JP2007114290A - 画像形成装置 - Google Patents

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篤志 明戸
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Abstract

【課題】クリーニングローラが転写体にアドバンスした時等に生じるカラーレジずれを、小型で安価に防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム12に接触した状態で従動回転する中間転写ベルト14により感光体ドラム12に形成された画像を記録媒体に転写すると共に、中間転写体ベルト14に対して接離可能に設けられたクリーニングローラ16により中間転写ベルト14から転写画像が記録媒体に転写された後の中間転写ベルト14表面に残留する残留成分を中間転写ベルト14に接触した状態でクリーニングする画像形成装置において、感光体ドラム12を回転させるPRモータ60aの回転数を検出し、クリーニングローラ16が中間転写ベルト14に接触した状態にあるときに、クリーニングローラ16を回転させるクリーニングモータ60bが上記検出された回転数に応じた回転数で回転するようにクリーニングモータ60bを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を担持する像担持体と該像担持体に対して従動回転すると共に該像担持体から画像が転写される転写体と該転写体をクリーニングするクリーニングローラを備えた画像形成装置に関する。
従来より、帯電した感光体を画像データに基づいて露光し、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色毎の現像器を周方向に沿って実装した回転式現像装置により感光体上に各色毎にトナー像を順次形成し、このトナー像を中間転写体に順次転写した後、更にその転写画像を記録媒体に二次転写した上で、定着装置により記録媒体上のトナー像を定着させることにより、記録媒体上にカラー画像を形成する4サイクル方式の画像形成装置が知られている。
なお、中間転写体から記録媒体に転写画像を転写した後の転写体表面に残留する残留成分は、中間転写体に対してアドバンス/リトラクト(接離)が可能なクリーニングローラを用い、クリーニングローラを中間転写体にアドバンスさせてクリーニングする。
ところで、中間転写体には、独自のモータで回転するのではなく、感光体に接触した状態で感光体の回転に対して従動回転するように構成されたものがある。このような構成において、感光体を回転させるモータ及びクリーニングローラを回転させるモータは独立したフィードバックループ(或いはオープンループ)で回転制御するのが一般的である。
このような画像形成装置では、クリーニングローラを中間転写体に対してアドバンスさせると、中間転写体に対する負荷変動が生じ、中間転写体の回転速度が変動し、中間転写体に当接する感光体の回転速度が変動する。感光体の回転速度が変動した後もクリーニングローラをそのままの速度で回転させると、それが感光体に対する新たな負荷変動要因となり、副走査方向(プロセス方向)に色ずれ(カラーレジずれ)が発生してしまう、という問題があった。従って、カラーレジずれの発生を抑えるためには、感光体の回転速度の変動に応じてクリーニングローラの回転速度を制御する必要がある。
なお、YMCKの4つのモータ間で共通のAPC回路と各モータ個別のAFC回路とを設け、全てのモータのAFCがロックしたとき(所定の制御範囲外になったとき)だけ、全モータに共通するAPCが作動し、YMCKの4つのモータを目標回転数で同期運転する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、YMC用の各色の感光体ドラムをギアやベルト或いはローラを介して1つのモータで駆動(3つの感光体ドラムを1つのモータで同期回転)し、残りのK色の感光体ドラムを他のモータで駆動させる2モータ式の画像形成装置も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−069775号公報 特開2003−029492号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のような複数のモータを同期回転させる従来の画像形成装置では、2種類の回路を切り替えて用いるため、回路構成が複雑化すると共に従来の回路構成を用いることができず、製造コストがアップする。また、上記特許文献2の技術を用いて1個のモータで感光体とクリーニングローラの双方を回転させる場合には、高価なギア列が必要になると共に、モータ自体をトルクアップさせる必要があり、モータが大型化する。
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、像担持体に対して従動回転する転写体をクリーニングするクリーニングローラが転写体にアドバンスした時等に生じるカラーレジずれを、従来の回路構成を用いて小型で安価に防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像を担持する像担持体と、像担持体を回転させる像担持体モータと、前記像担持体に接触した状態で従動回転し、前記像担持体に担持された画像が転写されると共に、該転写された転写画像を記録媒体に転写する転写体と、前記転写体に対して接離可能に設けられ、前記転写体から前記転写画像が前記記録媒体に転写された後の前記転写体の表面に残留する残留成分を、前記転写体に接触した状態でクリーニングするクリーニングローラと、前記クリーニングローラを回転させるクリーニングモータと、前記像担持体モータの回転数を検出する像担持体モータ回転数検出手段と、前記クリーニングローラが前記転写体に接触した状態で、前記検出された像担持体モータの回転数に応じた回転数で前記クリーニングモータが回転するように前記クリーニングモータを制御する制御手段と、を含んで構成されている。
このように、クリーニングローラが転写体に接触した状態では、像担持体モータ回転数検出手段で検出された像担持体モータの回転数に応じた回転数でクリーニングモータが回転するようにクリーニングモータを制御するようにしたため、例えばクリーニングモータのアドバンス等による負荷変動で像担持体モータの回転数が変動しても、クリーニングモータを像担持体モータの回転変動に合わせて回転させることができるため、像担持体モータに対する負荷変動要因を削減することができる。従って、副走査方向のカラーレジずれを防止することができる。
また、像担持体とクリーニングローラを独立したモータで回転させる構成であるため、従来の回路構成を用いて小型で安価にカラーレジずれを防止することができる。
なお、像担持体モータ回転数検出手段は、像担持体モータの回転数を検出することができれば特に限定されず、例えば、エンコーダを用いて回転数を検出するものであってもよいし、ホール素子を用いて回転数を検出するものであってもよい。
なお、前記クリーニングモータの回転数を検出するクリーニングモータ回転数検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記検出されたクリーニングモータの回転数と予め設定されたクリーニングモータの目標回転数との差分を前記検出された像担持体の回転数と予め設定された像担持体の目標回転数との差分で補正した補正差分に基づいてパルス幅変調した制御信号を生成し、該生成した制御信号に基づいて前記クリーニングモータを制御することができる。
これにより、クリーニングモータの回転数をPWM制御する場合には、像担持体モータの回転数の変動分だけクリーニングモータの回転数を変化させることができるため、像担持体モータに対する負荷変動要因を削減することができ、副走査方向のカラーレジずれを防止することができる。
なお、補正差分を演算する演算方法は特に限定されない。例えば、検出されたクリーニングモータの回転数に対して検出された像担持体の回転数と像担持体の目標回転数との差分を加減算し、この加減算結果とクリーニングモータの目標回転数との差分を求めることにより補正差分を求めてもよいし、クリーニングモータの目標回転数に対して検出された像担持体の回転数と像担持体の目標回転数との差分を加減算し、この加減算結果と検出したクリーニングモータの回転数との差分を求めることにより補正差分を求めてもよい。また、検出されたクリーニングモータの回転数とクリーニングモータの目標回転数との差分に対して、検出された像担持体の回転数と像担持体の目標回転数との差分を加減算して補正差分を求めてもよい。
また、前記クリーニングモータの目標回転数を前記像担持体モータの回転数に対応付けて記憶した記憶手段を更に有し、前記制御手段は、前記クリーニングモータの回転数が、前記検出された像担持体の回転数に対応付けられて記憶された目標回転数となるように制御することができる。
これにより、像担持体の回転数に対応した目標回転数でクリーニングモータを回転させることができる。従って、クリーニングモータの回転を像担持体の回転数の変動に応じて好適に制御することができ、副走査方向のカラーレジずれを防止できる。
このように記憶手段を用いる場合には、前記クリーニングモータの回転数を検出するクリーニングモータ回転数検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記検出された像担持体の回転数に対応付けられて記憶された目標回転数を示す信号を、前記クリーニングモータの回転数の基準となる基準信号として設定し、前記検出されたクリーニングモータの回転数に対応した検出信号と前記設定した基準信号との周波数差及び位相差の少なくとも一方が無くなるように制御信号を生成し、該生成した制御信号に基づいて前記クリーニングモータを制御することができる。
また、クリーニングモータがステッピングモータのように加減速プロファイルに従って制御されるモータである場合には、以下のように制御できる。
前記制御手段は、前記クリーニングモータの回転数が前記検出された像担持体の回転数に対応して前記記憶手段に記憶された目標回転数となるように、予め定められた加減速プロファイルに応じて制御信号を生成し、該制御信号に基づいて前記クリーニングモータを制御することができる。
以上説明したように、本発明によれば、像担持体に対して従動回転する転写体をクリーニングするクリーニングローラが転写体にアドバンスした時等に生じるカラーレジずれを、従来の回路構成を用いて小型で安価に防止することができる、という優れた効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本実施の形態の画像形成装置10は、複数の現像器を周方向に沿って実装した回転式現像装置を含んで構成され、該複数の現像器によって複数色のトナー像を形成することでフルカラー画像を形成する、所謂4サイクル方式のカラー画像形成装置である。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10の主要構成を示す図である。
画像形成装置10には感光体ドラム12(本発明の像担持体に相当)が回転可能に配設されている。感光体ドラム12は、例えば、表面にOPC等よりなる感光体層が被覆された導電性円筒体からなるものが用いられている。感光体ドラム12は、対応するモータ60aによって所定のプロセススピードで回転駆動される。
感光体ドラム12の表面は、感光体ドラム12の略直下に配置された不図示の帯電器によって所定の電位に帯電された後、不図示のROS(Raster Output Scanner)によって、レーザービーム(LB)による画像露光が施される。これにより感光体ドラム12の表面に静電潜像が形成される。静電潜像は、上述したように回転式現像装置によって現像される。現像装置の図示は省略するが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像器を有し、これら現像器によって感光体ドラム12表面に各色のトナー像を形成する。
カラー画像を印刷する場合には、感光体ドラム2の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、YMCKの各色に対応して4回繰り返される。その結果、当該感光体ドラム2の表面には、YMCKの各色に対応したトナー像が順次形成される。
感光体ドラム12上に順次形成されるトナー像は、感光体ドラム12の外周に中間転写体としての中間転写ベルト14(本発明の転写体に相当)が巻き付けられた一次転写位置において、中間転写ベルト14上に互いに重ね合わされて一次転写される。中間転写ベルト14上に多重に転写されたYMCKのトナー像は、不図示の二次転写ロールによって、所定のタイミングで給紙される記録用紙上に一括して二次転写される。
なお、中間転写ベルト14は、複数のロールによって張架されており、感光体ドラム12に接触した状態で感光体ドラム12に対して従動回転するように構成されている。
また、中間転写ベルト14上に一次転写された画像が二次転写された後の残留成分は、クリーニングローラ16によってクリーニングされる。クリーニングローラ16は、中間転写ベルト14に対してアドバンス/リトラクト(接離)可能に配置されている。クリーニングローラ16は、不図示のアドバンス/リトラクト用のモータによって、クリーニング動作を行わない間は中間転写ベルト14から離間した状態(リトラクトした状態)となり、クリーニングする際に中間転写ベルト14の表面にアドバンスするように構成されている。また、アドバンス状態にあるときには回転用のモータ(クリーニングモータ)60bによって回転する。これにより、中間転写ベルト14上の残留成分がクリーニングされる。
なお、中間転写ベルト14からトナー像が二次転写された記録用紙は、不図示の定着装置へと搬送され、定着装置の加熱ロール及び加圧ロールによって熱及び圧力でトナー像が記録用紙上に定着される。
感光体ドラム12や、クリーニングローラ16、不図示の現像装置等を回転駆動するモータは、各モータに対応して設けられたドライバによって駆動され、各ドライバは、画像形成装置10のメインコントロールユニット(MCU)50によって制御される。
図2は、この画像形成装置におけるモータ制御系の構成を示すブロック図である。
MCU50は、感光体ドラム12や、クリーニングローラ16、現像装置や、記録媒体搬送用のローラに対して回転力を与えるDCモータ(モータ)の回転数を制御する。なお、図2では、感光体ドラム12を回転させるモータ(PRモータ)60aと、クリーニングローラ16を回転させるモータ(クリーニングモータ)60bのみを図示し、それ以外のモータの図示は省略した。
MCU50は、CPU52、クロック発生部54及び処理部56を有する。クロック発生部54は、例えば10MHzのクロック信号を発生し、CPU52及び処理部56に対して出力する。CPU52は、処理部56などにバス接続され、クロック発生部54から入力されたクロック信号に同期して処理部56などを制御する。処理部56は、各モータに対応した複数のデジタル処理回路(図2ではPRモータ60a、クリーニングモータ60bに合わせて2つのデジタル処理回路58a、58bのみが図示されている)を有し、ASlC(Application Specific Integrated Circuit)として1チップ化されている。
デジタル処理回路58a、58bは、後述する加算部76の機能が異なる他は各々同一の回路であり、クロック発生部54から処理部56に対して入力されたクロック信号に同期して動作し、それぞれ回転検出器(FG=Function Generator)62a、62bから出力されたパルスに応じて、ドライバ64a、64bを介してPRモータ60a、クリーニングモータ60bをPWM(Pulse Width Modulation)制御する。
ドライバ64a、64bは、デジタル処理回路58a、58bの制御により、モータ60a、60bに対して電流を供給し、モータ60a、60bは、ドライバ64a、64bから供給される電流に応じて回転する。回転検出器62a、62bは、例えばモータ60a、60bの回転軸と同軸で共に回転するホール素子、発光素子及び受光素子(図示せず)などを有し、モータ60a、60bの回転に応じてパルスを生成し、デジタル処理回路58a、58bに対して出力する。なお、回転検出器62a、62bは、ホール素子により構成されたものに限定されず、例えばエンコーダにより構成されていてもよい。
以下、モータ60a、60bなど複数ある構成部分の、いずれかを特定せずに示す場合には、末尾の添字a、bを省略して、単に「モータ60」などと略記し、特定して説明する場合には、末尾の添字a、bを付加して説明する。
デジタル処理回路58は、カウンタ70、レジスタ72、差分算出部74、加算部76、乗算部78及び変調パルス生成部80を含んで構成されている。
カウンタ70は、回転検出器62から入力されるパルスに対し、パルス幅をクロック信号に同期してカウントすることによって計測し、カウント値(デジタルデータ)として差分算出部74及びCPU52に対して出力する。例えば、図3に示すように、モータの回転に同期して周波数500Hzでデューティー比が50%のパルスを回転検出器62が発生し、クロック発生部54からデジタル処理回路58に10MHzのクロック信号が入力される場合、カウンタ70は、1mS(半周期)のパルス幅を10MHzのクロック信号に同期してカウントし、カウント値10000(1[mS] ÷ (1/10[MHz]=10000、ここで10000は10進数)をCPU52及び差分算出部74に対して出力する。このとき、カウンタ70は、差分算出部74に対し、カウント値を例えば16bitのデジタルデータに変換して出力する。
レジスタ72は、ユーザインターフェイス(図示せず)及びCPU52を介して入力される初期値、及び設定値などを記憶し、デジタル処理回路58を構成する各部に所定の値を出力する。レジスタ72が記憶する値には、モータ60の目標周波数(目標回転数)、モータ60起動時のパルスを規定する起動信号、後述するフィードバックレート(FBレート)、及び変調パルス生成部80に対する設定値がある。
具体的には、レジスタ72は、モータ60の目標周波数に対応するパルス幅の値(カウント値)を16bitのデータとして差分算出部74に対して出力したり、モータ60の起動時のパルスを規定する起動信号を加算部76に対して出力したり、変調パルス生成部80に対する設定値を設定制御信号により変調パルス生成部80に対して出力したり、FBレートを乗算部78に対して出力したりする。なお、FBレートは、モータの回転ぶれ(ワウフラッター)を抑えるため、後述する加算部76の出力値を乗算によって丸めるために用いられるレートで、ここでは1/2n(nは1〜16までの整数)で規定される。
なお、レジスタ72に記憶される値は、ユーザインターフェイス(図示せず)又はカウンタ70と、CPU52とを介して変更できる。
差分算出部74は、カウンタ70から入力されるカウント値と、レジスタ72から入力される目標周波数に対応するパルス幅の値(カウント値)とを比較し、回転検出器62により検出された回転周波数(回転数)の目標周波数に対する差分を算出し、加算部76に対して出力する。検出された回転周波数の目標周波数に対する差分は、検出された回転周波数が目標周波数よりも遅いことを示す差分(プラス側の差分)と、検出された回転周波数が目標周波数よりも速いことを示す差分(マイナス側の差分)との2値からなり、それぞれ18bitのデータとして加算部76に対して出力される。
なお、プラス側の差分は0以上の値であり、マイナス側の差分は0以下の値である。すなわち、検出された回転周波数が目標周波数よりも遅い場合には、マイナス側の差分は0となり、検出された回転周波数が目標周波数よりも速い場合には、プラス側の差分は0となる。
加算部76は、差分算出部74からプラス側の差分及びマイナス側の差分が入力されると、プラス側の差分及びマイナス側の差分を合わせて累積加算し、24ビットのデータとして乗算部78に対して出力する。ただし、クリーニングモータ60bに対応するデジタル処理回路58bの加算部76は、以下の演算結果を乗算部78に出力する。
クリーニングモータ60bの回転を制御するデジタル処理回路58bには、クリーニングモータ60bの目標周波数と回転検出器62bにより検出された回転周波数との差分だけでなく、PRモータ60aに対応するデジタル処理回路58aの差分算出部74で算出された差分(PRモータ60aの目標周波数と回転検出器62aにより検出された回転周波数との差分)も入力される(図2の点線)。デジタル処理回路58bの加算部76は、クリーニングモータ60bの目標周波数と回転検出器62bにより検出された回転周波数との差分を、PRモータ60aの目標周波数と回転検出器62aにより検出された回転周波数との差分で補正した補正差分を演算して24ビットのデータとして乗算部78に出力する。詳細は後述する。
なお、加算部76は、レジスタ72から起動信号が入力された場合、即ち、モータ60の起動時の所定の期間(初期制御期間)には、起動信号に応じた所定の値を乗算部78に対して出力する。
乗算部78は、加算部76から入力される24bitのデータと、レジスタ72から入力されるFBレート(1/2n)とを乗算し、例えば20bitのデータとして変調パルス生成部80に対して出力する。
変調パルス生成部80は、乗算部78から入力される20bitのデータと、レジスタ72から入力される設定制御信号(所定の設定値を示す信号)により、パルス幅変調したパルスを生成し、ドライバ64に対して出力する。ただし、モータ60の起動時には、レジスタ72から入力される設定制御信号により、所定の期間(初期制御期間)に所定のパルスを出力するようにしてもよい。例えば、初期制御期間には、変調パルス生成部80は、デューティ比が50%未満のパルスを少なくとも1回以上出力することにより、モータ60の目標周波数に対する回転周波数のオーバーシュートを低減する。
なお、デジタル処理回路58それぞれのレジスタ72は、CPU52の制御によって、個別の初期値及び設定値などを記憶する。個々のレジスタ72に記憶する値を個別に変えることによって、MCU50は、モータ60それぞれに対して異なる制御をすることができる。
次に、デジタル処理回路58のPWM制御の動作について説明する。以下に説明する制御は、クリーニングモータ60bを除く他のモータ60の制御に適用される。
モータ60が回転すると、回転検出器62は、モータ60の回転に応じたパルスを発生し、カウンタ70に対して出力する。カウンタ70は、回転検出器62から入力されたパルスのパルス幅に対応するカウント値をカウントし、差分算出部74に対して出力する。差分算出部74は、カウンタ70から入力されたカウント値と、レジスタ72から入力されたモータ60の目標周波数に対応するカウント値とを比較し、プラス側の差分及びマイナス側の差分を算出する。この差分は加算部76に出力される。
例えば、ここでカウント値10000dec(2710hex)を目標周波数に対応するカウント値とし、仮にモータの回転に応じて回転検出器62から出力されるパルスからカウントされたカウント値が11111dec(2B67hex)であった場合には、検出された回転周波数が目標周波数よりも遅いため、2B67hex-2710hex=457hexをプラス側差分として算出し、マイナス側差分として0を算出する。
なお、感光体ドラム12に対応するデジタル処理回路58aの差分算出部74で算出された差分は、このデジタル処理回路58aの加算部76だけでなく、クリーニングローラ16に対応するデジタル処理回路58bの加算部76にも出力される。デジタル処理回路58bの処理については後述する。
加算部76は、差分算出部74により算出されたプラス側の差分及びマイナス側の差分を累積加算して24bitのデータを算出し、乗算部78に対して出力する。乗算部78は、モータのワウフラが発生しないよう、加算部76から入力された24bitのデータをレジスタ72から入力されたFBレートによって丸め、20bitのデータとして変調パルス生成部80に対して出力する。
変調パルス生成部80は、乗算部78から入力される20bitのデータと、レジスタ72から入力される設定制御信号により、パルス幅変調したパルスを生成し、ドライバ64に対して出力する。ドライバ64は、変調パルス生成部80から入力されたパルスに従ってモータ60を駆動する。
これにより、モータの回転スピードが遅い場合には、上記差分だけパルス幅がプラスされたパルスが出力され、モータの回転スピードが速い場合には、パルス幅から上記差分だけマイナスしたパルスが出力される。
ただし、モータ60の起動時には、レジスタ72が起動信号を加算部76に対して出力し、変調パルス生成部80からドライバ64に対して所定のパルスが出力されて、モータ60が駆動される。
次に、クリーニングモータ60bのPWM制御について説明する。
クリーニングモータ60bが回転すると、上記と同様に回転検出器62bからクリーニングモータ60bの回転に応じたパルスが出力され、カウンタ70で入力されたパルスのパルス幅に対応するカウント値をカウントし、差分算出部74に対して出力する。差分算出部74は、カウンタ70から入力されたカウント値と、レジスタ72から入力されたクリーニングモータ60bの目標周波数に対応するカウント値とを比較し、プラス側の差分及びマイナス側の差分を算出する。以下、ここで算出されたプラス側の差分を差分Bp、マイナス側の差分を差分Bmと呼称する。差分算出部74は、差分Bpおよび差分Bmを加算部76に出力する。
デジタル処理回路58bの加算部76には、上記差分算出部74により算出された差分Bp及び差分Bmだけでなく、感光体ドラム12に対応するデジタル処理回路58aの差分算出部74で算出されたプラス側の差分及びマイナス側の差分が入力される。以下、感光体ドラム12側のデジタル処理回路58aから入力されたプラス側の差分を差分Ap、マイナス側の差分を差分Amと呼称する。
加算部76は、差分Bpから差分Apを減算すると共に、差分Bmから差分Amを減算し、この2つの減算結果を累積加算した結果(補正差分)を24ビットのデータとして乗算部78に出力する。
乗算部78は、加算部76から入力された24bitのデータをレジスタ72から入力されたFBレートによって丸め、20bitのデータとして変調パルス生成部80に対して出力する。
変調パルス生成部80は、乗算部78から入力される20bitのデータと、レジスタ72から入力される設定制御信号により、パルス幅変調したパルスを生成し、ドライバ64に対して出力する。ドライバ64は、変調パルス生成部80から入力されたパルスに従ってクリーニングモータ60bを駆動する。
これにより、クリーニングローラ16の中間転写ベルト14に対するアドバンス等によって感光体ドラム12の回転数が変動した場合、その変動に対応してクリーニングローラ16の回転数も調整される。具体的には、感光体ドラム12のモータ60aの回転スピードが遅くなった場合には、クリーニングローラ16のモータ60bに対応する変調パルス生成部80から、その遅くなった差分だけパルス幅がマイナスされたパルスが出力され、クリーニングローラ16の回転数を減速させることができ、感光体ドラム12のモータ60aの回転スピードが速い場合には、パルス幅からその差分だけプラスしたパルスが出力され、クリーニングローラの回転数を加速させることができる。
以上説明したように、感光体ドラム12のPRモータ60aの速度変動に対してクリーニングローラ16のクリーニングモータ60bの速度を加減速することにより、PRモータ60aの回転数の変動に応じてクリーニングモータ60bの回転数を制御させることができるため、PRモータ60aに対する負荷変動要因を削減することができ、副走査方向のカラーレジずれを防止することができる。
なお、上記では、感光体ドラム12側の差分Ap、Amを、クリーニングローラ16側の加算部76に出力したが、差分Ap、Amに代えて、感光体ドラム12側の加算部の累積加算の結果をクリーニングローラ16側の加算部76に出力して補正差分を算出するようにしてもよい。これによっても、変調パルス生成部80には上記と同一の補正差分が出力されることとなるため、PRモータ60aに応じてクリーニングモータ60bの速度を好適に調整することができる。
また、上記では、感光体ドラム12側の差分Ap、Amを、クリーニングローラ16側の差分Bp、Bmに対して直接オフセットすることによって補正差分を求めクリーニングローラ16の回転数を調整する例について説明したが、これに限定されず、例えば、モータ60bの回転数をカウントするカウンタ70のカウント値に対して差分Ap、Amをそのまま累積加算して補正差分を求めてもよい。これによっても、変調パルス生成部80には上記と同一の補正差分が出力されることとなるため、PRモータ60aに応じてクリーニングモータ60bの速度を好適に調整することができる。
また、クリーニングローラ16の目標回転数を感光体ドラム12の速度変動に応じて変更するようにしてもよい。この場合には、レジスタ72に設定する目標回転数の値を変更する。具体的には、モータ60bの予め定められた基準の目標回転数に対して差分Apおよび差分Amを累積加算した値をモータ60bの目標回転数としてモータ60bのデジタル処理回路58bのレジスタ72に設定する。これによっても、変調パルス生成部80には上記と同一の補正差分が出力されることとなるため、PRモータ60aに応じてクリーニングモータ60bの速度を好適に調整することができる。
[第2の実施の形態]
なお、上記第1の実施の形態では、クリーニングモータ60bをPWM制御する例について説明したが、本実施の形態では、クリーニングモータ60bの回転検出器62bから出力されるパルスと別途生成されたクリーニングモータ60bの回転の基準となる基準クロック信号とを比較し、この周波数差や位相差に応じて周波数差或いは位相差を補正するように制御パルスを生成してクリーニングモータ60bを駆動制御(サーボ制御)する例について説明する。以下では、周波数差に応じて回転数を制御する場合を例に挙げて説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置の主要構成は、第1の実施の形態の図1に示した構成と同一である。
図4は、本実施の形態の画像形成装置におけるモータ制御系の構成を示すブロック図である。ここでは、クリーニングモータ60bを含み全てのモータ60がサーボモータである場合を例に挙げる。なお、上記実施の形態の図2と同一の構成には同一符号を付して説明を省略する。なお、図4でも、PRモータ60a及びクリーニングモータ60bのみ図示し、他のモータの図示は省略した。
このMCU50は、CPU52、クロック発生部54及び処理部56の他、LUT44を有する。
図5に示すように、LUT44は、PRモータ60aの回転数(周波数)とクリーニングモータ60bの目標回転数(目標周波数)とを対応付けて記憶したテーブルである。このLUT44は、CPU52を介してクリーニングモータ60bに対応するデジタル処理部58bのレジスタ94に設定される。LUT44は、PRモータ60aの回転速度が遅く(速く)なるとクリーニングモータ60bの目標回転数も遅く(速く)なるように設定されている。すなわち、PRモータ60aの回転速度とクリーニングモータ60bの目標回転数とが正の相関関係となるようにLUT44が設定されている。
本実施の形態におけるデジタル処理回路58は、比較部82、基準クロック生成部84、レジスタ86、パルス生成部88を含んで構成されている。
基準クロック生成部84は、モータの回転速度の基準となる基準クロック信号を生成して比較部82に出力する。
比較部82には、回転検出器62から出力されたモータの実回転数を示すパルス及び基準クロック信号が入力される。比較部82は、入力された2つの信号(パルス)の周波数差または位相差に応じた速度差信号をパルス生成部88に出力する。
パルス生成部88は、比較部82から入力された速度差信号に基づいて、上記周波数差又は位相差を補正するような電流制御パルスを生成してドライバ64に出力する。
レジスタ86は、CPU52を介して入力される設定値(基準クロック信号の周波数を規定する信号)を記憶し、基準クロック生成部84に出力する。なお、クリーニングモータ60bに対応するレジスタ94には、上記設定値の代わりにLUT44がCPU52によってセットされる。
処理部56には、デジタル処理回路58の他に、PRモータ60aの回転検出器62aから出力されたFGパルスを、クロック発生部54で発生されるクロック信号に同期してカウントすることにより、PRモータ60aの回転数をカウント値(デジタルデータ)としてデジタル処理回路58bの基準クロック生成部84に出力するカウンタ90が設けられている。
次に、本実施の形態における各モータ60の速度制御について説明する。まず、クリーニングモータを除く他のモータ60の速度制御について説明する。
モータ60が回転すると、回転検出器62からモータ60の回転に応じたパルスが比較部82に出力される。一方、基準クロック生成部84は、レジスタに記憶された設定値が示す周波数の基準クロック信号を生成して、比較部82に出力する。
比較部82では、回転検出器62からのパルスと基準クロック信号との周波数差が検出され、該検出結果を示す速度差信号が生成される。速度差信号は、パルス生成部88に出力される。パルス生成部88は、速度差信号に基づいて、モータ60に供給する電流値を制御するための電流制御パルスを生成する。電流制御パルスは位相やゲイン等の信号特性が調整されてドライバ64に出力される。ドライバ64は入力された電流制御パルスに基づいてモータ60に供給する電流値を制御することにより、モータ60を正常速度で回転させる。
クリーニングモータ60bの速度制御の場合には、CPU52を介してレジスタ86に格納されたLUTと、カウンタ90から出力されたPRモータ60aの回転数のカウント値に基づいて、基準クロック信号を生成してクリーニングモータ60bの速度を制御する。
具体的には、クリーニングモータ60bが回転すると、回転検出器62からモータ60の回転に応じたパルスが比較部82に出力される。一方、基準クロック生成部84には、PRモータ60aの周波数を示すカウント値がカウンタ90から入力される。基準クロック生成部84は、レジスタ86に格納されたLUTから、該入力したカウント値に対応するクリーニングモータ60bの目標周波数を示す値を選択し(図5に示すLUTの場合、カウント値がAであれば、クリーニングモータの目標周波数aを選択する)、該目標周波数の基準クロック信号を生成して、比較部82に出力する。その後の比較部82及びドライバ64bの処理は、上記と同様であるため説明を省略する。
このように、LUTに基づいて基準クロック信号を生成して出力するようにしたため、上述したようにPRモータ60aの回転速度が遅くなるとクリーニングモータ60bの回転は減速され、速くなると加速されるように制御される。これにより、クリーニングモータ60bのアドバンス等に生じる負荷変動でPRモータ60aの速度が変動しても、PRモータ60aの回転数の変動に応じてクリーニングモータ60bの回転数を制御することができるため、感光体ドラム12のPRモータ60aに対する負荷変動要因を削減することができ、副走査方向のカラーレジずれを防止することができる。
なお、本実施の形態では、位相差に基づいた速度制御についての説明は省略したが、位相差に基づいて速度制御する場合も、上記と同様に基準クロック信号を生成して制御すればよい。また、周波数差及び位相差の双方に基づいて速度制御するようにしてもよい。
また、上記では、基準クロック生成部84で生成された基準クロック信号と回転検出器62から出力されたパルスとの周波数差を比較器82で検出し、これに基づいて電流制御パルスを生成したが、これに限定されず、例えば、回転検出器62から出力されたパルスの周波数をカウントするカウンタを設け、このカウンタのカウント値(デジタルデータ)と、LUTに記憶されているカウント値に応じた基準クロック信号の周波数に対応する基準値(デジタルデータ)とを比較した比較結果に基づいて、電流制御パルスを生成してもよい。これによっても、PRモータ60aの速度変動に応じてクリーニングモータ60bを回転させることができる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、クリーニングモータ60bがステッピングモータの場合を例に挙げて説明する。ステッピングモータは、周知の如く、入力パルス数に比例した回転速度が得られるように構成されたモータである。
本実施の形態に係る画像形成装置の主要構成は、第1の実施の形態の図1に示した構成と同一である。
図6は、本実施の形態の画像形成装置におけるモータ制御系の構成を示すブロック図である。ここでは、クリーニングモータ60bがステッピングモータであって、PRモータ60aを含む他のモータ60がサーボモータである場合を例に挙げる。なお、上記実施の形態で説明した図2、図4と同一の構成には同一符号を付して説明を省略する。なお、図6でも、PRモータ60a及びクリーニングモータ60bのみ図示し、他のモータの図示は省略した。
このMCU50は、CPU52、クロック発生部54及び処理部56、そして第2の実施の形態で説明したLUT44の他に、加減速プロファイルメモリ46を有する。
加減速プロファイルメモリ46には、クリーニングモータ60bを加速、減速するとき或いは定速状態を維持するときの加減速プロファイルデータが記憶されている。
クリーニングモータ(ステッピングモータ)60bの回転数制御では、加減速パターンが予め定められており、加速、減速させる、あるいは定速状態とするための制御パルスの周波数やステップ回数もこの加減速パターンに応じて決定される。加減速プロファイルメモリ46に記憶されている加減速プロファイルデータは、この加減速パターンと、それに応じて定められる制御パルスの周波数及び必要なステップ回数が記憶されている。
例えば、クリーニングモータ60bの速度0から定常速度に至るまでの加速域ACは、図7に示すような加速パターンで段階的に加速するように上記加減速プロファイルデータが定められている。本実施の形態では、加減速プロファイルデータ(予め段階的に定められた加減速パターンとそれに応じた制御パルスの周波数及びステップ回数)に応じて制御パルスを生成し、クリーニングモータ60bの回転を制御する。さらに本実施の形態では、定速域FVにおいて、PRモータ60aの速度変動が生じた場合には、それに応じてクリーニングモータ60bの速度も変動させる。
クリーニングモータ60bの回転を制御するデジタル処理回路58bは、カウンタ92、レジスタ94、及びパルス生成部96を含んで構成されている。
レジスタ94は、CPU52を介して加減速プロファイルメモリ46に記憶されている加減速プロファイルデータ及びLUT44のテーブルが格納され、パルスの生成に必要なデータをパルス生成部96に出力する。
カウンタ92は、パルス生成部96から出力された制御パルスのステップ回数をカウントし、パルス生成部96に戻す。
パルス生成部96は、カウンタ92から入力されるカウント値で現在のステップ回数を確認しながら、レジスタ94の加減速プロファイルデータを参照して、所定の周波数で制御パルスを生成して出力する。なお、パルス生成部96には、カウンタ90が接続されている。カウンタ90は、前述したように、PRモータ60aの回転検出器62aから出力されたFGパルスをクロック発生部54で発生されるクロック信号に同期してカウントすることにより、PRモータ60aの回転数をカウント値(デジタルデータ)として出力するカウンタである。パルス生成部96は、カウンタ90からのカウント値に基づいてPRモータ60aの速度変動に対応した速度でクリーニングモータ60bが回転するように制御パルスを生成してドライバ64bに出力する。
次に、クリーニングモータ60bの速度制御について説明する。クリーニングモータ60bは、回転速度を加速域、定速域、減速域に分けて回転させる。なお、ここでは、減速域については説明を省略する。
まず、レジスタ94からの起動信号に応じてパルス生成部96は制御パルスの生成を開始する。パルス生成部96は、加速域ACのプロファイルデータをレジスタ94から読み出し、図7の加速域ACの加速パターンに合わせ、カウンタ92でカウントされたステップ回数を確認しながら段階的に周波数を変化させて制御パルスを生成し、ドライバ64に出力する。
そして、カウンタ92でカウントされたステップ回数が加速域ACから定速域FVに切り替わるステップ回数に到達したときに、定速域FVの制御に移行する。
定速域FVでは、PRモータ60aの回転数をカウンタ90のカウント値に応じてクリーニングモータ60bの回転数を制御する。具体的には、パルス生成部96は、PRモータ60aの周波数を示すカウント値がカウンタ90から入力されると、レジスタ94に格納されたLUTから、該入力したカウント値に対応するクリーニングモータ60bの目標回転数を示す値を選択する。そしてクリーニングモータ60bが目標回転数で回転するように、レジスタ94に格納された加減速プロファイルデータを参照しながら、段階的に周波数を変化させて制御パルスを生成し、ドライバ64に出力する。すなわち、所望の回転数まで、レジスタ94に格納されている加減速パターンに沿って回転数を変化させる。
このように、LUTに基づいてクリーニングモータ60bの目標回転数を選択し、予め定められた加減速プロファイルに沿ってこの目標回転数となるように制御パルスを生成するようにしたため、PRモータ60aの回転速度が遅くなるとクリーニングモータ60bの回転は減速され、速くなると加速されるように制御される。
従って、クリーニングモータ60bのアドバンス等に生じる負荷変動でPRモータ60aの速度が変動しても、PRモータ60aの回転数の変動に応じてクリーニングモータ60bの回転数を制御することができるため、感光体ドラム12のPRモータ60aに対する負荷変動要因を削減することができ、副走査方向のカラーレジずれを防止することができる。
なお、上記第1〜第3の実施の形態では、PRモータ60aの回転数の計測、及びそれに応じたクリーニングモータ60bの速度制御をソフトウエアが介在することなくデジタル処理回路でフィードバック制御しているため、リアルタイムの処理が可能である。
第1〜第3の実施の形態に係る画像形成装置の主要構成を示す図である。 第1の実施の形態の画像形成装置におけるモータ制御系の構成を示すブロック図である。 カウンタによるカウント値の計測を説明する説明図である。 第2の実施の形態の画像形成装置におけるモータ制御系の構成を示すブロック図である。 PRモータの回転数(周波数)とクリーニングモータの目標回転数(目標周波数)とを対応付けて記憶したLUTの一例を示す図である。 第3の実施の形態の画像形成装置におけるモータ制御系の構成を示すブロック図である。 加減速パターン(加減速プロファイル)の一例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 感光体ドラム
14 中間転写ベルト
16 クリーニングローラ
46 加減速プロファイルメモリ
58 デジタル処理回路
60 モータ(60a PRモータ、60b クリーニングモータ)
62 回転検出器
64 ドライバ
70 カウンタ
72 レジスタ
74 差分算出部
76 加算部
78 乗算部
80 変調パルス生成部
82 比較部
84 基準クロック生成部
86 レジスタ
88 パルス生成部
90 カウンタ
94 レジスタ
96 パルス生成部

Claims (5)

  1. 画像を担持する像担持体と、
    像担持体を回転させる像担持体モータと、
    前記像担持体に接触した状態で従動回転し、前記像担持体に担持された画像が転写されると共に、該転写された転写画像を記録媒体に転写する転写体と、
    前記転写体に対して接離可能に設けられ、前記転写体から前記転写画像が前記記録媒体に転写された後の前記転写体の表面に残留する残留成分を、前記転写体に接触した状態でクリーニングするクリーニングローラと、
    前記クリーニングローラを回転させるクリーニングモータと、
    前記像担持体モータの回転数を検出する像担持体モータ回転数検出手段と、
    前記クリーニングローラが前記転写体に接触した状態で、前記検出された像担持体モータの回転数に応じた回転数で前記クリーニングモータが回転するように前記クリーニングモータを制御する制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記クリーニングモータの回転数を検出するクリーニングモータ回転数検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記検出されたクリーニングモータの回転数と予め設定されたクリーニングモータの目標回転数との差分を前記検出された像担持体の回転数と予め設定された像担持体の目標回転数との差分で補正した補正差分に基づいてパルス幅変調した制御信号を生成し、該生成した制御信号に基づいて前記クリーニングモータを制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記クリーニングモータの目標回転数を前記像担持体モータの回転数に対応付けて記憶した記憶手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記クリーニングモータの回転数が、前記検出された像担持体の回転数に対応付けられて記憶された目標回転数となるように制御する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニングモータの回転数を検出するクリーニングモータ回転数検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記検出された像担持体の回転数に対応付けられて記憶された目標回転数を示す信号を、前記クリーニングモータの回転数の基準となる基準信号として設定し、前記検出されたクリーニングモータの回転数に対応した検出信号と前記設定した基準信号との周波数差及び位相差の少なくとも一方が無くなるように制御信号を生成し、該生成した制御信号に基づいて前記クリーニングモータを制御する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記クリーニングモータの回転数が前記検出された像担持体の回転数に対応して前記記憶手段に記憶された目標回転数となるように、予め定められた加減速プロファイルに応じて制御信号を生成し、該制御信号に基づいて前記クリーニングモータを制御する請求項3記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101253070B1 (ko) * 2008-09-11 2013-04-11 제록스 코포레이션 구동 벨트 슬립 및 벨트 마모 검출

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