JP2010079450A - 空間光伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常が発生したときにその前後にわたる通信ログを実時間とともに記録することができ、ネットワークによって通信ログを取得できる空間光伝送装置を提供する。
【解決手段】本空間光伝送装置1は、内部時計16、通信ログ記憶部17、ネットワーク接続部12及び制御部11を備え、制御部11はデータ伝送の結果に現在時刻を付した通信ログを作成して通信ログ記憶部17に格納し、ネットワーク7に接続された情報端末PC71等から要求があったときは通信ログ記憶部に格納されている通信ログを該情報端末に送信する。データ伝送の結果がネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、一致時点及びその前後の所定件数の通信ログを通信ログ記憶部に保存することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、離れた2点間で赤外光を用いてデータ伝送を行う空間光伝送装置に関し、詳しくは、データ伝送の通信ログを記憶して障害の発生時などにその通信ログを読み出すことができ、また、空間に伝播する赤外光の送受信に対する周辺外乱光の影響を低減して確実なデータ伝送を行うことができる空間光伝送装置に関する。
各種部品・製品の製造ラインやその搬送システム、物流システム等において、離れた2点の間で赤外光を送受信することによってデータ伝送を行う空間光伝送装置が利用されている。例えば、組立ライン等におけるセンサやアクチュエータとコントローラの間でケーブルを使用することなくデータ伝送を行うために空間光伝送装置が使用され、材料の有無や姿勢等に関する信号、機器を制御するための信号等、各種信号が送受信される。また、無人搬送車やクレーン等移動部と固定部間のデータ伝送に使用されて、識別情報、被搬送物の情報、作業指示情報、搬送先情報などの各種情報が送受信される。
製造ラインや物流現場のシステムにおいては高い安全性、信頼性、保守性が求められ、装置・機器の故障が検出されたり通信障害などが発生した場合には、インターロック機能を動作させて機器の動作を停止させるようにされる。また、データの異常、システム内の異常な状態等が検出された場合には、その発生原因の解析が必要となる。
従来の空間光伝送装置においては、赤外光によるデータ伝送の通信ログを記録しておき、異常や故障が発生した場合、その異常に至るまでの通信ログを専用に用意された光送受信器に送信し、光送受信器内に取り込んだ通信ログにより障害の発生原因を解析可能とするものがあった(特許文献1を参照)。
この従来のロギング機能を持った空間光伝送装置は無人搬送車と製造装置に設置され、搬送物の移載障害などが発生してインターロック機能が作動した場合に、専用の光送受信器を使用して固定されたステーション内に蓄積された通信ログが光送受信器内に取り込まれる。このため、専用のツールを必要とする上、障害時に作業者がその現場に行かなければならないという問題があった。また、通信ログの内容が所定の動作シーケンスについての異常に限られ、使用者が着目する異常状態について通信ログを取得することができなかった。
また、空間光伝送装置は、製造ラインや搬送システム、物流システム等において使用されるため、そのデータ伝送に高い信頼性、耐環境性が求められる。
とくに、従来の空間光伝送装置においては外乱光の影響を受けやすいという欠点があった、例えば、従来の空間光伝送装置は、赤外光の投受光面が可視光を遮断する効果を有しない薄い樹脂素材によって形成されていたため、送受信される赤外光の光軸周辺にある蛍光灯の照明等可視光の影響を受けて伝送データに誤りを生じるという問題があった。
特開2005−294863号公報
前記の通り、従来の空間光伝送装置は、障害の発生によりインターロックされた現場に作業者が出向いて通信ログを取得する必要があり、広い工場等で多数の空間光伝送装置が使用されている場合、作業者の負担が増大し、迅速に障害の解析ができない問題があった。また、通信ログの収集に専用のツールが必要とされるため汎用性に欠けた。
また、従来の空間光伝送装置は、インターロックされるに至った一連のシーケンスの開始時を基準として、相対的にその後の時間経過によりログを記録するため、障害が生じた実時刻を知ることができない問題があった。
さらに、使用者が着目する異常状態、例えば特定の入出力信号状態が生起した場合について通信ログを収集することができなかったため、異常の発生原因の解析が容易ではなかった。
空間に伝播する赤外光を送受信して行われるデータ伝送の信頼性に着目すると、従来の空間光伝送装置においては、周囲の照明環境の影響を受けてデータ伝送の誤りを生じやすいという問題があった。
また、空間光伝送装置は製造ラインや搬送システム、物流システム等の現場において使用されるため、その筐体は遮光性に優れるだけでなく、多様な設置条件への対応、防塵・防水性など高い耐環境性が求められる。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、一定の異常状態が検出された前後にわたる通信ログを実時間とともに記録することができ、障害の発生した現場でなくても汎用性の高いネットワークによって通信ログを取得できる空間光伝送装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、外乱光の影響を低減してデータ伝送の信頼性を向上させることができ、多様な設置条件に対応できるとともに高い耐環境性を有する空間光伝送装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下のとおりである。
1.離れた2点間で空間を伝播する赤外光を送受信してデータ伝送を行う空間光伝送装置であって、対向して通信する2台の空間光伝送装置の少なくとも1台は、現在時刻を計測する内部時計と、通信ログを記憶する通信ログ記憶部と、ネットワークと接続するためのネットワーク接続部と、前記データ伝送の結果に前記内部時計から得た前記現在時刻を付した前記通信ログを作成して前記通信ログ記憶部に格納し、前記ネットワークに接続された情報端末から要求があったときは前記通信ログ記憶部に記憶されている前記通信ログを該情報端末に送信する制御部と、を備えることを特徴とする空間光伝送装置。
2.前記制御部は、前記ネットワークを介して取得する現在時刻の情報によって前記内部時計の現在時刻を設定又は補正する前記1.記載の空間光伝送装置。
3.前記制御部は、前記データ伝送の結果が前記ネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、該一致したとき及びその前後の所定件数の前記通信ログを前記通信ログ記憶部に格納する前記1.又は2.に記載の空間光伝送装置。
4.前記制御部は、2回以上前記データ伝送の結果が前記ネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、各回について、該一致したとき及びその前後の所定件数の前記通信ログを前記通信ログ記憶部に格納する前記3.記載の空間光伝送装置。
5.前記制御部は、前記データ伝送の結果が前記ネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、SNMPによって前記情報端末に通知する前記3.又は4.に記載の空間光伝送装置。
6.前記制御部は、前記ネットワークに接続されたタイムサーバから前記現在時刻の情報を取得することによって自動的に前記内部時計の現在時刻を設定又は補正する前記1.乃至5.のいずれかに記載の空間光伝送装置。
7.前記制御部は、前記ネットワークを介して設定された通信範囲指示値によって送信する前記赤外光の強度を変更する前記1.乃至6.のいずれかに記載の空間光伝送装置。
8.前記ネットワークはイーサネット(登録商標)である前記1.乃至7.のいずれかに記載の空間光伝送装置。
9.前記イーサネット(登録商標)のケーブルを通して供給されるDC48VとDC24Vの電源のいずれかから選択して受電するためのスイッチを備え、前記DC48Vを受電する場合には給電機器とのネゴシエーションを行うことにより受電し、前記DC24Vを受電する場合には前記ネゴシエーションを行わないようにした前記8.記載の空間光伝送装置。
10.離れた2点間で空間を伝播する赤外光を送受信してデータ伝送を行う空間光伝送装置であって、遮光材からなる筺体と、該筺体に具備され、発光素子から送出される光を通過させる投光窓と、該筺体に具備され、受光素子に入射する光を通過させる受光窓と、該投光窓及び該受光窓を塞ぐ可視光遮断フィルタと、を備えることを特徴とする空間光伝送装置。
11.さらに可視光を遮断する遮断体を備え、該遮断体によって前記受光素子の受光部が覆われる前記10.記載の空間光伝送装置。
本発明の空間光伝送装置によれば、現在時刻を計測する内部時計と、通信ログを記憶する通信ログ記憶部と、ネットワークと接続するためのネットワーク接続部と、前記データ伝送の状態が変化するごとに前記現在時刻を付した通信ログを生成して前記通信ログ記憶部に記憶し、前記ネットワークに接続された情報端末から要求があったときは前記通信ログ記憶部に記憶されている通信ログを該情報端末に送信する制御部と、を備えるため、障害やエラーが発生した場合に、ユーザはネットワークに接続された汎用性の高い情報端末によって通信ログを取得でき、広い工場等で多数の空間光伝送装置が使用されている場合であっても、作業者の負担を減らし、迅速に障害の解析ができる。また、障害等が生じた実時刻を知ることができため、障害の解析が正確かつ容易にできる。空間光伝送装置の定期的な状態監視も、遠隔の情報端末などに通信ログを取り込むことにより、容易に行なうことができ、保守管理の負担を軽減することができる。
ネットワークを介して取得する現在時刻の情報によって内部時計の現在時刻が設定又は補正されれば、ネットワークに接続されたパソコンやPLCから現在時刻を容易に設定することができる。
データ伝送の結果がネットワークを介して設定されたデータと一致したときに、一致したとき及びその前後の所定件数の通信ログが記憶されれば、障害等の発生要因を解析するのに必要な通信ログを収集するための条件の設定が可能になり、また、その条件に一致した前後の通信ログを取得できるため、障害等の発生経過を知ることができ、原因の解析を正確且つ容易にすることができる。
2回以上データ伝送の結果がネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、各回について、一致したとき及びその前後の所定件数の通信ログが記憶されれば、複数回の障害等の解析をすることができる。また、通信ログの記憶件数を一定の回数までに制限すれば、限られたメモリ領域の中に複数回の障害等について通信ログを記憶することが可能となる。
データ伝送の結果がネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、SNMPによって情報端末に通知されれば、障害等の発生が直ちに情報端末に通知されるため、発生した障害等に迅速に対応することができる。
ネットワークに接続されたタイムサーバから現在時刻の情報を取得することによって自動的に前記内部時計の現在時刻が設定又は補正されれば、手動で時刻を設定する必要がなくなり、周期的に現在時刻が取得されれば各空間光伝送装置の内部時計のずれを補正することができる。また、同一のタイムサーバを使用するネットワーク内の他の装置と空間光伝送装置の内部時計の時刻を同期させることができる。
ネットワークを介して設定された通信範囲指示値によって送信する前記赤外光の強度が変更されれば、移動台車等に空間光伝送装置が設置されて位置や伝送距離が変動するような場合であっても、ネットワークを介して通信相手に合わせて送信する光出力を動的に変更することができるため、通信可能な範囲を拡大でき、データ伝送の信頼度を高めることができる。
ネットワークがイーサネット(登録商標)であれば、パソコン、PLCをはじめ種々の情報端末によって空間光伝送装置の設定、データ転送、通信ログの取得等が可能となる。
イーサネット(登録商標)のケーブルを通して供給されるDC48VとDC24Vの電源のいずれかから受電するためのスイッチを備え、DC48Vを受電する場合には給電機器とのネゴシエーションを行うことにより受電し、DC24Vを受電する場合には前記ネゴシエーションを行わないようにすれば、ネットワーク内に標準規格に従った給電機器が存在する場合には給電機器からDC48Vの電源の供給を受けることができ、給電機器が存在しない場合には製造ライン等において多数使用されているDC24Vの電源からイーサネット(登録商標)用ケーブルを通して電源の供給を受けることができる。
本発明の空間光伝送装置によれば、遮光材からなる筺体と、発光素子から送出される光を通過させる投光窓と、受光素子に入射する光を通過させる受光窓と、その投光窓及び受光窓を塞ぐ可視光遮断フィルタとを備えるため、外乱光の影響を受け難くなり、データ伝送の誤りの発生を防止することができる。
さらに可視光を遮断する遮断体を備え、該遮断体によって前記受光素子の受光部が覆われれば、外乱光によるデータ伝送の誤りの発生を防止し、信頼性の高い空間光伝送装置を提供することができる。
空間光伝送装置は、離れた場所にあって対向する空間光伝送装置との間で赤外光を送受信することによってデータを伝送する。データの伝送方式は、機種により、全二重双方向通信方式、半二重双方向又は片方向通信方式が採用されている。
相互に対向して使用される2台の空間光伝送装置は、伝送に互換性を有する限り、それぞれ異なる構成をもつ機種であってもよい。
(空間光伝送装置1)
図2は、本発明の一実施形態を説明するための構成図である。空間光伝送装置1と空間光伝送装置2によって、例えばPLC72と機械等8との間のデータ伝送を行うことができる。図2の空間光伝送装置2は、空間光伝送装置1と同じ構成のものが使用されてもよい。
空間光伝送装置1は、ネットワーク7に接続され、プログラマブルコントローラ(PLC)72、パーソナルコンピュータ(PC)71等ネットワークに接続される情報端末と通信できるように構成されている。ネットワーク7には、情報端末の他、そのネットワークに対応するインターフェイスを備えた機器であれば接続することができる。使用されるネットワーク7としては、イーサネット(登録商標)を始め、PLCリンク等のFA用ネットワークが挙げられる。
図2に示すように、空間光伝送装置1は、制御部11、通信ログ記憶部17、内部時計16、送受信部13、ネットワーク接続部12を備える。
制御部11は、本空間光伝送装置1全体の動作の制御を掌る部分であり、マイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)等を中心としてデジタル処理回路及びソフトウェアから構成することができる。制御部11は、ネットワーク接続部12を介してネットワーク7にアクセスし、ネットワーク7に接続された機器や、PC71、PLC72等情報端末との間で情報の送受信を行なう。また、空間光伝送装置1と空間光伝送装置2の間の通信プロトコルに基づいて各種要求・状態信号などを処理し、空間光伝送装置2との間のデータ伝送を制御する。
空間光伝送装置1は、自己の動作モードをマスター/スレーブモード、非マスター/スレーブモードなどに設定可能である。また、送信停止モード等に設定することができる。制御部11は、ネットワーク7を介して上記の設定のための情報をPC71等から受信して、それに基づいて自己の動作モードを設定することができる。
また、空間光伝送装置1は、発光素子14から送出する近赤外光の強度を調整することができるようになっている。制御部11は、ネットワーク7を介して上記の調整のための通信範囲指示値をPC71等から受け取り、それに基づいて送受信部13によって発光素子14から送出する近赤外光の強度を調整することができる。
また、制御部11は、空間光伝送装置2との間の通信時の通信ログを通信ログ記憶部17に格納して記憶する機能を有する。そして、ネットワーク7を介して情報端末等から通信ログの読み出し要求があったとき、通信ログ記憶部17に格納されていた通信ログを読み出し、ネットワーク7を介して情報端末等に通信ログを送信する機能を有している。
さらに、制御部11は、ネットワーク7を介して情報端末等から、空間光伝送装置1の機能・動作を選択するための設定情報や通信ログの一致条件等を受け取る機能を有する。
内部時計16は、現在時刻を計時する手段である。制御部11によって日時を設定することができ、現在時刻を読み出すことができるように構成される。
内部時計16の具体的な構成は特に限定されず、例えば、一般的な時計IC(RTC)を用いることができる。また、ハードウェア又はソフトウェアによって、現在時刻の設定と読み出しが可能なレジスタ及びタイマーを備えてもよい。この場合、制御部11によって現在時刻が初期設定された後、ハードウェアタイマー又はソフトウェアタイマーによって時刻を計時することができる。
制御部11は、ネットワーク7を介して情報端末等から送信された現在時刻の情報を受け取り、内部時計16に現在の日及び時刻を設定することができる。これにより、起動時に内部時計16を初期設定することができる。好ましくは、周期的に情報端末等から現在時刻の情報を取得することによって、内部時計16の時刻を補正することができる。
また、タイムサーバがネットワーク7に存在する場合には、制御部11はタイムサーバから現在時刻の情報を取得することによって、内部時計16の時刻を設定又は補正することができる。
送受信部13は、例えばパルス変調方式の、送信回路と受信回路を備える。送信回路の出力側には発光素子14が接続され、受信回路の入力側には受光素子15が接続される。
前記送信回路は、制御部11から送られたデジタル信号の1、0に対応した二つの電圧を有するパルス信号を生成し、その信号を駆動回路を介して発光素子14に送る。発光素子14には、近赤外領域の光を放出する発光ダイオードを用いることができる。発光素子14により前記パルス変調された近赤外光が放射される。
また、送信回路は、制御部11の出力調整信号によって駆動回路が調整でき、それによって発光素子14から送出する近赤外光の強度を調整することができるようになっている。
前記受信回路に接続される受光素子15としては、近赤外光を受信するフォトトランジスタ等を用いることができる。受信回路は、受光素子15の出力電流を電圧信号に変換する変換回路、その電圧信号を増幅する増幅器、増幅された信号の波形を整形する波形整形回路、及び検波復調回路等を備える。検波復調回路によって復調された受信データ信号は、制御部11に送られる。
ネットワーク接続部12は、本空間光伝送装置1をネットワーク7に接続するためのインターフェイス回路である。
ネットワーク7としては、イーサネット(Ethernet、登録商標)を始め、PLC用リンク等、いわゆる産業用(FA)ネットワークと呼ばれるものが挙げられる。イーサネット(登録商標)は、IEEE802.3で規格化されているネットワークである。
ネットワーク7がイーサネット(登録商標)である場合、ネットワーク接続部12にRJ45コネクタを備え、接続用のケーブルには10BASE−T等を使用することができる。また、ネットワーク接続部12にはイーサネット(登録商標)コントローラを備え、PC等情報端末からイーサネット(登録商標)上のアドレスを設定することができる。
いわゆるFAネットワーク(例えば、CC−Link協会によって普及されるCC−Link等)と接続する場合には、それぞれの仕様及び通信規約に基づくインターフェイスを実装することができる。
(空間光伝送装置2)
図2に示す空間光伝送装置2は、上記空間光伝送装置1との間でデータを伝送する。空間光伝送装置2は、固定位置に設置される他、無人搬送車やクレーン、スタッカクレーン等の移動物上に設置されてもよく、固定位置に設けられた空間光伝送装置と対向したときにデータ伝送を行うことができる。前記の通り、図2の空間光伝送装置2に代わり、上記空間光伝送装置1と同じ構成の空間光伝送装置を使用することができる。
空間光伝送装置2は、制御部21、インターフェイス部22、送受信部23を備える。
インターフェイス部22は、各種機器、機械、PLC、制御用コンピュータ、センサー、アクチュエータ等(図2の8)と接続するための回路であり、接続対象に合わせて構成することができる。
例えば、インターフェイス部22をパラレル入出力インターフェイスとすれば、センサー、アクチュエータ等を接続することができる。また、インターフェイス部22をRS232C、RS422、RS485等の通信インターフェイスとすれば、PLCや制御用コンピュータ、各種機器等を接続して、シリアル通信によりデータの送受信をすることができる。
また、前記空間光伝送装置1と同じネットワーク接続部を備えれば、イーサネット(登録商標)、FAネットワーク等を介して機械等8と接続することができる。
制御部21は、空間光伝送装置2全体の動作の制御を掌る部分であり、マイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)等を中心としてデジタル処理回路及びソフトウェアから構成することができる。制御部21は、前記の通り接続対象に合わせて構成されたインターフェイス部22を介して、機械、PLC、センサ、アクチュエータ等8との間で情報の送受信を行なう。また、空間光伝送装置1と空間光伝送装置2の間の通信プロトコルに基づいて各種要求・状態信号などを処理し、空間光伝送装置1との間のデータ伝送を制御する。
空間光伝送装置2は、自己の動作モードをマスター/スレーブモード、非マスター/スレーブモードなどに設定可能である。また、送信停止モード等に設定することができる。制御部21は、インターフェイス部22を介して上記の設定のための情報をPLC8等から受信して、それに基づいて自己の動作モードを設定することができる。
また、空間光伝送装置2は、発光素子24から送出する近赤外光の強度を調整することができるようになっている。制御部21は、インターフェイス部22を介して上記の調整のための通信範囲指示値をPLC8等から受け取り、それに基づいて送受信部23によって発光素子24から送出する近赤外光の強度を調整することができる。
送受信部23は、例えばパルス変調方式の、送信回路と受信回路を備える。送信回路の出力側には発光素子24が接続され、受信回路の入力側には受光素子25が接続される。
前記送信回路は、制御部21から送られたデジタル信号の1、0に対応した二つの電圧を有するパルス信号を生成し、その信号を駆動回路を介して発光素子24に送る。発光素子24には、近赤外領域の光を放出する発光ダイオードを用いることができる。発光素子24により前記パルス変調された近赤外光が放射される。
また、送信回路は、制御部21の出力調整信号によって駆動回路が調整でき、それによって発光素子24から送出する近赤外光の強度を調整することができるようになっている。
前記受信回路に接続される受光素子25としては、近赤外光を受信するフォトトランジスタ等を用いることができる。受信回路は、受光素子25の出力電流を電圧信号に変換する変換回路、その電圧信号を増幅する増幅器、増幅された信号の波形を整形する波形整形回路、及び検波復調回路等を備える。検波復調回路によって復調された受信データ信号は、制御部21に送られる。
(情報端末)
PC等情報端末71(以下、PCという。)は、空間光伝送装置1が接続されるネットワーク7に接続される。PCはネットワーク7を介して空間光伝送装置1にアクセス可能であり、各種設定のためのデータ、現在時刻の情報等を空間光伝送装置1に送信し、また空間光伝送装置1から送信される通信ログのデータを受信するように構成される。
空間光伝送装置1及び空間光伝送装置2は、自己の動作モードをマスター/スレーブモード、非マスター/スレーブモードなどに設定可能である。また、送信停止モード等に設定することができる。
空間光伝送装置1の各種動作モードの設定は、PCから設定のためのデータを送信して行うことが可能である。空間光伝送装置1の各種動作モードの設定は、PCのディスプレイにブラウザソフトなどを使用して設定画面を表示し、その設定画面において行うようすることができる。
空間光伝送装置2の各種動作モードの設定は、PLC8等から設定のためのデータを送信して行うことが可能である。
また、空間光伝送装置1及び空間光伝送装置2は、発光素子から送出する近赤外光の強度を調整することができるようになっている。空間光伝送装置1の発光素子からの光出力の調整は、PLC72等から通信範囲指示値を送信することにより行う。これによって、移動台車等に空間光伝送装置が設置され、相手の位置や伝送距離が変動するような場合であっても、動的に送信出力を調整することにより通信可能範囲を調整することができる。
空間光伝送装置2の発光素子から送出する近赤外光の強度を調整は、PLC8等から通信範囲指示値を送信することにより可能である。
また、PCから空間光伝送装置1が備える内部時計16に現在の日及び時刻を設定することが可能である。例えば、現在時刻を前記の設定画面において設定して、それを現在時刻の情報として空間光伝送装置1に対して送信するようにすることができる。情報端末がPC71の場合には、PC71上で動作するWebブラウザを使用して、HTTP(HyperText Transfer Protocol)によって設定することができる。
ネットワーク上にタイムサーバが存在する場合には、空間光伝送装置1はNTP(Network Time Protocol)によって、タイムサーバから現在時刻を自動的に取得することが可能である。これによって、ユーザが現在時刻を設定する必要がなくなり、空間光伝送装置1が備える内部時計16は、同じタイムサーバを使用するネットワーク内の装置と時刻が同期される。空間光伝送装置1のプログラムにより、周期的に、例えば毎日の所定時刻にタイムサーバから現在時刻を自動的に取得するようにすれば、内部時計16の時刻のずれを補正することができる。
(通信ログ)
PC71は、ネットワーク7を介して空間光伝送装置1にアクセスし、空間光伝送装置1内に記憶された通信ログを受信することができる。その通信ログのデータは、図6に示すように、ブラウザソフトなどを用いてディスプレイに表示することができる。
空間光伝送装置1と空間光伝送装置2との間のデータ伝送は、概略次のようなプロコルによって行われる。
空間光伝送装置1の動作モードがマスター/スレーブモードにおけるマスターに設定され、空間光伝送装置2の動作モードがスレーブに設定されている場合、マスターの空間光伝送装置1に接続された装置は、定期的に受入要求信号をスレーブの空間光伝送装置2に送信し、空間光伝送装置2に接続された装置からの動作要求信号を待つように待機する。一方、スレーブの空間光伝送装置2に接続された装置は、受入要求信号を受信すると、動作要求信号を空間光伝送装置1に接続された装置に送信し、データの送受信が開始され、データの送受信が行われる。
図3は、空間光伝送装置2から空間光伝送装置1へデータを送信する例を示すタイミングチャートである。上段の受入要求信号及び受入許可信号は空間光伝送装置1が送信する信号であり、下段の有効信号、動作要求信号、データ信号及び完了信号は、空間光伝送装置2が送信する信号である。
図3において、空間光伝送装置2は受入要求信号を受信すると、動作要求信号を空間光伝送装置1に対して送信する。空間光伝送装置1は、この動作要求信号を受信すると、受入許可信号を空間光伝送装置2に対して送信する。空間光伝送装置2はこの受入許可信号を受信すると、データ信号を空間光伝送装置1に送信し、データ信号の送信が完了したとき完了信号を送信する。
空間光伝送装置1から空間光伝送装置2に対してデータを送信する場合も、上記と同様なプロトコルで行われる。なお、上記信号は空間光伝送装置内においてはパラレル処理されるが、光信号ではシリアル伝送される、
図5は、空間光伝送装置1の制御部11によって行われるロギング処理を説明するためのフローチャートである。本チャートにおいては、異常が発生した場合にその前後の通信ログを残すための処理(S4〜S7)を分かりやすくするためにバッファを用いているが、通信ログ記憶部の管理方法は適宜に設計されればよい。本図で、バッファは通信ログ記憶部内の領域であり、バッファが通信ログにより満杯となったときは、最も古い通信ログに最新の通信ログが上書きされる。異常が発生した場合に保存される通信ログは、少なくともネットワーク上の情報端末等に送信されるまでは上書きされないものとする。
空間光伝送装置1は、上記タイミングチャートに示されるようなシーケンスによりデータの送受信を行う(S1)。
データの送受信が終わると、異常イベントが発生したか否かをチェックし(S2)、異常イベントが発生していなければ、その通信ログ内容を時刻とともにバッファに格納して(S3)、次のデータの送受信(S1)を行う。なお、通信ログは、入出力信号の各ビットの「1」「0」の状態に変化があったときに限られず、光伝送装置の設定が変更されたとき、安定受光状態と非安定受光状態の間で受光状態に変化があったとき、データの正常受信状態と非正常受信状態の間で受信状態に変化があったとき等にも保存される。
また、異常イベントとは、入出力信号の各ビットの「1」「0」の状態が設定データに一致したときや、故障又はエラーを示す信号がある場合に、その信号がオンとなったとき等をいう。前記設定データは、ネットワーク上の情報端末等から受け取ったデータとすることができる。
異常イベントが発生した場合は、図4に示すように、その通信ログ及びその前の所定件数の通信ログを通信ログ記憶部に保存する(S4)。また、その後の所定件数の通信ログを通信ログ記憶部に保存する(S5〜S7)。前記所定件数は、ネットワーク上の情報端末等から受け取って設定することができる。
前記の通り、異常イベントと判断するための一致条件は、ネットワーク上の情報端末等からあらかじめ設定しておくことができる。これによって、着目する故障又はエラーが生起した前後の状態を収集することができるため、その発生原因の解析を容易にすることができる。
また、異常イベント前後の保存すべき通信ログの件数を、あらかじめネットワーク上の情報端末等から設定しておくことができる。これによって、通信ログ記憶部の容量が限られている場合であっても、複数回の異常イベントについて通信ログを保存することが可能となる。例えば、記憶領域が100件分のイベントの通信ログを記憶することができる場合、異常イベントの前後50件の通信ログを保存するように制限しておけば、2回の異常イベント前後の通信ログを収集することができる。
通信ログ記憶部(前記バッファを含む)に格納された通信ログは、ネットワーク上の情報端末等から通信ログの送信の要求があったときに、情報端末等に対して送信するようにすることができる。
情報端末がPC71である場合、ブラウザソフトウェアを使用して、ネットワーク7を介して空間光伝送装置1に対して通信ログの読み取りの要求することができる。これにより、通信ログ記憶部に格納されている通信ログが空間光伝送装置1の制御部によって読み出され、ネットワークを介してPC71に送信される。PC71では、送信された通信ログを、例えば図6に示すように閲覧することができる。
図6に示される表示例では、通信ログの時間順に、各通信ログの内容と発生時刻が表示される。各通信ログの表示内容によって、空間光伝送装置1の動作モードなどの設定状態(「設定」)、データの受信状態及び受光状態(「状態」)、入力信号及び出力信号の状態(「入力」「出力」)の変化が分かる。
これにより、多数の空間光伝送装置が工場や倉庫内に広く配設されている場合であっても、ネットワークに接続された情報端末を使用して、異常又はエラー発生時にはその前後の通信ログを見て発生原因を解析することができる。
また、空間光伝送装置1は、ネットワークのプロトコルがTCP/IPであれば、SNMP(Simple Network Management Protocol)を使用して、管理用のPC等に異常ログの発生を通知することが可能である。
情報端末は、PCに限られるものではなく、例えば表示器を備えたPLC72を用いて空間光伝送装置1から通信ログをネットワーク7を介して取得し、表示することも可能である。
また、前記の通り、空間光伝送装置2側を空間光伝送装置1とすることもできるので、その場合には、空間光伝送装置2側に接続されたネットワーク上のPC、PLC等により、空間光伝送装置2側の通信ログの取得・表示等をすることができる。
(PoE)
空間光伝送装置1は、ネットワークとは別途に電源の供給を受けることができる。このため、例えば、DC24Vの電源の供給を受けるための電源コネクタを、ネットワークコネクタとは別個に設けることができる。
ネットワーク7がイーサネット(登録商標)である場合には、イーサネット(登録商標)の配線に利用されるケーブルを通して電源の供給を受けることができる。イーサネット(登録商標)のケーブルを通した電力供給技術はPoE(Power over Ethernet)と呼ばれ、IEEE802.3afに規格化されている。この規格では、電源を供給する給電機器(PSE、Power Sourcing Equipment)から電力の供給を受ける受電機器(PD、Powerd Device)に、DC48Vの電源が供給される。
しかしながら、一般に製造や物流のシステムにおいては、DC24Vの電源が広く使用されている。空間光伝送装置とPLC等がイーサネット(登録商標)によって接続される例も多く、こうした場合に既存の24Vの電源を利用して、省配線で電源を接続できることが望ましい。このため、本空間光伝送装置1は、イーサネット(登録商標)用ケーブルを通してDC24Vの電源の供給を受けることも可能としている。
イーサネット(登録商標)上の受電機器としてDC48Vを受電するため、本空間光伝送装置1のネットワーク接続部12は、図7に示すように、ネットワークコネクタ(RJ−45)121、PDC(PD Controller)123、スイッチ124、125、電源管理部122を備える。ネットワークコネクタ121にイーサネット(登録商標)ケーブルが接続される。PDC123は、イーサネット(登録商標)上のPSEとの間でネゴシエーションを行って必要な電力の供給を受けるための回路である。スイッチ124、125は、PoEの規格に基づいてDC48Vを受電する場合と、イーサネット(登録商標)用ケーブルを通してDC24Vを受電する場合とを切替えるためのスイッチである。電源管理部122は、受電する電圧に合わせて本空間光伝送装置1内の電源部18を切替える回路である。
本空間光伝送装置1がPoEの規格に基づいてDC48Vを受電する場合には、スイッチ124、125を閉じて、コネクタ121からの電力供給線がPDC123に入力され、PDC123の出力が電源管理部122に接続される。これによって、空間光伝送装置1をイーサネット(登録商標)7に接続するとネットワーク上のPSEによってそれが検知され、PDC123によってPSEとの間でネゴシエーションを行うことにより、空間光伝送装置1はPSEから適切な電力の供給を受けることができる。この場合、電源管理部122は、受電するDC48Vから内部の所定電圧を生成するように電源回路を切替える。
空間光伝送装置1がPoEの規格に基づくことなく、イーサネット(登録商標)用ケーブルを通してDC24Vを受電する場合には、スイッチ124、125によって、ネットワークコネクタ121からの電力供給線が直接に電源管理部122に接続される。PDC123はイーサネット(登録商標)から切り離されているため作動せず、電源管理部122は受電するDC24Vから内部の所定電圧を生成するように電源回路を切替える。
この場合、DC24Vの電源線は、イーサネット(登録商標)のデータ線に使用されていないネットワークコネクタ121の4、5、7及び8番ピンを利用して接続することができる。
以上により、空間光伝送装置1は、スイッチを切替えることによって、PoEの規格に準拠してDC48Vの給電を受けるか、イーサネット(登録商標)用ケーブルを通してDC24Vの給電を受けるか、を選択することができる。これによって、広範な産業用途で多数使用されているDC24Vの電源を利用することができ、別途に電源を用意する必要がなくなる。また、ネットワークケーブルを通して給電するため、電源の配線を省くことができる。
(投受光部)
空間光伝送装置は、離れた2点間で空間を伝播する赤外光を送受信してデータ伝送を行う空間光伝送装置であり、赤外光の発光器及び受光器を備えている。データ伝送は、全二重双方向通信方式、半二重双方向又は片方向通信方式が適宜に採用される。また、用途によって、2点間の伝送距離が0〜1m程度のものから、最大数百mの伝送が可能なものまで、多種の空間光伝送装置が提供されている。
本空間光伝送装置は、製造ラインや物流現場に設置されるものであるため、空間を伝播する赤外光によるデータ伝送に高度の信頼性が求められる。
このため、本発明の空間光伝送装置は、遮光材からなる筺体に収納され、その筺体に発光器から送出される光を通過させる送信窓と、受光器に入射する光を可視光遮断フィルタを介して通過させる受信窓と、を備えることを特徴とする。
本発明の空間光伝送装置は、図10に示すように、遮光材からなる筺体101と、その筐体に設けられた投光窓104、受光窓105、可視光遮断フィルタ1031、発光素子14、受光素子15を備える。
発光素子14は、近赤外領域の光を放出する発光ダイオードが用いられ、変調された近赤外光を放射する。近赤外光の中心波長は、例えば870nm程度である。光の指向角は、用途や伝送距離により1度〜数十度(例えば、伝送距離1mのときに30度以上等)とすることができる。
また、変調方式は、周波数偏移変調(FSK、例えば周波数4〜6MHz程度)、パルス変調(例えば周波数45kHz程度)等を用いることができる。FSKの場合、変調周波数は、混信を避けるため、相手方の空間光伝送装置が送信に用いる変調周波数とは異なった周波数とされる。
受光素子15は、前記近赤外光を受信して電流信号に変換する素子であり、フォトトランジスタ、PINフォトダイオード等を使用することができる。
筐体101は、遮光性樹脂、金属等の遮光材によって構成され、防塵、防水構造とされる。発光及び受光部と、電子回路及び表示部、ケーブル接続部等に分割して形成されてもよい。
投光窓104は、発光素子14の光軸を中心として筐体に開けられた窓であり、好ましくは円形の孔とすることができる。孔のサイズは使用される発光素子及び周辺の構造によって決定されるが、例えば直径4〜7mm程度の円形とすることができる。
投光窓104は、可視光遮断フィルタ1031によって塞がれる。窓材の装着方法は、防塵性・防水性が確保される限り特に限定されず、例えば接着によって取り付けてもよい。
受光窓105は、受光素子15の光軸を中心として筐体に開けられた窓であり、好ましくは円形の孔とすることができる。孔のサイズは使用される受光素子及び周辺の構造によって決定されるが、例えば直径4〜7mm程度の円形とすることができる。
受光窓105は、可視光遮断フィルタ1031を装着することにより塞がれる。窓材の装着方法は、防塵性・防水性が確保される限り特に限定されず、例えば接着によって取り付けてもよい。
可視光遮断フィルタ1031は、赤外光を透過し、可視光を遮断するための光学フィルタであり、例えば、可視領域の波長の光を吸収する物質をガラス基材に混ぜて形成された光学フィルタを用いることができる。
前記受光窓105に可視光遮断フィルタ1031を設け、さらに、可視光遮断体151を受光素子15のチップ152を覆うように設けることができる。可視光遮断体151は、樹脂(例えばエポキシ樹脂)等に可視光を吸収する物質を混ぜた材料をモールドして形成することができ、受光素子と一体に形成することができる。また、可視光を吸収する物質を含有した樹脂によって受光部152をコーティングしてもよい。
本発明の空間光伝送装置1は、遮光性の筐体101に投光窓104及び受光窓105を設け、かつ窓部に可視光遮断フィルタ1031を備えることにより、蛍光灯など可視領域の外乱光の影響を受け難くし、伝送誤りを減少させることができる。さらに、受光部152を可視光遮断部151で覆うことにより、伝送誤りを大幅に減少させることが可能となる。
上記の効果を、図11に示す方法によって測定した。9は、投受光部が可視光遮断効果を有しない薄い樹脂によって形成されている、従来の空間光伝送装置である。1は、可視光遮断フィルタを備えた投光窓及び受光窓が設けられ、さらに受光素子を可視光遮断部で覆った本発明の空間光伝送装置である。空間光伝送装置1と9を1mの距離で対向させて置き、データの送受信を行う。51は蛍光灯(27W)である。2台の空間光伝送装置を結ぶ線(光軸)上で蛍光灯を移動させ、空間光伝送装置9からの距離がLの位置において、光軸から垂直方向に蛍光灯までの距離Wを変化させて、蛍光灯が光軸からどれだけ離れていれば伝送データに誤りが生じなくなるかを計測する。
これによって測定した例を、図12に示す。グラフの横軸は空間光伝送装置9から蛍光灯までの光軸方向の距離Lであり、縦軸は光軸から蛍光灯までの垂直方向の距離Wである。グラフ上の各曲線よりも距離Wが小さい(光軸に近い)範囲においては伝送誤りが発生し、各曲線よりも距離Wが大きい(光軸から遠い)範囲においては伝送誤りが発生しないことを表している。グラフa、bは、蛍光灯の光が空間光伝送装置1に向けて照射された場合であり、グラフc、dは、蛍光灯の光が空間光伝送装置9に向けて照射された場合である。
例えば、ちょうど中間の位置(L=50cm)において、空間光伝送装置1に向けて蛍光灯を照射した場合(a、b)、蛍光灯が光軸から20mm程度以上離れればデータ伝送の誤りは生じなくなる。他方、従来の空間光伝送装置9に向けて蛍光灯を照射した場合(c、d)には、蛍光灯が光軸から150mmm程度以上離れなければデータ伝送の誤りが生じる。
この結果から、本空間光伝送装置1が従来の空間光伝送装置9に比べて、大幅に外乱光の影響を受け難いことが分かる。
(実装例)
本空間光伝送装置1は、図1に示すように、投受光部103と他の空間光伝送装置2の投受光部103とが対向した状態となるように配設して使用される。
本空間光伝送装置1は、図1に示すように、筐体101内に制御部11、ネットワーク接続部12、送受信部13、発光素子14、受光素子15等を実装した基板(図示せず)が設けられている。また、表示部102、投受光部103、ネットワークコネクタ121、補助電源端子106、嵌合溝108、109、穴付溝部1015を備える。
表示部102は図8(1)に示すように、筐体101の内部の基板に配設されているLED等の発光素子により動作状態等を表示するための窓である。
投受光部103は図8及び図9(2)、(3)に示すように、筐体101の正面に設けられており、図10(1)及び(2)に示すように、投光窓104を介して発光素子14から発する赤外光を投光することができる。また、図10(1)に示すように発光素子14と同様に受光窓105を介して入射する赤外光を受光素子15で受光することができる。このように発光素子14及び受光素子15は、それぞれ投光窓104及び受光窓105を介して赤外光を投光及び受光するため、外乱光に強い。更に、投受光部103は図10(2)可視光を遮断する可視光遮断フィルタ1031が設けられており、また、受光素子15は、素子のチップ142の周囲を可視光を遮断するフィルタ剤を含有する樹脂でモールドされているため、赤外線以外の遮光性に優れ、外乱光に強い。
尚、投受光部103は、図9(2)に示すように、筐体101の正面に設けられるに限られず、図21に示すように、筐体101の天井面に設けてもかまわない。
ネットワークコネクタ121及び補助電源端子106は、図9(1)に示すように、筐体101の背面に設けられている。また、ネットワークコネクタ121にネットワーク8のケーブルを接続することによって、ネットワーク接続部12をネットワーク8に接続することができる。更に、補助電源端子106は、ネットワーク8のケーブル経由で受電できない場合の電源端子として使用することができる。
嵌合溝108、109は、図8に示すように、筐体101の天井面及び底面の背面側付近に設けられ、図15及び16に示すキャップ部107を、図13及び14に示すように筐体101に設けて嵌合固定するときに用いられる溝であり、図15及び16に示すキャップ部107の嵌合爪1072、1073と嵌合可能な形状を備える。
穴付溝部1015は、図13に示すように筐体101の天井面の背面側の角部にそれぞれ設けられ、図15及び16に示すキャップ部107を、嵌合固定するときに用いられる溝であり、図15及び16に示すキャップ部107の穴付突部1074を納めることができる形状を備える。また、キャップ部107を嵌合固定したときに穴付溝部1015及び穴付突部1074に設けられている孔が貫通し、この孔を用いてねじ止めすると、キャップ部107を固定することができる。
本空間光伝送装置は、図8に示すよう長方形の一辺が湾曲して突出する凹部1081、1091を備える嵌合溝108、109が、表示部102の上方に形成され、且つ天井面側の上方の両角は穴付溝部1015が形成されており、美観に優れた形状及び配置がされている。更に、嵌合溝108、109は、図13に示すようにキャップ部107の嵌合爪1072、1073によって多くが隠れるが、凹部1081、1091が露出し、且つ穴付溝部1015が穴付突部1074によって置き換わった形状となり、異なる美観を呈する。
キャップ部107は、図17〜20に示すように、筐体101の背面を覆うように設けられ、ネットワークコネクタ121等から浸水しないように防水性を付与するキャップである。また、キャップ部107は、図15に示すように筐体101に固定するための嵌合爪1072、1073及び穴付突部1074と、ケーブル62を防水コネクタ61を介して接続するためのコネクタ孔1071とを備える。
尚、本発明においては、前記実施例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した態様とすることができる。
本実施例の空間光伝送装置1は、図8及び9に示すように投受光部103が筐体101の正面に設けられているがこれに限られず、図21に示すように、筐体101の天井面に設けることができる。また、キャップ部107を設けた場合であっても同様に、図22に示すように、筐体101の天井面に設けることができる。
本発明の空間光伝送装置を配設した状態を説明するための斜視図である。 本発明の空間光伝送装置の構成を説明するためのブロック図である。 空間光伝送装置の信号の送受信時のタイミングチャートである。 通信ログ記憶部に記憶される内容を説明するための模式図である。 通信ログを記憶する手順を説明するためのフローチャートである。 通信ログの詳細例を説明するための模式図である。 電源部の詳細を説明するためのブロック図である。 空間光伝送装置を説明するための(1)平面図及び(2)底面図である。 空間光伝送装置を説明するための(1)背面図、(2)正面図及び(3)左側面図である。尚、右側面図は左側面図と対称である。 空間光伝送装置の投受光部に設けられている投光窓及び受光窓を説明するための(1)模式正面図及び(2)部分拡大断面図である。 外乱光特性の測定方法を説明するための模式図である。 外乱光特性の測定結果を示すグラフである。 キャップ部を設けた空間光伝送装置を説明するための(1)平面図及び(2)底面図である。 キャップ部を設けた空間光伝送装置を説明するための(1)背面図、(2)正面図及び(3)左側面図である。尚、右側面図は左側面図と対称である。 キャップ部を説明するための(1)平面図及び(2)底面図である。 キャップ部を説明するための(1)背面図、(2)正面図及び(3)右側面図である。尚、左側面図は右側面図と対称である。 配線及びキャップ部を設けた空間光伝送装置を説明するための平面図である。 配線及びキャップ部を設けた空間光伝送装置を説明するための底面図である。 配線及びキャップ部を設けた空間光伝送装置を説明するための(1)背面図及び(2)正面図である。 配線及びキャップ部を設けた空間光伝送装置を説明するための左側面図である。尚、右側面図は左側面図と対称である。 投受光部が天井面側に設けられている空間光伝送装置を説明するための(1)平面図及び(2)底面図である。 投受光部が天井面側に設けられ、且つ配線及びキャップ部を設けた空間光伝送装置を説明するための(1)平面図及び(2)底面図である。
符号の説明
1、2;空間光伝送装置、
101;筐体、102;表示部、103;投受光部、104;投光窓、105;受光窓、106;補助電源端子、
107;キャップ部、1071;コネクタ孔、1072、1073;嵌合爪、1074;穴付突部、
108、109;嵌合溝、1081、1082;凹部、1015;穴付溝部、
11、21;制御部、
12;ネットワーク接続部、121;ネットワークコネクタ、122;電源管理部、123;PDC、124、125;スイッチ、
13、23;送受信部、14、24;発光素子、15、25;受光素子、
16、26;内部時計、17、27;通信ログ記憶手段、
18、28;電源部、
51、52;光源、
61;防水コネクタ、62;配線、
7;ネットワーク、71;PC、72;PLC、8;機械、PLC、センサ、アクチュエータ等。

Claims (11)

  1. 離れた2点間で空間を伝播する赤外光を送受信してデータ伝送を行う空間光伝送装置であって、対向して通信する2台の空間光伝送装置の少なくとも1台は、
    現在時刻を計時する内部時計と、
    通信ログを記憶する通信ログ記憶部と、
    ネットワークと接続するためのネットワーク接続部と、
    前記データ伝送の結果に前記内部時計から得た前記現在時刻を付した前記通信ログを作成して前記通信ログ記憶部に格納し、前記ネットワークに接続された情報端末から要求があったときは前記通信ログ記憶部に記憶されている前記通信ログを該情報端末に送信する制御部と、
    を備えることを特徴とする空間光伝送装置。
  2. 前記制御部は、前記ネットワークを介して取得する現在時刻の情報によって前記内部時計の現在時刻を設定又は補正する請求項1記載の空間光伝送装置。
  3. 前記制御部は、前記データ伝送の結果が前記ネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、該一致したとき及びその前後の所定件数の前記通信ログを前記通信ログ記憶部に格納する請求項1又は2に記載の空間光伝送装置。
  4. 前記制御部は、2回以上前記データ伝送の結果が前記ネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、各回について、該一致したとき及びその前後の所定件数の前記通信ログを前記通信ログ記憶部に格納する請求項3記載の空間光伝送装置。
  5. 前記制御部は、前記データ伝送の結果が前記ネットワークを介して設定されたデータと一致したときは、SNMPによって前記情報端末に通知する請求項3又は4に記載の空間光伝送装置。
  6. 前記制御部は、前記ネットワークに接続されたタイムサーバから前記現在時刻の情報を取得することによって自動的に前記内部時計の現在時刻を設定又は補正する請求項1乃至5のいずれかに記載の空間光伝送装置。
  7. 前記制御部は、前記ネットワークを介して設定された通信範囲指示値によって送信する前記赤外光の強度を変更する請求項1乃至6のいずれかに記載の空間光伝送装置。
  8. 前記ネットワークはイーサネット(登録商標)である請求項1乃至7のいずれかに記載の空間光伝送装置。
  9. 前記イーサネット(登録商標)のケーブルを通して供給されるDC48VとDC24Vの電源のいずれかから選択して受電するためのスイッチを備え、前記DC48Vを受電する場合には給電機器とのネゴシエーションを行うことにより受電し、前記DC24Vを受電する場合には前記ネゴシエーションを行わないようにした請求項8記載の空間光伝送装置。
  10. 離れた2点間で空間を伝播する赤外光を送受信してデータ伝送を行う空間光伝送装置であって、
    遮光材からなる筺体と、
    該筺体に具備され、発光素子から送出される光を通過させる投光窓と、
    該筺体に具備され、受光素子に入射する光を通過させる受光窓と、
    該投光窓及び該受光窓を塞ぐ可視光遮断フィルタと、
    を備えることを特徴とする空間光伝送装置。
  11. さらに可視光を遮断する遮断体を備え、該遮断体によって前記受光素子の受光部が覆われる請求項10記載の空間光伝送装置。
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