JP2010079736A - 情報処理装置、画像形成装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記憶された情報の機密性を保つとともに、書き込み回数を減らすことができるようにする。
【解決手段】上書き対象のデータのファイル情報に基づいて、上書き対象のデータ全部を、上書き消去の対象とすると判定された場合には(110)、上書き対象のデータに対応する仮想アドレスの全てのページに対して上書き消去用データを上書きするように、SSDに指示して上書き消去を行う(106)。上書き対象のデータの部分を、上書き消去の対象とすると判定された場合には(110)、上書き対象のデータのファイル情報に基づいて、復元不可能な状態にするためには消去すればよいデータの部分を決定する(112)。そして、上書き対象のデータのうち、決定されたデータの部分に対応する仮想アドレスのページに、上書き消去用データを上書きするようにSSDに指示して、上書き消去を行う(114)。
【選択図】図15

Description

本発明は、情報処理装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
パーソナルコンピュータでは、OS、プログラム、ユーザデータ、テンポラリーファイルなど、多くのファイルにわたって読み込み頻度が高い。また、コピー機やプリンターでは、プリントやコピーの各処理ごとに、連続した一連のファイルを生成して上書き消去を繰り返すため、書き込みの回数がパーソナルコンピュータに比べ多い傾向にある。
近年、ハードディスクの代替メディアとして、フラッシュメモリを用いたソリッド・ステート・ディスク装置(SSD)の量産が進んでいるが、そのデバイスの特性上、書き込み回数の上限がある。
書き込み回数を軽減するための様々な技術が提案されている。例えば、フラッシュメモリ内部を、ファイルデータの書き込み消去単位であるセクタに分け、各セクタに書き込んだファイルに番号を付し、これを管理するテーブルを備え、すでに書いたファイルの書き換え時にも新たなデータとして別のセクタに書き込み、古いデータは消去して、新たに書き込み可能領域としてテーブル上で管理する技術が知られている(特許文献1、2)。比較的書換え回数の大きいFAT部分をメモリ上に配置するともに一度使用されたFATは使用順位を最後に配置し、再利用されるまでの間隔を伸ばす技術が知られている(特許文献3)。また、複数のフラッシュメモリ・モジュールに渡って消去回数平準化を施し、ストレージ装置を長寿命化する技術が知られている(特許文献4)。
特開2003−203016号公報 特開2004−103043号公報 特開平10−289144号公報 特開2007−265265号公報
記憶された情報の機密性を保つとともに、書き込み回数を減らすことができる情報処理装置、画像形成装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る情報処理装置は、仮想記憶領域における仮想記憶位置に情報を記憶するように指示されたときに、実記憶領域における実記憶位置を分散させて前記情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された情報に対して上書き消去することが要求されたときに、前記記憶された情報の種類に応じて、該情報の全体を消去するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって該情報の全体を消去すると判定された場合に、該情報の全体に対応する仮想記憶位置に、上書き消去用情報を上書きするように前記記憶装置に対して指示し、前記判定手段によって該情報の全体を消去すると判定されなかった場合に、該情報の種類に応じて予め定められた、該情報を復元不可能な状態とする該情報の部分に対応する仮想記憶位置に、上書き消去用情報を上書きするように前記記憶装置に対して指示する上書き消去手段とを含んで構成されている。
請求項2記載の発明では、上記請求項1に係る情報処理装置において、該情報を復元不可能な状態とする該情報の部分を、該情報の拡張子、ファイル名、及び該情報の仮想記憶位置の少なくとも一つに応じて予め定めている。
請求項3記載の発明では、上記請求項1又は2に係る情報処理装置において、前記判定手段は、該情報の拡張子、ファイル名、該情報の記憶容量、及び該情報の仮想記憶位置の少なくとも一つに基づいて、該情報の全体を消去するか否かを判定する。
請求項4記載の発明では、上記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の情報処理装置において、前記管理情報記憶領域における該情報の仮想記憶位置に基づいて、該情報が機密情報を含む情報であるか否かを判定する機密性判定手段を更に含み、前記上書き消去手段は、前記機密性判定手段によって該情報が機密情報を含む情報でないと判定された場合、該情報に対応する仮想記憶位置に対する上書きを行わない。
請求項5記載の発明に係る画像形成装置は、上記の請求項1〜請求項4の何れか1項記載の情報処理装置と、前記記憶装置に記憶された画像情報に基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを含んで構成されている。
請求項6記載の発明に係るプログラムは、コンピュータを、仮想記憶領域における仮想記憶位置に情報を記憶するように指示されたときに、実記憶領域における実記憶位置を分散させて前記情報を記憶する記憶装置に記憶された情報に対して上書き消去することが要求されたときに、前記記憶された情報の種類に応じて、該情報の全体を消去するか否かを判定する判定手段、及び前記判定手段によって該情報の全体を消去すると判定された場合に、該情報の全体に対応する仮想記憶位置に、上書き消去用情報を上書きするように前記記憶装置に対して指示し、前記判定手段によって該情報の全体を消去すると判定されなかった場合に、該情報の種類に応じて予め定められた、該情報を復元不可能な状態とする該情報の部分に対応する仮想記憶位置に、上書き消去用情報を上書きするように前記記憶装置に対して指示する上書き消去手段として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、請求項1記載の情報処理装置によれば、記憶された情報の機密性を保つとともに、上書き消去を行う毎に情報全体に対して上書き消去を行う場合と比較して、書き込み回数を減らすことができる、という効果が得られる。
請求項2記載の情報処理装置によれば、拡張子、ファイル名、及び仮想記憶位置の少なくとも一つに応じて、復元不可能な状態とする情報の部分を定めることができる、という効果が得られる。
請求項3記載の情報処理装置によれば、拡張子、ファイル名、記憶容量、及び仮想記憶位置の少なくとも一つに基づいて、情報の全体を消去するか否かを判定することができる、という効果が得られる。
請求項4記載の情報処理装置によれば、書き込み回数を更に減らすことができる、という効果が得られる。
請求項5記載の画像形成装置によれば、記憶された画像情報の機密性を保つとともに、上書き消去を行う毎に情報全体に対して上書き消去を行う場合と比較して、書き込み回数を減らすことができる、という効果が得られる。
請求項6記載のプログラムによれば、記憶された情報の機密性を保つとともに、上書き消去を行う毎に情報全体に対して上書き消去を行う場合と比較して、書き込み回数を減らすことができる、という効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本発明の実施の形態では、画像形成装置に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る画像形成システム10は、印刷データを記録用紙に印刷する本発明の実施の形態に係る画像形成装置12と、印刷データを作成するクライアントPC14とから構成されており、画像形成装置12とクライアントPC14とは、LANなどのネットワーク30を介して接続されている。画像形成装置12には、後述する上書き処理ルーチンなどのプログラムを含む各種プログラムやパラメータ等が記憶されたROM16、各種プログラムを実行するCPU18、CPU18による各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられるRAM20、印刷データを記憶するためのソリッド・ステート・ディスク(SSD)22、ネットワークインタフェース24、及びこれらを相互に接続するためのバス26が設けられている。
また、画像形成装置12には、さらに、文書を読みとって印刷データを生成する画像読取部28と、印刷データに基づいて感光体に静電潜像を記録し、静電潜像をモノクロトナーまたはカラートナーを用いて現像し、現像した画像を記録用紙に転写して出力する画像形成部34と、画像形成装置12の各種処理を指示するための操作ボタンや各種設定画面を表示する操作パネルを備える操作部32とが設けられている。
SSD22は、記憶媒体として不揮発性のフラッシュメモリを用いて構成されており、データの分散書き込み機能(ウエアレベリング機能)により、フラッシュメモリのアクセス単位である複数のページに分散させてデータを書き込む。SSD22では、フラッシュメモリの実記憶領域における各ページに対して書き換え回数を記録しており、図2(A)に示すように、仮想記憶領域における一連の仮想アドレス(ページ)にデータを書き込むように指示されると、図2(B)に示すように、フラッシュメモリ全体における書き換え回数が他のページより少ないページに書き込みが誘導されて、分散した複数の実アドレスのページに分けて実記憶領域にデータが書き込まれる。また、SSD22に対して、一連の仮想アドレスのデータの読み出しが指示されると、図2(C)に示すように、分散したページに書き込まれたデータが、一連の仮想アドレスのデータとして読み出される。
SSD22には、記憶されているデータを管理するための管理テーブルが記憶されている管理テーブル記憶領域を備え、管理テーブルは、各データに関する拡張子、ファイル名、及び記憶容量(ファイルサイズ)を含んでいる。また、SSD22は、仮想記憶領域の仮想アドレスと実記憶領域の実アドレスとの対応関係を格納した対応テーブルも備える。また、SSD22の仮想記憶領域は、ディレクトリ(格納パス)やパーテーションによって分類され、各仮想アドレスは、何れかのディレクトリ(格納パス)及び何れかのパーテーションに含まれる。
また、操作部32では、ユーザによって操作されることにより、SSD22に対する上書き消去機能のオンオフが設定されると共に、上書き消去機能の種類が設定される。
なお、クライアントPC14は、従来公知のパーソナルコンピュータの一般的構成を備えたものであればよく、本実施の形態では、クライアントPC14の一般的処理の説明を省略する。
次に、SSD22に対する上書き消去の方法について説明する。
まず、図3(A)に示すように、復元不可能な状態にするためにデータ全体を消去する必要があるデータ(図3(A)の実アドレス1〜5に記憶されているデータ)に対して、上書き消去する場合には、図3(B)に示すように、実アドレス1〜5に記憶されているデータに対応する仮想アドレスの全ページに対して、上書き消去用のデータ(例えば、乱数データ)を上書きするようにSSD22に対して指示する。これによって、SSD22では、実アドレス1〜5に記憶されているデータに対応する仮想アドレスの全ページに対して、上書き消去を行うと共に、ウエアレベリング機能により、上書き消去用のデータ(図3(B)のa〜e参照)を、実記憶領域における複数の実アドレスのページに分散して書き込む。
また、図4(A)に示すように、復元不可能な状態にするためにデータを間引いて消去すればよいデータ(図4(A)の実アドレス1〜5に記憶されているデータ)に対して、上書き消去を行う場合には、図4(B)に示すように、実アドレス1〜5に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページの部分(実アドレス1、3、5に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページ)に対して、上書き消去用のデータを上書きするようにSSD22に対して指示する。これによって、SSD22では、実アドレス1、3、5に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページに対して、上書き消去を行うと共に、ウエアレベリング機能により、上書き消去用のデータ(図4(B)のa、c、e参照)が、実記憶領域における複数の実アドレスのページに分散して書き込まれる。このとき、実アドレス2、4に対応するページの書き込み回数は増加しない。なお、記憶されているデータ(図5(A)〜図8(A)の実アドレス1〜12に記憶されているデータ)に対応する仮想アドレスのうち、データの部分として、どの仮想アドレスに対して、上書き消去用のデータを上書きするかは、図5(B)〜図8(B)に示すように、乱数生成等のアルゴリズムによって、様々なパターンとなるように決定し、偏りが発生しないようにする。
また、図9(A)に示すように、記憶容量がページサイズ以下となるデータ(図9(A)の実アドレス1に記憶されているデータ)に対して、上書き消去を行う場合には、図9(B)に示すように、アドレス1に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページに対して、上書き消去用のデータを上書きするようにSSD22に対して指示する。これによって、SSD22では、実アドレス1に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページに対して、上書き消去を行うと共に、ウエアレベリング機能により、上書き消去用のデータ(図9(B)のa参照)が、実記憶領域における他の実アドレスのページに書き込まれる。
また、図10(A)に示すように、復元不可能な状態にするためにデータのヘッダー部分及びフッター部分を消去すればよいデータ(図10(A)の実アドレス1〜12に記憶されているデータ)に対して、上書き消去を行う場合には、図10(B)に示すように、データのヘッダー部分及びフッター部分に対応する仮想アドレスのページ(実アドレス1、12に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページ)に対して、上書き消去用のデータを上書きするようにSSD22に対して指示する。SSD22では、実アドレス1、12に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページに対して、上書き消去を行うと共に、ウエアレベリング機能により、上書き消去用のデータ(図10(B)のa、l参照)が、実記憶領域における複数の実アドレスのページに分散して書き込まれる。
また、図11(A)に示すように、復元不可能な状態にするためにデータのデータ本体部分の全部を消去すればよいデータ(図11(A)のアドレス1〜12に記憶されているデータ)に対して、上書き消去を行う場合には、図11(B)に示すように、データ本体部分に対応する仮想アドレスのページ(実アドレス2〜11に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページ)に対して、上書き消去用のデータを上書きするようにSSD22に対して指示する。これによって、SSD22では、実アドレス2〜11に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページに対して、上書き消去を行うと共に、ウエアレベリング機能により、上書き消去用のデータ(図11(B)のb〜k参照)が、実記憶領域における複数の実アドレスのページに分散して書き込まれる。
また、図12(A)に示すように、復元不可能な状態にするためにデータのデータ本体部分を間引いて消去すればよいデータ(図12(A)の実アドレス1〜12に記憶されているデータ)に対して、上書き消去を行う場合には、図12(B)に示すように、データのデータ本体部分の部分に対応する仮想アドレスのページ(実アドレス2、4、5、7、9、11に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページ)に対して、上書き消去用のデータを上書きするようにSSD22に対して指示する。これによって、SSD22では、実アドレス2、4、5、7、9、11に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページに対して、上書き消去を行うと共に、ウエアレベリング機能により、上書き消去用のデータ(図12(B)のb、d、e、g、i、k参照)が、実記憶領域における複数の実アドレスのページに分散して書き込まれる。
また、圧縮ファイルや画像ファイルなどで、図13(A)、(C)に示すように、データファイルと、データファイルに関する情報ファイル(圧縮形式や画像形式を示すファイル)とが別ファイルとして記憶されており、復元不可能な状態にするためにデータファイルの情報ファイルを消去すればよいデータ(図13(C)の実アドレス1、2に記憶されているデータ)に対して、上書き消去を行う場合には、図13(B)に示すように、データファイルに対応する仮想アドレスのページ(実アドレス1〜12に記憶されているデータに対応するページ)に対しては上書きが行われずに、図13(D)に示すように、データファイルの情報ファイルに対応する仮想アドレスのページ(情報ファイルの実アドレス1、2に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページ)に対して、上書き消去用のデータを上書きするようにSSD22に対して指示する。これによって、SSD22では、情報ファイルの実アドレス1、2に記憶されているデータに対応する仮想アドレスのページに対して、上書き消去を行うと共に、ウエアレベリング機能により、上書き消去用のデータ(図13(D)のa、b参照)が、実記憶領域における複数の実アドレスのページに分散して書き込まれる。
次に、本実施の形態に係る画像形成システム10の作用を説明する。
まず、ユーザが、画像形成装置12の画像読取部28に複数枚の文書をセットし、操作部32を操作して、コピー開始を指示すると、画像読取部28が文書を読み取って、印刷データを生成し、SSD22に対して、画像情報としての印刷データを記憶するように指示する。このとき、SSD22では、フラッシュメモリに対して、ウエアレベリング機能により印刷データを分散した複数の実アドレスのページに分けて記憶する。
そして、画像形成装置12は、SSD22から印刷データを読み出し、画像形成部34によって、読み出された印刷データに基づいて記録用紙に画像を形成する。
また、ユーザによって操作部32が操作され、上書き消去の設定が指示されると、操作部32の操作パネルに、図14に示すような上書き消去設定画面が表示される。上書き消去設定画面では、上書き消去機能を無効にするか(図14(A)参照)、データ全部を毎回上書き消去するデータ機密性重視の上書きを行うようにするか(図14(C)参照)、又はデータ機密性重視の上書きより書き込み回数を軽減するメディア信頼性重視の上書き消去を行うようにするか(図14(B)参照)が設定される。なお、データ機密性重視の上書きが設定されると、上書き消去設定画面に、メディアの寿命が短くなることを警告するメッセージを表示すると共に、上書き消去設定の確認画面を表示する。
また、SSD22に記憶されたデータが不要となり上書き消去要求が発生した場合には、CPU18において、図15に示す上書き消去処理ルーチンが実行される。
まず、ステップ100において、SSD22の管理テーブル記憶領域に記憶されている管理テーブルから、上書き対象となるデータのファイル情報として、拡張子、ファイルサイズ、及びファイル名を取得する。次のステップ102では、上書き消去機能がオンに設定されているか否かを判定し、上記の上書き消去設定画面において上書き消去機能を無効にすることが設定されていた場合には、上書き消去処理ルーチンを終了する。一方、上記の上書き消去設定画面において、メディア信頼性重視の上書き機能、又はデータ機密性重視の上書き機能が設定されていた場合には、ステップ104において、データ機密性重視の上書き機能が設定されていたか否かを判定する。データ機密性重視の上書き機能が設定されていた場合には、ステップ106において、上書き対象のデータに対応する仮想アドレスの全てのページに対して上書き消去用データを上書きするように、SSD22に指示して、上書き対象のデータの仮想アドレスの全部に対して上書き消去を行い、上書き消去処理ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ104において、メディア信頼性重視の上書き機能が設定されていた場合には、ステップ108において、上書き対象のデータが、機密情報を含むデータであるか否かを判定する。例えば、上書き対象のデータの仮想アドレスに対応する格納パス(ディレクトリ)又はパーテーションが、予め求められた、機密情報を含まないデータが格納されるディレクトリ又はパーテーションに含まれる場合、上書き対象のデータが、機密情報を含むデータでないと判定し、上書き消去を行わずに、上書き消去処理ルーチンを終了する。一方、上書き対象のデータの仮想アドレスに対応する格納パス(ディレクトリ)及びパーテーションが、予め求められた、機密情報を含まないデータが格納されるディレクトリ及びパーテーションの何れにも含まれない場合、上書き対象のデータが、機密情報を含むデータであると判定し、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、上記ステップ100で取得したファイル情報に基づいて、上書き対象のデータ全部を、上書き消去の対象とするか否かを判定する。例えば、上書き対象のデータのファイルサイズ(記憶容量)がページサイズ以下である場合、上書き対象のデータの拡張子が、復元不可能な状態にするためにはデータ全部を消去する必要があるデータファイルを示している場合、又は上書き対象のデータが記憶されているページ数が少ない場合には、上書き対象のデータ全部を、上書き消去の対象とすると判定して、上記ステップ106へ移行する。一方、上記ステップ110において、例えば、上書き対象のデータのファイル名が、復元不可能な状態にするためには、データの一部を消去すればよいデータであることを示している場合や、上書き対象のデータの拡張子が、復元不可能な状態にするためには、データの一部を消去すればよいデータファイルを示している場合には、上書き対象のデータの部分を、上書き消去の対象とすると判定して、ステップ112へ移行する。
ステップ112では、上記ステップ100で取得したファイル情報に基づいて、復元不可能な状態にするためには消去すればよいデータの部分を決定する。画像形成装置12には、拡張子及びファイル名に応じて、復元不可能な状態にするためには消去すればよいデータの部分が予め定められており、上記ステップ112では、拡張子及びファイル名に応じて予め定められたデータの部分に基づいて、消去すればよいデータの部分を決定する。例えば、拡張子によって特定される圧縮形式や画像形式が、復元不可能な状態にするためにヘッダー部分及びフッター部分は消去すればよいデータを示すような場合には、その拡張子に対応して、消去すればよいデータの部分としてヘッダー部分及びフッター部分が定められている。また、ファイル名によって特定されるデータが、復元不可能な状態にするためにデータ部の一部は消去すればよいデータであるような場合には、そのファイル名に対応して、データ部の一部分が定められている。
そして、ステップ114において、上書き対象のデータのうち、上記ステップ112で決定されたデータの部分に対応する仮想アドレスのページに、上書き消去用データを上書きするようにSSD22に指示して、上書き対象のデータの部分に対応する仮想アドレスに対して上書き消去を行って、上書き消去処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る画像形成システムによれば、画像形成装置のSSDに記憶されたデータの機密性を保つとともに、書込み回数の上限があるSSDにおいて、上書き消去を行う毎にデータ全体に対して上書き消去を行う場合と比較して、各ページ単位における書き込み回数を減らすことができる。
また、機密情報を含まないデータに対しては、上書き消去を行わないようにすることにより、書き込み回数を更に減らすことができる。
また、上書き消去対象のデータのファイル名、仮想アドレスの格納パスやパーテーション、ファイルサイズに応じて、上書き消去する部分を決定する。これによって、機密性を保つために不要な書き込みを軽減することができる。
なお、上記の実施の形態では、記憶装置としてソリットステードディスクを用いた場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、分散書き込み機能をもつ不揮発性の記憶装置であれば、他の記憶装置を用いてもよい。
また、データの作成頻度及び消去頻度が多い仮想記憶位置のデータに対しては、上書き消去を行わないようにしてもよい。例えば、データの生成頻度及び削除頻度が多いパーテーションやディレクトリ内のデータに対して上書き消去指示が発生した場合に、上書き消去対象のデータの仮想記憶位置を含むパーテーションやディレクトリに対して、書き込み処理のための指示又は書き込み処理が予測される指示が発生しているか否か確認し、書込み処理のための指示又は書き込み処理が予測される指示が発生していると判定された場合には、上書き消去を行わないようにしてもよい。
また、上書き消去対象のデータの拡張子、ファイル名、又はファイルサイズに基づいて、データ全体に対して上書き消去を行うか否かを判定する場合を例に説明したが、データの種類としての仮想記憶位置に基づいて、データ全体に対して上書き消去を行うか否かを判定するようにしてもよい。例えば、上書き消去対象のデータの仮想記憶位置が、機密性が高い機密情報を含むデータが記憶されるディレクトリやパーテーションに含まれる場合には、データ全体を上書き消去するように判定してもよい。
また、画像形成装置に本発明を適用する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータなどの他の装置に、本発明を適用してもよい。
また、本発明に係るプログラムを、CDROM等の記憶媒体に格納して提供するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 (A)仮想記憶領域における一連の仮想アドレスにデータを書き込む様子を示すイメージ図、(B)実記憶領域における分散された実アドレスにデータを書き込む様子を示すイメージ、及び(C)一連の仮想アドレスのデータとして読み出される様子を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)間引いた上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)間引いた上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)間引いた上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)間引いた上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)間引いた上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にページサイズ以下のデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)ヘッダー部分及びフッター部分に対して上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)データ本体部分に対して上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(B)データ本体部分に対して間引いて上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)実記憶領域にデータファイルが記憶されている様子を示すイメージ図、(B)データファイルの情報ファイルに対して上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図、(C)実記憶領域にデータファイルの情報ファイルが記憶されている様子を示すイメージ図、及び(D)データファイルの情報ファイルに対して上書き消去を行ったときの実記憶領域を示すイメージ図である。 (A)上書き消去設定画面において、上書き消去を無効することを設定している様子を示すイメージ図、(B)上書き消去設定画面において、メディア信頼性重視の上書き消去を設定している様子を示すイメージ図、及び(C)上書き消去設定画面において、データ機密性重視の上書き消去を設定している様子を示すイメージ図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置における上書き消去処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成システム
12 画像形成装置
16 ROM
18 CPU
20 RAM
22 SSD
34 画像形成部

Claims (6)

  1. 仮想記憶領域における仮想記憶位置に情報を記憶するように指示されたときに、実記憶領域における実記憶位置を分散させて前記情報を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶された情報に対して上書き消去することが要求されたときに、前記記憶された情報の種類に応じて、該情報の全体を消去するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって該情報の全体を消去すると判定された場合に、該情報の全体に対応する仮想記憶位置に、上書き消去用情報を上書きするように前記記憶装置に対して指示し、前記判定手段によって該情報の全体を消去すると判定されなかった場合に、該情報の種類に応じて予め定められた、該情報を復元不可能な状態とする該情報の部分に対応する仮想記憶位置に、上書き消去用情報を上書きするように前記記憶装置に対して指示する上書き消去手段と、
    を含む情報処理装置。
  2. 該情報を復元不可能な状態とする該情報の部分を、該情報の拡張子、ファイル名、及び該情報の仮想記憶位置の少なくとも一つに応じて予め定めている請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、該情報の拡張子、ファイル名、該情報の記憶容量、及び該情報の仮想記憶位置の少なくとも一つに基づいて、該情報の全体を消去するか否かを判定する請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記管理情報記憶領域における該情報の仮想記憶位置に基づいて、該情報が機密情報を含む情報であるか否かを判定する機密性判定手段を更に含み、
    前記上書き消去手段は、前記機密性判定手段によって該情報が機密情報を含む情報でないと判定された場合、該情報に対応する仮想記憶位置に対する上書きを行わない請求項1〜請求項3の何れか1項記載の情報処理装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項記載の情報処理装置と、
    前記記憶装置に記憶された画像情報に基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を含む画像形成装置。
  6. コンピュータを、
    仮想記憶領域における仮想記憶位置に情報を記憶するように指示されたときに、実記憶領域における実記憶位置を分散させて前記情報を記憶する記憶装置に記憶された情報に対して上書き消去することが要求されたときに、前記記憶された情報の種類に応じて、該情報の全体を消去するか否かを判定する判定手段、及び
    前記判定手段によって該情報の全体を消去すると判定された場合に、該情報の全体に対応する仮想記憶位置に、上書き消去用情報を上書きするように前記記憶装置に対して指示し、前記判定手段によって該情報の全体を消去すると判定されなかった場合に、該情報の種類に応じて予め定められた、該情報を復元不可能な状態とする該情報の部分に対応する仮想記憶位置に、上書き消去用情報を上書きするように前記記憶装置に対して指示する上書き消去手段
    として機能させるためのプログラム。
JP2008249182A 2008-09-26 2008-09-26 情報処理装置、画像形成装置、及びプログラム Pending JP2010079736A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015012508A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 ブラザー工業株式会社 画像処理装置

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