前記ポンプの副吸入口に前記溶液タンクを、前記ポンプの吐出口に前記バルブと前記灌水パイプとを夫々結合した育苗箱用灌水装置があった(例えば、特許文献4参照)。
さらに、本願発明の背景となる他の従来技術には、育苗箱を横送する移送台上に設けた潅水パイプと、該潅水パイプに接続される接続パイプと、該接続パイプに接続される水道管またはポンプと、前記接続パイプ内に設けた噴出ノズルおよび負圧室と、該負圧室に接続した混合室と、該混合室に設けた肥料用ホースノズルおよび薬剤用ホースノズルと、該ノズルの下方に配置された肥料溶液タンクおよび薬剤溶液タンクと、前記ノズルから前記タンクに至る吸引ホースとからなる育苗箱用潅水装置があった(例えば、特許文献5参照)。
また、本願発明の背景となる他の従来技術には、栽培建屋内に、上面を育苗箱支持材を有する通風自在の支持面に形成すると共に、四周側面を閉成してなる水蒸気発生室を設け、上記水蒸気発生室内に、多数の微細孔をほぼ均等に有する通気性シートからなる先端をほぼ閉塞した漏風ダクトを支持し、該漏風ダクトの他端に、上記水蒸気発生室外にあって漏風ダクト内に温風を圧送すべき送風機を接続すると共に、該漏風ダクトの外周に水を噴霧すべき噴霧ノズルを配置し、上記育苗箱は、底面に通気孔を設けると共に、箱内に水蒸気が流通自在の育苗培土を入れた育苗装置があった(例えば、特許文献6参照)。
さらに、本願発明の背景となる他の従来技術には、播種工程で育苗箱に灌水することなく育苗箱用プールに移設し、育成工程で育苗箱用プールに移設後、育苗箱用プールに水を給水及び排水することにより育苗箱に灌水を行ない、その後種籾を幼芽させて育成するようにした、水稲の育苗箱用プール及び育苗箱用プールの集合体があった(例えば、特許文献7参照)。
また、本願発明の背景となる他の従来技術には、育苗用プールと、該育苗用プールの底部に敷設され、液体を内部に充填した水袋と、該水袋上に載置され、種籾を播種した育苗箱、または種籾が出芽した育苗箱を並置する平板とから構成され、前記育苗用プールに張った水によって育苗箱中の苗に底面潅水を行って育苗する育苗方法があった(例えば、特許文献8参照)。
特許第2736298号公報 特許第3288787号公報 特許第3552295号公報 特許第3091024号公報 特許第3302441号公報 特許第2732364号公報 特許第3474845号公報 特許第4024561号公報
しかしながら、上記した特許文献1〜特許文献8に示すような従来の育苗では、育苗における作業性および灌水管理を改善についての全体的な目的達成度は高いものの、種々の灌水装置を含む灌水設備が大型化、複雑化し、当該灌水設備を設置するための初期的費用(イニシャルコスト)が高くなる上、それらの灌水設備を維持・管理・稼動するための費用(ランニングコスト)も高くなっている。
一方では、米販売の自由化や、海外からの米輸入自由化への要請の高まりによって、それまでの管理価格体制から市場原理の導入による自由価格体制へと移行し、米価は、それまでの高値安定の統制価格から大幅に引き下げられ、農家収入に多大の影響を与える時代へと変貌している。そのため、こうした時代の趨勢に適応できるように、作業性の改善による作業能率の向上および収穫量のアップを早期に実現し、生産コストを大幅に引き下げることが切望されている。しかも、昨今の稲作農家の多くは、既に高齢化や世代交代による兼業化が進んでしまっているため、多大な労力を要する農作業、特に、田植え前の育苗作業等については、より一層の合理化が望まれている。
ところが、それにも拘らず、上記した特許文献1〜特許文献8に示すような従来の育苗技術では、未だ、経営の合理化には結びつかず、上述したような時代の趨勢に対応できていないのが実情である。
それゆえに、本願発明の主たる目的は、簡単な給排水構造を有し、簡易な灌水管理を実現することで経済的な育苗が可能となる、育苗箱ホルダーを提供することである。
請求項1にかかる本願発明は、育苗箱を支持して育苗箱に灌水処理を施すための育苗箱ホルダーであって、育苗箱ホルダーは、底壁および底壁の周囲に立設された側壁を有し、上面が開放された箱状の貯水槽となるホルダー本体と、ホルダー本体の底壁上に配設され、ホルダー本体の底壁と育苗箱の下面との間に所定の高さをもって育苗箱をその下面側から支持する支持部材と、ホルダー本体の一方側で且つ支持部材と隔たれた位置に配設され、ホルダー本体に貯水される水の給排水および水位を調整し、育苗箱への灌水処理を管理する灌水管理手段とを含み、灌水管理手段は、供給源から供給された水をホルダー本体に給水する給水口部と、ホルダー本体に貯水された水を所定の水位に規制するために、余剰の水をホルダー外部に流出させる流出口を備えた水位規制部材と、水位規制部材の流出口に着脱自在に取り付けられ、流出口を閉塞可能にする閉塞部材と、ホルダー本体に貯水された水を排出する排水口部と、排水口部に着脱自在に取り付けられ、排水口部からの排水量を調整する開閉部材とを含むことを特徴とする、育苗箱ホルダーである。
請求項1にかかる本願発明では、ホルダー本体に育苗箱が支持されて当該育苗箱に灌水処理が施される。ホルダー本体は、底壁および当該底壁の周囲に立設された側壁を含み、その上面が開放された箱状に形成されるもので、当該ホルダー本体内は貯水槽としての機能を有する。支持部材は、ホルダー本体の底壁と育苗箱の下面(裏面)との間に所定の高さを維持しながら、育苗箱をその下面(裏面)側から支持している。育苗箱は、ホルダー本体の内側上部に嵌め込むようにして、支持部材の上に載置される。育苗箱は、支持部材により、ホルダー本体の底壁から所定の高さをもって支持されているため、ホルダー本体内に貯水された水が育苗箱の上面まで浸水することが防止される。また、灌水管理手段は、ホルダー本体の一方側で且つ支持部材と隔たれた位置に配設され、ホルダー本体に貯水される水の給排水および水位を調整することで、育苗箱への灌水処理を管理している。
請求項1にかかる本願発明では、特に、灌水管理手段において、給水口部は、供給源から供給された水をホルダー本体に給水する。水位規制部材は、ホルダー本体に貯水された水を所定の水位に規制するために、余剰の水を流出口からホルダー外部に流出させる。閉塞部材は、流出口を閉塞可能にしている。排水口部は、ホルダー本体に貯水された水を排出する。開閉部材は、排水口部からの排水量を調整している。
請求項1にかかる育苗箱ホルダーでは、貯水槽となるホルダー本体に簡単な構造の給排水機構,水位規制・調整機構および簡易な灌水管理手段を配備することによって、ホルダー本体の支持部材で支持された育苗箱に灌水処理を施すため、この育苗箱ホルダーを用いれば、従来の苗代田(水苗代、陸苗代、折衷苗代を含む)を用いて、しかも、苗代田に苗代水を引き込まなくても、育苗を行うことが可能となる。また、苗代以外にも、宅地,空き地,畑等の陸地の場所においても支障なく育苗することができる。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、育苗箱ホルダーは、複数のホルダー本体を互いに連結して敷設面に敷設する連結手段をさらに含み、連結手段は、複数のホルダー本体の側壁上部に配設される嵌合凹部と、複数のホルダー本体相互の嵌合凹部が隣接して対向するように、複数のホルダー本体を敷設面に敷設して、複数のホルダー本体の嵌合凹部を相互に連結する第1の連結部材と、複数のホルダー本体相互の側壁が隣接して対向するように、複数のホルダー本体を敷設面に敷設して、複数のホルダー本体の側壁を相互に連結する第2の連結部材とを含むことを特徴とする、育苗箱ホルダーである。
請求項2にかかる本願発明では、連結手段によって、複数のホルダー本体を互いに連結して敷設面に敷設することが可能となる。第1の連結部材は、複数のホルダー本体相互の嵌合凹部が隣接して対向するように敷設面に敷設された複数のホルダー本体の嵌合凹部を相互に連結することが可能となる。第2の連結部材は、複数のホルダー本体相互の側壁が隣接して対向するように敷設面に敷設された複数のホルダー本体の側壁を相互に連結することが可能となる。そのため、複数のホルダー本体は、第1の連結部材および第2の連結部材により相互に隣接して敷設面に敷設することができる。
この場合、複数のホルダー本体は、第1の連結部材によって、隣接する嵌合凹部が連結されるため、1つのホルダー本体内に水が給水されると、第1の連結部材を経由して、他のホルダー本体内に水を通水させ供給させることが可能となっている。
請求項3にかかる本願発明は、請求項1または請求項2にかかる発明に従属する発明であって、閉塞部材、第1の連結部材および第2の連結部材が着脱自在に保持されて収納される収納保持手段をさらに含み、収納保持手段は、ホルダー本体の一方側で且つ支持部材と隔たれた位置のホルダー本体の底壁上に配設されることを特徴とする、請求項2に記載の育苗箱ホルダーである。
請求項3にかかる本願発明では、閉塞部材、第1の連結部材および第2の連結部材が、収納保持手段によって、ホルダー本体の一方側で且つ支持部材と隔たれた位置のホルダー本体の底壁上に、着脱自在に保持されて収納される。この場合、収納保持手段は、支持部材で支持された育苗箱とは離れた位置に配置されるため、閉塞部材、第1の連結部材および第2の連結部材の着脱操作が、育苗箱により阻害されることなく簡便に行えるものとなっている。
請求項4にかかる本願発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにかかる発明に従属する発明であって、支持部材は、貯水槽となるホルダー本体を複数の貯水部に区画する仕切りパネルを含み、仕切りパネルは、仕切りパネルの上部に配設されて複数の貯水部相互に通水可能な通水凹部、および/または、仕切りパネルの主面に貫通されて複数の貯水部相互に通水可能な通水孔部を含むことを特徴とする、育苗箱ホルダーである。
請求項4にかかる本願発明では、仕切りパネルによって、ホルダー本体の底壁と育苗箱の下面(裏面)との間に所定の高さを維持しながら、育苗箱がその下面(裏面)側から支持されている。また、仕切りパネルは、貯水槽となるホルダー本体内を複数の貯水部に区画している。さらに、通水凹部は、仕切りパネルの上部に配設され、複数の貯水部相互を通水可能とし、通水孔部は、仕切りパネルの主面に貫通され、複数の貯水部相互を通水可能としている。この場合、通水凹部は、各仕切りパネルで区画された複数の貯水部の貯水量を均等にする機能を有し、また、仕切りパネルのホルダー本体の底壁上面からの高さは、例えば、早生のものには低く、中生および晩生のものには高くするなど、稲苗の品種に応じて適宜選択することが可能となる。
請求項5にかかる本願発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにかかる発明に従属する発明であって、支持部材は、ホルダー本体の底壁上に所定の間隔を隔てて立設され、その側面に開口部を有する複数の筒状支持体と、筒状支持体の中に収容される毛細管体とを含み、開口部は、その一端が底壁の上面および/または底壁の上面近傍に到達するように、筒状支持体の軸方向に延び設けられることを特徴とする、育苗箱ホルダーである。
請求項5にかかる本願発明では、ホルダー本体の底壁上に所定の間隔を隔てて立設された複数の筒状支持体によって、ホルダー本体の底壁と育苗箱の下面(裏面)との間に所定の高さを維持しながら、育苗箱がその下面(裏面)から支持されている。なお、この筒状支持体のホルダー本体の底壁上面からの高さも、先の仕切りパネルと同様に、稲苗の品種に応じて適宜変更することが可能となっている。
また、ホルダー本体内に貯水された水は、開口部を経由して、筒状支持体の中に収容された毛細管体に吸収される。この場合、毛細管体による毛細管現象によって育苗箱に灌水される。そのため、貯水槽となるホルダー本体内の水位が低下した場合でも、当該ホルダー本体内(貯水槽)の水分は、開口部を介して、毛細管体の毛細管現象によって吸水され、育苗箱に補給される。すなわち、複数の筒状支持体内の毛細管体は、育苗箱への水分補給源となっている。
本願発明によれば、簡単な給排水構造を有し、簡易な灌水管理を実現することで経済的な育苗が可能となる、育苗箱ホルダーを提供することができる。
本願発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1は、本願発明にかかる実施形態の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す実施形態例の平面図である。図3は、図1および図2の育苗箱ホルダーに育苗箱をセットした状態を示す斜視図であり、図4は、図3の育苗箱ホルダーと育苗箱の取付け構造を示す要部拡大端面図解図である。
本実施形態例に係る育苗箱ホルダー10は、たとえば図3,図4に示すように、その内方上側にたとえばトレイ状の育苗箱1(以下、「育苗トレイ1」という。)を支持し、当該育苗トレイ1に灌水処理を施すための育苗箱ホルダー10である。本実施形態例では、たとえば稲苗を育成する育苗トレイ1が育苗箱ホルダー10にセットされ、灌水処理が施されるものである。
また、本実施形態例では、育苗トレイ1として、たとえば定形でプラスチック製の育苗トレイ1が用いられている。すなわち、育苗トレイ1は、たとえば図3および図5に示すように、その大きさがたとえば570mm(長さ)×280mm(幅)×30mm(深さ)のトレイ本体2を含む。トレイ本体2は、底面3の周縁に周側面4を立設して底面3を枠囲する浅底トレイの形状を有する。底面3には所定数の排水孔5が穿設されている。
なお、育苗トレイ1の排水孔5の数が必要以上に多い場合には、育苗している間に、稲苗の根が底面3の排水孔5から当該育苗トレイ1の下方のホルダー本体12側へと回り込み、後述する仕切りパネル20a,20b,20cの多数の通水孔部24に絡み付いたり、絡み付かないまでも当該育苗トレイ1の下方に回り込んだ根がマット状になって、当該育苗トレイ1をホルダー本体12から取り外す作業が極めて困難となって、育苗作業内容の改善とは逆行するなどの悪影響が懸念される。そのため、このような場合には、たとえば図5に示すように、育苗トレイ1の排水孔5の数よりも少ない適当数の貫通孔6を備えた矩形状の調整シート7を育苗トレイ1の底面3の上に載置するようにし、育苗トレイ1の排水孔5の数を実質的に減らすことによって、つまり、調整シート7の貫通孔6が開いていない部位で、育苗トレイ1の排水孔5の一部を被覆することによって、上記したような育苗トレイ1の下方への根の回り込みによる悪影響を防止することができる。
また、本実施形態例では、育苗トレイ1で稲苗を育成するものではあるが、育苗トレイ1で育成する苗としては、稲苗以外にも、たとえば図6に示すように、野菜,果物等の苗を育成する場合にも当該育苗トレイ1を用いることが可能である。この場合、野菜,果物等の苗を育成する複数の苗ポットを有する育苗容器8を育苗トレイ1の底面3に載置して使用すればよい。
本実施形態例では、先ず、給水口部および排水口部が備えられた本願発明の基本的態様となる育苗箱ホルダー(特に、図1および図2で見て、左側の育苗箱ホルダー10)について説明する。すなわち、育苗箱ホルダー10は、上面が開放されたたとえば平面視矩形箱状のホルダー本体12を含み、当該ホルダー本体12は、その中に水を貯水する貯水槽としての機能を有するものである。ホルダー本体12は、矩形状の1つの底壁14、および、底壁14の周囲に立設された4つの側壁16a,16b,16c,16dで形成される周壁16によって、その上面が開放された平面視矩形箱状に形成されている。底壁14および側壁16a,16b,16c,16dは、たとえばプラスチック材料、アルミ等の金属材料および木質材料等で適宜形成され得るが、軽量化の点を考慮すると、たとえばプラスチック材料で形成されることが好ましい。
ホルダー本体12の底壁14の上面には、支持部材18が配設される。支持部材18は、たとえば3つの平面視略「X」字形の仕切りパネル20a,20b,20cを含む。仕切りパネル20a,20b,20cは、ホルダー本体12の周壁14(側壁16a,16b,16c,16d)と所定の間隔を隔てて、当該周壁14の内側に配設されている。3つの仕切りパネル20a,20b,20cは、たとえばプラスチック材料で一体的に形成されている。
仕切りパネル20a,20b,20cは、たとえば図4に示すように、ホルダー本体12の底壁14の上面と育苗トレイ1の下面(裏面)6との間に所定の高さをもって育苗トレイ1をその下面(裏面)6から支持するものである。この場合、ホルダー本体12の底壁14の上面から仕切りパネル20a,20b,20cの上端までの高さh1は、図4に示すように、たとえばホルダー本体12の高さHよりも低く設定され、且つ、ホルダー本体12の上端面12aは、育苗トレイ1の上端面1aよりも上に突出しないよう設定されている。そのため、ホルダー本体12内に貯水された水は、育苗トレイ1の上面まで浸水されることが防止される。
また、貯水槽となるホルダー本体12は、3つの仕切りパネル20a,20b,20cによって、複数の貯水部Pに区画される。本実施形態例では、ホルダー本体12に配置される仕切りパネル20a,20b,20cの範囲(領域)が、たとえば図2に示すように、当該範囲(領域)の長手方向の長さLAとし、当該範囲(領域)の幅方向の長さをWAとしたとき、たとえば図3に示す育苗トレイ1の長手方向の長さLaおよびその幅方向の長さをWaと同様の大きさの範囲(領域)、つまり、LA≒La、および、WA≒Waとなるように設定されている。
また、仕切りパネル20a,20b,20cは、当該仕切りパネル20a,20b,20cの上部に配設されて複数の貯水部P相互に通水可能な通水凹部22、および/または、仕切りパネル20a,20b,20cの主面に貫通されて複数の貯水部P相互に通水可能な通水孔部24を含む構成となっている。本実施形態例では、通水凹部22がたとえば断面U字形の凹溝で形成され、通水孔部24がたとえば断面円形に形成されている。
本実施形態例では、仕切りパネル20a,20b,20cが、通水凹部22および/または通水孔部24を有するので、仕切りパネル20a,20b,20cで区画された複数の貯水部Pの貯水量を均等にむらなく貯水することができる。また、仕切りパネル20a,20b,20cのホルダー本体12の底壁14上面からの高さは、例えば、早生のものには低く、中生および晩生のものには高くするなど、稲苗の品種に応じて適宜選択することができる。
なお、本実施形態例では、仕切りパネル20a,20b,20cの上部に配設される通水凹部22が、たとえば断面U字形の凹溝で形成されているが、当該通水凹部22の凹溝の断面形状は、断面U字形に限定されるものではなく、たとえば断面「コ」字状,断面V字状,断面半円状等に形成されてもよい。さらに、通水凹部に変えて、当該通水凹部の凹溝を仕切りパネル20a,20b,20cの高さ方向の上端から下端(ホルダー本体12の底壁14の上面)まで到達するように形成してもよい。つまり、「X」字形の仕切りパネル20a,20b,20cを構成する4つの各パネル片の長手方向の中間部をその高さ方向(垂直方向)に切断して分割・離間させるようにしてもよい。この場合、4つのパネル片で囲まれた平面視方形状の囲繞部となる貯水部Pの通水性をより一層良好なものとすることができる。
本実施形態例に係る育苗箱ホルダー10は、ホルダー本体12の長手方向の一方側で、且つ、仕切りパネル20a,20b,20cと隔たれた位置に配設された灌水管理手段を含む。灌水管理手段は、ホルダー本体12に貯水される水の給排水および水位を調整し、育苗トレイ1への灌水処理を管理するものである。
すなわち、灌水管理手段は、水道給水管等の供給源(図示せず)から供給された水を貯水槽となるホルダー本体12に給水する給水口部30を含む。給水口部30は、図1および図7に示すように、たとえば断面略「C」字形筒状の給水塔32を含む。給水塔32の開放部34の開放方向は、ホルダー本体12の仕切りパネル20a,20b,20c側に向けられたものとなっている。この給水塔32には、たとえば図3および図13に示す、アダプタ36が取外し自在に装着される。給水塔32がその外周面に雌ねじ面32aを有し、一方、アダプタ36がその内周面に雄ねじ面(図示せず)を有することで、給水塔32とアダプタ36とは、ねじ込み方式により取り付け可能となっている。さらに、このアダプタ36には、図3および図14の(A),(B)に示すように、たとえば水道ホースHの一端に取り付けられたソケット38がワンタッチで簡単に着脱自在に差し込まれて取り付けられる。
この場合、給水塔32の雌ねじ面32aは、当該給水塔32の軸方向の上端から下端側に所定の高さ分だけ形成されているため、給水塔32にアダプタ36を取り付けた場合、当該アダプタ36の下端は、当該給水塔32の軸方向の下端まで到達することはなく、つまり、給水塔32の開放部34がホルダー本体12内に向けて露出して開放された状態となる。そのため、水道給水管等の供給源(図示せず)から供給された水は、給水塔32の開放部34からホルダー本体12内へ給水される。
なお、給水塔32とアダプタ36との接続方式は、ねじ込み方式以外にも、嵌め込み方式を採用することも可能である。
給水口30の近辺には、たとえば図1および図7に示すように、当該給水口30と間隔を隔てて、水位規制部材としてのたとえばオーバーフロー管40が立設されている。オーバーフロー管40は、特に、図7に示すように、流出口42を有し、当該流出口42は、ホルダー本体12の底壁14を貫通する流出孔44と連通するように配設されている。オーバーフロー管40は、ホルダー本体12に貯水された水を所定の水位に規制して調整するために、当該ホルダー本体12内の余剰の水をホルダー本体12の外部に流出させる機能を有するものとなっている。ホルダー本体12内の余剰水は、オーバーフロー管40の流出口42を経由して、流出孔44から流出される。
このオーバーフロー管40の流出口42には、当該流出口42を閉塞可能にする閉塞部材として、たとえば図12の(A),(B)に示す、たとえば断面逆U字状キャップ形の閉塞キャップ46が流出口42に着脱自在に取り付けられる。
オーバーフロー管40の近辺には、たとえば図1および図7に示すように、ホルダー本体12に貯水された水を排出する排水口部50が、オーバーフロー管40と間隔を隔てて、配設されている。排水口部50は、特に、図7に示すように、その外周面の一部を切欠いて成る開口部54を有する円筒状の排水塔52を含む。排水塔52は、ホルダー本体12の底壁14に配設された排水孔56と連通するように立設されている。
排水口部50には、たとえば図3および図15に示すように、排水口部50からの排水量を調整する開閉部材としてのたとえば開閉コック60が、排水塔52に着脱自在に取り付けられる。開閉コック60は、たとえば図11に示すように、たとえば円筒状のコック本体62を含む。コック本体62は、その外周面の一部に、たとえば円形の開口部64を有する。この開口部64は、上述した排水口部50の開口部54と連通可能となる部位に配置されている。コック本体62の軸方向の上部には、たとえば横長矩形状の摘み部66がコック本体62と一体的に形成されている。
開閉コック60は、開閉弁の機能を有するもので、排水口部50からの排水量を適宜調整することができる。上記した排出口部50の開口部54を開放する場合には、特に、図15の(A)に示すように、排水口部50に取り付けた開閉コック60の摘み部66を摘んでコック本体62をその円周方向に回転させ、排水塔52の開口部54とコック本体62の開口部64とを相互に対向配置させることで、当該開口部54と当該開口部64とを連通させるようにすればよい。反対に、排出口部50の開口部54を閉鎖する場合には、特に、図15の(B)に示すように、コック本体62をその円周方向に回転させ、排水塔52の開口部54とコック本体62の開口部64とを相互に対向しない位置に配置させることで、当該開口部54と当該開口部64とが連通しないようにすればよい。
本実施形態例では、上述したように、貯水槽となるホルダー本体12に簡単な構造の給排水機構および簡易な灌水管理手段を配備することによって、ホルダー本体12の支持部材18で支持された育苗トレイ1に灌水処理を施すため、この育苗箱ホルダー10を用いれば、従来の苗代田を用いて、しかも、苗代田に苗代水を引き込まなくても、育苗を行うことができる。また、この育苗箱ホルダー10を用いることによって、苗代以外にも、宅地,空き地,畑等の陸地の場所においても支障なく育苗することができる。
本実施形態例に係る育苗箱ホルダー10は、たとえば図1,図2に示すように、ホルダー本体12の上端部に、平面視円形の複数の支柱部材取付け穴70を有するものである。複数の支柱部材取付け穴70は、ホルダー本体12の上端部の四隅およびその近傍に配置されている。支柱部材取付け穴70は、たとえば図19に示すように、たとえば弾性を有した線状の支柱部材72を挿入して取り付けるためのものである。支柱部材取付け穴70に取り付けられた支柱部材72によって、たとえば図20に示すように、ネット類および寒冷紗等の保護カバー74が設置される。この場合、ホルダー本体12に支持された育苗トレイ1は、強風,豪雨,霜,害虫,害鳥,害獣等による悪影響から防護されるものとなる。なお、支柱部材72は、弾性を有した線状のもの以外にも、たとえば比較的剛性に富んだ棒状の金属製の支柱部材であってもよい。
本実施形態例にかかる育苗箱ホルダー10は、複数のホルダー本体12を互いに連結して敷設面に敷設する連結手段をさらに含む。すなわち、連結手段は、たとえば図1,図7に示すように、ホルダー本体12の周壁16に配設される連結部としての嵌合凹部80を含む。嵌合凹部80は、側壁16の上部を切欠いてなる断面半円状の切欠き部84と、側壁16の内壁面,上端面,外壁面に亘って設けられるU字状の凹溝86とを有する。
嵌合凹部80は、周壁16を構成する4つの側壁16a〜16dの内、たとえば互いに対向配置される2つの側壁16bおよび側壁16dに配設される。この嵌合凹部80は、側壁16bおよび側壁16dの内壁面側に位置するU字状の段差面86aと、側壁16bおよび側壁16dの外壁面側に位置するU字状の段差面86bと、側壁16bおよび側壁16dの上端面側に位置する平面視矩形の段差面86cとで構成されている。
また、連結手段は、第1の連結部材として、たとえば樋状の嵌合凹部連結クリップ90を含む。嵌合凹部連結クリップ90は、たとえば図1に示すように、複数のホルダー本体12相互の嵌合凹部80が隣接して対向するように、複数のホルダー本体12を敷設面に敷設した際に、複数のホルダー本体12の嵌合凹部80を相互に連結するものである。
嵌合凹部連結クリップ90は、たとえば図8の(A)〜(D)に示すように、たとえば断面半円状のクリップ本体91を含む。クリップ本体91の裏面は、上記した切欠き部84の切欠き端面82と当接する面となっている。クリップ本体91は、たとえば正面視U字状の3つの枠片93a,93b,93cにより支持されている。3つの枠片93a,93b,93cは、所定の間隔を隔てて配置され、それらの両端部(上端部)は、たとえば平面視矩形の保持片95により接続されている。また、枠片93aおよび93c間の間隔と、枠片93bおよび93c間の間隔とは、略同じに形成されている。さらに、保持片95の長手方向の両側に位置する枠片93a,93bは、その厚みが同じ形成され、保持片95の長手方向の中央部に位置する枠片93cの厚みは、枠片93a,93bの厚みの略2倍程度に形成されている。クリップ本体91,枠片93a,93b,93cおよび保持片95は、適度に弾性を有するプラスチック材料等でたとえば一体的に形成されている。
なお、本実施形態例では、嵌合凹部80の切欠き部84がたとえば断面半円状に形成されているが、当該切欠き部84は、それ以外にも、断面U字状,断面「コ」字状,断面V字状等に形成されてもよい。また、凹溝86は、U字状に形成されているが、当該凹溝86も切欠き部84の形状に応じて、断面U字状,断面「コ」字状,断面V字状等に形成されてもよい。さらに、嵌合凹部連結クリップ90のクリップ本体91の3つの枠片93a,93b,93cは、断面半円状に形成されているが、当該3つの枠片93a,93b,93cの形状も、切欠き部84の形状に応じて、断面U字状,断面「コ」字状,断面V字状等に形成されてもよい。
また、図1,図2等に示す実施形態例では、複数のホルダー本体12がその幅方向(横方向)に連結して敷設される態様となっているため、1つのホルダー本体12において、2つの嵌合凹部80がホルダー本体12の長手方向の一方側で、且つ、その幅方向に対向するように配置されているが、嵌合凹部80は、それに限定されるものではなく、複数のホルダー本体12をたとえばその長手方向(縦方向)に連結して敷設する場合には、1つのホルダー本体12において、2つの嵌合凹部80をホルダー本体12の長手方向に対向して配置するようにしてもよく、また、複数のホルダー本体12を縦横に連結して敷設する場合には、嵌合凹部80をホルダー本体12の側壁16a,16b,16c,16dにそれぞれ配設するようにしてもよい。すなわち、嵌合凹部80は、複数のホルダー本体12の連結方向(配列方向)に応じて、適宜、その配設位置および数等が変更可能となっている。
そこで、たとえば図1に示すように、横並びに配置された2つのホルダー本体12相互の嵌合凹部80が隣接して対向するように、2つのホルダー本体12を敷設面に敷設したとき、隣接された2つの嵌合凹部80,80に、1つの嵌合凹部連結クリップ90を嵌め込むことによって、2つのホルダー本体12の嵌合凹部80,80が相互に連結されるものとなる。この場合、隣接した2つの嵌合凹部80,80間には、一方の嵌合凹部80(たとえば図1で見て、手前側の嵌合凹部80)の段差面86bと他方の嵌合凹部80(たとえば図1で見て、奥側の嵌合凹部80)の段差面86aとの間に、2つの段差面86a,86b分の間隔を有する段差溝部88が形成される。
そして、嵌合凹部連結クリップ90の枠片93aが、隣接された一方の嵌合凹部80(たとえば図1で見て、手前側の嵌合凹部80)の凹溝86の段差面86aに嵌合され、且つ、嵌合凹部連結クリップ90の枠片93bが、隣接された他方の嵌合凹部80(たとえば図1で見て、奥側の嵌合凹部80)の凹溝86の段差面86bに嵌合され、且つ、嵌合凹部連結クリップ90の枠片93cが、上記した段差溝部88に嵌合されることによって、2つのホルダー本体12の隣接する2つの嵌合凹部80,80が相互に連結されるものとなる。この場合、連結された2つのホルダー本体12,12間の通水は、図1,図8(A)に示す嵌合凹部連結クリップ90の開放部92を経由して行われるものとなる。
すなわち、本実施形態例にかかる育苗箱ホルダー10では、複数のホルダー本体12は、嵌合凹部連結クリップ90によって、隣接する嵌合凹部80が連結されるため、1つのホルダー本体12内に水が給水されると、嵌合凹部連結クリップ90を経由して、他のホルダー本体12内に水を通水させ供給させることができるものとなっている。
また、連結手段は、第2の連結部材としてのたとえば側壁連結クリップ96を含む。側壁連結クリップ96は、図1に示すように、複数のホルダー本体12相互の側壁16が隣接して対向するように、複数のホルダー本体12を敷設面に敷設して、複数のホルダー本体12の側壁16を相互に連結するものである。
側壁連結クリップ96は、図9に示すように、適度な弾性を有するたとえばプラスチック材料で「コ」字状に形成され、対向する2つの挟持片96a,96bを有するものである。2つの挟持片96a,96b間の間隔97は、ホルダー本体12の側壁16の厚みと略同じかあるいは僅かに小さくなるように形成されている。
そして、たとえば図1に示すように、隣接された一方のホルダー本体12の側壁16bと他方のホルダー本体12の側壁16dとは、側壁連結クリップ96の2つの挟持片96a,96b間で挟持されることによって連結される。
したがって、本実施形態例にかかる育苗箱ホルダー10では、上記した嵌合凹部連結クリップ90および側壁連結クリップ96を用いることによって、必要量の複数のホルダー本体12を相互に隣接して敷設面に敷設することができる。
また、本実施形態例では、上述した嵌合凹部80を適宜閉鎖する嵌合凹部閉鎖部材として、たとえば嵌合凹部閉鎖クリップ98が配備される。嵌合凹部閉鎖クリップ98は、たとえば図10に示すように、適度な弾性を有するたとえばプラスチック材料で「コ」字状に形成され、対向する2つの挟持片98a,98bと、2つの挟持片98a,98bを接続する接続片98cとを有するものである。2つの挟持片98a,98b間の間隔99は、たとえば図7に示す切欠き部84の切欠き端面82の厚みと略同じかあるいは僅かに小さくなるように形成されている。そして、嵌合凹部閉鎖クリップは、たとえば図1に示すように、2つの挟持片98a,98bを嵌合凹部80の凹溝86に嵌め込むことによって、当該嵌合凹部80が閉鎖される。この場合、一方の挟持片98aが嵌合凹部80の一方の段差面86aに嵌合され、他方の挟持片98bが嵌合凹部80の他方の段差面86bに嵌合され、接続片98cが段差面86cに嵌合される。
さらに、本実施形態例では、上述した閉塞キャップ46、嵌合凹部連結クリップ90および側壁連結クリップ96が着脱自在に保持されて収納される収納保持手段をさらに含む。収納保持手段は、たとえば図1に示すように、ホルダー本体12の長手方向の一方側で、且つ、仕切りパネル22a,22b,22cと隔たれた位置配設されている。そのため、閉塞キャップ46、嵌合凹部連結クリップ90および側壁連結クリップ96の着脱操作が、支持部材18の仕切りパネル20a,20b,20cで支持される育苗トレイ1により阻害されることなく簡便に行うことが可能となっている。
すなわち、ホルダー本体12の長手方向の一方側の底壁14の上面には、特に、図7に示すように、当該ホルダー本体12の幅方向の中間部に、たとえば円柱状の閉塞キャップ保持部材100が立設されている。閉塞キャップ保持部材100の外径は、閉塞キャップ46の内径よりも僅かに小さく形成されている。閉塞キャップ46は、図16に示すように、閉塞キャップ保持部材100に嵌め込んで収納・保持される。
また、保持部材100の近辺には、間隔を隔てて、嵌合凹部連結クリップ90および側壁連結クリップ96を嵌め込んで収納・保持する連結クリップ保持部材102が立設されている。嵌合凹部連結クリップ保持部材102は、ホルダー本体12の長手方向に所定の間隔を隔てて立設されるたとえば横長矩形状の2つの保持パネル102a,102bを含む。2つの保持パネル102a,102bの長手方向の一方側には、それぞれ、その上部に断面半円状の切欠き部104a,104bを有する。
嵌合凹部連結クリップ90は、図16に示すように、その枠片93cを連結クリップ保持部材102の切欠き部104a,104b間に差し込むことによって、2つの保持パネル102a,102bの長手方向の一方側に嵌め込まれて収納・保持される。また、側壁連結クリップ96は、その挟持片96a,96で、2つの保持パネル102a,102bを挟み込むように差し込むことによって、2つの保持パネル102a,102bの長手方向の他方側に収納・保持される。
また、保持部材100の近辺には、保持部材100と間隔を隔てて、嵌合凹部閉鎖クリップ98を嵌め込んで収納・保持する閉鎖クリップ保持部材として、たとえば2つの横長矩形状の保持パネル106a,106bが立設されている。2つの保持パネル106a,106bは、ホルダー本体12の幅方向に所定の間隔を隔てて立設されている。たとえば2つの嵌合凹部閉鎖クリップ98は、図16に示すように、それぞれ、その挟持片98a,98bで、保持パネル106aおよび106bを挟み込むように差し込むことによって、当該保持パネル106aおよび106bに収納・保持される。
次に、図1および図2に示す実施形態例の他方の育苗箱ホルダー(図1および図2で見て、右側の育苗箱ホルダー)について、たとえば図17,図18を参照しながら説明する。すなわち、図17,図18に示す育苗箱ホルダー10は、上述した育苗箱ホルダー10(図1および図2で見て、左側の育苗箱ホルダー10)と比べて、特に、給水口部30および排水口部50が配備されていない点で相違し、さらに、収納保持手段の中で、嵌合凹部閉鎖クリップ98を収納・保持する保持パネル106a,106bの構成が相違している。
すなわち、図17,図18に示す育苗箱ホルダー10では、たとえば横長矩形状の1つの保持パネル108が配設されている。保持パネル108は、ホルダー本体12の長手方向の一方側の底壁14の上面で、且つ、その幅方向に所定の長さをもって延び設けられている。嵌合凹部閉鎖クリップ98は、その挟持片98a,98bで、保持パネル108を挟み込むように差し込むことによって、当該保持パネル108の長手方向に縦並びに収納・保持される。
図21は、本願発明にかかる実施形態の他の例を示す斜視図であり、図22は、図21に示す実施形態例に適用される筒状支持体および毛細管体の一例を示す要部拡大分解斜視図である。
本実施形態例にかかる育苗箱ホルダー10は、図1,図2等に示す上述した実施形態例と比べて、特に、支持部材の構造が相違する。図1,図2等に示す上述の実施形態例では、支持部材18が仕切りパネル20a,20b,20cを含む構成であったが、図21に示す実施形態例では、支持部材110が、仕切りパネル20a,20b,20cに変えて、たとえば複数の筒状支持体で構成されている。
すなわち、支持部材110は、ホルダー本体12の底壁14の上面に所定の間隔を隔てて立設され、その側面に開口部112を有する複数の筒状支持体114を含む。複数の筒状支持体114は、それぞれ、たとえば円筒状に形成され、開口部112は、それぞれ、その一端が底壁14の上面に到達するように、筒状支持体114の軸方向に延び設けられている。また、開口部112は、たとえば図23に示すように、筒状支持体114の軸方向の中間部に配置され、且つ、その一端が底壁14の上面と所定の間隔を隔てた位置まで配設されるようしてもよい。さらに、筒状支持体114は、たとえば図24に示すように、断面略「C」字形の筒状体に形成されてもよい。
この場合、ホルダー本体12の底壁14上に所定の間隔を隔てて立設された複数の筒状支持体114によって、ホルダー本体12の底壁14と育苗トレイ1の下面(裏面)6との間に所定の高さを維持しながら、育苗トレイ1がその下面(裏面)6側から支持される。なお、この筒状支持体114のホルダー本体12の底壁14の上面からの高さも、図1,図2等に示す上述の実施形態例で示した仕切りパネル20a,20b,20cと同様に、稲苗の品種に応じて適宜変更することができる。
さらに、複数の筒状支持体114の中には、それぞれ、たとえばスポンジで形成された円柱状の毛細管体116が収容される。そのため、貯水槽となるホルダー本体12内の水位が低下した場合には、当該貯水槽の水分は開口部112を介して、毛細管体116の毛細管現象によって吸水され、育苗トレイ1に補給される。つまり、複数の筒状支持体114内の毛細管体116は、育苗トレイ1への水分補給源となるため、稲苗の水枯れの心配がなく、稲苗の育成に大きく貢献し、管理も容易なものとなる。
さらに、育苗箱ホルダー10は、たとえば図25に示すように、図1に示す1つのホルダー本体12を縦並びに2つ配列したものを一体的に成形して1つの育苗箱ホルダー10として構築することも可能であり、また、たとえば図26に示すように、図1に示す1つのホルダー本体12を横並びに2つ配列したものを一体的に成形して1つの育苗箱ホルダー10として構築することも可能であり、さらに、たとえば図27に示すように、図1に示す1つのホルダー本体12を縦横に4つ配列したものを一体的に成形して1つの育苗箱ホルダー10として構築することも可能である。
この場合、図25,図26および図27で示した育苗箱ホルダー10のホルダー本体12では、それぞれ、図1,図2等に示すホルダー本体12と同様に、給水口部30,オーバーフロー管40,排水口部50,開閉コック60等の灌水管理手段および閉塞キャップ保持部材100,連結クリップ保持部材102となる保持パネル102a,102b,106a,106b,108等の収納保持手段が備えられているが、これらのホルダー本体12を嵌合凹部連結クリップ90(第1の連結部材)および側壁連結クリップ96(第2の連結部材)で連結されるホルダー本体12に用いる場合には、上記した給水口部30,オーバーフロー管40,排水口部50,開閉コック60を配備せず、仕切りパネル20a,20b,20cおよび筒状支持体114等の支持部材18、嵌合凹部80(連結部)および連結クリップ保持部材102を配備したもの、あるいは、仕切りパネル20a,20b,20cおよび筒状支持体114等の支持部材18、嵌合凹部80(連結部)だけを配備したものとすることも可能となっている。
なお、上述の各実施形態例では、嵌合凹部連結クリップ90,側壁連結クリップ96および嵌合凹部閉鎖クリップ98が、たとえば弾性を有するプラスチック材料で形成されたが、特に、合成ゴム,天然ゴム等のゴム材料で形成されてもよく、この場合、密封性(シール性)に優れたものとなり、連結部の水漏れ防止に有効なものとなる。
上述した各実施形態例にかかる育苗箱ホルダー10では、それぞれ、簡単な給排水構造を有し、簡易な灌水管理を実現することで経済的な育苗が実施することができる。
本願発明にかかる実施形態の一例を示す斜視図である。 図1に示す実施形態例の平面図である。 図1および図2の育苗箱ホルダーに育苗箱をセットした状態を示す斜視図である。 図3の育苗箱ホルダーと育苗箱の取付け構造を示す要部拡大端面図解図である。 育苗箱の底面に孔の数を調整する調整シートを敷設する状態を示す分解斜視図である。 育苗箱に野菜,果物等の稚苗育苗容器を入れた状態を示す斜視図である。 図1および図2に示す実施形態例の一方の育苗箱ホルダー(図1および図2で見て、左側の育苗箱ホルダー)の要部拡大斜視図である。 第1の連結部材を示す図であって、(A)はその斜視図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその側面図であり、(D)はその底面図である。 第2の連結部材を示す斜視図である。 嵌合凹部を閉鎖する嵌合凹部閉鎖部材を示す斜視図である。 開閉部材を示す斜視図である。 (A)は閉塞部材を示す斜視図であり、(B)はその縦断面図である。 給水口部に取り付けられるアダプタの一例を示す斜視図である。 給水口部に取り付けられたアダプタと、水道ホースの一端に取り付けられたソケットとの取付け方法を示す図であって、(A)は取付け前を示す斜視図であり、(B)は取付け後を示す斜視図である。 開閉部材を排水口部に取り付けた状態を示す図であって、(A)は排水口部の開口部と連通させた状態を示す斜視図であり、(B)は排水口部の開口部を閉鎖した状態を示す斜視図である。 図7に示す育苗箱ホルダーにおいて、閉塞部材、第1の連結部材および第2の連結部材が、収納保持手段によって、着脱自在に保持されて収納されている状態を示す要部拡大斜視図である。 図1および図2に示す実施形態例の他方の育苗箱ホルダー(図1および図2で見て、右側の育苗箱ホルダー)の要部拡大斜視図である。 図17に示す育苗箱ホルダーにおいて、閉塞部材、第1の連結部材および第2の連結部材が、収納保持手段によって、着脱自在に保持されて収納されている状態を示す要部拡大斜視図である。 連結された複数の育苗箱ホルダーの支柱部材取付け穴に、保護カバーを設置する際に用いられる支柱部材を挿入して取り付けた状態を示す斜視図である。 図19に示す支柱部材を用いて保護カバーを設置した状態を示す斜視図である。 本願発明にかかる実施形態の他の例を示す斜視図である。 図21に示す実施形態例に適用される筒状支持体および毛細管体の一例を示す要部拡大分解斜視図である。 図21に示す実施形態例に適用される筒状支持体および毛細管体の他の例を示す要部拡大分解斜視図である。 図21に示す実施形態例に適用される筒状支持体および毛細管体のさらに他の例を示す要部拡大分解斜視図である。 本願発明にかかる実施形態のさらに他の例を示す斜視図である。 本願発明にかかる実施形態のさらに他の例を示す斜視図である。 本願発明にかかる実施形態のさらに他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 育苗箱(育苗トレイ)
2 トレイ本体
3 底面
4 周側面
5 排水孔
6 貫通孔
7 調整シート
8 育苗容器
10 育苗箱ホルダー
12 ホルダー本体
14 底壁
16 周壁
16a,16b,16c,16d 側壁
18,110 支持部材
20a,20b,20c 仕切りパネル
22 通水凹部
24 通水孔部
30 給水口部
32 給水塔
32a 雌ねじ面
34,92 開放部
36 アダプタ
38 ソケット
40 オーバーフロー管
42 流出口
44 流出孔
46 閉塞キャップ
50 排水口部
52 排水塔
54,64,112 開口部
56 排水孔
60 開閉コック
62 コック本体
70 支柱部材取付け穴
72 支柱部材
74 保護カバー
80 嵌合凹部
82 切欠き端面
84,104a,104b 切欠き部
86 凹溝
86a,86b,86c 段差面
88 段差溝部
90 嵌合凹部連結クリップ
91 クリップ本体
93a,93b,93c 枠片
94
96 側壁連結クリップ
96a,96b,98a,98b 挟持片
98 嵌合凹部閉鎖クリップ
98c 接続片
100 閉塞キャップ保持部材
102a,102b,106a,106b,108 保持パネル
114 筒状支持体
116 毛細管体
P 貯水部

Claims (5)

  1. 育苗箱を支持して前記育苗箱に灌水処理を施すための育苗箱ホルダーであって、
    前記育苗箱ホルダーは、
    底壁および前記底壁の周囲に立設された側壁を有し、上面が開放された箱状の貯水槽となるホルダー本体、
    前記ホルダー本体の底壁上に配設され、前記ホルダー本体の底壁と前記育苗箱の下面との間に所定の高さをもって前記育苗箱をその下側から支持する支持部材、および
    前記ホルダー本体の一方側で且つ前記支持部材と隔たれた位置に配設され、前記ホルダー本体に貯水される水の給排水および水位を調整し、前記育苗箱への灌水処理を管理する灌水管理手段を含み、
    前記灌水管理手段は、
    供給源から供給された水を前記ホルダー本体に給水する給水口部、
    前記ホルダー本体に貯水された水を所定の水位に規制するために、余剰の水を前記ホルダー外部に流出させる流出口を備えた水位規制部材、
    前記水位規制部材の前記流出口に着脱自在に取り付けられ、前記流出口を閉塞可能にする閉塞部材、および
    前記ホルダー本体に貯水された水を排出する排水口部、
    前記排水口部に着脱自在に取り付けられ、前記排水口部からの排水量を調整する開閉部材を含むことを特徴とする、育苗箱ホルダー。
  2. 前記育苗箱ホルダーは、複数の前記ホルダー本体を互いに連結して敷設面に敷設する連結手段をさらに含み、
    前記連結手段は、
    前記複数のホルダー本体の側壁上部に配設される嵌合凹部、
    複数の前記ホルダー本体相互の前記嵌合凹部が隣接して対向するように、前記複数のホルダー本体を敷設面に敷設して、前記複数のホルダー本体の前記嵌合凹部を相互に連結する第1の連結部材、および
    複数の前記ホルダー本体相互の側壁が隣接して対向するように、前記複数のホルダー本体を敷設面に敷設して、前記複数のホルダー本体の前記側壁を相互に連結する第2の連結部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の育苗箱ホルダー。
  3. 前記閉塞部材、前記第1の連結部材および前記第2の連結部材が着脱自在に保持されて収納される収納保持手段をさらに含み、
    前記収納保持手段は、前記ホルダー本体の一方側で、且つ、前記支持部材と隔たれた位置の前記ホルダー本体の前記底壁上に配設されることを特徴とする、請求項2に記載の育苗箱ホルダー。
  4. 前記支持部材は、貯水槽となる前記ホルダー本体を複数の貯水部に区画する仕切りパネルを含み、
    前記仕切りパネルは、前記仕切りパネルの上部に配設されて前記複数の貯水部相互に通水可能な通水凹部、および/または、前記仕切りパネルの主面に貫通されて前記複数の貯水部相互に通水可能な通水孔部を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の育苗箱ホルダー。
  5. 前記支持部材は、
    前記ホルダー本体の前記底壁上に所定の間隔を隔てて立設され、その側面に開口部を有する複数の筒状支持体、および
    前記筒状支持体の中に収容される毛細管体を含み、
    前記開口部は、その一端が前記底壁の上面および/または前記底壁の上面近傍に到達するように、前記筒状支持体の軸方向に延び設けられることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の育苗箱ホルダー。
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