JP2010078981A - リソグラフィープロセスに適用されるリンス液及び当該リンス液を用いたレジストパターンの形成方法 - Google Patents
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Abstract
下層膜上に形成されるレジストパターンの裾形状がフッティング(裾引き)形状となることを防止する。
【解決手段】
下記式(0):
【化1】
(式中、Xは、水素原子の少なくとも一つがハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1乃至8の炭化水素基、置換基を有してもよいフェニル基若しくはナフチル基、又はヒドロキシル基を表す。)
で表される酸、及び溶媒を含有するリンス液を用いて、第1リソグラフィー工程後の基板を洗浄する。
【選択図】図1
Description
(式中、Xは、水素原子の少なくとも一つがハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1乃至8の炭化水素基、置換基を有してもよいフェニル基若しくはナフチル基、又はヒドロキシル基を表す。)
で表される。なお、前記炭化水素基は、全ての水素原子がハロゲン原子で置換されていてもよい。
GPCカラム:Shodex〔登録商標〕・Asahipak〔登録商標〕(昭和電工(株))
カラム温度:40℃
溶媒:N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)
流量:0.6ml/min
標準試料:ポリスチレン(東ソー(株))
テレフタル酸ジグリシジルエステル(ナガセケムテックス(株)製、商品名:Ex711)2.00g、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル5.43g、モノアリルイソシアヌル酸5.85g、及びベンジルトリエチルアンモニウムクロリド0.39gをプロピレングリコールモノメチルエーテル54.69gに溶解させた後、120℃で4時間反応させポリマーを含む溶液を得た。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は約8900であった。この反応生成物は、下記式(1)で表される繰り返し単位構造を有する。
テレフタル酸ジグリシジルエステル(ナガセケムテックス(株)製、商品名:Ex711)2.00g、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル5.43g、モノアリルイソシアヌル酸5.85g、及びベンジルトリエチルアンモニウムクロリド0.39gをPGME54.69gに溶解させた後、120℃で4時間反応させポリマーを含む溶液を得た。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は約8900であった。この反応生成物は、上記式(1)で表される繰り返し単位構造を有する。
1−ブトキシエチルメタクリレート(丸善石油化学(株)製)7.00g、メタクリル酸グリシジル(東京化成工業(株)製)7.00g、メタクリル酸ベンジル(東京化成工業(株)製)7.00g、触媒として2,2'−アゾビス(イソブチロニトリル) (東京化成工業(株)製)0.20g、をPGME79.80gに溶解させた後、70℃で20時間反応させポリマーを含む溶液を得た。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は約65900であった。この反応生成物は、下記式(2)で表される繰り返し単位構造を有する。なお、式(2)に記載の数字は、各単位構造の割合が35質量%、35質量%、30質量%であることを示している。
モノアリルジグリシジルイソシアヌル酸(四国化成工業(株))10.0gとL−(+)−酒石酸(東京化成工業(株)製)5.4g、触媒としてトリフェニルモノエチルホスホニウムブロミド(ACROS Organics社製)0.7gをPGME37.5gに溶解させた後、反応液を120℃に加温し、窒素雰囲気下で24時間撹拌した。得られた反応生成物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は約6900であった。この反応生成物は、下記式(3)で表される繰り返し単位構造を有する。
モノアリルジグリシジルイソシアヌル酸(四国化成工業(株))5.0g、3,3’−ジチオジプロピオン酸(堺化学工業(株)、商品名:DTDPA)3.8g、及び触媒として第4級ホスホニウム塩であるトリフェニルモノエチルホスホニウムブロミド0.3gを、PGME13.8gに溶解させた後、120℃に加温し、窒素雰囲気下で4時間撹拌した。得られた反応生成物を、PGME23.0gにて希釈したワニス溶液のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は約7800であった。この反応生成物は、下記式(4)で表される繰り返し単位構造を有する。
p−トルエンスルホン酸一水和物(東京化成工業(株)製)3.0gをPGME97.0gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。
p−トルエンスルホン酸一水和物(東京化成工業(株)製)0.1gをPGME99.9gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。本調製例では、リンス液中の酸の濃度が調製例6と異なる。
メタンスルホン酸((東京化成工業(株)製)3.0gをPGME97.0gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。
メタンスルホン酸((東京化成工業(株)製)0.1gをPGME99.9gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。本調製例では、リンス液中の酸の濃度が調製例8と異なる。
硫酸((関東化学(株)製)3.0gをPGME97.0gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。
硫酸((関東化学(株)製)0.1gをPGME99.9gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。本調製例では、リンス液中の酸の濃度が調製例10と異なる。
ノナフルオロ−1−ブタンスルホン酸((東京化成工業(株))3.0gをPGME97.0gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。
p−トルエンスルホン酸一水和物(東京化成工業(株)製)3.0gをPGMEA97.0gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。本調製例では、リンス液中の溶媒の種類が調製例6と異なる。
p−トルエンスルホン酸一水和物(東京化成工業(株)製)3.0gを超純水97.0gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。本調製例では、リンス液中の溶媒の種類が調製例6と異なる。
リン酸(東京化成工業(株)製)3.0gをPGME97.0gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。
塩酸(35%〜37%、関東化学(株)製)3.0gをPGME97.0gに溶解し、その後、孔径0.1μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してリンス液を調製した。
以下に記載する一連の塗膜・露光・現像プロセスは、東京エレクトロン(株)製コーターデベロッパー(製品名:ACT8)と、(株)ニコン製スキャナー(製品名:NSR307E)を用いて評価を行った。合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を、シリコンウエハー上にスピナーで1500rpm/60秒の条件でスピンコートし、ホットプレート上205℃で60秒間ベークし、冷却することでレジスト下層膜(膜厚0.08μm)が形成された基板を作製した。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例7のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例8のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例9のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例10のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例11のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例12のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例13のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例14のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例6のリンス液約5mlを滴下後すぐに1500rpm/60秒の条件で、スピンコート及びスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を実施例1乃至実施例9と同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例7のリンス液約5mlを滴下後すぐに1500rpm/60秒の条件で、スピンコート及びスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を実施例1乃至実施例9と同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例2で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いて、シリコンオキシナイトライド(SiON)が膜厚0.05nmに成膜されたシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.03μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例6のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例2で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いて、シリコンオキシナイトライド(SiON)が膜厚0.05nmに成膜されたシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.03μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、調製例7のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
合成例3で調製されたレジスト下層膜形成組成物を、シリコンオキシナイトライド(SiON)が膜厚0.05nmに成膜されたシリコンウエハー上に、スピナーで1500rpm/60秒の条件でスピンコートし、ホットプレート上180℃で60秒間ベークし、冷却することでレジスト下層膜(膜厚0.03μm)が形成された基板を作製した。その後、実施例1の第1リソグラフィー工程と同様の処理を行った。
合成例5で調製されたレジスト下層膜形成組成物を、シリコンオキシナイトライド(SiON)が膜厚0.05nmに成膜されたシリコンウエハー上に、スピナーで1500rpm/60秒の条件でスピンコートし、ホットプレート上205℃で60秒間ベークし、冷却することでレジスト下層膜(膜厚0.03μm)が形成された基板を作製した。その後、実施例1の第1リソグラフィー工程と同様の処理を行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を実施例1乃至実施例9及び実施例12乃至実施例15と同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例2で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いて、シリコンオキシナイトライド(SiON)が膜厚0.05nmに成膜されたシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.03μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を実施例1乃至実施例9及び実施例12乃至実施例15と同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
合成例3で調製されたレジスト下層膜形成組成物を、シリコンウエハー上にスピナーで1500rpm/60秒の条件でスピンコートし、ホットプレート上205℃で60秒間ベークし、冷却することでレジスト下層膜(膜厚0.08μm)が形成された基板を作製した。
合成例4で調製されたレジスト下層膜形成組成物を、シリコンオキシナイトライド(SiON)が膜厚0.05nmに成膜されたシリコンウエハー上に、スピナーで1500rpm/60秒の条件でスピンコートし、ホットプレート上205℃で60秒間ベークし、冷却することでレジスト下層膜(膜厚0.03μm)が形成された基板を作製した。
合成例5で調製されたレジスト下層膜形成組成物を、シリコンオキシナイトライド(SiON)が膜厚0.05nmに成膜されたシリコンウエハー上に、スピナーで1500rpm/60秒の条件でスピンコートし、ホットプレート上205℃で60秒間ベークし、冷却することでレジスト下層膜(膜厚0.03μm)が形成された基板を作製した。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、スルホン酸及び硫酸を含まない調製例15のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
第1リソグラフィー工程において、合成例1で調製されたレジスト下層膜形成組成物を用いてシリコンウエハー上にレジスト下層膜(膜厚0.08μm)を成膜し、その後の実施例1と同様の処理を行った。露光及び現像後の基板上面全体に、スルホン酸及び硫酸を含まない調製例16のリンス液を満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、リンス液除去のためのスピンドライを行った。引き続き、PGMEとPGMEAが7対3の比で調製された溶液を上記同様に満たし、60秒間そのまま放置後、1500rpm/30秒の条件で、溶液除去のためのスピンドライを行った。
各実施例及び各比較例にて得られたフォトレジストパターンについて、基板すなわちシリコンウエハー表面と垂直方向の断面を、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。表1に、パターンの裾形状と、目的とする0.065μmに最も近い寸法のパターンが形成されたときの露光量を示す。
[表1]
――――――――――――――――――――――
パターンの裾形状 最適露光量(mJ)
――――――――――――――――――――――
実施例1 ストレート 31
実施例2 ストレート 31
実施例3 ストレート 26
実施例4 ストレート 26
実施例5 アンダーカット 23
実施例6 アンダーカット 27
実施例7 アンダーカット 31
実施例8 ストレート 31
実施例9 ストレート 31
実施例10 ストレート 31
実施例11 ストレート 31
実施例12 ストレート 31
実施例13 ストレート 31
実施例14 ストレート 31
実施例15 ストレート 31
比較例1 やや裾引き 31
比較例2 やや裾引き 31
比較例3 やや裾引き 31
比較例4 裾引き 31
比較例5 やや裾引き 31
比較例6 裾引き 31
比較例7 やや裾引き 31
――――――――――――――――――――――
Claims (7)
- スルホン酸及び硫酸からなる群から選択される少なくとも1種の酸、及び溶媒を含有し、レジストパターンの裾形状がフッティング形状になることを防止する、リソグラフィープロセスに適用されるリンス液。
- 下記式(0):
(式中、Xは、水素原子の少なくとも一つがハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1乃至8の炭化水素基、置換基を有してもよいフェニル基若しくはナフチル基、又はヒドロキシル基を表す。)
で表される酸、及び溶媒を含有する、リソグラフィープロセスに適用されるリンス液。 - 請求項2において、前記式(0)のXは、水素原子の少なくとも1つがフッ素原子で置換されてもよい炭素原子数1乃至8のアルキル基、置換基としてメチル基を有してもよいフェニル基、又はヒドロキシル基を表す、リソグラフィープロセスに適用されるリンス液。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、前記酸は、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ノナフルオロ−1−ブタンスルホン酸又は硫酸である、リソグラフィープロセスに適用されるリンス液。
- 露光され現像液に曝された表面を有する下層膜が形成された基板を請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のリンス液を用いて洗浄する工程を含む、レジストパターンの形成方法。
- 下層膜が形成された基板上に第1レジスト膜を形成する第1工程、少なくとも前記第1レジスト膜を露光する第2工程、露光された前記第1レジスト膜を現像して第1レジストパターンを前記下層膜上に形成する第3工程、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のリンス液を用いて前記基板を洗浄する第4工程、前記第1レジストパターンを被覆する第2レジスト膜を形成する第5工程、少なくとも前記第2レジスト膜を露光する第6工程、露光された前記第2レジスト膜を現像する第7工程を含む、レジストパターンの形成方法。
- 請求項5又は請求項6において、前記リンス液を用いた洗浄後、さらに前記酸を含有しない溶媒を用いて前記基板を洗浄する、レジストパターンの形成方法。
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