JP2010082667A - 内蔵型チルベント、成形金型及び成形製品 - Google Patents

内蔵型チルベント、成形金型及び成形製品 Download PDF

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Abstract

【課題】環状の成形製品を製造する場合に溶融成形材料中に含まれるガスをキャビティの内側から排出することが可能で、かつ、小型化することが可能な内蔵型チルベントを提供する。
【解決手段】オス型ブロック100と、メス型ブロック200とを備え、オス型ブロック100とメス型ブロック200との対向面にはキャビティからのガスGを通過させるとともに溶融成形材料を冷却固化するためのガス通過路30が形成され、さらにはガス導入路20とガス排出路40とが形成され、キャビティの内側に取り付けて用いる内蔵型チルベント10。オス型ブロック100は、オス型ブロック本体部110及び凸部120を有し、メス型ブロック200は、メス型ブロック本体部210及び凸部120との間にガス通過路30が形成されるような形状を有する凹部220を有し、メス型ブロック200には、凹部220を取り囲むように冷媒流路212が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内蔵型チルベント、成形金型及び成形製品に関する。
従来、キャビティの内側に取り付けて用いる内蔵型チルベントが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図12は、内蔵型チルベント900を説明するために示す図である。
従来の内蔵型チルベント900は、図12に示すように、オス型ブロック910と、メス型ブロック920とを備え、オス型ブロック910とメス型ブロック920との対向面にはガスを通過させるとともに溶融成形材料を冷却固化するための連続山谷形状のガス通過路940が形成され、さらにはガス及び溶融成形材料をガス通過路940に導入するためのガス導入路930と、ガスをガス通過路940から外部に排出するためのガス排出路950とが形成された構造を有する。また、オス型ブロック910及びメス型ブロック920には、ネジ孔910a,920aが形成され、ネジ締めすることによりスポット冷却手段を取り付けることができるようになっている。
このため、従来の内蔵型チルベント900によれば、環状の成形製品を製造する場合であっても、溶融成形材料中に含まれるガスをキャビティの内側から排出することが可能となるため、ガス混入量が少なく高品質な成形製品を製造することが可能となる。
特開2008−080391号公報
しかしながら、従来の内蔵型チルベント900は、オス型ブロック910とメス型ブロック920との対向面にガス通過路940が形成された構造を有するため、溶融成形材料を十分に冷却固化するためには、オス型ブロック910とメス型ブロック920との対向面の平面面積を大きくすることによりガス通過路の表面積を大きくする必要がある。このため、従来の内蔵型チルベント900においては、内蔵型チルベントを小型化することが困難であるという問題がある。このような問題があると、実際上、環状の成形製品を製造するための多くの成形金型において、キャビティの内側に取り付けて用いることが困難となる。
そこで、本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、小型化することが可能な内蔵型チルベントを提供することを目的とする。
(1)本発明の内蔵型チルベントは、オス型ブロックとメス型ブロックとを備え、前記オス型ブロックと前記メス型ブロックとの対向面にはキャビティからのガスを通過させるとともに溶融成形材料を冷却固化するためのガス通過路が形成され、さらには前記ガス及び前記溶融成形材料を前記ガス通過路に導入するためのガス導入路と、前記ガスを前記ガス通過路から外部に排出するためのガス排出路とが形成され、キャビティの内側に取り付けて用いる内蔵型チルベントであって、前記オス型ブロックは、オス型ブロック本体部及び当該オス型ブロック本体部における前記メス型ブロックと対向する面に形成された凸部を有し、前記メス型ブロックは、メス型ブロック本体部及び当該メス型ブロック本体部における前記オス型ブロックと対向する面に形成され、前記オス型ブロック及び前記メス型ブロックを組み合わせるとき、前記凸部との間に前記ガス通過路が形成されるような形状を有する凹部を有し、前記メス型ブロックの内部には、前記凹部を取り囲むように冷媒流路が形成されていることを特徴とする。
このため、本発明の内蔵型チルベントによれば、オス型ブロックの凸部とメス型ブロックの凹部との間に3次元的にガス通過路が形成されることになるため、オス型ブロックとメス型ブロックとの対向面の平面面積をそれほど大きくしなくても、ガス通過路の表面積を大きくすることが可能となる。また、本発明の内蔵型チルベントによれば、メス型ブロックの内部には凹部を取り囲むように冷媒流路が形成されているため、溶融成形材料を十分に冷却固化することが可能となる。その結果、本発明の内蔵型チルベントによれば、オス型ブロックとメス型ブロックとの対向面の平面面積をそれほど大きくしなくても、溶融成形材料を十分に冷却固化することが可能となり、内蔵型チルベントを小型化することが可能となる。
なお、本発明の内蔵型チルベントを用いることができる成形金型としては、金属射出成形金型(例えば、ダイカスト成形金型、重力鋳造金型、低圧鋳造金型)、樹脂射出成形金型などの射出成形金型などを好ましく例示することができる。また、オス型ブロック又はメス型ブロックの材料としては、各種金型用金属材料(例えば、SKD61(特に金属射出成形金型の場合)、SKD11、DC53、SUS420J2(特に樹脂射出成形金型の場合)など。)を好ましく例示することができる。
(2)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記メス型ブロックは、複数のメス型ブロック構成部品が接合又は接着された構造を有し、前記複数のメス型ブロック構成部品が接合又は接着された面において、冷媒流路が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、メス型ブロック中に上記のような冷媒流路を比較的容易に形成することが可能となる。また、ガス通過路の近傍に冷媒流路を形成することが可能となるため、冷却能力をさらに高くすることが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。
なお、複数のメス型ブロック構成部品を接合する方法としては、例えば、(a)冷媒流路形成用溝が形成された接合対象部品を平面接合面で接合する接合方法(特開2007−61867号公報参照。)、(b)接合対象部品を接合したのち所定の接合力強化処理を行う接合方法(国際公開第WO2007/108058号パンフレット及び国際公開第WO2008/004311号パンフレット参照。)、(c)通電加熱装置における各電極と各接合対象部品との間にカーボンフェルトを配置した状態で当該接合対象部品を接合する接合方法(国際公開第WO2008/044776号パンフレット参照。)、(d)接合対象部品の間に薄板状の焼結鉄鋼部材又はその他の鉄鋼部材を介在した状態で当該接合対象部品を接合する接合方法(本件出願時には未公開の国際出願(PCT/JP2007/057857、2007年4月9日出願)参照。)などを用いることができる。
また、複数のメス型ブロック構成部品を接着する方法としては、例えば、成形金型本体と、冷媒流路形成用溝が形成された冷媒流路形成用ブロックとを耐熱性接着剤を用いて接着する接着方法(国際公開第WO2006/030503号パンフレット参照。)などを用いることができる。
(3)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記オス型ブロックにおける前記凸部の内部にも、冷媒流路が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、オス型ブロック側からもガス通過路を冷却することが可能となるため、冷却能力をさらに高くすることが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。
(4)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記オス型ブロックは、複数のオス型ブロック構成部品が接合又は接着された構造を有し、前記複数のオス型ブロック構成部品が接合又は接着された面において、冷媒流路が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、オス型ブロック中に上記のような冷媒流路を比較的容易に形成することが可能となる。また、ガス通過路の近傍に冷媒流路を形成することが可能となるため、冷却能力をさらに高くすることが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。
(5)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記オス型ブロック本体部における前記メス型ブロックと対向する面及び前記メス型ブロック本体部における前記オス型ブロックと対向する面のうち少なくとも一方には、前記凸部又は前記凹部を取り囲むように環状の湯溜め用溝が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、多量の溶融成形材料が内蔵型チルベントに導入された場合であっても、当該湯溜め用溝が緩衝帯として働くため、後段のガス通過路やガス排出路に多量の溶融成形材料が勢い良く導入されることを抑制することが可能となる。
(6)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記凸部は、略錐形状を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、溶融成形材料が、冷却固化される過程で収縮してオス型ブロック側に付着することとなるため、オス型ブロックとメス型ブロックとを容易に分離することが可能となる。略錐形状としては、錐形状の上部が平坦に加工されているような形状を好ましく例示することができる。略錐形状としては、略円錐形状、略楕円錐形状、略多角形錐形状を好ましく用いることができる。凸部の錐形状部分におけるテーパとしては、2°〜30°の範囲内にあることが好ましい。この範囲内であれば、オス型ブロックとメス型ブロックとの対向面の平面面積をそれほど大きくしなくても、ガス通過路の表面積を十分に大きくすることが可能となる。
(7)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記ガス通過路は、連続山谷形状を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、ガス通過路の有効長さをさらに長くすることができるため、冷却能力をさらに高くすることが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。また、ガス通過路を通過する溶融成形材料の通過速度を遅くすることが可能となるため、このことによっても、冷却能力をさらに高くすることが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。
(8)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記オス型ブロックには、前記凸部の先端部から基端側に向けて前記オス型ブロックを貫通する貫通孔が形成されており、前記メス型ブロックは、前記オス型ブロック及び前記メス型ブロックを組み合わせたときに前記貫通孔の内周面との間に前記ガス排出路が形成されるような形状を有する先端細径部、前記先端細径部の基端側に位置する中間中径部及び前記中間中径部の基端側に位置する基端太径部を有するセンターピンと、前記凹部の底部に形成され、前記センターピンの前記中間中径部を摺動自在に軸支する軸受部と、前記軸受部の基端側に形成され、前記基端太径部を収納する収納室と、前記収納室における前記基端太径部の基端側に収納され、前記センターピンに付勢力を付与するコイルバネとをさらに有することが好ましい。
このような構成とすることにより、オス型ブロックの凸部の頂上部分とメス型ブロックの凹部の底の部分との間で成形材料が仮に冷却固化した場合であっても、オス型ブロックとメス型ブロックとを分離するときに、コイルバネの働きにより、メス型ブロックから成形材料を剥離することが可能となる。
(9)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記先端細径部は、前記センターピンの先端側に向かうにつれて断面積が小さくなるテーパ領域を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、オス型ブロックとメス型ブロックとを容易に分離することが可能となる。
(10)本発明の内蔵型チルベントにおいては、前記オス型ブロックには、前記貫通孔から外周に向かう横孔及び前記横孔から前記基端側に向かう縦孔が形成され、前記外周において横孔を閉塞する閉塞部材が取り外し自在に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、オス型ブロックの貫通孔に後述するクリーニングピンを挿入した状態で成形を行う場合であってもガスを確実に外部に排出することが可能となる。また、溶融成形材料がガス排出路まで導入された場合であっても、溶融成形材料の勢いを弱くすることが可能となり、溶融成形材料が外部へ排出されることを極力抑制することが可能となる。また、溶融成形材料が仮に横孔まで導入された場合であっても、閉塞部材を取り外して成形材料を取り除くことが可能となり、内蔵型チルベントの寿命を長くすることが可能となる。
(11)本発明の成形金型は、本発明の内蔵型チルベントを備えることを特徴とする。
このため、本発明の成形金型によれば、小型化することが可能な内蔵型チルベントを備えるため、環状の成形製品を製造するための多くの成形金型において、キャビティの内側に取り付けて用いることが可能となる。
成形金型としては、金属射出成形金型(例えば、ダイカスト成形金型、重力鋳造金型、低圧鋳造金型)、樹脂射出成形金型などの射出成形金型などを好ましく例示することができる。
(12)本発明の成形金型は、上記(8)〜(10)のいずれかに記載の内蔵型チルベントと、前記貫通孔の内周面に付着することがある成形材料を除去するためのクリーニングピンとを備えることが好ましい。
このため、本発明の成形金型によれば、貫通孔の内周面に付着することがある成形材料をクリーニングピンを用いて比較的容易に除去することが可能となる。
(13)本発明の成形金型においては、前記オス型ブロックと前記メス型ブロックとを組み合わせるとき、前記クリーニングピンが前記センターピンを介して前記コイルバネを圧縮し、前記オス型ブロックと前記メス型ブロックとを分離するとき、前記クリーニングピンによる前記コイルバネの圧縮状態が緩和され、前記センターピンにおける前記中間中径部と前記先端細径部との段差部が前記メス型ブロックから成形材料を剥離するように構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、オス型ブロックの凸部の頂上部分とメス型ブロックの凹部の底の部分との間で成形材料が冷却固化した場合であっても、クリーニングピンによるコイルバネの圧縮状態を緩和して、センターピンにおける中間中径部と先端細径部との段差部をメス型ブロックの底の部分から突出させることにより、メス型ブロックから成形材料を比較的容易に剥離することが可能となる。
(14)本発明の成形金型においては、前記クリーニングピンは、前記貫通孔の内周面に対して摺動自在の外周面を有し、前記オス型ブロックと前記メス型ブロックとを分離するとき前記貫通孔の内周面に付着することがある成形材料を取り除く機能を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、オス型ブロックとメス型ブロックとを分離するとき貫通孔の内周面に付着することがある成形材料を取り除くことが可能となる。
(15)本発明の成形製品は、本発明の成形金型を用いるとともに、前記内蔵型チルベントをキャビティの内側に取り付けた状態で成形することにより製造された成形製品である。
このため、本発明の成形製品は、溶融成形材料中に含まれるガスがキャビティの内側からも排出されることとなるため、ガス混入量が少なく高品質な成形製品となる。
成形製品としては、金属射出成形製品(例えば、ダイカスト成形製品、重力鋳造製品、低圧鋳造製品)、樹脂射出成形製品などの射出成形製品などを好ましく例示することができる。
以下、本発明の内蔵型チルベント、成形金型及び成形製品について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る内蔵型チルベント10を説明するために示す図である。図1(a)は内蔵型チルベント10の斜視図であり、図1(b)はオス型ブロック100を紙面左側にして分解した状態における内蔵型チルベント10の斜視図であり、図1(c)はメス型ブロック200を紙面左側にして分解した状態における内蔵型チルベント10の斜視図である。
図2は、実施形態1に係る内蔵型チルベント10の縦断面図である。なお、符号336で示される部材は、後述するイジェクターピンであり、符号338で示される部材は、後述するクリーニングピンである。また、矢印Gはガスの流れを示し、矢印Wは冷媒の流れを示す。
図3は、実施形態1に用いるオス型ブロック100を説明するために示す図である。図3(a)はオス型ブロック100の縦断面図であり、図3(b)はオス型ブロック100の平面図であり、図3(c)は閉塞部材180を取り外した状態のオス型ブロック100の縦断面図である。
図4は、実施形態1に用いるメス型ブロック200を説明するために示す図である。図4(a)はメス型ブロック200の縦断面図であり、図4(b)はメス型ブロック200の平面図であり、図4(c)はメス型ブロック構成部品260,270が接合された面で切断したときのメス型ブロック200の横断面図であり、図4(d)はセンターピン230の縦断面図である。
実施形態1に係る内蔵型チルベント10は、図1に示すように、オス型ブロック100と、メス型ブロック200とを備える。そして、図2に示すように、オス型ブロック100とメス型ブロック200との対向面には、キャビティからのガスを通過させるとともに溶融成形材料を冷却固化するためのガス通過路30が形成され、さらにはガスG及び溶融成形材料をガス通過路30に導入するためのガス導入路20と、ガスGをガス通過路30から外部に排出するためのガス排出路40とが形成されている。実施形態1に係る内蔵型チルベント10は、後述する図5に示すように、キャビティの内側に取り付けて用いる内蔵型チルベントである。実施形態1に係る内蔵型チルベント10は、図1に示すように、略円柱状の形状を有する。直径は例えば40mmであり、高さは例えば80mmである。内蔵型チルベント10は、例えばSKD61からなる。
オス型ブロック100は、図3に示すように、オス型ブロック本体部110及び当該オス型ブロック本体部110におけるメス型ブロック200と対向する面に形成された凸部120を有する。オス型ブロック本体部110には、ガス導入路用溝140と、凸部120を取り囲むような環状の湯溜め用溝150とが形成されている。ガス導入路用溝140は、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを組み合わせたときにガス導入路20となる。また、オス型ブロック100には、凸部120の先端部から基端側に向けてオス型ブロック100を貫通する貫通孔130と、貫通孔130から外周に向かう横孔162及び横孔162から基端側に向かう縦孔164からなる別の貫通孔160が形成されている。横孔162の外周には、横孔162を閉塞する閉塞部材(例えばネジ)180が取り外し自在に取り付けられている。横孔162及び縦孔164は、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを組み合わせたときに、ガス排出路44となる。凸部120は、円錐形状の上部が平坦に加工された略円錐形状を有し、先端側に向かって細くなるように10°のテーパがついた形状を有する。
メス型ブロック200は、図4に示すように、メス型ブロック本体部210及び当該メス型ブロック本体部210におけるオス型ブロック100と対向する面に形成され、オス型ブロック100及びメス型ブロック200を組み合わせるとき、凸部120との間にガス通過路30が形成されるような形状を有する凹部220を有する。また、メス型ブロック200は、冷媒流路形成用溝262が形成されたメス型ブロック構成部品260と、冷媒導入孔274及び冷媒排出孔276並びに冷媒流路形成用溝272が形成されたメス型ブロック構成部品270とが接合面で接合された構造を有する。従って、メス型ブロック200の内部には、凹部220を取り囲むように冷媒流路212が形成されている。冷媒としては、例えば水を用いる。
また、メス型ブロック200は、図2及び図4に示すように、オス型ブロック100及びメス型ブロック200を組み合わせたときに貫通孔130の内周面との間にガス排出路42が形成されるような形状を有する先端細径部232、先端細径部232の基端側に位置する中間中径部234及び中間中径部234の基端側に位置する基端太径部236を有するセンターピン230と、凹部220の底に形成され、センターピン230の中間中径部234を摺動自在に軸支する軸受部250と、軸受部250の基端側に形成され、基端太径部236を収納する収納室252と、収納室252における基端太径部236の基端側に収納され、センターピン230に付勢力を付与するコイルバネ240とをさらに有する。凹部220は、底部に向かって細くなるように角度がついた略逆円錐状形状を有し、その角度は例えば垂直線に対して10°である。センターピン230の先端細径部232は、先端側に向かうにつれて断面積が小さくなるテーパ領域を有し、その角度は例えば垂直線に対して2°である。
図5は、実施形態1に係る成形金型300を説明するために示す図である。図5(a)は成形金型300を構成する固定側金型310を成形金型300の分割面から見た平面図であり、図5(b)は成形金型300の縦断面図である。
実施形態1に係る成形金型300は、図5に示すように、固定側金型310と、可動側金型320と、3個の外付型チルベント360と、1個の内蔵型チルベント10と、イジェクターピン332,334,336及びクリーニングピン338を有するイジェクターピン機構330とを備える。また、実施形態1に係る成形金型300は、固定側金型310と可動側金型320とを組み合わせたときに、キャビティ340と、湯口350と、外付型チルベント360への第1排出路370と、内蔵チルベント10への第2排出路380とが形成されるよう構成されている。
実施形態1に係る内蔵型チルベント10は、成形金型におけるキャビティの内側に取り付けた状態で使用する。以下、実施形態1に係る内蔵型チルベント10の使用方法を説明する。
図6及び図7は、実施形態1に係る内蔵型チルベント10の動作を説明するために示す図である。図6(a)は成形加工直前における内蔵型チルベント10を示す縦断面図であり、図6(b)は成形加工中における内蔵型チルベント10を示す縦断面図であり、図6(c)は成形加工後にオス型ブロック100とメス型ブロック200とがわずかに分離したときにおける内蔵型チルベント10を示す縦断面図であり、図7(a)は成形加工後にオス型ブロック100とメス型ブロック200とが完全に分離したときにおける内蔵型チルベント10を示す縦断面図であり、図7(b)はイジェクターピン336をイジェクターピン孔170から突出させたときにおける内蔵型チルベント10を示す縦断面図であり、図7(c)はクリーニングピン338を貫通孔130から突出させたときにおける内蔵型チルベント10を示す縦断面図である。
1.内蔵型チルベント10等の取り付け
固定型金型310におけるキャビティ340の内側に内蔵型チルベント10におけるメス型ブロック200を取り付け、固定型金型310におけるキャビティ340の外側に外周型チルベント360におけるメス型ブロック364を取り付ける。
2.成形金型300のセット
固定側金型310の上方から可動側金型320(並びに内蔵型チルベント10におけるオス型ブロック100及び外付型チルベント360におけるオス型ブロック362)を下降させるとともにイジェクターピン機構330を下降させ、成形金型300を成形加工可能状態にセットする(図5参照。)。このとき、図6(a)に示すように、クリーニングピン338がメス型ブロック200のセンターピン236を押さえ付けることにより、コイルバネ240は圧縮された状態となる。なお、イジェクターピン孔170中には、イジェクターピン336が挿入されている。イジェクターピン336の先端は、湯溜め用溝150の底部に位置している。
3.成形加工
成形金型300の湯口350を通して溶融成形材料をキャビティ340内に注入する。溶融成形材料は、キャビティ340を満たした後に、第1排出路370を通って外付型チルベント360へと向かい、第2排出路380を通って内蔵型チルベント10へと向かう。このとき、溶融成形材料中に含まれるガスは、キャビティ340の内側からも排出されることとなる。このため、ガス混入量が少なく高品質な成形製品を製造することが可能となる。なお、内蔵型チルベント10に導入された溶融成形材料は、図6(b)に示すように、ガス通過路30の部分で冷却固化される。なお、図6(b)においては、溶融成形材料がガス排出路42の入り口付近まで導入された場合を示している。
4.可動側金型320の取り外し
成形加工が終了したら、図6(c)及び図7(a)に示すように、可動側金型320(及びオス型ブロック100,362)とともにイジェクター機構330を上昇させるため、その初期段階においては、図6(c)に示すように、クリーニングピン338がセンターピン230を押さえ付ける力が弱まり、結果として、クリーニングピン338によるコイルバネ240の圧縮状態が緩和される。このため、オス型ブロック100の凸部120の頂上部分とメス型ブロック200の凹部220の底の部分との間で溶融成形材料が仮に冷却固化した場合であっても、センターピン230における中間中径部234と先端細径部232との段差部238がメス型ブロック200の底の部分から突き出ることとなり、その結果、メス型ブロック200から成形材料Mを剥離することが可能となる。
なお、この明細書で可動型金型320等を上昇させるとは、図5〜図7の紙面に対して上昇させるという意味で用いており、実際は、鉛直方向に沿って上昇させる場合のほかに、鉛直方向に直交する方向に沿って移動させる場合も含む。要するに、固定側金型310に対して可動型金型320を分離する方向に沿って移動させるという意味である。
その後、可動側金型320(並びにオス型ブロック100,362及びイジェクター機構330)をさらに上昇させると、成形金型300中の成形製品50が上昇し、図7(a)に示すように、内蔵型チルベント10中の成形材料Mも上昇する。その後、可動側金型320(並びにオス型ブロック100,362及びイジェクター機構330)を十分に上昇させた後に、可動側金型320(並びにオス型ブロック100,362及びイジェクター機構330)の上昇を止め、その後、イジェクター機構330のみを下降させる。すると、イジェクターピン332,334が、成形製品50及び外付型チルベント360中の冷却固化した成形材料を押し出すとともに、図7(b)に示すように、イジェクターピン336が、オス型ブロック100に付着している成形材料Mを押し出す。その後、イジェクターピン機構330をさらに下降させると、図7(c)に示すように、クリーニングピン338が、貫通孔130の内周面を摺動しながら下降し、貫通孔130の内周面に付着することがある成形材料Mを押し出す。これにより、オス型ブロック100における貫通孔130の内周面は常に清浄な状態に保たれ、爾後、上記2.〜4.の工程を安定して繰り返すことが可能となる。
5.成形製品の仕上げ加工
図8は、実施形態1に係る成形製品50を説明するために示す図である。図8(a)〜図8(c)はバリ52の付いた状態の成形製品50をそれぞれ別の方向から見たときの斜視図であり、図8(c)はバリ52の除去された状態の成形製品50を図8(a)の場合と同様の方向から見たときの斜視図である。
可能側金型320の取り外しが終わった直後の成形製品50には、図8(a)及び図8(b)に示すように、第1排出路370、第2排出路380、外付型チルベント360及び内蔵型チルベント10の内部で冷却固化した成形材料からなるバリ52が付着している。そこで、これらのバリ52を除去した後、研磨加工などで仕上げることによって、図8(c)に示すように、バリ52の除去された状態の成形製品50を得ることができる。
このように、実施形態1に係る成形製品50は、成形金型300を用いるとともに、内蔵型チルベント10をキャビティ340の内側に取り付けた状態で成形することにより製造された成形製品である。
以上説明した実施形態1に係る内蔵型チルベント10によれば、オス型ブロック100の凸部120とメス型ブロック200の凹部220との間に3次元的にガス通過路30が形成されることになるため、オス型ブロック100とメス型ブロック200との対向面の平面面積をそれほど大きくしなくても、ガス通過路30の表面積を大きくすることが可能となる。また、実施形態1に係る内蔵型チルベント10によれば、メス型ブロック200の内部には凹部220を取り囲むように冷媒流路212が形成されているため、溶融成形材料を十分に冷却固化させることが可能となる。その結果、実施形態1に係る内蔵型チルベント10によれば、オス型ブロック100とメス型ブロック200との対向面の平面面積をそれほど大きくしなくても、溶融成形材料を十分に冷却固化することが可能となり、内蔵型チルベントを小型化することが可能となる。
また、実施形態1に係る内蔵型チルベント10によれば、メス型ブロック200は、複数のメス型ブロック構成部品260,270が接合された構造を有するため、メス型ブロック200中に上記のような冷媒流路212を比較的容易に形成することが可能となる。また、ガス通過路30の近傍に冷媒流路212を形成することが可能となるため、冷却能力をさらに高くすることが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。
また、実施形態1に係る内蔵型チルベント10によれば、オス型ブロック本体部110におけるメス型ブロック200と対向する面には、凸部120を取り囲むように環状の湯溜め用溝150が形成されているため、多量の溶融成形材料が内蔵型チルベント10に導入された場合であっても、当該湯溜め用溝150が緩衝帯として働くため、後段のガス通過路30やガス排出路40に多量の溶融成形材料が勢い良く導入されることを抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る内蔵型チルベント10によれば、溶融成形材料が、冷却固化される過程で収縮してオス型ブロック100側に付着することとなるため、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを容易に分離することが可能となる。
また、実施形態1に係る内蔵型チルベント10においては、オス型ブロック100には、上記したような貫通孔130が形成されており、メス型ブロック200は、上記したようなセンターピン230と、軸受部250と、収納室252と、コイルバネ240とをさらに有するため、オス型ブロック100の凸部120の頂上部分とメス型ブロック200の凹部220の底の部分との間で成形材料が仮に冷却固化した場合であっても、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを分離するときに、コイルバネの働きにより、メス型ブロック200から成形材料Mを剥離することが可能となる。
また、実施形態1に係る内蔵型チルベント10においては、先端細径部232は、センターピン230の先端側に向かうにつれて断面積が小さくなるテーパ領域を有するため、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを容易に分離することが可能となる。
さらにまた、実施形態1に係る内蔵型チルベント10においては、オス型ブロック100には、貫通孔130から外周に向かう横孔162及び横孔162から基端側に向かう縦孔164が形成され、外周において横孔162を閉塞する閉塞部材180が取り外し自在に取り付けられているため、オス型ブロック100の貫通孔130にクリーニングピン338を挿入した状態で成形を行う場合であってもガスを確実に外部に排出することが可能となる。また、溶融成形材料がガス排出路40まで導入された場合であっても、溶融成形材料の勢いを弱くすることが可能となり、溶融成形材料が外部へ排出されることを極力抑制することが可能となる。さらにまた、溶融成形材料が仮に横孔162まで導入された場合であっても、閉塞部材180を取り外して成形材料Mを取り除くことが可能となり、内蔵型チルベント10の寿命を長くすることが可能となる。
一方、実施形態1に係る成形金型300によれば、実施形態1に係る内蔵型チルベント10を備えるため、環状の成形製品を製造するための多くの成形金型において、キャビティの内側に取り付けて用いることが可能となる。
また、実施形態1に係る成形金型300によれば、内蔵型チルベント10とクリーニングピン338とを備えるため、貫通孔130の内周面に付着することがある成形材料Mを比較的容易に除去することが可能となる。
また、実施形態1に係る成形金型300によれば、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを組み合わせるとき、クリーニングピン338がセンターピン230を介してコイルバネ240を圧縮し、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを分離するとき、クリーニングピン338によるコイルバネ240の圧縮状態が緩和され、センターピン230における中間中径部と先端細径部との段差部がメス型ブロック200から成形材料Mを剥離するように構成されているため、オス型ブロック100の凸部120の頂上部分とメス型ブロック200の凹部220の底の部分との間で成形材料Mが冷却固化した場合であっても、クリーニングピン338によるコイルバネ240の圧縮状態を緩和して、センターピン230における中間中径部と先端細径部との段差部をメス型ブロック200の底の部分から突出させることにより、メス型ブロック200から成形材料Mを比較的容易に剥離することが可能となる。
また、実施形態1に係る成形金型300によれば、クリーニングピン338は、貫通孔130の内周面に対して摺動自在の外周面を有し、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを分離するとき貫通孔130の内周面に付着することがある成形材料を取り除く機能を有するため、オス型ブロック100とメス型ブロック200とを分離するとき貫通孔130の内周面に付着することがある成形材料Mを取り除くことが可能となる。
一方、実施形態1に係る成形製品50は、実施形態1に係る成形金型300を用いるとともに、実施形態1に係る内蔵型チルベント10をキャビティの内側に取り付けた状態で成形することにより製造された成形製品であるため、ガス混入量が少なく高品質な成形製品となる。
なお、実施形態1に係る内蔵型チルベント10における溶融成形材料の導入状態をシミュレーションすることにより、実施形態1に係る内蔵型チルベントの効果を確認した。
図9は、実施形態1に係る内蔵型チルベント10における溶融成形材料の導入状態を説明するために示す図である。図9(a)〜図9(i)は導入開始から導入終了までの期間における溶融成形材料が導入されていく様子を順に示す図である。
実施形態1に係る内蔵型チルベント10においては、オス型ブロック100の凸部120とメス型ブロック200の凹部220との間に3次元的にガス通過路30が形成されることになるため、また、メス型ブロック200の内部には凹部220を取り囲むように冷媒流路212が形成されているため、図9に示すように、溶融成形材料を十分に冷却固化することが可能となることが確認された。また、多量の溶融成形材料が内蔵型チルベント10に導入された場合であっても、湯溜め用溝150が緩衝帯として働くため、図9に示すように、後段のガス通過路30やガス排出路40に多量の溶融成形材料が勢い良く導入されることを抑制することが可能であることが確認された。
[実施形態2]
図10は、実施形態2に係る内蔵型チルベント10aの縦断面図である。
実施形態2に係る内蔵型チルベント10aは、基本的には実施形態1に係る内蔵型チルベント10と同様の構成を有するが、ガス通過路の詳細構造が実施形態1に係る内蔵型チルベント10の場合とは異なる。すなわち、実施形態2に係る内蔵型チルベント10aにおいては、図9に示すように、ガス通過路30aは、連続山谷形状を有する。
このため、実施形態2に係る内蔵型チルベント10aによれば、実施形態1に係る内蔵型チルベント10が有する効果に加えて以下の効果を有する。すなわち、実施形態1に係る内蔵型チルベント10の場合よりも、ガス通過路30aの有効長さをさらに長くすることができるため、冷却能力をさらに高くすることが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。また、ガス通過路30aを通過する溶融成形材料の通過速度を遅くすることが可能となるため、このことによっても、冷却能力をさらに高くすることが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。
[実施形態3]
図11は、実施形態3に係る内蔵型チルベント10bの要部を示す縦断面図である。図11(a)はメス型ブロック構成部品260bび270bの境界面における横断面図であり、図11(b)はメス型ブロック構成部品270b及び280bの境界面における横断面図であり、図11(c)はメス型ブロック200aの図11(a)及び図11(b)におけるA1−O−A2断面図である。
実施形態3に係る内蔵型チルベント10bは、基本的には実施形態1に係る内蔵型チルベント10と同様の構成を有するが、メス型ブロックの詳細構造が実施形態1に係る内蔵型チルベント10の場合とは異なる。すなわち、実施形態2に係る内蔵型チルベント10bにおけるメス型ブロック200bは、図11に示すように、3つのメス型ブロック構成部品260b,270a,280bが接合された構造を有するとともに、それぞれが接合された面に形成された冷媒流路形成用溝262b,272b,273b,282bと、これらの溝に連通する冷媒流路形成用孔278bとで、凹部220をより高密度に取り囲むように冷媒流路212bが構成されている。
このため、実施形態3に係る内蔵型チルベント10bによれば、実施形態1に係る内蔵型チルベント10が有する効果に加えて以下の効果を有する。すなわち、凹部220をより高密度に取り囲むように冷媒流路212aが形成されているため、溶融成形材料をさらに十分に冷却固化することが可能となる。その結果、内蔵型チルベント10bによれば、溶融成形材料をさらに十分に冷却固化することが可能となり、内蔵型チルベントをさらに小型化することが可能となる。
以上、本発明の内蔵型チルベント、成形金型及び成形製品を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態においては、2つ又は3つのメス型ブロック構成部品を用いてメス型ブロックを構成することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、4つ以上のメス型ブロック構成部品を用いてメス型ブロックを構成することとしてもよい。
(2)上記実施形態においては、内蔵型チルベントの形状が円柱である場合を例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、内蔵型チルベントの形状が楕円柱又は多角柱であってもよい。
(3)上記実施形態においては、内蔵型チルベントのサイズとして、直径が40mmであり、高さが80mmである場合を例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、内蔵型チルベントのサイズは、もっと小さいものであってもよいし(例えば、直径10mm〜40mm。)、もっと大きなものであってもよい(例えば、直径40mm〜400mm。)。
(4)上記実施形態においては、オス型ブロックの凸部の形状が略円錐形状である場合を例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、オス型ブロックの凸部の形状が略楕円錐形状、略円柱形状又は略楕円柱形状であってもよい。
(5)上記実施形態においては、オス型ブロックの凸部が、先端側に向かって細くなるように10°のテーパがついた略円錐形状である場合を例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、先端側に向かって細くなるように2°〜30°のテーパがついた略円錐形状であってもよい。
(6)上記実施形態においては、複数のメス型ブロック構成部品(例えば、SKD61)が直接接合された構造を有するメス型ブロックを例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、複数のメス型ブロック構成部品が薄板状の焼結鉄鋼部材(例えば、ウッデホルム株式会社製、ELMAX。)又はその他の鉄鋼部材を介在した状態で接合された構造を有するメス型ブロックであってもよい。
(7)上記実施形態においては、複数のメス型ブロック構成部品が接合された構造を有するメス型ブロックを例にとって本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、複数のメス型ブロック構成部品が接着剤により接着された構造を有するメス型ブロックであってもよい。
(8)上記実施形態においては、凸部の内部に冷媒流路が形成されていないオス型ブロックを用いて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、凸部の内部に冷媒流路が形成されているオス型ブロックを用いてもよい。
(9)上記実施形態においては、第1外周部に環状の湯溜め用溝が形成されているオス型ブロックを用いて内蔵型チルベントを構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2外周部に環状の湯溜め用溝が形成されているメス型ブロックを用いて内蔵型チルベントを構成してもよい。
実施形態1に係る内蔵型チルベント10を説明するために示す図である。 実施形態1に係る内蔵型チルベント10の縦断面図である。 実施形態1に係るオス型ブロック100を説明するために示す図である。 実施形態1に係るメス型ブロック200を説明するために示す図である。 実施形態1に係る成形金型300を説明するために示す図である。 実施形態1に係る内蔵型チルベント10の動作を説明するために示す図である。 実施形態1に係る内蔵型チルベント10の動作を説明するために示す図である。 実施形態1に係る成形製品50を説明するために示す図である。 実施形態1に係る内蔵型チルベント10における溶融成形材料の導入状態を説明するために示す図である。 実施形態2に係る内蔵型チルベント10aを説明するために示す図である。 実施形態3に係る内蔵型チルベント10bを説明するために示す図である。 従来の内蔵型チルベント900を説明するために示す図である。
符号の説明
10,10a,900…内蔵型チルベント、20,930…ガス導入路、30,30a,940…ガス通過路、40,42,44,950…ガス排出路、50…成形製品、52…バリ、100,100a,362,910…オス型ブロック、110…オス型ブロック本体部、120…凸部、130…貫通孔、140…ガス導入路用溝、150…湯溜め用溝、160…別の貫通孔、162…横孔、164…縦孔、170…イジェクターピン孔、180…閉塞部材、200,200a,200b,364,920…メス型ブロック、210,210a,210b…メス型ブロック本体部、212…冷媒流路、220…凹部、230…センターピン、232…先端細径部、234…中間中径部、236…基端太径部、238…段差部、240…コイルバネ、250…軸受部、252…収納室、260,260a,260b,270,270a,270b,280b…メス型ブロック構成部品、262,262b,272,272b,273b,282b…冷媒流路形成用溝、274,284…冷媒導入孔、276…冷媒排出孔、278b…冷媒流路形成用孔、300…成形金型、310…固定側金型、320…可動側金型、330…イジェクターピン機構、332,334,336…イジェクターピン、338…クリーニングピン、340…キャビティ、350…湯口、360…外付型チルベント、370…第1排出路、380…第2排出路、910a,920a…ネジ孔、G…ガス、M,M,M…成形材料

Claims (15)

  1. オス型ブロックとメス型ブロックとを備え、
    前記オス型ブロックと前記メス型ブロックとの対向面にはキャビティからのガスを通過させるとともに溶融成形材料を冷却固化するためのガス通過路が形成され、
    さらには前記ガス及び前記溶融成形材料を前記ガス通過路に導入するためのガス導入路と、前記ガスを前記ガス通過路から外部に排出するためのガス排出路とが形成され、
    キャビティの内側に取り付けて用いる内蔵型チルベントであって、
    前記オス型ブロックは、オス型ブロック本体部及び当該オス型ブロック本体部における前記メス型ブロックと対向する面に形成された凸部を有し、
    前記メス型ブロックは、メス型ブロック本体部及び当該メス型ブロック本体部における前記オス型ブロックと対向する面に形成され、前記オス型ブロック及び前記メス型ブロックを組み合わせるとき、前記凸部との間に前記ガス通過路が形成されるような形状を有する凹部を有し、
    前記メス型ブロックの内部には、前記凹部を取り囲むように冷媒流路が形成されていることを特徴とする内蔵型チルベント。
  2. 請求項1に記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記メス型ブロックは、複数のメス型ブロック構成部品が接合又は接着された構造を有し、
    前記複数のメス型ブロック構成部品が接合又は接着された面において、冷媒流路が形成されていることを特徴とする内蔵型チルベント。
  3. 請求項1又は2に記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記オス型ブロックにおける前記凸部の内部にも、冷媒流路が形成されていることを特徴とする内蔵型チルベント。
  4. 請求項3に記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記オス型ブロックは、複数のオス型ブロック構成部品が接合又は接着された構造を有し、
    前記複数のオス型ブロック構成部品が接合又は接着された面において、冷媒流路が形成されていることを特徴とする内蔵型チルベント。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記オス型ブロック本体部における前記メス型ブロックと対向する面及び前記メス型ブロック本体部における前記オス型ブロックと対向する面のうち少なくとも一方には、前記凸部又は前記凹部を取り囲むように環状の湯溜め用溝が形成されていることを特徴とする内蔵型チルベント。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記凸部は、略錐形状を有することを特徴とする内蔵型チルベント。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記ガス通過路は、連続山谷形状を有することを特徴とする内蔵型チルベント。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記オス型ブロックには、前記凸部の先端部から基端側に向けて前記オス型ブロックを貫通する貫通孔が形成されており、
    前記メス型ブロックは、前記オス型ブロック及び前記メス型ブロックを組み合わせたときに前記貫通孔の内周面との間に前記ガス排出路が形成されるような形状を有する先端細径部、前記先端細径部の基端側に位置する中間中径部及び前記中間中径部の基端側に位置する基端太径部を有するセンターピンと、前記凹部の底部に形成され、前記センターピンの前記中間中径部を摺動自在に軸支する軸受部と、前記軸受部の基端側に形成され、前記基端太径部を収納する収納室と、前記収納室における前記基端太径部の基端側に収納され、前記センターピンに付勢力を付与するコイルバネとをさらに有することを特徴とする内蔵型チルベント。
  9. 請求項8に記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記先端細径部は、前記センターピンの先端側に向かうにつれて断面積が小さくなるテーパ領域を有することを特徴とする内蔵型チルベント。
  10. 請求項8又は9に記載の内蔵型チルベントにおいて、
    前記オス型ブロックには、前記貫通孔から外周に向かう横穴及び前記横穴から前記基端側に向かう縦孔が形成され、前記外周において横穴を閉塞する閉塞部材が取り外し自在に取り付けられていることを特徴とする内蔵型チルベント。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の内蔵型チルベントを備えることを特徴とする成形金型。
  12. 請求項8〜10のいずれかに記載の内蔵型チルベントと、
    前記貫通孔の内周面に付着することがある成形材料を除去するためのクリーニングピンとを備えることを特徴とする成形金型。
  13. 請求項12に記載の成形金型において、
    前記オス型ブロックと前記メス型ブロックとを組み合わせるとき、前記クリーニングピンが前記センターピンを介して前記コイルバネを圧縮し、
    前記オス型ブロックと前記メス型ブロックとを分離するとき、前記クリーニングピンによる前記コイルバネの圧縮状態が緩和され、前記センターピンにおける前記中間中径部と前記先端細径部との段差部が前記メス型ブロックから成形材料を剥離するように構成されていることを特徴とする成形金型。
  14. 請求項12又は13に記載の成形金型において、
    前記クリーニングピンは、前記貫通孔の内周面に対して摺動自在の外周面を有し、前記オス型ブロックと前記メス型ブロックとを分離するとき前記貫通孔の内周面に付着することがある成形材料を取り除く機能を有することを特徴とする成形金型。
  15. 請求項11〜14のいずれかに記載の成形金型を用いるとともに、前記内蔵型チルベントをキャビティの内側に取り付けた状態で成形することにより製造された成形製品。
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