JP2010086188A - 旅行プラン作成装置、旅行プラン作成システム及びプログラム - Google Patents

旅行プラン作成装置、旅行プラン作成システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】旅行先の情報に精通していない旅行者にとってもより有益で、かつ、確実に実行できる旅行プランを、より容易に作成することができる旅行プラン作成装置、旅行プラン作成システム及びプログラムを提供すること。
【解決手段】1又は2以上のイベントを含む旅行プランを作成する旅行プラン作成装置10を提供する。この旅行プラン作成装置10は、1又は2以上のイベントの実行時間帯が所定の期間長内に既設定された候補プラン情報が1又は2以録される候補プラン情報記憶部120と、作成する旅行プランを実行するための旅行期間を設定する旅行期間設定部130と、候補プラン情報記憶部に候補プラン情報が記録された1の候補プランを選択する候補プラン選択部150と、1の候補プランに含まれるイベントが、旅行期間における既設定の実行時間帯で、実行可能か否かを判定する判定部161と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、旅行プラン作成装置、旅行プラン作成システム及びプログラムに関する。
個人旅行をする旅行者は、その旅行中にどこに泊まり、何を食べ、どこへ行き、どのような交通手段で移動するか等のプランを自ら決定する。しかし、このような個人旅行の旅行プランをたてるには、その旅行地域にある観光地の所在地・移動手段・移動時間・飲食店・催し物の有無・目的地の開場時間帯・観光対象の開催時間帯等の情報を予め調べる必要がある。
近年のインターネットの普及に伴い、各種の情報サイトや経路検索エンジン等を使用することにより、このような情報を手軽に取得することができるようになった。しかし、個々の情報を吟味して、移動時間や実行時間帯等を調整しつつ実際に実現可能な旅行プランをたてることは、依然として旅行者本人が行う必要があり、旅行者の手間は多大であった。
これに対して、自動的に旅行プランを作成する装置として、特許文献1,2が開示されている。この特許文献1に記載の旅行プラン作成装置では、旅行プランを作成したいユーザは、まず、各端末から旅行プラン作成装置にアクセスし、旅行中に時間を費やす複数のイベントを選択する。その後、旅行プラン作成装置は、この選択された複数のイベントを移動時間などを考慮に入れて時系列順に並び替えて旅行プランを作成し、利用者の端末に表示させる。また、特許文献2に記載の旅行プラン作成装置では、更にイベントの代替イベントなどを表示させる。
特開2002−197150号公報 特開2005−265551号公報
上記特許文献1,2などのような旅行プラン作成装置は、ユーザが選択した複数のイベントに基づいて旅行プランを自動的に作成することができる。しかしながら、ユーザはイベントを選択する際に、旅行先においてどのイベントが旅行者にとって有益であるかと言った情報を予め自ら調べる必要がある。その際、ユーザは、旅行先について無知の状態から様々な情報を収集しなければならない場合も多く、その状態から収集した情報に基づいて所望のイベントが含まれる旅行プランを作成したとしても、その旅行プランは、その旅行者にとってすら有益であるとは限らない。
一方、旅行会社から提供される旅行プランは、旅行者が最も旅行を満喫できるように、また、効率よくイベントを実行できるように、旅行会社によって日々研究され多くの経験が蓄積されたものである。従って、旅行会社が提供する旅行プランは、ユーザが一から作成する旅行プランよりも旅行者にとって有益である場合が多い。また、既に実際に旅行先を旅行した人がその体験に基づいて作成した旅行プランも、事前調査や実体験に基づいており、同様に、ユーザが一から作成する旅行プランよりも旅行者にとって有益である場合が多い。しかしながら、これらの旅行プランには、一般的に有益なイベントが含まれるとしても、ユーザが実際に旅行する期間内にそれらのイベントが実際に開催されているとは限らない。その結果、旅行プランに含まれるイベントの全てが開催されているか否かなどを、ユーザ自ら調べて確認する必要があり、ユーザの手間は依然として多大である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、旅行先の情報に精通していない旅行者にとってもより有益で、かつ、確実に実行できる旅行プランを、より容易に作成することが可能な、新規かつ改良された旅行プラン作成装置、旅行プラン作成システム及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、1又は2以上のイベントを含む旅行プランを作成する旅行プラン作成装置であって、作成する旅行プランの候補であり、1又は2以上のイベントの実行時間帯が所定の期間長内に既設定された候補プランに関する候補プラン情報が、1又は2以上記録される候補プラン情報記憶部と、上記作成する旅行プランを実行するための旅行期間を設定する旅行期間設定部と、上記候補プラン情報記憶部に上記候補プラン情報が記録された1の候補プランを選択する候補プラン選択部と、上記1の候補プランに含まれるイベントが、上記旅行期間における既設定の実行時間帯で、実行可能か否かを判定する判定部と、を有することを特徴とする、旅行プラン作成装置が提供される。
この構成によれば、候補プラン選択部により選択された候補プランに含まれるイベントが、旅行期間決定部により決定された旅行期間内における既設定の実行時間帯で、実行可能か否かを、判定部により判定することが可能である。従って、候補プランを旅行プランとして使用する場合に、その候補プランに含まれるイベントが旅行期間で実行可能か否かを判定して、旅行プランを作成することができる。
また、上記判定部は、上記1の候補プランに含まれるイベントが開催される開催期間を表す開催期間情報に基づき、上記旅行期間における当該イベントの実行時間帯が上記開催期間に含まれない場合、当該イベントは実行不可能であると判定してもよい。
また、上記判定部は、上記旅行期間の期間長が上記1の候補プランの所定の期間長よりも短い場合、上記1の候補プランに含まれる少なくとも1のイベントは実行不可能であると判定してもよい。
また、上記1の候補プランに含まれるイベントが実行不可能であると上記判定部により判定された場合、当該イベントの実行時間帯を調整する実行時間調整部を更に有してもよい。
また、上記実行時間調整部は、上記判定部により実行不可能であると判定された1のイベントの実行時間帯を、当該1のイベントの開催期間及び上記旅行期間の両者に含まれる実行可能期間内に変更してもよい。
また、上記実行時間調整部は、上記1のイベントの実行時間帯の変更先に、他のイベントの実行時間帯が設定されている場合、当該他のイベントの実行時間帯を当該他のイベントの実行可能期間内で更に変更してもよい。
また、上記旅行期間の期間長が上記1の候補プランの所定の期間長よりも短く、該1の候補プランに含まれ上記旅行期間に開催されないイベントが存在し、かつ、当該イベントを除けば上記旅行期間の期間長が上記1の候補プランの所定の期間長よりも短くなくなる場合、当該イベントを削除するイベント調整部を更に有してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、1又は2以上のイベントを含む旅行プランを作成する旅行プラン作成装置と、上記旅行プラン作成装置にネットワークを介して接続され、上記旅行プラン作成装置に上記旅行プランを作成させる旅行プラン要求端末と、を有し、上記旅行プラン作成装置は、作成する旅行プランの候補であり、1又は2以上のイベントの実行時間帯が所定の期間長内に既設定された候補プランに関する候補プラン情報が、1又は2以上記録される候補プラン情報記憶部と、上記作成する旅行プランを実行するための旅行期間を設定する旅行期間設定部と、上記候補プラン情報記憶部に上記候補プラン情報が記録された1の候補プランを選択する候補プラン選択部と、上記1の候補プランに含まれるイベントが、上記旅行期間における既設定の実行時間帯で、実行可能か否かを判定する判定部と、を有することを特徴とする、旅行プラン作成システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、1又は2以上のイベントを含む旅行プランを作成する旅行プラン作成機能を実現させるためのプログラムであって、上記コンピュータに、作成する旅行プランの候補であり、1又は2以上のイベントの実行時間帯が所定の期間長内に既設定された候補プランに関する候補プラン情報が、1又は2以上記録される候補プラン記憶機能と、上記作成する旅行プランを実行するための旅行期間を設定する旅行期間設定機能と、上記候補プラン記憶機能に上記候補プラン情報が記録された1の候補プランを選択する候補プラン選択機能と、上記1の候補プランに含まれるイベントが、上記旅行期間における既設定の実行時間帯で、実行可能か否かを判定する判定機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、旅行先の情報に精通していない旅行者にとってもより有益で、かつ、確実に実行できる旅行プランを、より容易に作成することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<旅行プラン作成システムの構成>
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る旅行プラン作成システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る旅行プラン作成システムの構成について説明する説明図である。
本実施形態に係る旅行プラン作成システム1は、ユーザによる所定の操作に応じて、旅行プランを作成する。この際、旅行プラン作成システム1は、一から旅行プランを作成するだけでなく、既に作成され、これから作成される旅行プランの候補となりうる旅行プランである候補プランに基づいて、ユーザに適しかつ実行可能な旅行プランを作成することができる。
ここで言う「旅行プラン」とは、例えば、1又は2以上のイベントが時系列に沿って並べられた予定表・タイムスケジュール・計画表などを意味する。つまり、旅行プランは、「あるイベントを何時から何時まで実行する」という情報を、所定の期間又は日程中に設定されている1又は2以上のイベント毎に有しており、ユーザが旅行中の行動時に参照するためのものである。なお、この旅行プランは、ユーザの行動に指針を与えるものであり、ユーザの行動を束縛するものではない。この旅行プラン作成システム1は、旅行プランを作成することを目的としており、作成された旅行プランは実際に実行される必要はない。更に言えば、この旅行プランを作成するユーザと、実際の旅行プランを実行する旅行者とは別人であってもよい。
また、ここで言う「候補プラン」とは、例えば旅行会社・旅行プラン作成システム1自身・旅行に見識が深い者・既に旅行した人・任意のユーザ等により既に作成された旅行プランを意味する。本実施形態に係る旅行プラン作成システム1によれば、例えばユーザは、この候補プランを単に参照して、その候補プランから1の旅行プランを選択することも可能である。しかし、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1は、上述の通り、この候補プランに基づいて、各ユーザが実際に実行可能な旅行プランを、ユーザの負担を低減しつつ作成することも可能である。このように、候補プランは、ユーザが採用したり、参考にすることが可能な旅行プランの候補である。
なお、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1は、ユーザが旅行を予定している期間(以下「旅行期間」とも言う。)を設定し、その旅行期間内の旅行プランを作成する。この旅行期間は、単に何日間等の日程を表すものではなく、具体的に少なくとも年・月・日を指定した期間帯であることが望ましい。旅行期間の例としては、例えば、「2009年9月1日〜2日まで」のように年・月・日が特定された期間だけでなく、その期間に加えて時分までもが特定された期間であってもよい。また、旅行期間の他の例としては、例えば、「2009年9月1日から2日間」のように、期間帯の始まり又は終わりと、その長さ(期間帯の長さであるため「期間長」ともいう。)を指定するものであってもよい。従って、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1が作成する旅行プランは、このようなある程度具体的な期間帯(旅行期間)が特定された旅行プランである。これに対して、上記候補プランは、このような特定の期間帯が特定されていないことが望ましい。例えば、候補プランでは、そのプランの期間の長さ(所定の期間長の一例、「プラン期間長」ともいう。)が特定されており、その期間の長さの日程中に、1又は2以上のイベントが時系列に沿って並べられる。なお、候補プランで特定されるプラン期間長に対して、作成される旅行プランで特定される旅行期間の期間長のことを、以下では「旅行期間長」ともいう。
また、説明の便宜上、旅行プランが作成される期間におけるユーザの行動目的を「旅行」と言うが、厳密な意味での旅行に限定されるものではなく、例えば出張・帰郷・外出など様々な目的をも含むものとし、旅行プランには、ユーザの通常の行動範囲(例えば居所・勤め先・よく訪れる地域やその近傍)の外部だけでなく、その内部における計画等をも含まれるものとする。つまり、旅行プランには、例えば、単なる近郊への外出時の予定表も含まれる。
更に、ここで言う「イベント」は、例えば、旅行中にユーザが滞在・参加・鑑賞・実行等するための、場所・出来事・行事・催し物・行動などを意味する。イベントとしては、例えば、コンサートやスポーツや催し物を見ることやその実行、名所や景勝や観光地への訪問、宿泊施設などへの宿泊、会合への参加、飲食店などでの食事、観光用乗り物に乗ることなどが挙げられる。しかし、イベントはここで挙げた例に限定されるものではなく、ユーザが所定の場所で実行可能であり、その実行に所定の時間長を要する様々な事象を含めることが可能である。ここではこのような事象を総称してイベントと言い、このイベントについて滞在・参加・鑑賞・実行等を行うことを「実行」と総称する。そして、旅行プラン及び候補プラン中に含まれた各イベントの実行を予定している時間間隔(時間帯)のことを、ここでは「実行時間帯」ともいう。
図1に示すように、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1は、旅行プラン作成装置10と、旅行プラン要求端末20とを有する。
旅行プラン作成装置10と旅行プラン要求端末20とは、例えばインターネット、LAN、WAN等の通信ネットワーク(以下、「ネットワーク30」という。)を経由して相互に接続可能である。旅行プラン要求端末20は、ユーザによって操作され、このユーザ操作に応じて、旅行プラン作成装置10に旅行プランを作成させるための所定の信号及び情報を送信する。一方、この所定の信号などを受信した旅行プラン作成装置10は、以下で説明する所定の処理や動作を通じて、ユーザが所望する旅行プランを作成する。そして、旅行プラン要求端末20は、作成された旅行プランを取得して、例えば、表示画面に表示したり、音声出力したり、記録装置に記録するなどにより、旅行プランをユーザに提供する。
なお、本実施形態では、旅行プランを作成する構成として、図1に示す旅行プラン作成システム1を例に挙げて説明する。しかし、これは本発明の一実施形態であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。本発明は、例えば、旅行プラン要求端末20と旅行プラン作成装置10とが一体となった1つの旅行プラン作成装置として実施されることも可能である。また、本発明は、ネットワーク30を介して接続可能なコンピュータ・携帯電話・PDA(Personal Digital Assistant)などの様々な情報処理端末からの要求に応じて、旅行プランを作成する旅行プラン作成装置として実施されることも可能である。つまり、本発明は、様々な形態で実施されることも可能である。なお、本発明が1つの旅行プラン作成装置として実施される場合、ユーザは、旅行プラン作成装置を直接操作することにより、旅行プランを作成させることができる。
以下、旅行プラン要求端末20及び旅行プラン作成装置10がそれぞれ有する構成について、図1を参照しつつ、説明する。
<旅行プラン要求端末の構成>
図1に示すように、旅行プラン要求端末20は、旅行プラン作成要求送信部21と、旅行プラン受信部22と、表示部23とを有する。
旅行プラン作成要求送信部21は、ユーザの操作に応じて、旅行プラン作成装置10に旅行プランを作成させるための所定の信号及び情報を送信する。この所定の信号及び情報としては、例えば、作成開始情報・候補プラン選択情報・イベント選択情報・調整制御情報などが挙げられるが、その他必要に応じて様々な信号及び情報であってもよいことは言うまでもない。上記作成開始情報・候補プラン選択情報・イベント選択情報・調整制御情報などは全て、「旅行プラン作成要求」の一例に相当する。
以下、旅行プラン要求端末20から送信される諸処の信号及び情報について説明する。
「作成開始情報」は、旅行プラン作成装置10に旅行プラン作成を開始させるための必要な情報と、その他必要に応じた付加的な情報とを含む。作成開始情報が含む情報の例としては、例えば、旅行プラン作成装置10に旅行プラン作成を開始させる「スタート信号」、ユーザが旅行することを予定している地域を表した「地域情報」、ユーザが旅行することを予定している期間を表した「旅行期間情報」などが挙げられる。なお、作成開始情報は、その他、ユーザの年齢・性別・嗜好・過去に実行したイベントなどのような付加的な情報を含んでもよい。
一方、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1は、複数のイベントを一つずつ並べて旅行プランを作成することも可能ではあるが、特に、後述する「候補プラン」に基づいて、旅行プランを作成する。旅行プラン作成時に基づくその候補プランとして、どの候補プランを選択するのかを表した情報が「候補プラン選択情報」である。なお、この候補プラン選択情報も、ユーザの操作に応じて旅行プラン作成要求送信部21から出力される。
「イベント選択情報」は、ユーザの操作に応じて出力され、「ユーザがどのイベントを旅行プラン中に含めることを所望しているか」などを表した情報である。旅行プラン作成システム1が1から旅行プランを作成する場合、このイベント選択情報に表されたイベントと、そのイベントに設定すべき実行時間帯とに基づいて、一つずつイベントを並べることになる。しかし、上述の通り、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1は、候補プランに基づいて旅行プランを作成する。このように候補プランに基づいて旅行プランを作成する場合、このイベント選択情報は、候補プランに付け加えるべきイベントと、そのイベントに設定すべき実行時間帯とを表すことになる。また、イベント選択情報は、逆に、候補プランから削除すべきイベントを表すことも可能である。
上述の通り、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1は、候補プランに基づいて、旅行プランを作成するが、その際、旅行プラン作成システム1は、候補プラン自身や候補プランに含まれる1又は2以上のイベントが実際に実行可能か否かを判定することが可能である。更に、この旅行プラン作成システム1は、仮に候補プランやイベントが実行不可能な場合に、候補プランを調整する自動的に調整することが可能である。このような自動的な調整を開始させるために必要な情報が、「調整制御情報」である。この調整制御情報も、ユーザの操作に応じて旅行プラン作成要求送信部21から出力される。調整制御情報は、調整を開始させる情報以外に、例えば、どのような調整を行うのかを表した情報など、その他の必要は情報を含むことが可能である。なお、このように自動的な調整を行わない場合、調整制御情報の代わりに、上記の作成開始情報や候補プラン選択情報が再度送信されて、例えば、再度候補プランを選択し直すことも可能である。また、調整制御情報の変りに、イベント選択情報が再度送信されて、候補プランに含まれるイベント1つ1つをユーザ自ら調整し直すことも可能である。
旅行プラン受信部22は、旅行プラン作成装置10が作成した旅行プラン(候補プランや作成途中の旅行プランを含む。)を受信し、受信した旅行プランを表示部23の表示画面に表示させる。また、この旅行プラン受信部22は、旅行プランだけでなく、例えば、旅行プラン作成装置10が旅行プラン作成中などに出力する様々な情報を受信し、受信した情報の一部又は全部を表示部23の表示画面に表示させることができる。旅行プラン受信部22は、ユーザの操作に応じて、更に他の様々な情報を表示部23の表示画面に表示させてもよい。なお、以下で説明する表示部23の表示画面に表示される表示映像例は、この旅行プラン受信部22及び表示部23によって表示させられるが、説明の便宜上、表示映像を説明する際に、この旅行プラン受信部22及び表示部23が表示させる旨についての説明は適宜省略する。この表示部23に表示させる情報の例としては、イベントの内容を表した「イベント情報」、「判定結果」や「判断結果」を表した「判定結果情報」、「警告表示」を表した「警告情報」などが挙げられるが、これらの情報については後述する。なお、旅行プラン受信部22は、所定の情報を表示画面に表示させるだけでなく、例えば、音声出力したり、別途の記憶装置(図示せず)に記録することも可能である。
<旅行プラン作成装置が使用する情報例>
次に、図1を参照しつつ旅行プラン作成装置10の構成について説明する前に、この旅行プラン作成装置10が使用する情報の例について、説明する。
なお、上述の通り、旅行プラン作成装置10は、旅行プランを作成する際に、その旅行プランの候補である候補プランを使用することが可能である。そして、旅行プラン作成装置10は、その候補プランが実際に旅行を予定する旅行期間内で実行可能か否かを判定することが可能である。更に、旅行プラン作成装置10は、候補プラン又はその候補プランに含まれるイベントが実行不可能な場合には、自動的に候補プランを調整することが可能である。この際、旅行プラン作成装置10は、大きく分けて「候補プラン情報」と、「イベント情報」とを使用する。そこで、ここでは、この2つの情報について、予め詳しく説明する。
(イベント情報)
まず、図2を参照しつつ、イベント情報について説明する。
イベント情報は、イベントの内容等を表した情報であり、そのイベントに関する名称・開催時間・開催場所などの情報を含む。このイベント情報に含まれる情報の例を、図2に示す。図2は、本実施形態に係る旅行プラン作成システムが使用するイベント情報について説明する説明図である。
イベント情報には、図2に示すように、例えば、「id情報」、「name_jp情報」、「post_code情報」、「address_jp情報」、「op_hour_jp情報」、「op_start_minutes情報」、「op_end_minutes情報」、「op_period情報」、「op_day情報」、「op_area情報」、「links情報」、「lat情報」、「lon情報」、「keywords情報」、「pre_time_length情報」、「minimum_time_length情報」、「image情報」、「guidance情報」及び「priority情報」などが含まれる。
id情報は、各イベントを識別するための識別子であり、例えばID(Identification)番号等で表される。ここでは、id情報は、イベント毎に異なる値が割り当てられた目的地番号であるものとする。name_jp情報は、イベントの名称を表す情報である。post_code情報は、イベントが実行される位置(以下「所在地」ともいう。)の郵便番号を表す情報である。address_jp情報は、イベントの所在地の住所を表す情報である。op_hour_jp情報は、イベントの開催時間についての説明文を表す情報である。op_start_minutes情報は、イベントの開催時間帯の開始時刻(例えば開場時刻・開演時刻等)を表す情報である。op_end_minutes情報は、イベントの開催時間帯の終了時刻(例えば閉場時刻・閉演時刻等)を表す情報である。op_period情報は、イベントが開催されている期間(以下「開催期間」ともいう。)を表す情報である。op_day情報は、イベントが開催されている曜日を表す情報である。op_area情報は、イベントが開催される場所がどの地域に属するのかを表す情報である。なお、地域としては、アジアや日本という大きなくくりから、関東や関西というくくり、都道府県に応じたくくり、区市町村に応じたくくりなど、様々な範囲で表されてもよい。links情報は、イベントに関するホームページなどのような外部リンク先を表した情報であり、例えば、URI(Uniform Resource Identifier)を表す。lat情報は、イベントの所在地の緯度を表した情報である。lon情報は、イベントの所在地の経度を表した情報である。keywords情報は、イベントのキーワード等を表した情報であり、例えば、当該イベントの名称・内容・所在地等に含まれるキーワード、そのイベントの属性や種類等を表した情報であってもよい。pre_time_length情報は、イベントを実行する際に必要であろうと予想され、初期設定として設定される実行時間長を表す情報である。minimum_time_length情報は、イベントを実行する際に最低限確保すべき実行時間長を表す情報である。image情報は、イベント自体の画像などのようにそのイベントを連想させるようなイベントに関する画像データである。guidance情報は、例えば「そのイベントが何のイベントであるのか」等のように、イベントについての説明(アナウンス)を表した情報である。priority情報は、そのイベントの優先度を表した情報である。なお、イベント情報には、これらの情報以外に、更に様々な情報が含まれてもよいことは言うまでもない。
本実施形態に係る旅行プラン作成装置10は、上記複数の情報中、特に、「op_start_minutes情報」、「op_end_minutes情報」、「op_period情報」、「op_day情報」、「op_area情報」、「lat情報」、「lon情報」、「pre_time_length情報」、「minimum_time_length情報」及び「priority情報」などを使用して、旅行プランを作成する。
この「op_start_minutes情報」及び「op_end_minutes情報」を、イベントの開催時間帯の開始及び終了時刻を定める情報であるという意味で「開催時間情報」ともいう。なお、ここでいう「開催時間」とは、そのイベントを実行することが可能な時間を意味し、通常、開始時刻から終了時刻までの所定の時間幅を有する時間帯として表される。よって、このような時間帯を「開催時間帯」とも言う。
一方、上述の通り、「op_period情報」は、イベントが開催されている開催期間を表し、「op_day情報」は、イベントが開催されている曜日を表すが、このような開催曜日も、広い意味で、イベントが開催されている開催期間を表す。そこで、以下では、「開催期間」には、「開催曜日」のように周期的なイベントの実行可能日時等も含まれるものとする。また、例えば、毎月1日・毎月2日などのような開催日や、毎年1月・毎年2月などのような開催月なども、周期的な開催期間を示すため、開催曜日の代わりに、開催期間に含まれてもよい。このようにイベントが開催されている期間である開催期間の情報、つまり、上記、op_period情報やop_day情報等を、ここでは「開催期間情報」とも言う。つまり、イベントによっては、開催されている期間が定められていたり、開催される曜日・日にち・月等が限られる場合がある。このようなイベントの開催期間が、開催期間情報に表されることになる。
また、ここでは「op_area情報」を「開催地域情報」とも言う。また、「lat情報」及び「lon情報」を、イベントが実行される位置を表した情報という意味で「位置情報」とも言う。また、「pre_time_length情報」を、ここでは「実行時間長情報」とも言う。この実行時間長情報は、例えば、実際にそのイベントを実行した結果その実行に要した時間長を統計的に求めて予め設定してもよく、イベントの主催者などにより決定されている時間長に予め設定されてもよく、イベントを実行する際に必要な最小時間長に予め設定されてもよい。また、「minimum_time_length情報」を、ここでは「最低実行時間長情報」とも言う。この最低実行時間長情報は、例えば、実際にそのイベントを実行する際に最低限確保しておくべき時間長を表し、この情報も統計的に定めてもよく、主催者によって決定されてもよい。また、「priority情報」をここでは「優先情報」とも言う。この優先情報は、例えば、イベント毎に優先順位が付される場合には、その優先順位を表した情報であってもよい。また、優先情報は、例えば、イベントを実行する年齢層や性別などのように実行者の属性を表した情報であってもよい。この場合、優先情報により、旅行プランを作成させたいユーザの属性等に応じて、イベントの優先度を決定することができる。
(候補プラン情報)
次に、図3及び図4を参照しつつ、候補プラン情報について説明する。
候補プラン情報は、既作成の旅行プラン(候補プラン)の内容等を表した情報であって、その候補プランに含まれる1又は2以上のイベント・そのイベントの実行時間・その候補プランの期間などの情報を含む。なお、この候補プラン情報には、候補プランに含まれるイベントそれぞれのイベント情報が含まれてもよい。この候補プラン情報に含まれる情報の例を、図3に示す。図3は、本実施形態に係る旅行プラン作成システムが使用する候補プラン情報について説明する説明図である。
候補プラン情報には、図6に示すように、例えば、「p_id情報」、「p_name情報」、「p_area情報」、「p_op_period情報」、「p_period_length情報」、「p_event情報」、「p_event_period情報」、「p_trans情報」、「p_keyword情報」、及び「p_guidance情報」などが含まれる。
p_id情報は、各候補プランを識別するための識別子であり、例えばID番号で表される。ここで、p_id情報は、候補プラン毎に異なる値が割り当てられた目的地番号であるものとする。p_name情報は、候補プランの名称を表す情報である。p_area情報は、候補プランに含まれるイベントが開催される場所がどの地域に属するのかを表す情報である。なお、地域としては、上記op_area情報と同様に、様々な範囲で表されてもよい。また、候補プランに含まれる複数のイベントが同じ地域ではない場合、このp_area情報には、複数の地域が含まれてもよい。p_op_period情報は、候補プランが開催されている期間を表す情報である(イベントの開催期間と区別して、以下「プラン開催期間」ともいう。)。このp_op_period情報は、例えば、2月中・上半期などのように、その候補プランを実行することが可能な期間を表すが、必ずしも必要ではない。p_period_length情報は、候補プランを実行する際に必要とされる期間長(つまり、上記の「プラン期間長」。)を表す情報である。p_event情報は、候補プランに含まれる1又は2以上のイベントを定めた情報である。このp_event情報としては、各イベントを識別しうる情報であれば如何なる情報であってもよいが、例えば、候補プランに含まれるイベントのid情報やname_jp情報が定められてもよい。つまり、例えば、1の候補プランに複数のイベントE1,E2,E3が含まれる場合、このp_event情報は、そのイベントE1,E2,E3を表す。p_event_period情報は、候補プランに含まれる1又は2以上のイベントのそれぞれに対して、その候補プラン中に設定されている「実行時間帯」を表す情報である。つまり、上記の例の場合、p_event_period情報は、例えば、「イベントE1は1日目の7時から9時」、「イベントE2は1日目の10時から12時」、「イベントE3は2日目の13時半から19時15分」等と言った情報を表す。なお、この候補プラン中の各イベントの実行時間帯は、プラン期間長中の何日目の何時から何時までというように、日程中の「日」までをも指定した時間帯となる。つまり、上記p_event情報と、このp_event_period情報により、各候補プラン情報は、1又は2以上のイベントの実行時間帯がプラン期間長に既設定された候補プランを表すことになる。p_trans情報は、候補プランに含まれるイベント間の移動手段に関する情報を表す。このp_trans情報には、例えば、その移動手段の交通機関名、その移動手段を使用する場合の所要時間帯、その移動手段を使用する場合の注意事項などが含まれてもよい。p_keyword情報は、候補プランのキーワード等を表した情報であり、例えば、当該候補プランの名称・内容・所在地・特徴等に含まれるキーワード、その候補プランの属性や種類等を表した情報であってもよい。p_guidance情報は、例えば「その候補プランがどのような種類のイベントを含むのか」、「その候補プランがどのような属性のユーザに好まれるのか」、「その候補プランが何又は誰によって作成されたのか」等のように、候補プランについての説明を表した情報である。なお、候補プラン情報には、これらの情報以外に、更に様々な情報が含まれてもよいことは言うまでもない。
本実施形態に係る旅行プラン作成装置10では、上記複数の情報中、特に、「p_id情報」、「p_area情報」、「p_name情報」、「p_op_period情報」、「p_period_length情報」、「p_event情報」、「p_event_period情報」などを使用して、旅行プランを作成する。ここでは「p_id情報」を「プラン識別情報」とも言い、「p_name情報」を「プラン名称情報」とも言い、「p_area情報」を「プラン地域情報」とも言い、「p_op_period情報」を上述の通り「プラン開催期間情報」とも言い、「p_period_length情報」を「プラン期間長情報」とも言い、「p_event情報」を「プランイベント情報」とも言い、「p_event_period情報」を「プランイベント実行時間情報」とも言う。
ここで、図4を参照しつつ、ここで説明した候補プラン情報により、プラン期間長中に複数のイベントの実行時間帯が設定されている候補プランの一例(候補プランP1)について説明する。図4は、本実施形態に係る旅行プラン作成システムが使用する候補プラン情報について説明する説明図であり、
候補プランP1は、3日間の日程で、8つのイベントE1〜E8の実行時間帯が設定されている。つまり、この候補プランP1では、イベントE1の実行時間帯は、1日目の9:00〜11:00に設定され、イベントE2の実行時間帯は、1日目の12:30〜16:00に設定される。このように、候補プランP1では、イベントE1〜イベントE8が、3日間のプラン長内に設定される。上述し、かつ、ここで候補プランP1を例示して説明したように、候補プランは、特定の期間帯を特定せずに、単に期間の長さを特定して、その期間長に1又は2以上のイベントの実行時間帯が設定されることになる。
<旅行プラン作成装置の構成>
次に、再び図1を参照しつつ、旅行プラン作成装置10の構成について説明する。
図1に示すように、旅行プラン作成装置10は、イベント情報記憶部110と、イベント情報登録部111と、候補プラン情報記憶部120と、候補プラン情報登録部121と、旅行期間設定部130と、イベントリスト作成部141と、イベント付加部142と、候補プラン選択部150と、判定部160と、調整部170とを有する。
イベント情報記憶部110には、上記イベント情報が1又は2以上記録される。そして、イベント情報登録部111は、イベント情報をネットワーク30上に公開している外部の1又は2以上の情報公開サーバ40等に接続可能であり、その情報公開サーバ40からイベント情報を収集して、イベント情報記憶部110に記録する。なお、イベント情報登録部111は、ユーザの操作に応じて旅行プラン要求端末20から出力されたイベント情報や、ユーザによる旅行プラン作成装置10の直接操作により入力されるイベント情報を、イベント情報記憶部110に記録してもよい。
また、イベント情報記憶部110に既に複数のイベント情報が記録されている場合には、このイベント情報登録部111は必ずしも必要ではない。このイベント情報は、上記候補プラン情報に含まれてもよいが、ここでは、イベント情報と、候補プラン情報とが別々に扱われる場合を示している。イベント情報がプラン情報に含まれる場合には、ここで説明したイベント情報記憶部110及びイベント情報登録部111は、必ずしも必要ではない。また、このイベント情報記憶部110及びイベント情報登録部111の代わりに、ネットワーク30経由で外部の情報公開サーバ40からイベント情報を取得するイベント情報取得部が、旅行プラン作成装置10に備えられてもよい。
候補プラン情報記憶部120には、上記候補プラン情報が1又は2以上記録される。図5に、候補プラン情報記憶部120に複数の候補プラン情報が記録された場合における、その複数の候補プランP1〜P5の例を示す。なお、この図5では、候補プランP1〜P5のプラン識別情報と、プラン名称情報と、プラン期間長情報と、プランイベント情報が示すイベントの数とを示している。なお、図4を参照しつつ説明したように、各候補プラン情報では、各イベントの実行時間帯がプラン期間長中に設定される。
候補プラン情報登録部121は、上記イベント情報登録部111と同様に、ネットワーク30を介して外部の1又は2以上の情報公開サーバ40等に接続可能に構成される。この情報公開サーバ40には、複数の候補プランに関する「候補プラン情報」も記録されており、候補プラン情報登録部121は、1又は2以上の情報公開サーバ40から候補プラン情報を収集して、候補プラン情報記憶部120に記録する。また、候補プラン情報登録部121は、ユーザの操作に応じて旅行プラン要求端末20から出力された候補プラン情報や、ユーザによる旅行プラン作成装置10の直接操作により入力される候補プラン情報、既に旅行プラン作成装置10自身が作成した旅行プランを表す候補プラン情報を、候補プラン情報記憶部120に記録してもよい。
旅行期間設定部130は、旅行プラン作成装置10が作成する具体的な旅行期間を設定する。なお、この際、旅行期間設定部130は、旅行プラン作成要求送信部21から出力される作成開始情報のうちの旅行期間情報を取得し、その旅行期間情報に表された期間に、旅行期間を設定する。つまり、旅行期間設定部130は、作成する旅行プランの旅行期間を、ユーザが望む旅行期間に設定することになる。なお、旅行期間設定部130は、旅行プラン作成要求送信部21から出力された作成開始情報に含まれるスタート信号を取得すると動作を開始する。また、この旅行期間設定部130が設定した旅行期間を表す情報も、ここでは旅行期間情報と言う。
イベントリスト作成部141は、旅行期間設定部130が旅行期間を設定すると、イベント情報記憶部110に記録された1又は2以上のイベント情報から、旅行プランに含めるイベントのイベント情報を選択し、そのイベントのリストを作成する。
より具体的には、イベントリスト作成部141は、まず、作成開始情報に含まれる地域情報に基づいて、ユーザが指定した旅行先の地域内及びその近郊で開催されるイベント情報を、イベント情報記憶部110の中から検索する。そして、イベントリスト作成部141は、そのイベント情報と、所定の情報(例えばその地域の地図データなど)とを、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面に表示させる。
この際、旅行プラン要求端末20の表示画面に表示される表示映像の一例を、図6に示す。図6に示すように、表示映像M1として表示画面には、その地域の地図データと、各イベント情報のアイコンI(icon、例えばimage情報やname_jp情報など)が表示される。そして、この表示映像を参照したユーザは、旅行プラン要求端末20を操作して、旅行プランに含めたいイベントの候補を選択する。このイベント選択の操作としては、例えば、ユーザは、旅行プランに含めたいイベントのアイコンIをドラッグ(drag)し、矢印A1に示すように、このアイコンIをイベントリスト欄L1にドロップ(drop)することにより、イベントの候補を選択することができる。旅行プラン作成要求送信部21は、この選択されたイベントの候補を、イベントリストを作成するためのイベント選択情報として、イベントリスト作成部141に出力する。なおこの際、旅行プラン要求端末20は、例えば、ユーザがアイコンIにカーソルをあわせたり、アイコンIをドラッグ又はクリックした時点で、メッセージ欄MEにaddress_jp情報・op_hour_jp情報・links情報・image情報・guidance情報などを表示させることにより、ユーザにそのイベントに関する情報を提供することもできる。
イベントリスト作成部141は、この取得したイベント選択情報に基づいて、旅行プランに含めるイベントのリスト(以下、「イベントリスト」ともいう。)を作成する。そして、イベントリスト作成部141は、作成したイベントリストを旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面に表示させる。この際、表示部23の表示画面には、このイベントリストと共に、後述するタイムテーブルTに関する情報が表示されてもよい。
説明の便宜上、イベント付加部142について説明する前に、他の構成について説明する。
候補プラン選択部150は、候補プラン情報記憶部120に記録された1又は2以上の候補プラン情報から、1の候補プラン情報を選択することにより、旅行プラン作成装置10が旅行プランを作成する際に基づく1の候補プランを選択する。そして、候補プラン選択部150は、選択した候補プランを、上記旅行期間設定部130が設定した旅行期間に適用して、仮の旅行プランを作成する。この仮の旅行プランは、選択した候補プランが具体的な旅行期間に設定された場合の旅行プランを意味するが、説明の便宜上、この仮の旅行プランのことも「候補プラン」と言う。なお、この候補プラン選択部150による候補プランの選択は、イベントリスト作成部141によるイベントリストの作成後であっても、作成前であってもよいが、ここでは説明の便宜上、イベントリスト作成後に行われる場合について説明する。
より具体的に、この候補プラン選択部150の候補プラン選択動作について説明する。
候補プラン選択部150は、まず、作成開始情報に含まれる地域情報に基づいて、ユーザが指定した旅行先の地域内及びその近郊を対象とした候補プラン情報を、候補プラン情報記憶部120の中から検索する。そして、候補プラン選択部150は、その候補プラン情報と、他の所定の情報とを、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面に表示させる。
この際、旅行プラン要求端末20の表示画面に表示される表示映像の一例を、図7に示す。図7に示すように、表示映像M2として表示画面には、イベントリスト欄L1と共に、候補プランリスト欄L2が表示され、この候補プランリスト欄L2に、検出された候補プラン情報(例えば図5に示す候補プランP1〜P5)が表示される。なお、図7には、各候補プラン情報として、プラン名称情報と、プラン期間長情報と、プランイベント情報に表された複数のイベント中の代表のイベントの名称と、その候補プランの説明であるp_guidance情報とが表示された場合を例示している。そして、この表示映像を参照したユーザは、旅行プラン要求端末20を操作して、旅行プラン作成時の参考にしたい候補プランを選択する。この候補プラン選択の操作としては、例えば、ユーザは、旅行プラン作成時に参考にしたい候補プラン情報に表示されたチェックボックスを、1つチェックすることにより、1の候補プラン情報を選択することができる。旅行プラン作成要求送信部21は、この選択された候補プランを、候補プラン選択情報として、イベントリスト作成部141に出力する。なおこの際、旅行プラン要求端末20は、例えば、ユーザが1の候補プラン情報にカーソルをあわせたり、候補プラン情報のチェックブックスをチェックした時点で、メッセージ欄MEに、候補プラン情報や、その候補プランに含まれるイベントのイベント情報などを、表示させることにより、ユーザにその候補プランに関する情報を提供することもできる。
候補プラン選択部150は、旅行プラン作成要求送信部21から取得した候補プラン選択情報に基づいて、1の候補プラン情報を選択する。そして、候補プラン選択部150は、候補プラン情報のプランイベント情報及びプランイベント実行時間情報に基づいて、旅行期間設定部130が設定した旅行期間に、候補プラン情報に含まれるイベントの実行時間帯を設定する。
例えば、旅行期間設定部130が「2008年9月1日〜2008年9月2日」という旅行期間を設定し、候補プラン選択部150が図4に例示した候補プランP1を選択したと仮定する。すると、候補プラン選択部150は、例えば、図8に概念的に示すように、その候補プランP1を上記旅行期間にあてはめる。つまり、図4では、候補プランP1の第1日目に設定されていたイベントE1〜E4の各実行時間帯が、旅行期間の1日目である2008年9月1日に設定される。そして、図4では、候補プランP1の第2日目に設定されていたイベントE5〜E7の各実行時間帯が、旅行期間の2日目である2008年9月2日に設定される。なお、この例で設定された旅行期間の旅行期間長は2日間であるのに対して、選択された候補プランのプラン長は3日間である。このように旅行期間長がプラン長よりも短い場合でも、候補プラン選択部150は、旅行期間から外れた3日目である2008年9月3日に、候補プランP1の第3日目に設定されていたイベントE8の各実行時間帯を設定することが望ましい。
なお、このように実際の期間帯が設定された候補プラン(仮の旅行プラン)は、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面に、タイムテーブルTとして表示されてもよい(後述の図13参照。)
判定部160は、候補プラン選択部150により選択された1の候補プランに含まれるイベントが、旅行期間設定部130により設定された旅行期間における実行時間帯で、実行可能か否かを確認する。この際、判定部160は、大きくは候補プラン自身が実行可能か否かを判定すると共に、より細かく候補プランに含まれる各イベントそれぞれが実行可能か否かを判定する。そのために、判定部160は、旅行期間判定部161と、実行可否判定部162とを有する。
旅行期間判定部161は、大きく候補プラン自身が実行可能か否かを判定することにより、イベントが実行可能か否かを判定する。この際、旅行期間判定部161は、旅行期間設定部130により設定された旅行期間の期間長(旅行期間長)が、候補プラン選択部150により選択された1の候補プランのプラン期間長(所定の期間長の一例)よりも短いか否かを確認する。そして、旅行期間判定部161は、旅行期間長がプラン期間長よりも短い場合、その1の候補プランに含まれる少なくとも1のイベントは実行不可能であると判定する。
この旅行期間判定部161により、旅行期間長がプラン期間長よりも短いために、少なくも1のイベントは実行不可能であると判定された場合の一例を、図8に示す。図8に示す例では、上述の通り、旅行期間は「2008年9月1日〜2008年9月2日」に設定されているのに対して、プラン期間長は「3日間」である。この場合、旅行期間長は「2日間」となり、プラン期間長の「3日間」よりも短い。そこで、旅行期間判定部161は、候補プラン中の3日目の予定であり、候補プラン選択部150により旅行期間にあてはめられた結果、2008年9月3日に設定されているイベント(イベントE8)を実行不可能であると判定する。なお、図8では、実行不可能なイベント(及び日付)にドットハッチをかけることにより、実行不可能であると判定されたイベントを概念的に示している。
一方、実行可否判定部162は、より細かく、その候補プランに含まれるイベントの1つ1つが実行可能か否かを判定する。この際、実行可否判定部162は、各イベントの開催期間を表す開催期間情報に基づいて、旅行期間設定部130により設定された旅行期間におけるそのイベントの実行時間帯が、開催期間に含まれるか否かを確認する。そして、実行可否判定部162は、実行時間帯が開催期間に含まれない場合、そのイベントは実行不可能であると判定する。
この実行可否判定部162により、実行時間帯が開催期間に含まれないために、そのイベントは実行不可能であると判定された場合の一例も、図8に示す。図8に示す例では、イベントE5は、候補プランの2日目に設定されているために、候補プラン選択部150により旅行期間に当てはめられた結果、2008年9月2日に実行時間帯が設定されている。しかし、この実行時間帯が設定された2008年9月2日は、例えば、イベントE5の開催期間に含まれておらず、当日イベントE5は、開催されないと仮定する。すると、イベント情報中、この開催期間を示した開催期間情報に基づいて、実行可否判定部162は、図8に示すように、イベントE5を実行不可能であると判定する。
なお、候補プランは、大抵ある程度の情報により既作成されており、ある程度の実行可能であることが予想される。しかし、実行する日にち等が特定された場合、その日にちに全てのイベントが実行可能であることまでは、候補プランでは考慮されていない場合が大半である。そこで、実行可否判定部162は、上述のように、開催期間情報に基づいて、特定の日程で全てのイベントが実行可能か否かを判定する。
なお、イベントが開催されていれば、そのイベントに対して候補プランで設定される実行時間帯は、そのイベントが開催されている時間帯(開催時間帯)に含まれて、そのイベントは、実行可能であることが予想される。従って、そのような実行時間帯が実行可能か否かまでは確認する必要は必ずしもない。しかしながら、例えば、曜日や日にち等により開催時間帯が異なるイベントがあることも予想され、かつ、候補プランに誤りがあることも予想される。また、例えばユーザ自身の操作などにより、イベントの実行時間帯が調整・変更された場合には、実行時間帯が開催時間帯から外れる可能性もある。そこで、実行可否判定部162は、候補プランに含まれるイベントが実行可能か否かを、更に、そのイベントの開催時間帯を表した開催時間情報に基づいて行ってもよいことは言うまでもない。
つまり、判定部160は、旅行期間判定部161と、実行可否判定部162とを有することにより、例えば以下のような判定を行い、いずれかの条件を満たす場合には、その条件を満たすイベントを実行不可能であると判定することができる。
(条件1)旅行期間長がプラン期間長よりも短いこと
(条件2)旅行期間におけるイベントの実行時間帯が、開催期間内に含まれないこと
(条件3)旅行期間におけるイベントの実行時間帯が、開催時間帯に含まれないこと
そして、実行不可能なイベントがある場合、判定部160は、例えば、旅行プラン要求端末20に、ユーザに対してアラーム(警告)を表示又は出力させる。なお、このようなアラームとしては、例えば、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面に表示されたタイムテーブルT(後述の図13参照。)上のイベントを、色づけしたり点滅させるなどの様々な表示形式が考えられる。一方、表示によるアラーム以外に、音声によるアラームであってもよいことは言うまでもない。
このアラームを参照したユーザは、旅行プラン要求端末20を操作して、調整部170による自動的な調整を行うか、自らイベント等の調整を行うか等を選択する。以下では説明の便宜上、調整部170による自動調整が行われる場合について説明する。なお、この場合、旅行プラン要求端末20の旅行プラン作成要求送信部21からは、ユーザの操作に応じて調整制御情報が送信されることが望ましい。なお、このようにユーザにアラームを通知することなく、自動的に調整部170が調整を行うことももちろん可能である。
調整部170は、調整制御情報を取得すると、候補プランに含まれるイベントを調整する。この調整部170は、判定部160により、上記3つの条件のどれを満たしたかによって、異なる調整を行う。上記条件1(旅行期間長がプラン期間長よりも短い)を満たす場合には、イベント自体の調整が行われ、上記条件2,3(旅行期間における各イベントの実行時間帯が、開催期間又は開催時間帯に含まれない)を満たす場合には、実行時間帯の調整が行われる。そのために、調整部170は、イベント調整部171と、実行時間調整部172とを有する。つまり、上記条件1を満たす場合には、イベント調整部171によるイベント自体の調整が行われ、上記条件2,3を満たす場合には、実行時間調整部172による実行時間帯の調整が行われる。このイベント調整部171と実行時間調整部172との構成を説明しつつ、それぞれの調整についてより具体的に説明する。
イベント調整部171は、上述の通り、判定部160により条件1(旅行期間長がプラン期間長よりも短い)が満たされると判定された場合、その越えた期間に設定されたイベントが実行可能なように調整することが可能である。具体的には、イベント調整部171は、例えば以下の条件全てを満たすか否かをまず判断する。
(条件A)旅行期間長がプラン期間長よりも短いこと
(条件B)候補プランに含まれ、かつ、旅行期間に開催されないイベントが存在すること
(条件C)そのイベントを除けば旅行期間長がプラン期間長よりも短くなくなること
各条件について、図8を参照して一例を挙げながら説明する。
条件Aは、イベント調整部171が動作を開始するための条件である。旅行期間判定部161により上記条件1が満たされると判定された場合、この条件Aは満たされ、イベント調整部171は動作を開始する。一方、旅行期間判定部161により上記条件1が満たされないと判定された場合、この条件Aは満たされず、イベント調整部171は動作を開始しないことになる。つまり、例えば、図8に示す例の場合、旅行期間長は、2日間であり、プラン期間長の3日間よりも短いため、旅行期間判定部161は、条件1を満たすと判定し、イベント調整部171は動作を開始する。
条件Bでは、旅行期間判定部161により上記条件2が満たされると判定された場合、つまり、旅行期間に設定された実行時間帯が開催期間に含まれないイベントが存在する場合、イベント調整部171は、そのイベントが旅行期間に開催されるか否かを確認する。各イベントを実行するには、旅行を予定している旅行期間と、イベントが開催されている開催期間との両方に含まれる期間が存在する必要がある。このような期間をここでは「実行可能期間」とも言う。つまり、イベント調整部171は、実行可能期間が存在するか否かを確認することになる。そして、そのイベントに対する実行可能期間が存在しない場合、イベント調整部171は、条件Bを満たすと判断する。つまり、例えば、図8に示す例の場合、イベントE5の旅行期間中の実行時間帯(2008年9月2日の時間帯)は、イベントE5の開催期間に含まれない。そこで、旅行期間判定部161により、イベントE5は上記条件2を満たすと判断される。そして、仮に、イベントE5の実行可能期間が存在しない場合、イベント調整部171は、条件Bを満たすと判定する。
条件Cでは、イベント調整部171は、条件Bを満たしたイベント(図8のイベントE5)を削除した場合、旅行期間長がプラン期間長よりも短くなるか否かを確認する。例えば、図8示す例の場合、条件Bを満たしたイベントE5を削除する。そして、例えば、イベントE5以降のイベントE6〜E7の実行時間帯を前に詰めるか、旅行期間に含まれないイベントE8の実行時間帯をそのイベントE5の実行時間帯に移す。すると、図8に示す例の場合、イベントE5以外の全てのイベントを旅行期間内で実行可能になる。そこで、この場合、イベント調整部171は、条件Cを満たすと判断する。一方、例えば、条件Bを満たしたイベントを削除して他のイベントを詰めても旅行期間長がプラン期間長よりも短いままの場合、旅行期間から外れた日程にあるイベントの実行時間帯を、条件Bを満たしたイベントの実行時間帯に移動させることができない場合などには、イベント調整部171は、この条件Cを満たさないと判断する。例えば、図8に示す例において、図8のイベントE8の後に、他のイベントが設定されている場合、実行時間帯を詰めて9月2日にイベントE6〜E8イベントE8の実行時間帯を設定したとしても、そのイベントが9月3日に残ることになる。また、イベントE8に必要な時間長(最低実行時間長等)が、イベントE5の時間長を大きく越える場合、イベントE8をイベントE5の時間帯には移動できないことになる。また、この場合、イベント調整部171は、条件Cを満たさないと判断する。
この条件A〜Cの全てが満たされる場合、イベント調整部171は、以下のようにイベントを調整する。まず、イベント調整部171は、実行可能期間がない実行不可能なイベント(例えば図8のイベントE5)を削除する。そして、イベント調整部171は、その削除したイベントの実行時間帯分だけ、それに後続するイベントの実行時間帯を前に詰めるか、又は、旅行期間から外れていたイベント(例えば図8のイベントE8)の実行時間帯を、削除したイベントの実行時間帯に移動させる。ただし、旅行期間から外れていたイベントの実行時間帯を、削除したイベントの実行時間帯に移動させる場合、移動後のイベントの実行時間帯の時間長は、削除したイベントの実行時間帯と同じ時間長である必要はない。図9に、この調整後の旅行プランを概念的に示している。図9では、イベント調整部171が、図8のイベントE5を削除して、その結果空いた時間帯に、イベントE8の実行時間帯を移動させた場合を示している。その結果、イベント調整部171は、作成する旅行プランの期間長(つまり候補プランのプラン期間長)を、旅行期間長に合うように調整しつつ、実行可能なイベント全てを含む旅行プランを作成することが可能となる。
なお、この調整を行う際に、イベント調整部171は、移動させるイベントがそれぞれ実行可能であるように調整することが望ましい。例えば、図8に示す例において、イベントE5を削除し、かつ、その結果空いた時間帯(9月2日の8:00〜13:00)がイベントE8の開催時間帯に含まれない場合、イベント調整部171は、イベントE8の実行時間帯を、開催時間帯又は開催期間に含まれるように調整してもよい。また、このような調整が不可能な場合、イベントE6〜イベントE8を、空いた時間帯分だけ前に詰めてもよい。ただし、この場合にも、イベントE6〜イベントE8の移動後の実行時間帯が、それぞれの開催時間帯又は開催期間に含まれる必要がある。なおこの例において、イベント調整部171は、イベントE8が9月2日には開催されず9月1日に開催される場合、9月1日に設定されている他のイベント(例えばイベントE1等)を、イベントE5の削除により空いた時間帯に移動させ、かつ、その他のイベントの移動用により空いた9月1日の時間帯に、イベントE8を移動させることも可能である。
一方、条件A〜Cのいずれかが満たされない場合、又は、上記イベントの調整を他のイベントが実行可能なようには調整不可能である場合、イベント調整部171は、いずれかのイベントが実行不可能である旨をユーザに通知するように、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面にアラームを表示させることが望ましい。
実行時間調整部172は、上述の通り、判定部160により条件2,3の少なくとも一方(旅行期間における各イベントの実行時間帯が、開催期間又は開催時間帯に含まれない)が満たされると判定された場合、そのイベントの実行時間帯を調整する。
つまり、例えば、図9に示すイベント調整後の旅行プランの一例において、判定部160の実行可否判定部162により実行時間帯が開催期間外であると判定されたイベントが存在すると仮定する(例えば図9のイベントE3)。この場合、実行時間調整部172は、そのイベントの開催期間及び旅行期間の両方に含まれる実行可能期間内に、そのイベントの実行時間帯を変更する。
この場合の調整例を図10に示す。図9及び図10に示すように、例えば、イベントE3は、9月1日には開催されないが、9月2日には開催されると仮定する。するとこの場合、実行時間調整部172は、このイベントE3の実行時間帯を、実行可能期間内である9月2日の時間帯(例えば16:30〜17:30)に移動させる。この際、実行時間調整部172は、イベントE3の移動先の前後に設定されているイベントE6,E7と、イベントE3との間に適切な時間間隔が確保されるように、他のイベントの実行時間帯を伸長させてもよい。ただし、図10に例示したように、実行時間調整部172が、イベントE3の移動後の実行時間帯として、イベントE3の開催時間帯に含まれる時間帯を設定することは言うまでもない。
このような実行時間帯の調整において、イベントの実行時間帯の変更先に、他のイベントの実行時間帯が設定されている場合、実行時間調整部172は、当該他のイベントの実行時間帯をも、当該他のイベントの実行可能期間内で更に変更することが可能である。
より具体的に例を挙げて説明する。
図11に示すイベント調整後の旅行プランの一例において、判定部160の実行可否判定部162により実行時間帯が開催期間外である判定された一のイベントが存在したとする(例えば図11のイベントE6)。この場合も、実行時間調整部172は、その一のイベントの開催期間及び旅行期間の両方に含まれる実行可能期間内に、一のイベントの実行時間帯を変更する。しかし、例えば、当該一のイベントの最低実行時間長が、実行可能期間内において他のイベント間に残っている時間間隔よりも長いか、当該他のイベントとの間に適切な時間間隔を確保できない長さの場合、実行時間調整部172は、他のイベントの実行時間帯が設定されている時間帯に、一のイベントの実行時間帯を変更する。より具体的には、図11に示す例の場合、実行時間調整部172は、実行時間帯が開催期間外であるイベントE6の実行時間帯を、図12に示すように、実行可能期間内(9月1日)であり、かつ、他のイベントE2の実行時間帯が設定されている時間帯に設定する。この場合、イベントE6の変更先の時間帯(9月1日の13:00〜16:00)は、イベントE6の実行可能期間内であり、かつ、その開催時間帯に含まれる必要がある。更に、この場合、イベントE6を移動させるために、他のイベントE2の実行時間帯を、イベントE2の実行可能期間内であり、かつ、その開催時間帯に含まれる時間帯に、変更する。なお、図12では、上記のような実行時間帯の変更を行うことにより、イベントE6の実行時間帯と、イベントE2の実行時間帯とが入れ替えられた場合を例示している。この際、実行時間調整部172は、両イベントE2,E6の移動先の前後に設定されているイベントと、その移動されるイベントE2,E6との間に適切な時間間隔が確保されるように、他のイベントの実行時間帯を伸長させてもよい。
このように、実行時間調整部172は、実行時間帯が開催期間に含まれず、実行不可能であると判定されたイベントの実行時間帯を、開催期間に含まれるように調整することが可能である。なお、この際、調整先の実行時間帯は、開催期間に含まれるように、旅行期間内であり、かつ、当初設定されている日にちと異なる日にちに設定されることが多い。この際、実行時間調整部172は、図9及び図10と、図11及び図12に例示したように、調整先の実行時間帯を、既設定の実行時間帯か、又は、その近傍の時間帯に設定することが望ましい。イベントの開催時間帯は、日にちや曜日に寄らずに一定である場合が多い。この場合、上記のように実行時間帯に設定することにより、調整後の実行時間帯が開催時間帯に含まれる確率を向上させることが可能である。ただし、日にちや曜日によって開催時間帯が異なるイベントについては、日にちを調整するだけでなく、実行時間帯をも含めて調整することが望ましい。
なお、ここではイベントの実行時間帯がその開催期間に含まれない場合を例に挙げて説明したが、この実行時間調整部172による調整は、実行時間帯が開催時間帯に含まれない場合(上記条件3を満たす場合)も同様に行われる。つまり、例えば、実行時間調整部172は、実行時間帯が開催時間帯に含まれないイベントの実行時間帯を、実行可能期間であり、かつ、開催時間帯に含まれる日にちの時間帯へと変更する。この際、上記と同様に、時間帯だけでなく日にちを変更したり、他のイベントの実行時間帯を調整したり、他のイベントの実行時間帯と置き換えることももちろん可能である。
なお、このような調整が不可能な場合、例えば、以下の少なくともいずれかの場合には、実行時間調整部172は、条件2又は条件3を満たしたイベントが実行不可能である旨をユーザに通知するように、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面にアラームを表示させることが望ましい。
(場合1)調整が必要なイベントに実行可能期間が無い場合
(場合2)変更先の時間帯に他のイベントが設定され、かつ、当該他のイベントの実行時間帯が変更不可能な場合
以上説明したように、調整部170は、イベント調整部171と、実行時間調整部172とを有することにより、実行不可能なイベントが存在する候補プランを、旅行期間長以内の期間長を有し、全てのイベントが開催されて実行可能であるような旅行プランへと調整することが可能である。そして、調整部170は、この調整後の候補プラン(調整が不要な場合には未調整の候補プラン)を、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面に、図13に示す表示映像M3のタイムテーブルTとして表示させる。
イベント付加部142は、上記調整部170による調整後の候補プラン(著末井が不要な場合には未調整の候補プラン)に、ユーザが望む新たなイベントを付加する。このイベント付加部142について、図13を参照しつつより具体的に説明する。
図13に例示した旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面には、調整部170が表示させるタイムテーブルTだけでなく、上記イベントリスト作成部141が作成したイベントリストを表すイベントリスト欄L1を含む表示映像M3が表示される。この表示映像M3を参照したユーザはイベントリスト欄L1中のイベントのアイコンIから、旅行プランに含めたい付加イベントのアイコンIを選択する。すると、旅行プラン作成要求送信部21は、このユーザの操作に応じて、イベント選択情報を送信する。イベント付加部142は、イベント選択情報を取得し、イベント選択情報に表された(つまり、ユーザが選択した)イベントを選択する。そして、イベント付加部142は、そのイベントを付加する。
この際、イベント付加部142は、同時に、付加するイベントの実行時間帯を設定する。この際、イベント付加部142は、旅行プラン要求端末20の旅行プラン作成要求送信部21から出力される実行時間帯を設定するための「実行時間設定情報」に基づいて、実行時間帯を設定する。なお、この実行時間設定情報も、ユーザの操作に応じて、旅行プラン作成要求送信部21から出力される。
より具体的には、例えば、図13に示すイベントリスト欄L1から実行時間帯を設定したいイベントのアイコンIを選択したユーザは、更に、このアイコンをドラッグして、矢印A2に示すように、タイムテーブルT上の所望の位置(つまり、所望の時間帯を表す。但し、タイムテーブルT上にイベントが設定されてない時間帯が望ましい。)へとドロップする(図13参照。)。すると、旅行プラン作成要求送信部21は、ユーザの操作に応じて、アイコンIがドロップされた時間帯又は時刻を、実行時間帯を設定するための「実行時間設定情報」として出力する。そして、アイコンIがドロップされた位置に対応する実行時間設定情報を受取ったイベント付加部142は、図14に概念的に示すように、そのイベントの実行時間帯を、実行時間設定情報に表された時間帯又は時刻に設定する(付加イベントEX1,EX2。なお、実行時間設定情報が時刻を表す場合、イベント付加部142は、この時刻と、初期設定されている実行時間長情報に表された実行時間長とに基づいて、実行時間帯を設定することも可能である。
その後、付加イベントEX1,EX2等に対して、判定部160による判定、及び、調整部170による調整が再度行われてもよい。
なお、本実施形態では、旅行プラン作成装置10が、候補プランに基づいて旅行プランを作成する場合を説明しているが、旅行プラン作成装置10が一から旅行プランを作成する場合には、イベント付加部142によるイベントの付加が、1又は2以上繰り返されることにより、旅行プランが作成されることになる。
<旅行プラン作成システムの動作>
以上、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1の構成等について説明した。
次に、図15〜図17を参照しつつ、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1の動作について説明する。図15〜図17は、本実施形態に係る旅行プラン作成システムの動作について説明する説明図である。
旅行プラン要求端末20が「作成開始情報」を出力すると、旅行プラン作成装置10は、まず、ステップS101を処理する。このステップS101では、旅行期間設定部130が、「作成開始情報」に応じて旅行期間を設定する。そして、ステップS103に進む。
ステップS103では、イベントリスト作成部141が、イベントリスト作成部141が、図6に示すようなイベントリストを作成し、その作成したイベントリストを表示部23の表示画面に表示させる。そして、ステップS105に進む。
ステップS105では、候補プラン選択部150が、候補プラン情報記憶部120に記録された1又は2以上の候補プラン情報から、1の候補プラン情報を選択する。そして、ステップS107に進む。
ステップS107では、判定部160の旅行期間判定部161による旅行期間の判定が行われる。つまり、ここでは、上記条件1(旅行期間長がプラン期間長よりも短いこと)が満たされるか否かが判定される。旅行期間長がプラン期間長よりも短い場合には、ステップS109に進み、旅行期間長がプラン期間長よりも短くない場合には、ステップS111に進む。
ステップS109では、調整部170のイベント調整部171によるイベント調整が行われる。このイベント調整動作時のフローについては、詳しく後述する。このステップS109の処理後は、ステップS111に進む。
ステップS111では、判定部160の実行可否判定部162によるイベントの実行可否の判定が行われる。つまり、ここでは、上記条件2(旅行期間におけるイベントの実行時間帯が、開催期間内に含まれないこと)及び条件3(旅行期間におけるイベントの実行時間帯が、開催時間帯に含まれないこと)の少なくとも一方を満たすため、実行不可能なイベントが存在するか否かが判定される。そして、現状の実行時間帯では実行不可能なイベントが存在する場合には、ステップS113に進み、存在しない場合には、ステップS115に進む。なお、ここで言う実行不可能とは、実行可能期間がない場合を示すものではなく、上記条件2及び条件3の少なくとも一方を満たすことを意味する。
ステップS113では、調整部170の実行時間調整部172により、ステップS111で実行不可能と判定されたイベントの実行時間帯の調整が行われる。この実行時間帯調整動作時のフローについては、詳しく後述する。このステップS113の処理後は、ステップS115に進む。
ステップS115では、イベント付加部142により、調整後の候補プランにイベントが付加される。そして、ステップS117に進む。ただし、このステップS115は、必ずしも必要ではない。
ステップS117では、候補プランに基づいて作成されて完成した旅行プランが、旅行プラン作成装置10から旅行プラン要求端末20に送信され、その旅行プランが、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面に表示されてユーザに提供される。そして、このステップS117の処理後、旅行プラン作成システム1は、動作を終了する。
(イベント調整)
ここで、上記ステップS109で行われるイベント調整動作時のフローについてより詳細に説明する。
このイベント調整動作では、図16に示すように、まず、ステップS201が処理され、イベント調整部171により、上記条件B(候補プランに含まれ、かつ、旅行期間に開催されないイベントが存在すること)が満たされるか否かが判定される。つまり、イベント調整部171は、このステップS201で、旅行期間内では実行不可能なイベントが存在するか否かを確認する。そして、実行不可能なイベントが存在しない場合には、ステップS203に進む一方、実行不可能なイベントが存在する場合には、ステップS205に進む。なお、ここで言う実行不可能とは、実行可能期間が無いために、旅行期間中に実行が不可能である場合を意味することが望ましい。
実行不可能なイベントが存在せず、ステップS203に進んだ場合、このステップS203では、イベント調整部171により、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面にアラームが表示される。このアラームにより、イベントの調整が不可能であることをユーザに通知することが可能である。そして、このステップS203の処理後は、イベント調整動作を終了する。なお、このステップS203の処理後は、図15に示す旅行プラン作成動作自体を終了することも可能である。
一方、実行不可能なイベントが存在し、ステップS205に進んだ場合、このステップS205では、イベント調整部171により、更に上記条件C(そのイベントを除けば旅行期間長がプラン期間長よりも短くなくなること)が満たされるか否かが判定される。そして、実行不可能なイベントを除けば旅行期間長が旅行プラン長よりも短くなくならない場合には、上記のステップS203が処理される一方、旅行期間長が旅行プラン長よりも短くなくなる場合には、ステップS207に進む。
ステップS207では、イベント調整部171により、実行不可能なイベントが候補プランから削除される。そして、更に、イベント調整部171により、その削除されたイベントに後続のイベントの実行時間帯が、削除により空いた時間だけ詰められるか、又は、旅行期間外に設定されているイベントの実行時間帯が、削除により空いた時間帯に変更される。このステップS207の処理後は、イベント調整部171は、イベント調整動作を終了する。なお、この際、このような後続のイベントの実行時間帯を前に詰めたり、旅行期間外に設定されているイベントの実行時間帯を空いた時間帯に変更することが不可能な場合には、ステップS203が処理されてもよい。
(実行時間調整)
次に、上記ステップS113で行われる実行時間調整動作時のフローについてより詳細に説明する。
この実行時間調整動作では、図17に示すように、まず、ステップS301が処理され、実行時間調整部172により、ステップS111で実行不可能であると判定されたイベント(つまり上記条件2及び条件3の少なくとも一方を満たすイベント)に、実行可能期間が有るか否かが確認される。実行可能期間が無い場合には、ステップS303に進む一方、実行可能期間が有る場合には、ステップS305に進む。
実行不可能なイベントに実行可能期間が存在せず、ステップS303に進んだ場合(上記場合1に相当)、このステップS303では、実行時間調整部172により、旅行プラン要求端末20の表示部23の表示画面にアラームが表示される。このアラームにより、実行時間帯の調整が不可能であることをユーザに通知することが可能である。そして、このステップS303の処理後は、実行時間調整動作を終了する。なお、このステップS303の処理後は、図15に示す旅行プラン作成動作自体を終了することも可能である。
一方、実行不可能なイベントに実行可能期間が存在し、ステップS305に進んだ場合、このステップS305では、実行時間調整部172により、実行可能期間内における調整先の実行時間帯に、他のイベントが設定されているか否かが確認される。そして、他のイベントが設定されている場合には、ステップS307に進む一方、他のイベントが設定されていない場合には、ステップS307を飛ばしてステップS309に進む。なお、この際、実行不可能なイベントの実行時間帯の調整先は、実行可能期間内で設定されるのはもちろんのこと、その調整先の実行時間帯は、更に、旅行期間の異なる日にちにおける同一又は類似の時間帯であることが望ましい。
調整先の実行時間帯に、他のイベントが設定されており、ステップS307に進んだ場合、このステップS307では、実行時間調整部172により、他のイベントを、その実行可能期間内で移動可能か否かが判断される。この際、他のイベントの移動先に、そのまた他のイベントの実行時間帯が設定されている場合には、このステップS307は、繰り返し処理されることが望ましい。そして、他のイベントの実行時間帯を実行可能期間内で変更可能な場合には、ステップS309に進む一方、変更不可能な場合(上記場合2に相当)には、ステップS303の処理が行われる。
ステップS305の処理後、又はステップS307の処理後に、ステップS309に進んだ場合、このステップS309では、実行時間調整部172による実行時間の調整が行われる。つまり、実行時間調整部172は、ステップS111で実行不可能と判定されたイベントの実行時間帯を、そのイベントの実行可能期間内の他の実行時間帯に変更する。この際、変更先の他の実行時間帯に、他のイベントの実行時間帯が設定されている場合(つまりステップS307の処理後)は、当該他のイベントの実行時間帯をも、同様に実行可能期間内で変更する。このステップS309の処理後は、実行時間調整部172は、実行時間調整動作を終了する。
<旅行プラン作成システムによる効果の例>
以上、本実施形態に係る旅行プラン作成システム1の構成及び動作等について説明した。
この旅行プラン作成システム1によれば、候補プランに基づいて旅行プランを作成することが可能であるが、この際、候補プランに含まれるイベントが、実際の旅行期間内で実行可能か否かを判定することができる。従って、実行不可能なイベントが含まれる旅行プランが作成されることを防止でき、また、実際に旅行日程中で全てのイベントが実行可能か否かを、ユーザ自ら調べ直すなどの労力を低減することができる。
また、この旅行プラン作成システム1によれば、仮に実行不可能なイベントが含まれる場合には、そのイベントを実行可能なように調整した旅行プランを自動的に作成することが可能である。従って、実行可能な変更旅行プランを、ユーザに提案することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、調整部170が、実行不可能なイベントを調整する場合などのような自動調整を行う例について説明した。しかし、この調整部170は、ユーザの操作に応じて、候補プランに含まれるイベントの実行時間帯を、ユーザの望むように調整することも可能である。なお、この場合、調整後の実行時間帯を含む旅行プランは、再度判定部160により実行可否が判定されることが望ましい。
また、上記各実施形態で説明した一連の処理は、専用のハードウエアにより実行させてもよいが、ソフトウエアにより実行させてもよい。一連の処理をソフトウエアにより行う場合、図18に示すような汎用又は専用のコンピュータにプログラムを実行させることにより、上記の一連の処理を実現することができる。
図18は、プログラムを実行することにより一連の処理を実現するコンピュータの構成例を説明するための説明図である。一連の処理を行うプログラムのコンピュータによる実行について説明すれば、以下のようになる。
図18に示すように、コンピュータは、例えば、バス601と、CPU(Central Processing Unit)602と、記録装置と、入出力インターフェイス606と、通信装置607と、入力装置609と、ドライブ610と、出力装置となどを有する。これらの各構成は、バス601や入出力インターフェイス606等を介して相互に情報を伝達可能に接続されている。
プログラムは、例えば、記録装置の一例である、HDD(Hard Disk Drive)603・ROM(Read Only Memory)604・RAM(Random Access Memory)605等に記録しておくことがきる。
また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、各種のCD(Compact Disc)・MO(Magneto Optical)ディスク・DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体611に、一時的又は永続的に記録しておくこともできる。このようなリムーバブル記憶媒体611は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することもできる。この場合、これらのリムーバブル記憶媒体611に記録されたプログラムは、ドライブ610により読み出されて、入出力インターフェイス606・バス601等を介して上記の記録装置に記録されてもよい。
更に、プログラムは、例えば、ダウンロードサイト・他のコンピュータ・他の記録装置等(図示せず)に記録しておくこともできる。この場合、プログラムは、LAN(Local Area Network)・インターネット等のネットワーク608(ネットワーク30)を介して転送され、通信装置607がこのプログラムを受信する。そして、通信装置607が受信したプログラムは、入出力インターフェイス606・バス601等を介して上記の記録装置に記録されてもよい。
そして、CPU602が、上記の記録装置に記録されたプログラムに従い各種の処理を実行することにより、上記の一連の処理が、実現される。この際、CPU602は、例えば、上記の記録装置からプログラムを、直接読み出して実行してもよく、RAM605に一旦ロードした上で実行してもよい。更にCPU602は、例えば、プログラムを通信装置607やドライブ610を介して受信する場合、受信したプログラムを記録装置に記録せずに直接実行してもよい。
更に、CPU602は、必要に応じて、例えばマウス・キーボード・マイク(図示せず)等の入力装置609から入力する信号や情報に基づいて各種の処理を行ってもよい。
そして、CPU602は、上記の一連の処理を実行した結果を、例えばモニタなどの表示装置612・スピーカやヘッドホンなどの音声出力装置613等の出力装置から出力してもよく、更にCPU602は、必要に応じてこの処理結果を通信装置607から送信してもよく、上記の記録装置やリムーバブル記憶媒体611に記録させてもよい。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。例えば、図15に示したフローチャートでは、イベントに対する判定及び調整(ステップS107〜S109)が行われた後に、実行時間に対する判定及び調整(ステップS111〜S113)が行われる場合について説明した。しかし、例えば、これらの順番を逆にしたり、両判定(ステップS107,S109)を行った後に、両調整(ステップS111,S113)が行われてもよいことは言うまでもない。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態に係る旅行プラン作成システムの構成について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムが使用するイベント情報について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムが使用する候補プラン情報について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムが使用する候補プラン情報について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムが使用する候補プラン情報について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムが表示画面に表示する表示映像の一例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムが表示画面に表示する表示映像の一例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムによるイベント調整例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムによる実行時間調整の第1例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムによる実行時間調整の第1例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムによる実行時間調整の第2例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムによる実行時間調整の第1例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムが表示画面に表示する表示映像の一例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムによるイベント付加例について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムの動作について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムのイベント調整動作について説明する説明図である。 同実施形態に係る旅行プラン作成システムの実行時間調整動作について説明する説明図である。 プログラムを実行することにより一連の処理を実現するコンピュータの構成例を説明するための説明図である。
符号の説明
1 旅行プラン作成システム
10 旅行プラン作成装置
20 旅行プラン要求端末
21 旅行プラン作成要求送信部
22 旅行プラン受信部
23 表示部
30 ネットワーク
40 サーバ
110 イベント情報記憶部
111 イベント情報登録部
120 候補プラン情報記憶部
121 候補プラン情報登録部
130 旅行期間設定部
141 イベントリスト作成部
142 イベント付加部
150 候補プラン選択部
160 判定部
161 旅行期間判定部
162 実行可否判定部
170 調整部
171 イベント調整部
172 実行時間調整部
A1,A2 矢印
E1,E2,E3,E4,E5 イベント
E6,E7,E8 イベント
EX1,EX2 付加イベント
I アイコン
L1 イベントリスト欄
L2 候補プランリスト欄
M1,M2,M3 表示映像
ME メッセージ欄
P1,P2,P3,P4,P5 候補プラン
T タイムテーブル

Claims (9)

  1. 1又は2以上のイベントを含む旅行プランを作成する旅行プラン作成装置であって、
    作成する旅行プランの候補であり、1又は2以上のイベントの実行時間帯が所定の期間長内に既設定された候補プランに関する候補プラン情報が、1又は2以上記録される候補プラン情報記憶部と、
    前記作成する旅行プランを実行するための旅行期間を設定する旅行期間設定部と、
    前記候補プラン情報記憶部に前記候補プラン情報が記録された1の候補プランを選択する候補プラン選択部と、
    前記1の候補プランに含まれるイベントが、前記旅行期間における既設定の実行時間帯で、実行可能か否かを判定する判定部と、
    を有することを特徴とする、旅行プラン作成装置。
  2. 前記判定部は、前記1の候補プランに含まれるイベントが開催される開催期間を表す開催期間情報に基づき、前記旅行期間における当該イベントの実行時間帯が前記開催期間に含まれない場合、当該イベントは実行不可能であると判定することを特徴とする、請求項1に記載の旅行プラン作成装置。
  3. 前記判定部は、前記旅行期間の期間長が前記1の候補プランの所定の期間長よりも短い場合、前記1の候補プランに含まれる少なくとも1のイベントは実行不可能であると判定することを特徴とする、請求項1又は2に記載の旅行プラン作成装置。
  4. 前記1の候補プランに含まれるイベントが実行不可能であると前記判定部により判定された場合、当該イベントの実行時間帯を調整する実行時間調整部を更に有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の旅行プラン作成装置。
  5. 前記実行時間調整部は、前記判定部により実行不可能であると判定された1のイベントの実行時間帯を、当該1のイベントの開催期間及び前記旅行期間の両者に含まれる実行可能期間内に変更することを特徴とする、請求項4に記載の旅行プラン作成装置。
  6. 前記実行時間調整部は、前記1のイベントの実行時間帯の変更先に、他のイベントの実行時間帯が設定されている場合、当該他のイベントの実行時間帯を当該他のイベントの実行可能期間内で更に変更することを特徴とする、請求項5に記載の旅行プラン作成装置。
  7. 前記旅行期間の期間長が前記1の候補プランの所定の期間長よりも短く、該1の候補プランに含まれ前記旅行期間に開催されないイベントが存在し、かつ、当該イベントを除けば前記旅行期間の期間長が前記1の候補プランの所定の期間長よりも短くなくなる場合、当該イベントを削除するイベント調整部を更に有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の旅行プラン作成装置。
  8. 1又は2以上のイベントを含む旅行プランを作成する旅行プラン作成装置と、
    前記旅行プラン作成装置にネットワークを介して接続され、前記旅行プラン作成装置に前記旅行プランを作成させる旅行プラン要求端末と、
    を有し、
    前記旅行プラン作成装置は、
    作成する旅行プランの候補であり、1又は2以上のイベントの実行時間帯が所定の期間長内に既設定された候補プランに関する候補プラン情報が、1又は2以上記録される候補プラン情報記憶部と、
    前記作成する旅行プランを実行するための旅行期間を設定する旅行期間設定部と、
    前記候補プラン情報記憶部に前記候補プラン情報が記録された1の候補プランを選択する候補プラン選択部と、
    前記1の候補プランに含まれるイベントが、前記旅行期間における既設定の実行時間帯で、実行可能か否かを判定する判定部と、
    を有することを特徴とする、旅行プラン作成システム。
  9. コンピュータに、1又は2以上のイベントを含む旅行プランを作成する旅行プラン作成機能を実現させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    作成する旅行プランの候補であり、1又は2以上のイベントの実行時間帯が所定の期間長内に既設定された候補プランに関する候補プラン情報が、1又は2以上記録される候補プラン記憶機能と、
    前記作成する旅行プランを実行するための旅行期間を設定する旅行期間設定機能と、
    前記候補プラン記憶機能に前記候補プラン情報が記録された1の候補プランを選択する候補プラン選択機能と、
    前記1の候補プランに含まれるイベントが、前記旅行期間における既設定の実行時間帯で、実行可能か否かを判定する判定機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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