JP2010085846A - 光学部品の製造方法、光学部品、および液晶ディスプレイユニット - Google Patents

光学部品の製造方法、光学部品、および液晶ディスプレイユニット Download PDF

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Abstract

【課題】一枚で十分な光学特性を有し、かつ生産性が良好でコストメリットが得られる光学部品を提供する。
【解決手段】基材上に耐エッチング層を形成し、前記耐エッチング層に対してレーザービームを照射し、レーザービーム照射部分で生じるアブレーションにより前記耐エッチング層に開口部を形成し、この際に隣接する開口部の配置の周期を、周期Lを基準としてL±L/10の範囲でランダムに調整し、前記耐エッチング層に形成された開口部を通して前記基材をエッチングして、前記基材に凹部を形成し、前記耐エッチング層を除去して凹部を有する型を作製し、前記型の形状を光学材料に転写することにより凸部を有する光学部品を製造することを特徴とする光学部品の製造方法。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光学部品の製造方法、この方法により製造されたマイクロレンズアレイやプリズムアレイ、それらを用いたバックライト用光学シート、プロジェクションスクリーンなどの光学部品、あるいは光導波路、導光路を有する光学シートなどの光学部品、およびこのような光学部品を含む液晶ディスプレイユニットに関する。
液晶表示装置(LCD)に代表されるディスプレイは、提供される情報を認識するのに必要な光源(バックライト)を内蔵している。この光源で消費する電力は、装置全体で消費する電力の相当部分を占める。このため、総電力の低減が強く要望される昨今においては、光源の効率を向上させることが必須となっている。
効率の向上には、発光変換効率自体を高めたり、周辺の明るさに応じて調光したりする方法と、発光した光線の利用効率を高める方法がある。
光線の利用効率を高める手段として、光源または導光板と液晶パネルとの間に、輝度向上フィルム(Brightness Enhancement Film:BEF、米国3M社の登録商標)を備えた光学フィルムが広く使用されている。BEFは、プリズムの反復的アレイ構造を有する。
BEFのプリズムの反復的アレイ構造が1方向に配列されていると、その配列方向での光線の方向転換またはリサイクルのみが可能である。そこで、水平および垂直方向での表示光の輝度制御を行なうために、プリズム群の配列方向が互いに直交するように、2枚のシートを重ねて組み合わせて用いる。BEFの採用により、ディスプレイ設計者は、電力消費を低減しながら所望の軸上輝度を達成することができるようになった。
BEFに代表されるプリズムの反復的アレイ構造を有する輝度制御部材をディスプレイに採用することは、多数の特許文献に開示されている(たとえば特許文献1乃至3参照)。
また、プリズムではなく単位レンズの反復的アレイ構造(レンチキュラーレンズともいわれる)を有する光学フィルムが提案されている(たとえば特許文献4参照)。この光学フィルムの液晶パネル側の面は、光源から発せられ光学フィルム内を進行した光を液晶パネルへ導くように、複数の単位レンズが反復的に形成されたアレイ構造となっている。
この光学フィルムの他方の面には、レンズの焦点面近傍が開口部となるようにストライプ状にパターン化された反射層が設けられている。単位レンズが半円柱状凸シリンドリカルレンズの場合、各々の単位レンズに1:1で対応して開口部が形成されるように、白色反射層が印刷または転写することによりストライプ状に形成されている。
この光学フィルムを、液晶ディスプレイのバックライトユニットに組み込むと、拡散フィルムから出射した光のうち、反射層間の開口部を通過した光のみがレンズに入射し、レンズによって一定方向に集光された後に出射される。さらに、光学フィルムから出射した光は、偏光板に入射し、所定の偏光成分の光のみが液晶パネルに導かれる。
一方、開口部を通過しなかった光は、反射層で反射されて拡散フィルム側に戻され、反射板へ導かれる。そして、反射板によって反射されることによって再び拡散フィルムに入射し、拡散フィルムにおいて再び拡散された後に、いずれは入射角度が絞られた光となった後に開口部を通ってレンズに入射し、レンズによって所定角度内に絞られて光学フィルムから出射される。
このような光学フィルムを用いたバックライトユニットでは、反射層間の開口部の大きさおよび位置を調節することによって、光の利用効率を高めながら、レンズから正面方向に出射される光の割合を高めるように制御することができる。
大型ディスプレイにおいては、その大きさと総光量の観点から、直下型のバックライトユニットを採用せざるを得ない。この場合、光利用効率を向上させディスプレイの輝度を向上させるために使用される輝度向上フィルムは、その原理上、別体化や空気層の設置などにより光路中に空間を設ける必要がある。
輝度向上フィルムを一体化した場合には、その接触部分での光吸収反射が生じるが、その影響軽減のため、接触面積が小さくすると充分な接着強度を得ることができない。
BEF等のように別体のフィルムとして供給する場合には、部品数の増加やコスト面での問題が生じてしまう。
特公平1−37801号公報 特開平6−102506号公報 特表平10−506500号公報 特開2000−284268号公報
バックライトユニットの拡散板とセットで使用される従来のレンズシートは一枚で十分な明るさ、すなわち正面輝度を得ることが難しく、セットで使用される拡散板を含め複数のレンズシートで構成するのが一般的である。この複数のレンズシート構成を採用する場合には、レンズシートが撓まないように保持する必要があり、シート剛性を得るためにシートを厚くしたり、拡散板との一体化を行なったりするが、コストアップ要因となっている。撓みを防止する保持機構の面からも、レンズシートの枚数を削減することが望ましいが、光学特性との両立が困難である。
加えて、レンチキュラーレンズ形状などストライプ状の構造を持たせると、その構造に起因してモアレが生じやすく、使用に際しては注意が必要である。モアレ発生を回避するには、パターンの規則性をランダム配置などで乱す方法や、構造自体を液晶パネルの構造と比べて十分に小さく(概ね1/10程度)する方法があるが、分解能など製造上の制限もあり、必ずしも最良な解決方法ではない。
本発明の目的は、一枚で十分な光学特性を有し、かつ生産性が良好でコストメリットが得られる光学部品を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、基材上に耐エッチング層を形成し、前記耐エッチング層に対してレーザービームを照射し、レーザービーム照射部分で生じるアブレーションにより前記耐エッチング層に開口部を形成し、この際に隣接する開口部の配置の周期を、周期Lを基準としてL±L/10の範囲でランダムに調整し、前記耐エッチング層に形成された開口部を通して前記基材をエッチングして、前記基材に凹部を形成し、前記耐エッチング層を除去して凹部を有する型を作製し、前記型の形状を光学材料に転写することにより凸部を有する光学部品を製造することを特徴とする光学部品の製造方法である。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の方法によって製造され、デルタ配列の複数の凸部を有し、隣接する凸部の配置の周期が、周期Lを基準としてL±L/10の範囲でランダムになっていることを特徴とする光学部品である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記複数の凸部が、2種類以上の異なる形態に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光学部品である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記複数の凸部が、直径分布が正規分布をなすことを特徴とする請求項2または3に記載の光学部品である。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の光学部品を含む液晶ディスプレイユニットである。
本発明によれば、一枚で十分な光学特性を有し、かつ生産性に優れコストメリットが得られる光学部品を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係る光学部品の平面図である。図2(a)〜(c)は本発明の実施形態に係る光学部品の断面図である。
図1に示すように、本発明の光学部品は、複数の円形の凸部11がほぼデルタ配列をなして形成されている。図1において、10は凸部をデルタ配列した場合の規則配置位置を示す。実際に形成されている凸部11は、ある周期Lを基準としてL±L/10の範囲でランダムに配置されている。ここで、たとえば本発明の光学部品を液晶ディスプレイユニットに用いる場合、周期Lは表示セル間の距離に設定される。
図2(a)に示すように、光学部品は下地フィルム21上に放射線硬化性樹脂たとえばUV硬化性樹脂22を塗布し、このUV硬化性樹脂22に型の形状を転写した後、UV硬化性樹脂22を硬化させたものでもよい。図2(b)に示すように、光学部品は熱可塑性樹脂23に型の形状を転写したものでもよい。
上記のように凸部11をほぼデルタ配列させることにより、円形の凸部11の面積比率を最大化することが容易になり、凸部11における光学効果、たとえば集光、拡散、散乱などを効率よく得ることができる。
また、隣接する凸部の配置の周期を、ある周期L(たとえば液晶ディスプレイの表示セル間の距離)を基準としてL±L/10の範囲でランダムに設定して凸部を配置することにより、液晶パネルのような格子構造を有する部材と近接させて使用する場合に生じるモアレが生じにくく、モアレが生じても薄いモアレにとどめることができる。複数の凸部を、大きさまたは形状の異なる2種以上の形態に形成することにより、モアレをより生じにくくすることができる。なお、大きさの異なる複数の凸部を形成する場合、複数の凸部の直径分布がほぼ正規分布をなすようにすることが好ましい。
さらに、加工精度が不十分な、比較的安価な加工機器を用いて光学部品を製造した場合でも、凸部11が上下左右方向のみならず斜め方向にも整列しているので、凸部の配置とセルの配置との間にずれが生じても感知されにくい利点がある。
また、光学部品の断面に、曲線部と直線部とが含まれていると、光線の屈折または反射方向の制御により得られる光学特性と、加工精度との両立を図ることができる。これは、一般にエッチングでは所望の曲面形状(球面や非球面)を得ることは困難であり、ある条件下で得られるエッチング形状を組み合わせて利用する方法が経済性からも望ましいことによる。その場合、所望の光学特性を得るために、加工の容易な直線部の形状と特性を調整することで、光学特性と加工精度(生産性)を両立させることができる。
さらに、凸部11の頂部に突起部を形成し、凸部11の傾斜部に変曲点を設ければ、突起部の形状を調整することによって光学特性を調整することができる。
本発明の光学部品をたとえば液晶ディスプレイユニットに用いると、最少枚数の光学部品で所望の光学特性を得ることができ、構成部品の削減を図ることができる。したがって、安価で、故障率の低い液晶ディスプレイユニットを提供することができる。
図3(a)〜(d)を参照して、本発明の実施形態に係る光学部品の製造に用いる成形用の型を作製する方法を説明する。
図3(a)に示すように、基材31上に塗工や転写などの方法により耐エッチング層32を形成する。
基材31としては、適切な下地材上に形成された金属層を用いることが好ましい。下地材としては、耐久性やハンドリングを考慮して、鉄、SUS、アルミニウムなどが用いられる。基材31の材料は、樹脂などからなる光学材料に形状を転写することができれば特に限定されないが、光学用途に用いる場合にはある程度の平滑性が必要なことから、メッキにより形成される銅や真鍮を用いるのが一般的である。
下地材および基材31の形状は特に限定されず、たとえば円筒状でも平板状でもよい。下地材の形状が円筒状であり継ぎ目がない連続パターンが形成されていれば、フィルム状の光学部品を連続的に成形することができる。フィルム状の光学部品は、切り出し寸法を調整するだけで多くの画面サイズへの対応ができるため生産性がよい。下地材の形状が平板状であれば、プレスなどによって枚葉式で板やシートを容易に形成でき、小ロット多品種生産に向いている。
耐エッチング層32は、コーティング法を用いて基材31上に一様な厚さで形成することが望ましい。コーティング法としては、スプレー法、転写法、ディップコートなどが費用対効果の観点から好ましい。
耐エッチング層32は、エッチング液による腐食に対して強く、かつ照射される所定波長のレーザービームを吸光する物質を含有している。吸光物質としては、ほぼ全ての波長域で吸収を示すカーボンブラックが、費用対効果に優れている点で特に好ましい。
図3(b)に示すように、耐エッチング層32に対してレーザービームLを照射し、レーザービーム照射部分で生じるアブレーションにより耐エッチング層32に開口部を形成する。耐エッチング層32はレーザービーム照射によりエネルギーを吸収することによって、その照射部分近傍が除去され(アブレーション)、その結果として開口部が形成される。製造しようとする光学部品の凸部のデルタ配列に対応するように、開口部もデルタ配列となるように形成する。また、隣接する開口部の配置の周期を、ある周期Lを基準としてL±L/10の範囲でランダムになるように調整する。
図3(c)に示すように、耐エッチング層32に形成された開口部を通して基材31をエッチングして、基材31に凹部を形成する。
エッチング液は、基材31を良好にエッチングでき、下地材をエッチングしないものが用いられる。たとえば基材31として銅メッキ層を用いる場合、エッチング液として第2塩化鉄溶液を用いる。この場合、エッチング液に硫酸や塩酸などを添加すれば、よりよい平滑面を得ることができる。
凹部の断面形状を調整するには、エッチング時の腐食速度をコントロールする。通常のエッチングでは基材31が連続的に腐食されるため、凹部の断面形状も連続的に変化する。しかし、エッチング液を噴霧するなどしてエッチング液の流れをコントロールすることにより、曲線部および直線部を有する凹部の断面形状が得られる。
また、1度目のエッチングを施して基材31に凹部を形成した後、再び耐エッチング層を形成し、レーザービームを照射して凹部の底部に対応するように開口部を形成し、2度目のエッチングを施して凹部の底部に後退部を形成してもよい。
図3(d)に示すように、エッチング後に、耐エッチング層32を溶剤などで除去することにより、凹部33が形成された型41を得ることができる。
図4に示すように、型41に形成された凹部33は、直径がD、深さhである。これらの寸法は、製造すべき光学部品の凸部の寸法に対応する。
なお、基材31をエッチングして凹部33を形成した後、耐擦性を考慮して、基材31の表面にCrメッキやNiメッキを施してもよい。
次に、型の形状を光学材料に転写することにより凸部を有する光学部品を製造する方法を説明する。光学材料としては、放射線硬化性樹脂たとえばUV硬化性樹脂や、熱可塑性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレート:PETなど)、ポリプロピレン、アクリルニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルポリスチレン共重合体などが挙げられる。
たとえば、図5(a)に示すように、印刷用シリンダー40の表面に形成された型41を用いて、光学部品を製造する例を説明する。図5(a)のBの部分を拡大した図5(b)に示すように、型41には凹部33がデルタ配列をなすように形成されている。
図6にフィルム状の光学部品の製造装置の一例を示す。下地フィルム21が、供給ロール51から供給され、複数のローラー、印刷用シリンダー40表面の型41、および複数のローラーに掛け渡され、巻取ロール52に巻き取られる。型41の手前で下地フィルム21上に未硬化のUV硬化性樹脂22を塗布し、UV硬化性樹脂22に型41を圧着させて型41の形状を転写させた後、UV硬化性樹脂22にUVランプ53からUV光を照射して硬化させる。硬化後のUV硬化性樹脂は透明である。
このようにして、図1および図2(a)に示すように、下地フィルム21上のUV硬化性樹脂22に複数の円形の凸部11がほぼデルタ配列をなして形成されたフィルム状の光学部品を得ることができる。
図7にフィルム状の光学部品の製造装置の他の例を示す。印刷用シリンダー40表面の型41と対向ロール61との間に熱可塑性樹脂23が押し出され、型41によってエンボス加工が施されてフィルム状の光学部品が形成される。このフィルム状の光学部品は複数のローラーに掛け渡され、巻取ロール62に巻き取られる。
このようにして、図1および図2(b)に示すように、熱可塑性樹脂23に複数の円形の凸部11がほぼデルタ配列をなして形成されたフィルム状の光学部品を得ることができる。
また、上述したように、2度のエッチングを施すことにより、凹部の底部に後退部を形成した型を用いれば、凸部11の頂部に突起部を形成し、凸部11の傾斜部に変曲点を有する光学部品を得ることもできる。
凸部11の形状は光学部品の用途に応じて任意に調整することができ、幅広い製品に対応可能な光学特性を実現できる。
本発明の方法を用いれば、エッチングなどの既存技術を活用して、従来得ることが難しかった成形用の型を容易に作製することができるので、光学部品の生産性に優れておりコストメリットが得られる。
(実施例1)
直径100μmの凸部がほぼデルタ配列で形成された光学部品を製造した例を説明する。本実施例では、配置の周期Lを105μm、すなわち、凸部は5μmの間隔を隔てたデルタ配列を基準とし、本来の規則配置位置に対して±2.5μmの範囲でランダムに位置をずらして形成されている。
周長600mm、有効面長1100mmのSUS製の印刷用シリンダーに銅メッキを施し、これを基材として用いた。耐エッチング層の材料として、カーボンブラック顔料を含む黒色インキを用意した。印刷用シリンダーを約1000rpmで回転させながら、黒色インキを噴霧し、約20μmの厚さに塗布して、耐エッチング層を形成した。
レーザー彫刻機を使用してパターニングを行った。レーザービームの波長は1060nm、出力は約100Wである。耐エッチング層にレーザービームをビーム径5μm程度に集光して照射し、2μmピッチで走査させることによりアブレーションを起こし、直径50μmの円形の開口部をほぼデルタ配列で形成した。
耐エッチング層に形成された開口部を通して、エッチング液として第2塩化鉄溶液を用いて印刷用シリンダー上の銅メッキをエッチングし、銅メッキ表面に直径100μmの凹部を形成した。溶剤により残った耐エッチング層を除去した。
上記と同様にして、印刷用シリンダーに銅メッキ上に再び耐エッチング層を塗布した。上記と同様にして、直径100μmの凹部の底部に対応するように、耐エッチング層に直径15μmの円形の開口部を形成した。耐エッチング層に形成された開口部を通して、第2塩化鉄溶液を用いて印刷用シリンダー上の銅メッキをエッチングし、直径100μmの凹部の底部に後退部を形成した。2度目のエッチングの後に耐エッチング層を除去した。
印刷用シリンダーに、苛性ソーダなどによる脱脂処理、塩酸などによる中和、水洗処理などを行い、さらに銅メッキの表面にクロムメッキを施して所望の型を得た。
図6の製造装置を用いて光学部品を製造した。厚さ188μmのPETフィルムを、供給ロール51から供給し、複数のローラー、型(印刷用シリンダー)、および複数のローラーに掛け渡し、巻取ロール52に巻き取る。その途中で、PETフィルム上にUV硬化性樹脂を塗布し、UV硬化性樹脂に型を圧着させて型の形状を転写させた後、UV硬化性樹脂にUVランプ(高圧水銀灯)53から1.5kWの出力でUV光を照射して硬化させる。硬化後のUV硬化性樹脂は透明である。成形速度は2.0m/分とした。得られたPETフィルム上のUV硬化性樹脂には、直径100μmの凸部がデルタ配列で形成され、凸部の頂部に突起部が形成され、凸部の傾斜部に変曲点がある。その後、フィルムを所望の大きさ、形状に切り出して光学部品を製造する。
本実施例によれば、フィルム状の光学部品をロール成形により連続的に製造することができる。
(実施例2)
直径40μmの凸部がほぼデルタ配列で形成された光学部品を製造した例を説明する。本実施例では、配置の周期Lを43μm、すなわち、凸部は3μmの間隔を隔てたデルタ配列を基準とし、本来の規則配置位置に対して±3.0μmの範囲でランダムに位置をずらして形成されている。
周長780mm、有効面長800mmのSUS製の印刷用シリンダーに銅メッキを施し、これを基材として用いた。耐エッチング層の材料として、カーボンブラック顔料を含む黒色インキを用意した。印刷用シリンダーを約1000rpmで回転させながら、黒色インキを噴霧し、約20μmの厚さに塗布して、耐エッチング層を形成した。
レーザー彫刻機を使用してパターニングを行った。レーザービームの波長は1060nm、出力は約100Wである。耐エッチング層にレーザービームをビーム径5μm程度に集光して照射し、1μmピッチで走査させることによりアブレーションを起こし、直径20μmの円形の開口部をほぼデルタ配列で形成した。
耐エッチング層に形成された開口部を通して、エッチング液として第2塩化鉄溶液を用いて印刷用シリンダー上の銅メッキをエッチングし、銅メッキ表面に直径40μmの凹部を形成した。溶剤により残った耐エッチング層を除去した。
印刷用シリンダーに、苛性ソーダなどによる脱脂処理、塩酸などによる中和、水洗処理などを行い、さらに銅メッキの表面にクロムメッキを施して所望の型を得た。
図6の製造装置を用い、厚さ75μmのPETフィルム上のUV硬化性樹脂に型の形状を転写させて、直径40μmの凸部をデルタ配列で形成した。その後、フィルムを所望の大きさ、形状に切り出して光学部品を製造した。
得られたフィルム状の光学部品の目視によるムラは、凸部をランダム配置にしていないとしない光学部品と比べ軽減していた。得られたフィルム状の光学部品を液晶TVに入れた。その結果、画面正面への光コリメートによる輝度の向上と配光角分布の改善が確認できた。また、32インチ、37インチ、46インチの液晶TV(シャープ製AQUOSシリーズ)にどのような向きにフィルム状の光学部品を配置してもほぼモアレレスであった。
(実施例3)
直径40μmの凸部がほぼデルタ配列で形成された光学部品を製造した例を説明する。本実施例では、配置の周期Lを55μm、凸部は直径が40μmを中心として約±10μmの範囲となるように設定されている。すなわち、凸部直径50μm時にその凸部は5μmの間隔を隔てたデルタ配列を基準とし、本来の規則配置位置に対して±2.5μmの範囲でランダムに位置をずらして形成されている。
周長800mm、有効面長300mmのSUS製の印刷用シリンダーに銅メッキを施し、さらに剥離可能なバラード銅メッキを施し、これを基材として用いた。耐エッチング層の材料として、カーボンブラック顔料を含む黒色インキを用意した。印刷用シリンダーを約1000rpmで回転させながら、黒色インキを噴霧し、約20μmの厚さに塗布して、耐エッチング層を形成した。
レーザー彫刻機を使用してパターニングを行った。レーザービームの波長は530nm、出力は約1kWである。耐エッチング層にレーザービームをビーム径5μm程度に集光して照射し、1μmピッチで走査させることによりアブレーションを起こし、直径20μmの円形の開口部をデルタ配列で形成した。
耐エッチング層に形成された開口部を通して、エッチング液として第2塩化鉄溶液を用いて印刷用シリンダー上のバラード銅メッキをエッチングし、バラード銅メッキに直径40μmの凹部を形成した。溶剤により残った耐エッチング層を除去した。
印刷用シリンダーに、苛性ソーダなどによる脱脂処理、塩酸などによる中和、水洗処理などを行い、さらに銅メッキの表面にクロムメッキを施した。印刷用シリンダーよりバラード銅メッキ層(およびその上のクロムメッキ層)を剥離した。このメッキ層を厚さ3mmのアルミ板に粘着テープで貼合して平型を得た。
得られた平型上にUV硬化性樹脂を塗布し、厚さ2mmの透明なMS板をラミネータにより密着させ、コンベアー上の露光装置により積算光量1000mJ/cm2で硬化処理を行い、板状の光学部品を得た。
得られた光学部品はパターンの規則性を感じることなく自然なマット感を有していた。得られた光学部品を液晶TVに入れたところ、モアレを生じることなく、フィルムの場合と同等の光学特性を得ることができた。また、本実施例の光学部品は厚手であるため、長時間の点灯による加熱でもしわやたるみの発生が生じず、非常に安定な画面を維持することができた。
本発明の実施形態に係る光学部品の平面図。 本発明の実施形態に係る光学部品の断面図。 本発明の実施形態に係る成形用の型の作製方法を示す断面図。 本発明の実施形態に係る成形用の型に形成された凹部を示す断面図。 本発明の実施形態に係るシリンダー表面の型を示す斜視図、および型に形成された凹部を示す平面図。 本発明の実施形態に係る光学部品の製造装置の一例を示す構成図。 本発明の実施形態に係る光学部品の製造装置の他の例を示す構成図。
符号の説明
11…凸部、12…突起部、21…下地フィルム、22…UV硬化性樹脂、23…熱可塑性樹脂、31…基材、32…耐エッチング層、33…凹部、40…印刷用シリンダー、41…型、51…供給ロール、52…巻取ロール、53…UVランプ、61…対向ロール、62…巻取ロール。

Claims (5)

  1. 基材上に耐エッチング層を形成し、
    前記耐エッチング層に対してレーザービームを照射し、レーザービーム照射部分で生じるアブレーションにより前記耐エッチング層に開口部を形成し、この際に隣接する開口部の配置の周期を、周期Lを基準としてL±L/10の範囲でランダムに調整し、
    前記耐エッチング層に形成された開口部を通して前記基材をエッチングして、前記基材に凹部を形成し、
    前記耐エッチング層を除去して凹部を有する型を作製し、
    前記型の形状を光学材料に転写することにより凸部を有する光学部品を製造する
    ことを特徴とする光学部品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の方法によって製造され、デルタ配列の複数の凸部を有し、隣接する凸部の配置の周期が、周期Lを基準としてL±L/10の範囲でランダムになっていることを特徴とする光学部品。
  3. 前記複数の凸部は、2種類以上の異なる形態に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光学部品。
  4. 前記複数の凸部は、直径分布が正規分布をなすことを特徴とする請求項2または3に記載の光学部品。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項に記載の光学部品を含む液晶ディスプレイユニット。
JP2008256441A 2008-10-01 2008-10-01 光学部品、および液晶ディスプレイユニット Active JP5509566B2 (ja)

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