JP2010083140A - 流体噴射装置、及び画像形成方法 - Google Patents

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Hidenori Usuda
秀範 臼田
Hideo Noro
秀雄 野呂
Shinichi Kamoshita
伸一 鴨志田
Shigemi Wakabayashi
繁美 若林
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Abstract

【課題】簡易な方法にて、偽造や複製を防止できる画像を形成することにある。
【解決手段】第1紫外線が照射されて硬化する有色の流体及び無色の流体を、媒体に噴射する噴射部と、前記媒体上の流体に紫外線を照射する照射部であって、前記第1紫外線と、前記第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線とを照射する照射部と、前記噴射部による流体の噴射動作と、前記照射部による紫外線の照射動作とを制御するための制御部であって、前記媒体上の前記有色の流体の上に、前記無色の流体を噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させる制御部と、を備えることを特徴とする流体噴射装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、流体噴射装置、及び画像形成方法に関する。
流体噴射装置として、紙や布、フィルムなどの各種媒体に流体(例えば、インク)を噴射して、画像の印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。
このプリンタの中には、インク(例えば、有色のインク)を媒体に噴射する噴射部と、媒体上のインクに紫外線を照射する照射部と、を備えたものがある。そして、噴射部から噴射され媒体上に着弾したインクに紫外線を照射することにより、インクが硬化して、画像が印刷される(特許文献1参照)。
特開2006−110782号公報
ところで、上述したプリンタによって印刷された印刷物は、複写機などによって、容易に偽造され、又は複製されることがある。そこで、印刷物の偽造や複製を防止する技術の提案が要請されている。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、目的とするところは、簡易な方法にて、偽造や複製を防止できる画像を形成することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、
第1紫外線が照射されて硬化する有色の流体及び無色の流体を、媒体に噴射する噴射部と、
前記媒体上の流体に紫外線を照射する照射部であって、前記第1紫外線と、前記第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線とを照射する照射部と、
前記噴射部による流体の噴射動作と、前記照射部による紫外線の照射動作とを制御するための制御部であって、
前記媒体上の前記有色の流体の上に、前記無色の流体を噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させる制御部と、
を備えることを特徴とする流体噴射装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンタ1の全体構成を示すブロック図である。 プリンタ1の主要部の構成を示した図である。 ドラムユニット30、ヘッドユニット40、及び紫外線照射ユニット50の断面構造を示した図である。 図4Aは、ヘッドユニット40を示した斜視図である。図4Bは、図4Aの矢印Fで示す方向からヘッド42を見たときの、ヘッド42の正面図である。 紫外線照射ユニット50の斜視図である。 図6Aは、偽造され易い画像を説明するための模式図である。図6Bは、偽造防止用の画像を説明するための模式図である。 偽造防止用の画像の印刷処理を説明するためのフローチャートである。 図8A〜図8Jは、用紙S上のインクの状態を示した模式図である。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
第1紫外線が照射されて硬化する有色の流体及び無色の流体を、媒体に噴射する噴射部と、
前記媒体上の流体に紫外線を照射する照射部であって、前記第1紫外線と、前記第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線とを照射する照射部と、
前記噴射部による流体の噴射動作と、前記照射部による紫外線の照射動作とを制御するための制御部であって、
前記媒体上の前記有色の流体の上に、前記無色の流体を噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させる制御部と、
を備えることを特徴とする流体噴射装置。
このような流体噴射装置によれば、第2紫外線が照射され半硬化状態の無色の流体の上に、無色の流体を更に噴射させることにより、半硬化状態の無色の流体の形状が、変化する。これにより、普通に流体を噴射した時とは形状が異なる流体が媒体上に形成されるので、より立体的な画像を形成できる。この結果、簡易な方法にて、偽造や複製を防止できる画像を形成することが可能となる。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記制御部は、
前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
前記第2紫外線が照射され半硬化状態の、積層された前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させることが望ましい。
かかる場合には、形状が変化した無色の流体が積層されるので、より立体的な画像を形成できる。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記制御部は、
前記第2紫外線が照射され半硬化状態の、積層された前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させた後に、前記無色の流体に前記第1紫外線を照射させることが望ましい。
かかる場合には、第1紫外線が照射された無色の流体(例えば、最上層の無色の流体)が硬化することにより、無色の流体が構成する凸が、有色の流体の上に適切に形成される。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記制御部は、
前記媒体上の前記有色の流体の上に、前記無色の流体を噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させることにより、積層された前記無色の流体によって構成される凸を有する画像を形成し、
前記第2紫外線のエネルギーの大きさを変更可能であり、
前記第2紫外線のエネルギーの大きさを変更することにより、前記凸の大きさを調整することが望ましい。
かかる場合には、第2紫外線のエネルギーの大きさを変更して画像の凸の大きさを調整することにより、より多様な画像を形成できるので、偽造や複製をより効果的に防止できる。
また、かかる流体噴射装置であって、
前記制御部は、
前記媒体上の前記有色の流体の一部の上に、前記無色の流体を噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上のみに、前記無色の流体を更に噴射させることが望ましい。
かかる場合には、半硬化状態の無色の流体の上のみに無色の流体を更に噴射させることにより、形状が変化した無色の流体を確実に積層させることができ、かつ、少量の無色の流体で立体的な画像を形成できる。
また、媒体上の有色の流体の上に、無色の流体を噴射させることと、
前記有色の流体上の前記無色の流体に、前記有色の流体と前記無色の流体とを硬化させるための第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線を、照射させることと、
前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させることと、
を有することを特徴とする画像形成方法。
このような画像形成方法によれば、第2紫外線が照射され半硬化状態の無色の流体の上に、無色の流体を更に噴射させることにより、半硬化状態の無色の流体の形状が、変化する。これにより、普通に流体を噴射した時とは形状が異なる流体が媒体上に形成されるので、より立体的な画像を形成できる。この結果、簡易な構成にて、偽造や複製を防止できる画像を形成することが可能となる。
===インクジェットプリンタの概要===
流体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタ(以下、プリンタ1と呼ぶ)を例に挙げて、プリンタ1の構成例と印刷処理例について、説明する。
<<<プリンタ1の構成>>>
図1は、プリンタ1の全体構成を示すブロック図である。図2は、プリンタ1の主要部の構成を示した図である。図3は、ドラムユニット30、噴射部の一例であるヘッドユニット40、及び紫外線照射ユニット50の断面構造を示した図である。図4Aは、ヘッドユニット40を示した斜視図である。図4Bは、図4Aの矢印Fで示す方向からヘッド42を見たときの、ヘッド42の正面図である。図5は、紫外線照射ユニット50の斜視図である。
外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ10により、各ユニット(給排紙ユニット20、ドラムユニット30、ヘッドユニット40、紫外線照射ユニット50、インク補給ユニット60)を制御し、用紙Sに画像を形成する(印刷処理)。また、プリンタ1内の状況を検出器群70が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラ10は各ユニットを制御する。
コントローラ10は、プリンタ1の制御を行うための制御ユニット(制御部)である。インターフェース部11は、外部装置であるコンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12は、プリンタ1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12は、メモリ13に格納されているプログラムに従ったユニット制御回路14により各ユニットを制御する。
給排紙ユニット20は、図2に示すように、給紙部21と排紙部22から成る。給紙部21は、用紙Sを搬送する給紙ローラ(不図示)を有し、給紙部21内に積層された用紙Sを一枚ずつドラムユニット30へ給紙する。排紙部22は、用紙Sを搬送する排紙ローラ(不図示)を有し、ドラムユニット30上に支持され印字が完了した用紙Sを、排紙部22内に送り込む。
ドラムユニット30は、給紙部21から給紙された用紙Sを保持する保持ドラム31を有する。この保持ドラム31の回転軸32は、一対のフレーム36に回転可能に支持されている。そして、保持ドラム31は、用紙Sを外周面33にて保持した状態で、図2に示す矢印Rの方向に回転する。
ヘッドユニット40は、一対のガイド軸46、47に支持され、保持ドラム31の軸方向において往復移動可能なヘッドキャリッジ41を有する。ヘッドキャリッジ41には、用紙Sに流体の一例であるインクを噴射するヘッド42が設けられている。ここで、本実施例においては、ヘッド42として、互いに色の異なるインクを噴射する5個のヘッド42a〜42e(図4B)が、保持ドラム31に保持された用紙Sに対向するように設けられている。また、各ヘッド42a〜42eは、複数のノズルが形成されたノズルプレート44a〜44eを有し、各ノズルからインクが噴射される。また、各ノズルには、インクが入った圧力室(不図示)と、圧力室の容量を変化させてインクを噴射させるための駆動素子(ピエゾ素子)が設けられている。
また、ヘッドキャリッジ41には、インク(具体的には、顔料インク)を収容する収容室43a〜43e(図4A)が設けられている。各収容室43a〜43eは、対応するヘッド42a〜42eに供給されるインクを収容する。収容室43aはヘッド42aに供給されるクリアインクを、収容室43bはヘッド42bに供給されるイエローインクを、収容室43cはヘッド42cに供給されるマゼンタインクを、収容室43dはヘッド42dに供給されるシアンインクを、収容室43eはヘッド42eに供給されるブラックインクを、それぞれ収容する。なお、クリアインクは、無色透明な流体であり、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックインクは、有色の流体(カラーインク)である。このように、ヘッドユニット40は、有色のインクと無色のインクとを用紙Sに噴射する。
また、本実施例においては、インクとして、紫外線が照射されることによって硬化する紫外線硬化型インクが用いられている。ここで、紫外線硬化型インクは、ビヒクル、光重合開始剤及び顔料の混合物に、消泡剤、重合禁止剤等の補助剤を添加して調合される。なお、ビヒクルは、光重合硬化性を有するオリゴマー、モノマー等を、反応性希釈剤により粘度調整して調合される。また、インクとしては、水性インクと油性インクの両方を含むものとする。
紫外線照射ユニット50は、一対のガイド軸56、57に支持され、保持ドラム31の軸方向において往復移動可能な照射部キャリッジ51を有する。照射部キャリッジ51には、図3に示すように、ヘッド42から噴射されて用紙Sに着弾したインクに対して紫外線を照射する照射部52が設けられている。照射部52は、保持ドラム31の回転方向に沿って整列された複数のランプ53を有する。このランプ53として、例えばメタルハライドランプが使用されている。そして、複数のランプ53が用紙S上のインクに紫外線を照射することによって、インクが硬化する。
なお、照射部52は、インクを硬化させるための第1紫外線と、第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線とを照射する。この第2紫外線のエネルギーの大きさは、例えば、第1紫外線のエネルギーの大きさの3〜5%である。このため、第1紫外線が照射されたインクがほぼ完全に硬化される(以下、本硬化状態とも呼ぶ)のに対して、第2紫外線が照射されたインクは、十分に硬化されない(以下、半硬化状態とも呼ぶ)。
インク補給ユニット60は、ヘッド42a〜42eによるインクの噴射に起因してヘッドユニット40(具体的には、収容室43a〜43e)内のインクの量が減った際に、収容室43a〜43eにインクを補給するためのものである。インク補給ユニット60は、インクカートリッジ61a〜61eを有している。インクカートリッジ61a〜61eは、対応する収容室43a〜43eに補給するインクを収容している(例えば、インクカートリッジ61aは、収容室43aに補給するクリアインクを収容する)。
<<<印刷処理>>>
コントローラ10は、コンピュータ110から印刷命令及び印刷データを受信すると、印刷データに含まれる各種コマンドの内容を解析し、各ユニットを用いて、以下の印刷処理を行う。
まず、給紙部21が、用紙Sを保持ドラム31に向かって給紙する。保持ドラム31に給紙された用紙Sは、外周面33に巻き付けられることによって保持される。そして、保持された用紙Sは、保持ドラム31と共に回転する。回転する用紙Sに対して、各ヘッド42はインクを噴射して着弾させる。用紙Sに着弾したインクは、保持ドラム31の回転に伴い移動して、照射部52によって紫外線が照射される。これにより、用紙S上のインクが硬化して、用紙S上に画像が形成される。
そして、保持ドラム31が1回転する際に保持ドラム31の軸方向の一部領域において用紙Sに画像が印刷されると、ヘッドキャリッジ41はガイド軸46、47に沿って移動する(照射部キャリッジ51も、同様にガイド軸56、57に沿って移動する)。そして、軸方向において上記領域に隣接した領域に対して、上述した動作(ヘッド42によるインクの噴射と、照射部52による紫外線の照射)が実行される。
このようにして、保持ドラム31の軸方向において全ての画像が印刷された用紙Sは、保持ドラム31から剥離されて、排紙部22に送り込まれる。これにより、印刷処理が終了する。
===偽造等防止用の画像===
プリンタによって印刷された印刷物は、複写機などによって容易に複製され、又は偽造されることがある。そこで、本実施形態に係るプリンタ1は、印刷物の偽造や複製を防止できる偽造等防止用の画像を印刷する。以下においては、まず、偽造等され易い画像について説明した後に、本実施形態に係る偽造等防止用の画像について説明する。
図6Aは、偽造等され易い画像を説明するための模式図である。図6Aに示す画像は、カラーインクのみを噴射させた後に、当該カラーインクに紫外線(第1紫外線)を照射させることにより、形成されている。すなわち、図6Aに示す画像は、カラー層のみを有する。そして、一般的なプリンタは、用紙S上のインク(カラー層を構成するカラーインク)が平滑化するように、当該インクを噴射する。このため、このような画像においては、カラー層の表面が平坦となっている(別言すれば、カラー層の表面に凹凸が形成されていない)。そして、このような平滑な画像は、複製され易く、かつ偽造もされ易い。
図6Bは、偽造等防止用の画像を説明するための模式図である。この偽造等防止用の画像は、後述する印刷処理によって形成されている。そして、図6Bに示す画像においては、カラー層の上のクリアインクによって構成される透明層が、凸を形成する。
次に、図6Bに示す画像が、複製され難く、かつ偽造もされ難い理由について、説明する。
図6Bの画像においては、カラー層の上にクリアインクが積層されている。この積層されたクリアインクが、凸を形成している。特に、下の層のクリアインクほど、形状がつぶれている。当該凸をユーザ等が触った際に、ぶつぶつ感を感じることとなる(すなわち、特殊な触覚を感じることとなる)。また、積層されたクリアインクによって、カラー層の見え方に変化を及ぼす(すなわち、特殊な視覚を与えることとなる)。
一方で、図6Bに示す画像を複製等しても、上述した凸が複製され難い。このため、図6Bに示す画像によれば、偽造や模倣を容易に識別できる。
===偽造等防止用の画像の印刷処理===
上述した偽造等防止用の画像を印刷する画像形成方法として、プリンタ1は、以下に説明する印刷処理を実行する。
図7は、偽造等防止用の画像の印刷処理を説明するためのフローチャートである。図8A〜図8Jは、用紙S上のインクの状態を示した模式図である。
なお、本印刷処理が実行されるときのプリンタ1の各種動作は、主として、ヘッドユニット40によるインクの噴射動作と、照射部52による紫外線(第1紫外線と第2紫外線)の照射動作とを制御するコントローラ10により実現される。特に、本実施の形態においては、メモリ13に格納されたプログラムをCPU12が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明する各種の動作を行うためのコードから構成されている。
本印刷処理の特徴は、主に、(1)用紙S上のカラーインクの上に、クリアインクを噴射させることと、(2)カラーインク上のクリアインクに、カラーインクとクリアインクとを硬化させるための第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線を、照射させることと、(3)第2紫外線が照射され半硬化状態のクリアインクの上に、クリアインクを更に噴射させることと、を有することにある。
コンピュータ110から偽造等防止用の画像の印刷処理の実行命令(印刷命令)を受信したコントローラ10は、まず、用紙Sにカラーインクを噴射させる(ステップS2)。すなわち、ヘッド42が、回転中の保持ドラム31に保持された用紙Sに対して、カラーインクを噴射する。噴射されたカラーインクは、用紙S上に着弾して、図8Aに示すように平滑な層が形成される。
そして、コントローラ10は、カラーインクが着弾した用紙Sを保持した保持ドラム31を更に回転させ、用紙S上のカラーインクに第1紫外線を照射させる(ステップS4)。すなわち、照射部52が、図8Bに示すように用紙S上のカラーインクに第1紫外線を照射する。このため、第1紫外線が照射された用紙S上のカラーインクは、本硬化される。
次に、コントローラ10は、保持ドラム31を1回転させ、図8Cに示すように第1紫外線が照射され本硬化状態のカラーインクの上にクリアインクを噴射させる(ステップS6)。具体的には、ヘッド42は、第1紫外線が照射され本硬化状態のカラーインクの一部の上に、クリアインクを噴射する。これにより、図8Dに示すように、クリアインクが、カラーインク(カラー層)の一部の上に着弾する。
そして、コントローラ10は、図8Eに示すように、カラーインク上に着弾したクリアインクに、第2紫外線を照射させる(ステップS8)。ここで、第2紫外線のエネルギーは、前述したように、インクを硬化させる第1紫外線のエネルギーよりも小さい。このため、第2紫外線が照射されたクリアインクは、半硬化状態となる。
次に、コントローラ10は、図8Fに示すように、第2紫外線が照射されて半硬化状態のクリアインクの上のみに、クリアインクを噴射させる(ステップS10)。ここで、噴射されたクリアインクが半硬化状態のクリアインクの上に着弾する際の衝撃によって、図8Gに示すように半硬化状態のクリアインクの形状が変化する。例えば、半硬化状態のクリアインクが、クリアインクが着弾することによって、潰れて横に広がる。
ところで、本印刷処理においては、クリアインクを積層させた画像が印刷される。そして、コントローラ10は、噴射されたクリアインクが最上層のインクで無い場合には(ステップS12:No)、図8Hに示すように第2紫外線を照射する(ステップS8)。この結果、2層目のクリアインクも、半硬化状態となる。
次に、コントローラ10は、半硬化状態の積層されたクリアインクの上のみに、クリアインクを更に噴射する(ステップS10)。これにより、半硬化状態の2層目のクリアインクの形状が、図8Iに示すように変化する。なお、1層目のクリアインクの形状も、2層目のクリアインクの変化に伴い、更に変化する(すなわち、1層目のクリアインクが、更に潰れる)。このように、コントローラ10は、第2紫外線の照射と、クリアインクの噴射とを繰り返して、半硬化状態のクリアインクを積層させることになる。そして、積層されたクリアインクが、凸を形成する。
また、第2紫外線のエネルギーの大きさに応じて、第2紫外線が照射されたクリアインクの半硬化度合いが異なる。つまり、第2紫外線のエネルギーが小さいほど、クリアインクは硬化され難い(すなわち、クリアインクの半硬化の度合いが、より大きい)。そして、半硬化状態のクリアインクに対して噴射されたクリアインクが着弾するときに、クリアインクの半硬化度合いが大きいほど、半硬化状態のクリアインクが潰れやすい。よって、第2紫外線のエネルギーが小さいほど、半硬化状態のクリアインクの形状が変化しやすい。このように、コントローラ10は、第2紫外線のエネルギーの大きさを変更可能であり、第2紫外線のエネルギーの大きさを変更することにより、画像の凸の大きさを調整する。
図7に示すフローチャートに戻って、説明を続ける。噴射されたクリアインクが最上層である場合には(ステップS14:Yes)、コントローラ10は、図8Jに示すようにクリアインクに第1紫外線を照射させる(ステップS16)。これにより、前記クリアインクが、本硬化されることとなる。
なお、上述したステップS2〜S14の処理が実行されている間、ヘッドキャリッジ41と照射部キャリッジ51は、軸方向(図2)において同一位置に位置している。すなわち、用紙Sの軸方向における同一の領域に対して、カラーインクとクリアインクが噴射され、かつ、紫外線が照射される。
そして、用紙S上に、更に画像を印刷する領域がある場合には(ステップS16:Yes)、コントローラ10は、ヘッドキャリッジ41と照射部キャリッジ51を軸方向に移動させて、例えば軸方向において既に印刷画像Pを印刷した領域に隣接する領域に対して、上述した動作(ステップS2〜S14)を繰り返す。一方で、印刷する領域が無い場合には(ステップS16:No)、コントローラ10は第1印刷処理を終了する。これにより、一枚の用紙Sの全ての領域に対する画像(偽造等防止用の画像)の印刷が完了することとなる。
このように、コントローラ10は、用紙S上のカラーインクの上にクリアインクを噴射させた後に前記クリアインクに第2紫外線を照射させ、その後、第2紫外線が照射され半硬化状態のクリアインクの上にクリアインクを更に噴射させることにより、より立体的な画像(偽造等防止用の画像)を形成する。
===本実施形態に係るプリンタ1の有効性===
上述した印刷処理において、コントローラ10(制御部)は、(1)用紙S上のカラーインクの上に、クリアインクを噴射させた後に、クリアインクに第2紫外線を照射させ、(2)第2紫外線が照射され半硬化状態のクリアインクの上に、クリアインクを更に噴射させる。これにより、簡易な方法にて、偽造や複製を防止できる画像を形成することが可能となる。
すなわち、第2紫外線が照射され半硬化状態のクリアインクの上に、クリアインクを更に噴射させることにより、半硬化状態のクリアインクの形状が、変化することになる。具体的には、図8A〜図8Jに示すように、半硬化状態のクリアインクに対して、更に噴射されたクリアインクが着弾する際の衝撃によって、半硬化状態のクリアインクが潰れた形状となる。これにより、普通にインクを噴射した時とは形状が異なるインクが用紙S上に形成されるので、より立体的な画像を形成できる。この結果、簡易な方法にて、偽造や複製を防止できる画像を形成することが可能となる。
また、上述したように、コントローラ10は、図8A〜図8Jに示すように、第2紫外線が照射され半硬化状態のクリアインクの上に、クリアインクを更に噴射させた後に、前記クリアインクに第2紫外線を照射させ、第2紫外線が照射され半硬化状態の、積層されたクリアインクの上に、クリアインクを更に噴射させる。
かかる場合には、形状が変化したクリアインクが積層されるので、より立体的な画像を形成できる。
また、上述したように、コントローラ10は、第2紫外線が照射され半硬化状態の、積層されたクリアインクの上に、クリアインクを更に噴射させた後に、前記クリアインク(具体的には、最上層のクリアインク)に第1紫外線を照射させる(図8J)。
かかる場合には、第1紫外線が照射された最上層のクリアインクが、硬化することにより、積層されたクリアインクが構成する凸が、カラーインク上に適切に形成される。
また、上述したように、コントローラ10は、用紙S上のカラーインクの上にクリアインクを噴射させた後に、クリアインクに第2紫外線を照射させ、第2紫外線が照射され半硬化状態のクリアインクの上に、クリアインクを更に噴射させることにより、積層されたクリアインクによって構成される凸を有する画像を形成する。そして、コントローラ10は、第2紫外線のエネルギーの大きさを変更可能であり、第2紫外線のエネルギーの大きさを変更することにより、前記凸の大きさを調整する。
かかる場合には、第2紫外線のエネルギーの大きさを変更して画像の凸の大きさを調整することにより、より多様な画像を形成できるので、偽造や複製をより効果的に防止できる。なお、クリアインクの噴射と紫外線の照射とを複数回繰り返す間に、紫外線のエネルギーを変更してもよく、こうすると、凸の大きさをより多様に調整できる。
また、上述したように、コントローラ10は、用紙S上のカラーインクの一部の上にクリアインクを噴射させた後に、クリアインクに第2紫外線を照射させ、第2紫外線が照射され半硬化状態のクリアインクの上のみに、クリアインクを更に噴射させる(図8I参照)。
かかる場合には、半硬化状態のクリアインクの上のみにクリアインクを更に噴射させることにより、形状が変化したクリアインクを確実に積層させることができ、かつ、少量のクリアインクで立体的な画像を形成できる。
===変形例について===
上記においては、偽造等防止用の画像の印刷処理の項において、偽造等防止用の画像を印刷する画像形成方法について説明したが、当該画像形成方法については、これに限定されず、他の例も考えられる。本項では、当該他の例について説明する。なお、説明の便宜上、偽造等防止用の画像の印刷処理の項において説明された画像形成方法(印刷処理)を第一実施形態に係る画像形成方法(印刷処理)とし、以下に説明する他の例を、第二実施形態に係る画像形成方法(印刷処理)とする。
ここでは、第二実施形態に係る印刷処理(以下、第二印刷処理)について、既述の第一実施形態に係る印刷処理(以下、第一印刷処理。すなわち、図7、図8に示された印刷処理)と比較しながら説明する。
第二印刷処理は、第1紫外線が照射され本硬化状態のカラーインク(カラー層)の上にクリアインクを噴射させる図8Cに示された工程(ステップS6)について、第一印刷処理とは若干異なっている。
すなわち、第二印刷処理においては、コントローラ10が、第一印刷処理と同様、第1紫外線が照射され本硬化状態のカラーインクの上にクリアインクを噴射させる図8Cに示された工程を実行するが、かかる工程において本硬化状態のカラーインクに向けて噴射されたクリアインク(すなわち、カラーインクに着弾する前の飛翔中の液滴状態のクリアインク)に、第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線(当該第2紫外線は、クリアインクを飛翔中に半硬化させるものであればよく、第一実施形態における既述の第2紫外線と必ずしも同じものである必要はない。当該第2紫外線を、当該既述の第2紫外線と区別するために、以下では、便宜上、飛翔インク用紫外線と呼ぶ)を照射させて、当該クリアインクを飛翔中に半硬化させる。そして、このことにより、半硬化されたクリアインクが、第1紫外線が照射され本硬化状態のカラーインクの上に着弾される(なお、第二印刷処理を実行するプリンタ1には、例えば、飛翔中のクリアインクに飛翔インク用紫外線を側方から(具体的には、クリアインクの飛翔方向と飛翔インク用紫外線の照射方向とが交差するように)照射するための不図示の照射部が設けられている)。
つまり、コントローラ10は、第1紫外線が照射され本硬化状態のカラーインクの上にクリアインクを噴射させる際に、噴射され飛翔中のクリアインクに前記飛翔インク用紫外線を照射させ、飛翔インク用紫外線が照射され半硬化状態のクリアインクを本硬化状態のカラーインクの上に噴射させることとなる。
なお、第二印刷処理においては、図8Cに示された工程にてクリアインクがカラーインクの上に着弾する際に既にクリアインクが半硬化状態にあるため、図8Eに示された工程、すなわち、カラーインク上に着弾したクリアインクに第2紫外線を照射させる工程は行なわれない(つまり、第一印刷処理においては、クリアインクを半硬化させるための第2紫外線の照射が、クリアインクのカラーインク上への着弾後に行なわれるのに対し、第二印刷処理においては、当該照射が、クリアインクのカラーインク上への着弾前に行なわれる)。
当該第二実施形態においても、第一実施形態と同様、第2紫外線(飛翔インク用紫外線)が照射され半硬化状態のクリアインクの上に、クリアインクを更に噴射させることにより、半硬化状態のクリアインクの形状が、変化することになるため、簡易な方法にて、偽造や複製を防止できる画像を形成することが可能となるという効果が奏される。そして、当該第二実施形態においては、第一実施形態とは異なり、半硬化されたクリアインクがカラーインクの上に着弾されるため、半硬化されていないクリアインクが当該カラーインクの上に着弾される第一実施形態と比較して、クリアインクが硬く潰れ難いので、前記凸をより大きく形成することができる。
なお、上記においては、第1紫外線が照射され本硬化状態のカラーインクの上にクリアインクを噴射させる図8Cに示された工程において、噴射されたクリアインクに飛翔インク用紫外線を照射させて当該クリアインクを飛翔中に半硬化させることについて説明したが、半硬化状態のクリアインクの上に更にクリアインクを噴射させる工程(すなわち、クリアインクを積層させる工程。例えば、図8Fの工程や図8H、図8I間の工程)においても、噴射されたクリアインクに飛翔インク用紫外線を照射させて当該クリアインクを飛翔中に半硬化させるようにしてもよい(かかる際には、図8Hに示された工程は行なわれない)。このようにすれば、半硬化されていないクリアインクがクリアインクの上に着弾される第一実施形態と比較して、クリアインクが硬く潰れ難いので、凸をより一層大きく形成することが可能となる。
また、第一実施形態においては、コントローラ10が、第2紫外線のエネルギーの大きさを変更可能であり、第2紫外線のエネルギーの大きさを変更することにより、凸の大きさを調製することとしたが、第二実施形態においても、第一実施形態と同様、コントローラ10が、飛翔インク用紫外線のエネルギーの大きさを変更可能であり、飛翔インク用紫外線のエネルギーの大きさを変更することにより、凸の大きさを調製することが可能である。このことにより、第二実施形態においても、第一実施形態と同様、きめ細かな凸の大きさの調製が可能となる。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る流体噴射装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
前記実施形態では、流体噴射装置をインクジェットプリンタに具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射できる固体など)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。
例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射する粉体噴射式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態において、照射部52は、メタルハライドランプであることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、照射部52はLEDであることとしても良い。
また、インクの噴射方式としてピエゾ素子を利用するものに限られず、例えばサーマルプリンタなどにも適用できる。
また、上記の実施形態においては、回転する保持ドラム31に巻き付けられて保持された用紙Sにインクを噴射することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、固定された支持部材(いわゆるプラテン)に支持された用紙S(この用紙Sは、搬送ローラ等によって搬送される)にインクを噴射することとしてもよい。
1 プリンタ、10 コントローラ、11 インターフェース、
12 CPU、13 メモリ、14 ユニット制御回路、15 タイマー、
20 給排紙ユニット、21 給紙部、22 排紙部、
30 ドラムユニット、31 保持ドラム、32 回転軸、33 外周面、
40 ヘッドユニット、41 ヘッドキャリッジ、42a〜42e ヘッド、
43a〜43e 収容室、44a〜44e ノズルプレート、46 ガイド軸、
47 ガイド軸、50 紫外線照射ユニット、51 照射部キャリッジ、
52 照射部、53 ランプ、56 ガイド軸、57 ガイド軸、
60 インク補給ユニット、61a〜61e インクカートリッジ、
70 検出器群、110 コンピュータ、

Claims (6)

  1. 第1紫外線が照射されて硬化する有色の流体及び無色の流体を、媒体に噴射する噴射部と、
    前記媒体上の流体に紫外線を照射する照射部であって、前記第1紫外線と、前記第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線とを照射する照射部と、
    前記噴射部による流体の噴射動作と、前記照射部による紫外線の照射動作とを制御するための制御部であって、
    前記媒体上の前記有色の流体の上に、前記無色の流体を噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
    前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させる制御部と、
    を備えることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の流体噴射装置であって、
    前記制御部は、
    前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
    前記第2紫外線が照射され半硬化状態の、積層された前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させることを特徴とする流体噴射装置。
  3. 請求項2に記載の流体噴射装置であって、
    前記制御部は、
    前記第2紫外線が照射され半硬化状態の、積層された前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させた後に、前記無色の流体に前記第1紫外線を照射させることを特徴とする流体噴射装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の流体噴射装置であって、
    前記制御部は、
    前記媒体上の前記有色の流体の上に、前記無色の流体を噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
    前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させることにより、積層された前記無色の流体によって構成される凸を有する画像を形成し、
    前記第2紫外線のエネルギーの大きさを変更可能であり、
    前記第2紫外線のエネルギーの大きさを変更することにより、前記凸の大きさを調整することを特徴とする流体噴射装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の流体噴射装置であって、
    前記制御部は、
    前記媒体上の前記有色の流体の一部の上に、前記無色の流体を噴射させた後に、前記無色の流体に前記第2紫外線を照射させ、
    前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上のみに、前記無色の流体を更に噴射させることを特徴とする流体噴射装置。
  6. 媒体上の有色の流体の上に、無色の流体を噴射させることと、
    前記有色の流体上の前記無色の流体に、前記有色の流体と前記無色の流体とを硬化させるための第1紫外線よりもエネルギーが小さい第2紫外線を、照射させることと、
    前記第2紫外線が照射され半硬化状態の前記無色の流体の上に、前記無色の流体を更に噴射させることと、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117241483A (zh) * 2023-10-25 2023-12-15 广东达源设备科技有限公司 用于电路板生产的喷淋装置和方法

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