JP2010078175A - ショーケース - Google Patents

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Tetsuya Oketani
哲也 桶谷
Yoshiki Makishima
芳樹 巻島
Hiroshi Okumura
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Abstract

【課題】単一の表示部材によって、第1の表示と第2の表示を切り替えて表示することが可能となるショーケースを提供する。
【解決手段】本発明のショーケース1は、陳列室11内に商品を陳列してなるものであって、第1の表示と、第2の表示が設けられた表示部材51と、この表示部材51を照明するLED素子55R、55Bを有する複数のLED照明装置52R、52Bと、各LED照明装置52を制御する制御装置Cとを備え、この制御装置Cは、各LED照明装置52R、52BのLED素子55R、55Bの点灯状態を切り替えることにより、表示部材51の第1の表示、若しくは、第2の表示を選択的に照明する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、陳列室内に陳列される商品を加熱する加熱状態と冷却する冷却状態とに適宜切り替えて展示販売するショーケースに関するものである。
従来より、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗に設置されるショーケースには、内部に形成されて商品を陳列する陳列室が構成されており、当該陳列室内を冷却領域、又は加熱領域、若しくは、冷却領域及び加熱領域の双方を構成することで、冷/温使用可能なものがある(例えば特許文献1参照)。
かかる場合には、ショーケースの上部前面等に、表示装置が設けられている。当該表示装置には、着脱可能とされる表示板が取り付けられる。表示板は、例えば白色の樹脂板により構成されており、一方の面に「COLD」の文字、他方の面に「HOT」の文字が印刷されている。また、他の表示板として、透光性の樹脂板により構成されており、「COLD」の文字が印刷されているものや、「HOT」の文字が印刷されているものがある。
白色樹脂により構成される表示板は、陳列室内の使用状態に応じて、表面とする表示を切り替えて表示装置に取り付ける。また、透光性の樹脂板により構成される表示板を取り付けた場合には、当該表示装置の後方に設けられる蛍光灯によって「COLD」の文字、若しくは、「HOT」の文字が照明される。
特開2003−329360号公報
従来の如き表示装置では、白色の非透光性の表示板を用いた場合には、後方からの照明を行うことができないため、顧客に陳列室内の使用状態を認識させ難いという問題があった。他方、透光性の表示板を用いる場合には、何れか一方のみが表示装置に取り付けられるため、他方の表示板は、別途保管しておく必要があり、紛失の原因となっていた。
また、当該表示板の照明は、陳列室内を上前方から照明する照明装置に頼っていたため、照明色が限定されており、効果的な表示板の照明が困難であった。
本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、単一の表示部材によって、第1の表示と第2の表示を切り替えて表示することが可能となるショーケースを提供する。
本発明のショーケースは、陳列室内に商品を陳列してなるものであって、第1の表示と、第2の表示が設けられた表示部材と、この表示部材を照明するLED素子を有する複数のLED照明装置と、各LED照明装置を制御する制御装置とを備え、この制御装置は、各LED照明装置のLED素子の点灯状態を切り替えることにより、表示部材の第1の表示、若しくは、第2の表示を選択的に照明することを特徴とする。
請求項2の発明のショーケースは、陳列室内に商品を陳列してなるものであって、第1の表示と、第2の表示が設けられた表示部材と、この表示部材を照明するLED素子を有するLED照明装置とを備え、表示部材は取付位置が変更可能とされており、当該取付位置により、第1の表示、若しくは、第2の表示がLED照明装置により選択的に照明されることを特徴とする。
請求項3の発明のショーケースは、上記発明において、表示部材の取付位置を検出する検出手段と、制御装置を備え、LED照明装置は少なくとも2種類の発光色のLED素子を有しており、制御装置は、検出手段の出力に基づき、表示部材の第1の表示がLED照明装置により照明される場合は、第1の発光色のLED素子を発光させ、第2の表示がLED照明装置により照明される場合は、第2の発光色のLED素子を発光させることを特徴とする。
請求項4の発明のショーケースは、上記請求項2又は請求項3の発明において、表示部材の取付位置を検出する検出手段と、制御装置を備え、この制御装置は、検出手段の出力に基づき、表示部材の第1の表示がLED照明装置により照明される場合は、陳列室内を当該第1の表示で表現される使用状態とし、第2の表示がLED照明装置により照明される場合は、陳列室内を当該第2の表示で表現される使用状態に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、陳列室内に商品を陳列してなるショーケースにおいて、第1の表示と、第2の表示が設けられた表示部材と、この表示部材を照明するLED素子を有する複数のLED照明装置と、各LED照明装置を制御する制御装置とを備え、この制御装置は、各LED照明装置のLED素子の点灯状態を切り替えることにより、表示部材の第1の表示、若しくは、第2の表示を選択的に照明するので、単一の表示部材によって、第1の表示と第2の表示を切り替えて表示することが可能となる。
そのため、従来のように複数の表示部材を設ける必要が無くなり、部品点数の削減を図ることが可能となる。
請求項2の発明によれば、陳列室内に商品を陳列してなるショーケースにおいて、第1の表示と、第2の表示が設けられた表示部材と、この表示部材を照明するLED素子を有するLED照明装置とを備え、表示部材は取付位置が変更可能とされており、当該取付位置により、第1の表示、若しくは、第2の表示がLED照明装置により選択的に照明されるので、単一の表示部材及び単一のLED照明装置によって、第1の表示及び第2の表示を切り替えて表示することが可能となる。
そのため、従来のように複数の表示部材やそれぞれに対応したLED照明装置を設ける必要が無くなり、部品点数の削減を図ることが可能となる。また、かかる場合には、複数のLED照明装置を切替制御する必要が無くなり、構造を簡素化することができる。
請求項3の発明によれば、上記発明に加えて、表示部材の取付位置を検出する検出手段と、制御装置を備え、LED照明装置は少なくとも2種類の発光色のLED素子を有しており、制御装置は、検出手段の出力に基づき、表示部材の第1の表示がLED照明装置により照明される場合は、第1の発光色のLED素子を発光させ、第2の表示がLED照明装置により照明される場合は、第2の発光色のLED素子を発光させるので、照明する表示に応じて、発光させる色を切り替えることが可能となる。
これにより、各表示による意匠的効果を向上させることができ、ショーケース全体としての美感向上を図ることが可能となる。
請求項4の発明によれば、上記請求項2又は請求項3の発明に加えて、表示部材の取付位置を検出する検出手段と、制御装置を備え、この制御装置は、検出手段の出力に基づき、表示部材の第1の表示がLED照明装置により照明される場合は、陳列室内を当該第1の表示で表現される使用状態とし、第2の表示がLED照明装置により照明される場合は、陳列室内を当該第2の表示で表現される使用状態に切り替えるので、表示部材の取付位置を変更することにより、陳列室内の使用状態、例えば、冷却運転状態や加温運転状態等を切り替えることが可能となり、格別に運転状態を切り替えるための操作を行う必要が無くなる。従って、利便性の向上を図ることが可能となる。
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明を適用した実施例のショーケース1の斜視図、図2は図1のショーケース1の縦断側面図を示している。実施例のショーケース1は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗に設置される前面に開口を有するオープンショーケースである。当該ショーケース1内に形成される商品を陳列する陳列室11内には、冷却領域、又は、加熱領域、若しくは、冷却領域及び加熱領域の双方を構成可能とすることで、冷/温使用が可能なものとされている。
ショーケース1の前面に開口する断面略コ字状の断熱壁3と、その両側に取り付けられる側板4、4によって本体2が構成されている。この断熱壁3の内側には間隔を存して背面及び天面にそれぞれ背面パネル6、天面パネル7が配設され、これら背面パネル6、天面パネル7と断熱壁3間に背方から上方に渡る背面ダクト9が構成されている。
また、背面パネル6の下端には、前方に延在するデッキパン10が設けられており、これら背面パネル6、天面パネル7及びデッキパン10の内側に陳列室11が構成されている。そして、デッキパン10の下方には背面ダクト9に連通してその一部を構成する下部ダクト14が構成されている。
背面ダクト9の上端は陳列室11の前面開口上縁に位置する上部冷気吐出口16に連通し、下部ダクト14の前端は陳列室11の前面開口下縁に位置すると共に、複数のスリットから成る冷気吸込口17に連通している。また、デッキパン10の下方の下部ダクト14内には冷気循環用送風機19が配設され、陳列室11後方の背面ダクト9内には後述する圧縮機26や凝縮器27と共に冷凍サイクルを構成する冷却器15が縦設されている。
一方、断熱壁3の天壁3Aの前端には、キャノピー5が全幅に渡り取り付けられており、このキャノピー5の内側には、上部冷気吐出口16の外側に位置して蛍光灯などから構成される照明灯8が取り付けられている。なお、当該照明灯8はこれ以外にも上部冷気吐出口16の内側や陳列室11内に構成される棚装置12の下面などに取り付けられていても良いものとする。尚、当該照明灯8の前方には、詳細は後述する如き表示部材51とLED照明装置52とから構成される表示装置50が設けられている。
陳列室11内には棚装置12が複数段、本実施例では上下に4段架設されている。各棚装置12は後端に後方に突出する鉤状の爪を有した左右一対のブラケット20と、このブラケット20上に差し渡して取り付けられた棚板21と、この棚板21の商品載置面の裏側に取り付けられた加温用の電気ヒータ22(図4に示す)とから構成されている。
そして、陳列室11内の背面パネル6の前面両側に取り付けられた図示しない棚支柱の係合孔に前記ブラケット20の爪を係脱自在に係合させることにより、各棚装置12は陳列室11内において上下位置(高さ)を変更可能に架設されている。
また、図2において35は、棚ダクト部材であり、この棚ダクト部材35内には、前端において斜め前下方に開口する棚下冷気吐出口37を有する棚ダクト36が構成されている。また、この棚ダクト36内には、背面ダクト9側に進退して当該背面ダクト9内を閉塞可能とするためのダンパー部材39が設けられている。
一方、断熱壁3の下側には機械室25が構成されており、この機械室25内には圧縮機26と、凝縮器27と、凝縮器用送風機28等が設置されると共に、電源や制御基板を収納した図示しない電装箱も配設される。
ここで、図3の冷媒回路図を参照して本実施例における冷凍サイクルを構成する冷媒回路40について説明する。圧縮機26の吐出側の配管42には、凝縮器27が接続されている。そして、この凝縮器27の出口側には、配管43を介して減圧装置としての膨張弁44が接続されている。この膨張弁44は冷却器15に接続され、冷却器15の出口側は圧縮機26に接続されて環状の冷凍サイクルを構成している。
また、断熱壁3の背方には当該断熱壁3の背面と所定の間隔を存して鋼板製の背面板29が取り付けられており、この背面板29と断熱壁3間には排気用ダクト30が構成されている。この排気用ダクト30の下端は機械室25の後部に開口して連通すると共に、上端はショーケース1上方に開放している。そのため、凝縮器用送風機28が運転されることによって、機械室25内に吸引された外気は、凝縮器27を通過して熱交換した後、圧縮機26に吹き付けられて当該圧縮機26を空冷し、排気用ダクト30を介して外部に排出される。
なお、31は機械室25の前面を開閉自在に閉塞するパネルである。32は機械室25内下部に設けられた蒸発皿であり、図示しないドレンホースを介して冷却器15からのドレン水(露水や除霜水など)が流入し、貯留されるものである。
次に、図4のショーケース1の部分拡大図を参照して、上記表示装置50について説明する。表示装置50は、キャノピー5の前面に設けられる表示部材保持部53と、当該表示部材保持部53に着脱自在に取り付けられる表示部材51と、当該表示部材51を下方から照明する複数のLED照明装置52とから構成されている。
表示部材保持部53は、上方に開口する略コ字状を呈しており、少なくとも当該表示部材保持部53が設けられるキャノピー5の前面5Aは、白色塗装がなされていることが望ましい。
そして、当該表示部材保持部53の下辺部53A内は、透光性材料又は、光を透過可能とする透孔を備えた仕切壁53Bにより上下に区画されており、当該仕切壁53Bの上面は、表示部材保持部53の上部開口から挿入される表示部材51下端の支持面とされる。
図5に示すように表示部材51は、透光性の板状材料、本実施例では、透明の硬質合成樹脂板により構成されており、当該前面、若しくは後面には、左右に渡って複数の「HOT」の文字(第1の表示)と複数の「COLD」の文字(第2の表示)が交互にレーザー加工等によって刷り込み表示されている。
一方、表示部材保持部53の仕切壁53Bの下方には、複数のLED照明装置52が左右に渡って並設されている。このLED照明装置52は、上方、この場合、仕切壁53B側に向けて光を照射する複数のLED素子55が配設された基板56により構成されている。尚、各LED照明装置52は、それぞれ図示しない配線によって本体2側から給電されており、後述する制御装置Cにより点灯/消灯制御される。
この場合において、LED照明装置52は、チップタイプの演色LED素子55を有しており、本実施例では、図5に示すように、取り付けられる表示部材51の「HOT」の文字部分の下方に対応する位置に配設されるLED照明装置52Rには、赤色LED素子(第1の発光色を発光可能とするLED素子)55Rが複数設けられており、表示部材51の「COLD」の文字部分の下方に対応する位置に配設されるLED照明装置52には、青色LED素子(第2の発光色を発光可能とするLED素子)55Bが複数設けられている。
尚、各棚装置12の前端部には、上記表示装置50と略同様に構成される表示装置70をそれぞれ備え、制御装置Cにより点灯/消灯制御されるものとする。尚、当該表示装置70の詳細な構成は、表示装置50と同様であるため説明を省略する。
次に、図6を参照して本実施例における制御装置Cについて説明する。制御装置Cは、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、上述した如き陳列室11内を照明する照明灯8の点灯/消灯を行うための照明灯スイッチ8A、冷/温切替スイッチ56を含む各種設定スイッチを備えたコントロールパネル47が接続されている。また、当該制御装置Cの入力側には、庫内温度を検出する庫内温度センサ48、各棚装置12の温度を検出する棚センサ49等が接続されている。
ここで、庫内温度センサ48は、例えば、ショーケース1の陳列室11内天井部に設けられており、陳列室11内の温度である庫内温度を検出するものである。棚センサ49は、各棚装置12に設けられて、各棚装置12の温度である棚温度を検出するものである。
他方、制御装置Cの出力側には、表示装置50の各LED照明装置52と、各表示装置70の各LED照明装置52と、圧縮機26を駆動させる圧縮機モータ26Mと、各棚装置12に設けられる電気ヒータ22、冷気循環用送風機19を駆動させる送風機モータ19M、凝縮器用送風機28を駆動させる送風機モータ28M、膨張弁44等が接続されている。
以上の構成で、ショーケース1の動作を説明する。まずはじめに、陳列室11内全体を加熱領域として温蔵使用する場合について説明する。かかる場合には、コントロールパネル47の冷/温切替スイッチ56により、貯蔵室11内全体の温蔵使用に切り替える。
これにより、制御装置Cは、圧縮機モータ26M、凝縮器用送風機28の送風機モータ28M及び冷気循環用送風機19の送風機モータ19Mの運転を停止すると共に、各棚装置12にそれぞれ設けられる棚センサ49により検出される棚温度に基づき各棚装置12毎の電気ヒータ22への通電制御を実行する。これにより、各棚装置12上、更には、陳列室11内を加温設定温度に維持する。
また、制御装置Cは、上記表示装置50の各LED照明装置52Rを点灯し、各LED照明装置52Bを消灯する。これにより、図5に示すように、表示装置50の表示部材51は、「HOT」の文字が表示される部分が、下方に設けられる各LED照明装置52Rの各赤色LED素子55Rによる赤色光により照明される。
従って、表示部材51の下方から各LED照明装置52Rの各赤色LED素子55Rによって照射された赤色光は、表示部材51内部を透過し、これにより、対応する位置に表示される「HOT」の文字が浮き上がった状態で赤く明るく照明される。このとき、「COLD」に対応する部分に設けられるLED照明装置52Bは、消灯されているため、当該「COLD」の文字は暗く、認識しがたい状態とされる。
また、このとき、各棚装置12の前端に設けられているそれぞれの表示装置70を同様にLED照明装置52Rを点灯し、対応する位置に表示される「HOT」の文字が浮き上がった状態で赤く明るく照明する。
他方、陳列室11内全体を冷却領域として冷蔵使用する場合について説明する。かかる場合には、コントロールパネル47の冷/温切替スイッチ56により、貯蔵室11内全体の冷蔵使用に切り替える。
これにより、制御装置Cは、全ての電気ヒータ22を非通電とすると共に、庫内温度センサ48が検出する陳列室11内の温度である庫内温度に基づき、冷却運転を実行する。即ち、圧縮機26の運転が開始されると、圧縮機26の吐出側の配管42から吐出された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器27に流入する。ここで、十分に凝縮液化された冷媒は、制御装置Cより膨張弁44が開閉制御されることから、当該膨張弁44により減圧された後、冷却器15に流入する。そして、背面ダクト9内に配設された冷却器15に流入した冷媒は、蒸発し、周囲から熱を奪って冷却作用を発揮した後、圧縮機26に帰還する。
この冷却器15と熱交換した冷気は、背面ダクト9と連通する下部ダクト14内に配設された冷気循環用送風機19により上部冷気吐出口16や棚ダクト36の棚下冷気吐出口37を介してから吐出され、一部の冷気は陳列室11内を循環して陳列室11内を所定の冷却温度に冷却した後、陳列室11の前面開口下縁に位置する冷気吸込口17を介して下部ダクト14内に帰還する。これにより、陳列室11の前面開口には、冷気によるエアーカーテンが形成され、陳列室11内の冷気漏出や外気侵入を抑制している。そして、陳列室11内全体が所定の冷却温度に冷却される。
また、制御装置Cは、上記表示装置50の各LED照明装置52Bを点灯し、各LED照明装置52Rを消灯する。これにより、図7に示すように、表示装置50の表示部材51は、「COLD」の文字が表示される部分が、下方に設けられる各LED照明装置52Bの各青色LED素子55Bによる青色光により照明される。
従って、表示部材51の下方から各LED照明装置52Bの各青色LED素子55Bによって照射された青色光は、表示部材51内部を透過し、これにより、対応する位置に表示される「COLD」の文字が浮き上がった状態で青く明るく照明される。このとき、「HOT」に対応する部分に設けられるLED照明装置52Rは、消灯されているため、当該「HOT」の文字は暗く、認識しがたい状態とされる。
また、このとき、各棚装置12の前端に設けられているそれぞれの表示装置70を同様にLED照明装置52Bを点灯し、対応する位置に表示される「COLD」の文字が浮き上がった状態で青く明るく照明する。
このように、制御装置Cは、冷/温切替スイッチ56に基づきそれぞれの表示装置50、70に設けられる表示部材51を照明する各LED照明装置52R、52Bの点灯状態を切り替えることにより、表示部材51の「HOT」の表示と、「COLD」の表示を選択的に照明することが可能となる。従って、単一の表示部材により、「HOT」の表示と「COLD」の表示を切り替えて表示することが可能となる。
そのため、従来のように、複数の表示部材を設ける必要が無くなり、部品点数の削減を図ることが可能となる。また、表示は文字が明るく浮き上がった状態で行われるため、美感の向上を図ることが可能となる。
また、照明する表示に応じて、点灯するLED照明装置52R、又は52Bを切り替えることにより、発光させる色を切り替えることが可能となる。従って、各表示による意匠的効果を向上させることができ、ショーケース全体としての美感向上を図ることが可能となる。
特に、本実施例では、表示部材の各表示を照明する照明装置として光の指向性の高いLED素子を採用しているため、対応する部分以外に光が照射されにくくなり、目的とする表示の照明を適切に実現することが可能となる。
尚、本実施例では、「HOT」の表示と「COLD」の表示を照明するLED照明装置52を赤色のLED素子55Rを備えたものと、青色のLED素子55Bを備えたものとにより実現しているが、これ以外の発光色を発光させるLED素子を採用してもよく、また、単一の発光色を発光させるLED素子を採用することで、それぞれを切り替えて照明することにより表示可能としてもよい。
次に、図8及び図9を参照して他の実施例としての表示装置60について説明する。係る実施例における表示装置60は、上記実施例と同様にキャノピー5の前面や各棚装置12の前端部に設けられる表示部材保持部53と、当該表示部材保持部53に着脱自在に取り付けられる表示部材61と、当該表示部材61を下方から照明する複数のLED照明装置62とから構成されている。尚、表示部材保持部53は、上記実施例と略同様に構成されているため説明を省略する。
図8に示すように表示部材61は、透光性の板状材料、本実施例では、透明の硬質合成樹脂板により構成されており、当該前面、若しくは後面には、左右に渡って複数の「HOT」の文字(第1の表示)と複数の「COLD」の文字(第2の表示)が交互にレーザー加工等によって刷り込み表示されている。
尚、本実施例では、「HOT」の文字と「COLD」の文字の表記に必要とされる寸法は、略同様となるように表示されている。そして、表示部材61は、長手方向の寸法(正面に向かって左右寸法)が上記表示部材保持部53の寸法よりも例えば、上記「HOT」又は「COLD」の一つ分の表記に必要とされる寸法分だけ小さく形成されており、表示部材保持部53内において長手方向に摺動自在(取付位置が変更可能)とされている。
一方、表示部材保持部53の仕切壁53Bの下方には、複数のLED照明装置62が左右に渡って所定間隔、本実施例では、少なくとも「HOT」又は「COLD」の一つ分の表記に必要とされる寸法だけ存して並設されている。このLED照明装置62は、上方、この場合、仕切壁53B側に向けて光を照射する複数のLED素子65が配設された基板により構成されている。本実施例において、基板に配設されるLED素子65は、複数、この場合2色の演色LED素子、即ち赤色LED素子65Rと青色LED素子65Bにより構成されており、これらは隣接した状態で複数設けられている。そして、これら各赤色LED素子65Rと、青色LED素子65Bとは、制御装置Cにより点灯/消灯制御される。
そして、当該表示部材61が収容される表示部材保持部53の一側部には、表示部材61を表示部材保持部53の当該一側に寄せた状態で、当接(ON)可能とされる冷/温切替スイッチ67が設けられている。尚、当該一側に寄せた取付位置で、表示部材61に印刷表示される「HOT」表示が、表示部材保持部53の仕切壁53B下方に配設されるそれぞれのLED照明装置62の上方に対応する(図8)。他方、当該表示部材61を表示部材保持部53内の他側に寄せた取付位置では、冷/温切替スイッチ67がOFFとされると共に、表示部材61に印刷表示される「COLD」表示が、表示部材保持部53の仕切壁53B下方に配設されるそれぞれのLED照明装置62の上方に対応する(図9)。
以上の構成で、陳列室11内全体を加熱領域として温蔵使用する場合について説明する。かかる場合には、表示部材61を一側に寄せた取付位置とすることにより、冷/温切替スイッチ67がONとされて、貯蔵室11内全体の温蔵使用に切り替える。これにより、制御装置Cは、上記実施例と同様に陳列室11内の加温制御を実行する。
また、制御装置Cは、各LED照明装置62の赤色LED素子65Rのみを選択的に点灯し、青色LED素子65Bは消灯する。これにより、図8に示すように、表示装置60の表示部材61は、「HOT」の文字が表示される部分が、下方に設けられる各LED照明装置62の各赤色LED素子65Rによる赤色光により照明される。
従って、表示部材61の下方から各LED照明装置62の各赤色LED素子65Rによって照射された赤色光は、表示部材61内部を透過し、これにより、対応する位置に表示される「HOT」の文字が浮き上がった状態で赤く明るく照明される。このとき、「COLD」に対応する部分には、LED照明装置62が設けられていないため、当該「COLD」の文字は暗く、認識しがたい状態とされる。
他方、陳列室11内全体を冷却領域として冷蔵使用する場合について説明する。かかる場合には、表示部材61を他側に寄せた取付位置とすることにより、冷/温切替スイッチ67がOFFとされて、貯蔵室11内全体の冷蔵使用に切り替える。これにより、制御装置Cは、上記実施例と同様に陳列室11内の冷却制御を実行する。
また、制御装置Cは、各LED照明装置62の青色LED素子65Bのみを選択的に点灯し、赤色LED素子65Rは消灯する。これにより、図9に示すように、表示装置60の表示部材61は、「COLD」の文字が表示される部分が、下方に設けられる各LED照明装置62の各青色LED素子65Bによる青色光により照明される。
従って、表示部材61の下方から各LED照明装置62の各青色LED素子65Bによって照射された青色光は、表示部材51内部を透過し、これにより、対応する位置に表示される「COLD」の文字が浮き上がった状態で青く明るく照明される。このとき、「HOT」に対応する部分にはLED照明装置62が設けられていないため、当該「HOT」の文字は暗く、認識しがたい状態とされる。
このように、係る実施例では、表示部材61の取付位置を変更することで、当該ショーケース1の運転状態を切り替える冷/温切替スイッチ56を切替可能とされているため、これに基づき制御装置Cが各LED照明装置62のそれぞれのLED素子65R、65Bの点灯状態を切り替えることにより、表示部材51の「HOT」の表示と、「COLD」の表示を選択的に照明することが可能となる。従って、単一の表示部材により、「HOT」の表示と「COLD」の表示を切り替えて表示することが可能となる。
そのため、従来のように、複数の表示部材やそれぞれに対応したLED照明装置を設ける必要が無くなり、部品点数の削減を図ることが可能となる。また、表示は文字が明るく浮き上がった状態で行われるため、美感の向上を図ることが可能となる。また、かかる場合には、複数のLED照明装置を別途設けられる切替スイッチにおいて操作する必要が無くなり、構造を簡素化することができる。
また、照明する表示に応じて、点灯するLED素子65R、又は65Bを切り替えることにより、発光させる色を切り替えることが可能となる。従って、各表示による意匠的効果を向上させることができ、ショーケース全体としての美感向上を図ることが可能となる。
特に、係る実施例では、表示部材61の取付位置を変更するのみで、冷/温切替スイッチ67が操作されることから、陳列室11内を当該表示部材61によって表現される使用状態(「HOT」表示では、温蔵使用、「COLD」表示では、冷蔵使用)とに切替可能となり、格別に運転状態を切り替えるための操作を行う必要が無くなる。従って、利便性の向上を図ることが可能となる。
尚、係る実施例では、「HOT」の表示と「COLD」の表示を照明するLED照明装置62を少なくとも2種類の発光色のLED素子、ここでは、LED赤色のLED素子65Rを備えたものと、青色のLED素子65Bとを切り替えることにより実現しているが、これ以外の発光色を発光させるLED素子を採用してもよく、また、単一の発光色を発光させるLED素子を採用することで、それぞれを切り替えて照明することにより表示可能としてもよい。
尚、上記各実施例では、表示装置50、60、70における表示は、陳列室11内全体の温蔵使用又は冷蔵使用の何れかの使用状態を表示するものとしているが、陳列室11内を、任意の棚装置12より上側を温蔵使用とし、それより下側の棚を冷蔵使用とする場合には、制御装置Cは、キャノピー5の前面に設けられる表示装置50(又は60)を全消灯又は全点灯し、各棚装置12の前端部に設けられる表示装置70(又は60)は、当該棚装置12上の使用状態に対応する表現を表示する照明を行うものとする。例えば、上から二段目の棚装置12より上方を温蔵使用とし、それより下方を冷蔵使用とする場合には、最上段及び上から二段目の棚装置12の前端部に設けられる表示装置70(又は60)によって、「HOT」を表示すべく、各LED照明装置52R(赤色LED素子55R)を点灯し、各LED照明装置52B(青色LED素子55B)を消灯する。そして、最下段及び上から三段目の棚装置12の前端部に設けられる表示装置70(又は60)によって、「COLD」を表示すべく、各LED照明装置52B(青色LED素子55B)を点灯し、各LED照明装置52R(赤色LED素子55R)を消灯する。これにより、各棚装置12の使用状態を各表示装置70によって表示することが可能となる。
また、上記各実施例では、第1の表示として「HOT」の表示、第2の表示として「COLD」の表示を行うことで、陳列室11内の使用状態を表示するものとしているが、当該第1の表示及び第2の表示は、これに限定されるものではなく、陳列室11内に陳列される商品の種類等や、使用状況を表示する表示、例えば「特売品」や「SALE」等の第1の表示と、それ以外の表示例えば「いらっしゃいませ」などの第2の表示を切替可能に表示してもよい。
本発明を適用した実施例のショーケースの斜視図である。 図1のショーケースの縦断側面図である。 冷媒回路図である。 ショーケース1の上部部分拡大図である。 表示装置の概略構成を示す図である。(「HOT」照明時) 制御装置の電気ブロック図である。 表示装置の概略構成を示す図である。(「COLD」照明時) 他の実施例としての表示装置の概略構成を示す図である。(「HOT」照明時) 他の実施例としての表示装置の概略構成を示す図である。(「COLD」照明時)
符号の説明
C 制御装置
1 ショーケース
2 本体
3 断熱壁
3A 天壁
5 キャノピー
8 照明灯
11 陳列室
12 棚装置
15 冷却器
22 電気ヒータ
26 圧縮機
27 凝縮器
28 凝縮器用送風機
47 コントロールパネル
48 庫内温度センサ
49 棚センサ
50、60、70 表示装置
51、61 表示部材
52、52R、52B、62 LED照明装置
53 表示部材保持部
53A 下辺部
53B 仕切壁
55、55R 55B、65R、65B LED素子
56 冷/温切替スイッチ

Claims (4)

  1. 陳列室内に商品を陳列してなるショーケースにおいて、
    第1の表示と、第2の表示が設けられた表示部材と、
    該表示部材を照明するLED素子を有する複数のLED照明装置と、
    各LED照明装置を制御する制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記各LED照明装置のLED素子の点灯状態を切り替えることにより、前記表示部材の第1の表示、若しくは、第2の表示を選択的に照明することを特徴とするショーケース。
  2. 陳列室内に商品を陳列してなるショーケースにおいて、
    第1の表示と、第2の表示が設けられた表示部材と、
    該表示部材を照明するLED素子を有するLED照明装置とを備え、
    前記表示部材は取付位置が変更可能とされており、当該取付位置により、前記第1の表示、若しくは、第2の表示が前記LED照明装置により選択的に照明されることを特徴とするショーケース。
  3. 前記表示部材の取付位置を検出する検出手段と、制御装置を備え、
    前記LED照明装置は少なくとも2種類の発光色の前記LED素子を有しており、
    前記制御装置は、前記検出手段の出力に基づき、前記表示部材の第1の表示が前記LED照明装置により照明される場合は、第1の発光色の前記LED素子を発光させ、前記第2の表示が前記LED照明装置により照明される場合は、第2の発光色の前記LED素子を発光させることを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記表示部材の取付位置を検出する検出手段と、制御装置を備え、
    該制御装置は、前記検出手段の出力に基づき、前記表示部材の第1の表示が前記LED照明装置により照明される場合は、前記陳列室内を当該第1の表示で表現される使用状態とし、前記第2の表示が前記LED照明装置により照明される場合は、前記陳列室内を当該第2の表示で表現される使用状態に切り替えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のショーケース。
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