JP2010084616A - 火花点火式エンジンの異常燃焼予測方法ならびにエンジンの制御装置および制御方法 - Google Patents
火花点火式エンジンの異常燃焼予測方法ならびにエンジンの制御装置および制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】火花点火式エンジン4において、エンジンが低速運転領域において、エンジンの負荷および速度ごとに予め設定された燃焼制御パラメータにより、点火後の正常燃焼において所定の燃焼質量割合に到達する正常燃焼時点を求めてその値を記憶する工程S11と、前記燃焼制御パラメータから点火時期を除外して異常燃焼において所定の燃焼質量割合に到達する異常燃焼時点を求めてその値を記憶する工程S12と、前記異常燃焼時点を、現在の外部環境因子によって補正する工程13と、前記補正後の異常燃焼時点が前記正常燃焼時点より以前にあって、両時点間の差が所定値以上のときに、前記燃焼制御パラメータを補正すべき異常燃焼が発生したと予測する工程S2と、を有する。
【選択図】図3
Description
このように異常燃焼の影響が少ない時期まで正常燃焼とみなすことでプリイグ抑制制御によるトルク低下を抑えることができる。
図1は、本発明に係る実施形態のエンジン制御系を示す概略構成図である。図2は、本発明に係る実施形態のエンジン制御系のブロック図である。
図4は、本実施形態により予測されるプリイグを説明する図である。
また、本実施形態では、後述するように下記Livengood−Wu積分式を用いて点火後の自己着火時間t1を求めてプリイグの発生を予測する。
また、MB10%CAは、下記式により定義する。
例えば、図7(a)の1000rpm/ce0.9の条件でのプリイグ強度は、補正前の初期条件ではX10(正常燃焼マップ)−X10(プリイグマップ)=15−25=−10となり、プリイグ発生タイミングが正常燃焼MB10%CAより後になるため、プリイグは発生しないと予測できる。
次に、空燃比によるプリイグ抑制制御について説明する。
次に、燃料噴射時期によるプリイグ抑制制御について説明する。
次に、エンジン回転数によるプリイグ抑制制御について説明する。
次に、上記燃料噴射、エンジン回転数、有効圧縮比を各制御を組み合わせたプリイグ抑制制御について説明する。
5 自動変速機
6 変速機構
7 ロックアップ機構
11 シリンダ
32 VVT
51 点火プラグ
52 点火機構
53 燃料噴射弁
54 燃料供給機構
71 エアフローセンサ
72 吸気圧センサ
73 クランク角センサ
74 酸素濃度センサ
75 アクセル開度センサ
76 車速センサ
77 吸気温度センサ
78 吸気湿度センサ
79 水温センサ
80 ノックセンサ
81 燃圧センサ
82 オルタネータ
100 エンジン制御器
Claims (10)
- 火花点火式エンジンにおいて、
エンジンが低速運転領域において、エンジンの負荷および速度ごとに予め設定された燃焼制御パラメータにより、点火後の正常燃焼において所定の燃焼質量割合に到達する正常燃焼時点を求めてその値を記憶する工程と、
前記燃焼制御パラメータから点火時期を除外して異常燃焼において所定の燃焼質量割合に到達する異常燃焼時点を求めてその値を記憶する工程と、
前記異常燃焼時点を、現在の外部環境因子によって補正する工程と、
前記補正後の異常燃焼時点が前記正常燃焼時点より以前にあって、両時点間の差が所定値以上のときに、前記燃焼制御パラメータを補正すべき異常燃焼が発生したと予測する工程と、を有することを特徴とする異常燃焼予測方法。 - 前記正常燃焼時点は、圧縮上死点後の膨張行程までの間に設定されることを特徴とする請求項1に記載の異常燃焼予測方法。
- 前記正常燃焼時点および異常燃焼時点での各所定の燃焼質量割合は、予め実験を行って得られたデータから構成されるマップとして記憶されていることを特徴とする請求項1に記載の異常燃焼予測方法。
- 火花点火式エンジンの制御方法であって、
エンジンが所定回転数以下の低速運転領域において、エンジンの負荷および速度ごとに予め設定された燃焼制御パラメータにより求められた点火後の正常燃焼における所定の燃焼割合に到達する正常燃焼時点と、前記燃焼制御パラメータから点火時期を除外して求められた所定の燃焼割合に到達する異常燃焼時点との差を求めて、異常燃焼の発生を予測する工程と、
前記予測結果に基づいて異常燃焼を抑制する方向に前記燃焼制御パラメータを補正する工程と、を有することを特徴とするエンジンの制御方法。 - 前記正常燃焼時点と異常燃焼時点との差が大きいほど、前記燃焼制御パラメータの補正量を拡大することを特徴とする請求項4に記載のエンジンの制御方法。
- 火花点火式エンジンの制御装置において、
エンジンが低速運転領域において、エンジンの負荷および速度ごとに予め設定された燃焼制御パラメータにより、点火後の正常燃焼において所定の燃焼質量割合に到達する正常燃焼時点を求める第1の演算手段と、
前記第1の演算手段により求められた正常燃焼時点でのパラメータ値を記憶する第1の記憶手段と、
前記燃焼制御パラメータから点火時期を除外して異常燃焼において所定の燃焼質量割合に到達する異常燃焼時点を求める第2の演算手段と、
前記第2の演算手段により求められた異常燃焼時点でのパラメータ値を記憶する第2の記憶手段と、
前記異常燃焼時点を、現在の外部環境因子によって補正する第1の補正手段と、
前記補正後の異常燃焼時点が、前記正常燃焼時点より以前にあって、両時点の差が所定値以上のときに、前記燃焼制御パラメータを補正すべき異常燃焼が発生すると予測する予測手段と、
前記予測手段による予測結果に基づいて、前記燃焼制御パラメータを補正する第2の補正手段と、を有することを特徴とするエンジンの制御装置。 - 火花点火式エンジンの制御装置において、
エンジンが低速運転領域において、エンジンの負荷および速度ごとに予め設定された燃焼制御パラメータにより、点火後の正常燃焼において所定の燃焼質量割合に到達する正常燃焼時点を求める第1の演算手段と、
前記第1の演算手段により求められた正常燃焼時点でのパラメータ値を記憶する第1の記憶手段と、
前記燃焼制御パラメータから点火時期を除外して異常燃焼において所定の燃焼質量割合に到達する異常燃焼時点を求める第2の演算手段と、
前記第2の演算手段により求められた異常燃焼時点でのパラメータ値を記憶する第2の記憶手段と、
前記正常燃焼時点と異常燃焼時点との差に基づいて、異常燃焼の発生を予測する予測手段と、
前記予測手段による予測結果に基づいて、前記異常燃焼を抑制する方向に前記燃焼制御パラメータを補正する第2の補正手段と、を有することを特徴とするエンジンの制御装置。 - 前記正常燃焼時点および異常燃焼時点での各所定の燃焼質量割合は、予め実験を行って得られたデータから構成されるマップとして記憶されていることを特徴とする請求項6または7に記載のエンジンの制御装置。
- 吸気湿度が低いほど、前記第1の補正手段による補正量を拡大することを特徴とする請求項6に記載のエンジンの制御装置。
- 吸気温度が高いほど、前記第1の補正手段による補正量を拡大することを特徴とする請求項6に記載のエンジンの制御装置。
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