JP2010084859A - 湯水混合バルブユニット - Google Patents

湯水混合バルブユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2010084859A
JP2010084859A JP2008255107A JP2008255107A JP2010084859A JP 2010084859 A JP2010084859 A JP 2010084859A JP 2008255107 A JP2008255107 A JP 2008255107A JP 2008255107 A JP2008255107 A JP 2008255107A JP 2010084859 A JP2010084859 A JP 2010084859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water
hot
hole portion
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008255107A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Hisada
啓介 久田
Satotoshi Kawabata
学利 川幡
Takahiro Taniguchi
隆博 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2008255107A priority Critical patent/JP2010084859A/ja
Publication of JP2010084859A publication Critical patent/JP2010084859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Abstract

【課題】湯水混合水栓を通過する湯水によって生じる異音を抑制することができる湯水混合バルブユニットを提供する。
【解決手段】湯水混合バルブユニット10は、ハウジング10aに固定され、給湯が通過する給湯流入孔部と、給水が通過する給水流入孔部と、湯水が通過する湯水流出孔部と、を有するパッキンガイド7と弁座8とからなる固定弁体12と、固定弁体12の上端面に配置され、複数の孔部と連通する混合室が形成され、給湯流入孔部及び給水流入孔部を開放する開放位置から給湯流入孔部及び給水流入孔部を閉止する閉止位置まで摺動可能な可動弁体9と、を備え、湯水流出孔部7aから流出する湯水を、湯水流出部7aと連通する水栓本体の配管の一方向の壁面に向かって流出させるための通水部を有する嵌込部材11を湯水流出孔部7aに着脱可能に嵌め込んでいる。
【選択図】図3

Description

本発明は、給湯源及び給水源からそれぞれ個別に供給される湯と水とを所定の比率で混合した湯水を吐止水する機能を有する湯水混合水栓に組み込まれる湯水混合バルブユニットに関する。
台所水栓などに使われる湯水混合機能を有するコンパクトシングルカートリッジは、バルブ材料のSiC−C化により操作性が良くなり、ノングリース化が実現されているが、コンパクト化されたことによって通水路も小さくなるため、湯水を吐出する際に異音が発生しやすい状況となっている。このような異音は、バルブの通水路や固定弁体の吐水口部分などにおける場所ごとの流速の違い(特に、通水路断面積方向の流速変化)に起因する噴流や過流あるいはキャビテーションの発生が原因となっている。
本願発明に関連する先行技術として、例えば、特許文献1記載の「制御円板式弁用のパッキン保持体」がある。この「制御円板式弁用のパッキン保持体」においては、給湯と給水を個別に流入させるために固定弁体に開設された給湯流入部と給水流入部の形状、及び混合された湯水を流出させるために固定弁体に開設された湯水流入部の形状を、それぞれ流下方向に向かって漏斗状の先細り形状とすることによって異音の発生を防いでいる。
特開昭55−60769号公報
特許文献1記載の湯水混合バルブユニットは、給湯流入部、給水流入部及び湯水流出部の形状がそれぞれ漏斗状の先細り形状であるため、流量減少による異音の抑制効果が生じているが、噴流や渦流等に起因する異音発生を抑制するまでには至っていないのが実状である。
一般的な異音防止手段として、バルブ内の通水路に整流網を設ける技術が知られているが、整流網によって異音発生を防ぐ効果が生じる一方、整流網にゴミが詰まるといった別の問題が発生する。また、整流網を設けることにより、部品点数が増加するため、コストアップに繋がるだけでなく、組立工程の煩雑化を招く。そこで、整流網等の新たな部品を追加することなく、異音の発生を抑制することのできる技術が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、湯水混合水栓を通過する湯水によって生じる異音を抑制することができる湯水混合バルブユニットを提供することにある。
本発明の湯水混合バルブユニットは、給湯源から供給される給湯と給水源から供給される給水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓に組み込まれる湯水混合バルブユニットであって、
ハウジングに固定され、前記給湯が通過する給湯流入孔部と、前記給水が通過する給水流入孔部と、前記湯水が通過する湯水流出孔部と、を有する固定弁体と、
前記固定弁体の一端面に配置され、複数の前記孔部と連通する混合室が形成され、前記給湯流入孔部及び前記給水流入孔部を開放する開放位置から前記給湯流入孔部及び前記給水流入孔部を閉止する閉止位置まで摺動可能な可動弁体と、を備え、
前記湯水流出孔部から流出する前記湯水を、前記湯水流出部と連通する水栓本体の配管の一方向の壁面に向かって流出させるための通水部を前記湯水流出孔部に設けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、湯水流出孔部から流出される湯水は、水栓本体の一方向の壁面に向かって流出し、当該湯水は壁面に衝突するように流出されるため、湯水流出孔部から湯水が流出する際に発生する噴流が発生し難くなり、異音を抑制することができる。
ここで、前記湯水流出孔部に、少なくとも複数の前記通水部を設け、前記通水部は、流れ方向の長さが通水部断面の最大幅以上となることが望ましい。このような構成とすれば、複数の通水部が存在することにより、湯水流出孔部を流れる湯水の流れを整流化することができるため、異音を減少させることができる。
この場合、前記複数の通水部を、鉛直方向に対して同一方向に傾斜させることが望ましい。このような構成とすれば、同一方向に傾斜した複数の通水路を湯水が通過することにより当該湯水は壁面に衝突するように流出されるので、湯水流出孔部から湯水が流出する際に発生する噴流が発生し難くなり、異音を減少させることができる。
さらに、前記複数の通水部を、前記給湯流入孔部及び前記給水流入孔部より前記湯水流出孔部が接近する前記固定弁体の外周部に向かって同一方向に傾斜させることもできる。
このような構成とすれば、複数の通水部が、給湯流入孔部及び給水流入孔部から混合室に向かい、さらに湯水流出孔部に向かって流れる湯水の流れ方向を急激に変化させることなく、湯水流出孔部から水栓本体に流す作用を発揮するので、湯水流出孔部に流入してくる湯水の流れの方向が急激に変化することがなくなり、異音を減少させることができる。
また、前記湯水流出孔部に嵌め込まれる嵌込部材に前記通水部を形成すれば、複雑な通水部を一体の部材として固定弁体に形成する必要がなくなるため、部材の簡素化を図ることができる。
一方、本発明の湯水混合バルブユニットは、給湯源から供給される給湯と給水源から供給される給水を混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓に組み込まれる湯水混合バルブユニットであって、
ハウジングに固定され、前記給湯と前記給水の各々が通過する給湯流入孔部、給水流入孔部と、前記湯水が通水する湯水流出孔部が形成された固定弁体と、
前記固定弁体の一端面に配置され、複数の前記孔部と連通する混合室が形成され、前記給湯流入孔部と前記給水流入部とを開放する開放位置から閉止する閉止位置まで摺動可能な可動弁体と、を備え、
前記湯水流出孔部に複数の通水部を設け、前記通水部の湯水流動方向の長さを、前記通水部の湯水流動方向と直交する横断面の最大幅以上としたことを特徴とする。
このような構成とすれば、湯水流動方向の長さがその最大幅より大である複数の通水部を具備した構造となり、湯水流出孔部を流動する湯水の流れを整流化することができるため、異音を抑制することができる。
本発明により、湯水混合水栓を通過する湯水によって生じる異音を抑制した湯水混合バルブユニットを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態である湯水混合バルブユニットが組み込まれた湯水混合水栓を示す垂直部分断面図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は図1に示す湯水混合バルブユニットの拡大断面図、図4は図3に示す湯水混合バルブを構成する固定弁体及び嵌込部材を示す斜視図、図5は図4に示す固定弁体の側面図、図6は図4に示す固定弁体を下方から見た斜視図である。
図1,図2に示すように、湯水混合水栓1は、給湯源(図示せず)から供給される給湯と給水源(図示せず)から供給される給水とを混合して所定温度の湯水を吐止水する機能を有する。湯水混合水栓1は、設置面5に固定された本体部4と、本体部4の下方に水平方向に旋回可能に設けられた吐水部3と、本体部4の上端に回動可能及び傾動可能に取り付けられた操作レバー2と、を備えている。操作レバー2を上下に傾動させることによって吐水部3先端の吐水口3aからの湯水の吐出、停止を行い、操作レバー2を左右に回動させることより吐水口3aから吐出する湯水の温度調節を行う。
図1に示すように、湯水混合水栓1の本体部4下方に配置された水路部材6上に混合バルブユニット10が配置されている。図3に示すように、混合バルブユニット10は、ハウジング10aに固定された固定弁体12と、固定弁体12の上端面に配置された可動弁体9と、を備えている。可動弁体9の上方には、操作レバー2の動作を可動弁体9に伝達するための連接部材13が支軸14に傾動自在に軸支されている。操作レバー2を上下方向に傾動させると、連接部材13を介して可動弁体9が固定弁体12上を水平方向に摺動する。
図1,図2に示すように、水路部材6には、給湯源から供給される湯が流入する給湯路6hと、給水源から供給される水が流入する給水路6cと、混合バルブユニット10にて混合された湯水を吐水部3へ流出させる湯水路6aと、を備えている。なお、この湯水路6aは後述する湯水流出孔部7aに比べて一般的に内径の大きいものが使用される。
図1,図3に示すように、固定弁体12は、水路部材6上に配置されたパッキンガイド7と、パッキンガイド7に嵌め込まれた嵌込部材11と、パッキンガイド7上面に取り付けられた弁座8と、を備えている。
図4〜図6に示すように、パッキンガイド7は、水路部材6の給湯路6hから流入した湯が通過する給湯流入孔部7hと、給水路6cから流入した水が通過する給水流入孔部7cと、後述する混合室9a(図3参照)にて混合された湯水が通過する湯水流出孔部7a、とを備え、図3に示すように、この湯水流出孔部7aに嵌込部材11が着脱可能に嵌め込まれている。
図3に示すように、固定弁体12を構成する弁座8の上端面に摺動可能に配置された可動弁体9は、複数の孔部(給湯流入孔部7h、給水流入孔部7c及び湯水流出孔部7a)と連通する混合室9aを備えている。可動弁体9は、給湯流入孔部7h及び給水流入孔部7cを開放する開放位置から、給湯流入孔部7h及び給水流入孔部7cを閉止する閉止位置まで摺動可能である。
ここで、図4,図7〜図10に基づいて、嵌込部材11の構造、機能等について説明する。図7は図4に示す嵌込部材の斜視図、図8は図7に示す嵌込部材の底面図、図9は図7に示す嵌込部材の垂直断面図、図10は図9に示す嵌込部材における湯水の流れを示す模式図である。
図7,8に示すように、嵌込部材11は、略円柱状の本体部11aと、本体部11aの上端付近に嘴状に突設された係止部11bと、本体部11aの上端面に形成された略円形の凹部11cと、凹部11cの底面11dから本体部11aの底面11gに向かって本体部11aを貫通するように開設された複数の通水部11fと、を備えている。凹部11cの底面11dは、係止部11bに向かって下り勾配をなすように傾斜している。図4に示すように、パッキンガイド7の湯水流出孔部7aの上端寄りに形成された湾状の係止凹部7bに、嵌込部材11の係止部11bが嵌入する姿勢で嵌込部材11を湯水流出孔部7aに嵌め込めば、嵌込部材11は湯水流出孔部7aに回転不能に嵌め込まれる。
嵌込部材11に開設された複数の通水部11fは、湯水流出孔部7a(図4参照)を経由して流出する湯水を、湯水流出孔部7aと連通する水栓本体部4の配管(図1に示す水路部材6の湯水路6a)の一方向の壁面6wに向かって流出させる機能を有する。即ち、図10に示すように、湯水流出孔部7aから流出される湯水が、水栓本体4の一方向の壁面6wに向かって流出することにより、当該湯水は壁面6wに衝突するように流出するため、湯水流出孔部7aから湯水が流出する際に噴流が発生し難く、異音を抑制することができる。
複数の通水部11fはいずれも、流れ方向Dの最短部の長さL1が通水部11f断面の最大幅11e以上に形成されているため、湯水流出孔部7aを通過する湯水の流れが整流化され、異音を減少させることができる。また、図9に示すように、複数の通水部11fが、鉛直方向に対して同一方向に傾斜していることにより、これらの通水部11fを通過した湯水は壁面6wに衝突するように流出されるため、噴流が発生し難く、異音抑制に有効である。
さらに、複数の通水部11fが、給湯流入孔部7h及び給水流入孔部7cより湯水流出孔部7aが接近する固定弁体12の外周部に向かって同一方向に傾斜していることにより、複数の通水部11fは全て外側に向かって傾斜した状態となる。このため、湯水流出孔部7aに流入してくる湯水の流れの方向が急激に変化せず、異音減少に有効である。
また、本実施形態では、パッキンガイド7の湯水流出孔部7aに嵌め込まれる嵌込部材11に通水部11fを形成しているため、複雑な通水部を固定弁体12に形成する必要がなくなり、部材形状を簡素化することができる。なお、固定弁体12若しくはこれを構成するパッキンガイド7に通水部を形成することもできる。
次に、図11〜図32を参照して、パッキンガイド7の湯水流出孔部7aに嵌め込まれる嵌込部材に関するその他の実施の形態について説明する。なお、図11〜図32において図1〜図10と同じ符号を付している部分は、混合バルブユニット10の構成部分と同じ構造、機能等を有する部分であり、説明を省略する。
まず、図11〜図18に基づいて嵌込部材21について説明する。図11〜図14は嵌込部材に関するその他の実施の形態を示す斜視図、図15は図11に示す嵌込部材の平面図、図16は図11に示す嵌込部材の底面図、図17は図11に示す嵌込部材の垂直断面図、図18は図11に示す嵌込部材における湯水の流れを示す模式図である。
図11〜図18に示すように、嵌込部材21においては、略円柱状の本体部21aの上端面に形成された略円形の凹部21cの底面21dから本体部21aの底面21gに向かって本体部21aを貫通するように複数の通水部21fが形成されている。凹部21cの底面21dは、係止部11bに向かって上り勾配をなすように傾斜している。係止部11b側に設けられた二つの通水部21fの底面21g寄りの部分にはそれぞれ本体部21a外周面に臨む開口21hが設けられている。
図17,図18に示すように、複数の通水部21fはいずれも水栓本体部4(図1参照)の中心線Cに向かって同一方向に傾斜するように形成されている。即ち、複数の通水部21fは水栓本体部4の底面21gに向かうにつれて中心線Cへ近づく方向に傾斜している。従って、図18に示すように、複数の通水部21fから流出される湯水は、湯水路6aの中心線C側の壁面6vに衝突するように流出するため、通水部21fから湯水が流出する際に噴流が発生し難く、異音を抑制することができる。
次に、図19〜図22に基づいて嵌込部材31について説明する。図19はその他の実施の形態である嵌込部材を示す平面図、図20は図19に示す嵌込部材の底面図、図21は図19に示す嵌込部材の垂直断面図、図22は図19に示す嵌込部材における湯水の流れを示す模式図である。
図19〜図22に示すように、嵌込部材31においては、略円柱状の本体部31aの上端面31cから本体部31aの底面31gに向かって本体部31aを貫通する複数の通水部31fが形成されている。上端面31cは底面31gと平行をなしている。複数の通水部31fはいずれも途中から湯水路6aの壁面6wに向かって折れ曲がっている。即ち、複数の通水部31fの上方部分(上端面31c寄りの部分)は中心線Cと平行であるが、それぞれの下方部分(底面31g寄りの部分)は湯水路6aの壁面6wに近づく方向(中心線Cから離れる方向)へ折れ曲がっている。
このような構成としたことにより、図22に示すように、複数の通水部31fから流出される湯水は、湯水路6aの壁面6wに衝突するように流出するため、通水部31fから湯水が流出する際に噴流が発生し難くなり、異音を抑制することができる。
次に、図23〜図29に基づいて、嵌込部材41について説明する。図23はその他の実施の形態である嵌込部材を示す斜視図、図24は図23に示す嵌込部材の斜視図、図25は図23に示す嵌込部材の平面図、図26は図23に示す嵌込部材の底面図、図27は図23に示す嵌込部材の模式図、図28は図23に示す嵌込部材の垂直断面図、図29は図23に示す嵌込部材における湯水の流れを示す模式図である。
図23〜図26に示すように、嵌込部材41は、略円柱状の本体部41aと、本体部41aの上端面に形成された略円形の凹部41cと、凹部41cの底面41dから本体部41aの底面41gに向かって本体部41aを貫通するように開設された複数の通水部41fと、を備えている。凹部41cの底面41dは、係止部11bに向かって下り勾配をなすように傾斜している。
図27,図28に示すように、それぞれの通水部41fの係止部11b寄りの部分は湯水路6aの壁面6wに向かって傾斜しているが、これらと対向する部分には中心線Cと平行な平面部41jが形成されている。従って、通水部41fの上端側の開口部は円形であるが底面41g側の開口部41hは半円形をなしている。
このように、嵌込部材41に開設された複数の通水部41fの係止部11b寄りの部分が湯水路6aの壁面6wに向かって傾斜していることにより、図29に示すように、通水部41fから流出される湯水は壁面6wに衝突するように流出するため、湯水が流出する際に噴流が発生し難く、異音を抑制することができる。
次に、図30〜図32に基づいて嵌込部材51について説明する。図30はその他の実施の形態である嵌込部材の構造を模式的に示す斜視図、図31は図30に示す嵌込部材を別の角度から見た斜視図、図32は図30に示す嵌込部材の垂直断面図である。
図30〜図32に示すように、嵌込部材51は、略円柱状の本体部51aと、本体部51aの上端面に形成された略円形の凹部51cと、凹部51cの底面51dから本体部51aの底面51gに向かって本体部51aを貫通するように開設された複数の通水部51fと、を備えている。凹部51cの底面51dは係止部11bに向かって下り勾配をなすように傾斜している。
複数の通水部51fは、凹部51cの底面51dの中心線C1と平行に形成され、それぞれの横断面は扇形をなしている。また、通水部51fの湯水の流れ方向Dの最短部の長さL2は、通水部51fの流れ方向Dと直交する横断面の最大幅51e以上となるように形成されている。嵌込部材51は、流れ方向Dの長さがその最大幅51eより大である複数の通水部51fが中心線C1の回りに均等配列された状態となるため、通水部51fを流動する湯水の流れが整流化され、異音を減少させることができる。
本発明の湯水混合バルブユニットは、キッチンの流し台に設置される湯水混合水栓などの構成部品として広く利用することができる。
本発明の実施の形態である湯水混合バルブユニットが組み込まれた湯水混合水栓を示す垂直部分断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1に示す湯水混合バルブユニットの拡大断面図である。 図3に示す湯水混合バルブを構成する固定弁体及び嵌込部材を示す斜視図である。 図4に示す固定弁体の側面図である。 図4に示す固定弁体を下方から見た斜視図である。 図4に示す嵌込部材の斜視図である。 図7に示す嵌込部材の底面図である。 図7に示す嵌込部材の垂直断面図である。 図9に示す嵌込部材における湯水の流れを示す模式図である。 嵌込部材に関するその他の実施の形態を示す斜視図である。 図11に示す嵌込部材の斜視図である。 図11に示す嵌込部材の斜視図である。 図11に示す嵌込部材の斜視図である。 図11に示す嵌込部材の平面図である 図11に示す嵌込部材の底面図である。 図11に示す嵌込部材の垂直断面図である。 図11に示す嵌込部材における湯水の流れを示す模式図である。 その他の実施の形態である嵌込部材を示す平面図である。 図19に示す嵌込部材の底面図である。 図19に示す嵌込部材の垂直断面図である。 図19に示す嵌込部材における湯水の流れを示す模式図である。 その他の実施の形態である嵌込部材を示す斜視図である。 図23に示す嵌込部材の斜視図である。 図23に示す嵌込部材の平面図である。 図23に示す嵌込部材の底面図である。 図23に示す嵌込部材の模式図である。 図23に示す嵌込部材の垂直断面図である。 図23に示す嵌込部材における湯水の流れを示す模式図である。 その他の実施の形態である嵌込部材の構造を模式的に示す斜視図である。 図30に示す嵌込部材を別の角度から見た斜視図である。 図30に示す嵌込部材の垂直断面図である。
符号の説明
1 湯水混合栓
2 操作レバー
3 吐水部
3a 吐水口
4 水栓本体部
5 設置面
6 水路部材
6a 湯水路
6c 給水路
6h 給湯路
6v,6w 壁面
7 パッキンガイド
7a 湯水流出孔部
7b 係止凹部
7c 給水流入孔部
7h 給湯流入孔部
8 弁座
9 可動弁体
10 混合バルブユニット
10a ハウジング
11,21,31,41,51 嵌込部材
11a,21a,31a,41a,51a 本体部
11b 係止部
11c,21c,41c,51c 凹部
11d,11g,21d,21g,31g,41d,51d,51g 底面
11e,51e 最大幅
11f,21f,31f,41f,51f 通水部
12 固定弁体
13 連接部材
14 支軸
21h 開口
31c 上端面
41j 平面部
C 中心線
C1 中心線
D 流れ方向
L1,L2 最短部の長さ

Claims (6)

  1. 給湯源から供給される給湯と給水源から供給される給水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓に組み込まれる湯水混合バルブユニットであって、
    ハウジングに固定され、前記給湯が通過する給湯流入孔部と、前記給水が通過する給水流入孔部と、前記湯水が通過する湯水流出孔部と、を有する固定弁体と、
    前記固定弁体の一端面に配置され、複数の前記孔部と連通する混合室が形成され、前記給湯流入孔部及び前記給水流入孔部を開放する開放位置から前記給湯流入孔部及び前記給水流入孔部を閉止する閉止位置まで摺動可能な可動弁体と、を備え、
    前記湯水流出孔部から流出する前記湯水を、前記湯水流出部と連通する水栓本体の配管の一方向の壁面に向かって流出させるための通水部を前記湯水流出孔部に設けたことを特徴とする湯水混合バルブユニット。
  2. 前記湯水流出孔部に、少なくとも複数の前記通水部を設け、前記通水部は、流れ方向の長さが通水部断面の最大幅以上となることを特徴する請求項1に記載の湯水混合バルブユニット。
  3. 前記複数の通水部を、鉛直方向に対して同一方向に傾斜させたことを特徴とする請求項2に記載の湯水混合バルブユニット。
  4. 前記複数の通水部を、前記給湯流入孔部及び前記給水流入孔部より前記湯水流出孔部が接近する前記固定弁体の外周部に向かって同一方向に傾斜させたことを特徴とする請求項2又は3に記載の湯水混合バルブユニット。
  5. 前記湯水流出孔部に嵌め込まれる嵌込部材に前記通水部を形成したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の湯水混合バルブユニット。
  6. 給湯源から供給される給湯と給水源から供給される給水を混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓に組み込まれる湯水混合バルブユニットであって、
    ハウジングに固定され、前記給湯と前記給水の各々が通過する給湯流入孔部、給水流入孔部と、前記湯水が通水する湯水流出孔部が形成された固定弁体と、
    前記固定弁体の一端面に配置され、複数の前記孔部と連通する混合室が形成され、前記給湯流入孔部と前記給水流入部とを開放する開放位置から閉止する閉止位置まで摺動可能な可動弁体と、を備え、
    前記湯水流出孔部に複数の通水部を設け、前記通水部の湯水流動方向の長さを、前記通水部の湯水流動方向と直交する横断面の最大幅以上としたことを特徴とする湯水混合バルブユニット。
JP2008255107A 2008-09-30 2008-09-30 湯水混合バルブユニット Pending JP2010084859A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008255107A JP2010084859A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 湯水混合バルブユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008255107A JP2010084859A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 湯水混合バルブユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010084859A true JP2010084859A (ja) 2010-04-15

Family

ID=42249014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008255107A Pending JP2010084859A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 湯水混合バルブユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010084859A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102518835A (zh) * 2011-12-28 2012-06-27 广东汉特科技有限公司 一种陶瓷阀芯
CN103890467A (zh) * 2011-07-29 2014-06-25 骊住株式会社 固定螺母以及冷热水混水龙头
EP3181963A1 (en) * 2015-12-16 2017-06-21 Sedal, S.L. Mixing cartridge
WO2020151200A1 (zh) * 2019-01-24 2020-07-30 浙江名迪陶瓷阀有限公司 水龙头用阀芯组件

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103890467A (zh) * 2011-07-29 2014-06-25 骊住株式会社 固定螺母以及冷热水混水龙头
CN102518835A (zh) * 2011-12-28 2012-06-27 广东汉特科技有限公司 一种陶瓷阀芯
EP3181963A1 (en) * 2015-12-16 2017-06-21 Sedal, S.L. Mixing cartridge
WO2017102847A1 (en) * 2015-12-16 2017-06-22 Sedal, S. L. Mixing cartridge
US10794501B2 (en) 2015-12-16 2020-10-06 Sedal, S. L. Mixing cartridge
WO2020151200A1 (zh) * 2019-01-24 2020-07-30 浙江名迪陶瓷阀有限公司 水龙头用阀芯组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4301836A (en) Hot and cold water sanitary mixing set
US20080216909A1 (en) Water Supply Valve Cartridge
JP2010084859A (ja) 湯水混合バルブユニット
JP4838847B2 (ja) 給水弁カートリッジ
WO2008089808A8 (de) Strahlbelüfter
EP2644953A2 (en) Water mixing valve device
SE433657B (sv) Anordning vid slidventiler
JP6323653B2 (ja) 湯水混合バルブ装置
JP2014020551A (ja) 水栓金具用の節湯型カートリッジ
US20180155913A1 (en) Flush toilet bowl
US20220025983A1 (en) Mixing cartridge having a vortex element
US20140224363A1 (en) Control disk for a mixer faucet
JP2007056559A (ja) シャワーヘッド
DE50302850D1 (de) Sanitäre auslaufarmatur
JP5256633B2 (ja) 吐水装置
US20190345699A1 (en) Multipurpose faucet to release a water stream in two directions
JP2007147004A (ja) 湯水混合バルブ装置
KR200445553Y1 (ko) 수격방지를 위한 수도밸브 카트리지
JP6716414B2 (ja) 吐水部品及び吐水装置
CN212358482U (zh) 卫生安装件和用于卫生安装件的结构系列
JP2019150334A (ja) 浴槽水循環型吐水装置又はそれを備えた浴槽装置
KR100907344B1 (ko) 온수분배기의 밸브구조
US20220196165A1 (en) Single lever cartridge for a sanitary faucet
JP6474025B2 (ja) バルブユニットおよび水栓装置
CN110249097B (zh) 可安置在出水口上的出口设备