JP2010078310A - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿運転起動時に、加湿フィルタが水を弾くことによる水飛びを防止できる加湿装置を提供する。
【解決手段】ケーシング1内に配置されたファン20と、ファン20によって生じた空気流に加湿を行う加湿フィルタ40と、加湿フィルタ40の下方に配置された水トレー90と、加湿フィルタ40が取り付けられ、ケーシング1に回転自在に支持された旋回枠と、旋回枠に設けられ、水トレー90から水を汲み上げて加湿フィルタ40に掛けるためのバケット部61とを有する水掛装置60と、水掛装置60の旋回枠を回転させるギヤードモータ74と、ファン20とギヤードモータ74とを制御する制御部200とを備える。上記制御部200は、加湿運転を行う前に、ギヤードモータ74を制御して水掛装置60の旋回枠の回転を制御することによって、加湿フィルタ40に水を浸み込ませる加湿準備運転を行う。
【選択図】図2

Description

この発明は、加湿装置に関する。
従来、加湿装置としては、吸込口と吹出口とを有するケーシング内に、ファンと、加湿フィルタと、この加湿フィルタに水を掛ける水掛装置とを備えたものがある(例えば、特開2005−282980号公報(特許文献1)参照)。
上記加湿装置の水掛装置は、鉛直面に沿って回転する複数のひしゃくからなり、このひしゃくは、鉛直面に沿って回転する棒の先端にバケット部を設けている。この回転するひしゃくのバケット部により、下側の水槽から汲み上げた水を加湿フィルタに連続的に供給する。
ところが、上記加湿装置では、加湿運転起動時に加湿フィルタが乾燥した状態で特にスケールが表面に発生していると、加湿フィルタに水がしみ込まずに弾かれて加湿フィルタ表面に水滴が付着し、その水滴がファンからの空気流により飛ばされて、風下側への水飛びが発生するという問題がある。この場合、加湿フィルタよりも風下側の空気通路や吹出口に水滴が付着して、水漏れの可能性が高くなる。
特開2005−282980号公報
そこで、この発明の課題は、加湿運転起動時に、加湿部材が水を弾くことによる水飛びを防止できる加湿装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加湿装置は、
吸込口と吹出口を有するケーシングと、
上記ケーシング内に配置されたファンと、
上記ファンによって生じた空気流に加湿を行う加湿部材と、
上記加湿部材を回転させる駆動装置と、
上記加湿部材の下方に配置された水貯留部と、
上記水貯留部からの水を上記加湿部材に供給するための水供給装置と、
上記ファンと上記駆動装置と上記水供給装置とを制御する制御部と
を備え、
上記制御部は、加湿運転を行う前に、上記駆動装置と上記水供給装置とを制御して、上記ファンの回転速度または上記加湿部材の回転速度のうちの少なくとも上記加湿部材の回転速度を上記加湿運転時の下限回転速度よりも低くして、上記駆動装置により回転する上記加湿部材に上記水貯留部からの水を供給することによって、上記加湿部材に水を浸み込ませる加湿準備運転を行うことを特徴とする。
上記構成の加湿装置によれば、加湿運転を行う前に、制御部により水供給装置と駆動装置を制御して、駆動装置により回転する加湿部材に水供給装置から水を供給することによって、加湿部材に水を浸み込ませる加湿準備運転を行うことにより、加湿部材が水を弾くことによる水飛びを防止できる。
ここで、「加湿運転」とは、ファンの回転速度をファン用の下限回転速度以上にすると共に、加湿部材の回転速度を加湿部材用の下限回転速度以上にして、駆動装置により回転する加湿部材に水供給装置から水を供給して、水を含んだ加湿部材からファンの空気流に加湿を行う運転のことである。なお、「加湿準備運転」では、ファンを停止して回転速度をゼロにしてもよいし、加湿部材の回転と停止を組み合わせてその平均回転速度を加湿運転時の加湿部材用の下限回転速度よりも低くしてもよい。
また、一実施形態の加湿装置では、
上記水供給装置は、上記加湿部材が取り付けられ、上記ケーシングに回転自在に支持された旋回枠と、上記旋回枠に設けられ、上記水貯留部から水を汲み上げて上記加湿部材に掛けるためのバケット部とを有し、
上記駆動装置は、上記水供給装置の旋回枠を回転させるモータであり、
上記制御部は、上記加湿運転を行う前に、上記モータを制御して上記水供給装置の旋回枠を回転させることによって、上記加湿部材に水を浸み込ませる加湿準備運転を行う。
上記実施形態によれば、加湿運転を行う前に、制御部によりモータを制御して水供給装置の旋回枠の回転を制御して、旋回枠に取り付けられた加湿部材に水を浸み込ませる加湿準備運転を行うことにより、加湿部材が水を弾くことによる水飛びを防止できる。この実施形態の加湿装置では、モータが駆動装置と水供給装置の駆動部を兼ねているので、構成を簡略化できると共に、制御が容易になる。
また、一実施形態の加湿装置では、上記制御部は、上記モータを制御して、上記加湿準備運転において、上記水供給装置の旋回枠を予め設定された回転量回転させた後に予め設定された時間停止させる。
上記実施形態によれば、制御部によりモータを制御して、加湿準備運転において、水供給装置の旋回枠を予め設定された回転量回転させた後に予め設定された時間停止させることによって、加湿準備運転で加湿部材に水を十分にしみ込ませてから通常加湿運転を行うので、より確実に水飛びを防止できる。
また、一実施形態の加湿装置では、上記制御部は、上記モータを制御して、上記加湿準備運転において、上記水供給装置の旋回枠を少なくとも1.5回転させた後に予め設定された時間停止させる。
上記実施形態によれば、制御部によりモータを制御して、加湿準備運転において、水供給装置の旋回枠を少なくとも1.5回転させた後に予め設定された時間停止させることによって、加湿準備運転で水供給装置の全てのバケット部が水貯留部から水を汲み上げて加湿部材に掛けることができ、加湿部材に水を十分にしみ込ませてから通常加湿運転を行うので、より確実に水飛びを防止できる。
また、一実施形態の加湿装置では、上記制御部は、上記モータを制御して、上記加湿準備運転において、上記水供給装置の旋回枠を予め設定された回転量回転させた後に1分間停止させる。
上記実施形態によれば、制御部によりモータを制御して、加湿準備運転において、水供給装置の旋回枠を予め設定された回転量回転させた後に、水供給装置の旋回枠を1分間停止させることによって、加湿準備運転で加湿部材に水を十分にしみ込ませてから通常加湿運転を行うので、より確実に水飛びを防止できる。
また、一実施形態の加湿装置では、
上記加湿部材は、折り目の方向が平行なプリーツ構造であり、
上記制御部は、上記モータを制御して、上記加湿準備運転における上記水供給装置の旋回枠の回転停止時に、上記加湿部材のプリーツ構造の折り目の方向が略水平になるようにする。
上記実施形態によれば、制御部によりモータを制御して、加湿準備運転における水供給装置の旋回枠の回転停止時に、加湿部材のプリーツ構造の折り目の方向が略水平になるようにすることによって、回転停止時に加湿部材のプリーツ構造の折り目に水が引っかかって流れ落ちにくくなるので、加湿部材により多くの水分をしみ込ませて、加湿運転の立ち上がりを早くできる。
また、一実施形態の加湿装置では、
上記水供給装置の旋回枠の回転位置を検出する回転位置検出部を備え、
上記制御部は、上記加湿準備運転において、上記回転位置検出部により検出された上記水供給装置の旋回枠の回転位置に基づいて、上記旋回枠を停止させる。
上記実施形態によれば、制御部によりモータを制御して、加湿準備運転において、回転位置検出部により検出された水供給装置の旋回枠の加湿部材の回転位置に基づいて、水供給装置の旋回枠を停止させる。上記旋回枠の停止位置に合わせて、プリーツ構造の折り目の方向が水平になるように加湿部材を旋回枠に取り付けることにより、回転停止時に加湿部材のプリーツ構造の折り目の方向を確実に略水平にできる。
また、一実施形態の加湿装置では、上記加湿部材は、上記水供給装置の旋回枠に位置決めして取り付けられる。
上記実施形態によれば、上記旋回枠の停止位置に合わせて、プリーツ構造の折り目の方向が水平になるように加湿部材を旋回枠に位置決めして取り付けることによって、回転停止時に加湿部材のプリーツ構造の折り目の方向を確実に略水平にできる。
また、一実施形態の加湿装置では、
上記ファンにより吸い込まれる空気の温度を検出する温度センサと、
上記ファンにより吸い込まれる空気の湿度を検出する湿度センサと
を備え、
上記制御部は、上記温度センサにより検出された温度および上記湿度センサにより検出された湿度に基づいて、上記温度が予め設定された温度条件を満たし、かつ、上記湿度が予め設定された湿度条件を満たすときに、上記ファンと上記モータとを制御することにより加湿運転を行う。
上記実施形態によれば、制御部によりファンとモータとを制御して、温度センサにより検出された温度および湿度センサにより検出された湿度に基づいて、温度が予め設定された温度条件を満たし、かつ、湿度が予め設定された湿度条件を満たすように、加湿運転を制御することによって、温度条件と湿度条件のAND条件に基づく加湿運転制御により、良好な快適性が得られる加湿運転ができる。
また、一実施形態の加湿装置では、上記制御部は、上記モータを制御して、上記加湿運転を行う前に、通常加湿運転時よりも低速で上記水供給装置の旋回枠を予め設定された時間回転させる。
上記実施形態によれば、制御部によりモータを制御して、加湿運転を行う前に、通常加湿運転時よりも低速で水供給装置の旋回枠を予め設定された時間回転させることによって、低速回転の旋回枠に取り付けられた加湿部材に水を十分にしみ込ませてから通常加湿運転を行うので、より確実に水飛びを防止できる。
また、一実施形態の加湿装置では、上記制御部は、上記モータを制御して、上記加湿運転を行う前に予め設定された時間、上記水供給装置の旋回枠の回転と停止を交互に行う。
上記実施形態によれば、制御部によりモータを制御して、加湿運転を行う前に予め設定された時間、水供給装置の旋回枠の回転と停止を交互に行うことによって、回転と停止を交互に行う旋回枠に取り付けられた加湿部材に水を確実かつ十分にしみ込ませてから通常加湿運転を行うので、より確実に水飛びを防止できる。
また、一実施形態の加湿装置では、上記制御部は、上記加湿準備運転において上記ファンを停止する。
上記実施形態によれば、制御部により加湿準備運転中にファンを停止することによって、加湿ファンにしみ込む前の水滴がファンからの空気流により飛ばされるのを防止できる。
以上より明らかなように、この発明の加湿装置によれば、加湿運転起動時に、加湿部材が水を弾くことによる水飛びを防止できる加湿装置を実現することができる。
この発明の第1実施形態の加湿装置の斜視図である。 上記加湿装置の縦断面図である。 上記加湿装置の横断面図である。 上記加湿装置の前面パネルを取り外して水タンク側から見た正面図である。 比較例を示す模式図である。 上記加湿装置のファンと加湿フィルタと仕切り板との関係を示す模式図である。 上記加湿装置の加湿フィルタとベルマウスと仕切り板との関係を示す模式図である。 変形例の加湿フィルタとベルマウスと仕切り板との関係を示す模式図である。 水掛装置を正面から見た図である。 旋回枠の斜視図である。 旋回枠の要部を示す斜視図である。 バケット部を示す斜視図である。 水トレーの斜視図である。 上記加湿装置と比較例との加湿量試験結果を示す表である。 上記加湿装置と比較例との加湿量試験結果を示すグラフである。 加湿フィルタが取り付けられた水掛装置の斜視図である。 水トレーに水掛装置が取り付けられた状態を示す斜視図である。 上記加湿装置の制御ブロック図である。 上記加湿装置の制御部の室温に基づく加湿運転の制御を説明するための図である。 室温上昇時の加湿運転の制御を示す図である。 室温下降時の加湿運転の制御を示す図である。 上記加湿装置の制御部の湿度に基づく加湿運転の制御を説明するための図である。 湿度上昇時および湿度下降時の湿度ゾーンを示す図である。 湿度ゾーンの加湿運転の制御を示す図である。 加湿運転起動時の水掛装置の旋回枠の回転の制御を示す図である。 水掛装置の旋回枠の位置を検出する構成を示す模式図である。 水掛装置の旋回枠に対して加湿フィルタを位置決めする例を示す模式図である。 水掛装置の旋回枠に対して加湿フィルタを位置決めする例を示す模式図である。 この発明の第2実施形態の加湿装置を用いた空気調和機の斜視図である。 上記空気調和機の加湿ユニットの斜視図である。 図28の空気流れの下流側から視た加湿ユニットの斜視図である。
以下、この発明の加湿装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の加湿装置の第1実施形態の斜視図を示している。図1に示すように、この加湿装置は、ケーシング1を備え、このケーシング1は、ケーシング本体2と、このケーシング本体2に着脱可能に取り付けられた前面パネル3とからなる。
上記ケーシング1の両側面には吸込口5,5を設け(図3を参照)、ケーシング1の上面の後部に吹出口6を設けている。
このように、この加湿装置では、吸込口5,5をケーシング1の側面に設け、吹出口6をケーシング1の上面に設けて、ケーシング1の後面7には吸込口および吹出口を無くしているから、この加湿装置のケーシング1の後面7は、図示しない部屋の壁面に密着させることができて、この加湿装置の設置の自由度が高くなっている。
従来の加湿装置は、吸込口がケーシングの後面にあるため、そのケーシングと部屋の壁面との間にある程度の大きさの隙間をあけないと、吸込抵抗が大きくなるため、部屋の壁面に密着させることができなくて、その設置の自由度が低かったのである。
一方、図2に示すように、上記ケーシング1内には、前面側に水タンク10を立設し、後面側にファンモータ21で駆動されるファン20を配置している。上記水タンク10は、石油ストーブの油タンクと同じ周知の構造を有するもので、底部の出口に、図示しないチェック弁が設けられていて、水タンク10を立設した状態で、チェック弁が押されて開放するものである。上記水タンク10とファン20との間には、前面側から順に、空気清浄フィルタユニット30と、加湿部材の一例としての円板形状の加湿フィルタ40とを配置している。
なお、図2において、111は電源用プリント基板、112は操作制御用プリント基板、113は表示用プリント基板、114は埃センサ、115は予備用フィルタであり、これらは本願発明の要旨とは関連が薄いので、詳しい説明は省略する。また、200はこの加湿装置を制御する制御部である。
上記水タンク10と空気清浄フィルタユニット30とは、図2および図4に示すように、正面視で大略矩形であり、略大部分が前後方向に重なる。また、上記空気清浄フィルタユニット30の下側の部分と加湿フィルタ40とが前後方向に重なっている。さらに、上記水タンク10、空気清浄フィルタユニット30および加湿フィルタ40の各々は、上記ファン20のベルマウス23の少なくとも一部に重なるように配置し、つまり、ベルマウス23の少なくとも一部を覆うように配置して、ファン20からの騒音を低減するようにしている。
なお、本明細書では、ベルマウス23とは、ベルマウス23自体の他、ベルマウス23で囲まれる開口をも含む概念である。
一般に、メンテナンス頻度の高い順に並べると、上記水タンク10、空気清浄フィルタユニット30、加湿フィルタ40となる。例えば、上記水タンク10には、略毎日、水を補給しなければならなく、空気清浄フィルタユニット30の掃除または交換は約2週間から1年半に1回必要であり、加湿フィルタ40の交換は約2年に1回必要である。つまり、上記水タンク10と空気清浄フィルタユニット30と加湿フィルタ40とのうち、水タンク10の水補給の頻度が最も高く、次に、空気清浄フィルタユニット30の清掃、交換等の頻度が高く、加湿フィルタ40の清掃、交換の頻度が最も低い。すなわち、メンテナンス作業の頻度の高い順にならべると、上記水タンク10、空気清浄フィルタユニット30、加湿フィルタ40となっており、この水タンク10、空気清浄フィルタユニット30、加湿フィルタ40の順番は、ケーシング1の前面側、つまり、前面パネル3に近い順番でもある。
このように、メンテナンス頻度の高いもの程、ケーシング1の前面側、つまり、前面パネル3に近く配置しているので、この水タンク10、空気清浄フィルタユニット30、加湿フィルタ40のメンテナンスの作業性が良くなっている。
また、上記空気清浄フィルタユニット30は、大きな埃やペットの毛等を捕集するためのプレフィルタ31と、埃や塵等に帯電をさせるイオン化部32と、帯電した埃や塵等を捕集する例えばプリーツフィルタからなる集塵フィルタ33と、タバコの臭いやペットの臭い等の悪臭成分を捕集する脱臭フィルタ34とを含む。上記プレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33および脱臭フィルタ34は、ケーシング1の前面側から順に、略一直線状に配列している。したがって、上記水タンク10、プレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33、脱臭フィルタ34および加湿フィルタ40は、ケーシング1の前面側から順に、配列していることになる。
一方、一般に、メンテナンス頻度の高い順に並べると、上記水タンク10、プレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33、脱臭フィルタ34および加湿フィルタ40となる。例えば、上記水タンク10には、略毎日、水を補給しなければならなく、プレフィルタ31の清掃の頻度は、約2週間に1回であり、イオン化部32のメンテナンスの頻度は、約半年に1回であり、集塵フィルタ33の清掃または交換の頻度は、約1年に1回であり、脱臭フィルタ34の清掃の頻度は、約1年半に1回であり、加湿フィルタ40の交換は約2年に1回必要である。メンテナンス作業の頻度の高いもの順に並べると、上記水タンク10、プレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33、脱臭フィルタ34、加湿フィルタ40となり、この水タンク10、プレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33、脱臭フィルタ34、加湿フィルタ40の順番は、ケーシング1の前面側、つまり、前面パネル3に近い順番でもある。
このように、メンテナンス頻度の高いもの程、ケーシング1の前面側、つまり、前面パネル3に近く配置しているので、この水タンク10、プレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33、脱臭フィルタ34および加湿フィルタ40の各々のメンテナンスの作業性は、メンテナンス作業の頻度がより低いものが、メンテナンス作業の頻度のより高いものの邪魔をすることがないので、良くなっている。
また、上記イオン化部32は、加湿フィルタ40よりも空気流の上流側に配置しているので、イオン化部32に付着した埃、塵が、加湿フィルタ40からの水分を含むことがなく、したがって、放電不良を防止できるようになっている。
また、上記脱臭フィルタ34は、加湿フィルタ40よりも空気流の上流側に配置されているから、加湿フィルタ40からの水分が脱臭フィルタ34の吸着穴を埋めてしまうことがなく、したがって、脱臭性能の低下を防止できるようになっている。
なお、上記集塵フィルタ33は、表面積の大きなプリーツフィルタであるため、通風抵抗を低減できる。
一方、上記水タンク10の後面11は、図3に示すように、吸込口5,5から吸い込んだ空気を案内するガイド面として兼用して、独立したガイド部材を不要として、加湿装置の前後方向の寸法を小さくしている。
詳しくは、上記水タンク10は、図3に示すように、水平断面が略台形状をしており、側部から中央部にかけて徐々に厚さが厚くなるように、後面11は、両側の傾斜面12,12と中央の平坦面13とからなる。
上記水タンク10の後面11の傾斜面12,12は、ケーシング1の吸込口5,5から吸い込んだ空気を徐々に空気清浄フィルタユニット30のプレフィルタ31へ向けて案内して、通風抵抗を低減する。
尤も、上記傾斜面12,12に代えて、吸込口5からの空気を徐々にプレフィルタ31に向けて案内する図示しない湾曲面を用いてもよい。
また、上記水タンク10の平坦面13を有する中央部は、側部よりも厚くして、中央のデッドスペースとなる箇所を水タンク10の中央部に有効に利用して、タンク容量を大きくしている。
一方、上記空気清浄フィルタユニット30のプレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33および脱臭フィルタ34、並びに、加湿フィルタ40は、前後方向に部分的に重ねて、略一直線状に配列して、吸込口5から吸い込んだ空気流の屈曲回数を少なくして、通風抵抗を小さくしている。
一方、図2および図4に示すように、上記空気清浄フィルタユニット30の脱臭フィルタ34および集塵フィルタ33等は、ファン20のベルマウス23全体に重ねる一方、加湿フィルタ40は、ベルマウス23の下側の部分に重ねるが、ベルマウス23の上側の部分には重ねない。したがって、上記脱臭フィルタ34の上側の部分からベルマウス23の上側の部分に至る非加湿通路51を流れる空気は、加湿フィルタ40を経由しないので、非加湿通路51を流れる空気の通風抵抗を低減でき、特に、加湿運転を行わないで空気清浄運転のみを行う場合に、十分な風量(空気量)を確保できるようになっている。
一方、上記空気清浄フィルタユニット30の脱臭フィルタ34の下側の部分から加湿フィルタ40への加湿通路52と、上記脱臭フィルタ34の上側の部分からファン20のベルマウス23の上側の部分に至る非加湿通路51とを、仕切り板50で仕切っている。
この仕切り板50により、加湿通路52から非加湿通路51への空気の流れを防止して、つまり、加湿通路52から加湿フィルタ40をバイパスする空気の流れを防止して、加湿通路52に流れる空気の殆どを加湿フィルタ40に流して、大きな加湿量を得ることができるようにしている。
もし、この仕切り板50が存在しないと、図5の模式図で示す比較例のように、加湿通路52を流れる空気流A3が非加湿通路51に流入して、加湿フィルタ40をバイパスするから、加湿量が少なくなるのである。
また、上記仕切り板50は、空気清浄フィルタユニット30の脱臭フィルタ34からファン20の近傍まで延びている。あるいは、図示しないが、上記仕切り板50は、脱臭フィルタ34からベルマウス23の近傍まで延びていてもよい。
これにより、上記加湿フィルタ40を出た加湿空気と、非加湿通路51を流れる非加湿空気との衝突による乱流を防止して、通風抵抗を低減し、また、騒音を低減するようにしている。
これを図6および図7の模式図で具体的に説明すると、ファン20の近傍迄延びる仕切り板50により、非加湿通路51と加湿通路52が分離されるから、非加湿通路51を流れる空気流A1と加湿通路52を流れる空気流A2との衝突が防止でき、したがって、衝突による乱流を防止できて、通風抵抗を低減でき、騒音を低減できるのである。
尤も、図8の変形例に示すように、仕切り板58は、空気清浄フィルタユニット30(図3に示す)から加湿フィルタ40の箇所迄延びるものであってもよい。
こうすることによっても、上記仕切り板58によって、加湿フィルタ40をバイパスする空気流を防止して、加湿フィルタ40に十分に空気を通過させて、大きな加湿量を得ることができる。
また、図4に示すように、上記仕切り板50は、水平部53,54と、それらの水平部53,54を連結する傾斜部55とからなって、加湿フィルタ40および水供給装置の一例としての水掛装置60に略沿うようにしている。
一方、上記加湿フィルタ40は、例えば、不織布等からなり、いわゆる気化フィルタ等であって、空気を通過させ、この通過する空気に気化した水分で加湿する。この加湿フィルタ40は、図2〜図4に示すように、円板形状をしていて、水掛装置60に固定している。
この水掛装置60のバケット部61は、図2および図3に模式的に示すように、加湿フィルタ40の空気流の上流側に向けて水を掛けるように、加湿フィルタ40に水を掛けるときに、バケット部61の第1の開口81近傍、かつ、加湿フィルタ40側の内面62が空気流の上流側が下になるように、傾斜している。
上記水掛装置60は、図9に示すように、支持脚部63と旋回枠65とバケット部61,61,…とを有する。上記支持脚部63に、旋回枠65を鉛直面に沿って旋回自在に取り付けている。より詳しくは、上記旋回枠65の中心のボス部66を支持脚部63の上部の軸受部64により旋回自在に支持している。
図10に示すように、上記旋回枠65は、ボス部66と、輪状円板部67と、この輪状円板部67とボス部66とを連結する放射状の複数のアーム部68,68,…とを有する。上記アーム部68,68,…同士をリング部69で連結して補強をしている。
図10および図11に示すように、上記旋回枠65の輪状円板部67の一方の端面には、複数のバケット部61,61,…を円周上等間隔に設けている。そして、図10および図11では、上記加湿フィルタ40を示していないが、上記バケット部61とバケット部61との間に加湿フィルタ40の外周面が旋回枠65から露出するようにしている。
これにより、上記バケット部61とバケット部61との間において、旋回枠65から露出している加湿フィルタ40の外周面から、バケット部61から放出された水を滲みこませることができて、加湿量が増大できるようになっている。
また、上記輪状円板部67の外周部に歯車79を形成し、この歯車79に図2に示すモータの一例としてのギヤードモータ74の出力軸に連結されたギヤ130(図16に示す)を噛合して、旋回枠65をギヤードモータ74で駆動できるようにしている。
上記ギヤードモータ74は、図2に示すように、加湿フィルタ40に、空気流の流通方向に重ならないように配置して、ギヤードモータ74が、加湿フィルタ40を通る空気流の邪魔にならないようにしている。
これにより、上記加湿フィルタ40を通過する空気量が増大して、加湿量を増大できるようになっている。
また、図10および図11に詳細に示すように、上記旋回枠65の輪状円板部67の内周側には、断続的に内フランジ部71,71,…を設けると共に、各バケット部61の旋回方向前方に向いた第1の開口81の近傍から半径方向内側に向けて延びる略爪状の保持部75を設けている。また、上記各バケット部61の風上側の側壁61aに、保持部75に連なる縁から旋回方向後方に向かってくの字形状に屈曲する第2の開口82を設けている。上記輪状円板部67の内フランジ部71,71,…と保持部75,75,…によって、図10および図11には示していないが、図2および3に示す加湿フィルタ40の両端面を拘束して保持すると共に、上記輪状円板部67の内周面76とバケット部61の内周側の面77によって、加湿フィルタ40の外周を保持している(図15参照)。
さらに、上記旋回枠65のアーム部68,68,…の各々には、線状のリブ部89を設けて、図示しないが、このリブ部89を加湿フィルタ40に食い込ませて、この加湿フィルタ40を旋回枠65とともに回転させるようにしている。
上記保持部75は、加湿フィルタ40の前面を保持する他に、水ガイドとしての役目を兼ねて、バケット部61の第1,第2の開口81,82から排出された水を加湿フィルタ40の前面を半径方向内側にガイドする。ここで、バケット部61の水は、主に第2の開口82から排出される。
したがって、上記バケット部61の第1,第2の開口81,82から排出された水は、保持部75により、加湿フィルタ40の前面を半径方向内側に迅速に導かれて、広い範囲に速く行き亘り、加湿量を増大できる。
また、図10および図11に示すように、上記バケット部61の第1の開口81の旋回枠65の回転方向の前方に位置する輪状円板部67の部分78は、開口81からの水が加湿フィルタ40に行かないで空気流の後方に行くのを遮る壁部として機能する。
この輪状円板部67の部分である壁部78は、バケット部61の第1の開口81から排出された水が、加湿フィルタ40に行かないで、空気流と共に加湿フィルタ40よりも後方に行くのを防止して、第1の開口81からの水を加湿フィルタ40へ案内する。
したがって、この壁部78は、加湿フィルタ40の後方への水飛びを防止して、加湿量を増大でき、かつ、ファン20および吹出口6からの水飛びを防止できる。
また、図2および図12に示すように、上記水掛装置60のバケット部61は、加湿フィルタ40に水を掛けるときに、第1,第2の開口81,82の近傍、かつ、加湿フィルタ40側の内面62が空気流の上流側(図2,図12において右側)が下になるように傾斜している。
このように、上記加湿フィルタ40に第1,第2の開口81,82から水を掛けるときに、バケット部61の第1,第2の開口81,82の近傍、かつ、加湿フィルタ40側の内面62が空気流の上流側が下になるように傾斜しているから、第1,第2の開口81,82から排出される水は、空気流の上流側に向いた速度成分を有する。そのため、上記加湿フィルタ40の厚さ方向の上流側の部分に水が掛けられ、さらに、その掛けられた水が空気流と共に加湿フィルタ40の厚さ方向の下流側の部分にも行き亘ることになって、結局、加湿フィルタ40の厚さ方向の全体に水が行き亘って、大きな加湿量を得ることができる。
なお、図12に示す実施形態では、バケット61の加湿フィルタ40側の内面は、第1,第2の開口81,82近傍の加湿フィルタ40側の内面62と、その内面62よりも奥に位置する内面72との2段になっているが、この加湿フィルタ40側の内面は、内面62およびその延長面からなる一段にしてもよい。また、上記バケット61の内面62と内面72には、壁部78に連なる湾曲凹面62a,72aを形成している。これにより、バケット61により汲み上げられた水が、バケット61内からスムーズに第1,第2の開口81,82から排出される。
さらに、図2および図11に示すように、上記加湿フィルタ40の厚さ方向のバケット部61の第1の開口81の幅は、加湿フィルタ40の厚さ寸法よりも小さく、かつ、上記バケット部61の第1の開口81は、加湿フィルタ40の厚さ方向の上流側の部分に対応している(図11においては、加湿フィルタ40は示されていないが、この加湿フィルタ40は、内フランジ部71と保持部75との間に挟まれている。)。
そのため、上記バケット部61の第1,第2の開口81,82から排出された水は、加湿フィルタ40の厚さ方向の空気流の上流側の部分に掛けられる一方、加湿フィルタ40の厚さ方向の空気流の下流側の部分に直接掛けられないようになっている。
したがって、水が掛けられた加湿フィルタ40の厚さ方向の上流側の部分に水が行き亘ることは勿論のこと、その掛けられた水が空気流と共に加湿フィルタ40の厚さ方向の下流側の部分にも行き亘り、結局、加湿フィルタ40の厚さ方向の全体に水が行き亘ることになって、大きな加湿量を得ることができる。
また、上記加湿フィルタ40の厚さ方向の下流側の部分に水を直接掛けないので、加湿フィルタ40から下流側への水飛びを防止でき、ひいては、ファン20および吹出口6からの水飛びを防止できる。
図2に示すように、上記水掛装置60は、加湿フィルタ40を水貯留部の一例としての水トレー90の水に浸らせない一方、バケット部61が汲み上げ部92の水に浸って汲み上げ部92から水を汲み上げることができるように、その寸法を設定し、かつ、配置している。
このように、上記加湿フィルタ40は、水トレー90内の水に浸らないように配置することによって、水掛装置60の旋回枠65の停止時には、加湿フィルタ40にバケット部61から水が掛けられない上に、加湿フィルタ40が水トレー90の水に浸らなくて吸水しないようにして、加湿機能をオフにするようにしている。
したがって、上記ギヤードモータ74で、旋回枠65の旋回をオン、オフ制御することによって、加湿機能のオン、オフ制御ができるようになっている。
一方、上記水トレー90には、図2に示すように、断面逆L字状の仕切り壁91を設けて、汲み上げ部92と非汲み上げ部93とに仕切っている。上記汲み上げ部92からバケット部61が水を汲み上げる。上記非汲み上げ部93は空気清浄フィルタユニット30の上流側の空気圧力を受ける。
上記仕切り壁91の上部は、空気清浄フィルタユニット30のプレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33および脱臭フィルタ34の下部に密着していて、空気清浄フィルタユニット30を通過する空気の抵抗損失によって、非汲み上げ部93上の空気圧力と汲み上げ部92上の空気圧力とに差圧が生じるようにしている。
上記非汲み上げ部93には、フロートスイッチ94を設けて、非汲み上げ部93の水位が定常状態よりも一定値だけ低くなると、水タンク10に水がないことを表す表示または警報を、図示しない表示部または警報部で行うようにしている。
図13により詳しく示すように、上記水トレー90には、バケット部61で水が汲み上げられる幅広の汲み上げ部92と、空気清浄フィルタユニット30の上流側の空気圧力を受ける非汲み上げ部93とを仕切る仕切り壁91(一部のみを示す)を設け、この仕切り壁91の下部に通水孔としての横に長い長穴95を設けている。
これにより、上記ファン20の回転速度の上昇に応じて、空気清浄フィルタユニット30の上流側と下流側との差圧が高くなると、この差圧の大きさに応じて、汲み上げ部92の水位は、非汲み上げ部93の水位よりも、高くなって、ファン20に回転速度に応じて、バケット部61の汲み上げ水量を自動的に調節できるようになっている。
したがって、上記ファン20に回転速度に応じて、加湿フィルタ40に対する水掛け量を自動的に調節して、加湿量を簡単に自動的に調節できるようになっている。
上記水トレー90の仕切り壁91に設けた横に長い長穴95は、水位が低くなっても、空気に露出し難い上、非汲み上げ部93から汲み上げ部92に迅速に水を供給して、汲み上げ部92の水位の自動調節の応答速度を速くする。
一方、上記非汲み上げ部93には、水タンク10を設置する水タンク設置部98を設けており、この水タンク設置部98の底面98bの高さは、非汲み上げ部93の仕切り壁91近傍の底面93bの高さよりも高くしている。さらに、上記水タンク設置部98の周壁には、上端から切欠き101を設けている。
これにより、上記ファン20の回転を停止して、空気清浄フィルタユニット30の上流側と下流側の差圧がなくなって、汲み上げ部92から非汲み上げ部93に水が戻って、非汲み上げ部93の水位が一定値以上になった場合、非汲み上げ部93からバッファ水収容部99へ切欠き101を通して水を排出して、非汲み上げ部93から外部へ水がオーバーフローするのを防止するようにしている。
なお、上記切欠き101に代えて、水タンク設置部98の周壁の上部に貫通穴を設けてもよい。
なお、図4において、121は高圧用プリント基板、122は臭いセンサ、123はストリーマ、124は受光部であり、図13において、96は抗菌剤のケースを取り付けるための穴、97はフロート取付穴であり、これらは本願発明の要旨とは関連が薄いので、詳しい説明は省略する。
上記構成の加湿装置は、次のように動作する。
図2および図3に示すように、上記ファン20をファンモータ21で駆動し、水掛装置60の旋回枠65をギヤードモータ74で駆動すると、上記ケーシング1の側面の吸込口5,5から空気が吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、水タンク10の後面11と空気清浄フィルタユニット30のプレフィルタ31との間から、プレフィルタ31に向けて流れの方向を90度1回変え、その後、略一直線状に配列された空気清浄フィルタユニット30のプレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33、脱臭フィルタ34、加湿フィルタ40およびファン20を水平方向に略直線状に流れて、清浄化され、かつ、加湿されて、その後、ファン20から出るときに、略鉛直上方に流れの方向を90度1回変えて、ケーシング1の上面の吹出口6から排出される。
このように、この加湿装置では、上記ケーシング1の吸込口5,5から吸い込まれた空気の流れ、つまり、空気流路の屈曲回数は、大略、ケーシング1の側面の吸込口5,5から空気清浄フィルタユニット30のプレフィルタ31への1回とファン20を出るときの1回との計2回であって、空気流路の屈曲回数が少ないため、通風抵抗が小さい。
また、上記ケーシング1の吸込口5,5から吸い込まれた空気は、水タンク10の後面11の両側の傾斜面12,12によって、空気清浄フィルタユニット30のプレフィルタ31へ向けて徐々に案内されて、急激な方向変化が少ないため、通風抵抗が小さい。
上記空気清浄フィルタユニット30の脱臭フィルタ34の上側の部分から出て来る清浄空気は、仕切り板50で加湿通路52と仕切られた非加湿通路51を流れて、加湿フィルタ40を通過しないで、ベルマウス23の上側の部分を通って、ファン20に吸い込まれる一方、脱臭フィルタ34の下側の部分から出て来る清浄空気は、加湿通路52を流れて、加湿フィルタ40を通過して、加湿されて、ベルマウス23の下側の部分を通って、ファン20に吸い込まれる。
このように、上記脱臭フィルタ34の上側の部分からベルマウス23の上側の部分に至る非加湿通路51を流れる空気は、加湿フィルタ40を経由しないので、非加湿通路51を流れる空気の通風抵抗を低減できる。特に、ギヤードモータ74を停止して、水掛装置60の作動を停止して、加湿運転を行わないで、空気清浄運転のみを行っている場合に、この非加湿通路51の存在により、十分な風量(空気量)を確保できる。
また、上記加湿通路52を流れる清浄空気は、仕切り板50により、加湿通路52から加湿フィルタ40をバイパスして非加湿通路51へ流入するのが防止されるため、脱臭フィルタ34の下側の部分から加湿通路52に流入した空気の殆どが加湿フィルタ40を通過する。このように、上記脱臭フィルタ34からファン20の近傍まで延びている仕切り板50によって、加湿通路52から加湿フィルタ40をバイパスする空気の流れが防止されるため、大きな加湿量を得ることができる。
図14Aおよび図14Bは、この第1実施形態と比較例との加湿量試験結果を示す表およびグラフである。
図14Bにおいて、Pはこの第1実施形態を表し、Nはこの第1実施形態から仕切り板50を除去した点のみがこの第1実施形態と異なる比較例を表す。
この図14Aおよび図14Bから分かるように、この第1実施形態Pと比較例Nとがファン20の風量(主流風量)が同じ7.5m/minで、比較例Nでは加湿フィルタ40を通過する空気量が3.21m/minであるのに対して、この第1実施形態では加湿フィルタ40を通過する空気量が3.50m/minに増大し、また、比較例Nでは加湿量が556cc/hであるのに対して、この第1実施形態では加湿量が597cc/hに増大した。
この第1実施形態Pの比較例Nに対する加湿量の増大の割合は、(597−556)/556=0.074となる。
すなわち、この第1実施形態Pでは、比較例Nに比べて、加湿量が、約7%強増大した。
また、上記空気清浄フィルタユニット30の脱臭フィルタ34からファン20の近傍まで延びている仕切り板50によって、加湿フィルタ40を出た加湿空気と、非加湿通路51を流れる非加湿空気との衝突が防止されて、乱流の発生が防止される。その結果、通風抵抗を低減でき、かつ、騒音を低減できる。
一方、図2,図10,図11および図12に示すように、加湿フィルタ40は、水掛装置60のバケット部61の第1,第2の開口81,82から、水が掛けられる。詳しくは、上記ギヤードモータ74によって、バケット部61,61,61…を有する旋回枠65が歯車79を介して、旋回駆動されて、バケット部61,61,61…が水トレー90の汲み上げ部92から水を順次汲み上げて、加湿フィルタ40に水を掛ける。
また、上記バケット部61の第1の開口81から排出された水は、図10および図11に示すように、その第1の開口81の前方に位置する旋回枠65の輪状円板部67の部分である壁部78によって、空気流と共に加湿フィルタ40よりも後方に行くのが遮られて、加湿フィルタ40に向けて落下する。
したがって、上記壁部78は、加湿フィルタ40の後方への水飛びを防止して、加湿量を増大でき、かつ、ファン20および吹出口6からの水飛びを防止できる。
一方、図2に示すように、上記空気清浄フィルタユニット30に対する空気のバイパスは、仕切り壁91により遮られる。この空気清浄フィルタユニット30のプレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33および脱臭フィルタ34を通過する空気の抵抗損失によって、空気清浄フィルタユニット30の上流側と下流側とに圧力差が生じる。この圧力差は、ファン20の回転速度、つまり、風量の増大に応じて、高くなる。
上記空気清浄フィルタユニット30および仕切り壁91の上流側の圧力は、略大気圧であり、この略大気圧が水トレー90の非汲み上げ部93の水に作用する一方、空気清浄フィルタユニット30および仕切り壁91の下流側の圧力は、大気圧よりも上記抵抗損失分だけ低い低圧であり、この低圧が水トレー90の汲み上げ部92の水に作用する。上記水トレー90の非汲み上げ部93の水に作用する略大気圧と汲み上げ部92の水に作用する低圧とには、上述の圧力差がある。
一方、上記水トレー90の非汲み上げ部93と汲み上げ部92とは、仕切り壁91の下部の長穴95によって互いに連通しているため、水トレー90の汲み上げ部92の水位は、非汲み上げ部93の水位よりも、上述の圧力差分だけ高くなる。この圧力差は、ファン20の回転速度、つまり、風量の増大に応じて、高くなる。
そのため、上記汲み上げ部92の水位は、ファン20の回転速度、つまり、風量の増大に応じて、高くなる。
したがって、上記水掛装置60のバケット部61は、汲み上げ部92から、ファン20の回転速度(風量)の増大に応じて汲み上げ水量が大きくなるように、水を汲み上げて、加湿フィルタ40に掛けることができる。
このように、上記ファン20に回転速度に応じて、汲み上げ部92の水位が自動的に調節されるから、水掛装置60の旋回枠65の回転速度を制御しなくても、風量(空気量)に応じて、加湿フィルタ40に対する水掛け量を自動的に調節でき、加湿量を簡単に自動的に調節できる。
この汲み上げ部92の水位の自動的な調節は、仕切り壁91の下部の長穴95を通して、汲み上げ部92に水を供給して行うため、迅速に、応答性よく行うことができる。特に、空気に露出しにくい横に長い長穴95を用いているので、この長穴95を通して迅速に水を供給して、応答性よく、汲み上げ部92の水位の自動調節を行うことができる。
次に、上記ファン20の回転が停止すると、空気清浄フィルタユニット30の上流側と下流側の差圧がなくなるため、水位が高かった汲み上げ部92から水位が低かった非汲み上げ部93に水が戻って、非汲み上げ部93の水位が一定値以上になる場合がある。
この場合、非汲み上げ部93からバッファ水収容部99へ切欠き101を通して水が排出されるため、非汲み上げ部93から外部へ水がオーバーフローすることがない。
図15は加湿フィルタ40が取り付けられた水掛装置60の斜視図を示している。図15に示すように、円板形状の加湿フィルタ40は、水掛装置60の旋回枠65の輪状円板部67の内周に取り付けられている。そして、旋回枠65の中心のボス部66が加湿フィルタ40の中心に設けられた穴(図示せず)を貫通して、加湿フィルタ押さえ用のフランジ部110aが設けられた軸部110を、旋回枠65のボス部66に設けられた穴に貫通させて加湿フィルタ40を旋回枠65に固定している。
また、図16は水トレー90に水掛装置60が取り付けられた状態の斜視図を示している。水トレー90の汲み上げ部92側に取り付けられた支持脚部63(水掛装置60)は、上部にU字形状の軸受部64を有している。上記支持脚部63の軸受部64により旋回枠65のボス部66に貫通させた軸部110を旋回自在に支持している。ここで、旋回枠65の外周の歯車79にギヤ130が噛合し、ギヤ130にギヤードモータ74の出力軸を連結している。
また、図17は上記加湿装置の制御ブロック図を示している。制御部200は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、埃センサ114と臭センサ122と温度センサ201と湿度センサ202と回転位置検出部203からの各検出信号および受光部124と操作制御用プリント基板112からの信号に基づいて、ファンモータ21とギヤードモータ74と表示用プリント基板113等を制御する。上記温度センサ201と湿度センサ202は、吸込口5,5(図1,図3に示す)から吸い込んだ空気の温度と湿度を夫々検出する。また、受光部124は、リモートコントローラ(図示せず)からの光制御信号を受光する。
図18は上記制御部200の室温に基づく加湿運転の制御を説明するための図を示しており、図18に示すように、室温上昇時は1℃以上かつ40℃未満のときに加湿運転を許可し、室温下降時は0℃以上かつ37.5℃未満のときに加湿運転を許可する。その他の条件では、加湿運転を禁止する(図19,図20参照)。
また、図21は上記制御部200の湿度に基づく加湿運転の制御を説明するための図を示しており、図22は湿度上昇時および湿度下降時の湿度ゾーンを示している。
図21,図22に示すように、湿度上昇時、(目標湿度−現在湿度)が20%未満のときはゾーンD、(目標湿度−現在湿度)が10%を越えかつ20%以下のときはゾーンC、(目標湿度−現在湿度)が0%を越えかつ10%以下のときはゾーンB、(目標湿度−現在湿度)が0%以下のときはゾーンAとする。一方、湿度下降時、(目標湿度−現在湿度)が23%未満のときはゾーンD、(目標湿度−現在湿度)が13%を越えかつ23%以下のときはゾーンC、(目標湿度−現在湿度)が3%を越えかつ13%以下のときはゾーンB、(目標湿度−現在湿度)が3%以下のときはゾーンAとする。そして、湿度ゾーンがAのときは、加湿運転をオフし、湿度ゾーンがB,C,Dのときは、加湿運転をオンする(図23参照)。
上記制御部200によりファン20のファンモータ21とギヤードモータ74とを制御して、温度センサ201により検出された温度および湿度センサ202により検出された湿度に基づいて、図18〜図20で説明した温度条件を満たし、かつ、図21〜図23で説明した湿度条件を満たすときに、加湿運転をオンすることによって、温度条件と湿度条件のAND条件に基づく加湿運転制御により、良好な快適性が得られる加湿運転が可能となる。
次に、図24は加湿運転起動時の水掛装置60の旋回枠65の回転の制御を示している。図24において、上側からファン運転のオン/オフ、加湿モード入/切、上記温度条件と湿度条件のAND条件に基づく加湿要求のオン/オフ、加湿フィルタ用のギヤードモータ74のオン/オフを表している。
まず、この加湿装置の電源が投入されると、図24に示すように、ファン20の運転をオンし、次に例えばリモートコントローラからの指令により加湿モードが入になると、上記温度条件と湿度条件のAND条件に基づく加湿運転制御を開始する。そして、温度条件と湿度条件のAND条件の判別結果により加湿要求がオンする。このとき、加湿フィルタ用のギヤードモータ74は、すぐにオンせずに5秒後に加湿準備運転を開始する。これは、温度条件と湿度条件のAND条件の判別結果が煩雑に変わって、ギヤードモータ74がオンオフを繰り返すファンチングを防止するためである。なお、加湿準備運転後の加湿運転では、ファン20の回転速度をファン下限回転速度以上に設定されていると共に、水掛装置60の旋回枠65の回転速度を旋回枠下限回転速度以上に設定されている。
次に、上記加湿準備運転が開始されると、ギヤードモータ74をオンして、水掛装置60の旋回枠65を略1.5回だけ回転させて、ギヤードモータ74を1分間停止した後、通常加湿運転を行う。この実施形態では、ファン20の回転数を加湿運転時のファン下限回転速度よりも低速にすると共に、水掛装置60の旋回枠65の平均回転速度を加湿運転時の旋回枠下限回転速度よりも低速にしているが、いずれか一方の条件のみで加湿準備運転をしてもよい。
上記構成の加湿装置によれば、加湿運転起動時に、制御部200によりギヤードモータ74を制御して水掛装置60の旋回枠65の回転を制御することによって、加湿フィルタ40に水を浸み込ませる加湿準備運転を行う加湿運転起動時に、加湿フィルタ40が水を弾くことによる水飛びを防止することができる。
また、上記第1実施形態では、加湿準備運転において、水掛装置60の旋回枠65を1.5回転させた後に1分間停止させたが、加湿準備運転において、旋回枠の回転量や停止時間は、水掛装置や加湿フィルタの構成に応じて適宜設定すればよい。この場合も、加湿準備運転で加湿フィルタ40に水を十分にしみ込ませてから通常加湿運転を行うので、より確実に水飛びを防止できる。
また、上記制御部200によりギヤードモータ74を制御して、加湿準備運転における水掛装置60の旋回枠65の回転停止時に、加湿フィルタ40のプリーツ構造の折り目の方向が略水平になるようにすることによって、旋回枠65の回転停止時に加湿フィルタ40のプリーツ構造の折り目に水が引っかかって流れ落ちにくくなるので、加湿フィルタ40により多くの水分をしみ込ませて、加湿運転の立ち上がりを早くできる。
例えば、図25に示すように、水掛装置60の旋回枠65の外周側の所定の位置に磁石210を固定し、ケーシング1側に磁石210の磁気をホール素子などにより検出する回転位置検出部203を配置する。このとき、磁石210と回転位置検出部203が対向する旋回枠65の回転位置で、加湿フィルタ40のプリーツ構造の折り目40aの方向が確実に略水平になるようにする。そして、加湿準備運転における旋回枠65の停止位置に合わせて、プリーツ構造の折り目の方向が水平になるように加湿フィルタ40を旋回枠65に取り付けることにより、回転停止時に加湿フィルタ40のプリーツ構造の折り目40aの方向を確実に略水平にできる。
図26A,図26Bは水掛装置の旋回枠に対して加湿フィルタを位置決めする例を示しており、図26Aに示すように、加湿フィルタ140は、プリーツ構造の折り目140aの方向に平行な弦を有する三日月状の切り欠き140bがあり、同一形状の位置決め部141が旋回枠165側に設けられている。上記旋回枠165の位置決め部141に加湿フィルタ140の切り欠き140bを合わせて、加湿フィルタ140を旋回枠165に取り付けることにより、旋回枠165に対して加湿フィルタ140のプリーツ構造の折り目140aの方向が定まる。上記旋回枠165の外周側の所定の位置(図26Aでは旋回枠165の回転中心を通る水平面上)に磁石210を配置している。
また、図26Bに示すように、加湿フィルタ240は、中央に長方形状の穴240bが設けられ、その長方形状の穴240bの長手方向が、加湿フィルタ240のプリーツ構造の折り目240aの方向に平行になるようにしている。そして、旋回枠265の回転中心に設けられたボス部266は、長方形状の穴240bと略同一の断面形状をしている。上記旋回枠165のボス部266を、加湿フィルタ240の長方形状の穴240bを合わせて貫通させて、加湿フィルタ240を旋回枠265に取り付けることにより、旋回枠265に対して加湿フィルタ240のプリーツ構造の折り目240aの方向が定まる。上記旋回枠265の外周側の所定の位置(図26Bでは旋回枠265の回転中心を通る水平面上)に磁石210を配置している。
このように、上記加湿フィルタ140,240を旋回枠165,265に位置決めして取り付けることによって、加湿準備運転における回転停止時に加湿フィルタ140,240のプリーツ構造の折り目140a,240aの方向を確実に略水平にできる。
また、上記制御部200によりギヤードモータ74を制御して、加湿運転起動時に、通常加湿運転時よりも低速で水掛装置60の旋回枠65を予め設定された時間回転させることによって、低速回転の旋回枠65に取り付けられた加湿フィルタ40に水を十分にしみ込ませてから通常加湿運転を行うので、より確実に水飛びを防止することができる。この場合、上記第1実施形態のように、水掛装置60の旋回枠65を1.5回転させた後に1分間停止させないで、加湿準備運転として低速回転のみを所定時間行ってもよい。
また、上記制御部200によりギヤードモータ74を制御して、加湿運転起動時に予め設定された時間、水掛装置60の旋回枠65の回転と停止を交互に行うことによって、回転と停止を交互に行う旋回枠65に取り付けられた加湿フィルタ40に水を確実かつ十分にしみ込ませてから通常加湿運転を行うので、より確実に水飛びを防止できる。
なお、上記制御部200により加湿準備運転中にファン20を停止してもよい。この場合、加湿フィルタ40にしみ込む前の水滴がファン20からの空気流により飛ばされるのを防止することができる。
また、上記第1実施形態の加湿装置では、旋回枠65の外周部に歯車79を設け、この歯車79を駆動するギヤードモータ74を加湿フィルタ40と空気流の流れ方向に重ならないよう配置しているので、このギヤードモータ74が加湿フィルタ40を通る空気流の邪魔にならなくて、加湿フィルタ40を通る空気量を増大できて、加湿量を増大できる。
また、上記第1実施形態の加湿装置では、加湿フィルタ40を水トレー90の汲み上げ部92内の水に浸らないように配置しているので、ギヤードモータ74で旋回枠65の旋回をオン、オフすることによって、加湿機能のオン、オフ制御をすることができる。
上記第1実施形態では、吹出口6をケーシング1の上面に設けたが、吹出口をケーシングの側面に設けてもよく、あるいは、ケーシングの上面と側面の両方に設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、空気清浄フィルタユニット30は、プレフィルタ31、イオン化部32、集塵フィルタ33および脱臭フィルタ34を含んでいたが、これらの他、除菌フィルタを含んでいてもよく、あるいは、イオン化部32や脱臭フィルタ34等を除去してもよい。例えば、空気清浄フィルタユニットは、プレフィルタと集塵フィルタのみを含んでいてもよく、あるいは、単一のフィルタのみで構成してもよい。あるいは、空気清浄フィルタユニット30を除去してもよい。
また、上記第1実施形態では、仕切り板50を設けたが、この仕切り板は除去してもよい。
また、上記第1実施形態では、加湿部材として、旋回枠65と共に回転する加湿フィルタ40を用いたが、これに代えて、水掛装置とは別体の静止した加湿部材を用い、この静止した加湿部材の上流側の部分に、水掛装置の旋回枠に設けたバケット部から水を掛けるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、バケット部61の第1,第2の開口81,82近傍の加湿フィルタ40側の内面62が空気流の上流側が下になるように傾斜しているという構成と、バケット部61の開口81が加湿フィルタ40の厚さ方向の上流側の部分に対応しているという構成との両方の構成を備えているが、一方のみの構成を備えていてもよく、あるいは、両方の構成を備えていなくてもよい。また、上記保持部75および壁部78も、除去してもよい。
また、上記第1実施形態では、旋回枠65の外周に歯車79を設けたが、歯車に代えてベルト用のプーリ部を設けて、旋回枠をベルト駆動してもよく、あるいは、旋回枠の中心にモータの軸を連結して、旋回枠をモータで直接駆動してもよい。
また、上記第1実施形態では、水トレー90に仕切り壁91を設けて、汲み上げ部92と非汲み上げ部93とに仕切り、仕切り壁91の下部に通水孔としての長穴95を設けたが、通水孔は一個または複数のスリットまたは丸穴であってもよい。
また、上記第1実施形態では、水トレー90に、汲み上げ部92と非汲み上げ部93とを仕切る仕切り壁91を設け、この仕切り壁91に通水孔を設けて、風量に応じて、汲み上げ部92の汲み上げ水量を自動的に調節するようにしたが、仕切り壁91を取り除いて、水位の自動調節機能をなくしてもよい。
また、上記第1実施形態では、非汲み上げ部93の水位が予め定められた一定値以上になると、非汲み上げ部93から切欠き101を通して水が流入するバッファ水収容部99を設けているが、このバッファ水収容部99および切欠き101を除去してもよい。
さらに、上記第1実施形態では、空気清浄フィルタユニット30と加湿フィルタ40とを備えた加湿装置について説明したが、空気清浄フィルタユニットを備えていない加湿装置にこの発明を適用してもよい。
〔第2実施形態〕
図27はこの発明の第2実施形態の加湿装置を用いた空気調和機の斜視図を示している。
この空気調和機では、図27に示すように、ファン302と、除湿ユニット303と、加湿装置の一例としての加湿ユニット304と、空気清浄部305および制御部300が、ケーシング301に収納されている。
上記ファン302は、ケーシング301に対して空気清浄部305と反対側に位置しており、空気清浄部305側から空気清浄部305,除湿ユニット303,加湿ユニット304,ファン302の順に並んでいる。ファン302が稼働しているとき、空気が空気清浄部305側の吸込口305a,305b,305cから吸い込まれて、除湿ユニット303を通過した後に加湿ユニット304を通過し、ファン302に至る空気風路Aが形成される。上記ファン302からの空気がケーシング301の上面に設けられた吹出口301cから吹き出す。制御部300は、ケーシング301の上部に配置されおり、空気清浄部305と除湿ユニット303と加湿ユニット304とファン302を制御する。
図27に示すように、水貯留部の一例としての貯水容器390は、引き出し式の第1扉301aを開けて、水供給装置の一例としての水掛装置360と共にケーシング301の引き出し口312から取り出す。また、加湿部材の一例としての円板形状の加湿フィルタ340は、回転式の第2扉301bを開けて、ケーシング301の引き出し口313から取り出す。
図28は上記空気調和機の加湿ユニット304の斜視図を示している。図28に示すように、加湿ユニット304は、貯水容器390と、加湿フィルタ340と、水掛装置360と、水掛装置用モータおよび加湿部材用モータの一例としてのギヤードモータ343と、ギヤードモータ343の出力軸に連結されたギヤ343aに噛合する駆動歯車431を有している。上記駆動歯車431は、旋回枠350の外周部に設けられた第1歯車351に噛合している。また、貯水容器390は、空気流路Aを通る空気に与える水分の水源であり、ケーシング301(図27に示す)に脱着可能に収納されている。
加湿フィルタ340は、不織布で円板状に成形され、旋回枠350に取り付けられている。この旋回枠350と共に加湿フィルタ340が回転しながら、貯水容器390から供給された水が蒸発する。加湿フィルタ340は、貯水容器390の満水時の水位よりも上方に配置されているので、貯水容器390内の水とは直接接触していない。
図29は、図28の空気流れの下流側から視た加湿ユニットの斜視図を示している。図29に示すように、水掛装置360は、貯水容器390に回転可能に支持されており、貯水容器390内の水を汲み上げて加湿フィルタ340に向って放出する。加湿ユニット304の厚み方向の寸法を小さくするため、加湿フィルタ340と水掛装置360は、回転の軸を並行にし、互いに近接して対向している。そして、水掛装置360の側面の外周近傍には、台形上の開口を有する複数のバケット部421aが設けられている。
上記水掛装置360と同軸に固定された第2歯車423は、旋回枠350の外周部に設けられた第1歯車351と噛み合っている。ギヤードモータ343の駆動力は、ギヤ343a,駆動歯車431,第1歯車351を介して旋回枠350に伝わり、旋回枠350と共に加湿フィルタ340が回転する。そして、加湿フィルタ340の回転が水掛装置360の第2歯車423に伝わることによって、水掛装置360が加湿フィルタ340とは逆方向に回転する。これにより、水掛装置360の複数のバケット部421aが貯水容器390内の水を順次汲み上げて、加湿フィルタ340の空気流の上流側に向けて水を掛ける。
図28,図29に示すように、旋回枠350に取り付けられた加湿フィルタ340は、ケーシング301からの取り出しを容易にするために、回転軸を突出させない形状に成形されている。このため、加湿フィルタ340は、第1歯車351が駆動歯車431および第2歯車423と噛み合うことによって支持されている。上記旋回枠350が安定した姿勢を維持するために、駆動歯車431および第2歯車423は、第1歯車351の回転軸よりも下方に位置し、かつ、加湿フィルタ340の鉛直中心線に対して互いに反対側に位置している。このため、旋回枠350に取り付けられた加湿フィルタ340は、軸支持されていなくても、安定して回転する。
上記構成の空気調和機では、暖房運転モードと暖房加湿運転モードとを実行可能であり、暖房運転モード時には、除湿能力を停止させた除湿ユニット303の熱源部(図示せず)を稼働させ、暖房加湿運転モード時には、除湿ユニット303の熱源部と、加湿ユニット304とを同時に稼働させる。
また、空気調和機では、暖房加湿運転時、ファン302によって形成される空気流が、除湿能力を停止させた除湿ユニット303の熱交換部を通過して、加湿ユニット304に流れる。そして、この空気は、除湿ユニット303の熱交換部によって加熱されて、相対湿度が低下した状態で加湿ユニット304に入るので、多くの水分が加湿される。また、除湿ユニット303を通過する空気は、熱交換部によって加熱されているので、空気の温度上昇幅は低く、小規模な暖房に適している。
また、空気調和機では、除湿運転モード時には、加湿ユニット304の加湿能力を停止して、除湿ユニット303により空気中の水分を吸着する。
上記構成の空気調和機によれば、加湿運転起動時に、制御部300によりギヤードモータ343を制御して、ギヤードモータ343により回転する加湿フィルタ340に水掛装置360から水を供給することによって、加湿フィルタ340に水を浸み込ませる加湿準備運転を行う加湿運転起動時に、加湿フィルタ340が水を弾くことによる水飛びを防止することができる。
また、この第2実施形態の空気調和機において、第1実施形態の加湿装置と同様の構成を適用したり制御を行ったりすることにより、第1実施形態の加湿装置と同様の効果を有する。
上記第2実施形態の空気調和機に用いられた加湿装置では、ギヤードモータ343は、加湿部材である加湿フィルタ340を回転させる駆動装置と、水供給装置である水掛装置360の駆動部を兼ねていたが、加湿部材の駆動装置とは別の駆動手段によりと水供給装置を駆動してもよい。
また、上記第2実施形態では、旋回枠350の外周部に第1歯車351を設けたが、歯車に代えてベルト用のプーリ部を設けて、旋回枠をベルト駆動してもよく、あるいは、旋回枠の中心にモータの軸を連結して、旋回枠をモータで直接駆動してもよい。
また、上記第1第2実施形態では、水供給装置としてバケット部61,421aを有する水掛装置60,360を用いた加湿装置について説明したが、水供給装置はこれに限らず、例えばポンプなどを用いて水貯留部からの水を加湿部材に供給するものでもよい。
1 ケーシング
3 前面パネル
5 吸込口
6 吹出口
10 水タンク
11 後面
12 傾斜面
20 ファン
23 ベルマウス
30 空気清浄フィルタユニット
31 プレフィルタ
32 イオン化部
33 集塵フィルタ
34 脱臭フィルタ
40 加湿フィルタ
50 仕切り板
51 非加湿通路
52 加湿通路
60 水掛装置
61 バケット部
62 内面
62a 縁
65 旋回枠
66 ボス部
67 輪状円板部
68 アーム部
69 リング部
71 内フランジ部
72 内面
74 ギヤードモータ
75 保持部
76 内周面
77 面
78 壁部
79 歯車
81 第1の開口
82 第2の開口
89 リブ部
90 水トレー
91 仕切り壁
92 汲み上げ部
93 非汲み上げ部
95 長穴
96 穴
97 フロート取付穴
98 水タンク設置部
99 バッファ水収容部
101 切欠き
110 軸部
114 埃センサ
121 高圧用プリント基板
122 臭いセンサ
130 ギヤ
200 制御部
201 温度センサ
202 湿度センサ
203 回転位置検出部
300 制御部
301 ケーシング
301c 吹出口
302 ファン
303 除湿ユニット
304 加湿ユニット
305 空気清浄部
305a,305b,305c 吸込口
340 加湿フィルタ
343 ギヤードモータ
350 旋回枠
360 水掛装置
351 第1歯車
390 貯水容器
421a バケット部
423 第2歯車
431 駆動歯車

Claims (12)

  1. 吸込口と吹出口を有するケーシング(1,301)と、
    上記ケーシング(1,301)内に配置されたファン(20,302)と、
    上記ファン(20,302)によって生じた空気流に加湿を行う加湿部材(40,340)と、
    上記加湿部材(40,340)を回転させる駆動装置と、
    上記加湿部材(40,340)の下方に配置された水貯留部(90,390)と、
    上記水貯留部(90,390)から水を上記加湿部材(40,340)に供給するための水供給装置(60,360)と、
    上記ファン(20,302)と上記駆動装置と上記水供給装置(60,360)とを制御する制御部(200)と
    を備え、
    上記制御部(200,300)は、加湿運転を行う前に、上記駆動装置と上記水供給装置(60,360)とを制御して、上記ファン(20,302)の回転速度または上記加湿部材(40,340)の回転速度の少なくとも一方を上記加湿運転時の下限回転速度よりも低くして、上記駆動装置により回転する上記加湿部材(40,340)に上記水貯留部(90,390)からの水を供給することによって、上記加湿部材(40,340)に水を浸み込ませる加湿準備運転を行うことを特徴とする加湿装置。
  2. 請求項1に記載の加湿装置において、
    上記水供給装置(60)は、上記加湿部材(40)が取り付けられ、上記ケーシング(1)に回転自在に支持された旋回枠(65)と、上記旋回枠(65)に設けられ、上記水貯留部(90)から水を汲み上げて上記加湿部材(40)に掛けるためのバケット部(61)とを有し、
    上記駆動装置は、上記水供給装置(60)の旋回枠(65)を回転させるモータ(74)であり、
    上記制御部(200)は、上記加湿運転を行う前に、上記モータ(74)を制御して上記水供給装置(60)の旋回枠(65)を回転させることによって、上記加湿部材(40)に水を浸み込ませる加湿準備運転を行うことを特徴とする加湿装置。
  3. 請求項2に記載の加湿装置において、
    上記制御部(200)は、上記モータ(74)を制御して、上記加湿準備運転において、上記水供給装置(60)の旋回枠(65)を予め設定された回転量回転させた後に予め設定された時間停止させることを特徴とする加湿装置。
  4. 請求項2または3に記載の加湿装置において、
    上記制御部(200)は、上記モータ(74)を制御して、上記加湿準備運転において、上記水供給装置(60)の旋回枠(65)を少なくとも1.5回転させた後に予め設定された時間停止させることを特徴とする加湿装置。
  5. 請求項2から4までのいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記制御部(200)は、上記モータ(74)を制御して、上記加湿準備運転において、上記水供給装置(60)の旋回枠(65)を予め設定された回転量回転させた後に1分間停止させることを特徴とする加湿装置。
  6. 請求項2から5までのいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記加湿部材(40)は、折り目の方向が平行なプリーツ構造であり、
    上記制御部(200)は、上記モータ(74)を制御して、上記加湿準備運転における上記水供給装置(60)の旋回枠(65)の回転停止時に、上記加湿部材(40)のプリーツ構造の折り目の方向が略水平になるようにすることを特徴とする加湿装置。
  7. 請求項6に記載の加湿装置において、
    上記水供給装置(60)の旋回枠(65)の回転位置を検出する回転位置検出部(203)を備え、
    上記制御部(200)は、上記加湿準備運転において、上記回転位置検出部(203)により検出された上記水供給装置(60)の旋回枠(65)の回転位置に基づいて、上記旋回枠(65)を停止させることを特徴とする加湿装置。
  8. 請求項4または5に記載の加湿装置において、
    上記加湿部材(40)は、上記水供給装置(60)の旋回枠(65)に位置決めして取り付けられることを特徴とする加湿装置。
  9. 請求項1から8までのいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記ファン(20)により吸い込まれる空気の温度を検出する温度センサ(201)と、
    上記ファン(20)により吸い込まれる空気の湿度を検出する湿度センサ(202)と
    を備え、
    上記制御部(200)は、上記温度センサ(201)により検出された温度および上記湿度センサ(202)により検出された湿度に基づいて、上記温度が予め設定された温度条件を満たし、かつ、上記湿度が予め設定された湿度条件を満たすときに、上記ファン(20)と上記モータ(74)とを制御することにより加湿運転を行うことを特徴とする加湿装置。
  10. 請求項2から9までのいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記制御部(200)は、上記モータ(74)を制御して、上記加湿運転を行う前に、通常加湿運転時よりも低速で上記水供給装置(60)の旋回枠(65)を予め設定された時間回転させることを特徴とする加湿装置。
  11. 請求項2から9までのいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記制御部(200)は、上記モータ(74)を制御して、上記加湿運転を行う前に予め設定された時間、上記水供給装置(60)の旋回枠(65)の回転と停止を交互に行うことを特徴とする加湿装置。
  12. 請求項1から11までのいずれか1つに記載の加湿装置において、
    上記制御部(200)は、上記加湿準備運転において上記ファン(20)を停止することを特徴とする加湿装置。
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