JP2010087811A - 音声出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音声出力装置においてボツ音を低減をシンプルな構成で実現する。
【解決手段】音声出力装置10は、ハイサイドトランジスタ22及びローサイドトランジスタ24からなる増幅回路20と並列に、ボツ音対策用のハイサイドトランジスタ62及びローサイドトランジスタ64からなるスイッチング制御回路60を設けた。そして、出力コンデンサ40の容量C20との時定数が、負荷であるスピーカSPの再生帯域低域限界周波数、あるいは可聴帯域の下限である概ね20Hz以下となるノイズ低減抵抗70を介して、増幅回路20の出力に接続している。そして、増幅回路20を動作状態にする前に徐々に入力電圧の平均値に出力コンデンサ40を充電する。これにより、ボツ音の発生が回避される。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声出力装置に係り、特にスイッチング手段を駆動して増幅する音声出力装置に関する。
近年、音声の増幅装置として、消費電力や発熱量が低い特性から、D級アンプが採用されるケースが増えている。図8は、そのようなD級アンプを備える音声出力装置210の構成例を示したブロック図である。
この音声出力装置210は、パルス変調ドライバ212と、増幅回路220と、LPF(Low-pass filter)230と、レベルシフト用の出力コンデンサ240とを備え、スピーカSPに接続されている。具体的には、パルス変調ドライバ212は、アナログ信号やPCM信号などの入力信号S_inをPWM(Pulse Width Modulation)やPDM(Pulse Density Modulation)といったパルス信号に変換して増幅回路220に出力する。また、パルス変調ドライバ212には、ミュート信号S_mが入力され、ミュート信号S_mがオンのときには入力信号S_inが出力されないようになっている。
増幅回路220は、パルス変調ドライバ212からのパルス信号をもとに、プッシュ駆動させるハイサイドトランジスタ222と、プル駆動させるローサイドトランジスタ224とを備え、電源電圧Vccのおよそ半分を基準電圧(Vcc/2)とし動作する。そして、ハイサイドトランジスタ222とローサイドトランジスタ224の接続点E0からの出力は、LPF230を介して出力コンデンサ240に一方の端子に接続され、出力コンデンサ240の他方の端子はスピーカSPに接続される。
電源オン時に出力コンデンサ240の充電に起因する電流がスピーカに流れる。この電流は電源電圧の起動特性や負荷回路によって異なるが、電流が多い場合、スピーカの破損を招く場合がある。また、電流が少ない場合でもボツ音(または「ポップ音」ともいう)が発生する。このボツ音は、ユーザにとって不快に感じるときがあったり、故障と誤認されることがあり、ボツ音対策のための技術がいろいろと提案されている。
例えば、電源オン時の無音状態でのボツ音を防止するために、固定抵抗とミュート回路を設けて、電源オン時においてミュート回路を駆動させ、出力コンデンサの充放電の電流の全部または一部を固定抵抗に分岐させて、出力コンデンサの電圧変化を穏やかにする技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、PWMアンプと基準電圧のバッファアンプと切り替えて、バッファアンプから安定した立ち上がり信号を出力して、ボツ音を防止する技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開20001−223536号公報 特開20003−110441号公報
図9は、図8に示した音声出力装置210の出力コンデンサ240の前段側及び後段側の各端子位置A0、B0における信号レベルを例示した図である。図示のように、ミュート終了時刻(動作開始時刻)T1において、ミュート信号S_mがオンからオフになるときに、出力コンデンサ240の前段側位置A0のレベルは、電源電圧Vccの半分のレベル(Vcc/2)を中心とした信号となる。一方で、出力コンデンサ240の後段側位置B0のレベルにオフセットが生じていた場合に、前段側位置A0のレベルのシフトに伴い、後段側位置B0のレベルが本来のレベル以上に高くシフトしてしまい、これに伴いスピーカSPからボツ音が出力されてしまう。このような課題を解決するために、回路構成がシンプルで追加回路が少なくなる技術が求められていた。
特許文献1に開示の技術では、追加回路は比較的少ないものの、入力信号にオフセットが加算されていた場合、動作開始時に出力基準電圧との差電圧によりボツ音が発生してしまった。また、特許文献2に開示の技術でも入力信号にオフセットが加算されていた場合、動作開始時に出力基準電圧との差電圧によりボツ音が発生した。さらに、ボツ音防止のための追加回路が多いという課題があった。
本発明は、以上のような状況に鑑みなされたものであって、その目的は、上述に示した課題を解決し、ボツ音の低減をシンプルな構成で実現する技術を提供することにある。
本発明に係る装置は、音声出力装置に関する。この装置は、入力信号をパルス変調する変調手段と、電源電圧に接続されてパルス変調された信号をもとにスイッチング動作により増幅処理を行う増幅回路と、前記変調手段と前記増幅回路の間に配され、前記パルス変調された信号をもとに前記増幅回路をスイッチング動作させる信号を前記増幅回路に出力するドライバと、前記増幅回路の出力をフィルタリングするローパスフィルタと出力用のコンデンサとを備えた音声出力装置であって、電源電圧に接続されて前記ドライバによりパルス変調された信号をスイッチング動作により増幅処理を行う増幅回路と、前記増幅回路の出力をフィルタリングするローパスフィルタと出力用のコンデンサとを備えた音声出力装置であって、前記電源電圧から前記増幅回路を経由し前記出力用のコンデンサの前段側までに形成される第1の経路に並列に形成され、かつ抵抗を備えた第2の経路と、前記第2の経路のオンオフを行うスイッチング手段と、前記出力用のコンデンサへの出力をオフ状態に制御するミュート信号がオンのときに、前記スイッチング手段を駆動するノイズ低減制御手段と、を備える。
また、前記抵抗と前記出力用のコンデンサによる時定数が、接続されるスピーカの再生帯域の低域限界周波数に設定されてもよい。
また、前記増幅回路は、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタとを備えプッシュ・プル駆動により増幅処理を行い、前記ノイズ低減制御手段は、前記入力信号に基づいてパルス変調を行い、前記第2の経路のオンオフを行う前記スイッチング手段は、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタとを備えプッシュ・プル駆動を行って、前記抵抗を介して前記電源電圧から前記出力用のコンデンサの前段側の端子を充電してもよい。
本発明に係る別の装置は、音声出力装置に関する。この装置は、入力信号をパルス変調する変調手段と、電源電圧に接続されてパルス変調された信号をもとにスイッチング動作により増幅処理を行う増幅回路と、前記変調手段と前記増幅回路の間に配され、前記パルス変調された信号をもとに前記増幅回路をスイッチング動作させる信号を前記増幅回路に出力するドライバと、前記増幅回路の出力をフィルタリングするローパスフィルタと出力用のコンデンサとを備えた音声出力装置であって、前記電源電圧から前記増幅回路を経由して前記出力用のコンデンサの前段側まで形成された第1の経路に並列に形成され、かつ抵抗を備えた第2の経路と、前記第2の経路のオンオフを行うスイッチング手段と、前記出力用のコンデンサへの出力をオフ状態に制御するミュート信号がオンのときに、前記入力信号が前記増幅回路における処理が反映された信号と、前記出力用のコンデンサの前段からの帰還信号との差が小さくなるように前記スイッチング手段を駆動する。
また、前記抵抗と前記出力用のコンデンサによる時定数が、接続されるスピーカの再生帯域の低域限界周波数に設定されてもよい。
本発明に係る別の装置は、音声出力装置に関する。この装置は、D級アンプと、前記D級アンプからの出力を負荷に出力する出力用のコンデンサとを備えた音声出力装置であって、ミュート期間に、前記D級アンプからの出力経路とは異なる経路で前記コンデンサの前段側の端子を充電する充電手段を備える。
また、前記充電手段は、抵抗を備えており、前記抵抗と前記出力用のコンデンサとの時定数が、前記負荷の駆動周波数の下限より小さく設定されてもよい。
本発明によれば、音声出力装置においてボツ音の低減をシンプルな構成で実現する技術を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
以下の実施形態では、音声出力装置の電源がオンとなり入力信号が入力されると、ミュート信号により所定の期間(T0〜T1)だけ出力されないミュート期間となる。そして、ミュート終了時刻(動作開始時刻)T1でミュート信号がオフになり、音声出力装置の出力動作が開始する。その出力動作開始時に生じるボツ音を防止又は低減する。第1の実施形態では、ミュート期間において、出力コンデンサの前段側の端子の電位を、抵抗を介してオン時の基準電圧である電源電圧の半分の電位(Vcc/2)になるように充電する。また、第2の実施形態では、その充電の期間(収束期間)を短縮するために、フィードバック回路を用いる。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る音声出力装置10の概略構成を示す機能ブロック図ででる。図示のように、音声出力装置10は、パルス変調ドライバ12と、増幅回路20と、LPF30と、出力コンデンサ40とを備える。ここで、パルス変調ドライバ12及び増幅回路20は、D級アンプとして機能する。出力コンデンサ40から出力される信号で、負荷であるスピーカSPが駆動される。ここまで構成は、図8の従来技術の音声出力装置210と同様である。そして、本実施形態に特徴的な構成として、音声出力装置10は、電源オン時のボツ音対策の為の機能として、ノイズ低減回路50を備えている。詳細は後述するが、電源電圧Vccから増幅回路20、LPF30まで(又は出力コンデンサ40の前段側の端子)に接続される第1の経路に対して並列に形成された第2の経路が形成される。そしてこの第2の経路には、ノイズ低減抵抗70とこの第2の経路をオンオフするスイッチング制御回路60とが備わりノイズ低減回路50を構成している。
パルス変調ドライバ12は、アナログ信号やPCM信号などの入力信号S_inをPDMやPWMといったパルス信号に変換し増幅回路20へ出力する。また、パルス変調ドライバ12には入力信号S_inの他に、ミュート信号S_mが入力され、このミュート信号S_mがオンの時には、増幅回路20へのパルス信号の出力が停止する。
増幅回路20は、パルス変調ドライバ12からのパルス信号をもとに、プッシュ駆動させるハイサイドトランジスタ22と、プル駆動させるローサイドトランジスタ24とを備えている。具体的には、ハイサイドトランジスタ22はnチャネルトランジスタであり、ドレイン端子Dが電源電圧Vccに接続され、ソース端子Sは、ローサイドトランジスタ24のドレイン端子Dに接続されて、ゲート端子Gにはパルス変調ドライバ12からオンオフする制御信号であるパルス信号が入力される。ローサイドトランジスタ24もnチャネルトランジスタであり、ソース端子Sが接地電位Gnに接続され、ゲート端子Gにはパルス変調ドライバ12からオンオフする制御信号であるパルス信号が入力される。そして、ハイサイドトランジスタ22のソース端子Sとローサイドトランジスタ24のドレイン端子Dとの接続部分からLPF30にパルス信号に対応した信号が出力される。なお、ハイサイドトランジスタ22およびローサイドトランジスタ24に共にpチャネルトランジスタを用いても、あるいは共にpチャネルトランジスタとnチャネルトランジスタを組み合わせて用いても、ドライバ回路の工夫により同様の動作が可能であることはいうまでもない。なお、後述する、スイッチング制御回路60のハイサイドトランジスタ62及びローサイドトランジスタ64についても同様である。
LPF30は、インダクタンス32とフィルタコンデンサ34とを備え、例えば20kHz以下の周波数帯域の信号を透過し、信号成分のみを抽出する。具体的には、フィルタコンデンサ34の一方の端子が増幅回路20の出力に接続され、他方の端子が出力コンデンサ40に出力される。そして、インダクタンス32の後段の端子(出力コンデンサ40側の端子)と接地電位の間にフィルタコンデンサ34が接続されている。
出力コンデンサ40の後段側の端子(B1)は、スピーカSPの一方の端子に接続されている。また、スピーカSPの他方の端子は、音声出力装置10の接地電位Gnに接続されている。
次に、本実施形態に特徴的な構成であるノイズ低減回路50について説明する。ノイズ低減回路50には、入力信号S_inが入力され、パルス変調ドライバ12と同様の構成及び動作を行うボツ音低減ドライバ52と、増幅回路20と同様にプッシュ・プル駆動回路であるスイッチング制御回路60と、スイッチング制御回路60の出力と増幅回路20の出力の間に接続されるノイズ低減抵抗70とを備えている。言い換えると、ボツ音低減ドライバ52が、ノイズ低減制御手段としてスイッチング制御回路60を駆動する。
具体的には、スイッチング制御回路60は、ハイサイドトランジスタ62とローサイドトランジスタ64と、を備えている。そして、ハイサイドトランジスタ62はnチャネルトランジスタであり、ドレイン端子Dが電源電圧Vccに接続され、ソース端子Sは、ローサイドトランジスタ64のドレイン端子Dに接続されて、ゲート端子Gにはボツ音低減ドライバ52からオンオフする制御信号であるパルス信号が入力される。ローサイドトランジスタ64もnチャネルトランジスタであり、ソース端子Sが接地電位Gnに接続され、ゲート端子Gにはボツ音低減ドライバ52からオンオフする制御信号であるパルス信号が入力される。そして、ハイサイドトランジスタ62のソース端子Sとローサイドトランジスタ64のドレイン端子Dとの接続部分からLPF30にパルス信号に対応した信号が出力される。
ノイズ低減抵抗70の一方の端子は、スイッチング制御回路60の出力、つまり、ハイサイドトランジスタ62とローサイドトランジスタ64の接続部分(ドレインD)からの出力に接続し、ノイズ低減抵抗70の他方の端子は、LPF30と増幅回路20の間の経路途中の位置D1に接続される。そして、ノイズ低減抵抗70と、出力コンデンサ40との時定数が所定の周波数より小さくないように設定される。より具体的には、その時定数が、スピーカSPの再生帯域の低域限界周波数になるように設定されている。または、入力信号S_inに設定されている周波数帯域の低域限界周波数に設定されてもよい。例えば、低域限界周波数として、人の一般的な可聴域の下限周波数である20Hzより小さい周波数となるように抵抗値が設定されればよい。また、楽器音としての低音は、大型パイプオルガンの最下限16Hzが知られており、その値以下に時定数が設定されてもよい。シミュレーションでは、出力コンデンサ40の容量C20が1000μFで、フィルタコンデンサ34の容量C10が2μFであるときに、ノイズ低減抵抗70抵抗値Rを3.6kΩとしたときに、時定数が20Hz以下となり、所望の特性の収束時間(10秒以内)が実現できた。
次に、図2を参照して音声出力装置10の動作について、特に電源オン時の動作に着目して説明する。図2は、音声出力装置10に入力される入力信号S_in、ミュート信号S_m、および、3つの計測位置(A1〜C1)における信号のレベルを示したチャート図である。3つの計測位置(A1〜C1)は、出力コンデンサ40の前段位置A1と、出力コンデンサ40の後段位置B1とスイッチング制御回路60とノイズ低減抵抗70の間の位置C1である。なお、スイッチング制御回路60とノイズ低減抵抗70の間の位置C1の波形(レベル)は、LPF30と通過していないので本来は階段状であるが、ここでは、理解を容易にするために、LPF30を通過した状態の波形を示している。
まず、開始時刻T0において、音声出力装置10の電源がオンされる。このとき入力信号S_inとオンレベルのミュート信号S_mが音声出力装置10のパルス変調ドライバ12に入力される。同時に、入力信号S_inは、ボツ音低減ドライバ52に入力される。
このとき、パルス変調ドライバ12は、オンレベル(ハイ)のミュート信号S_mに基づき、増幅回路20へのパルス信号の出力を停止している。ノイズ低減回路50が無い従来例の構成の場合、図9に示したように、出力コンデンサ40の前段位置A1では電位はゼロである。しかし、本実施形態では、スイッチング制御回路60のハイサイドトランジスタ62及びローサイドトランジスタ64が入力信号S_inに応じてスイッチング動作を行い、ノイズ低減抵抗70を介して電源電圧Vccから徐々に電源電圧Vccの半分の電位(Vcc/2)に出力コンデンサ40に充電していく。ここでは、ミュート終了時刻(動作開始時刻)T1で電源電圧Vccの半分の電位(Vcc/2)に漸近していくように動作している。なお、出力コンデンサ40の後段位置B1では、信号成分はLPF30でフィルタリングされ、直流成分が僅かに出力されるが、実質的に出力はゼロとなる。
そして、ミュート信号S_mがオフレベル(ロー)となるミュート終了時刻(動作開始時刻)T1になると、パルス変調ドライバ12はスイッチング制御回路60へ入力信号S_inに応じたパルス信号の出力を開始する。このとき、出力コンデンサ40の前段位置A1は、基準電位である電源電圧Vccの半分の電位(Vcc/2)に対してオフセット(電位差)がない。これによって、従来技術で示したようなボツ音の発生が防止される。なお、ミュート終了時刻(動作開始時刻)T1として、出力コンデンサ40の前段位置A1の電位が電源電圧Vccの半分の電位(Vcc/2)になるタイミングが設定されていたが、電源電圧Vccの半分の電位(Vcc/2)に達していないタイミングに設定された場合でも、出力コンデンサ40の両端の電位差が小さくなっているので、仮にボツ音が発生してもその音量は十分に小さいものにできる。
以上、本実施形態を簡単にまとめると以下の通りである。つまり、ハイサイドトランジスタ22及びローサイドトランジスタ24からなる増幅回路20と並列に、ボツ音対策用のハイサイドトランジスタ62及びローサイドトランジスタ64からなるスイッチング制御回路60が設けられた。そして、出力フィルタコンデンサ40の容量C20との時定数が、負荷であるスピーカSPの再生帯域低域限界周波数、あるいは可聴帯域の下限である概ね20Hz以下となるノイズ低減抵抗70を介して、増幅回路20の出力に接続した。そして、増幅回路20を動作状態にする前に徐々に入力電圧の平均値に出力コンデンサ40を充電しておくことにより、ボツ音の発生が回避される。増幅回路20は、動作状態となる前にはオフとなっており、出力端子には影響がない。また、負荷となるスピーカSPの再生帯域低域限界周波数以下の信号が、スピーカSPに印加されても再生音圧はごくわずかである。また、入力信号S_inがオーディオ信号である場合、20Hz以下の信号が記録されていることは稀であり、時定数を20Hz以下に設定すればDCレベルはほぼ期待値に漸近させることができる。また、ノイズ低減抵抗70の影響により出力電流が制限されるため、出力端に現れる信号電圧はスピーカSPとの分圧によりごくわずかとなる。ボツ音対策用のハイサイドトランジスタ62及びローサイドトランジスタ64では、出力電流が比較的大きな抵抗値に設定されるノイズ低減抵抗70により制限されるので、電流容量が小さな素子で実現でき、電流容量が小さいことから駆動回路もごく簡単なもので実現できる。また、回路構成が簡単なので容易にIC化できる。さらにまた、ハイサイドトランジスタ62及びローサイドトランジスタ64はノイズ低減抵抗70経由で出力コンデンサ40の端子に接続されており、ハイサイドトランジスタ22及びローサイドトランジスタ24の各オン抵抗と比較して大きい抵抗値をとるため、パルス変調ドライバ12の動作時(時刻T1以降の期間)に接続されていても、その影響は無視できる。特に、本実施形態に示すような構成の場合、出力する信号は同一なので影響が及ぼされることがない。当然に、破線αで示すように、ミュート信号S_mがボツ音低減ドライバ52に供給される構成にして、パルス変調ドライバ12が動作時にボツ音低減ドライバ52が停止されるように制御されてもよい。
<第2の実施形態>
図3は、本実施形態に係る音声出力装置110の概略構成を示す機能ブロック図である。この音声出力装置110は、第1の実施形態と類似の構成を有しており、同一の構成及び機能については、同一名称及び同一符号を付し、説明を適宜省略する。この音声出力装置110と、第1の実施形態の音声出力装置10と異なる構成は、ノイズ低減回路50の代わりに、フィードバック回路150を設けたことにある。
フィードバック回路150は、比較器152と、スイッチング制御回路60と、ノイズ低減抵抗70とを備えている。スイッチング制御回路60と、ノイズ低減抵抗70とは第1の実施形態と同様である。また、フィードバック回路150の時定数は、前述の出力回路の持つ時定数よりも長く、回路が安定動作するために十分な位相余裕を持っているものとする。
比較器152は、帰還信号S_bとして、増幅回路20の出力(位置D2)の信号(レベル)から基準電位であるVcc/2だけ下げた信号を取得する。そして、比較器152は、入力信号S_inとその帰還信号S_bとの差信号がゼロになるように、スイッチング制御回路60(ハイサイドトランジスタ62、ローサイドトランジスタ64)をフィードバック制御する。なお、帰還信号S_bを増幅回路20の出力(位置D2)の信号(レベル)として、入力信号S_inをVcc/2だけ上げた信号が使用されてもよい。また、より簡易的に、入力信号S_inとして基準電位(Vcc/2)が用いられてもよい。また、入力信号S_inに、増幅回路20における振幅増幅が反映されてもよい。つまり、増幅回路20における処理が、入力信号S_in又は帰還信号S_bに反映され、適正に比較できる信号レベルで比較処理がなされればよい。
図4は、音声出力装置110に入力される入力信号S_in、ミュート信号S_m、および、3つの計測位置における信号のレベルを示したチャート図である。3つの計測位置は、第1の実施形態と同様に、出力コンデンサ40の前段位置A2と、出力コンデンサ40の後段位置B2とスイッチング制御回路60とノイズ低減抵抗70の間の位置C2である。
電源オンの開始時刻T0で、音声出力装置10の電源がオンとなり入力信号S_inがパルス変調ドライバ12へ入力されると、同時に比較器152が入力信号S_inを取得する。このとき、ミュート信号S_mがオンとなっているミュート期間(T0〜T1)では、パルス変調ドライバ12からの出力は停止している。一方、フィードバック回路150では、帰還信号S_bがゼロであるので、ノイズ低減抵抗70の前段位置C2のレベルは、図示のように、速やかに立ち上がり、電源電圧Vccになる。そして、出力コンデンサ40の前段位置A2の電位が電源電圧Vccに近づくと、入力信号S_inと帰還信号S_bの差信号が小さくなり、ノイズ低減抵抗70の前段位置(第3の計測位置C2)のレベルが徐々に電源電圧の半分のレベルに(Vcc/2)に制御される。
そしてミュート終了時刻(動作開始時刻)T1の時には、第1の実施形態と同様に、出力コンデンサ40の前段位置A2及び後段位置B2では、同じレベルとなっており、ボツ音の発生が防止される。
シミュレーションでは、第1の実施形態と同様に、出力コンデンサ40の容量C20が1000μFで、フィルタコンデンサ34の容量C10が2μFで、ノイズ低減抵抗70抵抗値Rを3.6kΩとしたときに、収束時間が第1の実施形態の概ね半分に短縮することができた。
以上、本実施形態を簡単にまとめると以下の通りである。つまり、ボツ音対策用のハイサイドトランジスタ62及びローサイドトランジスタ64への入力信号の平均値と出力端子の電位との電位差を小さくするような信号を発生することにより、第1の実施形態の音声出力装置10と比べ、出力コンデンサ40の充電時間を短くすることができる。入力信号S_inの平均値と出力コンデンサ40の端子(A2,B2)の電位差を増幅し、その差を小さくするフィードバック回路150を形成することによって速やかに出力コンデンサ40の充電を行う。なお、形成されるフィードバック回路150は高いS/Nなどアナログ的な高い性能を要求されないので、簡易的なスイッチ回路でも十分要件を満たす。なお、フィードバック回路150の出力電位の平均値は入力信号の平均値と出力コンデンサ40の電位差を増幅している。そこで、電位差が小さくなると出力電位の平均値は入力信号の平均値に収束する。この電位の収束を検知してミュートを解除することも可能である。
なお、図5の破線αの接続により、増幅回路20のハイサイドトランジスタ22及びローサイドトランジスタ24の動作中にフィードバック回路150の動作を停止させることで、不要な電力消費を減らすことができる。また、フィードバック回路150の時定数が大きくなるように設定されているので、帰還信号S_bの経路は、破線βで示すようにインダクタンス32の後段からの経路であっても時定数の差は無視でき、いずれの経路であってもよい。
また、ボツ音対策用のハイサイドトランジスタ62及びローサイドトランジスタ64はノイズ低減抵抗70経由で出力コンデンサ40の端子に接続されており、ハイサイドトランジスタ22及びローサイドトランジスタ24のオン抵抗と比較して大きい抵抗値であるので、動作時に接続されていても影響は無視できる。
また、電源オン時に出力コンデンサ40へ充電することに着目した場合には、図5の変形例の音声出力装置110aに示すように、フィードバック回路150aにおけるスイッチング素子をハイサイドトランジスタ62のみとしてもよい。
また、電源オフ時もボツ音対策用のローサイドトランジスタ64を導通させることにより出力コンデンサ40に残った電荷をノイズ低減抵抗70経由で穏やかに接地電位Gnに放電することができる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素及びその組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。その様な変形例を以下に簡単に説明する。
図6は、変形例に係る音声出力装置10aの概略構成を示す機能ブロック図であり、第1の実施形態の音声出力装置10を変形した構成となっている。異なる構成は、第1の実施形態の音声出力装置10は、ボツ音低減ドライバ52に対してパルス変調ドライバ12の前段で分離した入力信号S_inがボツ音低減ドライバ52に入力された。しかし、本変形例の音声出力装置10aは、パルス変調ドライバ12の代わりに、パルス変調部12aと第1のドライバ12bを備えパルス変調機能とドライバ機能とを分離させ、また、ボツ音低減ドライバ52の代わりにパルス変調機能が省かれた第2のドライバ52aを備える。
そして、パルス変調部12aは、入力信号S_inを取り込み、変調処理を施し第1のドライバ12bに出力する。そして、ドライバ12bが増幅回路20のハイサイドトランジスタ22とローサイドトランジスタ24を駆動するための信号を生成し、ハイサイドトランジスタ22とローサイドトランジスタ24に出力する。また、パルス変調部12aで変調された信号は、第2のドライバ52aにも取り込まれる。そして、第2のドライバ52aは、スイッチング制御回路60のハイサイドトランジスタ62とローサイドトランジスタ64とを駆動する信号を出力する。
図7は、別の変形例に係る音声出力装置10cの概略構成を示す機能ブロック図であり、図6の音声出力装置10aをさらに変形した構成となっている。異なる構成は、第2の第ラバ52aの前段に第1のパルス変調部12aと同じ機能を有する第2のパルス変調部52cを備えたことにある。なお、図6の音声出力装置10aのパルス変調部12aを図7では「第1のパルス変調部12a」と称する。入力信号S_inは、第1のパルス変調部12aと第2のパルス変調部52cに入力される。
また、ミュート信号S_mは、第1のパルス変調部12aと第1のドライバ12bに入力される。また、破線αで示す経路でミュート信号S_mを第2のドライバ12cに出力することで、ミュート期間解除後において、第2のドライバ12cが停止されても良い。
以上、図6や図7に示した変形例の音声出力装置10a、10cによれば、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
第1の実施形態に係る、音声出力装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る、音声出力装置に入力される入力信号、ミュート信号、および、3つの計測位置における信号のレベルを示したチャート図である。 第2の実施形態に係る、音声出力装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態に係る、音声出力装置に入力される入力信号、ミュート信号、および、3つの計測位置における信号のレベルを示したチャート図である。 第2の実施形態の変形例に係る、音声出力装置の機能ブロック図である。 実施形態の変形例に係る、音声出力装置の機能ブロック図である。 実施形態の変形例に係る、音声出力装置の機能ブロック図である。 従来技術に係る、音声出力装置の機能ブロック図である。 従来技術に係る、音声出力装置に入力される入力信号、ミュート信号、および、第1から第3の計測位置における信号のレベルを示したチャート図である。
符号の説明
10、10a、10c、110、110a 音声出力装置
12 パルス変調ドライバ
12a パルス変調部
12b ドライバ
20 増幅回路
22 ハイサイドトランジスタ
24 ローサイドトランジスタ
30 LPF
32 インダクタンス
34 フィルタコンデンサ
40 出力コンデンサ
50 ノイズ低減回路
52 ボツ音低減ドライバ
52a ドライバ
52c パルス変調部
60 スイッチング制御回路
62 ハイサイドトランジスタ
64 ローサイドトランジスタ
70 ノイズ低減抵抗
150、150a フィードバック回路
152 比較器

Claims (7)

  1. 入力信号をパルス変調する変調手段と、電源電圧に接続されてパルス変調された信号をもとにスイッチング動作により増幅処理を行う増幅回路と、前記変調手段と前記増幅回路の間に配され、前記パルス変調された信号をもとに前記増幅回路をスイッチング動作させる信号を前記増幅回路に出力するドライバと、前記増幅回路の出力をフィルタリングするローパスフィルタと出力用のコンデンサとを備えた音声出力装置であって、
    前記電源電圧から前記増幅回路を経由し前記出力用のコンデンサの前段側までに形成される第1の経路に並列に形成され、かつ抵抗を備えた第2の経路と、
    前記第2の経路のオンオフを行うスイッチング手段と、
    前記出力用のコンデンサへの出力をオフ状態に制御するミュート信号がオンのときに、前記スイッチング手段を駆動するノイズ低減制御手段と、
    を備えることを特徴とする音声出力装置。
  2. 前記抵抗と前記出力用のコンデンサによる時定数が、接続されるスピーカの再生帯域の低域限界周波数に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
  3. 前記増幅回路は、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタとを備えプッシュ・プル駆動により増幅処理を行い、
    前記ノイズ低減制御手段は、前記入力信号に基づいてパルス変調を行い、
    前記第2の経路のオンオフを行う前記スイッチング手段は、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタとを備えプッシュ・プル駆動を行って、前記抵抗を介して前記電源電圧から前記出力用のコンデンサの前段側の端子を充電することを特徴とする請求項1または2に記載の音声出力装置。
  4. 入力信号をパルス変調する変調手段と、電源電圧に接続されてパルス変調された信号をもとにスイッチング動作により増幅処理を行う増幅回路と、前記変調手段と前記増幅回路の間に配され、前記パルス変調された信号をもとに前記増幅回路をスイッチング動作させる信号を前記増幅回路に出力するドライバと、前記増幅回路の出力をフィルタリングするローパスフィルタと出力用のコンデンサとを備えた音声出力装置であって、
    前記電源電圧から前記増幅回路を経由して前記出力用のコンデンサの前段側まで形成された第1の経路に並列に形成され、かつ抵抗を備えた第2の経路と、
    前記第2の経路のオンオフを行うスイッチング手段と、
    前記出力用のコンデンサへの出力をオフ状態に制御するミュート信号がオンのときに、前記入力信号が前記増幅回路における処理が反映された信号と、前記出力用のコンデンサの前段からの帰還信号との差が小さくなるように前記スイッチング手段を駆動するフィードバック回路と
    を備えることを特徴とする音声出力装置。
  5. 前記抵抗と前記出力用のコンデンサによる時定数が、接続されるスピーカの再生帯域の低域限界周波数に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の音声出力装置。
  6. D級アンプと、前記D級アンプからの出力を負荷に出力する出力用のコンデンサとを備えた音声出力装置であって、
    ミュート期間に、前記D級アンプからの出力経路とは異なる経路で前記コンデンサの前段側の端子を充電する充電手段を備えることを特徴とする音声出力装置。
  7. 前記充電手段は、抵抗を備えており、
    前記抵抗と前記出力用のコンデンサとの時定数が、前記負荷の駆動周波数の下限より小さく設定されることを特徴とする請求項6に記載の音声出力装置。
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