JP2017208865A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
Description
Communicationの略)方式に従った無線通信)に従って、無線設定の通信を実行する。上記の無線設定は、NFC方式とは異なる通信方式(例えばIEEE802.11a、802.11b)に従った無線通信を実行するための設定である。これにより、2台の通信装置は、無線設定に従った無線通信を実行可能になる。
装置は、特定処理を実行せずに、第2種のインターフェイスを利用して、比較的に速い通信速度で、携帯端末と、目的データの通信を実行することができる。この構成によれば、通信装置は、通信装置の現在の状態に応じて特定処理を実行するのか否かを決定することができるため、携帯端末と通信を適切に実行し得る。
、携帯端末が、第1の無線ネットワークに参加することを抑制することができる。
された後に、第2の無線ネットワークに、外部装置が現在属していない場合に、通信装置のモードを、第1のモードから第2のモードに変更してもよい。この構成によれば、通信装置と携帯端末との間の目的データの通信後に、第2の無線ネットワークに、外部装置が属している場合に、通信装置が、第2の無線ネットワークから離脱することを抑制することができる。一方、通信装置と携帯端末との間の目的データの通信後に、第2の無線ネットワークに、外部装置が属していない場合に、通信装置のモードを、第1のモードから第2のモードに、適切に変更することができる。
(通信システムの構成)
図1に示すように、通信システム2は、多機能機(以下では「MFP」(Multi-Function Peripheralの略)と呼ぶ)10と、携帯端末50と、アクセスポイント(以下では「
AP」と呼ぶ)6と、PC8と、を備える。MFP10と携帯端末50とは、近距離無線通信を実行可能である。近距離無線通信は、NFC方式に従った無線通信である。本実施例では、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づいて、NFC方式に従った無線通信が実行される。
2.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば802.11a,11b,11g,11n等)に基づいて、無線通信が実行される。NFC方式とWFDの方式(以下では「WFD方式」と呼ぶ)とは、無線通信方式(即ち無線通信の規格)が異なる。また、WFD方式に従った無線通信の通信速度は、NFC方式に従った無線通信の通信速度と比較して速い。
WFDは、Wi−Fi Allianceによって策定された規格である。WFDは、Wi−Fi Allianceによって作成された「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている。
器のことを「WFD対応機器」と呼ぶ。WFDの規格では、WFD対応機器の状態として、Group Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)、クライアント状態、及び、デバイス状態の3つの状態が定義されている。WFD対応機器は、上記の3つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。
MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、無線LANインターフェイス(以下では、インターフェイスを「I/F」と呼ぶ)2
0と、NFCI/F22と、制御部30と、を備える。操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。さらに、無線LANI/F20を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば、2.4GHz帯、5.0GHz帯)は、NFCI/F22を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば、13.56MHz帯)とは異なる。また、MFP10と携帯端末50との距離がおよそ10cm以下である場合に、制御部30は、NFCI/F22を介して、携帯端末50とNFC方式に従った無線通信を実行可能である。一方において、MFP10と携帯端末50との距離が、10cm以下である場合でも、10cm以上である場合(例えば、最大で約100m)でも、制御部30は、無線LANI/F20を介して、WFD方式に従った無線通信、及び、通常Wi−Fiに従った無線通信を、携帯端末50と実行可能である。即ち、MFP10が、無線LANI/F20を介して、通信先の機器(例えば携帯端末50)と無線通信を実行可能な最大の距離は、MFP10が、NFCI/F22を介して、通信先の機器と無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい。
携帯端末50は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、
タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等である。携帯端末50は、無線LANI/F(即ちWFD及び通常Wi−Fi用のインターフェイス)とNFCI/Fとの2個の無線インターフェイスを備える。従って、携帯端末50は、無線LANI/Fを利用して、MFP10と無線通信を実行可能であると共に、NFCI/Fを利用して、MFP10と無線通信を実行可能である。携帯端末50は、MFP10に機能(例えば印刷機能、スキャン機能等)を実行させるためのアプリケーションプログラムを備える。なお、アプリケーションプログラムは、例えば、MFP10のベンダによって提供されるサーバから携帯端末50にインストールされてもよいし、MFP10と共に出荷されるメディアから携帯端末50にインストールされてもよい。
PC8は、無線LANI/F(即ちWFD及び通常Wi−Fi用のインターフェイス)を備えるが、NFCI/Fを備えていない。従って、PC8は、無線LANI/Fを利用して、MFP10と通信を実行可能であるが、NFC方式に従った無線通信を実行不可能である。PC8は、MFP10に処理(例えば印刷処理、スキャン処理等)を実行させるためのドライバプログラムを備える。なお、ドライバプログラムは、通常、MFP10と共に出荷されるメディアからPC8にインストールされる。ただし、変形例では、ドライバプログラムは、MFP10のベンダによって提供されるサーバからPC8にインストールされてもよい。
AP6は、WFDのG/O状態の機器ではなく、無線アクセスポイント又は無線LANルータと呼ばれる通常のアクセスポイントである。AP6は、複数個の機器と通常Wi−Fi接続を確立することができる。これにより、AP6と複数個の機器とを含む通常Wi−Fiネットワークが構築される。AP6は、通常Wi−Fiネットワークに属している複数個の機器のうちの1個の機器からデータを受信して、複数個の機器のうちの他の1個の機器に当該データを送信する。即ち、AP6は、通常Wi−Fiネットワークに属する一対の機器の間の通信を中継する。
図2を参照して、MFP10が実行する通信処理について説明する。制御部30は、MFP10が電源ONにされると、通信処理を実行する。S2では、受信部40は、NFC方式に従った無線通信を実行することによって、NFC情報を受信することを監視している。なお、受信部40は、NFCI/F22を介して、NFC情報を受信する。具体的には、受信部40は、MFP10と携帯端末50との間にNFC通信セッションが確立され
ることを監視している。受信部40は、MFP10が電源ONにされている間、NFCI/F22に、NFC方式に従った無線通信を実行可能なデバイスを検出するための電波を発信させている。
が、同一のAPにより構築される同一の無線ネットワークに属しているのか否かを判断できる。より具体的に説明すると、1個のAPが、複数個のSSIDを利用することにより、複数個の無線ネットワークを構築する場合がある。そのため、BSSIDが一致し、SSIDが一致しない場合には、MFP10と携帯端末50とが、同一のAPにより構築されている異なる無線ネットワークに属している虞がある。本実施例では、SSIDとBSSIDとの双方について一致しているのか否かを判断することにより、より確実にMFP10と携帯端末50とが同一の無線ネットワークに属しているのか否かを判断できる。なお、変形例では、S6においてSSIDが一致しているのかを判断し、BSSIDが一致しているのかを判断しなくてもよい。これにより、MFP10と携帯端末50とがそれぞれ異なるアクセスポイントが構築する無線ネットワークに属する場合でも、SSIDが一致していれば、MFP10と携帯端末50とが同一の無線ネットワークに属していると判断され得る。
ワークに含まれるMFP10以外の機器の個数(即ち、MFP10と接続が確立している機器)が、予め決められている最大クライアント数よりも少ないのか否かを判断する。判断部42は、管理リストに格納されている機器の識別情報の個数が、最大クライアント数よりも少ない場合に、S13でYESと判断し、等しい場合にS13でNOと判断する。S13でYESの場合にS16に進み、S13でNOの場合にS14に進む。
−Fiに従って、携帯端末50との間で、目的データ(印刷データ、スキャンデータ等)の通信を実行することができるようになる。なお、目的データは、OSI参照モデルの物理層よりも上位層であるネットワーク層のデータを含む。従って、G/O状態のMFP10は、クライアント状態の携帯端末50との間で、ネットワーク層の無線通信を実行することができる。
図3〜7を参照して、第1〜5の状況における本実施例の効果を説明する。なお、図3〜7のそれぞれには、図2の通信処理において対応する処理が示されている。
図3に示される第1の状況では、MFP10と携帯端末50とが、同一のWFDネットワーク又は同一の通常Wi−Fiネットワークに現在属している状況である。この状況では、携帯端末50から、NFCI/F22を利用して、NFC情報が受信されると、S6において、MFP10は、MFP10が現在属しているネットワークに、携帯端末50が現在属していると判断する(S6でYES)。MFP10は、S7において、設定変更不要情報を、NFCI/F22を利用して、携帯端末50に送信する。携帯端末50は、設定変更不要情報を受信すると、設定変更不要情報に含まれるIPアドレスと、ワーク領域58に格納されている無線設定と、を用いて、印刷データを、MFP10に送信する。MFP10は、無線LANI/F20を利用して、印刷データを受信する(S20)。MFP10は、印刷データを受信すると、印刷実行部16に、印刷処理を実行させる。
図4に示される第2の状況では、MFP10は、WFDネットワークに現在属している。MFP10は、WFDネットワークにおいて、G/O状態として動作している。WFDネットワークには、クライアント状態のPC8が現在属している。携帯端末50は、MFP10が現在属している無線ネットワークに現在属していない。携帯端末50は、MFP10が現在属している無線ネットワーク以外の無線ネットワークに現在属していてもよいし、属していなくてもよい。
携帯端末50は、MFP10から受信した認証方式と暗号化方式とに従って認証処理を実行することができ、いずれの認証方式と暗号化方式を利用すべきか確認する処理を実行しなくて済む。このため、MFP10と携帯端末50とは、比較的に早期に接続を確立することができる。
図5に示される第3の状況では、MFP10は、WFDネットワークに現在属している。MFP10は、WFDネットワークにおいて、クライアント状態として動作している。WFDネットワークには、G/O状態のPC8が現在属しているが、携帯端末50は現在属していない。携帯端末50は、第2の状況と同様である。
図6に示される第4の状況では、MFP10は、WFD=ONモードに設定されているが、WFDネットワークに現在属していない。即ち、MFP10は、デバイス状態として動作している。なお、MFP10は、通常Wi−Fiネットワークに現在属している状態と現在属していない状態とのいずれかの状態である。携帯端末50は、第2の状況と同様である。
モードに設定する。
図7に示される第5の状況では、MFP10は、WFD=OFFモードに設定されている。なお、MFP10は、通常Wi−Fiネットワークに現在属している状態と現在属していない状態とのいずれかの状態である。携帯端末50は、第2の状況と同様である。
新たに構築されるWFDネットワークを介して、携帯端末50と、目的データの通信を適切に実行することができる。
MFP10が「通信装置」の一例であり、NFCI/F22が「第1種のインターフェイス」の一例であり、無線LANI/F20が「第2種のインターフェイス」の一例である。なお、上記の説明から、NFCI/F22(即ち「第1種のインターフェイス」)は、無線LANI/F20(即ち「第2種のインターフェイス」)を利用した通信を実行するために、MFP10(即ち「通信装置」)と携帯端末50との間で実行される通信に用いられるインターフェイスということができる。
第1実施例と異なる点を説明する。本実施例では、図2の通信処理の代わりに、図8の通信処理が実行される。図8のS2〜S24は、図2のS2〜S24の処理と同様である。S10でYESの場合、即ち、MFP10が、WFDネットワークに現在属しており、かつ、WFDネットワークにおいて、クライアント状態として動作している場合、S42において、判断部42は、MFP10が現在属しているWFDネットワークから離脱可能であるのか否かを判断する。具体的には、判断部42は、WFDネットワークを介したデータ通信を現在実行している状況と、データ通信を実行すべき状況とのどちらかの状況である場合に、現在属しているWFDネットワークから離脱不可能であると判断する(S42でNO)。一方、判断部42は、WFDネットワークを介したデータ通信を実行している状況と、データ通信を実行すべき状況とのどちらの状況でもない場合に、現在属しているWFDネットワークから離脱可能であると判断する(S42でYES)。
10を離脱させる。具体的には、通信実行部44は、ワーク領域38に格納されている無線設定を消去し、ワーク領域38内の状態値を、デバイス状態を表す値に変更する。続いて、通信実行部44は、S15の処理を実行する。
第2実施例のMFP10は、第1,2,4,5の状況において、第1実施例のMFP10と同様の効果を奏することができる。図9,10を参照して、第6,7の状況における本実施例の効果を説明する。なお、図9,10のそれぞれには、図8の通信処理において対応する処理が示されている。
図9に示される第6の状況では、MFP10は、WFDネットワークに現在属している。MFP10は、WFDネットワークにおいて、クライアント状態として動作している。WFDネットワークには、G/O状態のPC8が現在属しているが、携帯端末50は現在属していない。携帯端末50は、第2の状況と同様である。さらに、MFP10は、PC8から印刷データを受信中である。
図10に示される第7の状況では、MFP10は、WFDネットワークに現在属している。MFP10は、WFDネットワークにおいて、クライアント状態として動作している。WFDネットワークには、G/O状態のPC8が現在属しているが、携帯端末50は現在属していない。しかしながら、MFP10は、PC8とデータ通信を現在実行しておらず、PC8とデータ通信を実行すべき状況でもない。携帯端末50は、第2の状況と同様である。
図8のS42、S44の処理とS15〜S18の処理とが、「特定処理」の一例である。
第1実施例と異なる点を説明する。本実施例では、図2の通信処理の代わりに、図11の通信処理が実行される。なお、本実施例では、携帯端末50は、携帯端末50が、WFD方式に従った無線通信を実行可能であるのか否かを示すWFD対応情報と、携帯端末50のデバイスID(例えばMACアドレス、製造番号等)と、をさらに含むNFC情報を、MFP10に送信する。
れる。WPSの無線接続方式は、PBC(Push Button Configurationの略)方式と、P
IN(Personal Identification Numberの略)コード方式と、を含む。本実施例では、PBCコード方式について説明するが、本実施例の技術は、PINコード方式にも適用可能である。WFD接続開始情報は、WFD方式の無線接続を実行するための方式として、PBCコード方式を利用することを示す情報を含む。WFD接続開始情報は、さらに、MFP10のデバイスID(例えばMACアドレス、製造番号等)を含む。これにより、WFD接続開始情報を受信する携帯端末50は、WFD接続開始情報に含まれるデバイスIDで識別される機器(即ちMFP10)と後述のS58,S62の処理を実行すべきであると認識することができる。
Response信号は、特定のG/O機器がWFD機能を実行可能であることを示すP2P情報と、特定のG/O機器がG/O状態であることを示す情報と、を含む。この結果、通信実行部44は、特定のG/O機器を見つけることができる。なお、上記のProbe Response信号は、さらに、特定のG/O機器のデバイス名と、特定のG/O機器の機種(例えば、携帯端末、PC等)を示す情報と、特定のG/O機器のMACアドレスと、を含む。この結果、通信実行部44は、特定のG/O機器に関する情報を取得することができる。
で受信する。このProbe Response信号は、特定のデバイス機器がWFD機能を実行可能であることを示すP2P情報と、特定のデバイス機器がデバイス状態であることを示す情報と、特定のデバイス機器のデバイスID(例えばMACアドレス、製造番号等)と、を含む。携帯端末50の現在の状態が、デバイス状態である場合、携帯端末50は、MFP10から送信されたProbe Request信号の応答として、Probe Response信号を無線で送信する。
して動作すべきことを決定した場合に、メモリ34内の状態値を、デバイス状態に対応する値から、G/O状態に対応する値に変更する。この結果、MFP10は、G/O状態として動作することになる。また、通信実行部44は、MFP10がクライアント状態として動作すべきことを決定した場合に、メモリ34内の状態値を、デバイス状態に対応する値から、クライント状態に対応する値に変更する。この結果、MFP10は、クライアント状態として動作することになる。なお、携帯端末50は、MFP10と同じ手法を利用して、MFP10のG/O優先度と対象機器のG/O優先度とに基づいて、G/O状態及びクライアント状態を決定する。S58のG/Oネゴシエーションが終了すると、S62に進む。
handshakeの無線通信を実行する。この過程で、MFP10及び携帯端末50は、SSIDの認証、認証方式及び暗号化方式の認証、パスワードの認証等を様々な認証処理を実行する。全ての認証が成功した場合に、MFP10及び携帯端末50の間に無線接続が確立される。これにより、MFP10と携帯端末50とは、同一のWFDネットワークに属する状態となる。
第3実施例のMFP10は、第1〜3の状況において、第1実施例のMFP10と同様の効果を奏することができる。図12,13を参照して、第8,9の状況における本実施例の効果を説明する。なお、図12,13のそれぞれには、図11の通信処理において対応する処理が示されている。
図12に示される第8の状況では、MFP10は、WFD=ONモードに設定されているが、WFDネットワークに現在属していない。即ち、MFP10は、デバイス状態として動作している。なお、MFP10は、通常Wi−Fiネットワークに現在属している状態と現在属していない状態とのいずれかの状態である。携帯端末50は、無線ネットワークに現在属していない。
図13の第9の状況では、MFP10は、WFD=OFFモードに設定されている。なお、MFP10は、通常Wi−Fiネットワークに現在属している状態と現在属していない状態とのいずれかの状態である。携帯端末50は、無線ネットワークに現在属していない。
図11のS15〜S18の処理とS52〜S62の処理とが、「特定処理」の一例である。
第1実施例と異なる点を説明する。本実施例では、図2の通信処理の代わりに、図14の通信処理が実行される。図14のS2〜S24は、図2のS2〜S24の処理と同様である。S8でNOの場合、即ち、MFP10がWFD=ONモードに設定されていない場合、S76において、判断部42は、MFP10が、通常Wi−Fiネットワークに、現在属しているのか否かを判断する。判断部42は、通常Wi−Fiネットワークに現在属することを示す情報が、ワーク領域38に格納されている場合、MFP10が、通常Wi−Fiネットワークに現在属している(S76でYES)と判断して、S80に進む。一方、判断部42は、通常Wi−Fiネットワークに属することを示す情報が、ワーク領域38に格納されていない場合、MFP10が、通常Wi−Fiネットワークに、現在属していない(S76でNO)と判断して、S9に進む。
と、接続を確立する。これにより、携帯端末50は、G/O状態のデバイスを介して、M
FP10と無線通信可能となる。なお、携帯端末50とG/O状態のデバイスとの接続が
確立されない場合、MFP10は、携帯端末50と無線通信を実行することができない。この場合、制御部30は、S20〜S24の処理を実行せずに、S2に戻る。
第4実施例のMFP10は、第1,2,4,5の状況において、第1実施例のMFP10と同様の効果を奏することができる。図15,16を参照して、第10,11の状況に
おける本実施例の効果を説明する。なお、図15,16のそれぞれには、図14の通信処理において対応する処理が示されている。
図15に示される第10の状況では、MFP10は、WFDネットワークに現在属している。MFP10は、WFDネットワークにおいて、クライアント状態として動作している。WFDネットワークには、G/O状態のPC8が現在属しているが、携帯端末50は現在属していない。携帯端末50は、第2の状況と同様である。
図16に示される第11の状況では、MFP10は、通常Wi−Fiネットワークに現在属している。MFP10は、通常Wi−Fiネットワークにおいて、AP6に接続されている。携帯端末50は、第2の状況と同様である。
れると、S6において、MFP10は、MFP10が現在属している通常Wi−Fiネットワークに、携帯端末50が現在属していないと判断する(S6でNO)。また、MFP10は、S8において、WFD=OFFモードに設定されていると判断する(S8でNO)。続いて、S76において、MFP10は、通常Wi−Fiネットワークに、現在属していると判断する(S76でYES)。この場合、S80において、MFP10は、ワーク領域38に格納されているAP6の無線設定のうち、パスワードを含まない無線設定と、MFP10のIPアドレスとを、携帯端末50に送信する。この構成によれば、携帯端末50及びユーザに、パスワードを提供せずに済む。この結果、携帯端末50及びユーザが、AP6が利用される通常Wi−Fiネットワークに属するためのパスワードを知らない場合に、当該通常Wi−Fiネットワークに、携帯端末50が属することを防止することができる。
図14のS15〜S18の処理と、S72の処理と、S7〜S18の処理と、S80の処理とが、「特定処理」の一例である。図14のS4でYESと判断される場合に、MFP10が属しているWFDネットワークと通常Wi−Fiネットワークが「第1の無線ネットワーク」の一例である。
第1実施例と異なる点を説明する。本実施例では、携帯端末50は、携帯端末50がネットワークに現在属している場合に、ワーク領域58に格納されている無線設定として、パスワードと認証方式と暗号化方式とを、さらに含むNFC情報を、MFP10に送信する。
CI/F22を利用して携帯端末50に送信する。次いで、S84において、通信実行部44は、NFC情報に含まれる無線設定を用いて、携帯端末50が属しているネットワークに属して、S20に進む。
第5実施例のMFP10は、第1〜5の状況において、第1実施例のMFP10と同様の効果を奏することができる。図18を参照して、第12の状況における本実施例の効果を説明する。なお、図18には、図17の通信処理において対応する処理が示されている。
図18に示される第12の状況では、MFP10は、ネットワークに現在属していないか、あるいは、携帯端末50が属していないネットワークに現在属している。一方、携帯端末50は、AP6が属している通常Wi−Fiネットワークに現在属している。
Resolution Protocolの略)に従って、MFP10のIPアドレスを特定し、特定したIPアドレスを送信先に指定して、AP6を介して、印刷データを、MFP10に送信する(S20)。
図17のS15〜S18の処理と、S83、S84の処理とが、「特定処理」の一例である。図17のS82でYESと判断される場合に、携帯端末50が属しているネットワークが「第3の無線ネットワーク」の一例である。
第4実施例と異なる点を説明する。本実施例では、図14の通信処理の代わりに、図19の通信処理が実行される。図19の通信処理では、S10において、YESと判断される場合に、図14のS72の処理は実行されずに、図2のS14と同様の処理が実行される。
第1実施例と異なる点について説明する。本実施例のMFP10は、各I/F20,22の他に、有線LANI/F(図示省略)を備える。本実施例では、図2の通信処理の代わりに、図20の通信処理が実行される。図20のS2,S8〜S24は、図2のS2,S8〜S24の処理と同様である。
して、問合せを送信する。
無線LANI/F有線LANI/Fが、「第2種のインターフェイス」の一例である。有線LANが「第1の無線ネットワーク」の一例である。NFC情報に含まれるデバイスIDが「端末識別情報」の一例である。
(1)「通信装置」は、多機能機に限られず、第1種のインターフェイスと第2種のインターフェイスとを備える他の機器(例えば、プリンタ、FAX装置、コピー機、スキャナ等)であってもよい。
(登録商標)を実行するためのインターフェイスであってもよいし、Transfer Jetを実行するためのインターフェイスであってもよい。また、「第1種のインターフェイス」としてNFCI/Fが採用される場合に、「第2種のインターフェイス」は、有線通信を実行するためのインターフェイスであってもよいし、Bluetooth(登録商標)を実行するためのインターフェイスであってもよい。一般的に言うと、第2種のインターフェイスを介した通信の通信速度が、第1種のインターフェイスを介した通信の通信速度よりも速ければよい。
Claims (19)
- 通信装置であって、
携帯端末と通信を実行するための第1種のインターフェイスと、
前記携帯端末と通信を実行するための第2種のインターフェイスであって、前記第2種のインターフェイスを利用した通信の通信速度は、前記第1種のインターフェイスを利用した通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェイスと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末から特定の情報を受信する受信部と、
前記通信装置が、現在、前記第2種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末と目的データの通信を実行可能な通信可能状態であるのか否かを、前記特定の情報を用いて判断する判断部と、
前記通信装置が現在前記通信可能状態でないと判断される場合に、前記通信装置を、前記通信可能状態に変化させるための特定処理を実行した後に、前記第2種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末と前記目的データの通信を実行し、
前記通信装置が現在前記通信可能状態であると判断される場合に、前記特定処理を実行せずに、前記第2種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末と前記目的データの通信を実行する通信実行部と、を備える、通信装置。 - 前記判断部は、前記特定の情報を用いて、前記通信装置が現在属している特定のネットワークに、前記携帯端末が現在属しているのか否かを確認することによって、前記通信装置が現在前記通信可能状態であるのか否かを判断し、
前記特定のネットワークは、前記通信装置が前記第2種のインターフェイスを利用した通信を実行するためのネットワークである、請求項1に記載の通信装置。 - 前記第2種のインターフェイスは、前記通信装置が特定の無線通信を実行するためのインターフェイスであり、
前記特定の無線通信は、前記通信装置と前記携帯端末とが、前記通信装置と前記携帯端末とは異なるアクセスポイントを介さずに実行する無線通信であり、
前記特定処理は、前記通信装置と前記携帯端末とが前記第2種のインターフェイスを利用して、前記特定の無線通信を実行するための処理を含み、
前記通信実行部は、前記通信装置の現在の状態が、前記通信可能状態でないと判断される場合に、前記特定処理を実行した後に、前記第2種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末と前記目的データの前記特定の無線通信を実行する、請求項1又は2に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、無線ネットワークの親局として機能する親局状態と、前記無線ネットワークの子局として機能する子局状態と、前記親局状態及び前記子局状態とは異なるデバイス状態と、を含む複数の状態のうちのいずれかの状態で選択的に動作可能であり、
前記通信装置は、前記無線ネットワークにおいて、前記親局状態と前記子局状態とのうちのどちらかの状態で動作することによって、前記無線ネットワークを介した前記特定の無線通信を実行可能であり、
前記通信実行部は、
前記通信装置が、現在、前記通信可能状態でないと判断され、かつ、前記通信装置が、前記特定の無線通信を実行するための第1の無線ネットワークに現在属している第1の場合に、前記携帯端末が前記第1の無線ネットワークに属するための第1の無線設定を、前記第1種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末に送信する前記特定処理を実行し、
前記通信装置が、現在、前記通信可能状態でないと判断され、かつ、前記通信装置が、前記第1の無線ネットワークに現在属していない第2の場合に、前記通信装置が、前記特定の無線通信を実行するための第2の無線ネットワークであって、前記通信装置と前記携帯端末とが属すべき前記第2の無線ネットワークを新たに構築するための前記特定処理を実行する、請求項3に記載の通信装置。 - 前記通信実行部は、
前記第1の場合において、前記通信装置が前記第1の無線ネットワークにおいて前記親局状態として動作している場合に、前記第1の無線設定を前記携帯端末に送信する前記特定処理を実行し、
前記第1の場合において、前記通信装置が前記第1の無線ネットワークにおいて前記子局状態として動作している特定の場合に、前記第1の無線設定を前記携帯端末に送信しない、請求項4に記載の通信装置。 - 前記通信実行部は、前記特定の場合に、前記特定処理を実行せずに、前記通信装置が、前記携帯端末と前記目的データの通信を実行しないことを示す情報を、前記第1種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末に送信する、請求項5に記載の通信装置。
- 前記通信実行部は、前記特定の場合に、前記第1の無線ネットワークから前記通信装置を離脱させた後に、前記第2の無線ネットワークを新たに構築するための前記特定処理を実行する、請求項5に記載の通信装置。
- 前記通信実行部は、前記第2の場合に、前記通信装置が、前記第2の無線ネットワークにおいて、前記親局状態及び前記子局状態のどちらで動作すべきかを選択的に決定する選択的決定処理を実行せずに、前記通信装置が、前記第2の無線ネットワークにおいて、前記親局状態として動作すべきことを決定する処理を含む前記特定処理を実行する、請求項4から7のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記通信実行部は、前記第2の場合に、前記通信装置が、前記第2の無線ネットワークにおいて、前記親局状態及び前記子局状態のどちらで動作すべきかを選択的に決定する選択的決定処理を実行する処理を含む前記特定処理を実行する、請求項4から7のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記制御部は、さらに、
ユーザの指示に従って、前記通信装置のモードを、前記通信装置が、前記特定の無線通信を実行するための無線ネットワークに属することができる第1のモードと、前記通信装置が前記特定の無線通信を実行するための無線ネットワークに属することができない第2のモードとのうち、どちらかのモードに設定するモード設定部を備え、
前記通信実行部は、前記第2の場合であり、かつ、前記通信装置が前記第2のモードに設定されている場合に、前記通信装置のモードを、前記第2のモードから前記第1のモードに変更して、前記第2の無線ネットワークを新たに構築するための前記特定処理を実行する、請求項4から9のいずれか一項に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、前記通信装置のモードが前記第1のモードである場合に、前記携帯端末とは異なる外部装置であって、前記第2の無線ネットワークに属している前記外部装置と無線通信を実行可能であり、
前記通信実行部は、
前記通信装置のモードが前記第2のモードから前記第1のモードに変更され、かつ、構築された前記第2の無線ネットワークを介して、前記携帯端末と、前記目的データの前記特定の無線通信が実行された後に、前記第2の無線ネットワークに、前記外部装置が現在
属している場合に、前記通信装置のモードを、前記第1のモードから前記第2のモードに変更せず、
前記通信装置のモードが前記第2のモードから前記第1のモードに変更され、かつ、構築された前記第2の無線ネットワークを介して、前記携帯端末と、前記目的データの前記特定の無線通信が実行された後に、前記第2の無線ネットワークに、前記外部装置が現在属していない場合に、前記通信装置のモードを、前記第1のモードから前記第2のモードに変更する、請求項10に記載の通信装置。 - 前記第2種のインターフェイスは、前記通信装置が、前記携帯端末と、前記目的データの無線通信を実行するためのインターフェイスであり、
前記通信実行部は、前記通信装置の現在の状態が、前記通信可能状態でないと判断され、かつ、前記通信装置が前記第2種のインターフェイスを利用して前記無線通信を実行するための特定の無線ネットワークに現在属している場合に、前記携帯端末が前記特定の無線ネットワークに属するための特定の無線設定を、前記第1種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末に送信する前記特定処理を実行する、請求項1又は請求項2に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、前記第2種のインターフェイスを利用して、前記通信装置と前記携帯端末とが、前記通信装置と前記携帯端末とは異なるアクセスポイントを介さずに実行する特定の無線通信と、前記アクセスポイントを介して実行する他の無線通信とを、実行可能であり、
前記通信実行部は、
前記通信装置が、前記特定の無線通信を実行するための前記特定のネットワークに属している場合に、前記携帯端末が前記特定のネットワークに属するための特定の無線設定であって、パスワードを含む前記特定の無線設定を送信する前記特定処理を実行し、
前記通信装置が、前記他の無線通信を実行するための前記特定のネットワークに属している場合に、前記パスワードを含まない前記特定の無線設定を送信する前記特定処理を実行する、請求項12に記載の通信装置。 - 前記第2種のインターフェイスは、前記通信装置が、前記携帯端末と、前記目的データの無線通信を実行するためのインターフェイスであり、
前記特定の情報は、前記携帯端末が現在属している第3の無線ネットワークに、前記通信装置が属するための第3の無線設定を含み、
前記通信実行部は、前記通信装置の現在の状態が、前記通信可能状態でないと判断される場合に、前記第3の無線設定を用いて、前記第3の無線ネットワークに、前記通信装置が属するための前記特定処理を実行する、請求項1又は請求項2に記載の通信装置。 - 前記通信装置が現在属している前記特定のネットワークは、特定の無線ネットワークであり、
前記特定の情報には、前記携帯端末が現在続いている前記第3の無線ネットワークの識別子を含み、
前記判断部は、
前記特定の情報に含まれる前記第3の無線ネットワークの前記識別子と、前記特定の無線ネットワークを識別するための特定の識別子と、が一致するのか否かを確認することによって、前記通信装置が現在属している前記特定の無線ネットワークに前記携帯端末が現在属しているのか否かを判断する、請求項2に記載の通信装置。 - 前記判断部は、前記特定の情報に、無線ネットワーク識別子が含まれない場合に、前記特定のネットワークに、前記携帯端末が現在属していないと判断する、請求項15に記載の通信装置。
- 前記判断部は、
前記特定の情報に、前記携帯端末を識別するための端末識別情報が含まれる場合に、
前記第2種のインターフェイスを利用した通信を実行することによって、前記特定のネットワークを介して、前記端末識別情報が取得される場合に、前記特定のネットワークに、前記携帯端末が現在属していると判断し、
前記第2種のインターフェイスを利用した通信を実行することによって、前記特定のネットワークを介して、前記端末識別情報が取得されない場合に、前記特定のネットワークに、前記携帯端末が現在属していないと判断する、請求項2に記載の通信装置。 - 前記判断部は、
前記特定の情報に、前記携帯端末のIPアドレスが含まれる場合に、
前記第2種のインターフェイスを利用した通信を実行することによって、前記IPアドレスが宛先に指定されている問合せを、前記特定のネットワークに送信し、
前記問合せに対して、前記携帯端末からの応答が受信される場合に、前記通信可能状態であると判断し、
前記問合せに対して、前記携帯端末からの応答が受信されない場合に、前記通信可能状態でないと判断する、請求項1に記載の通信装置。 - 携帯端末と通信を実行するための第1種のインターフェイスと、前記携帯端末と通信を実行するための第2種のインターフェイスであって、前記第2種のインターフェイスを利用した通信の通信速度は、前記第1種のインターフェイスを利用した通信の通信速度よりも速い、前記第2種のインターフェイスと、を備える通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信装置に搭載されるコンピュータに、以下の処理、即ち、
前記第1種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末から特定の情報を受信する受信処理と、
前記通信装置が、現在、前記第2種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末と目的データの通信を実行可能な通信可能状態であるのか否かを、前記特定の情報を用いて判断する判断処理と、
前記通信装置が、現在前記通信可能状態でないと判断される場合に、前記通信装置の状態を、前記通信可能状態に変化させるための特定処理を実行した後に、前記第2種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末と前記目的データの通信を実行し、
前記通信装置が、現在前記通信可能状態であると判断される場合に、前記特定処理を実行せずに、前記第2種のインターフェイスを利用して、前記携帯端末と前記目的データの通信を実行する通信実行処理と、実行させる、コンピュータプログラム。
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