JP2010087541A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】近距離無線通信の終了までに消費される電力量が削減される。
【解決手段】第1の近距離無線通信部と、第1の近距離無線通信部より高速なデータ通信を行い、かつ、消費電力が大きい第2の近距離無線通信部とを介して近距離無線通信を行う際、第1の近距離無線通信部による通信路の確立(ステップS21−1b)の後、ファイル送信の可否を判断する(ステップS21−1e)。第2の近距離無線通信部を介した通信が適切でないと判断された場合、ステップS21−1i、ステップS21−1jの第2の近距離無線通信部を介した通信を行わない。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信装置に係り、特に、消費する電力量を削減して近距離無線通信を行う処理に関する。
移動通信装置は、移動通信網を介した通信に加えて、近距離無線通信を行うことが知られている。近距離無線通信の相手方の通信装置は、例えば、移動通信装置であって、近距離無線通信によって画像ファイルの送受信や、アドレス帳の送受信等が行われることが知られている。
移動通信装置は、電池に蓄えられた電力によって動作するため、近距離無線通信に関して消費される電力量の削減が求められる。そこで、近距離無線通信を2種類の通信方式によって行うことが知られている。
即ち、先ず、消費電力が小さい第1の近距離無線通信方式による通信によって、通信相手方の装置の第2の近距離無線通信方式による通信に必要な識別子等をお互いに送受する。そして、その識別子を用いて、第2の近距離無線通信方式による高速な通信を行う。
第1の近距離無線通信方式の一例は、ISO/IEC JTC 1(International Organization for Standardization/International Electrotechnical Commission Joint Technical Committee 1)によって規格化された近距離無線通信(Near Field Communication。以後、NFCと称する。)方式である。第2の近距離無線通信方式の一例は、ブルートゥース(Bluetooth、登録商標)方式や、無線LAN方式である。
NFC方式による通信速度は必ずしも高速ではないが、相手方から電波が送信されるのを待つ、即ち、待機時には電力を消費しないため、消費される電力量の削減効果が得られる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−364145号公報(第2−3頁、図13、14、15)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、第2の近距離無線通信方式、即ち、高速な通信の終了までに消費される電力量の削減が考慮されていない問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、近距離無線通信の終了までに消費される電力量が削減される通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、所定の通信可能範囲内に位置する装置との間で通信する第1の近距離無線通信手段と、前記所定の通信可能範囲内に位置する装置との間で通信し、かつ、前記第1の近距離無線通信手段より通信速度が速く、かつ、前記第1の近距離無線通信手段より消費電力が大きい第2の近距離無線通信手段とを介して通信相手方装置と近距離無線通信を行う通信装置であって、前記第1の近距離無線通信手段を制御して前記通信相手方装置との間で通信をさせ、前記第2の近距離無線通信手段による前記通信相手方装置との通信に用いられる前記通信相手方装置を識別する情報及び自装置を識別する情報を前記通信相手方装置との間で交換させると共に、前記通信相手方装置との間の通信によって受信された前記通信相手方装置からの情報を参照してファイルを前記通信相手方装置との間で前記第2の近距離無線通信手段を介して送信又は受信することの可否を判断し、その送信又は受信が可と判断された場合、前記第2の近距離無線通信手段を制御して前記ファイルを前記通信相手方装置との間で送信又は受信させ、その送信又は受信が不可と判断された場合、前記ファイルを前記通信相手方装置との間で送信又は受信させない近距離無線通信制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、近距離無線通信の終了までに消費される電力量が削減される。
以下に、本発明による通信装置が適用された移動通信装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る移動通信装置が含まれる通信システムの構成を示すブロック図である。
この通信システムは、近距離無線通信網NWを介して接続された移動通信装置MS−Aと、移動通信装置MS−Bとからなる。ここで、移動通信装置MS−Aと、移動通信装置MS−Bとは、それらが近距離に、例えば、数センチメートル以下の距離に位置する場合に限って、近距離無線通信網NWを介して接続される。なお、移動通信装置MS−Aと、移動通信装置MS−Bとは、同じ構成であり同じ動作をするので、以後、移動通信装置MS−Aの構成及び動作を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る移動通信装置MS−Aの、上下筐体の折畳みを開いた時の外観を示す。この移動通信装置MS−Aは、開閉自在の折畳み型の装置であって、図2(a)は正面図を、図2(b)は側面図を示す。
この移動通信装置MS−Aは、上筐体MS1と下筐体MS2とが、ヒンジ部MS3によって軸A−Aを中心に回動自在に連結されてなることによって、上下筐体MS1、MS2の角度がほぼ0度(閉状態)からほぼ180度(開状態)の間で開閉自在に構成されている。
上筐体MS1の内面には、受話に用いられるスピーカ14aと、使用者に操作を促す表示や、使用者が操作した内容の表示や、カーソル位置や、装置の動作状態の表示等に用いられるバックライト付きのLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部15とが設置されている。
また、上筐体MS1の内部には、近距離無線通信網NWを介した通信のために電波を送受するアンテナ22aと、アンテナ23aとが設置されている。これらのアンテナ22aと、アンテナ23aとは、接近して配置され、かつ、指向性は、上筐体MS1の外面の同じ方向を向くように設置されている。また、アンテナ22aの指向性と、アンテナ23aの指向性とは、同じ程度であることが望ましい。ここで、指向性の程度とは、指向性の鋭さの程度、言い換えると、指向性の鈍さの程度である。
なお、図2では、アンテナ22aと、アンテナ23aとは円形のループアンテナであるように図示したが、これは一例であって、多角形、例えば、四角形のループアンテナであっても良い。また、ループアンテナに限るものではない。如何なる方式のアンテナであるかを問わない。更に、図2は、アンテナ22aと、アンテナ23aとの大きさに何ら制約を加えるものではない。アンテナ22aと、アンテナ23aとが上下筐体MS1、MS2及びヒンジ部MS3の如何なる位置に配置されるかに何ら制約を加えるものではない。
また、図2では、アンテナ22aと、アンテナ23aとは、左右方向及び前後方向に僅かに離れて配置されているように図示したが、これは図の理解を容易にするためである。アンテナ22aと、アンテナ23aとの相対位置は、両者の指向性の向きが実用上等しく、かつ、鋭さが実用上同程度であることが要件であり、それ以外に何ら制約を加えるものではない。アンテナ22aと、アンテナ23aとは同じ方式のアンテナであると限らず、また、同じ形状であると限るものではない。
下筐体MS2の内面には、送話に用いられるマイクロフォン14bが設置されている。下筐体MS2の内面には、キーパッドからなる入力装置16が設けられている。また、下筐体MS2の内部には、移動通信網を介した通信のための電波の送受に用いられるアンテナが設置されている。
入力装置16は、下筐体MS2の内面に設置され、英数字や文字、記号の入力等に用いられる数字キーと、移動通信装置MS−Aの電源の投入及び切断等の動作指示の入力に用いられる複数の機能キーとを含んでいる。
図3は、この移動通信装置MS−Aの上筐体MS1をヒンジ部MS3によって回動させ、下筐体MS2に近づけて折畳みを閉じた時の外観を示し、図3(a)は正面図を、図3(b)は側面図を示す。
上筐体MS1の外面であって、アンテナ22aと、アンテナ23aに近い位置、更に具体的には、アンテナ22aと、アンテナ23aとが送受する電波の指向性が向く位置には、通信マークMS1aが印字されている。図3では、稲妻状の通信マークMS1aを例示したが、通信マークMS1aは任意であって、近距離無線通信網NWを介した通信を連想させる文字、記号又は画像が好ましい。
後述するように、移動通信装置MS−Aのアンテナ22aによって送受される電波は、移動通信装置MS−Bのアンテナ22aによって送受され、また、移動通信装置MS−Aのアンテナ23aによって送受される電波は、移動通信装置MS−Bのアンテナ23aによって送受される。
そして、これらの送受される電波を用いた通信を良好に行うため、移動通信装置MS−Aのアンテナ22a及びアンテナ23aの指向性と、移動通信装置MS−Bのアンテナ22a及びアンテナ23aの指向性とはお互いに向き合い、かつ、移動通信装置MS−Aのアンテナ22a及びアンテナ23aと、移動通信装置MS−Bのアンテナ22a及びアンテナ23aとの間の距離は短い、例えば、数センチメートル以内であることが条件である。
そこで、例えば、移動通信装置MS−Aが電波の送信を開始し、移動通信装置MS−Bは、移動通信装置MS−Aから送信された電波が受信させることを契機として一連の電波の送受を開始する場合、上記の条件を満たすため、移動通信装置MS−Bの使用者は、移動通信装置MS−Bの上下筐体MS1、MS2を閉じて、上筐体MS1を上側にして机に置き、又は、手に持つ。
そして、移動通信装置MS−Aの使用者は、移動通信装置MS−Aの上下筐体MS1、MS2を開いて、移動通信装置MS−Aの上筐体MS1の通信マークMS1aを、移動通信装置MS−Bの通信マークMS1aに近づける。そして、移動通信装置MS−Aの入力装置16の所定のキー操作を行なえば良い。容易に上記条件を満たし、かつ、移動通信装置MS−Aは、入力装置16を介して使用者からの指示を入力することができる。移動通信装置MS−Aの入力装置16を介した指示の入力後、上下筐体MS1、MS2を閉じて、通信マークMS1aを、移動通信装置MS−Bの通信マークMS1aに近づける場合、同様に上記条件を満たす。
図4は、移動通信装置MS−Aの構成を示すブロック図である。この移動通信装置MS−Aは、携帯電話のように移動通信網(図示せず)を介した通信等を行う装置であり、装置全体の制御を行い、装置の各部へ情報の通知を行なう制御部11と、基地局(図示せず)との間で電波の送受を行うアンテナ12aと、通信部12bと、送受信部13と、受話音声発生用のスピーカ14aと、送話音声入力用のマイクロフォン14bと、通話部14cと、表示部15と、入力装置16とを備える。
この移動通信装置MS−Aは、更に、近距離無線通信制御部21と、第1の近距離無線通信部22と、第1の近距離無線通信部22によって電波の送受信に用いられるアンテナ22aと、第2の近距離無線通信部23と、第2の近距離無線通信部23によって電波の送受信に用いられるアンテナ23aと、記憶部24と、電源部31とを備える。
記憶部24には、フォルダ及びファイルが記憶される。このフォルダ及びファイルは、制御部11のファイル管理機能によって管理される。なお、ファイルに記憶される情報には、何ら制限はない。そのため、ファイルは、オブジェクト、コンテンツ等とも呼ばれる。
記憶部24には、このファイルに併せて、そのファイルの属性、例えば、ファイルの名称、ファイルの大きさ(ファイルの記憶に要する記憶容量。)、ファイルの種類、例えば、文字ファイル、JPEG方式の静止画ファイル、ビットマップ方式の静止画ファイル、MPEG方式の動画ファイル、AAC方式の音声ファイル、MP3方式の音声ファイル等の種類を示す情報が記憶される。このファイルの種類を示す情報は、ファイルの名称の拡張子としてファイルの名称の一部として記憶されても良い。
図5は、電源部31の詳細な構成を示すブロック図である。電源部31は、制御部11と接続され、コネクタ(図示せず)を介して充電器(図示せず)と取り外し可能に接続され、充電電力が供給される充電器接続検出部31aと、制御部11及び上記コネクタを介して充電電力が供給されるスイッチ31bと、移動通信装置MS−Aの各部と接続され、その各部へ放電電力を供給する蓄電池31cと、蓄電池31c及び制御部11と接続される電圧測定部31dとからなる。
なお、電源部31は、蓄電池31cに代えて一次電池、即ち、充電されない電池を有する構成でも良い。この構成の場合、電源部31は、充電器と接続されることがなく、また、充電器接続検出部31aと、スイッチ31bとを必ずしも要しない相違があるものの、この移動通信装置MS−Aの実施形態に支障はない。
ここで、電力は、充電器からスイッチ31bへ、スイッチ31bから蓄電池31cへ、蓄電池31cから移動通信装置MS−Aの動作中の各部へと供給される。電力の供給の流れを図5では太線で示す。電源部31の各部は、制御部11によって制御される。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る移動通信装置MS−Aの各部の動作を図4及び図5を参照して説明する。通信部12bは、アンテナ12aによって受信された高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力された高周波信号をアンテナ12aより送信する。
送受信部13は、通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによってデジタル信号を得て、得られた通話音声信号を通話部14cに、制御信号を制御部11に送る。
更には、送受信部13は、デジタル信号、即ち、通話部14cから出力された通話音声信号、及び制御部11から出力された制御信号を変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを通信部12bに送って送信させる。
通話部14cは、送受信部13から出力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bから出力されたアナログ音声信号を増幅し、それをデジタル音声信号に変換して送受信部13に送信する。
表示部15は、例えば、LCDであり、制御部11に制御されることで、文字・数字や映像データの表示動作を行い、表示されているデータは、入力装置16からの入力操作や着信信号に応答して制御部11からの指示を受けることで切換わる。
入力装置16は、通信相手の電話番号等を指定するため、また、文字を入力するための数字キーと複数の機能キーとを含むキーからなる。そして、入力装置16のキーが操作されると、そのキーの識別子が制御部11に通知され、制御部11によって、表示部15に文字として表示され、又は、制御が行われる。
近距離無線通信制御部21は、第1の近距離無線通信部22と、第2の近距離無線通信部23とを制御して、通信相手方の移動通信装置MS−Bと近距離無線通信網NWを介した通信路を確立し、その通信路を用いて通信相手方の移動通信装置MS−Bとデータ転送、具体的には、ファイルの送信と受信とを行う。
なお、近距離無線通信網NWを介した通信路は、第1の近距離無線通信部22を介した通信路と、第2の近距離無線通信部23を介した通信路とがあり、いずれか一方の通信路が確立された場合、近距離無線通信網NWを介した通信路が確立されたとする。なお、近距離無線通信網NWを介した通信路の確立には、まず、第1の近距離無線通信部22を介した通信路が確立される。その後、第2の近距離無線通信部23を介した通信路が確立されることもあり、確立されないこともある。
ここで、近距離無線通信制御部21は、通信路の確立には、主に第1の近距離無線通信部22を動作させ、データ転送には、主に第2の近距離無線通信部23を動作させる。なお、近距離無線通信制御部21は、通信路の確立後、データ転送を行なわないまま、通信路を解放する制御をすることによって、移動通信装置MS−Aによって消費される電力量を削減することがある。
第1の近距離無線通信部22は、NFC方式の通信を行ない、アンテナ22aによって送受された電波を介して、通信相手方の移動通信装置MS−Bとの間で近距離無線通信を行う。
ここで、通信相手方の移動通信装置MS−Bは、移動通信装置MS−Aと同じ構成であり、NFC方式の通信を行なう通信部と、その通信部に接続されたアンテナとを有する。なお、アンテナ22aから送信される電波の強さは、アンテナ22aと、移動通信装置MS−Bの上記通信部に接続されたアンテナとの距離が短い、例えば、数センチメートル程度以内であり、かつ、アンテナ22aの指向性と、上記通信部に接続されたアンテナの指向性が向き合う場合に限り、移動通信装置MS−Bとの間のNFC方式の通信が可能である程度である。通信可能範囲をこの程度に短く設定することにより、第1の近距離無線通信部22の通信による消費電力は小さい。
待機時に、第1の近距離無線通信部22は、電力を消費することなく、アンテナ22aによって受信された電波を受信する。そして、移動通信装置MS−Bから近距離無線通信網NWを介した通信路の確立の要求を受信した場合、その要求に応じて、第1の近距離無線通信部22による通信路の確立処理を行ない、併せて、お互いに第2の近距離無線通信部23を介した通信に必要な識別子等の送受を行って、近距離無線通信制御部21にその通信路の確立を通知する。
また、第1の近距離無線通信部22は、近距離無線通信制御部21からの通信路の確立指示に従って、アンテナ22aから電波を送信することによって、近距離無線通信網NWを介した移動通信装置MS−Bとの通信路の確立を移動通信装置MS−Bに要求する。そして、第1の近距離無線通信部22による通信路の確立処理を行ない、併せて、お互いに第2の近距離無線通信部23を介した通信に必要な識別子等の送受を行って、近距離無線通信制御部21にその通信路の確立を通知する。
通信路の確立がアンテナ22aによって受信された電波による要求に起因するものであるか、また、近距離無線通信制御部21の指示に起因するものであるかを問わず、第1の近距離無線通信部22の通信路の確立処理によって、近距離無線通信網NWを介した通信路の確立がされる。また、この通信路の確立の際、第2の近距離無線通信部23を介した通信路の確立のために必要な情報の送受が完了する。
この通信路の確立の後、第1の近距離無線通信部22は、近距離無線通信制御部21の制御に従って、この確立された通信路を用いた通信を行う。なお、第1の近距離無線通信部22は、アンテナ22aから電波を送信する際は、電力を消費するが(アクティブタイプ。)、これに限るものではない。
第1の近距離無線通信部22は、近距離無線通信制御部21の指示に起因して通信路を確立した場合、アンテナ22aから電波を送信する際に電力を消費する。一方、アンテナ22aによって受信された電波による要求に起因して通信路を確立した場合、アンテナ22aによって受信された電波の反射波を変調することによって情報の送信を行い、電力を消費しないとしても良い(パッシブタイプ。)。
第2の近距離無線通信部23は、アンテナ23aを用いて電波の送受を行い、数ギガヘルツの超広帯域電波を用いるUWB(Ultra Wide Band)方式による通信を行う。UWB方式を用いることによって、第1の近距離無線通信部22による通信より高速な通信が可能である。一方、第1の近距離無線通信部22による消費電力より大きな電力を消費する。しかし、UWB方式による通信は、同程度の高速な通信が可能な他の方式の通信と比較すると、消費電力は小さい。
ここで、通信相手方の移動通信装置MS−Bは、移動通信装置MS−Aと同じ構成であり、UWB方式の通信を行なう通信部と、その通信部に接続されたアンテナとを有する。なお、アンテナ23aから送信される電波の強さは、アンテナ23aと、移動通信装置MS−Bの上記通信部に接続されたアンテナとの距離が短い、例えば、数センチメートル程度以内であり、かつ、アンテナ23aの指向性と、上記通信部に接続されたアンテナの指向性が向き合う場合に限り、移動通信装置MS−Bとの間のUWB方式の通信が可能である程度である。
このように、第2の近距離無線通信部23による通信可能範囲は、第1の近距離無線通信部22による通信可能範囲と同じとする。ここで、この同じ通信可能範囲とは、第1の近距離無線通信部22による通信可能範囲と同程度であって、その範囲を含むことを併せて意味する。
このように、UWB方式の通信としては狭い通信可能範囲を定めることにより、第2の近距離無線通信部23の通信による消費電力を小さくすることができる。更に、装置の使用者は、近距離無線通信が第1の近距離無線通信部22によって行われているか、また、第2の近距離無線通信部23によって行われているかを意識する必要がない、また、意識できない効果が得られる。
言い換えると、移動通信装置MS−Aは、近距離無線通信を第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23の中で適切な一方を選択して、又は、適切な一方に切り替えて行う。一方、装置の使用者は、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23の中のいずれによって近距離無線通信がされているかを意識することなく、装置が選択した、又は、切り替えた適切な一方による通信の効果を享受することができる。
更に、装置の使用者は、近距離無線通信は、第1の近距離無線通信部22によって行われているか、また、第2の近距離無線通信部23によって行われているかを問わず、移動通信装置MS−Aと、通信相手方の移動通信装置MS−Bとの間の通信可能範囲が同一であることを無意識の内にも把握する。そこで、移動通信装置MS−B以外の通信装置が移動通信装置MS−Aから如何なる範囲にある場合、電波の傍受の危険があるかを適切に把握でき、情報漏洩のリスクを最少にすることができる。
第2の近距離無線通信部23は、第1の近距離無線通信部22によって送受された通信路の確立に必要な情報を用いて通信路を確立し、その確立された通信路を用いて、近距離無線通信制御部21の制御に従って通信を行う。なお、上記通信路の確立動作を開始する以前、第2の近距離無線通信部23は動作せず、その結果、第2の近距離無線通信部23は電力を消費しない。
次に、電源部31の動作を、図5を参照して説明する。充電器接続検出部31aは、充電器からコネクタを介して供給される充電電力の電圧を測定する。そして、充電器が蓄電池31cを充電可能な直流電力を供給して電源部31に接続されているか否かを検出する。
即ち、充電器接続検出部31aは、制御部11からの指示により動作を開始し、上記測定した電圧が所定の充電可能電圧閾値以上の値であれば充電器が接続されていると検出し、その電圧が上記閾値未満であれば充電器が接続されていないと検出する。そして、充電器が接続されているか否かを制御部11に通知する。
スイッチ31bは、制御部11からの起動信号により動作を開始し、充電器からコネクタを介して供給される充電電力の端子(図示せず)と蓄電池31cの間を電気的に切断、又は、投入する。なお、スイッチ31bは、蓄電池31cに蓄えられた電力量が所定の閾値以下であり、かつ、充電器が接続されていると検出された場合、制御部11による投入の制御を、また、その場合を除いて、制御部11による切断の制御を受ける。
蓄電池31cは、充電器が接続され、かつ、スイッチ31bが投入された場合には充電器から供給される所定電圧の直流充電電力を充電する。また、蓄電池31cは、移動通信装置MS−A中の動作している各部に放電電力を供給する。
電圧測定部31dは、制御部11からの起動信号により動作を開始し、蓄電池31cが供給する電圧を測定する。そして、測定された電圧を制御部11に通知する。電圧測定部31dによって測定された電圧は、制御部11によって蓄電池31cに蓄えられた電力量を測定する、即ち、推定するために用いられる。この測定された電力量は、制御部11によって、また、装置の各部によって用いられる。
なお、蓄電池31cに蓄えられた電力量は、蓄電池31cが供給する電圧の測定によって推定されると限るものではない。電源部31は、蓄電池31cに充電された電力量と、蓄電池31cから放電された電力量とを測定することによって、蓄電池31cに蓄えられた電力量を測定しても良い。この測定のため、電源部31は、例えば、電力量を測定する専用の回路と2つの電力量の差を求める専用の回路とを有する。
以下、本発明の実施形態に係わる移動通信装置MS−Aにおいて、近距離無線通信の終了までに消費される電力量を削減する近距離無線通信制御部21の処理を説明する。
(制御部11からの指示に基づくファイル送信)
近距離無線通信制御部21は、入力装置16の所定のキー操作に起因する制御部11からの指示に基づいて、記憶部24に記憶されたファイルを、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23を制御して移動通信装置MS−Bへ送信させる。図6は、近距離無線通信制御部21が制御部11からの指示に基づいてファイルを送信させる動作のフローチャートを示す。
近距離無線通信制御部21は、制御部11からの指示によってファイルを送信させる動作を開始する(ステップS21−1a)。この指示に伴い、送信されるファイルの名称が制御部11から与えられる。このファイルの名称は、入力装置16の所定のキー操作に基づくものである。又は、その名称は、事前に定められている。
近距離無線通信制御部21は、第1の近距離無線通信部22を動作させ、第1の近距離無線通信部22による通信路を確立させる(ステップS21−1b)。なお、第1の近距離無線通信部22を動作させる前に、近距離無線通信制御部21は、移動通信装置MS−Aの上筐体MS1に印字された通信マークMS1aと、移動通信装置MS−Bの上筐体MS1に印字された通信マークMS1aとをお互いに向き合わせて数センチメートルの距離以内に近づけ、2つの装置を動かさないことを促す内容を表示部15に表示させる。
上記通信路の確立の動作は、以下のように行われる。即ち、近距離無線通信制御部21は、先ず、第1の近距離無線通信部22に移動通信装置MS−Bとの間のセッションを設定させる。次に、第2の近距離無線通信部23によるセッション設定に必要な情報、例えば、第2の近距離無線通信部23の識別情報等を、第1の近距離無線通信部22に上記設定されたセッションを介して移動通信装置MS−Bとの間で交換、即ち、送信及び受信をさせる。この通信路の確立の動作をさせることに伴い、第1の近距離無線通信部22へ電力が供給される。
上記のセッション設定は、例えば、OBEX(OBject EXchange)プロトコルにおけるコネクト(Connect)コマンドにあたる。また、上記の、及び、後述する情報送信及び情報受信は、それぞれ、OBEXプロトコルにおけるプット(Put)コマンド、及び、ゲット(Get)コマンドにあたる。
また、OBEXプロトコルで、vObject形式のオブジェクトの送受信が定義されていれば、情報送信及び情報受信は、その形式のオブジェクトの送受信によっても良い。なお、セッション設定に限らず、全ての通信は、所定のローレベルプロトコルに従って行われ、そのプロトコルに従った、例えばパケット単位の情報の送信と、その送信に対する正常に受信した旨の応答パケットの送信が繰り返されて行なわれる。しかし、本発明は、ローレベルプロトコルに依存するものではなく、そのプロトコルの説明を省略する。
近距離無線通信制御部21は、送信されるファイルの名称を検索キーとして、そのファイルの属性を、記憶部24から読み出し、その属性を第1の近距離無線通信部22に移動通信装置MS−Bへ送信させ(ステップS21−1c)、第2の近距離無線通信部23の属性を移動通信装置MS−Bとの間で交換、即ち、送信及び受信をさせる(ステップS21−1d)。第2の近距離無線通信部23の属性は、第2の近距離無線通信部23の通信速度である。ここで、この通信速度は、実効速度が好ましいが、最高速度でも良い。
近距離無線通信制御部21は、ステップS21−1cで読み出されたファイルの属性と、ステップS21−1dで受信された移動通信装置MS−Bの第2の近距離無線通信部23の通信速度と、自装置の第2の近距離無線通信部23の通信速度と、制御部11によって測定された蓄電池31cに蓄えられた電力量と、移動通信装置MS−Bから第1の近距離無線通信部22を介して送信された情報とから、送信されるファイルの送信の可否を判断する(ステップS21−1e)。このステップS21−1eの判断動作の詳細は後述する。
上記ファイルの送信は不可と判断された場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルの送信をすることなく、ステップS21−1bで確立された第1の近距離無線通信部22による通信路、及び、第2の近距離無線通信部23による通信路が確立されていれば、その通信路を解放し(ステップS21−1f)、制御部11からの指示によってファイルを送信させる動作を終了する(ステップS21−1g)。ステップS21−1fの通信路の解放に従い、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23は、動作を終了し、それらの通信部への電力供給は停止される。
上記ファイルの送信は不可と判断されたことは、近距離無線通信制御部21は、近距離無線通信網NWを介した通信が正常に終了しない可能性を適切に判断して、ファイルの送信をしないことによって、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23によって消費される電力量の削減を行なうことを意味する。
一方、ファイルの送信は、第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断された場合、近距離無線通信制御部21は、上記ファイルを第1の近距離無線通信部22によって送信させ(ステップS21−1h)、ステップS21−1fの通信路を解放する動作に移る。なお、ファイルの送信は、そのファイルの属性の送信を含む。
一方、ファイルの送信は、第2の近距離無線通信部23によることが適切と判断された場合、近距離無線通信制御部21は、ステップS21−1bの動作で交換された第2の近距離無線通信部23によるセッション設定に必要な情報に基づいて、第2の近距離無線通信部23に、通信路の確立をさせる(ステップS21−1i)。
そして、上記ファイルを第2の近距離無線通信部23に送信させ(ステップS21−1j)、ステップS21−1fの通信路を解放する動作に移る。なお、ファイルの送信は、そのファイルの属性の送信を含む。この、第2の近距離無線通信部23の動作に伴い、第2の近距離無線通信部23へ電力が供給され、一方、第1の近距離無線通信部22への電力供給は停止される。
ステップS21−1eの判断の動作を詳述する。近距離無線通信制御部21は、以下の場合、ファイルの送信は不可と判断する。第1に、移動通信装置MS−Bから、移動通信装置MS−Bは、ファイルの受信が不可である旨を受信した場合である。第2に、ファイルの送信に要する電力量が、その送信が第1の近距離無線通信部22によって行われても、又は、第2の近距離無線通信部23によって行われても、制御部11によって測定された蓄電池31cに蓄えられた電力量を超える場合である。なお、この第2の場合によってファイルの送信は不可と判断した場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルの送信が不可である旨を移動通信装置MS−Bへ送信させる。
ここで、ファイルの送信に要する電力量は、その送信が第1の近距離無線通信部22によって行われた場合が、第2の近距離無線通信部23によって行われた場合より小さいので、近距離無線通信制御部21は、その送信が第1の近距離無線通信部22によって行われた場合の電力量を算出して、上記ファイルの送信は不可であるか否かの判断に用いる。
この電力量は、第1の近距離無線通信部22の通信速度によってファイルの送信に要する時間を算出し、この算出された時間と、第1の近距離無線通信部22の送信動作によって単位時間に消費される電力量との積として算出される。
一方、近距離無線通信制御部21は、ファイルの送信は不可と判断されず、かつ、以下の場合、ファイルの送信は第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断する。第1に、移動通信装置MS−Bから、ファイルの受信は第1の近距離無線通信部22による旨を受信した場合であり、また、移動通信装置MS−Bから第2の近距離無線通信部23によるセッション設定に必要な情報を受信していない場合である(ステップS21−1bの動作を参照のこと。)。
第2に、ファイルの送信に要する電力量が、その送信が第2の近距離無線通信部23によって行われた場合、制御部11によって測定された蓄電池31cに蓄えられた電力量を超える場合である。第3に、第2の近距離無線通信部23による通信が順調でないと判断された場合である。第2の近距離無線通信部23による通信は、例えば、超広帯域電波を用いるため、雑音である電波によって、順調でない可能性がある。また、上記通信が順調でないとは、移動通信装置MS−Aが第2の近距離無線通信部23を備えていない場合を含む。
なお、この第2の場合及び第3の場合によってファイルの送信は第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断された場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルの送信は第1の近距離無線通信部22による旨を移動通信装置MS−Bへ送信させる。
ここで、ファイルの送信が第2の近距離無線通信部23によって行われた場合に要する電力量は、移動通信装置MS−Bの第2の近距離無線通信部23の通信速度と、自装置の第2の近距離無線通信部23の通信速度との中でより遅い速度によってファイルの送信が行われるとしてファイルの送信に要する時間を算出し、この算出された時間と、第2の近距離無線通信部23の送信動作によって単位時間に消費される電力量との積として算出される。
一方、近距離無線通信制御部21は、所定の時間が経過する間、移動通信装置MS−Bから、ファイルの受信は不可である旨、又は、ファイルの受信は第1の近距離無線通信部22による旨を受信せず、更に、ファイルの送信は不可と判断されず、かつ、ファイルの送信は第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断されない場合、ファイルの送信は第2の近距離無線通信部23によることが適切と判断する。
なお、近距離無線通信制御部21は、所定の時間が経過する間、移動通信装置MS−Bから、上記の旨を受信しないことに代えて、移動通信装置MS−Bから、このファイルの受信は第2の近距離無線通信部23による旨が受信されたことによって、ファイルの送信は第2の近距離無線通信部23によることが適切と判断しても良い。また、近距離無線通信制御部21は、このファイルの送信は第2の近距離無線通信部23によることが適切である旨を移動通信装置MS−Bへ送信しても良い。
このステップS21−1eの判断の動作の際、近距離無線通信制御部21は、判断を入力装置16の所定のキー操作に委ねても良い。また、判断を表示部15に表示させ、その表示に応答してなされた入力装置16の所定のキー操作に従って、判断を修正しても良い。例えば、近距離無線通信制御部21がファイルの送信は第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断した後、近距離無線通信制御部21は、その旨と、送信に要する時間とを表示部15に表示させる。
そして、装置の使用者が、長時間に渡る送信を行わない旨をキー操作によって示した場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルの送信は不可と判断する。また、蓄電池31cに蓄えられた電力量に拘らず、送信は第2の近距離無線通信部23によるべきである旨をキー操作によって示した場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルの送信は第2の近距離無線通信部23によることが適切と判断する。
ファイルの送信中に近距離無線通信に支障が生じた場合、近距離無線通信制御部21は、ステップS21−1eの判断動作に移り、送信の可否を判断する(図示せず)。この判断の結果、支障が生じる前に動作していた近距離無線通信部(第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23のいずれか一方。)と異なる近距離無線通信部が適切と判断された場合、ハンドオーバさせる、即ち、支障が生じる前に送信された部分に次ぐ部分から、異なる近距離無線通信部によって送信させる。(図示せず)。
ファイルの送信中にステップS21−1eの判断動作に移る場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルの送信によって得られた情報を参照して判断しても良い。例えば、ファイルの送信に要する時間を実測された送信速度によって算出しても良い。このようにハンドオーバをさせる動作は、以後の全ての近距離無線通信制御部21の動作においても共通である。
なお、上記説明で、近距離無線通信制御部21は、ステップS21−1iで第2の近距離無線通信部23の通信路を確立させるとしたが、これに限るものではない。ステップS21−1bの第1の近距離無線通信部22の通信路を確立させる際、第2の近距離無線通信部23の通信路を確立させる。そして、ステップS21−1iの通信路確立の動作なしに、ステップS21−1jのファイル送信をさせても良い。
このステップS21−1bで行なわれる第2の近距離無線通信部23の通信路の確立には、第2の近距離無線通信部23による通信を伴わない。OBEXプロトコルを例に取ると、コネクトコマンドは、第1の近距離無線通信部22によって送られ、第2の近距離無線通信部23は、コネクトコマンドを送ることなしに、ステップS21−1jでプットコマンド及びゲットコマンドを送る。
この第1の近距離無線通信部22の通信路を確立させる際、第2の近距離無線通信部23の通信路を確立させることは、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23が共通のプロトコル、例えば、OBEXプロトコルに従って通信をするので、上記ハンドオーバの処理の簡略化、即ち消費される電力量の削減に効果がある。第1の近距離無線通信部22の通信路を確立させる際、第2の近距離無線通信部23の通信路を確立させても良いことは、以後の全ての近距離無線通信制御部21の動作においても共通である。
一方、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23は、共通のプロトコルに従うと限るものではない。それぞれが用いる通信方式の特質に従って、それぞれが異なるプロトコルを用いて通信をしても良い。第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23は異なるプロトコルを用いて通信をしても良いことは、以後の全ての近距離無線通信制御部21の動作においても共通である。
なお、上記説明で、近距離無線通信制御部21は、ステップS21−1cの送信されるファイルの属性の送信動作の後、ステップS21−1dの第2の近距離無線通信部23の属性を交換する動作をするとしたが、これに限るものではない。この2つの動作の順は、逆でも良い。
また、第2の近距離無線通信部23の属性を交換する動作は、第2の近距離無線通信部23によるセッション設定に必要な情報を交換する動作の一部であるとして、ステップS21−1bの動作で行われても良い。この第2の近距離無線通信部23の属性を交換する動作が行われる順は一意に定める必要がないことは、以後の全ての近距離無線通信制御部21の動作においても共通である。
ここで、ファイルの送信に要する電力量は、その送信が第1の近距離無線通信部22によって行われた場合が、第2の近距離無線通信部23によって行われた場合より小さいとした。一方、ファイルの送信に要する電力量は、その送信が第1の近距離無線通信部22によって行われた場合が、第2の近距離無線通信部23によって行われた場合より大きいときは、ステップS21−1eの送信の可否の判断の動作を修正し、第1の近距離無線通信部22による送信が適切であると判断しないこととすれば良い。
なぜなら、第1の近距離無線通信部22によれば、送信速度が第2の近距離無線通信部23によるより遅く、第1の近距離無線通信部22を用いる効果がないからである。この要する電力量が第1の近距離無線通信部22によって行われた場合が、第2の近距離無線通信部23によって行われた場合より大きいときの動作は、以後の全ての近距離無線通信制御部21の動作においても共通である。
なお、第1の近距離無線通信部22によって行われたか、第2の近距離無線通信部23によって行われたかを問わず、近距離無線通信に障害が発生したと判断される場合、例えば、受信された電波の強度が低下した、受信された電波の信号対雑音比が悪化した、また受信された情報の誤り検出用の冗長情報を使用して、通信誤りが発生したことを検出した場合、情報の再送が所定のプロトコルに従って行われる。
更に、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23は、障害が発生したことを近距離無線通信制御部21に通知し、近距離無線通信制御部21は、移動通信装置MS−Aの上筐体MS1に印字された通信マークMS1aと、移動通信装置MS−Bの上筐体MS1に印字された通信マークMS1aとをお互いに向き合わせて数センチメートルの距離以内に近づけ、2つの装置を動かさないことを促す内容を表示部15に表示させる。この近距離無線通信に障害が発生したと判断される場合の動作は、以後の全ての近距離無線通信制御部21の動作においても共通である。
以上の説明で、近距離無線通信制御部21の制御動作に基づき、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23によって送信されるファイルは1つであるとしたが、1つに限るものではない。複数のファイルであっても良い。ステップS21−1eの送信の可否の判断、及び、後述するステップS21−2cの受信の可否の判断に際し、送信される全ファイルの記憶に要する記憶容量と、送信に要する時間とを算出することにより、同じ動作によって、複数のファイルの送信が可能である。判断の結果、一部のファイルが送信されることがある。この、複数のファイルが送信(又は、受信。)される場合の動作は、以後の全ての近距離無線通信制御部21の動作においても共通である。
(制御部11からの指示に基づくファイル受信)
近距離無線通信制御部21は、入力装置16の所定のキー操作に起因する、又は、移動通信装置MS−Aの電源投入時に行われる制御部11からの指示に基づいて、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23を動作させて、移動通信装置MS−Bからファイルを受信させ、その受信されたファイルを記憶部24に記憶させる。
図7は、近距離無線通信制御部21が制御部11からの指示に基づいてファイルを受信させる動作のフローチャートを示す。ここで、図6のフローチャートを参照して説明した、近距離無線通信制御部21が制御部11からの指示に基づいてファイルを送信させる動作の動作ステップと同じ動作ステップには、同じ符号を付して説明を省略する。
近距離無線通信制御部21は、制御部11からの指示によってファイルを受信させる動作を開始し(ステップS21−2a)、ステップS21−1bの第1の近距離無線通信部22による通信路確立の動作の後、移動通信装置MS−Bから送信された、受信されるファイルの属性を第1の近距離無線通信部22によって受信させる(ステップS21−2b)。
そして、ステップS21−1dの第2の近距離無線通信部23の属性を移動通信装置MS−Bとの間で交換する動作を行う。ここで、受信されるファイルは、移動通信装置MS−Aの入力装置16の所定のキー操作に基づき決定され、又は、事前の設定に基づき決定され、ステップS21−1bの通信路の確立の一環として、そのファイルの名称が移動通信装置MS−Bに通知されたものである。
近距離無線通信制御部21は、ステップS21−2bで受信されたファイルの属性と、ステップS21−1dで受信された移動通信装置MS−Bの第2の近距離無線通信部23の通信速度と、自装置の第2の近距離無線通信部23の通信速度と、制御部11によって測定された蓄電池31cに蓄えられた電力量と、制御部11によって把握された自装置の状態と、移動通信装置MS−Bから送信され、第1の近距離無線通信部22によって受信された情報とから、ステップS21−2bで属性が受信されたファイルの受信の可否を判断する(ステップS21−2c)。このステップS21−2cの判断動作の詳細は後述する。
上記ファイルの受信は不可と判断された場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルを受信させることなく、ステップS21−1fの通信路の解放以降の動作に移り、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23によって消費される電力量の削減を行なうことができる。
一方、ファイルの受信は、第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断された場合、近距離無線通信制御部21は、上記ファイルを第1の近距離無線通信部22を制御して受信させて、受信されたファイルを記憶部24に記憶させ(ステップS21−2d)、ステップS21−1fの通信路を解放する動作に移る。なお、ファイルの受信は、そのファイルの属性の受信を含む。
一方、ファイルの受信は、第2の近距離無線通信部23によることが適切と判断された場合、近距離無線通信制御部21は、ステップS21−1iの第2の近距離無線通信部23に、通信路の確立をさせる動作の後、上記ファイルを第2の近距離無線通信部23を制御して受信させ、受信されたファイルを記憶部24に記憶させ(ステップS21−2e)、ステップS21−1fの通信路を解放する動作に移る。なお、ファイルの受信は、そのファイルの属性の受信を含む。この、第2の近距離無線通信部23を動作させることに伴い、第2の近距離無線通信部23に電力が供給される。
ステップS21−2cの判断の動作を詳述する。近距離無線通信制御部21は、以下の場合、ファイルの受信は不可と判断する。第1に、移動通信装置MS−Bから、移動通信装置MS−Bは、ファイルの送信が不可である旨を受信した場合である。第2に、ファイルの受信に要する電力量が、その受信が第1の近距離無線通信部22によって行われても、第2の近距離無線通信部23によって行われても、制御部11によって測定された蓄電池31cに蓄えられた電力量を超える場合である。
第3に、受信されるファイルは、自装置によって使用不可と判断された場合である。例えば、そのファイルがMPEG方式のファイルであって、自装置には、MPEG方式のファイルの復号を行なう機能がない場合である。第4に、記憶部24に、受信されるファイルを記憶するための記憶容量が残されていない場合である。なお、この第2〜第4の場合によってファイルの受信は不可と判断した場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルの受信が不可である旨を移動通信装置MS−Bへ送信させる。
ここで、上記ファイルの受信は不可であるか否かの判断に用いるファイルの受信に要する電力量の算出は、ステップS21−1eの動作で説明した、ファイルの送信は不可であるか否かの判断に用いるファイルの送信に要する電力量の算出に準じ、ファイルの送信動作によって単位時間に消費される電力量に代えて、ファイルの受信動作によって単位時間に消費される電力量を用いる。
一方、近距離無線通信制御部21は、ファイルの受信は不可と判断されず、かつ、以下の場合、ファイルの受信は第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断する。第1に、移動通信装置MS−Bから、ファイルの送信は第1の近距離無線通信部22による旨を受信した場合であり、また、移動通信装置MS−Bから第2の近距離無線通信部23によるセッション設定に必要な情報を受信していない場合である(ステップS21−1bの動作を参照のこと。)。
第2に、ファイルの受信に要する電力量が、その受信が第2の近距離無線通信部23によって行われた場合、制御部11によって測定された蓄電池31cに蓄えられた電力量を超える場合である。第3に、第2の近距離無線通信部23による通信が順調でないと判断された場合である。第2の近距離無線通信部23による通信は、例えば、超広帯域電波を用いるため、雑音である電波によって、順調でない可能性がある。また、上記通信が順調でないとは、移動通信装置MS−Aが第2の近距離無線通信部23を備えていない場合を含む。
なお、この第2の場合及び第3の場合によってファイルの受信は第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断した場合、近距離無線通信制御部21は、ファイルの受信は第1の近距離無線通信部22による旨を移動通信装置MS−Bへ送信させる。
ここで、ファイルの受信が第2の近距離無線通信部23によって行われた場合に要する電力量は、ステップS21−1eの動作で説明した、ファイルの送信が第2の近距離無線通信部23によって行われた場合に要する電力量に準じて算出され、ファイルの送信動作によって単位時間に消費される電力量に代えて、ファイルの受信動作によって単位時間に消費される電力量を用いる。
一方、近距離無線通信制御部21は、所定の時間が経過する間、移動通信装置MS−Bから、ファイルの送信は不可である旨、又は、ファイルの送信は第1の近距離無線通信部22による旨を受信せず、更に、ファイルの受信は不可と判断されず、かつ、ファイルの受信は第1の近距離無線通信部22によることが適切と判断されない場合、ファイルの送信は第2の近距離無線通信部23によることが適切と判断する。
なお、近距離無線通信制御部21は、所定の時間が経過する間、移動通信装置MS−Bから、上記の旨を受信しないことに代えて、移動通信装置MS−Bから、このファイルの送信は第2の近距離無線通信部23による旨が受信されたことによって、ファイルの受信は第2の近距離無線通信部23によることが適切と判断しても良い。また、近距離無線通信制御部21は、このファイルの受信は第2の近距離無線通信部23によることが適切である旨を移動通信装置MS−Bへ送信しても良い。
このステップS21−2cの判断の動作の際、近距離無線通信制御部21は、判断を入力装置16の所定のキー操作に委ねても良いこと、また、判断を表示部15に表示させ、その表示に応答してなされた入力装置16の所定のキー操作に従って、判断を修正しても良いことは、既にステップS21−1eの動作説明で述べた通りである。
(第1の近距離無線通信部22によって受信された要求に基づくファイル送信)
近距離無線通信制御部21は、第1の近距離無線通信部22によって受信された要求に基づいて、記憶部24に記憶されたファイルを、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23を動作させて移動通信装置MS−Bへ送信させる。
図8は、近距離無線通信制御部21が第1の近距離無線通信部22によって受信された要求に基づいてファイルを送信させる動作のフローチャートを示す。ここで、図6のフローチャートを参照して説明した近距離無線通信制御部21が制御部11からの指示に基づいてファイルを送信させる動作中の動作ステップと同じ動作ステップには、同じ符号を付して説明を省略する。
近距離無線通信制御部21は、第1の近距離無線通信部22によってファイルの送信を要求する旨の電波が受信されたことによってファイルを送信させる動作を開始し(ステップS21−3a)、受信された要求に応じて、第1の近距離無線通信部22を動作させ、第1の近距離無線通信部22による通信路を確立させ(ステップS21−3b)、ステップS21−1cの送信させるファイルの属性を送信させる動作に移り、以後の動作は、図6のフローチャートを参照して説明した近距離無線通信制御部21が制御部11からの指示に基づいてファイルを送信させる動作と同じである。
なお、ステップS21−3bの、通信路の確立動作の詳細は、図6を参照してステップS21−1bの動作説明で述べた通りであり、説明を省略する。また、この第1の近距離無線通信部22によってファイルの送信を要求する旨の電波が受信されたことによってファイルを送信させる動作に関し、送信されるファイルは、ステップS21−3bの通信路の確立の一環として、移動通信装置MS−Bから送信されたものである。
(第1の近距離無線通信部22によって受信された要求に基づくファイル受信)
近距離無線通信制御部21は、第1の近距離無線通信部22によって受信された要求に基づいて、移動通信装置MS−Bからファイルを送信させ、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23を動作させてそのファイルを受信させ、受信されたファイルを記憶部24に記憶させる。
図9は、近距離無線通信制御部21が第1の近距離無線通信部22によって受信された要求に基づいてファイルを受信させる動作のフローチャートを示す。ここで、図7のフローチャートを参照して説明した近距離無線通信制御部21が制御部11からの指示に基づいてファイルを受信させる動作と同じ動作ステップには、同じ符号を付して説明を省略する。
近距離無線通信制御部21は、第1の近距離無線通信部22によってファイルの受信を要求する旨の電波が受信されたことによってファイルを受信させる動作を開始し(ステップS21−4a)、受信された要求に応じて、第1の近距離無線通信部22を動作させ、第1の近距離無線通信部22による通信路を確立させる(ステップS21−4b)。
近距離無線通信制御部21は、ステップS21−2bの受信されるファイルの属性を受信させる動作に移り、以後の動作は、図7のフローチャートを参照して説明した近距離無線通信制御部21が制御部11からの指示に基づいてファイルを受信させる動作と同じである。なお、ステップS21−4bの通信路の確立の動作は、図8を参照して説明したステップS21−3bの通信路の確立の動作と同じであり説明を省略する。
また、この第1の近距離無線通信部22によってファイルの受信を要求する旨の電波が受信されたことによってファイルを受信させる動作に関し、受信されるファイルは、ステップS21−4bの通信路の確立の一環として、移動通信装置MS−Bから送信されたものである。
図10は、移動通信装置MS−Aと、移動通信装置MS−Bとの間で行なわれる通信のシーケンスの一例を示し、この一例は、移動通信装置MS−Aの近距離無線通信制御部21が、制御部11の指示に従って、ファイルを第2の近距離無線通信部23を介して移動通信装置MS−Bに送信させた例である。
そこで、図6に示す、近距離無線通信制御部21が制御部11からの指示に基づいてファイルを送信させる動作のフローチャート、及び、図9に示す、近距離無線通信制御部21が第1の近距離無線通信部22によって受信された要求に基づいてファイルを受信させる動作のフローチャートを参照して、通信のシーケンスを説明する。
移動通信装置MS−Aの近距離無線通信制御部21は、第1の近距離無線通信部22による通信の開始(T1)の後、移動通信装置MS−Bの第1の近距離無線通信部22から送信された、その通信開始への応答の受信(T2)によって、第1の近距離無線通信部22による通信路を確立する。T1及びT2のシーケンスは、図6のステップS21−1bの動作、及び、図9のステップS21−4bの動作に対応する。
その後、移動通信装置MS−Aの近距離無線通信制御部21は、ファイルを第2の近距離無線通信部23に送信させると判断し、第1の近距離無線通信部22による第2の近距離無線通信部23を起動させるメッセージの送信(T3)の後、移動通信装置MS−Bの第1の近距離無線通信部22からの第2の近距離無線通信部23が起動したとの応答の受信(T4)によって、第2の近距離無線通信部23による通信路を確立する。
T3及びT4のシーケンスは、図6のステップS21−1iの動作、及び、図9のステップS21−1iの動作に対応する。ここまでの、T1〜T4の通信は、第1の近距離無線通信部22によって行われる。
次に、移動通信装置MS−Aの近距離無線通信制御部21は、第2の近距離無線通信部23の通信の開始(T5)の後、移動通信装置MS−Bの第2の近距離無線通信部23から送信された、その通信開始への応答の受信(T6)を経て、第2の近距離無線通信部23にファイルの転送(T7)をさせる。T5〜T7のシーケンスは、図6のステップS21−1jの動作、及び、図9のステップS21−2eの動作に対応する。また、T5〜T7の通信は、第2の近距離無線通信部23によって行われる。
なお、第1の近距離無線通信部22によって行われたか、第2の近距離無線通信部23によって行われたかを問わず、近距離無線通信には、所定のプロトコルに従って、冗長情報の追加、通信誤りの検出及び訂正、訂正不可能な通信誤りが発生した際の情報の再送等が行われる。また、通信される情報には、暗号化が施されても良い。
暗号化に関し、以上説明したように、本発明が適用された通信装置間の近距離無線通信において、通信を行う2つの通信装置は、数センチメートル以内の距離に置かれ、所定の角度で相対する必要がある。そこで、通信の秘匿性は高く、高度な暗号化の必要性は低い。高度な暗号化を行わないことにより、通信装置の処理の高速化の効果と、その装置の消費電力の削減の効果が得られる。
以上の説明で、第1の近距離無線通信部22によって用いられるアンテナ22aと、第2の近距離無線通信部23によって用いられるアンテナ23aとは別のアンテナであるとしたが、これに限るものではない。1つのアンテナであって、近距離無線通信制御部21の制御に従って、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23のいずれか一方と接続され、共用されても良い。1つのアンテナによれば、第1の近距離無線通信部22及び第2の近距離無線通信部23のいずれの一方によって用いられても、指向性は同じ方向を向かせることが容易である。
以上の説明で、送受信されるファイルは、制御部11によってファイルの送受信を開始する側の移動通信装置によって決定されるとしたが、これに限るものではない。第1の近距離無線通信部22によって受信された要求に基づいてファイルを送受信させる側の移動通信装置によって決定されるとしても良い。また、ファイルを送信する側の移動通信装置によって決定されるとしても良い。更に、ファイルを受信する側の移動通信装置によって決定されるとしても良い。
送受信されるファイルを決定する移動通信装置の近距離無線通信制御部21は、通信相手方装置に記憶されたファイル一覧の送信を、通信相手方装置に要求し、その一覧を参照して送受信されるファイルを決定しても良い。この決定は、その一覧を表示部15に表示させた上で、入力装置16の所定のキー操作を伴うことにより、装置の使用者の選択に依存しても良い。これらのファイル一覧の送受信は、例えば、ステップS21−1b、ステップS21−3b及びステップS21−4bの第1の近距離無線通信部22の通信路の確立動作の一環として、又は、その確立終了後に行われる。
以上の説明で、通信装置間の近距離無線通信による通信の種類は、ファイルの送受信であるとしたが、それに限るものではない。例えば、映像コンテンツや、音声コンテンツのストリーミング再生用の送受信等であっても良い。
また、以上の説明は、本発明を移動通信装置に適用した例によって行ったが、本発明は、当然にあらゆる近距離無線通信を行う装置、例えば、パソコン、PDA等に適用することが可能である。特に、携帯型であって、電池に蓄えられた電力で動作する、即ち、消費電力の削減が強く求められる装置に適している。
以上の説明では、第1の近距離無線通信部22による通信及び第2の近距離無線通信部23による通信共、アンテナ22a及びアンテナ23aの指向性を向き合わせ、かつ、所定の距離、例えば、数センチメートル以内に置かれた2台の装置の間で可能としたが、この所定の距離は、当然に、本発明が適用される装置に依存して変更されて良い。
以上の説明では、第1の近距離無線通信部22はNFC方式の通信を行なうとしたが、NFC方式の通信に限るものではない。例えば、赤外線による通信を行う構成としても良い。この構成の場合、移動通信装置MS−Aは、アンテナ22aに代えて、発光部及び受光部を有する。赤外線の指向性は、アンテナ22aの指向性に準じる。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の実施形態に係る移動通信装置が含まれる通信システムの構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る移動通信装置の折畳みを開いた時の外観図。 本発明の実施形態に係る移動通信装置の折畳みを閉じた時の外観図。 本発明の実施形態に係る移動通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る電源部の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信制御部が制御部からの指示に基づいてファイルを送信させる動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信制御部が制御部からの指示に基づいてファイルを受信させる動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信制御部が第1の近距離無線通信部によって受信された要求に基づいてファイルを送信させる動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信制御部が第1の近距離無線通信部によって受信された要求に基づいてファイルを受信させる動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る近距離無線通信制御部によって2台の移動通信装置間で行なわれる通信のシーケンスの一例。
符号の説明
MS−A、MS−B 移動通信装置
NW 近距離無線通信網
MS1a 通信マーク
11 制御部
15 表示部
16 入力装置
21 近距離無線通信制御部
22 第1の近距離無線通信部
22a、23a アンテナ
23 第2の近距離無線通信部
31 電源部
31c 蓄電池
31d 電圧測定部

Claims (10)

  1. 所定の通信可能範囲内に位置する装置との間で通信する第1の近距離無線通信手段と、前記所定の通信可能範囲内に位置する装置との間で通信し、かつ、前記第1の近距離無線通信手段より通信速度が速く、かつ、前記第1の近距離無線通信手段より消費電力が大きい第2の近距離無線通信手段とを介して通信相手方装置と近距離無線通信を行う通信装置であって、
    前記第1の近距離無線通信手段を制御して前記通信相手方装置との間で通信をさせ、前記第2の近距離無線通信手段による前記通信相手方装置との通信に用いられる前記通信相手方装置を識別する情報及び自装置を識別する情報を前記通信相手方装置との間で交換させると共に、前記通信相手方装置との間の通信によって受信された前記通信相手方装置からの情報を参照してファイルを前記通信相手方装置との間で前記第2の近距離無線通信手段を介して送信又は受信することの可否を判断し、その送信又は受信が可と判断された場合、前記第2の近距離無線通信手段を制御して前記ファイルを前記通信相手方装置との間で送信又は受信させ、その送信又は受信が不可と判断された場合、前記ファイルを前記通信相手方装置との間で送信又は受信させない近距離無線通信制御手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 電池に蓄えられた電力によって動作し、
    前記電池に蓄えられた電力量を測定する電力量測定手段を更に有し、
    前記近距離無線通信制御手段は、(a)前記ファイルを受信しない旨の通知を前記通信相手方装置から前記第1の近距離無線通信手段を介して受信した場合、又は(b)前記電力量測定手段によって測定された電力量は、前記ファイルを前記第2の近距離無線通信手段を介して前記通信相手方装置へ送信するために必要な時間と、前記第2の近距離無線通信手段を単位時間送信動作させるために必要な電力量との積の電力量未満であると判断された場合、前記ファイルの送信を不可と判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 電池に蓄えられた電力によって動作し、
    前記電池に蓄えられた電力量を測定する電力量測定手段を更に有し、
    前記近距離無線通信制御手段は、(a)前記ファイルを送信しない旨の通知を前記通信相手方装置から前記第1の近距離無線通信手段を介して受信した場合、(b)前記電力量測定手段によって測定された電力量は、前記ファイルを前記第2の近距離無線通信手段を介して前記通信相手方装置から受信するために必要な時間と、前記第2の近距離無線通信手段を単位時間受信動作させるために必要な電力量との積の電力量未満であると判断された場合、(c)前記ファイルを記憶することが可能な記憶容量の空きがないと判断された場合、又は(d)前記ファイルはコンテンツファイルであり、そのファイルは、自装置によって再生不可能であると判断された場合、前記ファイルの受信を不可と判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 所定の通信可能範囲内に位置する装置との間で通信する第1の近距離無線通信手段と、前記所定の通信可能範囲内に位置する装置との間で通信し、かつ、前記第1の近距離無線通信手段より通信速度が速く、かつ、前記第1の近距離無線通信手段より消費電力が大きい第2の近距離無線通信手段とを介して通信相手方装置と近距離無線通信を行う通信装置であって、
    前記第1の近距離無線通信手段を制御して前記通信相手方装置との間で通信をさせ、前記第2の近距離無線通信手段による前記通信相手方装置との通信に用いられる前記通信相手方装置を識別する情報及び自装置を識別する情報を前記通信相手方装置との間で交換させると共に、前記通信相手方装置との間の通信によって受信された前記通信相手方装置からの情報を参照して、ファイルを前記通信相手方装置との間で送信又は受信する前に、及び/又は、そのファイルを前記通信相手方装置との間で送信中又は受信中に、そのファイルを前記通信相手方装置との間で送信又は受信するには、前記第1の近距離無線通信手段及び前記第2の近距離無線通信手段の中のいずれの近距離無線通信手段を介することが適切かを判断し、その適切と判断された近距離無線通信手段を介して前記ファイルを前記通信相手方装置との間で送信又は受信させる近距離無線通信制御手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  5. 電池に蓄えられた電力によって動作し、
    前記電池に蓄えられた電力量を測定する電力量測定手段を更に有し、
    前記近距離無線通信制御手段は、(a)前記ファイルを前記第1の近距離無線通信手段を介して受信する旨の通知を前記通信相手方装置から前記第1の近距離無線通信手段を介して受信した場合、又は(b)前記電力量測定手段によって測定された電力量は、前記ファイルを前記第2の近距離無線通信手段を介して前記通信相手方装置へ送信するために必要な時間と、前記第2の近距離無線通信手段を単位時間送信動作させるために必要な電力量との積の電力量未満であり、かつ、前記電力量測定手段によって測定された電力量は、前記ファイルを前記第1の近距離無線通信手段を介して前記通信相手方装置へ送信するために必要な時間と、前記第1の近距離無線通信手段を単位時間送信動作させるために必要な電力量との積の電力量以上であると判断された場合、前記ファイルを前記第1の近距離無線通信手段を介して送信させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 電池に蓄えられた電力によって動作し、
    前記電池に蓄えられた電力量を測定する電力量測定手段を更に有し、
    前記近距離無線通信制御手段は、(a)前記ファイルを前記第1の近距離無線通信手段を介して送信する旨の通知を前記通信相手方装置から前記第1の近距離無線通信手段を介して受信した場合、又は(b)前記電力量測定手段によって測定された電力量は、前記ファイルを前記第2の近距離無線通信手段を介して前記通信相手方装置から受信するために必要な時間と、前記第2の近距離無線通信手段を単位時間受信動作させるために必要な電力量との積の電力量未満であり、かつ、前記電力量測定手段によって測定された電力量は、前記ファイルを前記第1の近距離無線通信手段を介して前記通信相手方装置から受信するために必要な時間と、前記第1の近距離無線通信手段を単位時間受信動作させるために必要な電力量との積の電力量以上であると判断された場合、前記ファイルを前記第1の近距離無線通信手段を介して受信させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記第1の近距離無線通信手段が電波の送受信に用いるアンテナと、前記第2の近距離無線通信手段が電波の送受信に用いるアンテナとは、同じ方向への指向性を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の通信装置。
  8. 前記第1の近距離無線通信手段と、前記第2の近距離無線通信手段とは、1つのアンテナを電波の送受信に共用する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の通信装置。
  9. 前記第1の近距離無線通信手段が電波の送受信に用いるアンテナと、前記第2の近距離無線通信手段が電波の送受信に用いるアンテナとは、接近して配置される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の通信装置。
  10. 前記第1の近距離無線通信手段は、NFC(Near Field Communication)方式による通信を行い、
    前記第2の近距離無線通信手段は、UWB(Ultra Wide Band)方式による通信を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の通信装置。
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