JP2010082848A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクミストをセンサに付着しにくくする。
【解決手段】インクジェットプリンタ1は、インクジェットヘッド2と、用紙Pを搬送するベルト搬送装置50と、インクジェットヘッド2よりも上流に配置されたセンサ80,81とを含んでいる。センサ80は、ベルト搬送装置50によって搬送された用紙Pの前端がインクジェットヘッド2よりも上流にあるときに、当該用紙Pの後端を検知する。センサ81は、センサ80よりも下流に配置され、且つ、ベルト搬送装置50によって搬送された用紙Pの前端がインクジェットヘッド2の上流側面よりも下流にあるときに、当該用紙Pの後端を検知する。そして、制御部100は、センサ80が用紙Pの後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、センサ81が用紙Pの後端を検知しないときに、用紙Pに対するインク吐出を停止するようにインクジェットヘッド2を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出するインクジェット記録装置に関する。
特許文献1には、4つのインクジェット記録ヘッドと、4つのインクジェット記録ヘッドと対向する位置に記録用紙を搬送方向に沿って搬送するベルトプラテンと、4つのインクジェット記録ヘッドの上流及び下流に配置された2つの用紙センサとを含むインクジェット記録装置について記載されている。このインクジェット記録装置においては、上流の用紙センサが記録用紙を検出した後、一定時間後に下流の用紙センサが用紙を検出しなければ、記録用紙にジャム(紙詰まり)が生じたと判断し、ジャム処理が行われる。
国際公開第WO2006/054665号パンフレット
上記特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、インクジェット記録ヘッドの下流に用紙センサが配置されている。インクジェット記録ヘッドからのインク吐出時に発生したインクミストは、記録用紙の搬送に伴う気流によって主に下流に流されるので、下流の用紙センサにインクミストが大量に付着する。このように用紙センサにインクミストが付着すると、記録用紙の検知精度が低下するため、記録用紙にジャムが生じているか否か判断できなくなる。したがって、記録媒体にジャムが生じて、記録用紙がインクジェット記録ヘッドと対向する位置に搬送されていないのに、インクジェット記録ヘッドからインクを吐出してしまい、搬送機構であるベルトプラテン(搬送ベルト)を汚すという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、インクミストがセンサに付着しにくいインクジェット記録装置を提供することである。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送機構と、記録媒体を前記吐出面と対向する位置に搬送するように前記搬送機構を制御し、且つ、記録媒体に対して印刷データに基づいてインクを吐出するように前記インクジェットヘッドを制御する制御手段と、前記搬送経路に沿って、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記インクジェットヘッドよりも上流にあるとき当該記録媒体の後端を検知する第1センサと、前記搬送経路に沿って、前記インクジェットヘッドよりも上流で前記第1センサよりも下流に配置され且つ前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記インクジェットヘッドの上流側面よりも下流にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第2センサとを備えている。そして、前記制御手段は、前記第1センサが記録媒体の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第2センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御する。
これによると、第1及び第2センサがインクジェットヘッドの上流であって、インクジェットヘッドから比較的離れた位置に配置されるので、主に搬送経路に沿って下流に流れるインクミストが両センサに付着しにくくなる。このため、記録媒体にジャムが生じているか否かを精度良く検知することが可能となる。その結果、ジャムが発生し記録媒体が吐出面と対向する位置に存在していないのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となり、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、別の観点では、インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送機構と、記録媒体を前記吐出面と対向する位置に搬送するように前記搬送機構を制御し、且つ、記録媒体に対して印刷データに基づいてインクを吐出するように前記インクジェットヘッドを制御する制御手段と、前記搬送経路に沿って、前記インクジェットヘッドよりも上流に配置され且つ前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端を検知する第1センサと、前記搬送経路に沿って、前記第1センサよりも上流に配置され且つ前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記インクジェットヘッドの上流側面よりも下流にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第2センサとを備えている。そして、前記制御手段は、前記第1センサが記録媒体の前端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第2センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御する。
これによると、第1及び第2センサがインクジェットヘッドの上流に配置され、且つ、第2センサがインクジェットヘッドから比較的離れた位置に配置されるので、主に搬送経路に沿って下流に流れるインクミストが両センサに付着しにくくなる。このため、記録媒体にジャムが生じているか否かを精度良く検知することが可能となる。その結果、ジャムが発生し記録媒体が吐出面と対向する位置に存在していないのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となり、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制することができる。
本発明において、前記搬送経路に沿って一方向に並んだ複数の前記インクジェットヘッドを有しており、前記一方向に関して、最も上流に配置された前記インクジェットヘッドよりも上流に配置され、且つ、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が隣接する2つの前記インクジェットヘッド間にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第3センサをさらに備えている。そして、前記制御手段は、前記第2センサが記録媒体の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第3センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することが好ましい。これにより、第1、第2及び第3センサによる記録媒体の検知間隔が短くなるので、記録媒体にジャムが生じているか否かをより速く検知することが可能となる。
また、このとき、前記一方向に関して、最も上流に配置された前記インクジェットヘッドよりも上流に配置され、且つ、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記2つのインクジェットヘッドのうちの下流に配置された前記インクジェットヘッドの上流側面よりも下流にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第4センサをさらに備えている。そして、前記制御手段は、前記第3センサが記録媒体の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第4センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御していてもよい。これにより、記録媒体にジャムが生じているか否かを広範囲に検知することが可能となる。
また、このとき、前記一方向に関して、最も上流に配置された前記インクジェットヘッドよりも上流に配置され、且つ、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が最も下流に配置された前記インクジェットヘッドよりも下流にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第5センサをさらに備えている。そして、前記制御手段は、前記第4センサが記録媒体の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第5センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御していてもよい。これにより、記録媒体の前端が最も下流にあるインクジェットヘッドを通過するまでに、記録媒体にジャムが生じているか否かを検知することが可能となる。
また、本発明において、前記第1センサ及び前記第2センサは、前記搬送経路に沿う長さが互いに異なる記録媒体に応じて複数配置されていることが好ましい。また、本発明において、前記第2センサは、前記搬送経路に沿う長さが互いに異なる記録媒体に応じて複数配置されていることが好ましい。これにより、搬送経路に沿う長さが異なる記録媒体が搬送されても、記録媒体にジャムが生じているか否かを検知することが可能となる。
また、本発明において、前記搬送経路に沿う長さが互いに異なる記録媒体に応じて、前記第1センサ及び前記第2センサを移動させる移動機構をさらに備えていることが好ましい。これにより、搬送経路に沿う長さが異なる記録媒体が搬送されても、第1及び第2センサを複数設ける必要がなくなるので、装置自体の製造コストの上昇を抑制する及び装置自体が大型化するのを抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記第1センサが、前記インクジェットヘッド近傍に配置されており、前記制御手段は、前記第1センサが記録媒体の前端を検知してから所定時間経過後に、記録媒体に対してインクを吐出し始めるように前記インクジェットヘッドを制御することが好ましい。これにより、記録媒体に対するインクの吐出精度を向上させることが可能となる。
本発明のインクジェット記録装置によると、第1及び第2センサがインクジェットヘッドの上流であって、インクジェットヘッドから比較的離れた位置に配置されるので、主に搬送経路に沿って下流に流れるインクミストが両センサに付着しにくくなる。このため、記録媒体にジャムが生じているか否かを精度良く検知することが可能となる。その結果、ジャムが発生し記録媒体が吐出面と対向する位置に存在していないのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となり、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置によると、第1及び第2センサがインクジェットヘッドの上流に配置され、且つ、第2センサがインクジェットヘッドから比較的離れた位置に配置されるので、主に搬送経路に沿って下流に流れるインクミストが両センサに付着しにくくなる。このため、記録媒体にジャムが生じているか否かを精度良く検知することが可能となる。その結果、ジャムが発生し記録媒体が吐出面と対向する位置に存在していないのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となり、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。図3は、インクジェットヘッドに対するセンサの離隔距離を示す模式図である。なお、図3においては、センサの離隔距離を分かり易くするために、インクジェットヘッド及びセンサを直線的に並べた状態で描いている。
インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有し、その正面(図1の紙面左方の手前側の面)には、上から順に2つの開口3a,3bが形成されている。開口3aには、下端の水平軸を支点として開閉可能な扉4が設けられている。開口3a及び扉4は、筐体1aの奥行き方向(図2の紙面に対して垂直な方向であって搬送方向Aと直交する方向)に関して、ベルト搬送装置50と対向配置されている。
インクジェットプリンタ1は、図2に示すように、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。このプリンタ1には、図2中下方に給紙装置10が、図2中上方に排紙部15がそれぞれ設けられており、これらの間にベルト搬送装置50が設けられている。そして、プリンタ1には、給紙装置10からベルト搬送装置50を経て排紙部15に至る用紙Pの搬送経路が形成されている。さらに、プリンタ1には、これらの動作を制御する制御部100が含まれている。
給紙装置10(搬送機構の一部)は、図2に示すように、積層された複数の用紙Pを収納可能な給紙カセット11と、給紙カセット11から用紙Pを送り出す給紙ローラ12と、給紙ローラ12を回転させる給紙モータ13(図4参照)とを有している。給紙カセット11は、図2の紙面垂直方向に関して、着脱可能に配置されており、筐体1aに装着されたときに、図2中上下方向に関してベルト搬送装置50と重なる位置に配置される。また、給紙カセット11は、搬送経路に沿った長さが互いに異なる用紙P(例えば、A4サイズの用紙P1やB5サイズの用紙P2など)が収納可能に構成されている。
給紙ローラ12は、最も上方に位置する用紙Pと回転しながら接触することで給紙カセット11から用紙Pを送り出す。なお、給紙モータ13は制御部100によって制御される。給紙カセット11の図1中左端部側には、給紙カセット11からベルト搬送装置50に向かって湾曲しながら延在する搬送ガイド17(搬送経路の一部)が設けられている。
この構成において、制御部100の制御により、給紙ローラ12が図2中時計回り方向に回転することによって、給紙ローラ12と接触した用紙Pが搬送ガイド17を通ってベルト搬送装置50に送り出される。
ベルト搬送装置50(搬送機構の一部)は、2つのベルトローラ51,52と、搬送ベルト53と、プラテン57とを有しており、用紙Pを搬送方向Aに搬送する装置である。搬送ベルト53は、両ローラ51,52間に架け渡されるように巻回されたエンドレスのベルトである。プラテン57は、搬送ベルト53によって囲まれた領域内に配置されている。また、プラテン57は、インクジェットヘッド2と対向する位置において、搬送ベルト53が下方に撓まないように搬送ベルト53を支持している。ベルトローラ52は、駆動ローラであって、その軸に搬送モータ59(図4参照)から駆動力が与えられることで、図2中時計回り方向に回転する。ベルトローラ51は、従動ローラであって、ベルトローラ52の回転により搬送ベルト53が走行することによって、図2中時計回り方向に回転する。
搬送ベルト53の外周面である搬送面54にはシリコーン処理が施されており、粘着性を有している。ベルトローラ51と対向する位置には、ニップローラ48が配置されている。ニップローラ48は、給紙装置10から送り出された用紙Pを搬送面54に押さえ付ける。搬送面54に押さえ付けられた用紙Pは、その粘着力によって搬送面54上に保持されながら搬送方向Aへと搬送される。このようにベルト搬送装置50とインクジェットヘッド2との間にも、搬送経路の一部が構成されている。
ベルト搬送装置50の搬送方向Aのすぐ下流側には、剥離部材9が設けられている。剥離部材9は、その先端が用紙Pと搬送ベルト53との間に入り込むことによって、用紙Pを搬送面54から剥離する。
プリンタ1には、図2及び図3に示すように、用紙Pを検知する18個のセンサ80〜97が搬送経路に沿って設けられている。これら18個のセンサ80〜97は、搬送方向Aに沿って1番目に配置された(最も上流に配置された)インクジェットヘッド2よりも上流であって、ガイド17を通る用紙Pの後端を検知可能に配置されている。これら18個のセンサ80〜97は、用紙Pの後端を検知したときに、制御部100にそれぞれ検知信号を送信する。また、18個のセンサ80〜97のうち、9つのセンサ80〜88は給紙カセット11から送り出されたA4サイズの用紙P1の後端を検知し、9つのセンサ89〜97はB5サイズの用紙P2の後端を検知する。
具体的には、図3(a)に示すように、センサ80は、用紙P1の前端が1番目に配置されたインクジェットヘッド2よりも上流であって当該インクジェットヘッド2の近傍にあるときに、当該用紙P1の後端を検知可能な位置に配置されている。センサ81は、用紙P1の前端が1番目に配置されたインクジェットヘッド2の上流側面よりも下流であって吐出面2aの中央と対向する位置にあるときに、当該用紙P1の後端を検知可能な位置に配置されている。センサ82は、用紙P1の前端が1番目及び2番目に配置された2つのインクジェットヘッド2の中間にあるときに、当該用紙P1の後端を検知可能な位置に配置されている。センサ83は、用紙P1の前端が2番目に配置されたインクジェットヘッド2の吐出面2aの中央と対向する位置にあるときに、当該用紙P1の後端を検知可能な位置に配置されている。そして、センサ85,87は、センサ81,83と同様に、用紙P1の前端が3,4番目のインクジェットヘッド2の吐出面2aの中央と対向する位置にあるときに、当該用紙P1の後端をそれぞれ検知可能な位置に配置されている。センサ84,86は、センサ82と同様に、用紙P1の前端が2,3番目のインクジェットヘッド2の中間、及び、3,4番目のインクジェットヘッド2の中間にあるときに、当該用紙P1の後端をそれぞれ検知可能な位置に配置されている。また、センサ88は、用紙P1の前端が4番目に配置された(最も下流に配置された)インクジェットヘッド2よりも下流であって、当該インクジェットヘッド2の近傍にあるときに、当該用紙P1の後端を検知可能な位置に配置されている。なお、センサ80〜88は、搬送経路に沿って等間隔に配置されている。
図3(b)に示すように、センサ89は、用紙P2の前端が1番目に配置されたインクジェットヘッド2よりも上流であって当該インクジェットヘッド2の近傍にあるときに、当該用紙P2の後端を検知可能な位置に配置されている。7つのセンサ90〜96は、対応する用紙Pが異なるだけでセンサ81〜87と同様に、用紙P2の前端が1〜4番目のインクジェットヘッド2の吐出面2aの中央と対向する位置にあるとき、及び、1〜4番目のインクジェットヘッド2の各ヘッド間における中間にあるときに、当該用紙P2の後端をそれぞれ検知可能な位置に配置されている。また、センサ97も、センサ88と同様に、用紙P2の前端が4番目に配置されたインクジェットヘッド2よりも下流であって、当該インクジェットヘッド2の近傍にあるときに、当該用紙P2の後端を検知可能な位置に配置されている。なお、センサ89〜97は、搬送経路に沿って等間隔に配置されている。
ベルト搬送装置50と排紙部15との間には、図2に示すように、4つの送りローラ21a,21b,22a,22b(搬送機構の一部)と、送りローラ21a,21bと送りローラ22a,22bとの間に配置された搬送ガイド18(搬送経路の一部)とが配置されている。送りローラ21b,22bは、制御部100に制御される送りモータ23,24(図4参照)によって回転駆動される。この構成において、制御部100の制御により、送りローラ21b,22bが回転するように送りモータ23,24が駆動され、ベルト搬送装置50から排出された用紙Pが送りローラ21a,21bに挟持されながら搬送ガイド18を通されて図2中上方に送られ、その後、送りローラ22a,22bに挟持されながら排紙部15に送られる。なお、送りローラ21a,22aは、従動ローラであり用紙搬送に伴って回転する。
4つのインクジェットヘッド2は、図2に示すように、搬送方向Aに沿って並べて設けられている。すなわち、このインクジェットプリンタ1は、ライン式プリンタである。インクジェットヘッド2は、その長手方向が搬送方向Aに直交する方向に伸びた細長い直方体形状となっている。また、インクジェットヘッド2は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされた積層体(ともに図示せず)を有しており、底面はインクを吐出する複数の吐出口(不図示)が形成された吐出面2aとなっている。そして、ベルト搬送装置50によって搬送される用紙Pが4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方を通過する際に、用紙Pの上面に向けて吐出口から各色のインクが順に吐出される。これにより、用紙Pの上面、すなわち、印刷面に所望のカラー画像が形成される。
次に、制御部100について説明する。制御部100は、例えば汎用のパーソナルコンピュータによって構成されている。かかるコンピュータは、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどのハードウェアが収納されており、ハードディスクには、プリンタ1の動作を制御する為のプログラムを含む各種のソフトウェアが記憶されている。そして、これらのハードウェア及びソフトウェアが組み合わされることによって、後述の各部101〜103(図4参照)が構築されている。
図4は、図2に示す制御部100の概略構成を示すブロック図である。制御部100は、印字制御部101、搬送制御部102、及び、ジャム判定部103を含んでいる。印字制御部101は、図示しないホストコンピュータから転送された印刷データに基づいて、用紙Pに対してインクを吐出するように、各インクジェットヘッド2を制御する。このとき、印字制御部101は、ベルト搬送装置50によって搬送されてきた用紙P1の後端をセンサ80が検知してから、又は用紙P2の後端をセンサ89が検知してから所定時間経過後、用紙Pに対してインクを吐出するように、各インクジェットヘッド2を制御する。ここでいう所定時間は、センサ80,89が後端を検知したときの用紙Pの前端から1番目のインクジェットヘッド2のインクを吐出する最も上流にある吐出口までの搬送経路に沿った距離を、用紙Pの搬送速度で割った時間である。
なお、印刷データには、ユーザによって選択された用紙サイズ(A4,B5など)を示す用紙データが含まれており、この用紙データに基づいて、印字制御部101は、2つのセンサ80,89からの用紙Pの検知信号が有効か否かを判定する。すなわち、A4サイズの用紙P1が搬送される場合は、センサ80からの検知信号だけを有効と判定し、B5サイズの用紙P2が搬送される場合は、センサ89からの検知信号だけを有効と判定し、上述のインク吐出制御が行われる。
搬送制御部102は、給紙装置10から排紙部15まで用紙Pを搬送するように、給紙モータ13、搬送モータ59、送りモータ23,24を制御する。
ジャム判定部103は、18個のセンサ80〜97からの用紙Pの検知信号が有効か否かを用紙データに応じて判定する。すなわち、A4サイズの用紙P1が搬送される場合は、センサ80〜88からの検知信号が有効と判定し、B5サイズの用紙P2が搬送される場合は、センサ89〜97からの検知信号が有効と判定する。そして、これら有効な検知信号における検知間隔がそれぞれ所定時間を超えるときだけ、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。ここでいう所定時間は、用紙サイズに応じた2つのセンサ組(センサ80〜88のセンサ組、及び、センサ89〜97のセンサ組)において、各センサ間の距離を用紙Pの搬送速度で割った時間である。なお、センサ組を構成する9つのセンサは、搬送経路に沿って等間隔に配置されているため、各センサ間の所定時間は同じである。
具体的には、A4サイズの用紙P1が搬送された場合、ジャム判定部103は、まず、センサ(第1センサ)80が用紙P1の後端を検知してから所定時間(センサ80,81の搬送経路に沿った離隔距離を用紙P1の搬送速度で割った時間)が経過するまでの間に、センサ(第2センサ)81が当該用紙P1の後端を検知しないときに、用紙P1にジャムが発生したと判定する。また、ジャム判定部103は、センサ81が用紙P1の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、センサ(第3センサ)82が用紙P1の後端を検知しないときに、用紙P1にジャムが発生したと判定する。また、ジャム判定部103は、センサ82が用紙P1の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、センサ(第4センサ)83が用紙P1の後端を検知しないときに、用紙P1にジャムが発生したと判定する。また、判定部103は、用紙搬送に伴ってセンサ84〜88の順に、用紙P1の後端を検知したその検知間隔がそれぞれ所定時間を超えるときだけ、当該用紙P1にジャムが発生したと判定する。
一方、B5サイズの用紙P2が搬送された場合は、ジャム判定部103は、用紙P1のときと同様に、用紙搬送に伴ってセンサ89〜97の順に、用紙P2を検知したその検知間隔がそれぞれ所定時間を超えるときだけ、当該用紙P2にジャムが発生したと判定する。なお、ここでいう所定時間は、各組のセンサ間の距離が共に同距離であるため、上述の所定時間と同じである。そして、ジャム判定部103は、上述のようにジャムが発生したと判定したときに、印字制御部101及び搬送制御部102を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙Pの搬送を停止させる。なお、搬送される用紙Pに対応したセンサからの検知間隔が所定時間内であり、ジャム判定部103によってジャムが発生したと判定されないときは、用紙Pはインクジェットヘッド2と対向するときにインクが吐出されて画像が形成され、排紙部15に排紙される。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1によると、センサ(第1センサ)80,89及びセンサ(第2センサ)81,90が最も上流にあるインクジェットヘッド2の上流であって、インクジェットヘッド2から比較的離れた位置(搬送される用紙Pの長さ程度に離れた位置)に配置されるので、主に搬送経路に沿って下流に流れるインクミストがセンサ80,81,89,90に付着しにくくなる。このため、用紙Pにジャムが生じているか否かを精度良く検知することが可能となる。その結果、ジャムが発生し用紙Pが吐出面と対向する位置に存在していないのに、用紙Pにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となり、ベルト搬送装置50がインクによって汚れるのを抑制することができる。また、18個のセンサ80〜97がすべて1番目のインクジェットヘッド2よりも上流に配置されているので、センサ80〜97のいずれにもインクミストが付着しにくくなる。
また、センサ(第3センサ)82,91が1番目のインクジェットヘッド2よりも上流に配置され、ジャム判定部103が、センサ81,90が用紙Pの後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、センサ82,91が用紙Pの後端を検知しないときに、用紙Pに対するインク吐出を停止するように、印字制御部101を制御する。これにより、センサ80,89、センサ81,90及びセンサ82,91における用紙Pの検知間隔が短くなるので、用紙Pにジャムが生じているか否かをより速く判定することが可能となる。
さらに、センサ(第4センサ)83,92が1番目のインクジェットヘッド2よりも上流に配置され、ジャム判定部103が、センサ82,91が用紙Pの後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、センサ83,92が用紙Pの後端を検知しないときに、用紙Pに対するインク吐出を停止するように、印字制御部101を制御する。これにより、用紙Pにジャムが生じているか否かを広範囲に検知することが可能となる。
さらに、センサ(第5センサ)88,97が1番目のインクジェットヘッド2よりも上流に配置され、ジャム判定部103が、センサ87,96が用紙Pの後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、センサ88,97が用紙Pの後端を検知しないときに、用紙Pに対するインク吐出を停止するように、印字制御部101を制御する。これにより、用紙Pの前端が最も下流にあるインクジェットヘッド2を通過するまでに、用紙Pにジャムが生じているか否かを判定することが可能となる。
また、用紙サイズ(搬送経路に沿う長さが異なる用紙サイズ)に応じて18個のセンサ80〜97が配置されているので、異なるサイズの用紙が搬送されても、用紙Pにジャムが生じているか否かを判定することが可能となる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。なお、第1実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。本実施形態におけるインクジェットプリンタ201は、第1実施形態におけるセンサ80,89の代わりに、1番目に配置されたインクジェットヘッド2よりも上流であって当該インクジェットヘッド2の近傍に配置されたセンサ294を有している。このセンサ294は、センサ80,89が用紙Pの後端を検知したときに、当該用紙Pの前端を検知可能な位置に配置されている。
プリンタ201も、第1実施形態の制御部100とほぼ同様な制御部200を有している。制御部200は、図5に示すように、印字制御部211と、搬送制御部212と、ジャム判定部213とを有している。
印字制御部211は、第1実施形態の印字制御部101とほぼ同様であり、ベルト搬送装置50によって搬送されてきた用紙Pの前端をセンサ294が検知してから、所定時間経過後、用紙Pに対してインクを吐出するように、各インクジェットヘッド2を制御する。ここでいう所定時間は、搬送経路に沿ってセンサ294から1番目のインクジェットヘッド2のインクを吐出する最も上流にある吐出口までの距離を、用紙Pの搬送速度で割った時間である。このように、センサ294が1番目のインクジェットヘッド2の上流で且つ当該インクジェットヘッド2の近傍に配置され、印字制御部211による上述の制御が行われることで、用紙Pに対するインク吐出精度を向上させることが可能となる。搬送制御部212は、第1実施形態の搬送制御部102と同じ制御を行う。
ジャム判定部213は、17個のセンサ81〜88,90〜97,294からの用紙Pの検知信号が有効か否かを用紙データに応じて判定する。すなわち、A4サイズの用紙P1が搬送される場合は、センサ81〜88,294からの検知信号が有効と判定し、B5サイズの用紙P2が搬送される場合は、センサ90〜97,294からの検知信号が有効と判定する。そして、これら有効な検知信号における検知間隔がそれぞれ所定時間を超えるときだけ、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。
具体的には、A4サイズの用紙P1が搬送された場合、ジャム判定部213は、センサ(第1センサ)294が用紙P1の前端を検知してから所定時間(センサ294が前端を検知したときの用紙P1の後端から搬送経路に沿ってセンサ81までの距離を用紙P1の搬送速度で割った時間)が経過するまでの間に、センサ81が当該用紙P1の後端を検知しないときに、用紙P1にジャムが発生したと判定する。一方、B5サイズの用紙P2が搬送された場合、ジャム判定部213は、センサ294が用紙P1の前端を検知してから所定時間(センサ294が前端を検知したときの用紙P2の後端から搬送経路に沿ってセンサ90までの距離を用紙P2の搬送速度で割った時間)が経過するまでの間に、センサ90が当該用紙P2の後端を検知しないときに、用紙P2にジャムが発生したと判定する。これら以外は、第1実施形態のジャム判定部103と同様の制御をジャム判定部213が行い、ジャム判定部213は、ジャムが発生したと判定したときに、印字制御部211及び搬送制御部212を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙Pの搬送を停止させる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ201によると、センサ294及びセンサ81,90が1番目のインクジェットヘッド2よりも上流に配置され、且つ、センサ81,90がインクジェットヘッドから比較的離れた位置に配置されるので、第1実施形態と同様な効果を得ることが可能となる。また、用紙サイズに応じて、16個の81〜88,90〜97が配置されているので、異なるサイズの用紙が搬送されても、用紙Pにジャムが生じているか否かを判定することが可能となる。
続いて、本発明に第3実施形態について説明する。図6は、本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。図7は、図6に示す移動機構の概略斜視図である。図8は、図6に示す制御部300の概略構成を示すブロック図である。なお、第2実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。
本実施形態におけるインクジェットプリンタ301は、図6に示すように、第2実施形態のセンサ90〜97の代わりに、センサ81〜88を移動させる移動機構350を有しており、これ以外は第2実施形態とほぼ同様なものである。
移動機構350は、図7に示すように、搬送経路に沿って延在する板状部材351と、板状部材351に固定されセンサ81〜88をそれぞれ支持する8つの支持部材352と、回転軸にピニオンが固定された駆動モータ(不図示)とを有している。なお、板状部材351は、可撓性を有しており、搬送経路に沿う移動に伴って湾曲する。
板状部材351の下面には、ピニオンに噛み合うラック351aが形成されている。板状部材351の長手方向両端部には、その側面から幅方向に突出した4つの突起351bが形成されている。これら4つの突起351bは、プリンタ301内に搬送経路に沿って延在した案内溝(不図示)に摺動可能に嵌め込まれている。この構成において、制御部300の制御により、駆動モータが駆動されることで、板状部材351が搬送経路に沿って移動する。通常、センサ81〜88は、A4サイズの用紙P1が搬送されてきたときにその後端を検知する位置に配置されており、B5サイズの用紙P2が搬送されるときだけ、移動機構350によってセンサ81〜88がB5サイズの用紙P2の後端を検知する位置、すなわち、第2実施形態におけるセンサ90〜97の位置に移動される。
制御部300は、図8に示すように、印字制御部311と、搬送制御部312と、ジャム判定部313と、移動機構制御部314とを有している。印字制御部311及び搬送制御部312は、第2実施形態の印字制御部211及び搬送制御部212と同じ制御を行う。移動機構制御部314は、印刷データに含まれる用紙データに応じて、センサ81〜88をA4サイズの用紙P1及びB5サイズの用紙P2のいずれかに対応する位置に移動させるように、移動機構350を制御する。
ジャム判定部313は、9つのセンサ81〜88,294からの検知信号における検知間隔がそれぞれ所定時間を超えるときだけ、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。つまり、ジャム判定部313は、用紙Pの搬送に伴ってセンサ294、センサ81〜88の順に、用紙Pを検知したその検知間隔がそれぞれ所定時間を超えるときだけ、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。そして、ジャム判定部313は、ジャムが発生したと判定したときに、印字制御部311及び搬送制御部312を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙Pの搬送を停止させる。なお、ここでいう所定時間は、第2実施形態における各所定時間と同じである。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ301においても、第2実施形態と同様な効果を得ることができる。また、移動機構350が設けられていることで、センサ81〜88を用紙サイズに応じて移動させることが可能となる。これにより、異なるサイズの用紙Pが搬送されても、インクジェットヘッド2の上流により多くのセンサを設ける必要がなくなって、装置自体の製造コストの上昇及び装置自体が大型化するのを抑制することが可能となる。なお、この効果は搬送される用紙サイズの種類が多くなればなるほど効果的である。
なお、本実施形態におけるセンサを移動させる移動機構を第1実施形態に採用してもよい。つまり、センサ89を設けずに、センサ80を移動機構で支持し、用紙サイズに応じて、センサ80を移動させればよい。これにおいても、第3実施形態と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、第1実施形態のインクジェットプリンタ1には、センサ80,81以外のセンサ82〜97が設けられていなくてもよい。第2実施形態のインクジェットプリンタ201には、センサ81,294以外のセンサ82〜88,90〜97が設けられていなくてもよい。第3実施形態のインクジェットプリンタ301には、センサ81,294以外のセンサ82〜88が設けられていなくてもよい。これらの場合においても、給紙装置10から最も上流にあるインクジェットヘッド2までの間において生じたジャムを精度良く検知することが可能となる。
また、第1及び第2実施形態においては、搬送経路に沿う用紙長さが1種類の用紙だけを搬送する場合は、この用紙長に応じた位置であって最も上流にあるインクジェットヘッド2の上流に複数のセンサを設ければよい。また、第1及び第2実施形態においては、搬送経路に沿う用紙長さが3種類以上の用紙を搬送する場合は、用紙サイズに応じてセンサをさらに追加してもよい。また、第3実施形態における移動機構は、センサを移動させることができれば、どのような移動機構であってもよい。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 インクジェットヘッドに対するセンサの離隔距離を示す模式図である。 図2に示す制御部の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図6に示す移動機構の概略斜視図である。 図6に示す制御部の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、201,301 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
2 インクジェットヘッド
2a 吐出面
10 給紙装置
21a,21b,22a,22b 送りローラ
50 ベルト搬送装置
80,89,294 センサ(第1センサ)
81,90 センサ(第2センサ)
82,91 センサ(第3センサ)
83,92 センサ(第4センサ)
88,97 センサ(第5センサ)
100,200,300 制御部(制御手段)
350 移動機構

Claims (9)

  1. インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、
    記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送機構と、
    記録媒体を前記吐出面と対向する位置に搬送するように前記搬送機構を制御し、且つ、記録媒体に対して印刷データに基づいてインクを吐出するように前記インクジェットヘッドを制御する制御手段と、
    前記搬送経路に沿って、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記インクジェットヘッドよりも上流にあるとき当該記録媒体の後端を検知する第1センサと、
    前記搬送経路に沿って、前記インクジェットヘッドよりも上流で前記第1センサよりも下流に配置され且つ前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記インクジェットヘッドの上流側面よりも下流にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第2センサとを備えており、
    前記制御手段は、前記第1センサが記録媒体の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第2センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、
    記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送機構と、
    記録媒体を前記吐出面と対向する位置に搬送するように前記搬送機構を制御し、且つ、記録媒体に対して印刷データに基づいてインクを吐出するように前記インクジェットヘッドを制御する制御手段と、
    前記搬送経路に沿って、前記インクジェットヘッドよりも上流に配置され且つ前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端を検知する第1センサと、
    前記搬送経路に沿って、前記第1センサよりも上流に配置され且つ前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記インクジェットヘッドの上流側面よりも下流にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第2センサとを備えており、
    前記制御手段は、前記第1センサが記録媒体の前端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第2センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記搬送経路に沿って一方向に並んだ複数の前記インクジェットヘッドを有しており、
    前記一方向に関して、最も上流に配置された前記インクジェットヘッドよりも上流に配置され、且つ、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が隣接する2つの前記インクジェットヘッド間にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第3センサをさらに備えており、
    前記制御手段は、前記第2センサが記録媒体の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第3センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記一方向に関して、最も上流に配置された前記インクジェットヘッドよりも上流に配置され、且つ、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が前記2つのインクジェットヘッドのうちの下流に配置された前記インクジェットヘッドの上流側面よりも下流にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第4センサをさらに備えており、
    前記制御手段は、前記第3センサが記録媒体の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第4センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記一方向に関して、最も上流に配置された前記インクジェットヘッドよりも上流に配置され、且つ、前記搬送機構によって搬送された記録媒体の前端が最も下流に配置された前記インクジェットヘッドよりも下流にあるときに当該記録媒体の後端を検知する第5センサをさらに備えており、
    前記制御手段は、前記第4センサが記録媒体の後端を検知してから所定時間が経過するまでの間に、前記第5センサが記録媒体の後端を検知しないときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1センサ及び前記第2センサは、前記搬送経路に沿う長さが互いに異なる記録媒体に応じて複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第2センサは、前記搬送経路に沿う長さが互いに異なる記録媒体に応じて複数配置されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記搬送経路に沿う長さが互いに異なる記録媒体に応じて、前記第1センサ及び前記第2センサを移動させる移動機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記第1センサが、前記インクジェットヘッド近傍に配置されており、
    前記制御手段は、前記第1センサが記録媒体の前端を検知してから所定時間経過後に、記録媒体に対してインクを吐出し始めるように前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。























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