JP2010087580A - 光通信システム - Google Patents

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摂 森脇
Kazuto Noguchi
一人 野口
Arata Kamei
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Abstract

【課題】送信する波長可変光源の波長によって信号が受信される通信ノードを決定する光通信システムにおいて、システムの規模によって、波長合波器あるいは波長分波器に要求される透過特性の平坦性や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることの無い光通信システムを提供すること。
【解決手段】波長λ1からλA×Bが所定の間隔Δλで定義されているときに、A×Δλの基本周期を有するN×N光波長合分波器(NはA以下の整数)と、B×Δλの基本周期を有するM×1波長合波器(MはB以下の整数)を使用し、特にAとBが互いに素(最大公約数が1)である。波長可変光源を内蔵した送信器の出力を入力とする波長合波器の出力が、N×N光波長合分波器に入力されている。N×N光波長合分波器の出力が波長分波器に入力され、波長分波器の出力が受光素子で受光される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信システムに関し、より詳細には、光波長多重された複数の信号を用い、信号の波長に応じて当該信号の経路が定まる光通信システムに関する。
複数の光信号を異なる波長の光に乗せ、1本の光ファイバで伝送する波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)伝送システムは、伝送路の容量を大幅に増大させることが可能であり、既に基幹系システムを中心に導入が進んでいる。
さらに近年、光信号の波長を伝送路容量の増大に利用するだけでなく、ネットワークの経路設定に用いる手法の検討も進んでおり、その一例として通信ノードに複数の波長可変光源を備え、アレイ導波路回折格子を利用することで、送信する波長可変光源の波長によって信号が受信される通信ノードを決定する光通信システムがある。
図7に、波長可変光源とアレイ導波路回折格子を利用した光通信システムの構成を示す。中心にN入力N出力(以下、N×Nと表記する)光波長合分波器701が設置され、複数の通信ノード702との間が、送受2心の光ファイバ703で接続される。通信ノード702の内部には、光信号の送信に関わる装置として、波長可変光源を内蔵した送信器704−1〜704−4と、その送信器704−1〜704−4の出力を入力とする波長合波器705を備える。この波長合波器705の出力は送受2心の光ファイバ703のうちの1本を介して、N×N波長合分波器701の入力ポートに接続される。同じく、通信ノード702の内部には、光信号の受信に関わる装置として、入力されたWDM信号を波長に応じて定まるポートから出力する波長分波器706と、この波長分波器706の出力を入力とする受光素子707−1〜707−4を備える。波長分波器706の入力は光ファイバ703のうちの残りの1本を介して、N×N光波長合分波器701の出力ポートに接続される。
N×N光波長合分波器701として、アレイ導波路回折格子を使用することが出来る。アレイ導波路回折格子は別に設計によって定まる基本周期(FSR:Free Spectral Range)を有しており、これをλFSRとする。この時に得られる入出力ポート間の特性は、「入力ポートXから入力され、出力ポートYから出力される信号の波長は、その波長がλ(X+Y-1)+Z・λFSRである。(X、Yは1以上N以下の整数。Zは負の数を含む任意の整数。λは等波長間隔あるいは等周波数間隔など所定の間隔で定義された波長。)」と定義できる。以降では、特にλを等波長間隔Δλで定義し、λFSR=N・Δλである場合を例に考える。すなわち、「入力ポートXから入力され、出力ポートYから出力される信号の波長は、その波長がλ(X+Y-1+N・Z)である。」と表せる場合である。
通信ノード702において、送信器704−1はλ1からλNまでのN波長の信号を出力可能な波長可変光源を内蔵し、送信器704−2はλN+1からλ2NまでのN波長の信号を出力可能な波長可変光源を内蔵し、送信器704−3はλ2N+1からλ3NまでのN波長の信号を出力可能な波長可変光源を内蔵し、送信器704−4はλ3N+1からλ4NまでのN波長の信号を出力可能な波長可変光源を内蔵するものとする。これらの送信器704−1〜704−4の出力を入力とする波長合波器705は、第1入力ポートから入力されたλ1からλNまでの波長の信号と、第2入力ポートから入力されたλN+1からλ2Nまでの波長の信号と、第3入力ポートから入力されたλ2N+1からλ3Nまでの波長の信号と、第4入力ポートから入力されたλ3N+1からλ4Nまでの波長の信号とを合波する機能を有するものとする。波長分波器706は、入力されたWDM信号の内、λ1からλNまでの波長の信号を第1出力ポートから出力し、λN+1からλ2Nまでの波長の信号を第2出力ポートから出力し、λ2N+1からλ3Nまでの波長の信号を第3出力ポートから出力し、λ3N+1からλ4Nまでの波長の信号を第4出力ポートから出力する機能を有するものとする。
このとき、いずれかの通信ノード702において、送信器704−1が送信する信号の波長をλ1からλNまでのN波長の信号から1つに定めると、その信号は通信ノード702が接続されているN×N光波長合分波器701の入力ポートに入力され、その入出力特性に従って定まる出力ポートに出力され、各出力ポートに接続されている通信ノード702において、波長分波器706の第1出力ポートから出力され、受光素子707−1で受光される。同様に、送信器704−2が送信する信号の波長をλN+1からλ2NまでのN波長の信号から1つに定めると、その信号は信号波長によって定まる通信ノード702において、波長分波器706の第2出力ポートから出力され、受光素子707−2で受光される。送信器704−3が送信する信号の波長をλ2N+1からλ3NまでのN波長の信号から1つに定めると、その信号は信号波長によって定まる通信ノード702において、波長分波器706の第3出力ポートから出力され、受光素子707−3で受光される。送信器704−4が送信する信号の波長をλ3N+1からλ4NまでのN波長の信号から1つに定めると、その信号は信号波長によって定まる通信ノード702において、波長分波器706の第4出力ポートから出力され、受光素子707−4で受光される。
従って、各通信ノード702が有する複数の送信器704−1〜704−4は、全ての送信器704−1〜704−4で出力する信号の波長を選択することによって信号が受信されるノードを決定でき、あたかもN×N光波長合分波器701において、信号毎に経路を決定するスイッチ機能が備えられている場合と同様の通信機能を実現できる。
特許3020378号公報
しかしながら、本従来技術を用いて実現される光通信システムでは、通信ノードが備える波長合波器および波長分波器は、連続するN波長の信号を合波あるいは分波するために広帯域で平坦な透過特性を有する上、隣接する0番目あるいはN+1番目の波長の信号は別のポートで使用することから、透過特性は0番目と1番目の波長の間、N番目とN+1番目の波長の間で急峻に変化させる必要があった。しかしながら、Nが大きい値になると、平坦な特性と急峻な変化とを両立することが困難になるため、使用しない波長を設けることで、要求される変化の急峻性を緩和する必要があった。このため、光通信システムの拡張性を大きく損なわれるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、通信ノードに複数の波長可変光源を備え、アレイ導波路回折格子を利用することで、送信する波長可変光源の波長によって信号が受信される通信ノードを決定する光通信システムにおいて、システムの規模によって、波長合波器あるいは波長分波器に要求される透過特性の平坦性や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることの無い光通信システムを提供することにある。
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の波長可変光源を内蔵する複数の通信ノードと、多入力多出力の光波長合分波器を備えた光通信システムであって、AとBを整数とするとき、少なくとも、所定の間隔Δλで定義されている波長λ1からλA×Bを使用し、基本周期がA×Δλである前記光波長合分波器は、任意の1つの入力ポートに信号が入力されると、任意の隣接する2つの出力ポートからそれぞれ出力される信号の波長はΔλ又はΔλに加えてA×Δλの整数倍異なり、任意の隣接する2つの入力ポートにそれぞれ信号が入力されると、任意の1つの出力ポートから出力される2つの信号の波長はΔλ又はΔλに加えてA×Δλの整数倍異なる透過特性を有し、前記各通信ノードは、複数の波長可変光源を内蔵した送信器と、前記送信器の出力が入力される基本周期がB×Δλである波長合波器であって、任意の隣接する2つの入力ポートにそれぞれ信号が入力されると、1つの出力ポートから出力される2つの信号の波長はΔλ又はΔλに加えてB×Δλの整数倍異なる透過特性を有する波長合波器と、1つの入力ポートに信号が入力されると、任意の隣接する2つの出力ポートからそれぞれ出力される信号の波長はΔλ異なる透過特性を有する波長分波器とを有し、前記波長合波器の出力は、導波路を介して前記光波長合分波器に入力され、前記波長合分波器の出力は、導波路を介して前記波長分波器に入力されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光通信システムにおいて、前記整数AとBは、最大公約数が1で互いに素であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の光通信システムにおいて、前記波長分波器が、基本周期がB×Δλであって、任意の隣接する2つの入力ポートにそれぞれ信号が入力されると、1つの出力ポートから出力される2つの信号の波長はΔλ又はΔλに加えてB×Δλの整数倍異なる透過特性を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の光通信システムにおいて、前記送信器内の1つ又は複数を、1つ又は複数の波長多重信号を送出可能な送信器に代えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の光通信システムにおいて、前記受光素子の1つ又は複数を、1つ又は複数の波長多重信号を受信可能な受光器に代えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の光通信システムにおいて、前記光波長合分波器、前記波長合波器及び前記波長分波器のいずれか、又は全てがアレイ導波路回折格子であることを特徴とする。
本発明によれば、通信ノードに複数の波長可変光源を備え、アレイ導波路回折格子を利用することで、送信する波長可変光源の波長によって信号が受信される通信ノードを決定する光通信システムにおいて、システムの規模によって、波長合波器あるいは波長分波器に要求される透過特性の平坦性や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることの無い光通信システムが可能になる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に、本発明の実施形態1に係る光通信システムの構成を示し、図2、3に、その入出力ポート間の透過特性を示す。実施形態1は、波長λ1からλA×Bが所定の間隔Δλで定義されているときに、A×Δλの基本周期を有するN×N光波長合分波器(NはA以下の整数)と、B×Δλの基本周期を有するM×1波長合波器(MはB以下の整数)を使用し、特にAとBが互いに素(最大公約数が1)である場合の光通信システムであるが、図1に示す本実施形態は、A=5、B=8、N=5、M=8の場合を例にとって示す。即ち、波長λ1からλ40が所定の間隔Δλで定義されるものとする。
以下に、実施形態1の原理を示す。
図1に示す光通信システムは、5×5光波長合分波器101、通信ノード102、送受2心の光ファイバ103、波長可変光源を内蔵した送信器104−1〜104−8、8×1波長合波器105、1×40波長分波器106、受光素子107−1〜107−40とを含む。尚、送信器104の数は、Mに相当し、波長分波器106の出力ポート数40と受光素子107の数40は、A×B、即ち定義した波長数に相当する。
中心に5×5光波長合分波器101が設置され、複数(最大数N=5)の通信ノード102との間が、それぞれ送受2心の光ファイバ103で接続される。通信ノード102の内部には、光信号の送信に関わる装置として、波長可変光源を内蔵した送信器104−1〜104−8と、この送信器104−1〜104−8の出力を入力とする波長合波器105を備える。この波長合波器105の出力は送受2心の光ファイバ103の内の1本を介して、5×5光波長合分波器101の入力ポートに接続される。同じく、通信ノード102の内部には、光信号の受信に関わる装置として、入力されたWDM信号を波長に応じて定まるポートから出力する波長分波器106と、この波長分波器106の出力を入力とする受光素子107−1〜107−40を備える。波長分波器106の入力は送受2心の光ファイバ103の内の残りの1本を介して、5×5光波長合分波器101の出力ポートに接続される。
5×5光波長合分波器101として、具体的にはアレイ導波路回折格子を使用する。アレイ導波路回折格子を使用する場合には、占有容積を削除できる点と、多チャンネル化が容易である点で優れる。アレイ導波路回折格子は設計によって定まる基本周期(FSR:Free Spectral Range)を有している。本実施形態においては、基本周期が5×Δλである5×5光波長合分波器101を使用するものとする。図2に、5×5光波長合分波器101において、入出力ポート間を透過する信号の波長を示す。一般には「入力ポートXから入力され、出力ポートYから出力される信号の波長は、λ(X+Y-1)と、λ(X+Y-1)と基本周期である5×Δλ単位で異なる波長(X、Yは1以上5以下の整数)である」と定義できる。
通信ノード102において、8×1波長合波器105として、具体的には基本周期が8×Δλであるアレイ導波路回折格子を使用する。アレイ導波路回折格子は、占有容積が小さく、多チャンネル化が容易である点で優れる。
図3に、当該8×1波長合波器105において、入出力ポート間を透過する信号の波長を示す。一般には、「入力ポートWから入力され、出力ポートから出力される信号の波長は、λWと、λWと基本周期である8×Δλ単位で異なる波長(Wは1以上8以下の整数)である」と定義できる。
8×1波長合波器105の入力ポート1に接続された波長可変光源を内蔵した送信器104−1は、定義されたλ1からλ40までの内、出力信号の波長をλ1、λ9、λ17、λ25、λ33のいずれかに設定したときに、信号が8×1波長合波器105で波長多重化され、送受2心の光ファイバ103の一方を経由して、5×5光波長合分波器101の入力ポートに入力される。
λ1、λ9、λ17、λ25、λ33の5波長の信号は、5×5光波長合分波器101に入力すると、全て異なる出力ポートから出力される。例えば、8×1波長合波器105の出力ポートが5×5光波長合分波器101の入力ポート1に接続されている場合、λ1は出力ポート1から、λ9は出力ポート4から、λ17は出力ポート2から、λ25は出力ポート5から、λ33は出力ポート3からというように、全て異なる出力ポートから出力される。8×1波長合波器105の出力ポートが5×5光波長合分波器101の他の入力ポート2、3、4、5に接続された場合も、同様に全て異なる出力ポートから出力される。
8×1波長合波器105の入力ポート2から8に接続された波長可変光源を内蔵した送信器104−2から104−8においても、出力信号の波長をそれぞれに適当な5波長のいずれかに設定したときに、信号が8×1波長合波器105で波長多重化され、5×5光波長合分波器101の入力ポートに入力される。これら各送信器から出力される5波長の信号は、5×5光波長合分波器101に入力すると、全て異なる出力ポートから出力される。
以上により、各通信ノードが有する波長可変光源を内蔵する送信器は、全ての送信器において出力する信号の波長を選択することにより、5×5光波長合分波器101の出力ポートが決定できる、即ち信号が受信される通信ノードを決定できる。
5×5光波長合分波器101の各出力ポートから出力された信号は、光ファイバ103を経由して、通信ノード102内の1×40波長分波器106にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力され、受光素子107−1〜107−40のいずれかで受光される。このような受信側の構成を採用すると、どのような波長に送信信号が設定されていても、波長可変光源を内蔵する送信器2つ以上から単一の受光素子に信号が届くことは無い。従って、各送信器間で受光素子の競合が発生しないように、送信信号の波長を制御・制限する必要がないという特徴を有する。尚、受光素子107−1〜107−40は、必要に応じて数を削減しても構わない。
以上説明した通り、波長可変光源から送出する波長を制御することによって、信号が受信される通信ノードが決定される、あたかも光波長合分波器において信号毎に経路を決定するスイッチ機能が備えられている光信号システムを提供することができる。
特に、本実施形態で説明した構成では、アレイ導波路回折格子の合分波特性を使用しているため、システムの規模によって、波長合波器あるいは波長分波器に要求される透過特性の平坦性や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることはない。
この機能は、一般に、互いに素(最大公約数が1)なA、B2整数に対して、A×Δλの基本周期を有するA×A光波長合分波器とB×Δλの基本周期を有するB×1波長合波器を使用する場合には、A×B種類の波長を使用することで、必ず成立するものである。
例えば、本実施形態では、A=5、B=8、N=5、M=8で、波長λ1からλ40を使用する場合を例に示したが、他にも、A=6、B=7、N=6、M=7で、波長λ1からλ42を使用する構成であっても、同様の機能を実現できる。
(実施形態2)
図4に、本発明の実施形態2に係る光通信システムの構成を示す。実施形態2は、実施形態1から、通信ノード内の1×40波長分波器106を、8×1波長合波器105の入出力ポートを逆にした構成である、基本周期が8×Δλである1×8波長合波器406に変更し、受光素子の数を波長分波器406の出力ポート数の変更に対応して107−1〜107−8の8個に削減した構成である。
以下に実施形態2の原理を説明する。
各通信ノードが有する波長可変光源を内蔵する送信器104−1〜104−8、基本周期が8×Δλである1×8波長合波器105、基本周期が5×Δλである5×5光波長合分波器101の機能によって、全ての送信器において出力する信号の波長を選択することにより、5×5光波長合分波器101の出力ポートが決定できる、即ち信号が受信される通信ノードを決定できる点は、実施形態1と同様である。
5×5光波長合分波器101の各出力ポートから出力された信号は、光ファイバ103を経由して、通信ノード102内の基本周期が8×Δλである1×8波長分波器406にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力され、受光素子107−1〜107−8のいずれかで受光される。1×8波長分波器406において、入出力ポート間を透過する信号の波長は、図3の8×1波長合波器105の特性の入出力ポートを反転させたものに従う。
このような受信側の構成を採用すると、波長可変光源を内蔵する送信器2つ以上から単一の受光素子に信号がそれぞれ届く可能性が生じる。例えば、5×5光波長合分波器101の第1出力ポートに接続された1×8波長分波器406には、λ1、λ9、λ17、λ25、λ33の5波長の信号が届く可能性がある。
このうちλ1の信号は5×5光波長合分波器の第1入力ポートから入力された通信ノードから入力された信号、即ちその通信ノードの8×1波長合波器105の第1入力ポートに接続された送信器104−1から送出された信号波長λ1の信号である。λ9の信号は5×5光波長合分波器の第4入力ポートから入力された通信ノードから入力された信号、即ちその通信ノードの8×1波長合波器105の第1入力ポートに接続された送信器104−1から送出された、信号波長λ9の信号である。λ17の信号は5×5光波長合分波器の第2入力ポートから入力された通信ノードから入力された信号、即ちその通信ノードの8×1波長合波器105の第1入力ポートに接続された送信器104−1から送出された、信号波長λ17の信号である。λ25の信号は5×5光波長合分波器の第5入力ポートから入力された通信ノードから入力された信号、即ちその通信ノードの8×1波長合波器105の第1入力ポートに接続された送信器104−1から送出された、信号波長λ25の信号である。λ33の信号は5×5光波長合分波器の第3入力ポートから入力された通信ノードから入力された信号、即ちその通信ノードの8×1波長合波器105の第1入力ポートに接続された送信器104−1から送出された、信号波長λ33の信号である。従って、これら送信器間で同一の受光素子に同時に信号を送信しないように、送信信号の波長の制御・制限を行う必要がある。
一般的には、全ての通信ノード内の8×1波長合波器105の同一番号の入力ポートに接続された送信器が送出する信号が、5×5波長合分波器101の同一の出力ポートに出力される場合、それらの信号は同一の受光素子で受光される。従って、全ての通信ノード内の8×1波長合波器105の同一番号の入力ポートに接続された送信器は、同時に同一通信ノードに信号を送ることがないように、送信信号の波長を制御すればよい。
以上説明した通り、本実施形態においても、波長可変光源から送出する波長を制御することによって、信号が受信される通信ノードが決定される、あたかも光合分波器において信号毎に経路を決定するスイッチ機能が備えられている光通信システムを提供することができる。
特に、実施形態2の構成では、アレイ導波路回折格子の合分波特性を使用しているため、システムの規模によって、波長合波器あるいは波長分波器に要求される透過特性の平坦化や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることはない。
この機能は、一般に、互いに素(最大公約数が1)なA、B2整数に対して、A×Δλの基本周期を有するA×A光波長合分波器とB×Δλの基本周期を有するB×1波長合波器を使用する場合には、A×B種類の波長を利用することで、必ず成立するものである。例えば、実施形態2では、A=5、B=8、N=5、M=8で、波長λ1からλ40を使用する場合を例に示したが、他にも、A=6、B=7、N=6、M=7で、波長λ1からλ42を使用する構成であっても同様の機能を実現できる。
(実施形態3)
実施形態3は、実施形態1、2から、光波長合分波器の基本周期は変更せずに、ポート数を減らした構成である。即ち、実施形態3は、波長λ1からλA×Bが所定の間隔Δλで定義されているとき、A×Δλの基本周期を有するN×N光波長合分波器(NはA以下の整数)と、B×Δλの基本周期を有するM×1波長合波器(MはB以下の整数)を使用し、特にAとBが互いに素(最大公約数が1)である場合の光通信システムである。ここでは、A=5、B=8、N=4、M=8の場合を例にとって示す。
一般に、光波長合分波器として使用されるアレイ導波路回折格子では、基本周期内の波長を全て使用する(A=Nの場合に相当)場合、アレイ導波路回折格子が本質的に有する回折効率の低下によって、回路の端の入出力ポートを使用する経路では、損失が増大するなどの特性低下が生じる。本実施形態で示すように、光波長合分波器の入出力ポート数を減らすことにより、回路の両端の部分を使用しない構成にできるため、特性低下を解消できる。
図5に、入出力ポート数を4に減少させた4×4光波長合分波器において、入出力ポート間を透過する信号の波長を示す。一般化した表現は、実施形態1あるいは2における5×5光波長合分波器101の場合と変わらず、「入力ポートXから入力され、出力ポートYから出力される信号の波長は、λ(X+Y-1)と、λ(X+Y-1)と基本周期である5×Δλ単位で異なる波長(X、Yは1以上5以下の整数)である」と定義できる。
従って、実施形態3における構成は、実施形態1、2で通信ノード102の数が5であったところが、4に変わる以外は同一であり、各通信ノード102が有する波長可変光源を内蔵する送信器104−1〜104−8、基本周期が8×Δλである8×1波長合波器105、基本周期が5×Δλである4×4光波長合分波器の機能によって、全ての送信器104−1〜104−8において出力する信号の波長を選択することにより、4×4光波長合分波器の出力ポートが決定できる、すなわち信号が受信される通信ノード102を決定できる点は、実施形態1、2と同様である。
通信ノード102における、受信側の構成は、実施形態1と同様に、入力された信号を1×40波長分波器106にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力し、受光素子107−1〜107−40のいずれかで受光する構成としても良い。この場合、どのような波長に送信信号が設定されていても、波長可変光源を内蔵する送信器2つ以上から単一の受光素子に信号が届くことは無いため、各送信器間で受光素子の競合が発生しないように、送信信号の波長を制御・制限する必要がない。
また、受信器側の構成を、実施形態2と同様に、入力された信号を基本周期が8×Δλである1×8波長分波器406にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力し、受光素子107−1〜107−8の何れかで受光する構成としても良い。この場合、全ての通信ノード内の8×1波長合波器105の同一番号の入力ポートに接続された送信器が送出した信号が、4×4光波長合分波器の同一の出力ポートに出力される場合、それらの信号は同一の受光素子で受光される。従って、全ての通信ノードの8×1波長合波器105の同一番号の入力ポートに接続された送信器は、同時に同一通信ノードに信号を送ることがないように、送信信号の波長を制御すればよい。
以上説明した通り、本実施形態3においても、波長可変光源から送出する波長を制御することによって、信号が受信される通信ノードが決定される、あたかも光波長合分波器において信号毎に経路を決定するスイッチ機能が備えられている光通信システムを提供することができる。
特に、本実施形態3で説明した構成では、アレイ導波路回折格子の合分波特性を使用しているため、システムの規模によって波長合波器あるいは波長分波器に要求される透過特性の平坦性や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることはない。
この機能は、一般に、互いに素(最大公約数が1)であるA、B2整数に対して、A×Δλの基本周期を有するA×A光波長合分波器とB×Δλの基本周期を有するB×1波長合波器を使用する場合、A×B種類の波長を使用することで、必ず成立するものである。
例えば、本実施形態3では、A=5、B=8、N=5、M=8で、波長λ1からλ40を使用する場合を例に示したが、他にも、A=6、B=7、N=5、M=7で、波長λ1からλ42を使用する構成であっても同様の機能を実現できる。
(実施形態4)
本発明は、実施形態1又は2から、波長合波器の基本周期は変更せずに、ポート数を減らす構成である。すなわち、本発明は、波長λ1からλA×Bが所定の間隔Δλで定義されているとき、A×Δλの基本周期を有するN×N光波長合分波器(NはA以下の整数)と、B×Δλの基本周期を有するM×1波長合波器(MはB以下の整数)を使用し、特にAとBが互いに素(最大公約数が1)である場合の光通信システムであるが、ここではA=5、B=8、N=5、M=7の場合を例にとって示す。
波長合波器として使用されるアレイ導波路回折格子においても、基本周期内の波長を全て使用する(B=Mの場合に相当する)場合、アレイ導波路回折格子が本質的に有する回折効率の低下によって、回路の端の入出力ポートを使用する経路では、損失が増加するなどの特性低下が生じる。
本実施形態4で示すように、波長合波器の入出力ポート数を減らすことにより、回路の両端の部分を使用しない構成に出来るため、特性低下を解消できる。
図6に、入力ポート数を7に減少させた7×1波長合波器において、入出力ポート間を透過する信号の波長を示す。一般化した表現は、実施形態1又は2における8×1光波長合分波器105の場合と変わらず、「入力ポートWから入力され、出力ポートから出力される信号の波長は、λWと、λWと基本周期である8×Δλ単位で異なる波長(Wは1以上8以下の整数)である」と定義できる。
従って、本実施形態4における構成は、実施形態1又は2で、通信ノード内の送信器104の数が8であったところが、本実施形態4では7に変わる以外は同一であり、各通信ノード102が有する波長可変光源を内蔵する送信器104−1〜104−7、基本周期が8×Δλである7×1波長合波器、基本周期が5×Δλである5×5光波長合分波器101の機能によって、全ての送信器104−1〜104−7において出力する信号の波長を選択することにより、5×5光波長合分波器の出力ポートが決定できる、即ち信号が受信される通信ノードを決定できる点は、実施形態1又は2と同様である。
通信ノード102における、受信側の構成は、実施形態1と同様に、入力された信号を1×40波長分波器106にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力し、受光素子107−1〜107−40のいずれかで受光する構成としても良い。この場合、どのような波長に送信信号が設定されていても、波長可変光源を内蔵する送信器2つ以上から単一の受光素子に信号が届くことは無いため、各送信器間で受光素子の競合が発生しないように、送信信号の波長を制御・制限する必要がない。
また、受信器側の構成を、実施形態2と同様に、入力された信号を、波長合波器と入出力ポートを逆にした特性を有する基本周期が8×Δλである1×7波長分波器にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力し、受光素子107−1〜107−7のいずれかで受光する構成としても良い。この場合、全ての通信ノード内の7×1波長合波器の同一番号の入力ポートに接続された送信器が送出した信号が、5×5光波長合分波器の同一の出力ポートに出力される場合、それらの信号は同一の受光素子で受光される。従って、全ての通信ノードの7×1波長合波器の同一番号の入力ポートに接続された送信器は、同時に同一通信ノードに信号を送ることがないように、送信信号の波長を制御すればよい。
以上説明した通り、本実施形態4においても、波長可変光源から送出する波長を制御することによって、信号が受信される通信ノードが決定される、あたかも光波長合分波器において信号毎に経路を決定するスイッチ機能が備えられている光通信システムを提供することができる。
特に、本実施形態4では、アレイ導波路回折格子の合分波特性を使用しているため、システムの規模によって、波長合波器あるいは波長分波器に要求される透過特性の平坦性や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることはない。
この機能は、一般に、互いに素(最大公約数が1)であるA、B2整数に対して、A×Δλの基本周期を有するA×A光波長合分波器とB×Δλの基本周期を有するB×1波長合波器を使用する場合、A×B種類の波長を使用することで、必ず成立するものである。
例えば、本実施形態4では、A=5、B=8、N=5、M=7で、波長λ1からλ40を使用する場合を例に示したが、他にも、A=6、B=7、N=6、M=6で、波長λ1からλ42を使用する構成であっても同様の機能を実現できる。
(実施形態5)
本発明の実施形態5に係る光通信システムは、実施形態1又は2から、光波長合分波器と波長合波器の基本周期は変更せずに、ポート数を減らす構成である。すなわち、本発明は、波長λ1からλA×Bが所定の間隔Δλで定義されているとき、A×Δλの基本周期を有するN×N光波長合分波器(NはA以下の整数)と、B×Δλの基本周期を有するM×1波長合波器(MはB以下の整数)を使用し、特にAとBが互いに素(最大公約数が1)である場合の光通信システムであるが、ここではA=5、B=8、N=4、M=7の場合を例にとって示す。
実施形態3及び4で示したように、光波長合分波器及び波長合波器として使用されるアレイ導波路回折格子において、回折効率の低下によって生じる損失の増加を解消するため、入出力ポート数を減らし、回路の両端部分を使用しない構成である。
入出力ポート数を4に減少させた4×4光波長合分波器における、入出力ポート間を透過する信号の波長を一般化した表現は、実施形態3における場合と同一で、「入力ポートXから入力され、出力ポートYから出力される信号の波長は、λ(X+Y-1)と、λ(X+Y-1)と基本周期である5×Δλ単位で異なる波長(X、Yは1以上5以下の整数)である」と定義できる。
入力ポート数を7に減少させた7×1波長合分波器における、入出力ポート間を透過する信号の波長を一般化した表現は、実施形態4における場合と同一で、「入力ポートWから入力され、出力ポートから出力される信号の波長は、λWと、λWと基本周期である8×Δλ単位で異なる波長(Wは1以上8以下の整数)である」と定義できる。
従って、本実施形態5における構成は、実施形態1又は2で、通信ノード102の数が5であったところが、本実施形態5では4に変わり、通信ノード内の送信器104の数が8であったところが、本実施形態5では7に変わる以外は同一であり、各通信ノードが有する波長可変光源を内蔵する送信器104−1〜104−7、基本周期が8×Δλである7×1波長合波器、基本周期が5×Δλである4×4光波長合分波器の機能によって、全ての送信器において出力する信号の波長を選択することにより、4×4光波長合分波器の出力ポートが決定できる、すなわち信号が受信される通信ノードを決定できる点は、前記実施形態1又は2に記載した通りである。
通信ノード102における、受信側の構成は、実施形態1と同様に、入力された信号を1×40波長分波器106にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力し、受光素子107−1〜107−40のいずれかで受光する構成としても良い。この場合、どのような波長に送信信号が設定されていても、波長可変光源を内蔵する送信器2つ以上から単一の受光素子に信号が届くことは無いため、各送信器間で受光素子の競合が発生しないように、送信信号の波長を制御・制限する必要がない。
また、受信器側の構成を、実施形態2と同様に、入力された信号を、波長合波器と入出力ポートを逆にした特性を有する基本周期が8×Δλである1×7波長分波器にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力し、受光素子107−1〜107−7のいずれかで受光する構成としても良い。この場合、全ての通信ノード綯いの7×1波長合波器の同一番号の入力ポートに接続された送信器が送出した信号が、4×4光波長合分波器の同一の出力ポートに出力される場合、それらの信号は同一の受光素子で受光される。従って、全ての通信ノードの7×1波長合波器の同一番号の入力ポートに接続された送信器は、同時に同一通信ノードに信号を送ることがないように、送信信号の波長を制御すればよい。
以上説明した通り、本実施形態5においても、波長可変光源から送出する波長を制御することによって、信号が受信される通信ノードが決定される、あたかも光波長合分波器において信号毎に経路を決定するスイッチ機能が備えられている光通信システムを提供することが出来る。
特に、ここで説明した構成では、アレイ導波路回折格子の合分波特性を使用しているため、システムの規模によって、波長合波器又は波長分波器に要求される透過特性の平坦性や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることは無い。
この機能は、一般に、互いに素(最大公約数が1)であるA、B2整数に対して、A×Δλの基本周期を有するA×A光波長合分波器とB×Δλの基本周期を有するB×1波長合波器を使用する場合、A×B種類の波長を使用することで、必ず成立するものである。例えば、ここでは、A=5、B=8、N=4、M=7で、波長λ1からλ40を使用する場合を例に示したが、他にも、A=6、B=7、N=5、M=6で、波長λ1からλ42を使用する構成であっても同様の機能を実現できる。
(実施形態6)
本実施形態6は、実施形態1〜5までのいずれかにおいて、波長可変光源を内蔵する送信器を1つ又は複数用いる代わりに、波長多重信号を送出する送信器を使用する構成である。
例えば、出力信号の波長をλ1、λ9、λ17、λ25、λ33のいずれかとする、波長合波器の第1入力ポートに接続された送信器104−1の代わりに、λ1、λ9、λ17、λ25、λ33の全て、あるいは2つ以上の波長の信号が多重化された波長多重信号を送出する送信器を適用する構成である。
波長多重信号を送出する送信器の数や配置に制限は無いが、例として、全ての通信ノード102内の波長合波器の第1入力ポートに接続された送信器104−1の代わりに、λ1、λ9、λ17、λ25、λ33の全てが多重化された波長多重信号を送出する送信器を適用することが出来る。この場合、送信信号の波長を制御することで、信号が受信される通信ノードを決定する機能は失われるが、その代わりに、常時全ての通信ノードに信号を送ることができ、送出するデータの量を増やすことができる。
ここで、通信ノード102における、受信側の構成は、実施形態1と同様に、入力された信号を1×40波長分波器106にて、信号波長に応じて異なる出力ポートから出力し、受光素子107−1〜107−40のいずれかで受光する構成であれば、そのままで良い。この場合、波長可変光源を内蔵する送信器と波長多重信号を送出する送信器のうち2つ以上から信号が単一の受光素子に信号が届くことは無いためである。
また、受信器側の構成を、実施形態2と同様に、波長合波器と入出力ポートを逆にした特性を有する基本周期が8×Δλである波長分波器にて分波する場合、波長分波器の第1の出力ポートから出力される信号がλ1、λ9、λ17、λ25、λ33が多重化された波長分割多重信号になるため、受光素子107−1の代わりに、この波長分割多重信号を受信可能な受信器を適用する必要がある。
以上説明した通り、本実施形態6においては、一部に波長分割多重信号を送出する送信器を適用することで伝送容量を拡大すると共に、残りの波長可変光源を搭載した送信器において、波長可変光源から送出する波長を制御することによって、信号が受信される通信ノードが決定される、あたかも光波長合分波器において信号毎に経路を決定するスイッチ機能が備えられている光通信システムを提供することが出来る。
特に、ここで説明した構成では、アレイ導波路回折格子の合分波特性を使用しているため、システムの規模によって、波長合波器あるいは波長分波器に要求される透過特性の平坦性や急峻性が変化せず、システムの拡張性が制限されることはない。
以上、本発明について具体的に説明してきたが、本発明の原理を適用できる多くの実施可能な形態に鑑みて、ここに記載した実施例は、単に例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、上記の光波長合分波器の基本周期とポート数と透過特性、波長合波器の基本周期とポート数と透過特性、波長可変光源を搭載した送信器、受光素子、波長分割多重信号を送出する送信器、波長分割多重信号を受信する受信器は、本発明の趣旨から逸脱することなく、その数、構成、詳細を変更することができる。また、説明のための構成要素は、本発明の趣旨を逸脱することなく変更、補足、又はその順序を変えても良い。
本発明の実施形態1に係る光通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る光通信システムにおける光波長合分波器の波長入出力特性を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る光通信システムにおける波長合波器の波長入出力特性を説明する図である。 本発明の実施形態2に係る光通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る光通信システムにおける光波長合分波器の波長入出力特性を説明する図である。 本発明の実施形態1に係る光通信システムにおける波長合波器の波長入出力特性を説明する図である。 従来の光通信システムの構成を示す図である。
符号の説明
101、701 5×5光波長合分波器
102、702 通信ノード
103、703 光ファイバ
104−1〜104−8、704−1〜704−4 波長可変光源を内蔵した送信器
105 8×1波長合波器
106 1×40波長分波器
107−1〜107−40、707−1〜707−4 受光素子
406 1×8波長分波器
705 4×1波長合波器
706 1×4波長分波器

Claims (6)

  1. 複数の波長可変光源を内蔵する複数の通信ノードと、多入力多出力の光波長合分波器を備えた光通信システムであって、
    AとBを整数とするとき、少なくとも、所定の間隔Δλで定義されている波長λ1からλA×Bを使用し、
    基本周期がA×Δλである前記光波長合分波器は、
    任意の1つの入力ポートに信号が入力されると、任意の隣接する2つの出力ポートからそれぞれ出力される信号の波長はΔλ又はΔλに加えてA×Δλの整数倍異なり、
    任意の隣接する2つの入力ポートにそれぞれ信号が入力されると、任意の1つの出力ポートから出力される2つの信号の波長はΔλ又はΔλに加えてA×Δλの整数倍異なる透過特性を有し、
    前記各通信ノードは、
    複数の波長可変光源を内蔵した送信器と、
    前記送信器の出力が入力される基本周期がB×Δλである波長合波器であって、任意の隣接する2つの入力ポートにそれぞれ信号が入力されると、1つの出力ポートから出力される2つの信号の波長はΔλ又はΔλに加えてB×Δλの整数倍異なる透過特性を有する波長合波器と、
    1つの入力ポートに信号が入力されると、任意の隣接する2つの出力ポートからそれぞれ出力される信号の波長はΔλ異なる透過特性を有する波長分波器とを有し、
    前記波長合波器の出力は、導波路を介して前記光波長合分波器に入力され、前記波長合分波器の出力は、導波路を介して前記波長分波器に入力されることを特徴とする光通信システム。
  2. 前記整数AとBは、最大公約数が1で互いに素であることを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記波長分波器は、基本周期がB×Δλであって、任意の隣接する2つの入力ポートにそれぞれ信号が入力されると、1つの出力ポートから出力される2つの信号の波長はΔλ又はΔλに加えてB×Δλの整数倍異なる透過特性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光通信システム。
  4. 前記送信器内の1つ又は複数を、1つ又は複数の波長多重信号を送出可能な送信器に代えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光通信システム。
  5. 前記受光素子の1つ又は複数を、1つ又は複数の波長多重信号を受信可能な受光器に代えたことを特徴とする請求項4に記載の光通信システム。
  6. 前記光波長合分波器、前記波長合波器及び前記波長分波器のいずれか、又は全てがアレイ導波路回折格子であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光通信システム。
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