JP2010085746A - カラーフィルター、カラーフィルターの製造方法、フォトマスクセット - Google Patents

カラーフィルター、カラーフィルターの製造方法、フォトマスクセット Download PDF

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Abstract

【課題】フォトマスクを形成用の専用の工程を設けることなく、高さの異なるフォトスペーサーを形成でき、かつ、必要なフォトマスクの枚数を低減できる構造を備えたカラーフィルター及びその製造方法を提供する。
【解決手段】カラーフィルター1は、基板4と、RGBの各色に対応するように配列されるフィルター6〜8と、基板4と対向部材9との間隔を規制するためのフォトスペーサー11〜16とを備える。フォトスペーサー11は、フィルター6と同一材料よりなる着色層と、フィルター8と同一材料よりなる着色層とが積層されて構成されている。フォトスペーサー12〜16の各々は、フィルター6〜8のいずれかと同一材料よりなる1つ着色層のみからなる。着色層の層数を変えることによって、フォトスペーサー11と、これより低いフォトスペーサー12〜16とが形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示装置用のカラーフィルター及びその製造方法、並びに、カラーフィルターの製造に用いられるフォトマスクセットに関するものである。
カラーの液晶表示装置に用いられる液晶パネルは、カラーフィルターと、カラーフィルターに対向して配置される基板と、これらの間に封入される液晶分子とを中心に構成されている。
カラーフィルターは、ガラス等の基板上に、格子状のブラックマトリックスと、赤・緑・青の3色に対応するカラーパターンとを設けることによって構成されている。また、カラーフィルターの基板上には、対向する基板との間隔を規制する目的で、所定の高さを有するフォトスペーサーが複数配置される(例えば、特許文献1〜3参照)。
また、カラーフィルターを構成するカラーパターンは、基板上に感光性材料を塗布し、フォトマスクを用いた露光とその後の現像処理によりパターニングするフォトリソグラフィ法によって形成される。また、フォトスペーサーも同様に、フォトスペーサー形成用の感光性材料及びフォトマスクを用いて、フォトリソグラフィ法によって形成される。
特開2005−91853号公報 特開2008−20732号公報 特開平7−318950号公報 特開平10−123534号公報
近年、液晶表示装置の大型化及び高精細化が進展するにつれて、カラーフィルターの製造用フォトマスクにもまた大型化や高い精度が要求されている。フォトマスクは、超微細加工技術を用いて製造されるため、大型かつ高精細な液晶表示装置用のカラーフィルターの製造に用いられるフォトマスクは、非常に高価なものとなっている。
一般に、カラーフィルターの基板上に赤・緑・青の3色のカラーパターンを形成する場合、感光性材料の塗布、フォトマスクを用いた露光、現像及びベーキングの各処理を含む工程を各色毎に行う。したがって、一般的なカラーフィルターの製造方法では、各色の画素配置に応じた開口パターンを有する3種類のフォトマスクが最低限必要となる。これに加えて、万一のフォトマスクの破損やフォトマスクの洗浄作業に備えて、赤・緑・青の各色毎に予備のフォトマスクを用意すると、実際には6枚のフォトマスクが必要となり、フォトマスクに要するコストが極めて高くなる。特に、カラーパターン形成用のフォトマスクの他に、フォトスペーサー形成用のフォトマスクを用いた別段の工程を設ける場合には、更なるコスト増を招く。
また、一対の基板間に配置されるフォトスペーサーは、液晶分子が封入される隙間を規定するためのものではあるが、基板に加わる加重を分散させて、基板の塑性変形や破壊を防ぐために、基板上には高さの異なる複数種類のフォトスペーサーが分散して配置されることが好ましい。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、フォトマスクを形成用の専用の工程を設けることなく、高さの異なるフォトスペーサーを形成することができ、かつ、必要なフォトマスクの枚数を低減できるカラーフィルターの製造方法及びフォトマスクを提供することを目的とする。
また、本発明は、このような製造方法を可能とする構造を有するカラーフィルターを提供することも目的とする。
本発明に係るカラーフィルターの製造方法は、基板上に、第1〜第3の色の画素にそれぞれ対応する第1〜第3のフィルターと、高さが異なる第1及び第2のスペーサーとを少なくとも有する液晶表示装置用カラーフィルターを製造するためのものである。
本発明に係る製造方法は、任意の順序で、第1のフィルターの配列に対応する複数の第1の開口と、第1のスペーサーの配列に対応する複数の第2の開口とを有する第1のフォトマスクを用いて、基板上に第1の色のフィルター形成用材料をパターニングし、第1のフィルターと、第1のスペーサーの一部を構成する第1の着色層とを形成する工程と、第1のフォトマスクと同一の開口パターンを有するフォトマスクを用いて、基板上に第2の色のフィルター形成用材料をパターニングし、第2のフィルターと、第2のスペーサーの少なくとも一部を構成する第2の着色層とを形成する工程と、第3のフィルターの配列に対応する複数の第3の開口と、第1のスペーサーの配列に対応する複数の第4の開口とを有する第2のフォトマスクを用いて、基板上に第3の色のフィルター形成用材料をパターニングし、第3のフィルターと、第1のスペーサーの一部を構成する第3の着色層とを形成する工程とを備えていても良い。この場合、第1の着色層と第3の着色層とは、互いに重なり合うように形成される。
あるいは、本発明に係る製造方法は、任意の順序で、第1のフィルターの配列に対応する複数の第1の開口を有する第1のフォトマスクを用いて、基板上に第1の色のフィルター形成用材料をパターニングし、第1のフィルターを形成する工程と、第1のフォトマスクと同一の開口パターンを有するフォトマスクを用いて、基板上に第2の色のフィルター形成用材料をパターニングし、第2のフィルターを形成する工程と、第3のフィルターの配列に対応する複数の第2の開口と、第1のスペーサーの配列に対応する複数の第3の開口と、第2のスペーサーの配列に対応する第4の開口を有する第2のフォトマスクを用いて、基板上に第3の色のフィルター形成用材料をパターニングし、第3のフィルターと、第1のスペーサーと、第2のスペーサーとを形成する工程とを備えていても良い。この場合、第3の開口と第4の開口とは、光透過率、開口形状、開口面積の少なくとも1つが相違する。
本発明に係るカラーフィルターは、基板と、基板上において、第1〜第3の色の画素にそれぞれ対応するように配列される第1〜第3のフィルターと、基板とこれに対向して配置される対向部材との間隔を規制し、高さが異なる第1及び第2のスペーサーとを備えるものである。
第1のスペーサーは、第1のフィルターと同一材料よりなる第1の着色層と、第3のフィルターと同一材料よりなる第3の着色層とが積層されて構成され、第2のスペーサーは、第2のフィルターと同一材料よりなる第2の着色層を含む。
あるいは、第1のスペーサー及び第2のスペーサーは、第3のフィルターと同一材料よりなり、第1のスペーサーと第2のスペーサーとは、高さ、または、対向部材との接触面積が異なっていても良い。
また、本発明に係るフォトマスクセットは、上記のカラーフィルターの製造に用いられるものであって、第1のフィルターの配列に対応する複数の第1の開口と、第1のスペーサーの配列に対応する複数の第2の開口とを有する第1のフォトマスクと、第3のフィルターの配列に対応する複数の第3の開口と、第1のスペーサーの配列に対応する複数の第4の開口とを有する第2のフォトマスクとを備える。
あるいは、本発明に係るフォトマスクセットは、第1のフィルターの配列に対応する複数の第1の開口を有する第1のフォトマスクと、第3のフィルターの配列に対応する複数の第2の開口と、第1のスペーサーの配列に対応する複数の第3の開口と、第2のスペーサーの配列に対応する第4の開口とを有する第2のフォトマスクとを備えていても良い。この場合、第3の開口と第4の開口とは、光透過率、開口形状、開口面積の少なくとも1つが相違する。
本発明によれば、1つの開口パターンを2色のフィルターの形成に共通化しつつ、フィルターと同一材料を用いて、高さの異なる複数のフォトスペーサーを作り分けることが可能となり、カラーフィルターの製造コストを低減できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の各実施形態について説明する。以下では、説明を容易にするために、カラーフィルターが赤(R)・緑(G)・青(B)の3原色のパターンで構成される例について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るカラーフィルターの一部を示す平面図であり、図2は、図1のII−IIラインに沿った断面図であり、図3は、図1のIII−IIIラインに沿った断面図である。
カラーフィルター1は、ガラス等の基板4と、ブラックマトリックス5(右上がりのハッチングを付した部分)と、第1〜第3の色(赤・緑・青)の画素にそれぞれ対応するフィルター6〜8と、フォトスペーサー11〜16とを備えている。本実施形態に係るカラーフィルター1は、行方向に連続する6つのフィルター6〜8と、これらの画素に隣接して配置されるフォトスペーサー11〜16とを含む部分を構成単位とし、当該構成単位の繰り返しによって構成されている。
ブラックマトリックス5は、黒色の顔料等を含む材料を用いて基板4上に格子状に形成され、画素の形成領域を区画する。ブラックマトリックス5は、図示しないバックライトからの光漏れや、混色を防止するために設けられるものであり、フォトリソグラフィ法によって形成される。
フィルター6〜8は、各色の顔料等を含む材料よりなり、ブラックマトリックス5によって区画された基板4上の各画素領域(すなわち、ブラックマトリックス5の開口部分)と、当該画素領域を囲むブラックマトリックス5の一部とを覆うように形成されている。フィルター6〜8は、同一形状を有し、基板4上に行方向(図1における左右方向)及び列方向(図1における上下方向)にそれぞれ所定の間隔を空けて二次元状に配列されている。図1の例では、フィルター6、7及び8は、R、G及びBの各色にそれぞれ対応しており、図1における右方向に向かって、RGBの順に繰り返し配列されている。
フォトスペーサー11〜16は、カラーフィルター1の基板4と、これに対向するように配置される対向部材9との間隔を規制するために、ブラックマトリックス5の表面に配置されている。本実施形態においては、フォトスペーサー11〜16は、隣接する画素行の間において、一定間隔(1画素分のピッチ)を空けて、画素列に沿う直線状に整列している。尚、対向部材9は、基板4と共に液晶セルを構成する基板等(例えば、TFT側基板)が該当し、基板4と対向部材9との間の空間には、液晶パネルの組み立て工程において、液晶分子が封入される。
フォトスペーサー11は、フィルター6と同一材料を用いてブラックマトリックス5の表面に形成された着色層121と、フィルター8と同一材料により形成され、着色層121上に積層された着色層123とから構成されている。
一方、フォトスペーサー12〜16は、フィルター6〜8のいずれかと同一材料により形成された1層の着色層のみからなる。例えば、フォトスペーサー12は、フィルター7と同一材料を用いて、ブラックマトリックス5の表面に形成された着色層122により構成され、フォトスペーサー13は、フィルター8と同一材料を用いて、ブラックマトリックス5の表面に形成された着色層124により構成されている。同様に、フォトスペーサー14、15及び16は、着色層125、126及び127によってそれぞれ構成されている。
図3に示されるように、フォトスペーサー12〜16の上端のレベルは、フォトスペーサー11の上端のレベルより低くなるように設定されている。このように構成することによって、パネルに圧力が加えられた時に、フォトスペーサー11とフォトスペーサー12〜16との高さの差に応じて、基板4や対向部材9の撓みを許容し、基板4や対向部材9の変形や破壊を防止することが可能となる。より特定的には、本実施形態に係るカラーフィルター1では、フォトスペーサー11を構成する着色層の数と、フォトスペーサー12〜16の各々を構成する着色層の数とを変えることによって、高さの差が設定されている。
尚、以下の説明では、基板4と対向部材9との間隔の最大値を規定するために設けられるフォトスペーサー11を「メインPS」といい、メインPSより高さが低く、パネルの塑性変形を許容するフォトスペーサー12〜16を「サブPS」という。
また、図1及び3には、メインPS11の上端と対向部材9とが接した状態が図示されているが、ブラックマトリックス5、フィルター6〜7、メインPS11及びサブPS12〜16の表面を覆うように形成した透明薄膜や保護膜等が更に形成される場合もある。
以下、本実施形態に係るカラーフィルター1の製造方法について説明する。
図4は、図1に示されるカラーフィルターの製造に用いられるフォトマスクセットの一部を示す平面図であり、フォトマスクに形成された開口と、図1に示したカラーフィルター1の各部とを対応させて示したものである。
図4において、右下がりのハッチングを付した領域は、感光性材料の露光時に光が透過しない部分を表す。実線で示した白抜きの領域(111〜117)は、露光時に用いられる所定波長の光の少なくとも一部を透過可能な開口を表し、白抜きの領域に付された記号R、G、B、PS11〜PS16は、各開口に対応する位置に形成されるフィルターまたはフォトスペーサーを表す。また、破線は、カラーフィルターの各部のうち、フォトマスクに形成された開口と対応しないも部分の形成位置を表している。
尚、図4では、図示の都合上、各フォトマスクの一部のみを示しているが、実際には、カラーフィルターの構成単位、すなわち、行方向に連続する6画素及びこれらの画素に沿って整列する6つのフォトスペーサーに対応する領域の繰り返しパターンによって各フォトマスクが構成されている。
本実施形態に係る製造方法においては、3色のフィルター形成用材料をパターニングするために、同一の開口パターンを有するフォトマスク141a及び141bと、フォトマスク141aとは異なる開口パターンを有するフォトマスク142との組み合わせよりなるフォトマスクセットが用いられる。
フォトマスク141aは、図4(a)に示すように、第1色目(例えば、赤)のフィルター6の配列に対応する開口111と、メインPS11に対応する開口112と、サブPS14に対応する開口116とを有している。ここで、「第n色目のフィルターの配列に対応する開口」とは、形成されるフィルターと同一または相似の平面形状を有し、第n色目のフィルター配列の相対的な位置関係と同じ位置関係となるように配列された開口を意味する。また、「メインPS(サブPS)に対応する開口」とは、メインPS(サブPS)を構成するいずれかの着色層と同一または相似の平面形状を有し、第n色目のフィルター形成時に、開口の像がメインPS(サブPS)の形成領域の少なくとも一部と重なるように配置される開口を意味する。
開口111、112及び116は、フィルター6、メインPS11及びサブPS14の相対的な位置関係と同一の位置関係となるように配列されている。したがって、開口111をフィルター6の形成領域に対応させた場合、開口111の像がメインPS11の形成領域と重なり、開口116の像がサブPS14の形成領域と重なる。
また、フォトマスク141aに形成された開口111、112及び116は、図1のフィルター7、サブPS12及びサブPS15の相対的な位置関係と同一の位置関係となるように配列されている。したがって、図4(b)に示すように、開口111を第2色目(例えば、緑)のフィルター7の形成領域に対応させた場合、開口112の像がサブPS12の形成領域と重なり、かつ、開口116の像がサブPS15の形成領域と重なる。
一方、フォトマスク142は、第3色目(例えば、青)のフィルター8の配列に対応する開口113と、メインPS11に対応する開口114と、サブPS13に対応する開口115と、サブPS16に対応する開口117とを有している。開口113、114、115及び117は、フィルター8、メインPS11、サブPS13及び16の相対的な位置関係と同一の位置関係となるように配列されている。また、本実施形態では、開口114は、開口112と相似形であり、かつ、開口114の面積は、開口112の面積より小さくなるように設定されている。したがって、図4(c)に示すように、開口114をフィルター8の形成領域に対応させた場合、開口114の像がメインPS11の形成領域の中央部分と重なり、開口115の像がサブPS13の形成領域と重なり、更に開口117の像がサブPS16の形成領域と重なる。
尚、本実施形態においては、メインPS11、サブPS12及び13が、第1、第2及び第3のフォトスペーサーにそれぞれ相当する。また、開口111、112、113、114及び115が、第1、第2、第3、第4及び第5の開口にそれぞれ相当する。更に、着色層121、122、123及び124が、第1、第2、第3及び第4の着色層にそれぞれ相当する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るカラーフィルターの製造工程を模式的に示す工程図である。図5の左側の列は図2に示した画素部分の断面に対応し、右側の列は図3に示したフォトスペーサー部分の断面に対応する。図5においては、説明を容易にするために、形成されたカラーフィルターの各部とフォトマスクとを、1対1の寸法比で示している。
まず、図5(a)に示すように、フォトマスク141a(図4(a))を用いて、基板4上に第1色目(例えば、赤)のフィルター形成用材料をパターニングし、カラーフィルター6と、メインPS11の一部を構成する着色層121とを形成する。
より詳細には、表面にブラックマトリックス5が形成された基板4上に、第1色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク141aを基板4と対向するように配置し、開口111及び112をそれぞれフィルター6及びメインPS11の形成位置に対応させる。所定の波長の光を照射して各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行うことにより基板4上に残存したカラーレジストを硬化させると、基板4上にフィルター6及び着色層121が形成される。また、本実施形態に係るフォトマスク141aには、開口116が形成されているため、カラーフィルター6及び着色層121と同時に、開口116に対応する位置にサブPS14となる着色層125が形成される。
次に、図5(b)に示すように、フォトマスク141aと同一の開口パターンを有するフォトマスク141b(図4(b))を用いて、基板4上に第2色目(例えば、緑)のフィルター形成用材料をパターニングし、フィルター7と、サブPS12を構成する着色層122とを形成する。
より詳細には、フィルター6が形成された基板4上に、第2色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク141bを基板4と対向するように配置し、開口111をフィルター7の形成位置に対応させる。各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行って基板4上に残存した第2色目のカラーレジストを硬化させると、フィルター7と同時に、着色層122が開口112と対応する位置に形成される。また、開口116に対応する位置には、サブPS15となる着色層126が形成される。
次に、図5(c)に示すように、フォトマスク142(図4(c))を用いて、基板4上に第3色目(例えば、青)のフィルター形成用材料をパターニングし、フィルター8と、メインPS11の一部を構成する着色層123とを形成する。
より詳細には、フィルター7が形成された基板4上に、第3色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク142を基板と対向するように配置し、開口113及び114をそれぞれフィルター8及びメインPS11の形成位置に対応させる。各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行って基板4上に残存した第3色目のカラーレジストを硬化させると、フィルター8と同時に、着色層123が開口114に対応する位置に形成される。図5(a)で示したように、メインPS11の形成位置には、既にフィルター6と同一材料で着色層121が形成されているので、着色層121の上面に着色層123が積層されて、メインPS11が形成される。また、本実施形態に係るフォトマスク142には、開口115及び117が形成されているので、カラーフィルター8及び着色層123と同時に、開口115に対応する位置にサブPS13となる着色層124が形成され、開口117に対応する位置にサブPS16となる着色層127が形成される。
上記の各工程を経ることで、カラーフィルター1が製造される。尚、カラーフィルター1の画面サイズより、フォトマスクで形成されるフィルター領域のサイズが小さい場合には、各工程においてフォトマスクを移動させながら繰り返し露光処理を行う。
本実施形態においては、同一の開口パターンを有するフォトマスク141a及び141bを用いて、第1色目のフィルター6及び第2色目のフィルター7を形成し、フォトマスク141aとは異なる開口パターンを有するフォトマスク142を用いて3色目のフィルター8を形成する。フォトマスク141a及び142には、各々の使用時にメインPS11の形成領域と重なる像を形成する開口112及び114がそれぞれ設けられている。したがって、フォトマスク141a及び142の使用順序にかかわらず、メインPS11の形成領域上には、2つの着色層121及び123が積層された状態で形成される。
一方、フィルター7の形成時には、フォトマスク141aと同一の開口パターンを有するフォトマスク141bを、フィルター6の形成時における第1のフォトマスク141aの位置に対して、(3k−2)画素(kは任意の整数)に対応する距離だけずらした位置に配置する。この結果、フォトマスク141bの開口112は、メインPS11の形成位置から(3k−2)画素に分だけ離れた、サブPS12の形成位置に像を形成することになる。これに対し、フォトマスク142には、その使用時にサブPS12の形成領域と重なる像を形成する開口が設けられていないので、サブPS12は、フォトマスク141bの開口112の像に対応する着色層122のみから構成される。
開口112、114の形成位置をこのように設定することによって、層数の違いによって高さを変えたメインPS11及びサブPS12を形成することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るカラーフィルターの製造方法では、2色のフィルター6及び7の形成に同一の開口パターンを有するフォトマスク141a及び141bを使用するので、カラーフィルターの製造時に用意する予備のフォトマスクを共通化でき、必要なフォトマスクの総数を低減することが可能となる。
具体的には、図5で示したように、フィルター6、7及び8の形成工程で、フォトマスク141a、141b及び142の3枚を使用する場合、フォトマスク141a及び141bに対して1枚の予備フォトマスクと、フォトマスク142に対して1枚の予備フォトマスクとを用意すれば良いので、合計5枚のフォトマスクが必要となる。これに対して、従来のように、フィルター6〜8の形成にパターンの異なる3種類のフォトマスクを用いる場合には、当該フォトマスクの各々に対して1枚ずつ予備フォトマスクを用意する必要があるので、合計6枚のフォトマスクが必要である。したがって、本実施形態に係る製造方法によれば、従来の製造方法と比べて、少なくとも1枚のフォトマスクを削減でき、カラーフィルターの製造コストの低減を実現できる。
また、本実施形態に係る製造方法では、フィルター6〜8と同じ工程で形成される着色層121〜127によって、フォトスペーサー11〜16を構成できるため、フォトスペーサーを形成するための専用の工程も不要である。これに加え、フォトマスク141aに形成する開口の数及び位置と、フォトマスク142に形成する開口の数及び位置とを適宜組み合わせることによって、ブラックマトリックス5の表面に形成される着色層の数と積層数とを変化させることができる。したがって、本実施形態に係る製造方法によれば、フォトマスク141aの開口パターンを2色で共通化しつつ、フィルター6〜8と同一材料を用いて、様々な層数及び高さを有するフォトスペーサー11〜16を形成することが可能となる。
尚、本実施の形態では、サブPS13〜16を形成するために、フォトマスクセットに開口115〜117が設けられているが、これらの開口115〜117のない開口パターンを用いても良い。フォトマスクセットには、少なくとも開口112及び114が設けられていれば、高さの異なるメインPS11及びサブPS12を形成することは可能である。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係るカラーフィルターの一部を示す平面図であり、図7は、図1のVII−VIIラインに沿った断面図であり、図8は、図1のVIII−VIIIラインに沿った断面図である。
本実施形態に係るカラーフィルター2は、基板4と、基板4上に形成されたブラックマトリックス5と、行列上に配列されるフィルター6〜8と、基板4と対向部材9との間隔を規制するフォトスペーサー21〜23とを備えている。本実施形態に係るカラーフィルター2は、行方向に連続する3つのフィルター6〜8と、これらの画素に隣接して配置されるフォトスペーサー21〜23とを含む部分を構成単位とし、当該構成単位の繰り返しによって構成されている。尚、基板4、ブラックマトリックス5及びフィルター6〜8は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので、ここでの繰り返しの説明を省略する。
フォトスペーサー(PS)21〜23は、第1の実施形態と同様に、基板4と対向部材9との間隔を規制するために、画素列に沿うようにブラックマトリックス5の表面に配列されている。ただし、第1の実施形態においては、2層の着色層からなるメインPS11と1層の着色層からなるサブPS12〜16とが設けられていたのに対し、本実施形態では、3層の着色層からなるメインPS21と、2層の着色層からなるサブPS22と、1層の着色層からなるサブPS23とが設けられている。
より詳細には、メインPS21は、フィルター6と同一材料よりなり、ブラックマトリックス5の表面に形成された着色層221と、フィルター7と同一材料よりなり、着色層221の上面に積層された着色層224と、フィルター8と同一材料よりなり、着色層224の上面に積層された着色層223とから構成されている。
サブPS22は、フィルター6と同一材料よりなり、ブラックマトリックス5の表面に形成された着色層222と、フィルター8と同一材料よりなり、着色層222の上面に積層された着色層226とから構成されている。
サブPS23は、フィルター6と同一材料よりなり、ブラックマトリックス5の表面に形成された着色層225のみで構成されている。
このように、本実施形態においては、メインPS21、サブPS22及び23のそれぞれを構成する着色層の数を変えることによって、メインPS21の上端のレベルがサブPS22の上端のレベルより高く、かつ、サブPS22の上端のレベルがサブPS23の上端のレベルより高くなるように設定されている。
以下、本実施形態に係るカラーフィルター2の製造方法について説明する。
図9は、図6に示されるカラーフィルターの製造に用いられるフォトマスクセットの一部を示す平面図である。
図9において、右下がりのハッチングを付した領域は、感光性材料の露光時に光が透過しない部分を表す。実線で示した白抜きの領域(211〜216)は、露光時に用いられる光の少なくとも一部を透過可能な開口を表し、白抜きの領域に付された記号R、G、B、PS21〜PS23は、各開口に対応する位置に形成されるフィルターまたはフォトスペーサーを表す。また、破線は、カラーフィルターの各部のうち、フォトマスクに形成された開口と対応しない部分の形成位置を表している。
尚、図9では、図示の都合上、各フォトマスクの一部のみを示しているが、実際には、カラーフィルターの構成単位、すなわち、行方向に連続する3画素及びこれらの画素に沿って整列する3つのフォトスペーサーに対応する領域の繰り返しパターンによって各フォトマスクが構成されている。
フォトマスク241aは、図9(a)に示すように、第1色目(例えば、赤)のフィルター6の配列に対応する開口211と、メインPS21に対応する開口212と、サブPS23に対応する開口215とを有している。開口211、212及び216は、フィルター6、メインPS21及びサブPS23の相対的な位置関係と同一の位置関係となるように配列されている。したがって、開口211をフィルター6の形成領域に対応させた場合、開口212の像がメインPS21の形成領域と重なり、開口215の像がサブPS23の形成領域と重なる。
また、フォトマスク241aに形成された開口211、215及び215は、図6のフィルター7、メインPS21及びサブPS22の相対的な位置関係と同一の位置関係となるように配列されている。更に、本実施形態では、開口215は、開口212と相似形であり、かつ、開口215の面積は、開口215の面積より小さくなるように設定されている。したがって、図9(b)に示すように、開口211をフィルター7の形成領域に対応させた場合、開口215の像がメインPS21の形成領域の中央部分と重なり、開口212の像がサブPS22の形成領域と重なる。
一方、フォトマスク242は、第3色目(例えば、青)のフィルター8の配列に対応する開口213と、メインPS21に対応する開口214と、サブPS22に対応する開口216とを有している。開口213、214及び216は、フィルター8、メインPS21及びサブPS22の相対的な位置関係と同一の位置関係となるように配列されている。また、本実施形態では、開口214は、開口215(図9(b))と相似形であり、かつ、開口214の面積は、開口215の面積より小さくなるように設定されている。したがって、図9(c)に示すように、開口213をフィルター8の形成領域に対応させた場合、開口214の像がメインPS21の形成領域の中央部分と重なる。同様に、開口216は、開口212(図9(b))と相似形であり、かつ、開口216の面積は、開口212の面積より小さくなるように設定されている。したがって、開口213をフィルター8の形成領域に対応させた場合、開口216の像がサブPS22の形成領域の中央部分と重なる。
尚、本実施形態においては、メインPS21、サブPS22及び23が、第1、第2及び第3のフォトスペーサーにそれぞれ相当する。また、開口211、212、213、214、215及び216が、第1、第2、第3、第4、第5及び第6の開口にそれぞれ相当する。更に、着色層221、222、223、224、225及び226が、第1、第2、第3、第4、第5及び第6の着色層にそれぞれ相当する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るカラーフィルターの製造工程を模式的に示す工程図である。図10の左側の列は図7に示した画素部分の断面に対応し、右側の列は図8に示したフォトスペーサー部分の断面に対応する。図10においては、説明を容易にするために、形成されたカラーフィルターの各部とフォトマスクとを、1対1の寸法比で示している。
まず、図10(a)に示すように、フォトマスク241a(図9(a))を用いて、基板4上に第1色目(例えば、赤)のフィルター形成用材料をパターニングし、カラーフィルター6と、メインPS21の一部を構成する着色層221と、サブPS23を構成する着色層225とを形成する。
より詳細には、表面にブラックマトリックス5が形成された基板4上に、第1色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク241aを基板4と対向するように配置し、開口211及び212をそれぞれフィルター6及びメインPS21の形成領域に対応させる。所定の波長の光を照射して各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行うことにより基板4上に残存したカラーレジストを硬化させると、基板4上にフィルター6と同時に、開口212に対応する位置に着色層221が形成される。また、開口215に対応する位置には、着色層225が形成される。
次に、図10(b)に示すように、フォトマスク241aと同一の開口パターンを有するフォトマスク241b(図9(b))を用いて、基板4上に第2色目(例えば、緑)のフィルター形成用材料をパターニングし、フィルター7と、メインPS21の一部を構成する着色層224と、サブPS22の一部を構成する着色層222とを形成する。
より詳細には、フィルター6が形成された基板4上に、第2色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク241bを基板4と対向するように配置し、開口211、215及び212をそれぞれフィルター7、メインPS21及びサブPS22の形成位置に対応させる。各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行って基板4上に残存した第2色目のカラーレジストを硬化させると、フィルター7と同時に、着色層224が開口215と対応する位置に形成される。図10(a)で示したように、メインPS21の形成位置には、既に着色層221が形成されているので、この工程で形成された着色層224が着色層221の上に積層された状態となる。また、開口212に対応する位置には、サブPS22の一部となる着色層222が形成される。
次に、図10(c)に示すように、フォトマスク242(図9(c))を用いて、基板4上に第3色目(例えば、青)のフィルター形成用材料をパターニングし、フィルター8と、メインPS21の一部を構成する着色層223と、サブPS22の一部を構成する着色層226とを形成する。
より詳細には、フィルター7が形成された基板4上に、第3色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク242を基板4と対向するように配置し、開口213、214及び216をそれぞれフィルター8、メインPS21及びサブPS22の形成位置に対応させる。各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行って基板4上に残存した第3色目のカラーレジストを硬化させると、フィルター8と同時に、着色層223が開口114に対応する位置に形成される。また、開口216に対応する位置には、サブP22の一部となる着色層226が形成される。
図10(b)に示されるように、メインPS21の形成位置には既に着色層221及び224が積層されており、サブPS22の形成位置には着色層222が形成されている。したがって、着色層223及び226は、それぞれ着色層224及び222の上面に積層され、3層のメインPS21と2層のサブPS22とが形成される。
上記の各工程を経ることで、カラーフィルター2が製造される。尚、カラーフィルター2の画面サイズより、フォトマスクで形成されるフィルター領域のサイズが小さい場合には、各工程においてフォトマスクを移動させながら繰り返し露光処理を行う。
本実施の形態においても、同一の開口パターンを有するフォトマスク241a及び241bを用いて、第1色目のフィルター6及び第2色目のフィルター7を形成し、フォトマスク241aとは異なる開口パターンを有するフォトマスク242を用いて3色目のフィルター8を形成する。フォトマスク241a(241b)及び242には、各々の使用時にメインPS21の形成領域と重なる像を形成する開口212、214及び215が設けられているため、フォトマスク241a、241b及び242の使用順序にかかわらず、メインPS21の形成領域上には、3つの着色層221、224及び223が積層される。
また、フォトマスク241a(241b)及び242には、各々の使用時にサブPS22の形成領域と重なる像を形成する開口212及び216が設けられ、フォトマスク242には、使用時にサブPS23の形成領域と重なる像を形成する開口215が設けられている。したがって、フォトマスク241a、241b及び242の使用順序にかかわらず、サブPS22の形成領域上には2つの着色層222及び226が積層され、サブPS23の形成領域上には1つの着色層225が形成される。
開口212及び214〜216を上記のように形成することによって、層数の違いによって高さを変えたメインPS21、サブPS22及び23を形成することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るカラーフィルターの製造方法によっても、フォトマスク241aの開口パターンを2色で共通化しつつ、フィルター6〜8と同一材料を用いて、様々な層数及び高さを有するフォトスペーサー21〜23を形成することが可能となる。したがって、従来の製造方法と比べて予備フォトマスクの必要数を削減でき、かつ、フォトスペーサー21〜23を形成するための専用の工程も不要となるので、製造コストを低減することが可能となる。
尚、本実施の形態では、フォトマスクセットに開口216が設けられているが、この開口216のない開口パターンを用いても良い。開口216が設けられていない場合、3層の着色層からなるメインPS21と、1層の着色層のみからなるサブPS22及び23が形成されるので、メインPS21とサブPS22及び23との高さを変えることは可能である。
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係るカラーフィルターの一部を示す平面図であり、図12は、図11のXII−XIIラインに沿った断面図であり、図13は、図1のXIII−XIIIラインに沿った断面図である。
本実施形態に係るカラーフィルター3は、基板4と、基板4上に形成されたブラックマトリックス5と、行列上に配列されるフィルター6〜8と、基板4と対向部材9との間隔を規制するフォトスペーサー31〜33とを備えている。本実施形態に係るカラーフィルター2は、行方向に連続する6つのフィルター6〜8と、これらの画素に隣接して配置されるフォトスペーサー31〜33とを含む部分を構成単位とし、当該構成単位の繰り返しによって構成されている。尚、基板4、ブラックマトリックス5及びフィルター6〜8は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので、ここでの繰り返しの説明を省略する。
フォトスペーサー(PS)31〜33は、第1の実施形態と同様に、基板4と対向部材9との間隔を規制するために、画素列に沿うようにブラックマトリックス5の表面に配列されている。ただし、第1の実施形態においては、着色層の積層数を変えることによってメインPS11とサブPS12〜16の高さを変えていたが、本実施形態では、露光条件を変えることによって、メインPS31、33とサブPS32の高さに差を設けている。
具体的には、図13に示されるように、メインPS31、33及びサブPS32は、それぞれ1層の着色層321、323及び322によって構成されている。サブPS32の平面形状は、メインPS31及び33の平面形状と相似であるが、サブPS32の占有面積は、メインPS31及び33の占有面積より小さくなるように設定されている。また、図12に示されるように、メインPS31及び33の上面レベルがほぼ等しく、サブPS32の上面レベルがメインPS31及び33より低くなるように設定されている。
以下、本実施形態に係るカラーフィルター3の製造方法について説明する。
図14は、図11に示されるカラーフィルターの製造に用いられるフォトマスクセットの一部を示す平面図である。
図14において、右下がりのハッチングを付した領域は、感光性材料の露光時に光が透過しない部分を表す。実線で示した白抜きの領域(311〜314)は、露光時に用いられる光の少なくとも一部を透過可能な開口を表し、白抜きの領域に付された記号R、G、B、PS31〜PS33は、各開口に対応する位置に形成されるフィルターまたはフォトスペーサーを表す。また、破線は、カラーフィルターの各部のうち、フォトマスクに形成された開口と対応しない部分の形成位置を表している。
尚、図14では、図示の都合上、各フォトマスクの一部のみを示しているが、実際には、カラーフィルターの構成単位、すなわち、行方向に連続する6画素及びこれらの画素に沿って整列する6つのフォトスペーサーに対応する領域を単位とする繰り返しパターンによって各フォトマスクが構成されている。
フォトマスク341a及び341bは、図14(a)及び(b)に示すように、同一の開口パターンを有し、同一色のフィルターの配列(例えば、赤のフィルター6の配列)に対応する開口311を有している。
一方、フォトマスク342は、同一色(例えば、青)のフィルター8の配列に対応する開口312と、メインPS31に対応する開口313と、サブPS32に対応する開口314と、メインPS33に対応する開口315とを有している。開口312、313、314及び315は、フィルター8、メインPS31、サブPS32及びメインPS33の相対的な位置関係と同一の位置関係となるように配列されている。また、本実施形態では、開口313及び315の平面形状は同一であり、開口314及び313の平面形状は相似である。更に、開口314の面積は、開口313より大きくなるように設定されている。
尚、本実施形態においては、メインPS31及びサブPS32が、第1及び第2及のフォトスペーサーにそれぞれ相当する。また、開口311、312、313及び314が、第1、第2、第3及び第4の開口にそれぞれ相当する。
図15は、本発明の第3の実施形態に係るカラーフィルターの製造工程を模式的に示す工程図である。図15の左側の列は図12に示した画素部分の断面に対応し、右側の列は図13に示したフォトスペーサー部分の断面に対応する。図15においては、説明を容易にするために、形成されたカラーフィルターの各部とフォトマスクとを、1対1の寸法比で示している。
まず、図15(a)に示すように、フォトマスク341a(図14(a))を用いて、基板4上に第1色目(例えば、赤)のフィルター形成用材料をパターニングし、カラーフィルター6を形成する。より詳細には、表面にブラックマトリックス5が形成された基板4上に、第1色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク341aを基板4と対向するように配置し、開口311フィルター6の形成領域に対応させる。所定の波長の光を照射して各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行うことにより基板4上に残存したカラーレジストを硬化させると、基板4上にフィルター6が形成される。
次に、図15(b)に示すように、フォトマスク341aと同一の開口パターンを有するフォトマスク341b(図14(b))を用いて、基板4上に第2色目(例えば、緑)のフィルター形成用材料をパターニングし、フィルター7を形成する。より詳細には、図15(a)の工程でフィルター6が形成された基板4上に、第2色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク341bを基板4と対向するように配置し、開口311をフィルター7の形成位置に対応させる。各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行って基板4上に残存した第2色目のカラーレジストを硬化させると、フィルター7が形成される。
次に、図15(c)に示すように、フォトマスク342(図14(c))を用いて、基板4上に第3色目(例えば、青)のフィルター形成用材料をパターニングし、フィルター8と、メインPS31を構成する着色層321と、サブPS32を構成する着色層322と、メインPS33を構成する着色層323とを形成する。
より詳細には、図15(b)の工程でフィルター7が形成された基板4上に、第3色目のカラーレジストを塗布し、カラーレジストを乾燥させる。続いて、フォトマスク342を基板4と対向するように配置し、開口312、313、314及び316をそれぞれフィルター8、メインPS31、サブPS32及びメインPS33の形成位置に対応させる。各開口の像に対応するカラーレジストの一部を露光させた後、現像処理及びベーキングを行って基板4上に残存した第3色目のカラーレジストを硬化させると、フィルター8と同時に、着色層321〜323が開口313〜315に対応する位置に形成される。
上述したように、フォトマスク342に形成された開口314の面積は、開口313の面積より小さく設定されている。露光時に起きる光の回折の影響は、開口313に対するよりも、小さな開口314に対する方が大きくなるので、開口313の像における光強度と比べて、開口314の像における光の強度が低下する。この結果、メインPS31の形成領域とサブPS32の形成領域とで、露光によって基板4上に残存するカラーレジストの量に差異が生じ、同一色で厚みの異なる着色層321及び322が形成される。
上記の各工程を経ることで、カラーフィルター3が製造される。尚、カラーフィルター2の画面サイズより、フォトマスクで形成されるフィルター領域のサイズが小さい場合には、各工程においてフォトマスクを移動させながら繰り返し露光処理を行う。
以上説明したように、本実施形態に係るカラーフィルターの製造方法によっても、フォトマスク341aの開口パターンを2色で共通化しつつ、フィルター8と同一材料を用いて、高さの異なるフォトスペーサー31〜33を形成することが可能となる。したがって、従来の製造方法と比べて予備フォトマスクの必要数を削減でき、かつ、フォトスペーサー31〜33を形成するための専用の工程も不要となるので、製造コストを低減することが可能となる。
尚、本実施形態では、フォトマスク342に設けられる開口313及び314の面積を変えることによって、形成される着色層321及び322の厚みを調整しているが、面積に代えて、開口の形状や光の透過率を相違させても同様に厚みの異なる着色層を形成できる。
(その他の変形例)
上記の各実施形態では、一例として、RGBの3色のフィルターを備えるカラーフィルターについて説明したが、本発明に係るカラーフィルター及びその製造方法は、RGB以外の色のフィルターを備えるカラーフィルターや、4色以上のフィルターを備えるカラーフィルターにも適用できる。4色以上のフィルターを形成する場合は、第4色目のフィルターを形成する工程が更に設けられる。
また、上記の各実施形態では、共通パターンを有するフォトマスクを用いて、赤及び緑の2色のフィルター及び着色層を形成しているが、当該2色の組み合わせはこれに限られず、任意で良い。
更に、上記の各実施形態では、3色のフィルターをRGBの順に形成する例を説明したが、フィルターを形成する順序(色の順序)は任意で良い。
更に、上記の各実施形態では、2色のフィルターを同一の開口パターンを有する2枚のフォトマスクを用いて形成する例を説明したが、2色のフィルターを単一のフォトマスクを用いて形成することも可能である。この場合、形成すべきフィルターの色に応じて、基板に対する当該単一のフォトマスクの位置を変更すれば良い。例えば、赤・緑・青の3色のうち、赤及び緑の2色のフィルターを同一のフォトマスクで形成する場合、合計4枚のフォトマスク(赤及び緑のフィルター形成用のフォトマスク、青のフィルター形成用フォトマスク、これらの予備のフォトマスク)を用意すれば良い。したがって、各色毎にフォトマスクを必要とする従来の製造方法と比べて、2枚のフォトマスクを削減することができ、フォトマスクに要するコストを更に低減することが可能となる。
更に、上記の各実施形態において、開口パターンの大きさがカラーフィルターの各部の寸法より大きくなるようにフォトマスクを構成し、カラーレジストの露光時に、開口パターンを縮小して転写しても良い。
更に、上記の各実施形態において、フィルター及び着色層の形成材料や形成条件は特に限定されず、既知のあらゆる材料や形成条件を適用できる。例えば、特許文献1及び2に記載の方法を本発明の各実施形態に適用できる。
更に、上記の各実施形態では、着色層の積層数を変えることによって、メインPSとサブPSの各機能を実現しているが、フォトスペーサーの上端と対向部材との接触面積を変えることによって、メインPSとサブPSを作り分けても良い。一般に、フォトスペーサーの上端と対向部材との接触面積が小さいほど、基板や対向部材の撓みを許容できる。したがって、対向部材との接触面積が相対的に大きいフォトスペーサーをメインPSとし、対向部材との接触面積が相対的に小さいフォトスペーサーをサブPSとすれば良い。対向部材との接触面積は、フォトマスクに形成する開口の大きさに応じて、着色層の上部の面積を変えることによって調整可能である。
更に、上記の各実施形態では、フォトスペーサーの平面形状が6角形であるが、フォトスペーサーの平面形状は特に限定されず、任意の形状で良い。
更に、上記の各実施形態では、複数のフォトスペーサーが画素列の間に直線状に整列しているが、フォトスペーサーはブラックマトリックス表面の任意の位置に配置できる。また、フォトスペーサーは、必ずしも一定間隔で配置されている必要はなく、任意の間隔で配置できる。フォトスペーサーの配置密度も、基板と対向部材との間隔等、カラーフィルターの設計事項に応じて適宜調整可能である。
更に、上記の第1及び第2の実施形態において、メインPSとサブPSの高さを変えるために、着色数の積層数を変えることと併せて、ブラックマトリックスの厚みを部分的に変更する手法や、カラーレジストの樹脂成分構成・分子量・溶剤・残膜感度を調整する手法、フォトマスクに設けられる開口の形状・寸法・光の透過率を変更する手法を1以上組み合わせても良い。
更に、上記の第3の実施形態において、メインPSとサブPSの高さを変えるために、フォトマスクに設けられる開口の形状・寸法・光の透過率を変更することと併せて、ブラックマトリックスの厚みを部分的に変更する手法や、カラーレジストの樹脂成分構成・分子量・溶剤・残膜感度を調整する手法を1以上組み合わせても良い。
本発明は、液晶表示装置等に用いられるカラーフィルター及びその製造方法に利用できる。
本発明の第1の実施形態に係るカラーフィルターの一部を示す平面図 図1のII−IIラインに沿った断面図 図1のIII−IIIラインに沿った断面図 図1に示されるカラーフィルターの製造に用いられるフォトマスクセットの一部を示す平面図 本発明の第1の実施形態に係るカラーフィルターの製造工程を模式的に示す工程図 本発明の第2の実施形態に係るカラーフィルターの一部を示す平面図 図6のVII−IIラインに沿った断面図 図6のVIII−VIIIラインに沿った断面図 図6に示されるカラーフィルターの製造に用いられるフォトマスクセットの一部を示す平面図 本発明の第2の実施形態に係るカラーフィルターの製造工程を模式的に示す工程図 本発明の第3の実施形態に係るカラーフィルターの一部を示す平面図 図11のXII−XIIラインに沿った断面図 図11のXIII−XIIIラインに沿った断面図 図11に示されるカラーフィルターの製造に用いられるフォトマスクセットの一部を示す平面図 本発明の第3の実施形態に係るカラーフィルターの製造工程を模式的に示す工程図
符号の説明
1、2、3 カラーフィルター
4 基板
5 ブラックマトリックス
6、7、8 フィルター
11〜16 フォトスペーサー
111〜117 開口
121〜127 着色層
141a、141b、142 フォトマスク
21〜23 フォトスペーサー
211〜216 開口
221〜226 着色層
241a、241b、242 フォトマスク
31〜33 フォトスペーサー
311〜315 開口
321〜323 着色層
341a、341b、342 フォトマスク

Claims (15)

  1. 基板上に、第1〜第3の色の画素にそれぞれ対応する第1〜第3のフィルターと、高さが異なる第1及び第2のスペーサーとを少なくとも有する液晶表示装置用カラーフィルターの製造方法であって、任意の順序で、
    前記第1のフィルターの配列に対応する複数の第1の開口と、前記第1のスペーサーの配列に対応する複数の第2の開口とを有する第1のフォトマスクを用いて、前記基板上に第1の色のフィルター形成用材料をパターニングし、前記第1のフィルターと、前記第1のスペーサーの一部を構成する第1の着色層とを形成する工程と、
    前記第1のフォトマスクと同一の開口パターンを有するフォトマスクを用いて、前記基板上に第2の色のフィルター形成用材料をパターニングし、前記第2のフィルターと、前記第2のスペーサーの少なくとも一部を構成する第2の着色層とを形成する工程と、
    前記第3のフィルターの配列に対応する複数の第3の開口と、前記第1のスペーサーの配列に対応する複数の第4の開口とを有する第2のフォトマスクを用いて、前記基板上に第3の色のフィルター形成用材料をパターニングし、前記第3のフィルターと、前記第1のスペーサーの一部を構成する第3の着色層とを形成する工程とを備え、
    前記第1の着色層と前記第3の着色層とは、互いに重なり合うように形成される、カラーフィルターの製造方法。
  2. 前記カラーフィルターは、前記第1の着色層及び前記第3の着色層が積層された前記第1のスペーサーと、前記第2の着色層のみからなる前記第2のスペーサーと、更に、第4の着色層のみからなる第3のスペーサーとを有し、
    前記第2のフォトマスクは、前記第3のスペーサーの配列と対応する複数の第5の開口を有し、
    前記第3のフィルターを形成する工程において、前記第3のフィルター及び前記第3の着色層と同時に、前記第4の着色層を更に形成することを特徴とする、請求項1記載のカラーフィルターの製造方法。
  3. 前記カラーフィルターは、前記第1の着色層と、前記第3の着色層と、第4の着色層とが積層された前記第1のスペーサーと、前記第2の着色層を含む前記第2のスペーサーと、第5の着色層のみからなる第3のスペーサーとを有し、
    前記第1のフォトマスクは、前記第1の開口を前記第2の色の画素に対応させた場合に、前記第1のスペーサーの配列と対応する複数の第5の開口を更に有し、
    前記第1のフィルターを形成する工程において、前記第1のフィルター及び前記第1の着色層と同時に、前記第5の着色層を更に形成し、
    前記第2のフィルターを形成する工程において、前記第2のフィルター及び前記第3の着色層と同時に、前記第4の着色層を更に形成することを特徴とする、請求項1記載のカラーフィルターの製造方法。
  4. 前記第2のスペーサーは、前記第2の着色層及び第6の着色層が積層されて構成され、
    前記第2のフォトマスクは、前記第2のスペーサーの配列と対応する複数の第6の開口を有し、
    前記第2のフィルターを形成する工程において、前記第3のフィルター及び前記第3の着色層と同時に、前記第6の着色層を更に形成することを特徴とする、請求項3記載のカラーフィルターの製造方法。
  5. 基板上に、第1〜第3の色の画素にそれぞれ対応する第1〜第3のフィルターと、高さが異なる第1及び第2のスペーサーとを少なくとも有し、液晶表示装置に用いられるカラーフィルターの製造方法であって、任意の順序で、
    前記第1のフィルターの配列に対応する複数の第1の開口を有する第1のフォトマスクを用いて、前記基板上に第1の色のフィルター形成用材料をパターニングし、前記第1のフィルターを形成する工程と、
    前記第1のフォトマスクと同一の開口パターンを有するフォトマスクを用いて、前記基板上に第2の色のフィルター形成用材料をパターニングし、前記第2のフィルターを形成する工程と、
    前記第3のフィルターの配列に対応する複数の第2の開口と、前記第1のスペーサーの配列に対応する複数の第3の開口と、前記第2のスペーサーの配列に対応する第4の開口を有する第2のフォトマスクを用いて、前記基板上に第3の色のフィルター形成用材料をパターニングし、前記第3のフィルターと、前記第1のスペーサーと、前記第2のスペーサーとを形成する工程とを備え、
    前記第3の開口と前記第4の開口とは、光透過率、開口形状、開口面積の少なくとも1つが相違する、カラーフィルターの製造方法。
  6. 液晶表示装置に用いられるカラーフィルターであって、
    基板と、
    前記基板上において、第1〜第3の色の画素にそれぞれ対応するように配列される第1〜第3のフィルターと、
    前記基板とこれに対向して配置される対向部材との間隔を規制し、高さが異なる第1及び第2のスペーサーとを備え、
    前記第1のスペーサーは、前記第1のフィルターと同一材料よりなる第1の着色層と、前記第3のフィルターと同一材料よりなる第3の着色層とが積層されて構成され、
    前記第2のスペーサーは、第2のフィルターと同一材料よりなる第2の着色層を含む、カラーフィルター。
  7. 前記基板と前記対向部材の間隔を規制し、第1のスペーサーとは高さが異なる第3のスペーサーを更に備え、
    前記第1のスペーサーは、前記第1の着色層及び前記第3の着色層のみからなり、
    前記第2のスペーサーは、前記第2の着色層のみからなり、
    前記第3のスペーサーは、前記第3のフィルターと同一材料よりなる第4の着色層のみからなることを特徴とする、請求項6記載のカラーフィルター。
  8. 前記基板と前記対向部材の間隔を規制し、前記第1のスペーサーとは高さが異なる第3のスペーサーを更に備え、
    前記第1のスペーサーは、前記第1の着色層と、前記第3の着色層と、前記第2のフィルターと同一材料よりなる第4の着色層とが積層されて構成され、
    前記第3のスペーサーは、前記第2のフィルターと同一材料よりなる第5の着色層のみからなることを特徴とする、請求項6記載のカラーフィルター。
  9. 前記第2のスペーサーは、前記第2の着色層と、前記第3のフィルターと同一材料よりなる第6の着色層とが積層されて構成されることを特徴とする、請求項6記載のカラーフィルター。
  10. 液晶表示装置に用いられるカラーフィルターであって、
    基板と、
    前記基板上において、第1〜第3の色の画素にそれぞれ対応するように配列される第1〜第3のフィルターと、
    前記基板とこれに対向して配置される対向部材との間隔を規制し、高さが異なる第1及び第2のスペーサーとを備え、
    前記第1のスペーサー及び前記第2のスペーサーは、前記第3のフィルターと同一材料よりなり、
    前記第1のスペーサーと前記第2のスペーサーとは、高さ、または、前記対向部材との接触面積が異なることを特徴とする、カラーフィルター。
  11. 基板上に、第1〜第3の色の画素にそれぞれ対応する第1〜第3のフィルターと、高さが異なる第1及び第2のスペーサーとを少なくとも有し、液晶表示装置に用いられるカラーフィルターを製造するために用いられる一組のフォトマスクよりなるフォトマスクセットであって、
    前記第1のフィルターの配列に対応する複数の第1の開口と、前記第1のスペーサーの配列に対応する複数の第2の開口とを有する第1のフォトマスクと、
    前記第3のフィルターの配列に対応する複数の第3の開口と、前記第1のスペーサーの配列に対応する複数の第4の開口とを有する第2のフォトマスクとを備える、フォトマスクセット。
  12. 前記第2のフォトマスクは、前記第3のスペーサーの配列と対応する複数の第5の開口を更に有することを特徴とする、請求項11記載のフォトマスクセット。
  13. 前記第1のフォトマスクは、前記第1の開口を前記第2の色の画素に対応させた場合に、前記第1のスペーサーの配列と対応する複数の第5の開口を更に有することを特徴とする、請求項11記載のフォトマスクセット。
  14. 前記第2のフォトマスクは、前記第2のスペーサーの配列と対応する複数の第6の開口を更に有することを特徴とする、請求項13記載のフォトマスクセット。
  15. 基板上に、第1〜第3の色の画素にそれぞれ対応する第1〜第3のフィルターと、高さが異なる第1及び第2のスペーサーとを少なくとも有し、液晶表示装置に用いられるカラーフィルターを製造するために用いられる一組のフォトマスクよりなるフォトマスクセットであって、
    前記第1のフィルターの配列に対応する複数の第1の開口を有する第1のフォトマスクと、
    前記第3のフィルターの配列に対応する複数の第2の開口と、前記第1のスペーサーの配列に対応する複数の第3の開口と、前記第2のスペーサーの配列に対応する第4の開口とを有する第2のフォトマスクとを備え、
    前記第3の開口と前記第4の開口とは、光透過率、開口形状、開口面積の少なくとも1つが相違する、フォトマスクセット。
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