JP2010081138A - 情報処理端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品コストの増加及び大型化を抑制しつつ、種々の状態を検出可能とすること。
【解決手段】電子機器は、相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備え、上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度に基づいて、上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段を備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子機器にかかり、特に、相互に可動する一対の筐体を有する電子機器に関する。
携帯電話機の構造としては、図1に示すように、一対の筐体510,520をヒンジ530で開閉自在に連結した折り畳み式のものが主流である。また、近年では、図2に示すように、一対の筐体610,620が積層状態から相互にスライド可動可能なスライド式のものもある。
そして、上述したような携帯電話機では、折り畳み状態やスライド状態といった姿勢に応じてメインディスプレイやサブディスプレイの表示状態を制御することを行っている。このため、携帯電話機の折り畳み状態やスライド状態といった姿勢状態を検出する必要が生じるが、その一手段として、磁気センサを用いたものがある。
例えば、折り畳み式携帯電話機では、図1に示すように、一方の筐体520内に磁気センサ521を装備し、他方の筐体510内に磁石511を装備している。そして、磁石511を、筐体510,520を折り畳んだときに磁気センサ521に近接する位置に装備している。また、スライド式の携帯電話機も同様に、図2に示すように、一方の筐体620内に磁気センサ621を装備し、他方の筐体610内に磁石611を装備している。そして、磁石611を、筐体610,620がスライド移動していない完全に積層状態のときに、上記磁気センサ621に近接する位置に装備している。これにより、磁気センサ621にて磁力の検出の有無に応じて、携帯電話機の開閉状態といった2つの姿勢状態を判別している。
そして、上述したスライド式携帯電話機は、近年ではさらに多様な姿勢に可動するよう構成されている。例えば、図3(a)の積層状態から図3(d)に示すように略長方形状の筐体710,720の短辺方向へのスライドも可能なよう構成されている。また、図3(c)に示すように、各筐体710,720の長辺をヒンジ730を介して開閉自在に係合することで、当該長辺部分を軸として開閉可動可能に構成されている。このように、完全に積層状態にある閉じた状態(図3(a))と、筐体の長手方向にスライドした縦スライド状態(図3(b))と、筐体の短辺方向にスライドした横スライド状態(図3(d))と、長辺にヒンジを有して反対側の長辺が回動端側となって開く開状態(図3(c))と、いった4つの姿勢状態をとるものがある。
特開2006−166241号公報
ところが、上述した4つの姿勢状態をとることができる携帯電話機でそれぞれの姿勢状態を検出しようとした場合には、各姿勢状態を検出するためのセンサを設ける必要がある。すると、上記携帯電話機では、4つの姿勢状態を検出するために、2つ、3つ、さらにはそれ以上の個数の磁気センサを装備する必要が生じる。すると、検出構成が複雑となり、また、物理的な実装スペース、さらには、配線などの問題も生じる。具体的には、部品点数が増加することによるコストの増加が生じ、また、構成が複雑となりそれに伴う開発コストの増加という問題も生じる。さらには、携帯電話機では常に求められている小型化、薄型化の妨げともなる。
その一例として、特許文献1に開示の技術がある。この文献に開示の携帯電話機は、1つの磁石と3つの磁気センサを備えている。ところが、3つの磁気センサを装備していることから、部品コストが増加し、また、磁気センサには配線が必要となるため、それにもなう設計負担が生じる。
そして、上述した問題は、携帯電話機ばかりでなく、筐体が複数の状態を取ることが可能なノートパソコン、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)などの電子機器でも、同様に生じうる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、部品コストの増加及び大型化を抑制しつつ、種々の状態を検出可能とすることにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である電子機器は、
相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備え、
上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度に基づいて、上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段を備えた、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態である携帯型情報処理端末は、
相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備え、
上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度に基づいて、上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段を備えた、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備えた電子機器に装備された演算装置に、
上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度に基づいて、上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段、
を実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である電子機器の状態判別方法は、
相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備えた電子機器にて、
上記磁気センサにて磁力の強度を検出する磁力検出工程と、当該検出した上記磁力の強度に基づいて上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別工程と、
を有することを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されることにより、センサの数を抑制しつつ電子機器の種々の筐体の状態を判別できるため、電子機器のコスト及び大型化を抑制することができる。
本発明の一形態である電子機器は、
相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備え、
上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度に基づいて、上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段を備えた、
ことを特徴とする。
そして、上記電子機器では、
予め設定された上記筐体の3種以上の各状態にそれぞれ対応する各磁力の強度値を、上記筐体の各状態を判別するための各状態判別基準データとして記憶する状態判別基準記憶手段を備え、
上記状態判別手段は、上記各状態判別基準データと、上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度と、に基づいて、上記筐体の状態を判別する、
ことを特徴とする。
さらに、上記電子機器では、
上記各状態判別基準データは、上記筐体の各状態にそれぞれ対応する各磁力の強度値をそれぞれ含むそれぞれ所定の範囲を有する値であり、
上記状態判別手段は、上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度が、上記各状態判別基準データの所定の範囲内にあるにあるか否かによって、上記筐体の状態を判別する、
ことを特徴とする。
上記発明によると、まず、電子機器は、磁気センサにて磁力を検出すると、筐体の各状態に応じた磁力を検出する。そして、電子機器は、検出した磁力の強度に応じて、筐体の3種以上の状態を判別する。従って、1つの磁気センサにて種々の筐体の状態を判別可能としつつ、電子機器のコスト及び大型化を抑制することができる。
また、上記電子機器では、
上記筐体の3種以上の各状態時に上記磁気センサにてそれぞれ測定した各磁力の強度値を、上記筐体の各状態における上記各状態判別基準データとして上記状態判別基準記憶手段に記憶する状態判別基準設定手段を備えた、
ことを特徴とする。
また、上記電子機器では、
上記筐体の3種以上の各状態時に上記磁気センサにてそれぞれ測定した各磁力の強度値をそれぞれ含む各所定の範囲を有する値を、上記筐体の各状態における上記各状態判別基準データとして上記状態判別基準記憶手段に記憶する状態判別基準設定手段を備えた、
ことを特徴とする。
このように、予め筐体を各状態に設定し、このときに磁気センサにて検出した磁力の強度を測定することで、各電子機器ごとの各状態に対応した状態判別基準データを設定しておくことができる。これにより、電子機器の特定に対応して、精度よく筐体の各状態を判別することができる。
また、上記電子機器では、
上記状態判別手段による判別結果に応じて、上記筐体に装備された表示部の表示動作を制御する表示制御手段を備えた、
ことを特徴とする。
これにより、電子機器の筐体の各状態に対応して、表示部の表示状態を制御することができる。従って、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
また、上記電子機器では、
上記状態判別手段は、上記一対の筐体が可動することによって変化する当該一対の筐体の姿勢状態を判別する、
ことを特徴とする。
また、上記電子機器では、
上記磁気センサと上記磁石とは、これらの距離が上記筐体の各姿勢状態毎に異なるよう上記筐体にそれぞれ配置されている、
ことを特徴とする。
また、上記電子機器では、
上記一対の筐体は、相互に積層された状態の閉状態と、当該閉状態から上記筐体の一辺方向に沿って相互にスライドした第一方向スライド状態と、上記閉状態から上記筐体の上記一辺とは垂直方向に沿って相互にスライドした第二方向スライド状態と、上記筐体の所定の辺に沿った軸を中心として相互に回転して開いた開状態と、の姿勢状態を取るよう構成されており、
上記状態判別手段は、上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度に基づいて上記筐体が、上記開状態、上記第一方向スライド状態、上記第二方向スライド状態、上記開状態のいずれの姿勢状態であるかを判別する、
ことを特徴とする。
このようにすることで、筐体の各姿勢状態、例えば、上述した4種類の姿勢状態を、1つの磁気センサで判別することができる。
また、上記電子機器では、
上記一対の筐体が各姿勢状態の時に、上記磁気センサにて検出した磁力の強度値がそれぞれ異なるよう、別の磁石を上記他の筐体に設けた、
ことを特徴とする。
このように、さらに磁気センサにて磁力を検出可能な他の磁石を設けることで、各状態において検出可能な磁力を精度よく検出することができ、より高精度に姿勢状態を判別することができる。
また、本発明の他の態様に係る電子機器ユニットは、
上述した電子機器と、この電子機器と係合される係合部材を備え、
上記係合部材に、上記電子機器との係合時に上記磁気センサにて磁力を検出可能な他の磁石を設けた、
ことを特徴とする。
そして、上記電子機器ユニットでは、
上記係合部材は、上記電子機器の筐体に装着され当該筐体表面を覆うカバー部材である、
ことを特徴とする。
また、上記電子機器ユニットでは、
上記カバー部材は、当該カバー部材毎に当該カバー部材に設ける上記磁石の位置が異なる、
ことを特徴とする。
そして、上記電子機器ユニットでは、
上記係合部材は、上記電子機器に接続される充電器である、
ことを特徴とする。
これにより、上述したように電子機器の各姿勢状態を判別できるほか、1つの磁気センサにて、カバー部材や充電器との係合状態を判別できる。
また、本発明の他の形態である携帯型情報処理端末は、
相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備え、
上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度に基づいて、上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段を備えた、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備えた電子機器に装備された演算装置に、
上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度に基づいて、上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段、
を実現させるためのプログラムである。
そして、上記プログラムでは、
上記状態判別手段は、予め設定された上記筐体の3種以上の各状態にそれぞれ対応する各磁力の強度値と、上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度と、に基づいて、上記筐体の状態を判別する、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態である電子機器の状態判別方法は、
相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の上記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の上記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備えた電子機器にて、
上記磁気センサにて磁力の強度を検出する磁力検出工程と、当該検出した上記磁力の強度に基づいて上記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別工程と、
を有することを特徴とする。
そして、上記状態判別方法では、
上記状態判別工程は、予め設定された上記筐体の3種以上の各状態にそれぞれ対応する各磁力の強度値と、上記磁力検出工程にて上記磁気センサにて検出した上記磁力の強度と、に基づいて、上記筐体の状態を判別する、
ことを特徴とする。
上述した構成を有する、携帯型情報処理端末、プログラム、又は、電子機器の状態判別方法、の発明であっても、上記電子機器と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、電子機器、携帯型情報処理端末、プログラム、及び、電子機器の状態判別方法、の各実施形態について図1〜図22を参照しながら説明する。なお、各実施形態では、本発明である電子機器の一例として、携帯電話機を例に挙げて説明するが、本発明を適用可能な電子機器は、いかなる電子機器であってもよい。つまり、一対の筐体が相互に可動する構成を有する、ノートパソコン、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)、ポータブル音楽プレーヤー、といった携帯型情報処理端末であってもよい。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図4乃至図12を参照して説明する。図4乃至図5は、携帯電話機の構成及びスタイルの変化を示す図である。図6乃至図7は、携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。図8は、携帯電話機に設定されるスタイルを検出する基準となるデータを説明する説明図である。図9乃至図12は、携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
[構成]
図4に示すように、本実施形態における携帯電話機1は、所定の厚みを有する略長方形形状の上側筐体10と下側筐体20といった一対の筐体を備えている。上記上側筐体10は、後述するように外面側に位置する面に、第1の表示部となる第1のLCD12と、第1の操作部となる十字キー13を備えている。また、上側筐体10は、後述するように内面側に位置する面、つまり、上記第1のLCD(liquid crystal display:液晶表示装置)12が設けられた裏面に、第2の表示部となる第2のLCD14を備えている。また、下側筐体20は、後述するよう内面側に位置する面に、第2の操作部となるいわゆるQWERTYキーボード22を備えている。
さらに、一対の筐体10,20の長辺付近には、当該筐体10,20を長辺に沿って相互に回動するよう係合するヒンジ部30を備えている。また、一対の筐体10,20は、相互に長辺方向、及び、短辺方向にそれぞれスライド可能なよう支持するスライド機構(図示せず)を備えている。
上記ヒンジ部30やスライド機構により、本実施形態における携帯電話機は、図4に示すように、4つの姿勢状態(スタイル1,2,3,4)の形態に変形可能である。まず、通常状態では、図4(a)に示すように、相互に全体的に積層された状態である閉状態(スタイル1)の姿勢をとる。また、このスタイル1の状態から、図4(b)に示すように、筐体10,20を相互に長辺方向(図4(b)の矢印Y2方向(一辺方向))にスライド可動することで、長辺方向にスライドした縦スライド状態(スタイル2(第一方向スライド状態))の姿勢をとる。また、上記閉状態であるスタイル1の状態から、図4(d)に示すように、筐体10,20を相互に短辺方向(図4(d)の矢印Y4方向(長辺(一辺)とは垂直方向))にスライド可動することで、短辺方向にスライドした横スライド状態(スタイル4(第二方向スライド状態))の姿勢をとる。さらに、上記閉状態であるスタイル1の状態から、図4(c)に示すように、筐体10,20を長辺方向に沿って設けられたヒンジ部30を軸として相互に回動可動することで(図4(c)の矢印Y3方向)、相互に開いた開状態(スタイル3)の姿勢をとる。
なお、本実施形態では、説明の都合上、上記スタイル1の状態からのみ、スタイル2,3,4に変形可能であることとする。逆に、スタイル2,3,4からは、スタイル1の状態にのみ変形可能である。
また、本実施形態における携帯電話機は、図4に示すように、下側筐体20の一端(上端)付近に磁気センサ21を備えており、これに対応して、上側筐体10の一端付近に磁石11を備えている。具体的に、磁気センサ21と磁石11とは、図4(a)に示すように、スタイル1の閉状態であるときに、相互に対向するよう位置している。従って、図5(a)に示すように、磁気センサ21と磁石11との距離D1を、スタイル1の閉状態のときに、他のスタイル2,3,4の状態よりも最も短くなるよう配置している。そして、磁気センサ21と磁石11とが上述した位置関係にあることにより、図5(b)に示すスタイル2の縦スライド状態であるときには、相互間の距離D2は最も長くなる。また、図5(c)に示すスタイル3の開状態であるときには、磁気センサ21と磁石11との距離D3は、上記スタイル1の時の距離D1に次いで短くなる。そして、図5(d)に示すスタイル4の横スライド状態であるときには、磁気センサ21と磁石11との距離D4は、上記スタイル3の時の距離D3よりも長く、上記スタイル4の時の距離D2により短くなる。以上をまとめると、各スタイル1,2,3,4における磁気センサ21と磁石11との距離D1,D2,D3,D4の関係は、D1<D3<D4<D2となる。すると、この距離関係に対応して、磁気センサ21が検出する磁力の強度は、逆に、スタイル1>スタイル3>スタイル4>スタイル2の順となる。
次に、携帯電話機の構成について、図6乃至図7を参照して説明する。図6に示すように、携帯電話機は、上述した磁気センサ21、磁石11、LCD12,14などに加え、電話機自体の動作制御を行う演算装置であるCPU51と、データを記憶する記憶装置であるメモリ52と、を備えている。また、携帯電話機による音声通話やデータ通信を実現するためのベースバンドIC53、RF(Radio Frequency)IC(integrated circuit)54、アンテナ55を備えている。また、携帯電話機は、電源を供給する電池パック56と、当該電池パック56から各構成に電源を供給する電源IC(integrated circuit)57,58を備えている。
なお、上述した磁気センサ21は、上記電源IC58から電圧が供給されることによって動作する。そして、磁気センサ21は、磁石11の磁気を検出し、当該検出した磁気の値を、CPU(Central Processing Unit)51に渡す。なお、CPU51では、磁気センサ21から受け取った磁気の値を、A/D(Analog/Digital)変換して処理する。
ここで、図7に、携帯電話機のCPU51及びメモリ52の詳細な構成を示す。この図に示すように、携帯電話機のCPU51は、メモリ52に記憶されたプログラムや外部から提供されたプログラムが組み込まれることによって構築された、状態判別基準設定部51aと、状態判別部51bと、表示制御部51cと、を備えている。また、メモリ52は、状態判別基準記憶部52aを備えている。
上記状態判別基準設定部51a(状態判別基準設定手段)は、後述するように磁気センサ21にて検出した磁力の強度と比較するデータであり、携帯電話機の各状態を判別するための基準となる各状態判別基準データを設定する。具体的に、まず、状態判別基準設定部51aは、ユーザが携帯電話機を各スタイルの状態に設定し、このときの磁気センサ21による磁力の強度を測定する。そして、各スタイルにて計測した磁力の値を中心値として、当該中心値から所定の値だけ上下に広げた所定の範囲を有する値(区間)を、各スタイルにおける状態判別基準データとして、状態判別基準記憶部52a(状態判別基準記憶手段)に記憶する。
ここで、状態判別基準データの設定例を、図8に示す。なお、図8の縦軸は、磁気センサ21にて検出した磁束密度の強度を示しており、上に向かうにつれて強度が強くなる。そして、符号Mmaxは、磁気センサ21が測定可能な磁力の上限値を示し、符号Mminは、磁気センサ21が測定可能な磁力の下限値を示している。
例えば、図5(a)に示すスタイル1の閉状態では、磁気センサ21にて図8に示すM1の値が検出されたとする。そして、この値M1を中心値として、その上下に予め設定されたα値だけ広げた区間R1(M1±αの範囲)を、スタイル1における状態判別基準データとする。なお、上記M1は、スタイル1の状態で磁気センサ21にて複数回、磁力を計測した値の平均値を用いてもよい。そして、上述同様に、他のスタイル2,3,4の状態においても、状態判別基準データの設定を行う。
すると、図5を参照して説明したように、磁気センサ21が検出する磁力の強度は、スタイル1>スタイル3>スタイル4>スタイル2の順となるため、各スタイルにおける所定の範囲を有する状態判別基準データは、図8に示すように、区間R1(スタイル1)>区間R3(スタイル3)>区間R4(スタイル4)>区間R2(スタイル2)の順となる。なお、ここでは、各スタイルにおける状態判別基準データを所定の範囲を有する値としたが、必ずしも範囲を有する必要はなく、各状態において測定した値そのものを状態判別基準データとしてもよい。また、上記状態判別基準データは、必ずしも携帯電話機で測定して設定する必要はなく、予め実験や理論計算などによって設定された値のデータを、メモリに記憶してもよい。
また、上記状態判別部51b(状態判別手段)は、磁気センサ21にて検出した磁力の強度に基づいて、携帯電話機の筐体10,20がいかなる姿勢状態であるかを判別する。つまり、図4に示したスタイル1(閉状態)、スタイル2(縦スライド状態)、スタイル3(開状態)、スタイル4(横スライド状態)のどの状態にあるか、を判別する。具体的に、状態判別部51bは、状態判別基準記憶部52aに記憶された各スタイルの各状態判別基準データである各区間R1,R2,R3,R4のうち、どの区間に磁気センサ21にて検出した磁力の値が含まれるか、を判断する。そして、検出した磁力の値を含む区間に対応するスタイルを、携帯電話機の現在のスタイルであると判別する。つまり、磁気センサ21にて検出した磁力の値が、図8に示す区間R1に含まれる場合には、携帯電話機のスタイルは、スタイル1(閉状態)であると判別する。また、磁気センサ21にて検出した磁力の値が、図8に示す区間R3に含まれる場合には、携帯電話機のスタイルは、スタイル3(開状態)であると判別する。また、磁気センサ21にて検出した磁力の値が、図8に示す区間R4に含まれる場合には、携帯電話機のスタイルは、スタイル4(横スライド状態)であると判別する。また、磁気センサ21にて検出した磁力の値が、図8に示す区間R2に含まれる場合には、携帯電話機のスタイルは、スタイル2(横スライド状態)であると判別する。
また、上記表示制御部51c(表示制御手段)は、上記状態判別部51bによる携帯電話機の姿勢状態の判別結果に応じて、LCD12,14の表示動作を制御する。つまり、各状態に適切であると予め設定されている表示状態に制御する。例えば、LCD12,14に、予め各姿勢状態毎に用意されたユーザインタフェース(UI)を、各姿勢状態毎に設定されたLCD12,14に表示する。さらに一例を挙げると、例えば、図4(c)に示すスタイル3(開状態)であるときにだけLCD14が外部に露出するため、当該LCD14の表示をオンに制御し、他のスタイル1,2,4のときには、LCD12だけをオンに制御する。なお、表示制御部51cによる表示制御動作は、上述したものに限定されない。
[動作]
次に、上述した携帯電話機の動作を、図9乃至図12を参照して説明する。図9乃至図10は、状態判別基準データを設定時の動作を示しており、また、図11乃至図12は、携帯電話機の姿勢状態を判別するときの動作を示している。
まず、携帯電話機をユーザが使用する前に、スタイルごとに磁気センサ21がどれくらいの測定値(磁力の強度)を返すかを電話機側に設定しておく必要がある。つまり、上述した状態判別基準データを設定する初期設定を行う必要があり、まずはこれについて説明する。なお、初期設定は、携帯電話機がユーザに渡る前に、製造者側における製造工程で行われるものとする。但し、この初期設定は、いかなるタイミングで実行されてもよく、携帯電話機を購入したユーザが行ってもよい。
まず、携帯電話機に初期設定指令が入力されると、携帯電話機はオペレータに対して各スタイルに変形するよう、表示データや音などで指令を発する。これに応じて、オペレータは、携帯電話機の筐体10,20をスタイル1の閉状態に変形させる(ステップS1)。そして、このときの磁気センサ21の磁力の出力値を、CPU51(状態判別基準設定部51a)が測定する(ステップS2)。この測定を数回実行し、その測定値の平均値M1を、図8に示す区間R1における中心値とする。そして、この中心値M1を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R1を設定する(ステップS3)。その後、この区間R1を、スタイル1の状態判別基準データとして、メモリ52(状態判別基準記憶部52a)に記憶する(ステップS4)。
続いて、携帯電話機の筐体10,20を、オペレータがスタイル2の縦スライド状態に変形させる(ステップS5)。そして、上述同様に、磁気センサ21の磁力の出力値を、CPU51が測定し(ステップS6)、この測定を数回実行する。その後、測定値の平均値M2を、図8に示す区間R2における中心値とし、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R2を設定する(ステップS7)。そして、この区間R2を、スタイル2の状態判別基準データとして、メモリ52に記憶する(ステップS8)。
続いて、携帯電話機の筐体10,20を、オペレータがスタイル3の開状態に変形させる(ステップS9)。そして、上述同様に、磁気センサ21の磁力の出力値を、CPU51が測定し(ステップS10)、この測定を数回実行する。その後、測定値の平均値M3を、図8に示す区間R3における中心値とし、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R3を設定する(ステップS11)。そして、この区間R3を、スタイル3の状態判別基準データとして、メモリ52に記憶する(ステップS12)。
最後に、携帯電話機の筐体10,20を、オペレータがスタイル4の横スライド状態に変形させる(ステップS13)。そして、上述同様に、磁気センサ21の磁力の出力値を、CPU51が測定し(ステップS14)、この測定を数回実行する。その後、測定値の平均値M4を、図8に示す区間R4における中心値とし、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R4を設定する(ステップS15)。そして、この区間R4を、スタイル4の状態判別基準データとして、メモリ52に記憶する(ステップS16)。
以上により、携帯電話機の各スタイルを判別する基準となる状態判別基準データをそれぞれ設定でき(ステップS17)、ユーザが使用可能な状態となる(ステップS18)。
続いて、ユーザが携帯電話機を操作して、各スタイルの状態に可動させたときの動作を、図11乃至図12を参照して説明する。なお、上述したように、携帯電話機は、スタイル1の閉状態からのみ、他のスタイル2,3,4に可動可能であることとし、また、他のスタイル2,3,4からは、スタイル1にのみ可動可能であることとする。
はじめに、携帯電話機は、スタイル1の閉状態にあることとする(ステップS21)。このとき、磁気センサ21にて検出し(磁力検出工程)、CPU51(状態判別部51b)に出力する磁力の強度は、上述した区間R1の範囲の値である。従って、CPU51(状態判別部51b)は、携帯電話機1の筐体10,20がスタイル1の閉状態であると判別する(ステップS22、状態判別工程)。そして、CPU51(表示制御部51c)は、判別したスタイル1に対応するスタイル1用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS23、表示制御工程)。
続いて、ユーザが、携帯電話機をスタイル1の閉状態から他のスタイル2,3,4に変形し(ステップS24)、また、各スタイル2,3,4からスタイル1の閉状態に戻す(ステップS25)ときの動作(ステップS30)を、図12を参照して説明する。
まず、ユーザが携帯電話機をスタイル1からスタイル2に変形するときには、携帯電話機の筐体は、必ずスタイル1とスタイル2の中間的な状態を通過せざるを得ない(ステップS31)。この場合、磁気センサ21の出力する値は、区間R1からR4のどれにも当たらない値を出力する。従って、これを検出したCPU51は(ステップS32でN)、前状態であるスタイル1の状態のままとして待機する。一方、スタイル2への変形が完全に行われると(ステップS33)、区間R2に相当する値を磁気センサ21は出力するため(磁力検出工程)、CPU51(状態判別部51b)は、スタイル2の縦スライド状態であることを判別する(ステップS34、状態判別工程)。そして、CPU51(表示制御部51c)は、判別したスタイル2に対応するスタイル2用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS35、表示制御工程)。
その後、スタイル2から再びスタイル1に変形させることを考える。このとき、携帯電話機の筐体は、スタイル2とスタイル1の中間的な状態を通過し(ステップS36)、区間R1からR4でないことを判断する(ステップS49でN)。その後、磁気センサ21の出力値が区間R1に相当し(ステップS49でY)、携帯電話機がスタイル1へと変形することで(図11のステップS21)、CPU51は携帯電話機の状態がスタイル1であると判別する(図11のステップS22)。そして、CPU51(表示制御部51c)は、判別したスタイル1に対応するスタイル1用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(図11のステップS23)。
次に、ユーザが携帯電話機をスタイル1からスタイル3に変形するときには、携帯電話機の筐体は、必ずスタイル1とスタイル3の中間的な状態を通過せざるを得ない(ステップS37)。この場合、磁気センサ21の出力する値は、区間R1からR4のどれにも当たらない値を出力する。従って、これを検出したCPU51は(ステップS38でN)、前状態であるスタイル1の状態のままとして待機する。一方、スタイル3への変形が完全に行われると(ステップS39)、区間R3に相当する値を磁気センサ21は出力するため(磁力検出工程)、CPU51(状態判別部51b)は、スタイル3の開状態であることを判別する(ステップS40、状態判別工程)。そして、CPU51(表示制御部51c)は、判別したスタイル3に対応するスタイル3用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS41、表示制御工程)。
その後、スタイル3から再びスタイル1に変形させることを考える。このとき、携帯電話機の筐体は、スタイル3とスタイル1の中間的な状態を通過し(ステップS42)、区間R1からR4でないことを判断する(ステップS49でN)。その後、磁気センサ21の出力値が区間R1に相当し(ステップS49でY)、携帯電話機がスタイル1へと変形することで(図11のステップS21)、CPU51は携帯電話機の状態がスタイル1であると判別する(図11のステップS22)。そして、CPU51(表示制御部51c)は、判別したスタイル1に対応するスタイル1用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(図11のステップS23)。
次に、ユーザが携帯電話機をスタイル1からスタイル4に変形するときには、携帯電話機の筐体は、必ずスタイル1とスタイル4の中間的な状態を通過せざるを得ない(ステップS43)。この場合、磁気センサ21の出力する値は、区間R1からR4のどれにも当たらない値を出力する。従って、これを検出したCPU51は(ステップS44でN)、前状態であるスタイル1の状態のままとして待機する。一方、スタイル4への変形が完全に行われると(ステップS45)、区間R4に相当する値を磁気センサ21は出力するため(磁力検出工程)、CPU51(状態判別部51b)は、スタイル4の横スライド状態であることを判別する(ステップS46、状態判別工程)。そして、CPU51(表示制御部51c)は、判別したスタイル4に対応するスタイル4用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS47、表示制御工程)。
その後、スタイル4から再びスタイル1に変形させることを考える。このとき、携帯電話機の筐体は、スタイル4とスタイル1の中間的な状態を通過し(ステップS48)、区間R1からR4でないことを判断する(ステップS49でN)。その後、磁気センサ21の出力値が区間R1に相当し(ステップS49でY)、携帯電話機がスタイル1へと変形することで(図11のステップS21)、CPU51は携帯電話機の状態がスタイル1であると判別する(図11のステップS22)。そして、CPU51(表示制御部51c)は、判別したスタイル1に対応するスタイル1用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(図11のステップS23)。
以上のように、本実施形態によると、携帯電話機は、1つの磁気センサにて磁力を検出することのみで、筐体の4種の姿勢状態を判別ことができる。そして、これに伴い、LCDの表示状態を制御するなどの動作制御を行うことができる。その結果、多様な表示制御を実現しつつ、電子機器のコスト及び大型化を抑制することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図13を参照して説明する。図13は、本実施形態における携帯電話機の構成及び状態の変化の様子を示す図である。
本実施形態における携帯電話機は、上記実施形態1におけるものとほぼ同様の構成を備えている。これに加え、本実施形態では、携帯電話機の上側筐体10に、第2の磁石11’(別の磁石)を備えている。つまり、本実施形態では、携帯電話機の下側筐体20に設けられている磁気センサ21にて磁力が検出される磁石11,11’を、上側筐体10に2つ備えている。そして、磁気センサ21と磁石11の搭載位置は、実施形態1と同様に、各筐体20,10の一端(上端)付近であるが、第2の磁石11’の搭載位置は、その反対側となる上側筐体10の他端(下端)付近である。
このように、本実施形態では、上述したように第2の磁石11’を設けることで、各スタイル1,2,3,4にて磁気センサ21が検出する磁力の値が、実施形態1の場合とは異なる。つまり、磁気センサ21は、磁石11及び第2の磁石11’による合成磁力を検出するため、各スタイル1,2,3,4において、検出できる磁力の強度が強くなる。そして、特に、図13(b)に示すスタイル2の縦スライド状態のときには、磁気センサ21に第2の磁石11’が近接するため、図13(d)に示すスタイル4の横スライド状態のときよりも、磁力の強度が強くなる。
一方で、上述したように第2の磁石11’を設けた場合に、各スタイル1,2,3,4における合成磁力の値が重なる、あるいは、近接する場合には、検出した磁力の値から各スタイルを判別することができない。従って、各スタイル1,2,3,4における合成磁力の検出値がそれぞれ所定の値(2α)以上異なるよう、第2の磁石11’を配置する必要がある。つまり、上述した状態判別基準設定部51aによって設定する各状態判別基準データである図8に示す各区間R1,R2,R3,R4が、それぞれ重なり合わずに設定できるよう、第2の磁石11’を配置する。そして、例えば、図13の場合には、各スタイルにおける各区間は、R1>R2>R3>R4となってもよい。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、図14乃至図18を参照して説明する。図14は、携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。図15乃至図18は、携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
[構成]
本実施形態における携帯電話機は、図14に示すように、上述した実施形態1におけるものとほぼ同一の構成を採っている。但し、本実施形態では、磁気センサ121とCPU151の構成が異なる。
そして、本実施形態における磁気センサ121は、検出した磁力の値から、携帯電話機の各スタイル(状態)を判別し、その判別結果を、各種割り込み信号としてCPU151に出力する機能を有する。つまり、本実施形態では、実施形態1にて説明したCPU51が備える状態判別部51b(状態判別手段)が有する携帯電話機の各スタイルを判別する機能の一部を、磁気センサ121が備えている。
具体的に、磁気センサ121は、磁石11の磁気を検出するためのセンサ部122と、A/D変換器123と、メモリ124、測定値によって出力する割り込み信号を決定する比較器125と、を備えている。そして、上記メモリ124には、上記実施形態1で説明した図8に示す各スタイルに対応する各状態判別基準データである各区間R1,R2,R3,R4の値が、CPU151に構築された状態判別基準設定部(図示せず)にて設定登録されている。つまり、本実施形態では、上述した状態判別基準記憶部52aを、磁気センサ121のメモリ124が備えている。
そして、比較器125は、センサ部122にて検出した各スタイルにおける磁力に値が、メモリ124に記憶された各区間R1,R2,R3,R4のいずれかに属する場合に、設定された各割り込み信号をCPU151に構築された状態判別部(図示せず)に出力する。例えば、センサ部122にて検出した磁力の値が、区間R1に属する場合には、割り込み信号1を出力し、区間R2、区間R3、区間R4にそれぞれ属する場合には、それぞれ割り込み信号2,3,4を出力する。
また、CPU151には、実施形態1で図7を参照して説明したように、プログラムが組み込まれることによって構築された、状態判別基準設定部と、状態判別部と、表示制御部と、を備えている。
そして、CPU151の状態判別基準設定部は、上記実施形態1の場合とは異なり、各スタイルのときに磁気センサ121にて検出した磁力の強度に応じて設定する携帯電話機の各状態を判別するための基準となる各状態判別基準データを、磁気センサ121のメモリ124内に設定記憶する機能を有する。
また、CPU151の状態判別部は、上述したように、磁気センサ121から出力された各割り込み信号に基づいて、携帯電話機の各スタイルを判別する。例えば、割り込み信号1を受信すると、スタイル1と判別し、同様に、割り込み信号2,3,4を受信すると、スタイル2,3,4と判別する。
なお、本実施形態におけるCPU151は、省電力状態の設定が可能であり、かかる場合には、磁気センサ121からの磁力の測定値を監視していない。しかし、上述したように、磁気センサ121から割り込み信号を受信すると、省電力状態であっても起動し、携帯電話機の各スタイルの判別と、LCD等の表示制御を行う。
[動作]
次に、上述した携帯電話機の動作を、図15乃至図18を参照して説明する。図15乃至図16は、状態判別基準データを設定時の動作を示しており、また、図17乃至図18は、携帯電話機の姿勢状態を判別するときの動作を示している。
まず、携帯電話機の筐体10,20を、オペレータがスタイル1の閉状態に変形させる(ステップS101)。このとき、磁気センサ121は、磁石11の磁気を検出しており、具体的には、図8に示す区間R1の中心値M1を検出している(ステップS102)。そして、CPU151(状態判別基準設定処理部)は、上記M1を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R1(図8参照)を、スタイル1の状態判別基準データとして、磁気センサ121内のメモリ124(状態判別基準記憶部)に設定記憶する。同時に、CPU151は、後に磁気センサ121が区間R1の範囲内の磁力を検出したときに、割り込み信号1をCPU151に出力するよう、磁気センサ121に設定する(ステップS103,S104)。
続いて、携帯電話機の筐体10,20を、オペレータがスタイル2に変形させ(ステップS105)、上述同様に、CPU151にて、磁気センサ121の設定を行う。つまり、CPU151は、このとき磁気センサ121にて検出した磁力であるM2を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R2を、スタイル2の状態判別基準データとして、磁気センサ121内のメモリ124に設定記憶する。同時に、CPU151は、後に磁気センサ121が区間R2の範囲内の磁力を検出したときに、割り込み信号2をCPU151に出力するよう、磁気センサ121に設定する(ステップS106,S107,S108)。
続いて、携帯電話機の筐体10,20を、オペレータがスタイル3に変形させ(ステップS109)、上述同様に、CPU151にて、磁気センサ121の設定を行う。つまり、CPU151は、このとき磁気センサ121にて検出した磁力であるM3を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R3を、スタイル3の状態判別基準データとして、磁気センサ121内のメモリ124に設定記憶する。同時に、CPU151は、後に磁気センサ121が区間R3の範囲内の磁力を検出したときに、割り込み信号3をCPU151に出力するよう、磁気センサ121に設定する(ステップS110,S111,S112)。
最後に、携帯電話機の筐体10,20を、オペレータがスタイル4に変形させ(ステップS113)、上述同様に、CPU151にて、磁気センサ121の設定を行う。つまり、CPU151は、このとき磁気センサ121にて検出した磁力であるM4を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R4を、スタイル4の状態判別基準データとして、磁気センサ121内のメモリ124に設定記憶する。同時に、CPU151は、後に磁気センサ121が区間R4の範囲内の磁力を検出したときに、割り込み信号4をCPU151に出力するよう、磁気センサ121に設定する(ステップS114,S115,S116)。
以上により、携帯電話機の各スタイルを判別する基準となる状態判別基準データ、及び、割り込み信号の出力を、それぞれ磁気センサ121側に設定でき(ステップS117)、ユーザが使用可能な状態となる(ステップS118)。
続いて、ユーザが携帯電話機を操作して、各スタイルの状態に可動させたときの動作を、図17乃至図18を参照して説明する。なお、上述したように、携帯電話機は、スタイル1の閉状態からのみ、他のスタイル2,3,4に可動可能であることとし、また、他のスタイル2,3,4からは、スタイル1にのみ可動可能であることとする。
はじめに、携帯電話機は、スタイル1の閉状態にあることとする(ステップS121)。このとき、磁気センサ121にて検出した磁力の強度は、上述した区間R1の範囲の値である。従って、磁気センサ121は、割り込み信号1をCPU151に出力する(ステップS122)。そして、これを受けたCPU151は、仮に省電力状態であったとしても、割り込み信号1を受信することにより省電力状態から復帰する。そして、受信した割り込み信号1から、携帯電話機の状態がスタイル1であることを判別し、判別したスタイル1に対応するスタイル1用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS123)。なお、その後、ユーザが携帯電話機の使用を控えていると、再び省電力状態に遷移する。
続いて、ユーザが、携帯電話機をスタイル1の閉状態から他のスタイル2,3,4に変形し(ステップS124)、また、各スタイル2,3,4からスタイル1の閉状態に戻す(ステップS125)ときの動作(ステップS130)を、図18を参照して説明する。
まず、ユーザが携帯電話機をスタイル1からスタイル2に変形するときには、携帯電話機の筐体は、必ずスタイル1とスタイル2の中間的な状態を通過せざるを得ない(ステップS131)。この場合、磁気センサ121で検出する値は、区間R1からR4のどれにも当たらない(ステップS132でN)。一方、スタイル2への変形が完全に行われると(ステップS133)、区間R2に相当する値を磁気センサ121が検出するため、当該磁気センサ121は、割り込み信号2をCPU151に出力する(ステップS134)。そして、これを受けたCPU151は、仮に省電力状態であったとしても、割り込み信号2を受信することにより省電力状態から復帰する。そして、受信した割り込み信号2から、携帯電話機の状態がスタイル2であることを判別し、判別したスタイル2に対応するスタイル2用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS135)。
その後、スタイル2から再びスタイル1に変形させることを考える。このとき、携帯電話機の筐体は、スタイル2とスタイル1の中間的な状態を通過し(ステップS136)、区間R1からR4でないことを判断する(ステップS149でN)。その後、磁気センサ121による検出値が区間R1に相当し(ステップS149でY)、携帯電話機がスタイル1へと変形することで(図17のステップS121)、磁気センサ121は割り込み信号1をCPU151に出力する(ステップS122)。そして、これを受けたCPU151は、仮に省電力状態であったとしても、割り込み信号1を受信することにより省電力状態から復帰する。そして、受信した割り込み信号1から、携帯電話機の状態がスタイル1であることを判別し、判別したスタイル1に対応するスタイル1用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS123)。
次に、ユーザが携帯電話機をスタイル1からスタイル3に変形するときには、携帯電話機の筐体は、必ずスタイル1とスタイル3の中間的な状態を通過せざるを得ない(ステップS137)。この場合、磁気センサ121で検出する値は、区間R1からR4のどれにも当たらない(ステップS138でN)。一方、スタイル3への変形が完全に行われると(ステップS139)、区間R3に相当する値を磁気センサ121が検出するため、当該磁気センサ121は、割り込み信号3をCPU151に出力する(ステップS140)。そして、これを受けたCPU151は、仮に省電力状態であったとしても、割り込み信号3を受信することにより省電力状態から復帰する。そして、受信した割り込み信号3から、携帯電話機の状態がスタイル3であることを判別し、判別したスタイル3に対応するスタイル3用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS141)。なお、スタイル3から再びスタイル1に変形させる場合は、上記と同様であるため、その詳細な動作説明は省略する(ステップS142、S149、図17のステップS121以降)。
次に、ユーザが携帯電話機をスタイル1からスタイル4に変形するときには、携帯電話機の筐体は、必ずスタイル1とスタイル4の中間的な状態を通過せざるを得ない(ステップS143)。この場合、磁気センサ121で検出する値は、区間R1からR4のどれにも当たらない(ステップS144でN)。一方、スタイル4への変形が完全に行われると(ステップS145)、区間R4に相当する値を磁気センサ121が検出するため、当該磁気センサ121は、割り込み信号4をCPU151に出力する(ステップS146)。そして、これを受けたCPU151は、仮に省電力状態であったとしても、割り込み信号4を受信することにより省電力状態から復帰する。そして、受信した割り込み信号4から、携帯電話機の状態がスタイル4であることを判別し、判別したスタイル4に対応するスタイル4用のユーザインタフェース(UI)に、LCD12,14の画面を更新する(ステップS147)。なお、スタイル4から再びスタイル1に変形させる場合は、上記と同様であるため、その詳細な動作説明は省略する(ステップS148、S149、図17のステップS21以降)。
<実施形態4>
本発明の第4の実施形態を、図19乃至図20を参照して説明する。図19は、携帯電話機の構成を示す図である。図20は、状態判別基準データの一例を示す図である。
本実施形態における携帯電話機は、図19(a)に示すように、ヒンジ部230を介して相互に回動可能な一対の筐体210,220を有する折り畳み式の携帯電話機である。この携帯電話機は、下側筐体220に、磁気センサ221を備えており、この磁気センサ221の位置に対応して、上側筐体210に磁石211を備えている。そして、折り畳み状態であるときに磁気センサ221にて検出する磁力の値は、例えば、図20に示すようにM10である場合に、当該M10を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R10を、折り畳み状態の状態判別基準データとして、メモリ内に記憶しておく。
また、本実施形態では、図19(b)に示すように、携帯電話機の筐体の外表面側に着脱自在な装飾用カバー240(カバー部材(係合部材))を備えており、電子機器ユニットを構成している。そして、この装飾用カバー240は、図19(b)に示すように、ヒンジ部230付近であり、上記下側筐体220に装備された磁気センサ221と折り畳み時に対向する位置に、第2の磁石241(他の磁石)を備えている。このため、携帯電話機が折り畳み状態であるときに、磁気センサ221では、上側筐体210の磁石211と装飾用カバー240の磁石241との合成磁力を検出することとなる。例えば、図19(b)のときに磁気センサ221にて検出する磁力の値が、図20に示すように、装飾用カバー240を装着していないときの値であるM10よりも強いM11である場合に、当該M11を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R11を、装飾用カバー240装着時の折り畳み状態の状態判別基準データとして、メモリ内に記憶しておく。
さらに、本実施形態では、図19(c)に示すように、さらに別の装飾用カバー240’(カバー部材(係合部材))を備えている。この図19(c)に示す装飾用カバー240’も、上述同様に、ヒンジ部230付近であり、上記下側筐体220に装備された磁気センサ221と折り畳み時に近接する位置に、第2の磁石241’(他の磁石)を備えている。但し、この図19(c)に示す装飾用カバー240’に設けられた第2の磁石241’は、図19(b)に示す装飾用カバー240に設けられた第2の磁石241とは位置が異なる。従って、携帯電話機が折り畳み状態であるときに磁気センサ221にて検出する磁力の値は、装着する装飾用カバー240,240’によって異なる。具体的に、携帯電話機が折り畳み状態であるときに、磁気センサ221では、上側筐体210の磁石211と装飾用カバー240’の磁石241’との合成磁力を検出することとなる。例えば、図19(c)のときに磁気センサ221にて検出する磁力の値が、図20に示すように、装飾用カバー240を装着していないときの値であるM10よりも強く、装飾用カバー240を装着しているときの値M11よりも弱いM12である場合に、当該M12を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R12を、装飾用カバー240’装着時の折り畳み状態の状態判別基準データとして、メモリ内に記憶しておく。
以上のように状態判別基準データを設定しておくことで、後に磁気センサ221にて検出した磁力の値が、上記区間R10,R11,R12のいずれかであるかを判断して、携帯電話機の状態を判別することができる。つまり、磁気センサ221にて検出した磁力の値が区間R10に位置する場合には、装飾用カバーが装着されていない、と判別する。また、磁気センサ221にて検出した磁力の値が区間R11に位置する場合には、装飾用カバー240が装着されている、と判別する。さらに、磁気センサ221にて検出した磁力の値が区間R12に位置する場合には、別の装飾用カバー240’が装着されている、と判別する。このように、携帯電話機の3種以上の状態を判別することができる。なお、装飾用カバーは、さらに多種類用意されていてもよい。その場合には、それぞれに装備される磁石の位置を変える。
そして、携帯電話機のCPUに、装飾用カバー240,240’毎に対応してLCDに表示するコンテンツやユーザインタフェース(IU)を予め用意しておくことで、上記判別結果に応じて、表示制御を行うことができ、ユーザ満足度の向上を図ることができる。
<実施形態5>
本発明の第5の実施形態を、図21乃至図22を参照して説明する。図21は、携帯電話機の構成を示す図である。図22は、状態判別基準データの一例を示す図である。
本実施形態における携帯電話機は、図20(a)に示すように、ヒンジ部330を介して相互に回動可能な一対の筐体310,320を有する折り畳み式の携帯電話機である。この携帯電話機は、下側筐体320に、磁気センサ321を備えており、この磁気センサ321の位置に対応して、上側筐体310に磁石311を備えている。そして、折り畳み状態であるときに磁気センサ221にて検出する磁力の値は、例えば、図22に示すようにM20である場合に、当該M20を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R20を、折り畳み状態の状態判別基準データとして、メモリ内に記憶しておく。
また、本実施形態では、図21(a)に示すように、充電時に装着する充電器である卓上ホルダ400(係合部材)を備えており、電子機器ユニットを構成している。なお、この卓上ホルダ400は、充電機能を実現すべく、携帯電話機への電力供給の接点となる重電端子402と、電源コンセントに接続されるAC(alternating current)アダプタ410と、を備えている。
また、卓上ホルダ400は、携帯電話機が充電時に装着されたときに、当該携帯電話機に装備されている磁気センサ321に近接する位置に、内部に磁石401を備えている。従って、充電時には、携帯電話機の磁気センサ321にて、卓上ホルダ400に装備されている磁石401の磁力も検出することができる。
具体的に、図21(a)に示すように、携帯電話機を折り畳んだ状態で卓上ホルダ400に装着した場合には、磁気センサ321は、携帯電話機自体の上側筐体310の磁石311と卓上ホルダの321との合成磁力を検出することとなる。そして、このとき、磁気センサ321にて検出する磁力の値が、図22に示すように、卓上ホルダ400に装着していないときであって、折り畳み状態であるときの値であるM20よりも強いM21である場合に、当該M21を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R21を、折り畳み状態で卓上ホルダ400装着時の状態判別基準データとして、メモリ内に記憶しておく。
また、図21(b)に示すように、携帯電話機を開いた状態で卓上ホルダ400に装着した場合には、磁気センサ321は、卓上ホルダの321の磁力のみを検出することとなる。そして、このとき、磁気センサ321にて検出する磁力の値が、図22に示すように、卓上ホルダ400に装着していないときであって折り畳み状態であるときの値であるM20よりも弱いM22である場合に、当該M22を中心として、その上下に予め設定されている一定値αを加減した区間R22を、開いた状態で卓上ホルダ400装着時の状態判別基準データとして、メモリ内に記憶しておく。
以上のように状態判別基準データを設定しておくことで、後に磁気センサ221にて検出した磁力の値が、上記区間R20,R21,R22のいずれかであるかを判断して、携帯電話機の状態を判別することができる。つまり、磁気センサ321にて検出した磁力の値が区間R20に位置する場合には、卓上ホルダ400に装着されていない、と判別する。また、磁気センサ321にて検出した磁力の値が区間R21に位置する場合には、折り畳み状態で卓上ホルダ400に装着されている、と判別する。さらに、磁気センサ321にて検出した磁力の値が区間R22に位置する場合には、開いた状態で卓上ホルダ400に装着されている、と判別する。このように、携帯電話機の3種以上の状態を判別することができる。
そして、携帯電話機のCPUに、上記3つの状態に対応して対応して、上側筐体310の両面にそれぞれ設けられたLCD312,314に表示するコンテンツやユーザインタフェース(IU)を予め用意しておくことで、上記判別結果に応じて、表示制御を行うことができ、ユーザ満足度の向上を図ることができる。
本発明は、携帯電話機、ノートパソコン、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)、ポータブル音楽プレーヤー、ポータブルテレビなどに適用することができ、産業上の利用可能性を有する。
本発明に関連する携帯電話機の構成を示す図である。 本発明に関連する携帯電話機の構成を示す図である。 本発明に関連する携帯電話機の構成を示す図である。 実施形態1における携帯電話機の構成及び状態の変化を示す図である。 図4に開示した携帯電話機の各状態における磁気センサと磁石との距離を示す図である。 図4に開示した携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。 図6に開示した携帯電話機のCPU及びメモリの構成を示す機能ブロック図である。 図7に開示したメモリに記憶される状態判別基準データの一例を示す図である。 図4に開示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであり、状態判別基準を設定するときの動作を示す。 図4に開示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであり、状態判別基準を設定するときの動作を示す。 図4に開示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであり、状態を判別するときの動作を示す。 図4に開示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであり、状態を判別するときの動作を示す。 実施形態2における携帯電話機の構成及び状態の変化を示す図である。 実施形態3における携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。 図14に開示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであり、状態判別基準を設定するときの動作を示す。 図14に開示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであり、状態判別基準を設定するときの動作を示す。 図14に開示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであり、状態を判別するときの動作を示す。 図14に開示した携帯電話機の動作を示すフローチャートであり、状態を判別するときの動作を示す。 実施形態4における携帯電話機の構成及び状態の変化を示す図である。 実施形態4における携帯電話機のメモリに記憶される状態判別基準データの一例を示す図である。 実施形態5における携帯電話機の構成及び状態の変化を示す図である。 実施形態5における携帯電話機のメモリに記憶される状態判別基準データの一例を示す図である。
符号の説明
10,210,310 上側筐体
11,11’,211,241,241’,311,401 磁石
12,14,312,314 LCD
13 十字キー
20,220,320 下側筐体
21,121,221,321 磁気センサ
22 キーボード
30 ヒンジ部
51 CPU
51a 状態判別基準設定部
51b 状態判別部
51c 表示制御部
52 メモリ
52a 状態判別基準記憶部
53 ベースバンド部
54 RFIC
55 アンテナ
56 電池パック
57,58 電源IC
240,240’ 装飾用カバー
400 卓上ホルダ

Claims (19)

  1. 相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の前記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の前記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備え、
    前記磁気センサにて検出した前記磁力の強度に基づいて、前記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段を備えた、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 予め設定された前記筐体の3種以上の各状態にそれぞれ対応する各磁力の強度値を、前記筐体の各状態を判別するための各状態判別基準データとして記憶する状態判別基準記憶手段を備え、
    前記状態判別手段は、前記各状態判別基準データと、前記磁気センサにて検出した前記磁力の強度と、に基づいて、前記筐体の状態を判別する、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記各状態判別基準データは、前記筐体の各状態にそれぞれ対応する各磁力の強度値をそれぞれ含むそれぞれ所定の範囲を有する値であり、
    前記状態判別手段は、前記磁気センサにて検出した前記磁力の強度が、前記各状態判別基準データの所定の範囲内にあるにあるか否かによって、前記筐体の状態を判別する、
    ことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記筐体の3種以上の各状態時に前記磁気センサにてそれぞれ測定した各磁力の強度値を、前記筐体の各状態における前記各状態判別基準データとして前記状態判別基準記憶手段に記憶する状態判別基準設定手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の電子機器。
  5. 前記筐体の3種以上の各状態時に前記磁気センサにてそれぞれ測定した各磁力の強度値をそれぞれ含む各所定の範囲を有する値を、前記筐体の各状態における前記各状態判別基準データとして前記状態判別基準記憶手段に記憶する状態判別基準設定手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  6. 前記状態判別手段による判別結果に応じて、前記筐体に装備された表示部の表示動作を制御する表示制御手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の電子機器。
  7. 前記状態判別手段は、前記一対の筐体が可動することによって変化する当該一対の筐体の姿勢状態を判別する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の電子機器。
  8. 前記磁気センサと前記磁石とは、これらの距離が前記筐体の各姿勢状態毎に異なるよう前記筐体にそれぞれ配置されている、
    ことを特徴とする請求項7記載の電子機器。
  9. 前記一対の筐体は、相互に積層された状態の閉状態と、当該閉状態から前記筐体の一辺方向に沿って相互にスライドした第一方向スライド状態と、前記閉状態から前記筐体の前記一辺とは垂直方向に沿って相互にスライドした第二方向スライド状態と、前記筐体の所定の辺に沿った軸を中心として相互に回転して開いた開状態と、の姿勢状態を取るよう構成されており、
    前記状態判別手段は、前記磁気センサにて検出した前記磁力の強度に基づいて前記筐体が、前記開状態、前記第一方向スライド状態、前記第二方向スライド状態、前記開状態のいずれの姿勢状態であるかを判別する、
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の電子機器。
  10. 前記一対の筐体が各姿勢状態の時に、前記磁気センサにて検出した磁力の強度値がそれぞれ異なるよう、別の磁石を前記他の筐体に設けた、
    ことを特徴とする請求項7,8又は9記載の電子機器。
  11. 請求項1乃至10記載の電子機器と、この電子機器と係合される係合部材を備え、
    前記係合部材に、前記電子機器との係合時に前記磁気センサにて磁力を検出可能な他の磁石を設けた、
    ことを特徴とする電子機器ユニット。
  12. 前記係合部材は、前記電子機器の筐体に装着され当該筐体表面を覆うカバー部材である、
    ことを特徴とする請求項11記載の電子機器ユニット。
  13. 前記カバー部材は、当該カバー部材毎に当該カバー部材に設ける前記磁石の位置が異なる、
    ことを特徴とする請求項12記載の電子機器ユニット。
  14. 前記係合部材は、前記電子機器に接続される充電器である、
    ことを特徴とする請求項11,12又は13記載の電子機器ユニット。
  15. 相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の前記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の前記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備え、
    前記磁気センサにて検出した前記磁力の強度に基づいて、前記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段を備えた、
    ことを特徴とする携帯型情報処理端末。
  16. 相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の前記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の前記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備えた電子機器に装備された演算装置に、
    前記磁気センサにて検出した前記磁力の強度に基づいて、前記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別手段、
    を実現させるためのプログラム。
  17. 前記状態判別手段は、予め設定された前記筐体の3種以上の各状態にそれぞれ対応する各磁力の強度値と、前記磁気センサにて検出した前記磁力の強度と、に基づいて、前記筐体の状態を判別する、
    ことを特徴とする請求項16記載のプログラム。
  18. 相互に係合し相対的に可動する一対の筐体と、一方の前記筐体に装備された磁力を検出する磁気センサと、当該磁気センサに対応して他方の前記筐体に装備された磁力を発生する磁石と、を備えた電子機器にて、
    前記磁気センサにて磁力の強度を検出する磁力検出工程と、当該検出した前記磁力の強度に基づいて前記筐体の3種以上の状態を判別する状態判別工程と、
    を有することを特徴とする電子機器の状態判別方法。
  19. 前記状態判別工程は、予め設定された前記筐体の3種以上の各状態にそれぞれ対応する各磁力の強度値と、前記磁力検出工程にて前記磁気センサにて検出した前記磁力の強度と、に基づいて、前記筐体の状態を判別する、
    ことを特徴とする請求項18記載の電子機器の状態判別方法。
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