JP2012100171A - 通信装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】
通信装置の通信状態に適した通信パラメータ・セットを簡単な操作で設定できるようにする技術を提供する。
【解決手段】
通信装置は、通信装置が基地局として構築するネットワークに接続するための第1の通信パラメータ・セットと、他の基地局により構築されたネットワークに接続するための第2の通信パラメータ・セットとを格納し、他の通信装置が通信パラメータ・セットを要求する要求信号を検出すると、通信装置の通信状態に応じた通信パラメータ・セットを通信パラメータ・セットの要求元に提供するための処理を実行する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信装置、その制御方法及びプログラムに関する。
基地局(以下、アクセスポイント又はAPと呼ぶ)と、端末局(以下、ステーション又はSTAと呼ぶ)との間で通信を行なう場合には、例えば、ネットワーク名、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線パラメータ(無線パラメータ・セット)を設定する必要がある。より具体的に説明すると、無線パラメータ・セットは、SSIDと呼ばれるネットワーク名、暗号化なし/WEP/TKIP/AESなどの暗号方式、暗号化時に用いる暗号鍵、WPA-PSK/WPA-EAPなどの認証方式、認証時に用いる認証鍵等からなる。
このような無線パラメータ・セットの設定は、技術的な要素が強く、一般ユーザにとっては困難な作業であるといえる。そこで、WPS(Wi-Fi Protected Service)が知られている。この技術を利用すれば、ユーザは、例えば、1回のボタン操作や、暗証番号の入力により、上述した無線パラメータ・セットの設定を容易に行なえる。
このような技術に関連して、特許文献1には、無線パラメータ・セットを各通信装置に設定する技術について言及されている。この技術では、第1の通信装置は、アドホック通信用のパラメータ・セットを用いて生成した無線ネットワークを介して、インフラストラクチャ通信用のパラメータ・セットを第2の通信装置に(アドホック通信で)送信する。第2の通信装置は、当該受信したパラメータ・セットを用いて通信設定を行なう。これにより、両装置は、インフラストラクチャ通信用のパラメータ・セットを利用して同一の無線ネットワークに接続し通信を行なうことができる。
特開2003−163668号公報
図7(a)及び図7(b)に示すように、複数のAP112a〜112cと、アクセスポイントモード(APモード)とステーションモード(STAモード)との両方の機能を持つPC100と、STA(プリンタ110)とが設けられる構成について考えてみる。なお、PC100は、WPSなどを用いて、AP112a〜112c各々が生成した無線パラメータを取得しているものとする。
図7(a)に示す構成においては、PC100は、いずれかのAP(この場合、AP112b)にSTAモードで接続中である。このような状況において、PC100からの印刷をプリンタ110で実行できるようにする場合について考えてみる。この場合、PC100からの印刷をプリンタ110で実行するには、AP112bにプリンタ110が接続されることが所望される。
従来、PC100がいずれのAP112a〜112cに接続されているかは、ユーザ自身で調べる必要があった。PC100と接続中のAPが判明した後、ユーザは、WPSなどを用いて、PC100に接続中のAP112とプリンタ110との間で無線パラメータを設定する必要があった。また、プリンタ110がAP112の情報を既に保持していたとしても、ユーザは、複数のAP112からPC100が接続されているAPを探し、プリンタ110の設定を行なわなければ、PC100からの印刷をプリンタ110で実行できなかった。すなわち、このような煩雑な操作を経た後、ユーザは、PC100からの印刷をプリンタ110で実行できることとなっていた。
また、図7(b)に示す構成においては、PC100が、いずれのAP112a〜112cに対してもSTAモードで接続されていない。このような状況において、PC100からの印刷をプリンタ110で実行できるようにする場合について考えてみる。この場合、PC100からの印刷をプリンタ110で実行するには、ユーザは、WPSなどを用いて、PC100とプリンタ110との間で無線パラメータを設定する必要がある。この場合にも上記同様に、ユーザが、通信相手を探すとともに、印刷の設定を行なう必要があった。
また、上述した特許文献1では、無線パラメータ・セットを自動的に他の通信装置に通知する技術について言及されていた。しかし、この技術では、無線パラメータ・セットが複数ある場合に、いずれの無線パラメータ・セットを通知かについては考慮されていない。
このように従来の技術では、無線ネットワークが複数存在する状況において無線パラメータの設定を行なう場合、ユーザは、無線ネットワークの数に応じた回数分、無線パラメータの設定操作を行なう必要があり、非常に手間がかかっていた。
また、通信相手が複数の無線ネットワークへの接続をサポートしている状況において、当該通信相手と確実に通信を行える無線ネットワークを選択するには、ユーザが接続先を調査する必要があった。また、無線パラメータ以外の通信パラメータを設定する必要がある場合、ユーザは、そのパラメータをも設定しなければならず非常に煩雑である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、通信装置の通信状態に適した通信パラメータ・セットを簡単な操作で設定できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、通信装置であって、前記通信装置が基地局として構築するネットワークに接続するための第1の通信パラメータ・セットと、他の基地局により構築されたネットワークに接続するための第2の通信パラメータ・セットとを格納する格納手段と、他の通信装置が通信パラメータ・セットを要求する要求信号を検出する検出手段と、前記検出手段により前記要求信号が検出されると、前記通信装置の通信状態に応じた通信パラメータ・セットを前記通信パラメータ・セットの要求元に提供するための処理を実行する提供手段とを具備する。
本発明によれば、通信装置の通信状態に適した通信パラメータ・セットを簡単な操作で設定できる。
本発明の一実施の形態に係わる通信システムの全体構成の一例を示す図。 図1に示すPC10における機能的な構成の一例を示す図。 図1に示す通信システムにおける処理の一例を示すシーケンスチャート。 図1に示す通信システムにおける処理の一例を示すシーケンスチャート。 図1に示す通信システムにおける処理の一例を示すシーケンスチャート。 図1に示すPC10における処理の流れの一例を示すフローチャート。 従来技術の一例を示す図。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係わる通信システムの全体構成の一例を示す図である。
通信システムには、PC(パーソナルコンピュータである情報処理装置)10と、プリンタ11と、複数のAP(アクセスポイント)12a〜12cとが設けられる。複数のAP12(12a〜12c)は、アクセスポイント(AP、基地局)として機能する通信装置であり、プリンタ11は、ステーション(STA、子局)として機能する通信装置である。なお、これら各装置は、WPS(Wi-Fi Protected Service)に準拠した通信を行なう。WPSは、無線パラメータ設定処理(又は無線パラメータ共有処理)であり、APは、WPSに準拠した通信により、STAに無線パラメータ・セットを提供する。STAは、APから無線パラメータ・セットの提供を受け、APから無線パラメータ・セットを受信する。従って、AP及びSTAは、WPSに準拠した通信により、互いに同じ無線パラメータ・セットを共有し、この無線パラメータ・セットを互いに設定し、当該設定した無線パラメータ・セットを用いた無線通信を行なえる。無線パラメータ・セットを用いた無線通信では、認証処理を行なった後、設定した無線パラメータ・セットを用いた暗号通信が行なえる。本実施形態に係わる無線パラメータ・セットとしては、ネットワーク名としてのSSID(Service Set Identifier)、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線通信を行なうために必要な通信パラメータが挙げられる。また、暗号方式としては、暗号化なし/WEP/TKIP/AESなどがあり、認証方式としては、WPA-PSK/WPA-EAPなどの認証方式などがある。
PC10は、アクセスポイントとステーションとの両方の機能を有するDualモード端末として機能する。PC10は、第1の通信モード(アクセスポイントモード(APモード))では、自装置がAPとなり通信を行なう。また、PC10は、第2の通信モード(ステーションモード(STAモード))では、AP12に接続して通信を行なう。
ここで、PC10は、自装置が構築したネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Ps)を保持する。また、PC10は、AP12a〜12c各々により構築されたネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Pa1、Pa2、Pa3)を既に取得しているものとする。なお、無線パラメータ・セット(Pa1、Pa2、Pa3)の取得は、WPSなどの無線パラメータ設定処理を用いて行なわれる。
以上が、本実施形態に係わる通信システムの構成の一例についての説明である。なお、上述した説明では、Dualモード端末がPC10であり、STAがプリンタ11である場合を例に挙げて説明したが、勿論、これに限られない。例えば、プリンタやその他の通信装置がDualモード端末であっても良いし、PCやその他の通信装置がSTAであっても良い。
次に、図2を用いて、図1に示すPC10における機能的な構成の一例について説明する。
PC10は、その機能的な構成として、CPU21と、メモリ22と、設定指示検出部23と、通信状態判定部24と、設定処理部25と、無線パラメータ格納部26と、通信制御部27と、無線通信部28とを具備して構成される。
CPU(Central Processing Unit)21は、PC10の動作を統括制御する。メモリ22は、例えば、(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等で実現され、CPU21のワーク領域として使用されたり、CPU21により実行される制御プログラムを格納したりする。なお、設定指示検出部23、通信状態判定部24、通信制御部27の一部又はその全てが、CPU21による機能として実現されても構わない。
設定指示検出部23は、無線パラメータ設定処理の開始指示を検出する。無線パラメータ設定処理の開始指示は、例えば、ユーザからの入力手段(不図示の無線パラメータ設定ボタン)を介した操作に基づいて検出される。
通信状態判定部24は、PC10における通信状態を判定する。より具体的には、AP12に接続中であるかや、APモード又はSTAモードのいずれで動作中であるかの判定を行なう。
設定処理部25は、無線通信部28や通信制御部27を介して、他の装置(例えば、AP12)との間で無線パラメータ設定処理を行なう。この設定処理は、通信状態判定部24による判定結果に基づいて行なわれる。より具体的には、PC10(自装置)の通信状態に基づいて無線パラメータ格納部26に格納されたいずれかの無線パラメータ・セットを選択し、当該パラメータ・セットを他の装置に提供する。無線パラメータ設定処理は、例えば、WPS等の所定のプロトコルを実行することにより行なわれる。
無線パラメータ格納部26は、無線パラメータ・セットを複数格納する。例えば、PC10が構築したネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(第1の通信パラメータ・セット)や、他の装置により構築されたネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(第2の通信パラメータ・セット)が格納される。
無線通信部28は、無線通信を実現する通信インターフェースである。通信制御部27は、他の装置との間における各種パケットの送受信を制御する。以上が、PC10における機能的な構成の一例についての説明である。なお、プリンタ11やAP12a〜12cにおける機能構成においても、図2に示すようなコンピュータが内蔵されている。プリンタ11の設定処理部においては、無線パラメータの提供を受けて受信する機能を有する。
次に、図3〜5を用いて、図1に示す通信システムにおける処理を示すシーケンスチャートについて説明する。ここでは、図1に示す通信システムにおける動作として、3通り例を挙げて説明する。なお、図3〜図5の説明では、PC10の無線パラメータ格納部26においては、PC10がAPモード時の無線パラメータ・セット(Ps)と、AP12a〜12cの無線パラメータセット(Pa1、Pa2、Pa3)とが既に格納されているものとして説明する。
まず、図3を用いて、第1の動作処理について説明する。ここで、PC10は、AP12bと通信中(接続中)である(S101)。このとき、ユーザが、プリンタ11及びPC10における無線パラメータ設定ボタンをそれぞれ押下したとする(S102及びS103)。すると、設定指示検出部23は、無線パラメータ設定指示を検出する。
また、PC10は、無線パラメータ設定ボタンの押下に伴ってプリンタ11から無線パラメータの提供を要求する要求信号を無線通信部28を介して受信する(S104)。なお、無線パラメータ設定ボタンの押下の検出(S103)及び無線パラメータ設定要求の受信(S104)は、いずれが先に行なわれても良い。
無線パラメータの要求信号を受信すると、PC10は、プリンタ11との間で無線パラメータ設定処理を実施する。無線パラメータ設定処理では、PC10は、まず、通信状態判定部24において、現在実行中の通信モードを判定したり、接続中のAP12がいずれであるか等を判定したりする。この場合、通信状態判定部24は、STAモードでAP12bと接続中である旨の判定を行なう(S105)。
この判定結果を受けたPC10は、設定処理部25において、現在接続中であるAP12bと接続するための無線パラメータ・セット(Pa2)を無線パラメータ格納部26から選択し取得する(S106)。そして、当該無線パラメータ・セット(Pa2)を含む送信パケットを生成し、それを無線通信部28を介してプリンタ11に送信して提供する(S107)。
PC10から無線パラメータ・セット(Pa2)を取得したプリンタ11は、当該無線パラメータ・セット(Pa2)を用いて、AP12bにより構築されたネットワークに対して接続処理を実施する(S108)。そして、この接続処理が完了すると、プリンタ11及びAP12b間において通信処理が開始される(S109)。
このように図3に示す第1の動作処理によれば、ユーザは、簡単な操作(ボタン一つの操作)でPC10の接続先となるAP12bにプリンタ11を接続させられる。これにより、プリンタ11の接続に際して、ユーザは、PC10の接続先を把握せずに、所望のAPにプリンタ11を自動的に接続させることができる。
なお、図3に示す第1の動作処理では、PC10がAP12bに接続中である場合を例に挙げて説明したが、PC10がAP12aに接続中であれば、AP12aに対応する無線パラメータ・セット(Pa1)をプリンタ11側に通知することになる。
次に、図4を用いて、第2の動作処理について説明する。第2の動作処理においては、AP12bにより構築されるネットワークにおける通信が暗号化設定されている場合について説明する。なお、S201〜S204までの処理は、図3で説明したS101〜S104までの処理と同様となるため、ここでは、S205以降の処理について説明する。
無線パラメータの要求信号を受信すると、PC10は、プリンタ11との間で無線パラメータ設定処理を実施する。無線パラメータ設定処理では、PC10は、まず、通信状態判定部24において、自装置の通信状態を判定する。この場合、通信状態判定部24においては、AP12bに接続中である旨の判定を行なう(S205)。
続いて、PC10は、設定処理部25において、S205の判定結果を受けて、AP112bに対応する無線パラメータ・セット(Pa2)を無線パラメータ格納部26から取得する。そして、通信状態判定部24において、当該無線パラメータ・セット(Pa2)を参照し、AP12bにより構築されたネットワークが暗号化通信を行なう設定になっているか否かの判定を行なう。つまり、AP12bとPC10との間で、暗号化通信を行なう設定になっているか否かを判定する。
通信状態の判定の結果、暗号化通信を行なう設定になっていれば、PC10は、設定処理部25において、自装置の無線パラメータ・セット(Ps)を無線パラメータ格納部26から選択し取得する(S206)。すなわち、AP12bにより構築されるネットワークにおける通信が暗号化設定されているため、AP12bの無線パラメータ・セットではなく、自装置がAPモードで機能して構築するネットワークに接続するための無線パラメータ・セットを選択する。これは、セキュリティのかかっているネットワーク情報をむやみに流出させないためである。
その後、PC10は、設定処理部25において、当該無線パラメータ・セット(Ps)を含む送信パケットを生成し、それを無線通信部28を介してプリンタ11に送信して提供する(S207)。
PC10から無線パラメータ・セット(Ps)を取得したプリンタ11は、当該無線パラメータ・セット(Ps)を用いて、PC10により構築されたネットワークに対して接続処理を実施する(S208)。そして、この接続処理が完了すると、プリンタ11及びPC10間において通信処理が開始される(S209)。
また、通信状態判定部24による通信状態の判定の結果、暗号化通信を行なう設定になっていない場合について説明する。この場合、PC10は、設定処理部25において、現在接続中であるAP12bと接続するための無線パラメータ・セット(Pa2)を無線パラメータ格納部26から選択し取得する。そして、当該無線パラメータ・セット(Pa2)を含む送信パケットを生成し、それを無線通信部28を介してプリンタ11に送信して提供する。
PC10から無線パラメータ・セット(Pa2)を取得したプリンタ11は、当該無線パラメータ・セット(Pa2)を用いて、AP12bにより構築されたネットワークに対して接続処理を実施する。そして、この接続処理が完了すると、プリンタ11及びAP12b間において通信処理が開始される。
このように図4に示す第2の動作処理によれば、セキュリティをも考慮した最適なネットワークがプリンタ11の接続先として選択される。この場合にも、図3に示す第1の動作処理時と同様に、ユーザは、簡単な操作(ボタン一つの操作)でプリンタ11を最適なネットワークに接続させることができる。
次に、図5を用いて、第3の動作処理について説明する。第3の動作処理においては、PC10がいずれのAP12にも接続されていない場合について説明する。すなわち、PC10が、STAモードで動作していない場合について説明する。
まず、ユーザが、プリンタ11及びPC10における無線パラメータ設定ボタンをそれぞれ押下したとする(S301及びS302)。すると、PC10は、設定指示検出部23において、無線パラメータ設定指示を検出する。
また、PC10は、無線パラメータ設定ボタンの押下に伴ってプリンタ11から無線パラメータを要求する要求信号を無線通信部28を介して受信する(S303)。すると、PC10は、プリンタ11との間で無線パラメータ設定処理を実施する。無線パラメータ設定処理では、PC10は、まず、通信状態判定部24において、自装置の通信状態を判定する。ここで、通信状態判定部24においては、PC10がいずれのAP12にも接続されていない旨の判定を行なう(S304)。
判定の結果、PC10は、設定処理部25において、自装置がAPモードで機能して構築するネットワークに接続するための無線パラメータ・セット(Ps)を無線パラメータ格納部26から選択し取得する(S305)。そして、当該無線パラメータ・セット(Ps)を含む送信パケットを生成し、それを無線通信部28を介してプリンタ11に送信して提供する(S306)。
PC10から無線パラメータ・セット(Ps)を取得したプリンタ11は、当該無線パラメータ・セット(Ps)を用いて、PC10により構築されたネットワークに対して接続処理を実施する(S307)。そして、この接続処理が完了すると、プリンタ11及びPC10間において通信処理が開始される(S308)。
このように図5に示す第3の動作処理によれば、図3に示す第1の動作処理時と同様に、ユーザは、簡単な操作(ボタン一つの操作)でプリンタ11を最適なネットワークに接続させることができる。
次に、図6を用いて、図1に示すPC10が第2の動作処理を行なう場合の処理の流れの一例を示すフローチャートについて説明する。
この処理は、PC10が、設定指示検出部23において、無線パラメータ・セットの設定指示を検出すると開始する(S401でYES)。上述した通り、この指示は、例えば、ユーザによる無線パラメータ設定ボタンの押下に基づいて検出される。
ここで、PC10は、他の装置からの無線パラメータの要求信号を無線通信部28を介して受信するまで待機する(S402でNO)。なお、無線パラメータ設定ボタンの押下から所定時間内に無線パラメータ設定要求を受信しなければ、この処理を終了するようにしても良い。
他の装置からの無線パラメータの要求信号を受信すると(S402でYES)、PC10は、当該無線パラメータの要求元の装置との間で無線パラメータ設定処理を実施する。なお、上述した通り、S401及びS402の処理の順序は特に問わず、S401の処理よりも先にS402の処理が実施されても良い。
無線パラメータ設定処理が開始すると、PC10は、まず、通信状態判定部24において、STAモードで他の装置(すなわち、AP)に接続中であるか否かの判定を行なう。判定の結果、いずれのAPとも接続中でなければ(S403でNO)、PC10は、設定処理部25において、PC10により構築されたネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Ps)を無線パラメータ格納部26から選択する。そして、当該パラメータ・セット(Ps)を当該無線パラメータの要求元の装置に送信した後(S404)、この処理を終了する。
また、S403の判定の結果、接続中のAPがあれば(S403でYES)、PC10は、設定処理部25において、接続中のAPの無線パラメータ・セットが暗号化通信を行なう設定になっているか否かの判定を行なう(S405)。
判定の結果、暗号化通信を行なう設定であれば(S406でYES)、PC10は、設定処理部25において、PC10により構築されたネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Ps)を無線パラメータ格納部26から選択する。そして、当該パラメータ・セット(Ps)を当該無線パラメータの要求元の装置に送信した後(S404)、この処理を終了する。
一方、暗号化通信を行なう設定でなければ(S406でNO)、PC10は、設定処理部25において、接続中のAPにより構築されたネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Pax)を無線パラメータ格納部26から選択する。そして、当該パラメータ・セット(Pax)を当該無線パラメータの要求元の装置に送信した後(S407)、この処理を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、無線パラメータ設定処理に際して、自装置の通信状態に基づいて複数の無線パラメータ・セットの中からいずれかを選択し、当該無線パラメータ・セットを相手先の装置に通知する。これにより、例えば、プリンタ11の接続に際して、ユーザは、PC10の接続先を把握せずに、所望のAPにプリンタ11を自動的に接続させることができる。
なお、上述した通り、無線パラメータ設定処理は、例えば、WPSの機能を用いて行なわれる。一般に、WPSでは、PC10により構築されるネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Ps)が設定されることになる。これに対して、本実施形態においては、PC10がAPに接続中であれば(且つ暗号化設定なし)、PC10の接続先の装置により構築されるネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Pax)を設定する。
ここで、図6に示すS405及びS406の処理をなくし、APに接続中であるか否かに応じて、第1の動作処理と第3の動作処理とを選択的に実行しても良い。すなわち、無線パラメータ設定処理が開始すると、PC10は、まず、通信状態判定部24において、STAモードで他の装置(すなわち、AP)に接続中であるか否かの判定を行なう。判定の結果、いずれのAPとも接続中でなければ(S403でNO)、PC10は、設定処理部25において、PC10により構築されたネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Ps)を無線パラメータ格納部26から選択する。そして、当該パラメータ・セット(Ps)を当該無線パラメータの要求元の装置に送信した後(S404)、この処理を終了する。一方、S403の判定の結果、接続中のAPがあれば(S403でYES)、PC10は、設定処理部25において、接続中のAPにより構築されたネットワークへの接続に必要な無線パラメータ・セット(Pax)を無線パラメータ格納部26から選択する。そして、当該パラメータ・セット(Pax)を当該無線パラメータの要求元の装置に送信した後(S407)、この処理を終了する。
このようにすれば、PC10は、PC10がAPに接続中であれば、無線パラメータ・セットの通知先の装置を、接続中のAPに接続させることができ、APに接続中でなければ、自装置が構築したネットワークに接続させることができる。
以上が本発明の代表的な実施形態の例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、図3に示す第1の動作処理においては、接続中のAPに対応する無線パラメータ・セットのみを相手先の装置(無線パラメータ要求元の装置)に通知していたが、これに限られない。例えば、PC10がSTAモードとして動作した場合に接続先となる可能性のある全てのAPに対応する無線パラメータ・セット(例えば、Pa1、Pa2、Pa3)を相手先の装置に通知するようにしても良い。この場合、例えば、自装置の無線パラメータ・セットと、他の装置の無線パラメータ・セットとを識別可能な情報を付加して相手先の装置に通知するようにし、プリンタ11側でPC10の接続先を判定することになる。
また、上述した説明においては、PC10がAPと接続中でない場合、PC10が自装置の無線パラメータ・セットを設定対象として選択し、自装置の無線パラメータ・セットのみを相手先の装置に通知していたが、これに限られない。例えば、自装置の無線パラメータ・セットとともに、PC10がSTAモードとして動作した場合に接続先となる可能性のある全てのAPに対応する無線パラメータ・セット(例えば、Pa1、Pa2、Pa3)を相手先の装置に通知するようにしても良い。この場合、例えば、自装置の無線パラメータ・セットと、他の装置の無線パラメータ・セットとを識別可能な情報を付加して相手先の装置に通知するようにし、プリンタ11側でPC10の接続先を判定することになる。
また、上述した説明においては、PC10に無線通信部28が備えられていたが、無線通信部28は、PC10と接続する外付けの無線装置(無線カード等)であっても良い。この場合、PC10は、相手に提供する無線パラメータ・セットを選択し、当該選択した無線パラメータ・セットを無線装置に通知すれば良い。無線装置は、通知された無線パラメータ・セットを、無線パラメータ・セットの要求元に通知する。このようにしても、プリンタ11の接続に際して、ユーザは、PC10の接続先を把握せずに、所望のAPにプリンタ11を自動的に接続させることができる。
また、上述した説明においては、PCとプリンタとを例に挙げて説明したが、デジタルカメラ、PDA、携帯電話、ビデオカメラ等の装置であっても構わない。また、上述した説明においては、通信パラメータ・セットの一例として、無線パラメータ・セットを例に挙げて説明したが、無線パラメータ以外のパラメータが含まれていても良い。例えば、APが有線LANに接続する場合には、有線LANを経由して有線通信するための通信パラメータなどが含まれていても良い。
以上のように、上述した情報処理装置は、通信パラメータが要求されると、自装置の通信状態に応じた通信パラメータを要求元に提供するための処理を行なう。例えば、自装置の通信状態が基地局に接続中であれば、基地局により構築されたネットワークに接続するための通信パラメータを要求元に提供するための処理を行なう。一方、自装置が基地局に接続中でなければ、自装置が構築するネットワークに接続するための通信パラメータを要求元に提供するための処理を行なう。
別の例によれば、自装置の通信状態が、基地局に接続中であり、かつ、基地局と暗号化通信する設定でなければ、基地局により構築されたネットワークに接続するための通信パラメータを要求元に提供するための処理を行なう。一方、自装置が基地局に接続中でない、または、接続中であっても暗号通信しない設定であれば、自装置が構築するネットワークに接続するための通信パラメータを要求元に提供するための処理を行なう。通信パラメータを要求元に提供するための処理としては、自装置が要求元に提供しても、自装置に接続する他の装置に提供させても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (6)

  1. 通信装置であって、
    前記通信装置が基地局として構築するネットワークに接続するための第1の通信パラメータ・セットと、他の基地局により構築されたネットワークに接続するための第2の通信パラメータ・セットとを格納する格納手段と、
    他の通信装置が通信パラメータ・セットを要求する要求信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記要求信号が検出されると、前記通信装置の通信状態に応じた通信パラメータ・セットを前記通信パラメータ・セットの要求元に提供するための処理を実行する提供手段と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 前記提供手段は、
    前記通信装置が基地局に接続中であれば、前記第2の通信パラメータ・セットを要求元に提供するための処理を実行し、前記通信装置が基地局に接続中でなければ、前記第1の通信パラメータ・セットを要求元に提供するための処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記提供手段は、
    前記通信装置が基地局に接続中であり、かつ、該基地局と暗号化通信する設定でなければ、前記第2の通信パラメータ・セットを要求元に提供するための処理を実行し、前記通信装置が基地局に接続中でなければ、前記第1の通信パラメータ・セットを要求元に提供するための処理を実行し、前記通信装置が基地局に接続中であり、かつ、該基地局と暗号通信しない設定であれば、前記第1の通信パラメータ・セットを要求元に提供するための処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記提供手段は、
    前記通信装置が基地局に接続中でない場合、前記第1の通信パラメータ・セットと前記第2の通信パラメータ・セットとを選択するとともに、当該第1の通信パラメータ・セットと当該第2の通信パラメータ・セットとを識別可能な情報を付加して要求元に提供するための処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 基地局として構築するネットワークに接続するための第1の通信パラメータ・セットと、他の基地局により構築されたネットワークに接続するための第2の通信パラメータ・セットとを格納する通信装置の制御方法であって、
    検出手段が、他の通信装置が通信パラメータ・セットを要求する要求信号を検出する検出工程と、
    提供手段が、前記検出工程において前記要求信号が検出されると、前記通信装置の通信状態に応じた通信パラメータ・セットを前記通信パラメータ・セットの要求元に提供するための処理を実行する提供工程と
    を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  6. 基地局として構築するネットワークに接続するための第1の通信パラメータ・セットと、他の基地局により構築されたネットワークに接続するための第2の通信パラメータ・セットとを格納する通信装置に内蔵されたコンピュータを、
    他の通信装置が通信パラメータ・セットを要求する要求信号を検出する検出手段、
    前記検出手段により前記要求信号が検出されると、前記通信装置の通信状態に応じた通信パラメータ・セットを前記通信パラメータ・セットの要求元に提供するための処理を行う提供手段
    として機能させるためのプログラム。
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