JP2003258823A - 給電集線装置、ハブ、およびそれらを備えた構内宅内ネットワーク - Google Patents

給電集線装置、ハブ、およびそれらを備えた構内宅内ネットワーク

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JP2003258823A
JP2003258823A JP2002054707A JP2002054707A JP2003258823A JP 2003258823 A JP2003258823 A JP 2003258823A JP 2002054707 A JP2002054707 A JP 2002054707A JP 2002054707 A JP2002054707 A JP 2002054707A JP 2003258823 A JP2003258823 A JP 2003258823A
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鈞 孫
Toshio Oikawa
寿雄 及川
Hiroshi Tanaka
浩 田中
Yoshitaka Hosokawa
吉孝 細川
Masahiro Wakaya
昌弘 若谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源工事を減らしネットワークの導入費用を
低価格にする給電集線装置、ハブ、およびそれらを備え
た構内宅内ネットワークを提供する。 【解決手段】 給電集線装置が、交流電力を直流電力に
変換する変換部と、外部のネットワークとの間で情報信
号を送受信するための端子である情報端子と、この情報
端子および変換部の出力端子に接続している端子である
情報電力端子とを備える。そして、情報電力端子が構内
宅内ネットワークに接続され、直流電力が構内宅内ネッ
トワークに供給されるとともに外部のネットワークと構
内宅内ネットワークとの間で情報信号の送受信が実行さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にLAN(Loca
l Area Network)、電話等を含めた構内宅内ネットワー
クを実現するために、端末をネットワークに接続するた
めのハブ、そのハブに電力を給電するとともに情報の交
換をするための給電集線装置、およびそれら装置を備え
る構内宅内ネットワークに関し、特に、低コストでかつ
高い便利性で構築することが可能な給電集線装置、ハ
ブ、およびそれらを備えた構内宅内ネットワークに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの急速な普及とア
クセス系ネットワークの高速化とコンピュータ技術の進
歩に伴って、コンピュータネットワークが社会インフラ
の不可欠な一部になりつつある。それによって、構内宅
内のネットワーク敷設の需要が年々高まってきている。
【0003】従来、構内宅内にネットワークを構築する
場合、外部のネットワークを集線して建物内の構内宅内
ネットワークと外部のネットワークとを接続して外部と
構内宅内との間で情報のやり取りを実行するためのハブ
が建物内に設置される。そして、建物の各フロアにネッ
トワーク用の信号線が配線される。
【0004】ネットワーク用の信号線としてLAN用の
メタルケーブル(UTPケーブル、STPケーブル等)
または光ケーブル等が敷設される。各フロアの信号線を
経由しての情報の出入り口としてスイッチングハブ、レ
イヤー3スイッチ、ルータ、ブリッジ、またはブルッタ
ー等のハブが接続される。
【0005】また、ネットワークはLAN、電話(アナ
ログ通信またはISDN等のデジタル通信)等のサービ
スをそれぞれに適した媒体によって伝送している。通
常、LANは8ワイヤのUTPケーブル、電話は2ワイ
ヤの構内宅内配線が使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらのハブはいずれ
も電源を必要とするため、ネットワークの施工と合わせ
て、電源を確保するための工事も行う必要がある。その
結果、この電源工事のため、ネットワークの導入費用が
高くなってしまう。また、ハブが設置される場所に電源
タップおよびコンセントを配置するためのスペースも確
保しなければならない。ハブが設置される設置場所も限
られてしまって、設置工事を難しくしている。
【0007】ハブはそれぞれ交流電力を直流電力に変換
するAC/DC変換器を搭載しているため、ハブの製造
コストが高くなるだけでなく、ハブのサイズおよび重量
も大きくなって、建物内に収容する収容効率を悪くして
しまう。その上、交流電力を直流電力に変換する変換時
に発生した熱を逃がすため、電源部に散熱ファン等を取
り付ける必要が生じてしまう。
【0008】さらに、既築の集合住宅やオフィスビルな
どのような場所では、予めネットワークを敷設するため
のスペースが設けられている場合は少ない。したがっ
て、ネットワークの数が増えてくると、ケーブル、ハブ
が輻輳し、新たなネットワークの導入が難しくなってし
まうケースが多くなるという問題がある。
【0009】また、ネットワークが提供する上記のよう
なサービスは、サービスごとにケーブルが配線されてい
るため1本のケーブルの利用率が悪く、結果として配線
量が多くなってしまう。したがって、ネットワークを導
入するための導入コストが高くなる問題がある。
【0010】さらに、ハブや終端装置もそれぞれのサー
ビスで異なるため、ネットワークが提供するサービスの
種類が多くなるほど、ハブや終端装置を設置するための
スペースも大きくなってしまうという問題もある。
【0011】特に、各階を結ぶ縦方向の配線スペースが
少ない場合、ハブに電力を供給するための電力ケーブル
を敷設することは、構内宅内ネットワークのための情報
が伝達するためのケーブルを配線するためのスペースを
圧迫してしまうという問題もある。
【0012】以上の問題を解決するために、本発明は、
電源工事を減らしネットワークの導入費用を低価格にす
る給電集線装置、ハブ、およびそれらを備えた構内宅内
ネットワークを提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、ネットワーク機器の設置
スペースを小さくしてネットワークの導入が容易な給電
集線装置、ハブ、およびそれらを備えた構内宅内ネット
ワークを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の給電集線装置
は、交流電力を直流電力に変換する変換部と、外部のネ
ットワークとの間で情報信号を送受信するための端子で
ある情報端子と、この情報端子および前記変換部の出力
端子に接続している端子である情報電力端子と、を備え
て、前記情報電力端子が構内宅内ネットワークに接続さ
れ、直流電力が構内宅内ネットワークに供給されるとと
もに外部のネットワークと構内宅内ネットワークとの間
で情報信号の送受信が実行される。
【0015】また、本発明のハブは、請求項1から請求
項3のいずれかに記載の給電集線装置または情報信号を
送受信するハブに接続して、接続先の装置から電力を入
力するとともにこの接続先の装置との間で情報信号を送
受信するための端子である第1の接続端子と、前記ハブ
とは異なるハブに接続して、このハブに電力を出力する
とともにこのハブとの間で情報信号を送受信するための
端子である第2の接続端子と、前記第1の接続端子から
電力を入力してその電力の一部を電源として充当する給
電部と、前記第1の接続端子および前記第2の接続端子
を経由して送受信されるそれぞれの情報信号を伝送する
ための信号線を接続して、端末との間で情報信号を送受
信するための端子である端末接続端子と、を備えてい
る。
【0016】さらに、本発明のハブは、電力を入力する
とともに情報信号を送受信するための端子である第1の
接続端子と、電力を出力するとともに情報信号を送受信
するための端子である第2の接続端子と、前記第1の接
続端子から電力を入力してその電力の一部を電源として
充当する給電部と、前記第1の接続端子および前記第2
の接続端子を経由して送受信されるそれぞれの情報信号
を伝送するための信号線を接続して、端末との間で情報
信号を送受信するための端子である端末接続端子と、を
備えている。
【0017】またさらに、本発明の構内宅内ネットワー
クは、請求項1から請求項3のいずれかに記載の給電集
線装置と、当該給電集線装置に接続する少なくとも1以
上の請求項4から請求項9のいずれかに記載のハブと、
を備えている。
【0018】さらにまた、本発明の構内宅内ネットワー
クは、交流電力を直流電力に変換する変換部と、外部の
ネットワークとの間で情報信号を送受信するための端子
である情報端子と、この情報端子および前記変換部の出
力端子に接続している端子である情報電力端子と、この
情報電力端子から電力を入力するとともに情報信号を送
受信するための端子である第1の接続端子と、電力を出
力するとともに情報信号を送受信するための端子である
第2の接続端子と、前記第1の接続端子から電力を入力
してその電力の一部を電源として充当する給電部と、前
記第1の接続端子および前記第2の接続端子を経由して
送受信されるそれぞれの情報信号を伝送するための信号
線を接続して、端末との間で情報信号を送受信するため
の端子である端末接続端子と、を備えている。
【0019】以上の構成によれば、ハブの給電をネット
ワーク通信用ケーブルの一部で実行するので、構内宅内
ネットワークの情報が出入りする給電集線装置で交流電
力を直流電力に変換してケーブルを介して直流電力を各
ハブに給電することが可能になる。
【0020】したがって、各ハブの本体にAC/DC変
換器を搭載する必要がなくなる。その結果、ハブが低価
格化になると同時にハブのサイズがコンパクトになるた
め、同じ設置スペースでも収容能力が向上する。
【0021】また、ハブのための電源工事が不要にな
り、通信用ケーブルの有効利用も図れるため、構内宅内
におけるネットワークの導入コストを低く抑えることが
可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態に係る給電集線装置、ハブ、およびそれらを備え
た構内宅内ネットワークを説明する。図1は、本発明の
第1の実施形態に係る構内宅内ネットワークの構成図で
ある。本発明の第1の実施形態に係る構内宅内ネットワ
ークは、給電集線装置であるACアダプタ兼集線ユニッ
ト1、ハブ2、外部ネットワークと構内宅内ネットワー
クとを接続する光加入者終端末3(ONU:Optical Ne
twork Unit)、電話通信のためのN10端子(RJ-11モ
ジュラコネクタ)4、構内宅内ネットワークの端末5、
および電話端末6を備えている。
【0023】ACアダプタ兼集線ユニット1は、光加入
者終端末3等の上部のネットワーク機器からLANに入
力される情報信号を受け取る。また、ACアダプタ兼集
線ユニット1は、構内宅内ネットワークの端末5から出
力された情報信号を外部のネットワークに供給する。さ
らに、ACアダプタ兼集線ユニット1は、交流電力が伝
送されている電線から交流電力を入力して、この交流電
力を直流電力に変換して、各フロアにあるハブ2および
光加入者終端末3に直流電力を供給する。ACアダプタ
兼集線ユニット1は、110V/50Hzの交流電力か
ら最大45Vの直流電力を取り出して、それをたとえば
UTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブル、STP
(shielded Twisted Pair)ケーブル等で伝送する。以
下、メタルケーブルはUTPケーブルとして説明する
が、これに限定する必要はなく、一般的なLAN用ケー
ブルであればよい。このケーブルとして構内宅内配線が
使用されることも可能である。
【0024】ハブ2は、ACアダプタ兼集線ユニット1
からハブ2が設置されているフロアの各端末5にLAN
の情報信号を供給する。また、ハブ2は、ACアダプタ
兼集線ユニット1またはほかの階に設置されているハブ
2に、各端末5からの情報信号を供給する。さらに、ハ
ブ2は、ACアダプタ兼集線ユニット1から入力した直
流電力を当ハブ2の電源として充当するとともに、つぎ
のフロアのハブ2に直流電力を伝送する。
【0025】本実施形態の構内宅内ネットワークにおい
て、光加入者終端末3とACアダプタ兼集線ユニット
1、ACアダプタ兼集線ユニット1とハブ2、ハブ2同
士、ハブ2と各端末5、およびハブ2と電話端末6は、
UTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブルで接続さ
れている。UTPケーブルは、8ワイヤ(ワイヤは心線
ともいう)からなり、本実施形態では8ワイヤが直流電
力を供給するための給電用とLANの情報信号を伝送す
るための情報通信用とに分離して使用される。
【0026】本実施形態では、LANの情報信号がイー
サネット(Ethernet)(登録商標)で100Mbps
(bps:bits per second)までのデータ速度で伝送
される場合を説明する。この場合は、4ワイヤによって
LANの情報信号を伝送することが可能である。したが
って、UTPケーブルの残り4ワイヤがハブ2に給電す
るために使用される。また、電話がUTPケーブルに接
続されている場合は、電話は2ワイヤによって情報信号
を伝送するので、その際には2ワイヤで電力を給電す
る。ここで、図1の各装置を結ぶ信号線の本数は、使用
されるワイヤの本数が描かれている。図1に示されてい
る各装置を実際に接続する信号線はUTPケーブルであ
る。
【0027】UTPケーブルの4ワイヤを介して、光加
入者終端末3とACアダプタ兼集線ユニット1の上部ネ
ットワーク側の端子(すなわち、外部ネットワークに近
い側に配置されている端子)との間で情報信号がやり取
りされる。また、ACアダプタ兼集線ユニット1に供給
されている交流電力はACアダプタ兼集線ユニット1内
のAC/DC変換器によって直流電力に変換される。そ
の直流電力が、UTPケーブルの2ワイヤを介して下部
ネットワーク側の端子(すなわち、構内宅内ネットワー
クに近い側に設置されている端子)に接続される。さら
に、図1のACアダプタ兼集線ユニット1には、電話通
信するための端子が設けられていて、その端子と上記の
下部ネットワーク側の端子とが2ワイヤで接続されてい
る。この電話通信するための端子が設置されていなけれ
ば、直流電力を給電するために4ワイヤが使用されるよ
うに設定する。ACアダプタ兼集線ユニット1の下部ネ
ットワーク側の端子は、ACアダプタ兼集線ユニット1
が設置されている同じフロアにあるハブ2に接続され
る。この場合、UTPケーブルは8ワイヤすべてが使用
されている。4ワイヤがLANの情報信号を伝送するた
めに使用され、残りの4ワイヤが直流電力を伝送するた
めに使用される。
【0028】ハブ2は、4ワイヤを介してパーソナルコ
ンピュータ等の端末5との間でLANの情報信号を伝送
する。また、ハブ2が、電話通信をするための端子であ
るN10端子4に接続している場合は、2ワイヤを介し
て電話端末6との間で電話のアナログ信号またはデジタ
ル信号を伝送する。
【0029】さらに、ハブ2は、UTPケーブルによっ
て、下部ネットワーク側にあるハブ2(図2ではたとえ
ば2階にあるハブ2)に接続される。この場合もUTP
ケーブルの4ワイヤがLANの情報信号を伝送するた
め、残りの4ワイヤが直流電力を伝送するために使用さ
れる。
【0030】以上の結果、UTPケーブルの心線の使用
率が向上する。さらに、ハブ2にAC/DC変換器を搭
載する必要がなくなる。したがって、ハブ2の製造コス
トが減り、サイズもよりコンパクトになる。ネットワー
クの構築時、より設置しやすくなる。
【0031】また、LANによる情報通信速度が100
Mbpsまでに対応する場合、構内宅内のネットワーク
の起点に図2に示すACアダプタ兼集線ユニット1を設
置することによって、UTPケーブルを配線するときに
配線を配置するにあたり特殊な配慮がなくても、LAN
による情報通信、ハブへの給電を容易に行うことができ
る。
【0032】図2は、図1に示されている構内宅内ネッ
トワーク内に接続されている給電集線装置であるACア
ダプタ兼集線ユニットの構造図である。図2に示されて
いるACアダプタ兼集線ユニット内の配線は、一般にプ
リンタ基板等が使用されて配線される。ACアダプタ兼
集線ユニット1が外部および構内宅内のネットワークに
接続する端子11および端子12は、いずれもRJ-45モ
ジュラコネクタである。
【0033】図2では、ACアダプタ兼集線ユニット1
内のAC/DC変換器13から端子12へは4ワイヤで
接続している。これは構内宅内ネットワークで使用され
る電力の大きさにもとづいて設定される。また、電話通
信等で2ワイヤを使用する場合は、図1に示されている
ように2ワイヤで電力を伝送することもある。
【0034】また、電話等で2ワイヤが使用される場合
は、ACアダプタ兼集線ユニット1をもう1つ構内宅内
ネットワークの他の位置、たとえば、図1の集合住宅の
最上階に設けて、そこからも直流電力をハブ2に供給す
ることによって、ハブ2への電力供給を補ってもよい。
たとえば、2ワイヤの給電で最大50メートル、5階の
各階にハブを接続することができる場合、ハブ2が5段
数以上設置されているときはさらに2ワイヤ(合計4ワ
イヤ)を使用してもよい。また、1階にACアダプタ兼
集線ユニット1を設置して、さらに、最上階(たとえば
10階)にも同装置を設置し、上下双方向から給電を行
ってもよい。この場合、2ワイヤを使用するだけで、全
10階の給電が可能になる。
【0035】上述したように、ACアダプタ兼集線ユニ
ット1では、外部のネットワーク、たとえばWAN(Wi
de Area Network)等から受けるLANの情報信号が4
ワイヤのUTPケーブルを介して伝送される。また、交
流電力から変換された直流電力を4ワイヤのUTPケー
ブルを介して伝送される。UTPケーブルのそれら8ワ
イヤのピンアサインは、10BASE−T、100BA
SE−TXのイーサネット(登録商標)の規定によると
以下のように設定される: LAN用:1,2,3,6番ワイヤ、 給電用 :4,5,7,8番ワイヤ。
【0036】さらに、故障等の場合、4,5,7,8番
ピンでショートする恐れがある。このショートによる発
火を防ぎ安全性を高めるために、本実施形態で使用され
るUTPケーブルのワイヤの外被、RJ-45モジュラコネ
クタのプラグ、およびACアダプタ兼集線ユニット1の
内部の材料は難燃性の材料にする。ここで、使用するU
TPケーブルをエンハンスドカテゴリ5とする。
【0037】メタルケーブルの場合、構内宅内の各フロ
アにUTP給電対応のハブを設置し、RJ-45モジュラコ
ネクタのプラグから通信用の信号を受けると同時に、直
流電流も受ける。それによって、ハブに給電され、ハブ
が作動する。
【0038】本実施形態の構内宅内ネットワークは、特
に、メタルケーブルで100Mbpsまでのネットワー
クと電話サービスをあわせて低コストで導入したいオフ
ィスには最適である。また、オフィスビルのような縦系
の配線スペースが限られて、電源工事が難しい場合も、
既設/新設のUTPケーブル(Unshielded Twisted Pai
r cable)を利用して給電すれば、LANの導入が可能
になる。
【0039】図3(A)は、図1に示されている構内宅
内ネットワーク内に接続されているハブの内部配線図で
ある。図3(B)は、図3(A)に示されているハブの
外観図である。図3(A)に示されているハブ内の配線
は、一般にプリンタ基板等が使用されて配線される。本
実施形態のハブ2は、外部のネットワークに近い側に接
続される上部ネットワーク集線用ポート21、下部ネッ
トワーク集線用ポート22、電話通信用のPOTS(Pl
ain Old Telephone Service)用ポート23、端末6に
接続するためのイーサネット+POTSポート24、ハ
ブを動作させるための電力を供給するとともに下部ネッ
トワークに電力を供給するための給電部25、ハブ2の
動作状態を示すリンクLED等26、電力を入出力する
ための給電用ワイヤ27、およびハブ2の入出力信号お
よび入出力電力を制御するハブ用チップ28を備えてい
る。
【0040】上部ネットワーク集線用ポート21は、U
TPケーブルを介して、ACアダプタ兼集線ユニット1
またはACアダプタ兼集線ユニット1に近い側にあるハ
ブ2に接続している。たとえば、図1に示されるよう
に、ACアダプタ兼集線ユニット1が1階にある場合、
UTPケーブルを介して、1階に設置されているハブ2
の上部ネットワーク集線用ポート21がACアダプタ兼
集線ユニット1に接続される。
【0041】上部ネットワーク集線用ポート21は、ハ
ブ用チップ28に接続している。上部ネットワーク集線
用ポート21からハブ用チップ28に電力が入力され
る。また、上部ネットワーク集線用ポート21とハブ用
チップ28との間で情報信号が入出力される。
【0042】ハブ用チップ28は、電力を入力してその
電力を給電部25に出力するとともに、LANの情報信
号を上部ネットワーク集線用ポート21、下部ネットワ
ーク集線用ポート22、POTS用ポート23、および
イーサネット+POTSポート24との間でデータのや
り取りを制御する。
【0043】給電部25は、ハブ用チップ28と給電用
ワイヤ27で接続している。給電部25は、給電用ワイ
ヤ27を介して、上部ネットワークから受けた電力を入
力し、この給電部25を有するハブ2の電源として使用
する。さらに、給電部25は、給電用ワイヤ27を介し
て、残りの電力をハブ用チップ28に出力して下部ネッ
トワークへと出力する。
【0044】下部ネットワーク集線用ポート22は、U
TPケーブルを介して、ACアダプタ兼集線ユニット1
の近い側と反対側にあるハブ2に接続している。たとえ
ば、図1に示されるように、ACアダプタ兼集線ユニッ
ト1が1階にある場合、UTPケーブルを介して、1階
に設置されているハブ2の下部ネットワーク集線用ポー
ト22が2階に設置されているハブ2の上部ネットワー
ク集線用ポート21に接続される。
【0045】下部ネットワーク集線用ポート22は、ハ
ブ用チップ28に接続している。ハブ用チップ28から
下部ネットワーク集線用ポート22に電力が入力され
る。また、下部ネットワーク集線用ポート22とハブ用
チップ28との間で情報信号が入出力される。
【0046】イーサネット+POTSポート24は、ハ
ブ用チップ28に接続している。イーサネット+POT
Sポート24は、上部ネットワークおよび下部ネットワ
ークとの間で情報信号をやり取りする。さらに、イーサ
ネット+POTSポート24は、ハブ用チップ28を介
してPOTS用ポート23に接続している。イーサネッ
ト+POTSポート24は、POTS用ポート23を介
して、電話信号が入出力される。端末5は、イーサネッ
ト+POTSポート24を介して、給電されないため、
4ワイヤ分の空きがある。この空きワイヤのうち、2ワ
イヤがPOTS用に当てられている。この例では、7、
8番ワイヤがPOTS用に当てられている。
【0047】図4は、図1に示されている構内宅内ネッ
トワークの変形例の構成図である。図4に示されている
構内宅内ネットワークは、電話通信用のUTPケーブル
であるPOTS用ケーブルがハブ2を経由していない場
合である。図1に示されている構内宅内ネットワークで
は、POTS用のUTPケーブルもハブ2を経由してい
る。どちらの構内宅内ネットワークでも効果は同様であ
る。
【0048】図5は、本発明の第2の実施形態に係る構
内宅内ネットワークの構成図である。本発明の第2の実
施形態に係る構内宅内ネットワークは、情報信号および
電力を伝送する信号線が光ケーブルであることに関する
以外は、第1の実施形態に係る構内宅内ネットワークと
同様の構成である。情報信号および電力を伝送する信号
線が光ケーブルであることにともない、本実施形態のA
Cアダプタ兼集線ユニット7およびハブ8の内部の構成
が第1の実施形態に係るACアダプタ兼集線ユニット1
およびハブ2と異なる。その詳細は、図6以下で示され
る。
【0049】光ケーブルは、光心線と支持線とからな
り、本実施形態では光心線がLANの情報信号を伝送し
て、支持線が直流電力を伝送する。
【0050】本実施形態でも第1の実施形態と同様に、
LANの情報信号がイーサネット(Ethernet)(登録商
標)で100Mbps(bps:bits per second)ま
でのデータ速度で伝送される場合を説明する。この場合
は、光心線の2心線によって、LANの情報信号を伝送
することが可能である。また、支持線の2ワイヤがハブ
2に給電するために使用される。また、電話通信は、空
いている光心線または空いている支持線によって、伝送
される。ここで、図5の各装置を結ぶ信号線の本数は、
使用される線の本数が描かれている。図5に示されてい
る各装置を実際に接続する信号線は光ケーブルである。
構内宅内ネットワーク内の各装置の接続は、光ケーブル
で接続する以外は第1の実施形態での接続と同様であ
る。
【0051】図6は、図5に示されている構内宅内ネッ
トワーク内に接続されている給電集線装置であるACア
ダプタ兼集線ユニットの構造図である。図6に示されて
いるACアダプタ兼集線ユニット内の配線は、一般にプ
リンタ基板等が使用されて配線される。本実施形態のA
Cアダプタ兼集線ユニット7は、外部のネットワークと
の間で情報信号のやり取りをするための端子である光リ
セプタクル(receptacle)71、構内宅内ネットワーク
との間で情報信号のやり取りをするための端子である光
リセプタクル72、支持線を把持するための支持線把持
用兼AC接続用ネジ73、交流電源を直流電源に変換す
るためのAC/DC変換器74、光リセプタクル71か
らの心線の一部を収容するための心線余長収容部75を
備えている。
【0052】さらに、光リセプタクル71と光リセプタ
クル72は光ケーブルの光心線で接続されている。ま
た、AC/DC変換器74は、光ケーブルの支持線で支
持線把持用兼AC接続用ネジ73に接続されている。光
リセプタクル72において、光リセプタクル71からの
光心線と、AC/DC変換器74からの支持線とが1つ
のケーブルに合成される。ただし、支持線と光心線とは
電磁気的に隔離されている。すなわち、支持線を伝送す
る電力が光心線に流出することはなく、また、光心線を
伝送する情報信号が支持線を伝送することもなうように
設定されている。
【0053】AC/DC変換器74からの変換された直
流電力は、光ケーブルの2本の支持線を介して、光リセ
プタクル72の両側に配置している2つの支持線把持用
兼AC接続用ネジ73にそれぞれ出力される。
【0054】心線余長収容部75は、心線が光リセプタ
クル72で再接続等される場合、心線に余長があるた
め、その余長を収容するためのスペースである。また、
支持線把持用兼AC接続用ネジ73は、光ケーブルの支
持線を把持して、AC/DC変換器74から電力線と光
ケーブル支持線との接続点として使用される。アクセス
ネットワークから来たネットワークの信号はリセプター
プルを用いて、配線される光ケーブルの心線と接続され
る。
【0055】図7(A)は、図5に示されている構内宅
内ネットワーク内に接続されているハブの内部配線図で
ある。図7(B)は、図7(A)に示されているハブの
外観図である。図7(A)に示されているハブ内の配線
は、一般にプリンタ基板等が使用されて配線される。ハ
ブ8の内部の構成は、第1の実施形態におけるハブ2の
構成とほとんど同様である。本実施形態のハブ8が第1
の実施形態におけるハブ2の構成と異なることは、本実
施形態では、ハブ用チップ88にLANの情報信号が入
力される前に、光による情報信号を電気による情報信号
に変換する光電変換部(光電変換:Optical Electrical
Conversion)が設けられることである。
【0056】また、この光電変換部(図示せず)は、光
ケーブルの心線とハブ用チップ28との間に設けられて
いる。したがって、光ケーブルが接続される上部ネット
ワーク集線用ポート81、下部ネットワーク集線用ポー
ト82、電話通信用のPOTS用ポート83、およびイ
ーサネット+POTSポート84とハブ用チップ88の
間にも光電変換部は設けられている。一方、電力を伝送
する光ケーブルの支持線は電気信号が伝送されているの
で、光電変換部は支持線に接続する必要はない。そのほ
かの構成は、第1の実施形態のハブ2と同様である。
【0057】図8は、図5に示されている構内宅内ネッ
トワークの変形例の構成図である。図4に第1の実施形
態の構内宅内ネットワークの変形例として示したもの
と、接続されるケーブルがUTPケーブルから光ケーブ
ルになっていること以外は、同様である。
【0058】すなわち、図8に示されている構内宅内ネ
ットワークは、電話通信用の光ケーブルであるPOTS
用ケーブルがハブ2を経由していない場合である。図4
に示されている構内宅内ネットワークでは、POTS用
の光ケーブルもハブ2を経由している。どちらの構内宅
内ネットワークでも効果は同様である。
【0059】以上、説明した本実施形態の給電集線装
置、ハブ、およびそれらを備えた構内宅内ネットワーク
は、第1の実施形態のそれらの装置および構内宅内ネッ
トワークにおける効果と同様な効果がある。
【0060】以上の実施形態は、情報信号の伝送速度が
100Mbpsまでの場合であったが、100Mbps
以上のネットワークにも本発明は適用されうる。100
Mbps以上のネットワークは、ギガビットイーサネッ
ト(GigaBit Ethernet(登録商標))がある。これは1
000Mbpsの規格に対応するイーサネット(登録商
標)である。ギガビットイーサネットでUTPケーブル
を使用する場合は、LANの情報信号を通信するために
はUTPケーブルの8ワイヤすべてが必要になる。した
がって、給電用としてUTPケーブルを新たに設ける必
要がある。
【0061】一方、ギガビットイーサネットで光ケーブ
ルを使用する場合は、光ケーブルの心線はこの伝送速度
に対応することが可能であるので、光ケーブルをそのま
ま使用することができる。ただし、ハブ8の消費電力
や、ACアダプタ兼集線ユニット7に接続するハブ8の
数によっては、多大な電力が必要となる場合がある。
【0062】多大な電力を光ケーブルが伝送する必要が
ある場合は、伝送する電力の大きさによって、支持線の
材料を変える必要がある場合がある。光ケーブルを使用
する場合は、ハブ8やACアダプタ兼集線ユニット7を
ギガビットイーサネット用の装置に変更するだけでギガ
ビットイーサネットに対応させることが可能になる。
【0063】また、上述の実施形態では、電力の供給は
ハブにしかされていなかったが、ハブに接続する端末お
よび電話機にも電力が給電されるように設定されてもよ
い。ハブに接続するパーソナルコンピュータ等の端末お
よび電話機にも電力が給電されるためには、ハブのイー
サネット+POTSポートに電力を給電する給電用ワイ
ヤが接続されればよい。ハブから端末および電話機へ
は、UTPケーブルまたは光ケーブルの支持線によって
電力が伝送される。
【0064】この発明は、上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、その技術的範囲において種々変形し
て実施することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明の給電集線装置、ハブ、およびそ
れらを備えた構内宅内ネットワークによれば、ハブの給
電をネットワーク通信用ケーブルの一部で実行するの
で、低コストでかつ高い便利性で構築することが可能に
なる。
【0066】また、ネットワーク機器用の電源工事が不
要になり、通信用ケーブルの有効利用も図れるため、構
内宅内におけるネットワークの導入コストを低く抑える
ことができる。
【0067】さらに、ハブの本体に大きなAC/DC変
換器を搭載する必要がなくなり、ハブの低価格化が可能
であると同時に、ハブのサイズがコンパクトになるた
め、ハブの収容能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る構内宅内ネット
ワークの構成図。
【図2】図1に示されている構内宅内ネットワーク内に
接続されている給電集線装置であるACアダプタ兼集線
ユニットの構造図。
【図3】(A) 図1に示されている構内宅内ネットワ
ーク内に接続されているハブの内部配線図。 (B) 図3(A)に示されているハブの外観図。
【図4】図1に示されている構内宅内ネットワークの変
形例の構成図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る構内宅内ネット
ワークの構成図。
【図6】図5に示されている構内宅内ネットワーク内に
接続されている給電集線装置であるACアダプタ兼集線
ユニットの構造図。
【図7】(A) 図5に示されている構内宅内ネットワ
ーク内に接続されているハブの内部配線図。 (B) 図7(A)に示されているハブの外観図。
【図8】図5に示されている構内宅内ネットワークの変
形例の構成図。
【符号の説明】
1 アダプタ兼集線ユニット 2 ハブ 3 光加入者終端末 4 N10端子(RJ-11モジュラコネクタ) 5 端末 6 電話端末 7 アダプタ兼集線ユニット 8 ハブ 11 端子(RJ-45モジュラコネクタ) 12 端子(RJ-45モジュラコネクタ) 13 AC/DC変換器 21 上部ネットワーク集線用ポート 22 下部ネットワーク集線用ポート 23 POTS用ポート 24 イーサネット+POTSポート 25 給電部 26 リンクLED等 27 給電用ワイヤ 28 ハブ用チップ 71 光リセプタクル 72 光リセプタクル 73 支持線把持用兼AC接続用ネジ 74 AC/DC変換器 75 心線余長収容部 81 上部ネットワーク集線用ポート 82 下部ネットワーク集線用ポート 83 POTS用ポート 84 イーサネット+POTSポート 88 ハブ用チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 浩 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 細川 吉孝 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 若谷 昌弘 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA04 BA01 CB01 DA05 DB16 DB18

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電力を直流電力に変換する変換部と、 外部のネットワークとの間で情報信号を送受信するため
    の端子である情報端子と、 この情報端子および前記変換部の出力端子に接続してい
    る端子である情報電力端子と、 を具備して、 前記情報電力端子が構内宅内ネットワークに接続され、
    直流電力が構内宅内ネットワークに供給されるとともに
    外部のネットワークと構内宅内ネットワークとの間で情
    報信号の送受信が実行されることを特徴とする給電集線
    装置。
  2. 【請求項2】前記情報端子と前記情報電力端子とを接続
    している第1の信号線と、 前記変換部の出力端子と前記情報電力端子とを接続して
    いる第2の信号線と、 をさらに具備し、 前記情報電力端子は、前記第1の信号線と前記第2の信
    号線を構内宅内ネットワークに接続していることを特徴
    とする請求項1に記載の給電集線装置。
  3. 【請求項3】前記情報電力端子には、外部のネットワー
    クと構内宅内ネットワークとの間でイーサネット(登録
    商標)により情報信号が送受信されることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の給電集線装置。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    給電集線装置または情報信号を送受信するハブに接続し
    て、接続先の装置から電力を入力するとともにこの接続
    先の装置との間で情報信号を送受信するための端子であ
    る第1の接続端子と、 前記ハブとは異なるハブに接続して、このハブに電力を
    出力するとともにこのハブとの間で情報信号を送受信す
    るための端子である第2の接続端子と、 前記第1の接続端子から電力を入力してその電力の一部
    を電源として充当する給電部と、 前記第1の接続端子および前記第2の接続端子を経由し
    て送受信されるそれぞれの情報信号を伝送するための信
    号線を接続して、端末との間で情報信号を送受信するた
    めの端子である端末接続端子と、 を具備することを特徴とするハブ。
  5. 【請求項5】電力を入力するとともに情報信号を送受信
    するための端子である第1の接続端子と、 電力を出力するとともに情報信号を送受信するための端
    子である第2の接続端子と、 前記第1の接続端子から電力を入力してその電力の一部
    を電源として充当する給電部と、 前記第1の接続端子および前記第2の接続端子を経由し
    て送受信されるそれぞれの情報信号を伝送するための信
    号線を接続して、端末との間で情報信号を送受信するた
    めの端子である端末接続端子と、 を具備することを特徴とするハブ。
  6. 【請求項6】前記第1の接続端子、前記第2の接続端
    子、および前記端末接続端子との間で情報信号を入出力
    し、前記第1の接続端子から電力を入力して前記給電部
    に出力するとともに前記第2の接続端子に電力を出力す
    る回路である情報給電回路をさらに具備することを特徴
    とする請求項4または請求項5に記載のハブ。
  7. 【請求項7】前記情報給電回路は、前記端末接続端子に
    も電力を出力することを特徴とする請求項6に記載のハ
    ブ。
  8. 【請求項8】電話による通信を可能にする端子である第
    3の接続端子をさらに具備する請求項4から請求項7の
    いずれかに記載のハブ。
  9. 【請求項9】前記情報信号は、イーサネット(登録商
    標)により送受信されることを特徴とする請求項4から
    請求項8のいずれかに記載のハブ。
  10. 【請求項10】請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の給電集線装置と、当該給電集線装置に接続する少なく
    とも1以上の請求項4から請求項9のいずれかに記載の
    ハブと、 を具備することを特徴とする構内宅内ネットワーク。
  11. 【請求項11】前記給電集線装置と前記ハブを接続して
    いる信号線をさらに具備し、 この信号線はLAN用メタルケーブルからなることを特
    徴とする請求項10に記載の構内宅内ネットワーク。
  12. 【請求項12】前記給電集線装置と前記ハブを接続して
    いる信号線をさらに具備し、 この信号線は光ケーブルからなり、この光ケーブルの中
    心部にある光心線を介して情報信号を伝送し、この光ケ
    ーブルの被覆部分にある支持線を介して直流電流を伝送
    することを特徴とする請求項10に記載の構内宅内ネッ
    トワーク。
  13. 【請求項13】交流電力を直流電力に変換する変換部
    と、 外部のネットワークとの間で情報信号を送受信するため
    の端子である情報端子と、 この情報端子および前記変換部の出力端子に接続してい
    る端子である情報電力端子と、 この情報電力端子から電力を入力するとともに情報信号
    を送受信するための端子である第1の接続端子と、 電力を出力するとともに情報信号を送受信するための端
    子である第2の接続端子と、 前記第1の接続端子から電力を入力してその電力の一部
    を電源として充当する給電部と、 前記第1の接続端子および前記第2の接続端子を経由し
    て送受信されるそれぞれの情報信号を伝送するための信
    号線を接続して、端末との間で情報信号を送受信するた
    めの端子である端末接続端子と、 を具備することを特徴とする構内宅内ネットワーク。
  14. 【請求項14】前記情報電力端子と前記第1の接続端子
    を接続する信号線をさらに具備し、 この信号線はLAN用メタルケーブルからなることを特
    徴とする請求項13に記載の構内宅内ネットワーク。
  15. 【請求項15】前記情報電力端子と前記第1の接続端子
    を接続する信号線をさらに具備し、 この信号線は光ケーブルからなり、この光ケーブルの中
    心部にある光心線を介して情報信号を伝送し、この光ケ
    ーブルの被覆部分にある支持線を介して直流電流を伝送
    することを特徴とする請求項13に記載の構内宅内ネッ
    トワーク。
  16. 【請求項16】前記情報端子と前記情報電力端子とを接
    続している第1の信号線と、 前記変換部の出力端子と前記情報電力端子とを接続して
    いる第2の信号線と、 をさらに具備し、 前記情報電力端子は、前記第1の信号線と前記第2の信
    号線を構内宅内ネットワークに接続していることを特徴
    とする請求項10から請求項15のいずれかに記載の構
    内宅内ネットワーク。
  17. 【請求項17】前記第1の接続端子、前記第2の接続端
    子、および前記端末接続端子との間で情報信号を入出力
    し、前記第1の接続端子から電力を入力して前記給電部
    に出力するとともに前記第2の接続端子に電力を出力す
    る回路である情報給電回路をさらに具備することを特徴
    とする請求項10から請求項16のいずれかに記載の構
    内宅内ネットワーク。
  18. 【請求項18】前記情報給電回路は、前記端末接続端子
    にも電力を出力することを特徴とする請求項17に記載
    の構内宅内ネットワーク。
  19. 【請求項19】電話による通信を可能にする端子である
    第3の接続端子をさらに具備する請求項10から請求項
    18のいずれかに記載の構内宅内ネットワーク。
  20. 【請求項20】前記第1の接続端子、前記第2の接続端
    子、および端末接続端子にはUTPケーブルが接続され
    ることを特徴とする請求項10から請求項19のいずれ
    かに記載の構内宅内ネットワーク。
  21. 【請求項21】前記第1の接続端子、前記第2の接続端
    子、および端末接続端子には光ケーブルが接続されるこ
    とを特徴とする請求項10から請求項19のいずれかに
    記載の構内宅内ネットワーク。
  22. 【請求項22】前記情報信号は、イーサネット(登録商
    標)により送受信されることを特徴とする請求項10か
    ら請求項21のいずれかに記載の構内宅内ネットワー
    ク。
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KR20200144224A (ko) * 2019-06-18 2020-12-29 주식회사 엘지유플러스 통신 모뎀 및 이를 포함하는 통신 시스템 및 그 구축 방법

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