JP2010085650A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータを滑らかに起動させると共に、定常速度制御時においても速度変動が小さくなるようにモータを制御することを課題とする。
【解決手段】 画像形成装置は、回転体を駆動する複数のモータは回転数に応じたFG信号を出力する。そして、制御モード選択ブロック107は、FG信号の検出に応じて、速度報知信号に従わない間欠速度制御ち、速度報知信号に従う速度制御とを切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置におけるモータ駆動制御技術に関する。
多色画像形成装置における各色の画像形成位置の不一致は、色ずれとなって画像に現れて画質の劣化を招いてしまう。像担持用として複数の回転体を有する多色画像形成装置の場合、これら回転体を駆動する複数モータ間において回転速度の変動が発生すると各回転体間の位相がずれてしまい、色ずれの原因となる。
このようにして発生する色ずれの対策として、モータの位相を検出するセンサを用いて各モータの位相を合わせた後、速度変動を抑えるように各モータを起動することで位相ずれを防止する手法が知られている。例えば、特許文献1に、各モータを滑らかに起動して速度変動を抑える技術が開示されている。具体的に特許文献1では、この速度変動を抑えるモータの起動制御手法として、モータ起動時におけるモータ加速信号の出力周波数をある所定時間で段階的に上げていき、所定の周波数に到達した後は一定の周波数で制御することが開示されている。
特開2006−106506号公報
しかしながら、従来の方法では、以下のような短所があった。
設定周波数でモータ加速信号(以下、ACC信号)或いは減速信号(以下、DEC信号)を出力する制御の場合、突発的負荷変動によりモータ速度報知信号(以下、FG信号)の周期が一時的に変化した時にモータ速度の変動が大きくなるという問題があった。例えば、用紙のベルト(例えば後述の中間搬送ベルト3)への突入・排出タイミングで、この突発的負荷変動が発生する可能性がある。例えば、一枚目の用紙に対応する画像を形成しているときに、2枚目の用紙が、ベルトへ突入して負荷変動が起これば、画に影響が出る可能性が出てくる。
図11は、従来の方法におけるACC、DEC信号の出力タイミングを示した図である。FG信号はモータ回転数に応じた周波数のパルス信号である(FGパルス信号とも呼ぶ)。このFG信号の周期をカウンタで計測し、FG信号を検出したタイミング(ここでは、FG信号の立下りとする)でFG信号の周期と目標周期との差分をACC信号、DEC信号として出力している。例えば、目標周期が”200”の場合、検出したFG信号の周期(以下、FG周期)が”198”であれば、モータの速度は速いと判断してパルス幅”2”(=”200−198”)のDEC信号を出力する。検出したFG周期が”203”であれば、モータ速度は遅いと判断してパルス幅”3”(=”203−200”)のACC信号を出力する。ここで、図11に示すように突発的負荷変動が発生してFG周期が一時的に長くなってしまった場合、FG信号の1周期に対してDEC信号が2回出力されてしまい、モータの速度変動がより大きくなるように制御してしまう。
結果として、図12のようにモータの速度変動が発生し、モータの位相がずれてしまう。また、このような速度変動が画像形成中に発生すると色ずれを招き、高画質が求められる高級機では特に問題となる。
一方、モータの起動時には、モータ回転速度が一定速度に達しておらず、十分にFG信号を検出することができない。従って、速度検出をFG信号の検出を介して行うことができず、安定的に起動させていくことが課題となる。また、モータを減速し停止する場合にも同様のことがいえる。
本発明は、以上の点を鑑み、モータを滑らかに起動させると共に、定常速度制御時においても速度変動が小さくなるようにモータを制御することで、色ずれを抑制した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明における画像形成装置は、像担持用の複数の回転体と、これら回転体を駆動する複数のモータを備え、前記複数のモータは回転数に応じた速度報知信号を出力する手段を有する画像形成装置において、前記速度報知信号から前記モータの回転速度を検出するモータ速度検出手段と、前記モータの目標速度を生成する目標速度生成手段と、モータの起動時に、設定された周期でモータ加速信号を出力する第1速度制御手段と、前記速度報知信号に同期してモータ加速信号を出力する第2速度制御手段と、前記第1速度制御手段と前記第2速度制御手段の出力を切り換える制御モード選択手段とを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、モータを滑らかに起動或いは停止させると共に、定常速度制御時においても速度変動が小さくなるようにモータを制御することで、色ずれを抑制した画像形成装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の第1の実施の形態を説明する。
本発明の実施例に係る画像形成装置の構成を図1に示す。
図1は、4色すなわち、イエロー(以下Yと記述する)、マゼンタ(以下Mと記述する)、シアン(以下Cと記述する)、ブラック(以下Kと記述する)の画像形成手段を備えたカラー画像形成装置を示している。同図において、1は静電潜像を形成する感光ドラム(Y、M、C、Kは各色を示す)で、6は各感光ドラムを駆動するモータである。
2は画像信号に応じて露光を行い感光ドラム1上に静電潜像を形成するレーザスキャナー、3は用紙を各色の画像形成部に順次搬送する無端状の中間搬送ベルトである。4はモータとギア等でなる駆動手段と接続され、中間搬送ベルト3を駆動する駆動ローラ、6αは駆動ローラ4を駆動するモータ、5は用紙に転写されたトナーを溶融、固着する定着器、6βは定着器を駆動するモータである。
PCからプリントすべきデータがプリンタに送られると、用紙カセットから用紙が供給され搬送ベルト3に到達し、搬送ベルト3により用紙が各色の画像形成部に順次搬送される。搬送ベルト3による用紙搬送とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナー2に送られ、感光ドラム3上に静電潜像が形成され、図示しない現像器により、静電潜像がトナーで現像され、図示しない転写部で用紙上に転写される。同図においては、Y、M、C、Kの順に順次画像形成される。その後用紙は搬送ベルトから分離され、定着器で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部へ排出される。
本実施例では、各感光ドラムを駆動するモータ6には、高トルク、低振動性からDCブラシレスモータを用いる。また回転量検出手段には、安価で精度よい検出が出来ることから、モータのある一定速度以上の回転により発生する起電力を利用したFG方式の検出手段を用いる。
図2にFG方式を用いたモータの模式図を示す。図における502は、基板上にプリントされたパターン(以下FGパターンと記す)、503はロータ、501はロータ円周内に設置された着磁マグネットである。この着磁マグネットは異なる極性が交互に配置されている。ロータの回転に伴い着磁マグネットもまた回転する。この時、基板上のFGパターンには着磁マグネットとFGパターンとの電磁誘導による起電力が発生する。発生した起電力は不図示の回路によりFG信号としてパルス信号化される。これによりモータ1回転に対し、数十のパルスが形成される。このパルスを検出することにより、モータの回転速度を算出することが出来る。但し、本モータ構成において、FG信号をパルスとして生成するためには、モータをある一定の速度以上で回転させる必要がある。モータ速度がある一定の回転速度未満の場合、FG信号はパルスとして出力されない。
図3は本発明に係わるモータ、及びモータの構成を示す図である。101は各モータの制御を行うASIC、7はモータへの電力を制御するモータドライバである。ASIC101は、モータ速度検出機能を備え、入力されるFG信号を検出してモータ速度を算出(検出)し、ACC、DEC信号をモータドライバ7へ出力することでモータの速度制御を行う。
図4に、モータの駆動制御システムブロック図を示す。
110は、モータからFG信号を受信し、ACC、DEC信号を出力することでモータの制御を行うASICである。図4におけるASIC110には、1つのモータを制御するための各ブロックを示す。
102は、モータの制御開始、停止指示等の通信をASIC110と行うCPUである。
103は、FG信号の周期(つまり、モータ速度)をカウンタで計測し、計測したFG信号の周期、FG周期カウンタのカウンタ値、及びFG信号の検出タイミングを報知する信号を出力するFG周期検出ブロックである。ここで出力されるFG周期はCPU102にも報知されており、CPU102はモータ速度をモニタすることができる。
111は目標速度生成ブロックであり、プロファイル算出ブロック108を備え、プロファイル算出ブロック108は、CPU102から設定されたプロファイル周期、プロファイル増加幅、初期目標速度、最終目標速度に基づいて速度プロファイルを生成する。そして、目標速度生成ブロック111は、プロファイル算出ブロック108が生成したプロファイルを目標速度として出力する。
112は、CPU102から設定された出力量のACC、DEC信号を、CPU102から設定された周期で出力する間欠制御ブロックであり、第1速度制御を司る。この間欠制御ブロック112は出力量算出ブロック109を持っており、出力量算出ブロック109は、目標速度生成ブロック111が出力する目標速度とCPU102から設定される間欠ACC出力量制御値(加速信号出力量制御値)との差分を算出する。そして、間欠制御ブロック112は、出力量算出ブロック109が算出した出力量のACC信号をCPU102から設定された周期で出力する。
106は、FG周期検出ブロック103から出力されるFG検出タイミングに同期してACC、DEC信号を出力するFG同期制御ブロックであり、第2速度制御を司る。FG同期制御ブロック106は、FG周期検出ブロック103から出力されるFG周期とFG周期カウンタ値、及び目標速度生成ブロック111から出力される目標速度を用いて、FG周期と目標速度との差分を算出する。目標速度に対してFG周期が遅ければその差分値をACC信号として出力し、速ければDEC信号として出力する。
107は、間欠制御ブロック112の出力とFG同期制御ブロック106の出力を切り換える制御モード選択ブロックである。
制御モード選択ブロック107は、モータ駆動開始時は、間欠制御ブロック112の出力を選択してモータを起動し、モータ速度がFG信号を十分検出できる回転速度に到達したと判断した時点で、FG同期制御ブロック106の出力を選択する。
本実施例では、FG信号を3回検出した時点で、間欠制御ブロック112の出力からFG同期制御ブロック106の出力へ選択を切り換える。なお、選択の切り替えは、FG信号を予め設定された回数検出したタイミングであれば良く、3回に限定されるものではない。
間欠制御ブロック112とFG同期制御ブロック106は、制御モード選択ブロック107からの指示に基づいてACC、DEC信号の出力、及び停止を行う。本実施例では、ACC、DEC信号はLowActiveであるため、間欠制御ブロック112、及びFG同期制御ブロック106が停止している時はACC、DEC信号はそれぞれHighが出力される。間欠制御ブロック112、及びFG同期制御ブロック106が出力するACC、DEC信号はそれぞれAND演算され、モータドライバへ出力される。
[モータ駆動制御のフローチャート]
図5にモータの駆動制御シーケンスを示す。
CPU102は、間欠制御時におけるACC信号出力量制御値、出力周期を間欠制御ブロック112に、プロファイル周期、プロファイル増加幅、初期目標速度、最終目標速度を目標速度生成ブロック111に設定する(S1201)。
制御モード選択ブロック107は、CPU102からモータ駆動開始を指示されると(S1202)、目標速度生成ブロック111、及び間欠制御ブロック112に駆動制御開始を指示する(S1203)。
目標速度生成ブロック111は、駆動制御開始を指示されると、CPU102から設定されたプロファイル周期、プロファイル増加幅、初期目標速度、最終目標速度に基づいて速度プロファイルを生成し、目標速度を出力する。
間欠制御ブロック112は、駆動制御開始を指示されると、目標速度生成ブロック111が出力する目標速度とCPU102から設定された間欠ACC出力量制御値との差分を必要な出力量とする。そして、CPU102から設定された周期で求められた出力量をACC信号として出力する(S1204)。
間欠制御によりモータが起動し、制御モード選択ブロック107がFG信号を3回検出したか否かを判定する(S1205)。ステップS1205でYESと判定すると、制御モード選択ブロック107は間欠制御ブロック112に制御停止を指示すると共にFG同期制御ブロック106に制御開始を指示する(S1206)。
以降、FG同期制御ブロック106は、目標速度生成ブロック111が出力する目標速度とFG周期検出ブロック103が出力するFG周期とを比較し、FG検出タイミングに同期してACC、DEC信号を出力する(S1207)。これにより、モータ速度が目標速度になるように制御を行う(S1207)。モータの駆動を停止する時は(S1208)、CPU102はモータ速度が段階的に減速するようなプロファイル周期、プロファイル減少幅、初期目標速度、最終目標速度を目標速度生成ブロック111に再設定する(S1209)。FG同期制御ブロック106は、再設定された値に基づいてFG同期減速制御を行う(S1210)。FG周期検出ブロック103が出力するFG周期はCPU102にも報知されており、CPU102は、モータ速度が再設定した最終目標速度に到達したことを確認したら(S1211)、モータの駆動停止を制御モード選択ブロック107へ指示する。制御モード選択ブロック107は、CPU102からモータ駆動停止を指示されたら、FG同期制御ブロック106に制御停止を指示してモータ駆動を停止する(S1212)。
[ACC、DEC信号出力タイミング]
図6に本実施例におけるACC、DEC信号出力タイミングを示す。
CPU102は目標速度生成ブロック111に対して、モータの最終目標速度だけでなく、初期目標速度、速度プロファイル周期、速度プロファイル増加幅を設定する。目標速度生成ブロック111は、CPU102から設定された値に基づいて速度プロファイルを生成する。具体的には、モータ起動時において、目標速度生成ブロック111は初期目標速度を目標速度として出力する。その後は最終目標速度に到達するまで、設定された速度プロファイル周期で設定された速度プロファイル増加幅だけ目標速度を増加していく。速度プロファイル周期で設定された速度プロファイル増加幅は、一次関数的(同じ増加幅で)に単調増加する。
またCPU102は、間欠制御ブロック112に対して間欠制御時において出力するACC量そのものを設定するのでなく、間欠ACC出力量を制御するための間欠ACC出力量制御値を設定する。間欠ACC出力周期は、CPU102が間欠制御ブロック112に設定する。間欠制御ブロック112は、目標速度生成ブロック111が出力する目標速度(速度プロファイル)と間欠ACC出力量制御との差分(=速度プロファイル−間欠ACC出力量制御値)を、間欠制御設定周期で出力する。FG信号3回検出後は、FG同期制御ブロック106は目標速度生成ブロック111が出力する速度プロファイルに基づいてモータの速度制御を行う。本実施例においてFG信号3回検出後にFG同期制御へ切り換えている理由として、まずFG同期制御を行うためにはFG信号を2回以上検出してFG周期を算出する必要がある。ここで、FG信号にノイズが重畳されてしまうとFG信号、及びFG周期を誤検知して起動時にDEC信号を出力してしまう可能性があるため、本実施例ではFG信号3回検出後にFG同期制御へ切り換えている。尚、図6はFG信号にノイズが重畳されてFG信号を誤検知してしまっても、FG信号3回検出後にFG同期制御へ切り換えていることで正常に起動できている様子を示している。
上記制御を行うことにより、間欠制御時におけるACC信号は徐々に増加されながら出力されることになる。間欠制御時におけるACC信号出力量を固定値として制御する場合、設定するACC出力量を大きくしすぎてしまうと、モータ速度が急加速してオーバーシュートしてしまう可能性がある。また、設定するACC出力量を小さくしすぎてしまうと、モータを起動するのに多くの時間を要してしまう。一方本実施例の制御では、起動時において少ない量のACC信号を出力し、徐々にACC量を増加させていくため、モータ速度がオーバーシュートすることなく、かつ確実にモータを起動することができる。FG同期制御時においても、速度プロファイルに基づいて徐々にモータを加速していくため、滑らかにモータを起動することができる。
また、FG同期制御時における速度プロファイルとは別に、間欠制御時において出力するACC信号量のプロファイルを新たに生成し、生成したプロファイルに基づいて間欠ACC信号を出力しても徐々に間欠ACC出力量を増加していく制御は可能である。しかし、そのような構成の場合はプロファイルを2つ生成する必要があるため、構成が複雑になってしまう。本実施例では、1つの速度プロファイルのみを生成し、間欠制御時におけるACC出力量は、速度プロファイルと間欠ACC出力量制御との差分を出力することで、簡単な構成で本制御を実施できるようにしている。
[ACC、DEC信号出力タイミングの詳細]
次に、本実施例におけるFG同期制御のACC、DEC信号出力タイミングを図7に示す。FG周期カウンタはFG信号検出タイミングでカウンタ値を1にリセットし、その後は再びFG周期のカウントを行う。目標周期が”200”の時において、FG周期カウンタ値が”200”になってもFG信号を検出できない場合は、モータの速度が遅いと判断してACC信号の出力を開始する。その後、FG信号を検出した時点でACC信号の出力を停止する。目標周期が”200”の時において、FG周期カウンタ値が”197”でFG信号を検出した場合は、モータの速度が速いと判断してDEC信号の出力を開始する。目標周期とFG周期の差分量”3”(=”200−197”)のDEC信号を出力したら、DEC信号の出力を停止する。また、突発的負荷変動によってFG周期が長くなってしまった場合も同様に、FG周期カウンタ値が”200”になった時点でモータ速度が遅いと判断してACC信号の出力を開始し、FG信号を検出した時にACC信号の出力を停止する。このように、突発的負荷変動等が発生してモータ速度が遅くなった場合は必ずACC信号が出力される構成であり、終始設定周期でACC、DEC信号を出力する従来手法のようにDEC信号を出力してしまうことはない。また、FG信号の1周期に対してACC、DEC信号を必ず1回出力する構成であるため、従来手法と比較して安定してモータの速度を制御することができる。
以上、上記本実施例の制御を行うことで、起動時においてACC信号出力量を徐々に増加させるように調整でき、FG同期制御においても速度プロファイルに基づいてモータ速度を制御しているためモータを滑らかに起動することができる。また、生成する速度プロファイルは1つのみであるため、簡単な構成で本制御を実施することが可能である。起動後においてもFG同期でACC、DEC信号を出力できるためモータの速度変動を小さくすることができ、各色の色ずれを抑制することができる。
尚、本実施例ではFG同期制御を行いながらモータ駆動を停止したが、モータの速度がFG信号が検出できないような速度まで遅くなったら間欠制御に切り換え、設定量のDEC信号を設定周期で出力しながらモータ駆動を停止しても良い。また、本実施例ではFG信号を3回検出したら間欠制御からFG同期制御へ切り換えたが、必ずしも3回でなくても良い。また、カートリッジのトナー残量を検出するトナー残量検出手段や、画像形成装置機内の温度や湿度等の環境を検出する環境検出手段を持ち、検出結果からモータの負荷を算出して間欠制御におけるACC信号出力量を変更しても良い。
本発明の第2の実施の形態を説明する。
本実施例に係る画像形成装置の構成は第1実施例と同様であるため説明を省略する。
本実施例では、FG同期制御時におけるACC信号の出力タイミング、及びCPU102から設定されるゲインをかけたACC、DEC信号をFG同期制御ブロック106と間欠制御ブロック112が出力する点が第1実施例と異なる。実施例1では図7に示すように、モータの速度が遅いと判断した時点でACC信号の出力を開始し、FG信号を検出した時点でACC信号の出力を停止している。一方本実施例では、FG同期制御時においてFG信号を検出したタイミングでACC信号の出力を開始する。
[ACC、DEC信号出力タイミング]
図8に本実施例におけるACC、DEC信号出力タイミングを示す。
目標周期が”200”の時において、FG周期カウンタ値が”200”になってもFG信号が検出できない場合は、モータの速度が遅いと判断する。(この時点ではまだACC信号は出力しない。)その後、FG信号を検出した時点で、FG周期と目標周期との差分をACC信号として出力する。DEC信号の出力タイミングは実施例1と同じである。
上記制御を行うことにより、ACC、DEC信号にゲインをかけることが可能になる。実施例1では、モータの速度が遅いと判断した時点でACC信号の出力を開始し、FG信号を検出した時点でACC信号の出力を停止しているため、ACC信号の出力を開始する時点で出力するACC信号量は分からない。本実施例では、FG信号を検出したタイミングでACC信号を出力することで、出力開始時において必要なACC信号出力量が分かるため、ACC信号にゲインをかけて出力することが可能になる。尚、図8におけるACC信号、DEC信号の実線は、ゲインをかけない場合を示している。ゲインをかける場合は、図8における点線のようにACC、DEC信号出力量を増加、もしくは減少させることができる。また、ACC信号とDEC信号の出力開始タイミングは共にFG信号を検出したタイミングになるため、ACC信号とDEC信号の出力タイミングが同じになる。これにより、モータ速度をより安定して制御することができ、モータの速度変動を抑制することができる。
[モータ駆動制御システムブロック図]
図9に、本実施例におけるモータ駆動制御システムブロック図を示す。
CPU102、FG周期検出ブロック103、目標速度生成ブロック111、制御モード選択ブロック107は、実施例1と同様であるため説明を省略する。115は、モータからFG信号を受信し、ACC、DEC信号を出力することで本実施例のモータ制御を行うASICである。間欠制御ブロック116とFG同期制御ブロック117はそれぞれゲイン調整ブロック113、114を持っており、出力するACC、DEC信号にCPU102から設定されるゲインをかけて出力する。
[モータの駆動制御のフローチャート]
図10にモータの駆動制御シーケンスを示す。
CPU102は、間欠制御時におけるACC/DEC出力ゲイン、ACC信号出力量制御値、出力周期を間欠制御ブロック116に、FG同期制御時におけるACC/DEC出力ゲインをFG同期制御ブロック117に設定する(S1501)。また、プロファイル周期、プロファイル増加幅、初期目標速度、最終目標速度を目標速度生成ブロック111に設定する(S1501)。
制御モード選択ブロック107は、CPU102からモータ駆動開始を指示されると(S1502)、目標速度生成ブロック111、及び間欠制御ブロック116に駆動制御開始を指示する(S1503)。
目標速度生成ブロック111は、駆動制御開始を指示されると、CPU102から設定されたプロファイル周期、プロファイル増加幅、初期目標速度、最終目標速度に基づいて速度プロファイルを生成し、目標速度を出力する。
間欠制御ブロック116は、駆動制御開始を指示されると、目標速度生成ブロック111が出力する目標速度とCPU102から設定された間欠ACC出力量制御値との差分値に、CPU102から設定されたACC/DEC出力ゲインをかける。そして、差分値にACC/DEC出力ゲインをかけた値を出力量とする(S1504)。そして、CPU102から設定された周期でACC信号を出力する(S1504)。
間欠制御によりモータが起動し、制御モード選択ブロック107がFG信号を3回検出したら(S1505)、制御モード選択ブロック107は間欠制御ブロック116に制御停止を指示すると共にFG同期制御ブロック117に制御開始を指示する(S1506)。以降、FG同期制御ブロック117は、目標速度生成ブロック111が出力する目標速度とFG周期検出ブロック103が出力するFG周期とを比較する。そしてこの比較に基づいてCPU102から設定されたACC/DEC出力ゲインをかけたACC、DEC信号をFG検出タイミングに同期して出力して、モータ速度が目標速度になるように制御を行う(S1507)。モータの駆動を停止する時は(S1508)、CPU102はモータ速度が段階的に減速するようなプロファイル周期、プロファイル減少幅、初期目標速度、最終目標速度を目標速度生成ブロック111に再設定する(S1509)。FG同期制御ブロック117は、再設定された値に基づいてFG同期減速制御を行う(S1510)。FG周期検出ブロック103が出力するFG周期はCPU102にも報知されており、CPU102は、モータ速度が再設定した最終目標速度に到達したことを確認したら(S1511)、モータの駆動停止を制御モード選択ブロック107へ指示する。制御モード選択ブロック107は、CPU102からモータ駆動停止を指示されたら、FG同期制御ブロック117に制御停止を指示してモータ駆動を停止する(S1512)。
以上、上記本実施例の制御を行うことで、FG同期制御時においてACC、DEC信号の出力タイミングが同時になると共に、出力するACC、DEC信号にゲインをかけることができるため、モータの速度変動をより抑制可能な制御を行うことができる。
尚、本実施例ではFG同期制御を行いながらモータ駆動を停止したが、モータの速度がFG信号が検出できないような速度まで遅くなったら間欠制御に切り換え、設定量のDEC信号を設定周期で出力しながらモータ駆動を停止しても良い。また、本実施例ではFG信号を3回検出したら間欠制御からFG同期制御へ切り換えたが、必ずしも3回でなくても良い。また、カートリッジのトナー残量を検出するトナー残量検出手段や、画像形成装置機内の温度や湿度等の環境を検出する環境検出手段を持ち、検出結果からモータの負荷を算出して間欠制御におけるACC信号出力量を変更しても良い。
画像形成装置の一実施の形態を説明するための図である。 モータ構成の一実施の形態を説明するための図である。 モータ、及びモータ制御部の一実施の形態を説明するための図である。 モータの駆動制御を説明するシステムブロックの一実施の形態を説明するための図である。 モータの駆動制御シーケンスの一実施の形態を説明するための図である。 モータ制御信号の出力タイミングの一実施の形態を説明するための図である。 モータ制御信号の出力タイミングの一実施の形態を説明するための図である。 モータ制御信号の出力タイミングの一実施の形態を説明するための図である。 モータの駆動制御を説明するシステムブロックの一実施の形態を説明するための図である。 モータの駆動制御シーケンスの一実施の形態を説明するための図である。 従来例における、モータ制御信号の出力タイミングを説明するための図である。 従来例における、モータ速度を説明するための図である。
符号の説明
102 CPU
103 FG周期検出ブロック
106 FG同期制御ブロック
107 制御モード選択ブロック
108 プロファイル算出ブロック
109 出力量算出ブロック
110 ASIC
111 目標速度生成ブロック
112 間欠制御ブロック

Claims (11)

  1. 像担持用の複数の回転体と、これら回転体を駆動する複数のモータを備え、前記複数のモータは回転数に応じた速度報知信号を出力する手段を有する画像形成装置において、
    前記速度報知信号から前記モータの回転速度を検出するモータ速度検出手段と、前記モータの目標速度を生成する目標速度生成手段と、
    モータの起動時に、設定された周期でモータ加速信号を出力する第1速度制御手段と、
    前記速度報知信号に同期してモータ加速信号を出力する第2速度制御手段と、
    前記第1速度制御手段と前記第2速度制御手段の出力を切り換える制御モード選択手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数のモータにはブラシレスモータを用い、前記速度報知信号は着磁マグネットと基板上のパターンとの電磁誘導で発生した起電力から生成されるFGパルス信号であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1速度制御手段は、前記モータの起動制御において、前記モータ加速信号の出力量を徐々に増加させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記目標速度生成手段は、設定された速度プロファイルに応じた目標速度を生成し、前記第1速度制御手段は、前記目標速度生成手段の出力する前記目標速度と、設定された加速信号出力量制御値との差分を出力することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記目標速度生成手段に設定される前記速度プロファイルは、前記目標速度生成手段が出力する前記目標速度が、同じ増加幅で単調増加するように設定されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1速度制御手段に設定される前記加速信号出力量制御値は、前記第1速度制御手段が出力する前記モータ加速信号の量が、同じ増加幅で単調増加するように設定されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御モード選択手段は、前記速度報知信号を予め設定された回数検出したタイミングで、前記第1速度制御手段と前記第2速度制御手段の出力を切り換えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2速度制御手段は、前記速度報知信号を検出することに応じて、前記モータ加速信号を出力し始めることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1速度制御手段、及び前記第2速度制御手段は、設定されたゲインをかけたモータ加速信号を出力することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置は、カートリッジのトナー残量を検出するトナー残量検出手段を持ち、前記第1速度制御手段は、前記トナー残量検出手段の検出結果に応じて前記モータ加速信号の出力量を変更することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置は、環境を検出する環境検出手段を持ち、前記第1速度制御手段は、前記環境検出手段の検出結果に応じて前記モータ加速信号の出力量を変更することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。
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