JP2010085565A - 電気泳動表示装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置内部へ封止幅を広げることなく、環境変化に対する耐性を高めることが可能な電気泳動表示装置及び電子機器を提供すること。
【解決手段】素子が形成された素子基板と、前記素子基板に対向して設けられた対向基板と、前記素子基板と前記対向基板とで挟持された電気泳動層と、前記対向基板のうち前記素子基板とは反対面上に設けられた保護基板と、前記素子基板の端面上と前記保護基板の端面上とに跨って設けられ、前記素子基板と前記保護基板との間で前記電気泳動層を封止する封止部材とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】素子が形成された素子基板と、前記素子基板に対向して設けられた対向基板と、前記素子基板と前記対向基板とで挟持された電気泳動層と、前記対向基板のうち前記素子基板とは反対面上に設けられた保護基板と、前記素子基板の端面上と前記保護基板の端面上とに跨って設けられ、前記素子基板と前記保護基板との間で前記電気泳動層を封止する封止部材とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、電気泳動表示装置及び電子機器に関する。
近年、電子ペーパーなどの表示部として、電気泳動表示装置が用いられるようになっている。電気泳動表示装置は、液相分散媒に複数の電気泳動粒子が分散された電気泳動分散液を有する構成になっている。電気泳動表示装置は、電界を印加することで該電気泳動粒子の分布状態が変化し、該電気泳動分散液の光学特性が変化することを表示に利用した装置である。電気泳動表示装置の具体的な構成としては、素子基板の表示領域に電気泳動シートが貼り付けられ、当該電気泳動シート上に保護基板が貼り合わされた構成が知られている。
電気泳動シートはITOなどの透明電極が蒸着された透明シート上に電気泳動層及び接着層が形成された構成になっている。電気泳動層としては、例えば、電気泳動粒子を含む電気泳動分散液が封入された複数のマイクロカプセルを当該シート一面に敷き詰めた構成が挙げられる。
マイクロカプセルを有する電気泳動表示装置は、マイクロカプセルに保持される水分が多すぎても少なすぎても表示特性に悪影響を及ぼしてしまう。このため、電気泳動層の封止構造が不十分な状態では、電気泳動表示装置の使用環境の温湿度変化によって表示特性が劣化しやすくなってしまうことが知られている。
これに対して、電気泳動表示装置の周辺からの水分の出入りを極力減らした防湿性の高い封止構造が提案されている。一般的には、樹脂材料によって電気泳動層の周囲を囲うことで、当該電気泳動層を封止する構成が知られている。
特開2005−114822号公報
しかしながら、上記構成においては、保護基板を構成するガラスと、封止構造を構成する樹脂材料との間で熱膨張係数が異なるため、温度変化によってガラスに割れが発生したり、封止構造の剥がれが生じたりする事がある。一方、平面視における封止幅を内部に広くすることによっても上記ガラスの割れ、封止構造の剥がれを防ぐことはできるものの、最終製品の形状に影響するため、極力封止幅は狭くすることが求められている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、装置内部へ封止幅を広げることなく、環境変化に対する耐性を高めることが可能な電気泳動表示装置及び電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る電気泳動表示装置は、素子が形成された素子基板と、前記素子基板に対向して設けられた対向基板と、前記素子基板と前記対向基板とで挟持された電気泳動層と、前記対向基板のうち前記素子基板とは反対面上に設けられた保護基板と、前記素子基板の端面上と前記保護基板の端面上とに跨って設けられ、前記素子基板と前記保護基板との間で前記電気泳動層を封止する封止部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、素子基板と保護基板との間で電気泳動層を封止する封止部材が、素子基板の端面上と保護基板の端面上とに跨って設けられているので、封止部材によって素子基板と保護基板とのそれぞれの端面がカバーされることとなる。素子基板及び保護基板の端面を含む界面を伝わる水分は封止部材によって電気泳動層側への浸入を防がれることになるため、防湿特性が一層高められる。このように、封止部材を装置外部側に配置することによって一層確実な封止構造が確保されるため、装置内部へ封止幅を広げることなく、環境変化に対する耐性を高めることが可能となる。
上記の電気泳動表示装置は、前記封止部材は、断面視で厚さが均一になっていることを特徴とする。
本発明によれば、封止部材が断面視で厚さが均一になっていることとしたので、断面視で均一な封止特性を得ることができる。
本発明によれば、封止部材が断面視で厚さが均一になっていることとしたので、断面視で均一な封止特性を得ることができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記封止部材は、少なくとも前記保護基板の外面に掛かるように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、封止部材が少なくとも保護基板の外面に掛かるように設けられていることとしたので、封止部材の剥がれや位置ずれをより確実に防ぐことができ、安定した封止特性を得ることができる。ここで、保護基板の外面とは、保護基板の2つの面のうち、素子基板側とは反対側の面をいう。
本発明によれば、封止部材が少なくとも保護基板の外面に掛かるように設けられていることとしたので、封止部材の剥がれや位置ずれをより確実に防ぐことができ、安定した封止特性を得ることができる。ここで、保護基板の外面とは、保護基板の2つの面のうち、素子基板側とは反対側の面をいう。
上記の電気泳動表示装置は、前記封止部材と前記電気泳動層との間に設けられ、前記封止部材よりも弾性が低い第2封止部材を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、封止部材よりも弾性が低い第2封止部材が、封止部材と電気泳動層との間に設けられているので、電気泳動層が二重に封止されることになる。これにより、封止特性をより高めることができる。加えて、第2封止部材の弾性が封止部材の弾性よりも低いので、第2封止部材が素子基板や保護基板などを押圧する力が抑えられることとなる。これにより、素子基板や保護基板の割れなどを防ぐことができる。
本発明によれば、封止部材よりも弾性が低い第2封止部材が、封止部材と電気泳動層との間に設けられているので、電気泳動層が二重に封止されることになる。これにより、封止特性をより高めることができる。加えて、第2封止部材の弾性が封止部材の弾性よりも低いので、第2封止部材が素子基板や保護基板などを押圧する力が抑えられることとなる。これにより、素子基板や保護基板の割れなどを防ぐことができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記封止部材と前記電気泳動層との間に設けられ、前記素子基板と前記保護基板との間隔を保持するスペーサ部材を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、素子基板と保護基板との間隔を保持するスペーサ部材が、封止部材と電気泳動層との間に設けられているので、封止部材と電気泳動層との間において封止部材や保護基板の位置、形状等の構成を安定させることができる。これにより、一層高い封止構造を得ることができる。
本発明によれば、素子基板と保護基板との間隔を保持するスペーサ部材が、封止部材と電気泳動層との間に設けられているので、封止部材と電気泳動層との間において封止部材や保護基板の位置、形状等の構成を安定させることができる。これにより、一層高い封止構造を得ることができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記素子基板の端面と前記保護基板の端面とは、互いに面一状態になっていることを特徴とする。
本発明によれば、素子基板の端面と保護基板の端面とが互いに面一状態になっているので、封止部材を安定して配置させることができる。特に、封止部材として一定の剛性を有する板状部材等を用いる場合においては、封止部材の形状や配置状態をより安定させることができる。
本発明によれば、素子基板の端面と保護基板の端面とが互いに面一状態になっているので、封止部材を安定して配置させることができる。特に、封止部材として一定の剛性を有する板状部材等を用いる場合においては、封止部材の形状や配置状態をより安定させることができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記素子基板の端面と、前記保護基板の端面と、前記対向基板の端面と、前記電気泳動層の端面とは、互いに面一状態になっていることを特徴とする。
本発明によれば、素子基板の端面と、保護基板の端面と、対向基板の端面と、電気泳動層の端面とが互いに面一状態になっていることとしたので、封止部材を一層安定して配置させることができる。
本発明によれば、素子基板の端面と、保護基板の端面と、対向基板の端面と、電気泳動層の端面とが互いに面一状態になっていることとしたので、封止部材を一層安定して配置させることができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記素子基板のうち前記対向基板とは反対面上に設けられ、前記素子基板の端面の一部を介して前記素子基板に電気的に接続される接続基板を更に備え、前記封止部材は、前記接続基板の端面上に跨って設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、素子基板の端面の一部を介して当該素子基板に電気的に接続される接続基板が素子基板のうち対向基板とは反対面上に設けられており、封止部材が接続基板の端面上にも跨って設けられていることとしたので、電気泳動層の側方を一層強固に封止することができる。
本発明によれば、素子基板の端面の一部を介して当該素子基板に電気的に接続される接続基板が素子基板のうち対向基板とは反対面上に設けられており、封止部材が接続基板の端面上にも跨って設けられていることとしたので、電気泳動層の側方を一層強固に封止することができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記素子基板のうち前記対向基板とは反対面上に設けられ、前記素子基板の端面の一部を介して前記素子基板に電気的に接続される接続基板を更に備え、前記接続基板は、平面視で前記素子基板及び前記保護基板から張り出した張出部分を有し、前記封止部材は、前記張出部分に保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、接続基板が平面視で素子基板及び保護基板から張り出した張出部分を有し、封止部材が当該張出部分に保持されていることとしたので、封止部材の剥がれ等を一層確実に防ぐことができる。
本発明によれば、接続基板が平面視で素子基板及び保護基板から張り出した張出部分を有し、封止部材が当該張出部分に保持されていることとしたので、封止部材の剥がれ等を一層確実に防ぐことができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記張出部分には、前記封止部材を保持する溝部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、張出部分には、封止部材を保持する溝部が設けられていることとしたので、封止部材をより確実に保持することができる。溝部によって封止部材の位置合わせを容易に行うことができるという利点もある。
本発明によれば、張出部分には、封止部材を保持する溝部が設けられていることとしたので、封止部材をより確実に保持することができる。溝部によって封止部材の位置合わせを容易に行うことができるという利点もある。
上記の電気泳動表示装置は、前記封止部材は、少なくとも前記接続基板の外面に掛かるように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、封止部材が少なくとも接続基板の外面に掛かるように設けられていることとしたので、封止部材の剥がれや位置ずれをより確実に防ぐことができ、安定した封止特性を得ることができる。ここで、接続基板の外面とは、接続基板の2つの面のうち、素子基板側とは反対側の面をいう。
本発明によれば、封止部材が少なくとも接続基板の外面に掛かるように設けられていることとしたので、封止部材の剥がれや位置ずれをより確実に防ぐことができ、安定した封止特性を得ることができる。ここで、接続基板の外面とは、接続基板の2つの面のうち、素子基板側とは反対側の面をいう。
上記の電気泳動表示装置は、前記素子基板の端面、前記保護基板の端面及び前記接続基板の端面のうち少なくとも一部は、互いに面一状態になっていることを特徴とする。
本発明によれば、素子基板の端面、保護基板の端面及び接続基板の端面のうち少なくとも一部が互いに面一状態になっていることとしたので、保護基板に跨るように設けられた封止部材の形状や配置状態をより安定させることができる。
本発明によれば、素子基板の端面、保護基板の端面及び接続基板の端面のうち少なくとも一部が互いに面一状態になっていることとしたので、保護基板に跨るように設けられた封止部材の形状や配置状態をより安定させることができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記封止部材は、無機材料を主成分とし、接着剤を介して固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、封止部材が無機材料を主成分とし、接着剤を介して固定されていることとしたので、より確実な封止構造を得ることができる。
本発明によれば、封止部材が無機材料を主成分とし、接着剤を介して固定されていることとしたので、より確実な封止構造を得ることができる。
上記の電気泳動表示装置は、前記封止部材は、樹脂材料を主成分とし、自身の接着力によって固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、封止部材が樹脂材料を主成分とし、自身の接着力によって固定されていることとしたので、より確実な封止構造を得ることができる。
本発明によれば、封止部材が樹脂材料を主成分とし、自身の接着力によって固定されていることとしたので、より確実な封止構造を得ることができる。
本発明に係る電子機器は、上記の電気泳動表示装置を搭載したことを特徴とする。
本発明によれば、装置内部へ封止幅を広げることなく、環境変化に対する耐性を高めることが可能な電気泳動表示装置を搭載したので、優れた表示特性を有する電子機器を得ることができる。
本発明によれば、装置内部へ封止幅を広げることなく、環境変化に対する耐性を高めることが可能な電気泳動表示装置を搭載したので、優れた表示特性を有する電子機器を得ることができる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は本実施形態に係る電気泳動表示装置1の概略構成を示す平面図である。図2は、図1におけるA−A断面に沿った構成を示す図である。図3は、図1におけるB−B断面に沿った構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は本実施形態に係る電気泳動表示装置1の概略構成を示す平面図である。図2は、図1におけるA−A断面に沿った構成を示す図である。図3は、図1におけるB−B断面に沿った構成を示す図である。
図1〜図3に示すように、電気泳動表示装置1は、素子基板2、電気泳動シート3、保護基板4、接続基板5及び封止部6を備えている。電気泳動表示装置1は、素子基板2に電気泳動シート3が貼り付けられた構成になっている。電気泳動シート3上には保護基板4が配置されており、素子基板2のうち電気泳動シート3と反対面側には接続基板5が配置されている。これら各基板の周縁部及び端面には封止部6が形成されている。
素子基板2は、基材20、素子形成層21及び電極22を有している。基材20は、例えば30μm〜100μm程度の厚さを有する板状部材である。基材20の構成材料としては、例えばガラス基板、石英基板、シリコン基板、ガリウム砒素基板などの無機基板や、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルホン(PES)、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)等で構成されるプラスチック基板(樹脂基板)などが挙げられる。
素子形成層21は、基材20の内面20aのうち平面視で電気泳動シート3に重なる領域に設けられた層である。素子形成層21は、絶縁層24、画素電極25及びスイッチング素子26を有している。画素電極25は、平面視で例えばマトリクス状に配置された電極である。スイッチング素子26は、画素電極25ごとに設けられた素子である。スイッチング素子26には、不図示のデータ線及び走査線などが接続されている。絶縁層24は、これら各部を覆うように基材20上に形成されている。
電極22は、基材20の内面20a上のうち平面視で電気泳動シート3から外れた領域に設けられている。電極22は、図1の上下方向中央部に複数配列されている。電極22には不図示の配線群が接続されている。当該配線群は、例えば上記走査線やデータ線などに接続されている。
電気泳動シート3は透明基板(対向基板)30、共通電極35、電気泳動層31及び接着層33を有している。
透明基板30は電気泳動層31を保持する基板であり、例えば25μm〜200μm程度の厚さを有している。透明基板30の構成材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリカーボネイト(PC)など光透過性の高い材料などが挙げられる。例えば透明基板30の表面30aには、不図示の防湿シートなどが配置されていても構わない。
透明基板30は電気泳動層31を保持する基板であり、例えば25μm〜200μm程度の厚さを有している。透明基板30の構成材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリカーボネイト(PC)など光透過性の高い材料などが挙げられる。例えば透明基板30の表面30aには、不図示の防湿シートなどが配置されていても構わない。
共通電極35は例えばITOなどの光透過性の高い導電材料で構成された電極である。共通電極35は透明基板30の内面30bのほぼ全面に亘って形成されている。共通電極35には上下導通材10が接続されている。上下導通材10は素子基板2に電気的に接続されている。共通電極35は、上下導通材10を介して素子基板2に電気的に接続された状態になっている。
電気泳動層31は、複数のマイクロカプセル32を有している。
マイクロカプセル32は電気泳動分散液が封入された略球状のカプセルであり、各カプセルの直径はほぼ同一(30μm〜100μm)になっている。マイクロカプセル32のカプセル壁膜を構成する材料としては、アラビアガム・ゼラチンの複合膜、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、尿素樹脂などの化合物が挙げられる。マイクロカプセル32に封入された電気泳動分散液は、複数の電気泳動粒子と、当該電気泳動粒子を分散させるための液層分散媒とからなる。
マイクロカプセル32は電気泳動分散液が封入された略球状のカプセルであり、各カプセルの直径はほぼ同一(30μm〜100μm)になっている。マイクロカプセル32のカプセル壁膜を構成する材料としては、アラビアガム・ゼラチンの複合膜、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、尿素樹脂などの化合物が挙げられる。マイクロカプセル32に封入された電気泳動分散液は、複数の電気泳動粒子と、当該電気泳動粒子を分散させるための液層分散媒とからなる。
液層分散媒としては、水やアルコール系溶媒、各種エステル類、ケトン類、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、カルボン酸塩又はその他の種々の油類等の単独、又はこれらの混合物に界面活性剤等を配合したものを用いることができる。
電気泳動粒子としては、液相分散媒中で電位差による電気泳動により移動する性質を有する有機あるいは無機の粒子(高分子あるいはコロイド)を用いることができる。具体的には、カーボンブラック、アニリンブラック等の黒色顔料、二酸化チタン等の白色顔料、モノアゾのアゾ系顔料、イソインドリノン等の黄色顔料、モノアゾのアゾ系顔料、キナクリドンレッド等の赤色顔料、フタロシアニンブルー等の青色顔料、フタロシアニングリーン等の緑色顔料等の1種又は2種以上を用いることができる。これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等を添加することができる。
マイクロカプセル32には、例えば白色顔料である二酸化チタンと黒色顔料であるカーボンブラックとの二種類の電気泳動粒子が封入されており、一方が負に、他方が正に帯電されている。勿論他の電気泳動粒子を用いても構わないし、電気泳動粒子を一種類のみ用い、これを共通電極側、あるいは画素電極側に泳動させることで表示可能となるように構成しても構わない。
接着層33は、バインダを兼ねた接着剤である。接着層33としては、例えばマイクロカプセル32のカプセル壁膜に対する親和性が良好で、共通電極および画素電極に対する接着性に優れ、かつ絶縁性の良い接着剤を用いることが好ましい。
保護基板4は、透明基板30の表面30aに配置された基板である。保護基板4の構成材料としては、光透過性が高く、平坦度が優れ、キズつきにくい材料、例えばアクリル樹脂などが挙げられる。アクリル樹脂の他には、例えばガラスなどが適している。具体的には、無機ガラスや、クリスタルガラス、サファイヤガラスや、アクリルガラスなどを用いることができる。保護基板4は素子基板2及び透明基板30と共に電気泳動層31を覆う構成になっており、当該構成によって電気泳動層31に水分の浸入がより確実に防止されるようになっている。図1において、平面視で電極22の配置された辺とは異なる3辺、すなわち保護基板4の左辺、上辺及び下辺の3辺は、平面視で素子基板2に重なっている。したがって、保護基板4の左辺、上辺及び下辺の3辺と、素子基板2の左辺、上辺及び下辺の3辺とはそれぞれ面一状態となっていることになる。端面が面一状態となっている、とは、例えば、端面が互いに平行であり、かつ平面視での位置が一致していることをいう。
接続基板5は、基材50及び電極51を有している。接続基板5は、保護基板4の平面視での寸法と同一の寸法を有しており、保護基板4に平面視で重なる位置に設けられている。したがって、接続基板5の端面は、保護基板4の端面との間で面一状態になっていることになる。
基材50は、素子基板2の基材20の表面20b上に配置された矩形の板状部材である。基材50の構成材料としては、例えばガラスエポキシなどが挙げられる。電極51は、基材50の一辺側、例えば図1においては右辺側に複数配列されている。電極51は、素子基板2の電極22に対応するように配置されている。電極51と電極22との間はワイヤーボンディング52によって接続されている。
封止部6は電気泳動層31を封止する部分である。封止部6は、第1封止部材61及び第2封止部材62を有している。第1封止部材61は、平面視で保護基板4の端辺に沿って設けられている。第1封止部材61は、図2及び図3に示すように、保護基板4と素子基板2とが面一状態となっている部分において、保護基板4の端面4a上及び素子基板2の端面2a上の全面に固着されていると共に、当該端面4aと端面2aとに跨って設けられている。第1封止部材61の構成材料としては、例えばエポキシ樹脂などの樹脂材料が挙げられる。
第1封止部材61は、自身の接着力によって端面4a上及び端面2a上に固着されている。保護基板4の端面4a上及び素子基板2の端面2a上に固着されていることによって、第1封止部材61は端面4a上及び端面2a上を封止している。第1封止部材61は、端面4a及び端面2aの間を塞いでいる。第1封止部材61は、端面4a及び端面2aの間の部分を塞ぐことにより、端面4a及び端面2aに跨る部分において、保護基板4と素子基板2とで挟まれた空間を封止している。
第2封止部材62は、保護基板4と、素子基板2と、接続基板5と第1封止部材61とで囲まれる空間を埋めるように設けられている。第2封止部材62は、第1封止部材61によって封止される空間内において電気泳動層31の側部を直接封止している。電気泳動層31は、第1封止部材61と第2封止部材62とによって、2重に封止された状態になっている。第2封止部材62の構成材料としては、第1封止部材61と同様、例えばエポキシ樹脂などの樹脂材料が挙げられる。
上記の電気泳動表示装置1は、平面視で画素電極25の配列された領域が表示領域7となっている。表示領域7では、平面視における各画素電極25の形成領域が画素領域となっており、画素領域ごとに静止画や動画等の画像が表示されるようになっている。表示領域7の周囲は、画像が表示されない非表示領域8となっている。
上記の電気泳動表示装置1を製造する際には、大判の基板を用いてまず複数の電気泳動表示装置の集合体を形成し、当該集合体を切断することによって複数の電気泳動表示装置1に個片化する、いわゆる多面取りと呼ばれる手法が行われる。第2封止部材62については、電気泳動表示装置の集合体を形成する際に大判の基板内部に配置させることができる。第1封止部材61については、例えば第2封止部材62を形成した後、各基板の端面上にディスペンサ法などの手法によって形成することができる。また、例えば電気泳動表示装置を個片化した後、面一状態になっている端面に塗布形成することもできる。
次に、上記のように構成された電気泳動表示装置1の動作を簡単に説明する。
画素電極25と共通電極35との間に共通電極35の電圧が相対的に高くなるように電圧を印加すると、正に帯電された黒色の電気泳動粒子はクーロン力によってマイクロカプセル32内のうち画素電極25側に引き寄せられる。一方、負に帯電された白色の電気泳動粒子はクーロン力によってマイクロカプセル32内の共通電極35側に引き寄せられる。この結果、マイクロカプセル32内の透明基板30側には白色の電気泳動粒子が集まることになり、電気泳動表示装置1の表示領域7にはこの白色の電気泳動粒子の色(白色)が表示されることとなる。
画素電極25と共通電極35との間に共通電極35の電圧が相対的に高くなるように電圧を印加すると、正に帯電された黒色の電気泳動粒子はクーロン力によってマイクロカプセル32内のうち画素電極25側に引き寄せられる。一方、負に帯電された白色の電気泳動粒子はクーロン力によってマイクロカプセル32内の共通電極35側に引き寄せられる。この結果、マイクロカプセル32内の透明基板30側には白色の電気泳動粒子が集まることになり、電気泳動表示装置1の表示領域7にはこの白色の電気泳動粒子の色(白色)が表示されることとなる。
逆に、画素電極25と共通電極35との間に画素電極25の電位が相対的に高くなるように電圧を印加すると、負に帯電された白色の電気泳動粒子はクーロン力によって画素電極25側に引き寄せられる。一方、正に帯電された黒色の電気泳動粒子はクーロン力によって共通電極35側に引き寄せられる。この結果、マイクロカプセル32内の透明基板30側には黒色の電気泳動粒子が集まることになり、電気泳動表示装置1の表示領域7には黒色の電気泳動粒子の色(黒色)が表示されることとなる。
マイクロカプセル32を有する電気泳動表示装置1は、マイクロカプセル32に保持される水分が多すぎても少なすぎても表示特性に悪影響を及ぼしてしまう。このため、電気泳動層31の封止構造が不十分な状態では、電気泳動表示装置1の使用環境の温湿度変化によって表示特性が劣化しやすくなってしまう。
これに対して、樹脂材料によって電気泳動層31の周囲を囲うことで、当該電気泳動層31を封止することが可能ではあるが、この構成においては、保護基板4を構成する材料と、封止構造を構成する樹脂材料との間で熱膨張係数が異なるため、使用環境の変化などに伴う外部の温度変化によって保護基板4に割れが発生したり、封止構造の剥がれが生じたりする事がある。一方、平面視における封止幅を内部に広くすることにより、上記ガラスの割れ、封止構造の剥がれを防ぐことはできるものの、その分表示領域が狭くなってしまうため、極力封止幅は狭くすることが求められている。
これに対して、本実施形態によれば、素子基板2と保護基板4との間で電気泳動層31を封止する第1封止部材61が、素子基板2の端面2a上と保護基板4の端面4a上とに跨って設けられているので、当該第1封止部材61によって素子基板2と保護基板4とのそれぞれの端面2a、4aがカバーされることとなる。素子基板2及び保護基板4の端面2a、4aを含む界面を伝わる水分は第1封止部材61によって電気泳動層31側への浸入を防がれることになるため、防湿特性が一層高められる。このように、第1封止部材61を装置外部側に配置することによって一層確実な封止構造が確保されるため、装置内部へ封止幅を広げることなく、環境変化に対する耐性を高めることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と同様、図4では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と同様、図4では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す断面図であり、第1実施形態における図2に対応する図である。
図4に示すように、本実施形態では、接続基板5及び封止部6の構成が第1実施形態とは異なっている。具体的には、接続基板5は、平面視で素子基板2及び保護基板4に対して張り出した部分(張出部分5r)を有している。封止部6の第1封止部材61は、断面視で厚さが均一になっており、張出部分5rによって下面61aが保持されている。第1封止部材61の側面61bは平坦になっている。当該側面61bは、接続基板5の端面5aと面一状態になっている。
図4に示すように、本実施形態では、接続基板5及び封止部6の構成が第1実施形態とは異なっている。具体的には、接続基板5は、平面視で素子基板2及び保護基板4に対して張り出した部分(張出部分5r)を有している。封止部6の第1封止部材61は、断面視で厚さが均一になっており、張出部分5rによって下面61aが保持されている。第1封止部材61の側面61bは平坦になっている。当該側面61bは、接続基板5の端面5aと面一状態になっている。
第1封止部材61の側面61bを平坦に形成するには、多面取りを行う際に、第1封止部材61の構成材料を、接続基板5上に広めに塗布形成する。塗布形成された第1封止部材61の材料のうち電気泳動表示装置に接する部分及びその近傍においては、表面張力によって接続基板5上からの厚さが均一になる。その後、個片化する際、塗布形成された第1封止部材61の材料のうち厚さが均一になっている部分を残すように、当該材料の外周部分と張出部分5rの外周部分とをまとめて切除するようにする。
このように、本実施形態によれば、接続基板5が平面視で素子基板2及び保護基板4から張り出した張出部分5rを有し、第1封止部材61の下面61aが当該張出部分5rに保持されていることとしたので、第1封止部材61の剥がれ等を一層確実に防ぐことができる。また、第1封止部材61が断面視で厚さが均一になっていることとしたので、断面視で均一な封止特性を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、図5(a)及び図5(b)を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図5(a)及び図5(b)では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図5(a)及び図5(b)を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図5(a)及び図5(b)では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5(a)及び図5(b)は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す断面図であり、第1実施形態における図2に対応する図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態では、封止部6の構成が第1実施形態とは異なっている。具体的には、第2封止部材62を構成する材料として、第1封止部材61を構成する材料よりも弾性の低い材料を用いている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態では、封止部6の構成が第1実施形態とは異なっている。具体的には、第2封止部材62を構成する材料として、第1封止部材61を構成する材料よりも弾性の低い材料を用いている。
第1封止部材61を構成する材料として、例えば第1実施形態と同様、例えばエポキシ樹脂など、1GPa〜5GPa程度の弾性を有する樹脂材料が挙げられる。第2封止部材62を構成する材料としては、例えばアクリル樹脂など、十数MPa〜数百MPa程度の弾性を有する樹脂材料が挙げられる。
図5(a)に示す構成は、第1実施形態に記載した電気泳動表示装置1の構成において、第2封止部材62を低弾性材料とした構成である。図5(b)に示す構成は、第2実施形態に記載した電気泳動表示装置1の構成において、第2封止部材62を低弾性材料とした構成である。封止部6が第1封止部材61及び第2封止部材62を有する構成であれば、他の構成に関わらず、本発明の適用は可能である。
このように、本実施形態によれば、第1封止部材61よりも弾性が低い第2封止部材62が、第1封止部材61と電気泳動層31との間に設けられているので、電気泳動層31が第1封止部材61及び第2封止部材62によって二重に封止されることになる。これにより、封止特性をより高めることができる。加えて、第2封止部材62の弾性が第1封止部材61の弾性よりも低いので、第2封止部材62が素子基板2や保護基板4を押圧する力が抑えられることとなる。これにより、素子基板2や保護基板4の割れなどを防ぐことができる。
[第4実施形態]
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第4実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図6及び図7では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第4実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図6及び図7では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す平面図である。図7は、図6におけるC−C断面に沿った構成を示す図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態では、上記実施形態における接続基板5が設けられていない構成になっており、電気泳動表示装置1の電極22にはフレキシブル基板105が接続されている。電気泳動表示装置1は、フレキシブル基板105によって外部に接続されるようになっている。フレキシブル基板105は、図6に示すように、電極22に重なる位置に配置されており、素子基板2の右辺側に突出した状態で接続されている。
図6及び図7に示すように、本実施形態では、上記実施形態における接続基板5が設けられていない構成になっており、電気泳動表示装置1の電極22にはフレキシブル基板105が接続されている。電気泳動表示装置1は、フレキシブル基板105によって外部に接続されるようになっている。フレキシブル基板105は、図6に示すように、電極22に重なる位置に配置されており、素子基板2の右辺側に突出した状態で接続されている。
電気泳動表示装置1は、素子基板2と保護基板4とが平面視で一致するように、それぞれ平面視で同一の寸法に構成されている。したがって、素子基板2の端面2aと保護基板4の端面4aとは全て面一状態になっている。第1封止部材61は、面一に形成された素子基板2の端面2a上及び保護基板4の端面4a上に接着されており、端面2a及び端面4aの間を塞いだ状態で形成されている。
第1封止部材61は、例えば断面視における厚さが均一になっており、側面61bが平坦に形成されている。第1封止部材61のうち図7における右端部は、フレキシブル基板105によって貫通された状態になっている。当該貫通部分において、第1封止部材61とフレキシブル基板105との間は密着された状態になっており、この貫通部分においても第1封止部材61による封止がなされていることになる。
このように、本実施形態によれば、電気泳動表示装置1における外部接続手段として、接続基板ではなくフレキシブル基板105を設けた場合においても、第1封止部材61を配置させることが可能となる。第1封止部材61は、フレキシブル基板105を貫通させると共に、貫通部分においてフレキシブル基板105に密着された状態になっているため、電気泳動層31を確実に封止することができる。
[第5実施形態]
次に、図8〜図10を参照して、本発明の第5実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図8〜図10では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図8〜図10を参照して、本発明の第5実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図8〜図10では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す平面図である。図9は、図8におけるD−D断面に沿った構成を示す図である。図10は、図8におけるE−E断面に沿った構成を示す図である。
図8〜図10(特に、図9及び図10)に示すように、本実施形態に係る電気泳動表示装置1は、平面視で電極22の配置された辺とは異なる3辺側、すなわち左辺側、上辺側及び下辺側について、素子基板2の端面2aと、保護基板4の端面4aと、透明基板30の端面30cと、電気泳動層31の端面31cと、接続基板5の端面5aとが面一状態になっている。電気泳動表示装置1のうち平面視で電極22の配置された平面視右辺側については、保護基板4の端面4bと接続基板5の端面5bとが面一状態になっている。
図8〜図10(特に、図9及び図10)に示すように、本実施形態に係る電気泳動表示装置1は、平面視で電極22の配置された辺とは異なる3辺側、すなわち左辺側、上辺側及び下辺側について、素子基板2の端面2aと、保護基板4の端面4aと、透明基板30の端面30cと、電気泳動層31の端面31cと、接続基板5の端面5aとが面一状態になっている。電気泳動表示装置1のうち平面視で電極22の配置された平面視右辺側については、保護基板4の端面4bと接続基板5の端面5bとが面一状態になっている。
第1封止部材61は、電気泳動表示装置1の平面視左辺側、上辺側及び下辺側に沿って形成されており、平面視右辺側には形成されていない。図9及び図10に示すように、第1封止部材61は、面一状態になっている5つの端面2a、4a、30c、31c、5a全体を覆うように設けられている。第1封止部材61は、自身の接着力によって当該5つの端面2a〜5a全体に接着されている。第1封止部材61は、当該接着によって5つの端面2a〜5aを封止している。また、第1封止部材61は、断面視で厚さが均一になっており、側面が平坦になっている。
第2封止部材62は、電気泳動表示装置1の平面視で右辺側のみに設けられている。第2封止部材62は、当該右辺側において保護基板4と接続基板5との間の空間を埋めるように配置されている。第2封止部材62の端面62aは、保護基板4の端面4b及び接続基板5の端面5bとの間で面一状態になっている。
本実施形態によれば、素子基板2の端面2aと、保護基板4の端面4aと、透明基板30の端面30cと、電気泳動層31の端面31cと、接続基板5の端面5aとが互いに面一状態になっていることとしたので、第1封止部材61を一層安定して配置させることができる。また、本実施形態によれば、表示領域7の周囲に第2封止部材61が設けられないため、その分電気泳動表示装置1の額縁領域(非表示領域8)を狭くすることができる。
[第6実施形態]
次に、図11を参照して、本発明の第6実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図11では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図11を参照して、本発明の第6実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図11では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す断面図であり、第5実施形態における図9に対応している。
図11に示すように、電気泳動表示装置1は、接続基板5及び封止部6の構成が第5実施形態とは異なっている。具体的には、接続基板5は、平面視で素子基板2及び保護基板4に対して張り出した部分(張出部分5r)を有している。したがって、本実施形態では、素子基板2の端面2aと、保護基板4の端面4aと、透明基板30の端面30cと、電気泳動層31の端面31cの4つの面が面一状態になっている。封止部6の第1封止部材61は、張出部分5rによって下面61aが保持されている。
図11に示すように、電気泳動表示装置1は、接続基板5及び封止部6の構成が第5実施形態とは異なっている。具体的には、接続基板5は、平面視で素子基板2及び保護基板4に対して張り出した部分(張出部分5r)を有している。したがって、本実施形態では、素子基板2の端面2aと、保護基板4の端面4aと、透明基板30の端面30cと、電気泳動層31の端面31cの4つの面が面一状態になっている。封止部6の第1封止部材61は、張出部分5rによって下面61aが保持されている。
このように、本実施形態によれば、接続基板5が平面視で素子基板2及び保護基板4から張り出した張出部分5rを有し、第1封止部材61の下面61aが当該張出部分5rに保持されていることとしたので、第1封止部材61の剥がれ等を一層確実に防ぐことができる。
[第7実施形態]
次に、図12及び図13を参照して、本発明の第7実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図12及び図13では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図12及び図13を参照して、本発明の第7実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図12及び図13では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す平面図である。図13は、図12におけるF−F断面に沿った構成を示す図である。
図12及び図13に示すように、本実施形態では、第1封止部材61の構成材料が無機材料であり、当該第1封止部材61が接着層63を介して接着されている点で、上記各実施形態とは異なっている。本実施形態における第1封止部材61の構成材料としては、例えばガラスや金属などの無機材料が挙げられる。第1封止部材61は、例えば電気泳動表示装置1の平面視における4辺を囲うように矩形枠状に形成されている。
図12及び図13に示すように、本実施形態では、第1封止部材61の構成材料が無機材料であり、当該第1封止部材61が接着層63を介して接着されている点で、上記各実施形態とは異なっている。本実施形態における第1封止部材61の構成材料としては、例えばガラスや金属などの無機材料が挙げられる。第1封止部材61は、例えば電気泳動表示装置1の平面視における4辺を囲うように矩形枠状に形成されている。
本実施形態では、電気泳動表示装置1のうち保護基板4の端面4aと接続基板5の端面5aとが面一状態になっている。電気泳動表示装置1のうち平面視で電極22が設けられた辺とは異なる3辺側(左辺側、上辺側、下辺側)においては、保護基板4と素子基板2との間に第2封止部材62が設けられている。当該3辺側においては、保護基板4の端面4aと、素子基板2の端面2aと、接続基板5の端面5aと、第2封止部材62の端面62bとが面一状態になっている。
電気泳動表示装置1のうち平面視で電極22が設けられた辺側(右辺側)においては、保護基板4と接続基板5との間に第2封止部材62が設けられている。当該右辺側においては、第2封止部材62の端面62aと、端面4aと、端面5aの3つの面の間が面一状態になっている。
接着層63はこれら面一状態に形成された部分(面一部分)の全体に亘って形成されており、第1封止部材61は、接着層63を介して面一部分に接着されていることになる。第1封止部材61は、電気泳動表示装置1の厚さ方向(図13の上下方向)の全面を覆う寸法に形成されている。このような構成により、第1封止部材61は、接着層63を介して面一部分上を封止すると共に、保護基板4と接続基板5との間の空間を封止している。
このように、本実施形態によれば、第1封止部材61が無機材料を主成分とし、接着層63を介して固定されていることとしたので、より確実な封止構造を得ることができる。なお、本実施形態において、第1封止部材61が矩形枠状に形成された構成として説明したが、これに限られることは無く、例えば接着層63上に薄膜状に形成された構成であっても構わない。
[第8実施形態]
次に、図14を参照して、本発明の第8実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図14では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図14を参照して、本発明の第8実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図14では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図14は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す断面図であり、第7実施形態の図13に対応している。
図14に示すように、本実施形態においては、第1封止部材61が保護基板4の外面4c上及び接続基板5の外面5c上にそれぞれ掛かるように構成されており、当該外面4c及び外面5cに掛かっている部分が第3封止部材64によって封止されている点で、第7実施形態とは異なっている。他の構成は、第7実施形態と同一である。
図14に示すように、本実施形態においては、第1封止部材61が保護基板4の外面4c上及び接続基板5の外面5c上にそれぞれ掛かるように構成されており、当該外面4c及び外面5cに掛かっている部分が第3封止部材64によって封止されている点で、第7実施形態とは異なっている。他の構成は、第7実施形態と同一である。
第1封止部材61は、電気泳動表示装置1の厚さ方向(図14の上下方向)の上端及び下端において折り曲げられており、折り代部分61p(保護基板側)及び61q(接続基板側)が外面4c上及び外面5c上にそれぞれ配置されている。接着層63は、第2封止部材62の端面62a上、保護基板4の端面4a上及び接続基板5の端面5a上の全体に亘って形成されていると共に、当該折り代部分61pと外面4cとの間、折り代部分61qと外面5cとの間のそれぞれにおいても形成されている。
第3封止部材64は、保護基板4の外面4c上及び素子基板2の外面2b上にそれぞれ形成されている。外面4c上の第3封止部材64は、折り代部分61pの端面及び接着層63の端面を塞ぐように形成されている。外面5c上の第3封止部材64は、折り代部分61qの端面及び接着層63の端面を塞ぐように形成されている。
このように、本実施形態によれば、第1封止部材61が保護基板4の外面4c及び接続基板5の外面5cに掛かるように設けられていることとしたので、第1封止部材61の剥がれや位置ずれをより確実に防ぐことができ、安定した封止特性を得ることができる。本実施形態では、第1封止部材61が保護基板4の外面4c及び接続基板5の外面5cの両方に掛かるように設けられている構成を説明したが、これに限られることは無く、例えば第1封止部材61が両者のうちいずれか一方に掛かるように設けられた構成であっても構わない。
[第9実施形態]
次に、図15を参照して、本発明の第9実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図15では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図15を参照して、本発明の第9実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図15では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図15は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す断面図であり、第7実施形態の図13に対応している。
図15に示すように、本実施形態において電気泳動表示装置1は、接続基板5が平面視で素子基板2及び保護基板4に対して張り出した部分(張出部分5r)を有しており、張出部分5rに溝部5dが形成された構成になっている。封止部6の第1封止部材61は、下端が張出部分5rの溝部5d内に嵌入されており、当該溝部5dによって保持されている。溝部5d内には、第1封止部材61を接着させる接着層63の一部が配置されている。溝部5dのうち電気泳動表示装置1の中央部側(端部側の反対側)の壁面5eは、保護基板4の端面4aと面一状態になっている。接着層63は、面一状態に形成された壁面5e上及び端面4a上に形成されることになる。
図15に示すように、本実施形態において電気泳動表示装置1は、接続基板5が平面視で素子基板2及び保護基板4に対して張り出した部分(張出部分5r)を有しており、張出部分5rに溝部5dが形成された構成になっている。封止部6の第1封止部材61は、下端が張出部分5rの溝部5d内に嵌入されており、当該溝部5dによって保持されている。溝部5d内には、第1封止部材61を接着させる接着層63の一部が配置されている。溝部5dのうち電気泳動表示装置1の中央部側(端部側の反対側)の壁面5eは、保護基板4の端面4aと面一状態になっている。接着層63は、面一状態に形成された壁面5e上及び端面4a上に形成されることになる。
本実施形態によれば、接続基板5の張出部分5rに、第1封止部材61を保持する溝部5dが設けられていることとしたので、第1封止部材61をより確実に保持することができる。溝部5dによって第1封止部材61の位置合わせを容易に行うことができるという利点もある。また、溝部5dの壁面5eが保護基板4の端面4aと面一状態になっているので、接着層63を平坦面上に形成することができる。このため、接着層63と当該面一部分との接着性、第1封止部材61と接着層63との間の接着性をそれぞれ高めることができる。
[第10実施形態]
次に、図16を参照して、本発明の第10実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図16では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、図16を参照して、本発明の第10実施形態を説明する。上記各実施形態と同様、図16では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、上記各実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図16は、本実施形態に係る電気泳動表示装置1の構成を示す断面図であり、第7実施形態の図13に対応している。
図16に示すように、本実施形態においては、素子基板2と保護基板4との間に第1スペーサ部材65が設けられている。第1スペーサ部材65は、第1封止部材61と第2封止部材62との間に配置されており、素子基板2及び保護基板4のそれぞれに当接するように設けられている。第1スペーサ部材65は、例えば第1封止部材61と同様、無機材料によって構成されている。第1スペーサ部材65によって、素子基板2と保護基板4との間が保持されている。
図16に示すように、本実施形態においては、素子基板2と保護基板4との間に第1スペーサ部材65が設けられている。第1スペーサ部材65は、第1封止部材61と第2封止部材62との間に配置されており、素子基板2及び保護基板4のそれぞれに当接するように設けられている。第1スペーサ部材65は、例えば第1封止部材61と同様、無機材料によって構成されている。第1スペーサ部材65によって、素子基板2と保護基板4との間が保持されている。
保護基板4と接続基板5との間には第2スペーサ部材66が設けられている。第2スペーサ部材66は、第1封止部材61と第2封止部材62との間に配置されており、保護基板4及び接続基板5のそれぞれに当接するように設けられている。第2スペーサ部材66は、例えば第1封止部材61と同様、無機材料によって構成されている。第2スペーサ部材66によって、保護基板4と接続基板5との間が保持されている。
本実施形態によれば、第1スペーサ部材65が素子基板2と保護基板4との間に挟持されているので、素子基板2と保護基板4との間の距離を保持することができる。これにより、第1封止部材61と電気泳動層31との間の位置関係、形状等の構成を一定にすることができる。
また、本実施形態によれば、第2スペーサ部材66が保護基板4と接続基板5との間に挟持されているので、保護基板4と接続基板5との間の距離についても保持することができる。これにより、第1封止部材61と電気泳動層31との間の位置関係、形状等の構成をより安定化させることができる。
[第11実施形態]
次に、図17〜図19を参照して、本発明の第11実施形態を説明する。本実施形態では、上記各実施形態の電気泳動表示装置1を、各種電子機器に適用した場合について説明する。
次に、図17〜図19を参照して、本発明の第11実施形態を説明する。本実施形態では、上記各実施形態の電気泳動表示装置1を、各種電子機器に適用した場合について説明する。
図17は、腕時計1000の正面図である。腕時計1000は、時計ケース1002と、時計ケース1002に連結された一対のバンド1003とを備えている。
時計ケース1002の正面には、上記実施形態の電気泳動表示装置100からなる表示部1005と、秒針1021と、分針1022と、時針1023とが設けられている。時計ケース1002の側面には、操作子としての竜頭1010と操作ボタン1011とが設けられている。竜頭1010は、ケース内部に設けられる巻真(図示は省略)に連結されており、巻真と一体となって多段階(例えば2段階)で押し引き自在、かつ、回転自在に設けられている。表示部1005では、背景となる画像、日付や時間などの文字列、あるいは秒針、分針、時針などを表示することができる。
時計ケース1002の正面には、上記実施形態の電気泳動表示装置100からなる表示部1005と、秒針1021と、分針1022と、時針1023とが設けられている。時計ケース1002の側面には、操作子としての竜頭1010と操作ボタン1011とが設けられている。竜頭1010は、ケース内部に設けられる巻真(図示は省略)に連結されており、巻真と一体となって多段階(例えば2段階)で押し引き自在、かつ、回転自在に設けられている。表示部1005では、背景となる画像、日付や時間などの文字列、あるいは秒針、分針、時針などを表示することができる。
図18は電子ペーパー1100の構成を示す斜視図である。電子ペーパー1100は、上記実施形態の電気泳動表示装置100を表示領域1101に備えている。電子ペーパー1100は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体1102を備えて構成されている。
図19は、電子ノート1200の構成を示す斜視図である。電子ノート1200は、上記の電子ペーパー1100が複数枚束ねられ、カバー1201に挟まれているものである。カバー1201は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力する図示は省略の表示データ入力手段を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。
以上の腕時計1000、電子ペーパー1100、及び電子ノート1200によれば、装置内部へ封止幅を広げることなく、環境変化に対する耐性を高めることが可能な電気泳動表示装置1を搭載したので、優れた表示特性を有する電子機器1000、1100、1200を得ることができる。
なお、上記の電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。
1…電気泳動表示装置 2…素子基板 2a、4a、4b、5a、5b、30c、31c、62a…端面 2b、4c、5c…外面 3…電気泳動シート 4…保護基板 5…接続基板 5d…溝部 5e…壁面 5r…張出部分 6…封止部 20…基材 30…透明基板 31…電気泳動層 61…第1封止部材(封止部材) 61a…下面 61b…側面 61p、61q…折り代部分 62…第2封止部材 63…接着層 64…第3封止部材 65、66…スペーサ部材 105…フレキシブル基板 131…電子ブック
Claims (15)
- 素子が形成された素子基板と、
前記素子基板に対向して設けられた対向基板と、
前記素子基板と前記対向基板とで挟持された電気泳動層と、
前記対向基板のうち前記素子基板とは反対面上に設けられた保護基板と、
前記素子基板の端面上と前記保護基板の端面上とに跨って設けられ、前記素子基板と前記保護基板との間で前記電気泳動層を封止する封止部材と
を備えることを特徴とする電気泳動表示装置。 - 前記封止部材は、断面視で厚さが均一になっている
ことを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。 - 前記封止部材は、少なくとも前記保護基板の外面に掛かるように設けられている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気泳動表示装置。 - 前記封止部材と前記電気泳動層との間に設けられ、前記封止部材よりも弾性が低い第2封止部材を更に備える
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。 - 前記封止部材と前記電気泳動層との間に設けられ、前記素子基板と前記保護基板との間隔を保持するスペーサ部材を更に備える
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。 - 前記素子基板の端面と前記保護基板の端面とは、互いに面一状態になっている
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。 - 前記素子基板の端面と、前記保護基板の端面と、前記対向基板の端面と、前記電気泳動層の端面とは、互いに面一状態になっている
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。 - 前記素子基板のうち前記対向基板とは反対面上に設けられ、前記素子基板の端面の一部を介して前記素子基板に電気的に接続される接続基板を更に備え、
前記封止部材は、前記接続基板の端面上に跨って設けられている
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。 - 前記素子基板のうち前記対向基板とは反対面上に設けられ、前記素子基板の端面の一部を介して前記素子基板に電気的に接続される接続基板を更に備え、
前記接続基板は、平面視で前記素子基板及び前記保護基板から張り出した張出部分を有し、
前記封止部材は、前記張出部分に保持されている
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。 - 前記張出部分には、前記封止部材を保持する溝部が設けられている
ことを特徴とする請求項9に記載の電気泳動表示装置。 - 前記封止部材は、少なくとも前記接続基板の外面に掛かるように設けられている
ことを特徴とする請求項8に記載の電気泳動表示装置。 - 前記素子基板の端面、前記保護基板の端面及び前記接続基板の端面のうち少なくとも一部は、互いに面一状態になっている
ことを特徴とする請求項8に記載の電気泳動表示装置。 - 前記封止部材は、無機材料を主成分とし、接着剤を介して固定されている
ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。 - 前記封止部材は、樹脂材料を主成分とし、自身の接着力によって固定されている
ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置。 - 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008252732A JP2010085565A (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | 電気泳動表示装置及び電子機器 |
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JP2015018061A (ja) * | 2013-07-10 | 2015-01-29 | セイコーエプソン株式会社 | 電気泳動装置、電気泳動装置の製造方法、及び電子機器 |
KR20200075402A (ko) * | 2018-12-18 | 2020-06-26 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
-
2008
- 2008-09-30 JP JP2008252732A patent/JP2010085565A/ja not_active Withdrawn
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