JP2010083374A - シートバックトリム構造 - Google Patents

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Toshiharu Niimi
敏春 新美
Akira Asai
章 浅井
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Abstract

【課題】車両用シートのシートバックトリムの組立工数を低減して、製造コストを節減可能にすると共に、成形時にひけ巣が発生しにくいシートバックトリム構造を実現する。
【解決手段】車両用シート10の背凭れ後面14aに配設され背凭れ14の車幅方向と略同等の幅を有するシートバックトリム16において、シートバックトリム16の車幅方向端縁18間を掛け渡されたアシストグリップ22をシートバックトリム16と一体成形してなる。好ましくは、アシストグリップ22にカップ収納空間26を有するカップホルダー24を一体成形し、該カップホルダーの外周24aの一部をシートバックトリム16に連結するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートの背凭れ後面に配設されるシートバックトリムにおいて、アシストグリップ及びカップホルダーを一体成形して低コスト化したシートバックトリム構造に関する。
従来、車両用シートの背凭れ後面に配設されるシートバックトリムには、別途製造されたアシストグリップ及びカップホルダー等がビス等によって取り付けられている。
図3に示すように、例えばバスの客席シートなどの車両用シート100は、クッション性を有するシートクッション101とシートバック102とからなり、シートバック102の後面には、樹脂製のシートバックトリム103が被覆されている。
シートバックトリム103の上部には、車体の揺れに対して乗客が把持するためのアシストグリップ104やカップホルダー105が装着され、また、シートバックトリム103の下部には、ポケット106等が設けられている。
アシストグリップ104及びカップホルダー105は、別途製造され、ビス等によって取り付けられる。
例えば、特許文献1(特開平8−266362号公報)には、競技場、劇場又は体育館等に設置されるカップホルダー付き椅子の構成が開示されている。特許文献1には、椅子の背凭れ後面に設けられたくぼみに、シートバックトリム本体とは別個に成形されたカップホルダーをビス、リベット、接着剤等の固着材を用いるか、あるいはアウトサート成形によって固着することが開示されている。
また、特許文献2(特開2003−154882号公報)には、車両用シートのシートバックトリムに、カップホルダー孔を有し、収納時と使用時とで姿勢変更可能なテーブル装置を設けることが開示されている。
特開平8−266362号公報 特開2003−154882号公報
特許文献1では、アシストグリップやカップホルダーをシートバックトリム本体とは別個に製造し、これらの部品を後工程でシートバックトリムに装着しているので、部品の製造費、輸送費及び組み付け費等が増大し、高コストになる。
このコストの他に、シートバックトリムの内側に取付けビス等に対応した雌ネジ部及びネジ周辺の補強、取付工数等に要する費用が加算され、非常に高いコストとなる。
また、シートバックトリムに特許文献2に開示されたテーブル装置を設ける場合では、該テーブル装置が複雑な構造をもっているため、さらに高コストとなる。
また、シートバックトリムを射出成形で成形する場合、シートバックトリムの構造が複雑であったり、あるいは厚肉であると、溶融樹脂の凝固収縮によりひけ巣が発生して、強度が低下したり、美観を損ねる問題がある。
本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、車両用シートのシートバックトリムの組立工数を低減して、製造コストを節減可能にすると共に、成形時にひけ巣が発生しにくいシートバックトリム構造を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のシートバックトリム構造は、
車両用シートの背凭れ後面に配設され該背凭れの車幅方向と略同等の幅を有するシートバックトリムにおいて、
前記シートバックトリムの車幅方向端縁間に掛け渡されたアシストグリップをシートバックトリムと一体成形してなるものである。
本発明のシートバックトリム構造では、アシストグリップの両端部をシートバックトリムの車幅方向両端部に一体成形してなるもので、アシストグリップを含めてシートバックトリムを一度の射出成形工程で製造できるので、シートバックトリムの製造工数を低減して、製造コストを削減できる。さらに、アシストグリップをシートバックトリムと一体成形するので、アシストグリップの剛性を高くすることができ、従って、乗員がアシストグリップを安心して利用できる。
本発明において、前記アシストグリップにカップ収納空間を有するカップホルダーを一体成形し、該カップホルダーの外周の一部をシートバックトリムに連結するように構成するとよい。
カップホルダーをアシストグリップに一体成形することにより、乗客の使い勝手が向上すると共に、カップ収納空間を有するカップホルダーなので、シートバックトリムとの連結部が他の部分より異常に肉厚とならず、射出成形時の材料凝固時の応力歪が少なくて済む。従って、射出成形時、ひけ巣の発生が抑制されるため、成形性状が安定するという利点がある。
また、前記構成において、カップホルダーをアシストグリップの車幅方向の中間部に位置させるとよい。アシストグリップの中間部をカップホルダーを介してシートバックトリムに連結するので、アシストグリップの非連結領域を最小とすることができるので、アシストグリップの剛性がさらに向上する。従って、カップホルダーと共にさらに使い勝手が向上する。
また、本発明において、アシストグリップの外周面とカップホルダーの外周面とを凹凸なく滑らかな連続面で形成させるとよい。これによって、射出成形時にアシストグリップ又はカップホルダーの外周面に引け巣が発生しにくくなる。仮にひけ巣が発生したとしても、アシストグリップ又はカップホルダーの内周面側に発生するので、アシストグリップの美観を損ねることがない。
本発明のシートバックトリム構造によれば、車両用シートの背凭れ後面に配設され該背凭れの車幅方向と略同等の幅を有するシートバックトリムにおいて、シートバックトリムの車幅方向端縁間を掛け渡されたアシストグリップをシートバックトリムと一体成形したことにより、シートバックトリムの製造工数を低減して、製造コストを削減できると共に、アシストグリップの剛性を高くすることができるので、乗員がアシストグリップを安心して利用できる。
さらに、アシストグリップをシートバックトリムと一体成形するので、アシストグリップの剛性を高くすることができ、従って、乗客がアシストグリップを安心して利用できる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明構造の第1実施形態を図1に基づいて説明する。図1は、例えば観光バス等に設置された客席シートを示す。図1において、客席シート10は、座席部を構成するシートクッション12と、背凭れ部を構成するシートバック14とからなる。
シートバック14はシートクッション12に対して傾動可能になっており、シートバック14の後面14aは、下部から上部近辺にかけて樹脂製のシートバックトリム16で覆われている。
シートバックトリム16の周縁部18は、一定幅を有する平面をなし、周縁部18の内側面20は、周縁部18に対してすこし窪んだ曲率半径の大きい円弧状の曲面を形成している。なお、図3に示すように、シートバックトリム16の下部にポケット等を装着する場合もある。
シートバックトリム16の上部付近には、シートバックトリム16の両側周縁部18にシートバックトリム16と一体となったアシストグリップ22が水平方向(車幅方向)に掛け渡されている。
アシストグリップ22は、シートバックトリム16の成形時に一体成形される。アシストグリップ22は、上下方向断面において、角部にR部が形成された四角形断面を有する棒状をなすが、左端にはカップホルダー部24が形成されている。カップホルダー部24が形成された部分の外周面24aは、シートバックトリム16と一体となるように連結されている。
カップホルダー部24は、紙コップ等を収納できる大きさを有する円筒状の空間26が形成されている。円筒状空間26の底部はリング状に内側に突出した支持部28が形成され、支持部28で紙コップ等の容器を支持するようになっている。また、該支持部28以外は開口26aを形成し、該開口26aによって、円筒状空間26の内部に容器からこぼれた飲料やごみが溜まらないようになっている。
カップホルダー部24を含め、アシストグリップ22の外周面は小さな凹凸を有した梨地模様をなしており、これによって、シートバックトリム16の射出成形時にアシストグリップ22の外周面にひけ巣が発生しても目立たないようにしている。
かかる構成の本実施形態によれば、アシストグリップ22はシートバックトリム16の成形時に一体成形するので、ビス等を用いた取付工数を削減できると共に、ビス取付けに対応した雌ネジ部及びネジ周辺部の補強工程が不要となる。そのため、シートバックトリム16の製造コストを削減できる。
また、アシストグリップ22の両端部及びカップホルダー部24の内周面24aをシートバックトリム16と一体に連結しているので、アシストグリップ22の取付強度を高めることができ、従って、乗客が安心してグリップを利用できる。
また、カップホルダー部24を形成しているので、乗客の使い勝手が向上すると共に、カップホルダー部24が円筒状空間26を有しているので、カップホルダー部24とシートバックトリム本体との連結部が他の部分より異常に肉厚とならない。
そのため、シートバックトリム形成時に材料凝固時の応力歪が少なくて済み、ひけ巣の発生が抑制される。従って、アシストグリップ22生造時の欠陥を低減できる。
さらに、アシストグリップ22の外周面をカップホルダー部24の形成部分を含めて、小さな凹凸を有した梨地模様に形成しているので、成形時にアシストグリップ22の外周面にひけ巣の目立つのを防止できる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図2に基づいて説明する。図2に示す車両用シート30は、シートバックトリム16に一体成形されるアシストグリップ32において、カップホルダー部34が前記第1実施形態とは異なる位置に配置されている。カップホルダー部34は、中央に円筒状空間36を有し、円筒状空間36の下端部には、前記第1実施形態と同様のリング状支持部38及び開口36aを形成している。前記構成以外の部分は第1実施形態と同一構成であり、同一構成部分については図1と同一符号を付している。
本実施形態のアシストグリップ32は、カップホルダー部34が中央に配置されている。
そして、カップホルダー部34の外周面34aがシートバックトリム16の内側面30と連結するように一体成形される。また、補強部40の外周面がシートバックトリム16と連結するように一体成形されている。
本実施形態のシートバックトリム16によれば、カップホルダー部34をアシストグリップ32の中央部に配置しているので、アシストグリップ32の非連結領域の長さを最小限にすることができる。
そのため、本実施形態によれば、前記第1実施形態の作用効果に加えて、アシストグリップ32の強度が前記第1実施形態のアシストグリップ22と比べてさらに向上すると共に、カップホルダー部34がアシストグリップ32の中央に配置されているので、乗客の使い勝手も向上する。
本発明によれば、車両用シートに適用されるシートバックトリムの製造工数を簡素化できて、製造コストを節減できると共に、利用者の使い勝手を向上でき、かつひけ巣の発生を抑えて剛性を確保でき、バス等の大型車両又は小型車両の区別なく適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る車両用シートの斜視図であり、(b)は平面視断面図である。 従来の車両用シートの斜視図である。
符号の説明
10,30 車両用シート
14 シートバック(背凭れ)
14a シートバック後面
16 シートバックトリム
18 周縁部
20 内側面
22,32 アシストグリップ
24,34 カップホルダー部
26,36 円筒状空間
28,38 リング状支持部
26a、36a 開口

Claims (4)

  1. 車両用シートの背凭れ後面に配設され該背凭れの車幅方向と略同等の幅を有するシートバックトリムにおいて、
    前記シートバックトリムの車幅方向端縁間に掛け渡されたアシストグリップをシートバックトリムと一体成形してなることを特徴とするシートバックトリム構造。
  2. 前記アシストグリップにカップ収納空間を有するカップホルダーを一体成形し、該カップホルダーの外周の一部を前記シートバックトリムに連結していることを特徴とする請求項1に記載のシートバックトリム構造。
  3. 前記カップホルダーを前記アシストグリップの車幅方向の中間部に位置させたことを特徴とする請求項2に記載のシートバックトリム構造。
  4. 前記アシストグリップの外周面と前記カップホルダーの外周面とを凹凸のない滑らかな連続面に形成させたことを特徴とする請求項2又は3に記載のシートバックトリム構造。
JP2008255475A 2008-09-30 2008-09-30 シートバックトリム構造 Withdrawn JP2010083374A (ja)

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