JP2010077679A - 扉の開閉機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉に重力方向の下がりが生じた場合でも、扉を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で確実に停止させること。
【解決手段】収納装置1に、係止部5と被係止部8との係止を解除した際に扉2を開かせようとする駆動部10を設けた扉の開閉機構である。扉2の枢支部7に近い位置に、上記駆動部10から作用する力で扉2が開く時に扉2を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させるための規制手段11を設け、該規制手段11による扉2の停止を解除自在とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納装置を複数並べて構成した集合収納装置において、各収納装置の扉の開閉機構に関するものである。
従来から、収納装置を複数並べて構成した集合収納装置が特許文献1により知られている。
この特許文献1に示された従来例にあっては、各収納装置の開口部の縁部に回動自在に枢支した扉を閉じて電気錠で施錠するようになっている。そして、電気錠の施錠を解除すると、扉が捩じりコイルスプリングの弾性力で自動的に開放されるようになっているが、このとき、ダンパー装置の作用で扉が緩やかに開放されるようになっている。
しかしながら、この特許文献1に示された従来例にあっては、捩じりコイルスプリングの弾性力で自動的に開放される扉の開放速度をダンパー装置の作用で緩やかにするようになっているが、依然として、電気錠を開錠すると扉が自動的に全開位置まで開くことに変わりはない。
したがって、収納装置を複数並べて構成した集合収納装置において、ある収納装置の電気錠を開錠して扉を自動的に開ける時、全開位置まで自動的に扉が開くため、全開位置まで自動的に回動する扉が、該扉が自動的に開くのに気付いていない当該扉付近にいる第3者や子供に当るといったトラブルが発生し、特に、上下複数の宅配ボックスの下側の宅配ボックスで宅配物を取り出している人が、不意に開いた上側の開いた扉に気づかず、頭を上げたときに扉が頭に当るというトラブルが発生する。
また、上記従来例にあっては、扉がダンパー装置の作用で緩やかに開くため、扉がふらふらといった感じで開くため安っぽいものとなり、更に、扉が全開するまでに時間がかかるという問題がある。
特開平8−260785号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、扉を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させることにより、複数の扉のうちどの扉が開錠されて開いたかが一目で確認でき、しかも、扉が開いたことに気付かない当該扉の付近にいる人に当るといったトラブルの発生を防止でき、そのうえ扉がふらふらと開く安っぽい感じがなく、そのうえ扉に重力方向の下がりが生じた場合でも、中途開位置での停止動作を確実に行なえるようにした扉の開閉機構を提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、本発明は、収納装置1を複数並べて構成した集合収納装置9における各収納装置1を、主体を構成する収納装置本体3と、収納装置本体3の開口部4の縁部に設けた係止部5を有する係止具6と、前記開口部4の縁部に枢支部7により回動自在に連結されて前記開口部4を遮蔽自在とした扉2と、扉2に設けられ扉2を閉じた時に前記係止部5に係止する被係止部8とを備えることで構成し、上記収納装置1に、係止部5と被係止部8との係止を解除した際に扉2を開かせようとする駆動部10を設けた扉の開閉機構であって、上記扉2の枢支部7に近い位置に、上記駆動部10から作用する力で扉2が開く時に扉2を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させるための規制手段11を設け、該規制手段11による扉2の停止を解除自在としてなることを特徴としている。
このような構成とすることで、扉2の自重や経年変化、外的要因等により、扉2に重力方向の下がりが生じた場合でも、規制手段11が設けられる枢支部7近くは下がり幅が小さいため、規制手段11による扉2の規制動作を確実に行なうことができる。これにより、複数の扉2のうちどの扉2が開錠されて開いたかが一目で確認でき、しかも、扉2が開いたことに気付かない当該扉2の付近にいる人に当るといったトラブルの発生を防止でき、そのうえ扉2がふらふらと開く安っぽい感じがないものとなる。
また、上記規制手段11は、一端が扉2側に枢着されたステー19と、収納装置本体3側に設けられて扉2の全開位置と全閉位置との間でステー19をスライド自在にガイドする複数のストッパーローラー27とを備え、上記ステー19には、上記扉2の中途開位置において上記ストッパーローラー27に当たって扉2の動きを停止させるためのステー凸部19aが突設され、ステー凸部19aによる停止状態で扉2に一定以上の開閉操作力がかかったときにステー凸部19aが上記ストッパーローラー27を通過して扉2の停止が解除されるように構成されているのが好ましく、この場合、ステー凸部19aを有するステー19とこれをガイドする複数のストッパーローラー27とを組み合わせた簡易な構造で規制手段11を構成できる。
また、上記複数のストッパーローラー27は垂直軸27a回りに回転自在とされると共に、各ストッパーローラー27の外周面27bに側方Xに開口したコ字状溝27bを設け、上記ステー19の側端部が側方Xからコ字状溝27内に嵌め込まれて上下方向の動きが規制されてなる構成とするのが好ましく、この場合、扉2の重力方向の下がりに伴うステー19の位置ずれをストッパーローラー27にて規制できる構造となり、これにより扉2の重力方向の下がりが生じた場合でも規制手段11によるストッパー機能が損なわれるのを確実に防止できる。
また、上記規制手段11により扉2が中途開位置に停止した状態で、扉2が閉方向に回動して戻るのを防止するための戻り防止手段50を設けるのが好ましく、この場合、戻り防止手段50によって扉2を中途開位置で支えて一定の開き距離が保たれるので、人が意思を持って閉方向に押圧しない限り、扉2が自然に閉方向に回動することを防止でき、これにより規制手段11で扉2を僅かに開いた位置で停止させた位置を保持でき、以降における扉2に手を掛けて開く操作が容易になる。
本発明は、扉に重力方向の下がりが生じた場合でも、規制手段が設けられる扉の枢支部近くは下がり幅が小さいため、規制手段自体が扉の下がりに伴う影響を受けにくいものとなり、結果、規制手段による扉の中途開位置での停止動作を確実に行なうことができるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本実施形態の収納装置1は縦方向、あるいは横方向、あるいは縦方向及び横方向に複数並べ配置されることで集合収納装置9を構成する。
収納装置1としては一例を挙げれば郵便入れがある。以下、収納装置1を郵便入れの例で説明する。
図7、図8は集合収納装置9の例で、本実施形態においては、収納ボックス40内を上下に仕切り43により複数に仕切って、一つの収納ボックス40に複数の収納装置本体3を形成した例であり、収納ボックス40の各収納装置本体3に対応する部位には郵便物投入口42が設け、また、各収納装置本体3の開口部4にそれぞれ扉2を取付け、また、各収納装置本体3にそれぞれ係止具6、電気錠14、保持部12を設けた錠機構ハウジング21が取付けて郵便入れとなる収納装置1を構成してある。つまり、本実施形態では一つの収納ボックス40に郵便入れである複数の収納装置1を形成した例であって、集合住宅のロビーなどに設置される。
上記収納ボックス40を縦方向、横方向に複数個並べて集合収納装置9を構成してあり、更に、この実施形態では縦方向に複数並べた収納ボックス40はそれぞれ宅配ボックス41の上に載設してある。
上記上下に並べた収納ボックス40のうち下部の収納ボックス40の複数の扉2のうちの一つには認証部15が設けてあり、集合住宅の各戸毎に与えられる半導体メモリを備える非接触ICカードからなる認証媒体、あるいは携帯電話機に内蔵した半導体メモリを用いた非接触ICカードと同様に用いることができる認証媒体を、認証部15に近づける又は接触させることで、認証媒体に登録された情報が、あらかじめ登録されている情報と規定の関係を満たすか否かの照合を行い、照合結果が合格であれば認証して該認証された該当する収納ボックス40の電気錠14の開錠を行うにように制御部(図示せず)により制御するようになっている。
上記のように1箇所に設けた認証部15で複数の収納装置1の電気錠14の中から近づけた認証媒体に対応する電気錠14を選んで認証を行うと、複数の電気錠14の中から該当する電気錠14が開錠され、該当する扉2が自動的に開いて中途開位置で後述する規制手段11により停止されて止まる。したがって、複数の収納装置1を並べた集合収納装置9において、複数ある扉2のうちどの扉2が開いたのかが一目で確認できることになる。一方、該当する扉2は中途開位置で規制手段11により停止させられるので、上記扉2が開くのに気付かない第3者が集合収納装置9の前にいたとしても、該扉2が不意に全開して上記第3者に当るというおそれがなく、特に、子供の場合、扉2の近くに頭が位置する場合があるが、本発明においてはこのような場合でも子供の頭部に扉2が当るという危険性がない。なお、本実施形態では収納ボックス40内を仕切り43で仕切って複数の収納装置本体3を形成した例を示したが、それぞれ別体の収納装置1を並べたものであってもよい。
上記収納装置1の主体を構成する収納装置本体3には開口部4が設けてあり、この開口部4には開閉自在な横開き式の扉2が取付けてある。扉2は一端部が収納装置本体3の開口部4の一側縁部に枢支部7により回動自在に連結してあり、この扉2の先端部2a側には被係止部8が設けてある。本実施形態では図5に示すように、扉2の裏面から突出する一対の突片29の先端間に被係止棒8aを架設することで被係止部8を構成してある。
収納装置本体3の開口部4の上記扉2を取付けている枢支部7から離れた他側縁部には、図5、図6に示すような錠機構ハウジング21が取付けてある。該錠機構ハウジング21内には係止具6が回動自在に取付けてあると共に電気錠14が取付けてある。
係止具6は、一端部にU字状部22が設けてあって該U字状部22が上記扉2に設けた被係止部8の被係止棒8aを嵌め込んで係止するための係止部5となっており、また、係止具6の中央部を回転軸13で錠機構ハウジング21に回動自在に軸支してあり、更に、係止具6の他端部に凹状をした第2係止部18が設けてある。
係止具6の一端部の係止部5を構成するU字状部22は、U字状の対向する側片部22a、22bのうち後方の側片部22aが扉2側の側片部22bよりも長くて先端側に突出しており、側片部22aの先端部の側片部22bの先端よりも突出した部分が当たり部23となっている。係止具6にはばね10aが取付けてあり、係止具6の先端部を収納装置本体3の開口部4よりも外方に突出させるように回動するばね力を付与してある。錠機構ハウジング21には回動防止部30が設けてあり、ばね10aにより係止具6の先端部6aを収納装置本体3の外に突出させると所定傾斜姿勢で係止具6が回動防止部30に当ってそれ以上回動することなく、所定傾斜姿勢(図6の姿勢)を保つようになっている。この係止具6の先端部6aが収納装置本体3の外に突出して回動防止部30に当っている所定傾斜姿勢において、上記側片部22aの先端部の当たり部23がちょうど扉2に設けた被係止棒8aと同じ高さ位置となるように設定してあり、扉2を閉じると被係止棒8aが側片部22aの先端部の当たり部23に当たって押すことで係止具6を回動して起立し、U字状部22の開口からU字状部22の溝奥側に向けて被係止棒8aがはめ込まれて係止されるようになっている。
電気錠14は電磁ソレノイドにより構成してあり、電磁ソレノイドのプランジャーの端部に先端に傾斜面を設けたロック棒14aが設けてある。先端にロック棒14aを設けたプランジャーは軸方向にばね(図示せず)により突出方向のばね力が付勢してあり、電磁ソレノイドに通電することで、ばねに抗して先端にロック棒14aを設けたプランジャーが後退するようになっており、通電が停止されるとばね力によりプランジャーが突出するようになっている。
そして、係止具6が収納装置本体3内に後退して起立姿勢(図5の姿勢)になると、ロック棒14aが先端の傾斜面にガイドされて第2係止部18に係止して収納装置本体3の開口部4を扉2で閉塞した状態で施錠されることになる。
一方、電気錠14を開錠してロック棒14aが後退して第2係止部18との係止が解除されると、ばね10aのばね力で係止具6が回動して係止具6の先端部6aが収納装置本体3の開口部4よりも外方に突出するようになっている(図6の状態)。
このように、ばね10aにより先端部6aが収納装置本体3の開口部4よりも外方に突出するように係止具6が回動すると、U字状部22が回動してU字状部22内に嵌め込まれて係止されていた被係止棒8aが回動する側片部22aにより外方向に押され、U字状部22の開口から外方に押出され、扉2が自動的に開くことになる。したがって、本実施形態においては、上記ばね10a、係止具6により、係止部5と被係止棒8aとの係止を解除した際に扉2を開かせようとする駆動部10を構成してある。
図9〜図11は扉2の開閉機構の他例を示している。本例では収納装置本体1の開口部の上記扉2を取付けている枢支部7と反対側の縁部に錠機構ハウジング21が取付けてある。錠機構ハウジング21内には係止具6とアーム部30と駆動機構31が取付けてある。係止具6は、図9に示すように、錠機構ハウジング21に回動自在に軸支して配設されており、係止具6に設けられた略U字形状の係止部5に扉2に設けられた被係止部8を嵌め込み、収納装置本体1に扉2を係止するようになっている。係止具6は、扉2を係止している時の状態(扉閉塞位置;図9の状態)から、扉2を開放している時の状態(扉開放位置;図11の状態)までの範囲で回動するようになっている。扉閉塞位置にある係止具6は、アーム部30によってその扉閉塞位置の状態を保持される。駆動機構31は、回転駆動装置61に通電することでウォーム部63を備える回転軸70が回転されると、ウォーム部63に噛み合うホイール部64が回転する。初期位置にある偏芯カム62はホイール部64の回転と共に回転して、従動部53のアーム部30下端に偏芯カム62が当接して、アーム部30を回動させる。このようにアーム部30が回動することで、アーム部30の上部に備わる係止片52と係止具6の係止部22との係止状態が解除され、図10→図11のように扉2が開く構成となっている。尚図9〜図11中の6は係止具、10は駆動部を構成するスプリングである。
次に本発明の規制手段11を説明する。
図1〜図3に示すように、扉2の枢支部7に近い位置に、扉2が開くときに中途開位置で停止させるための規制手段11が設けられている。ここでいう中途開位置とは、図2(a)に示すように、例えば、扉2の先端部2aが約100mm±30mm、本例では50mm程度の開き距離αにある位置である。かかる中途開位置では体が扉2にぶつからない位置であり隙間に指を入れて扉2を容易に開くことができる位置である。
本例の規制手段11は、図1(b)に示すように、一端が扉2の枢支部7に近い位置に枢着される長手形状のステー19と、扉2の枢支部7に近い収納装置本体3の開口部4の端縁側に取り付けられるストッパーステーユニット12とで構成されるものであり、後述のように規制手段11自体が扉2の重力方向の下がりに伴う影響を受けにくい構造となっている。
ステー19の一端部は扉2の枢支部7に近い上端縁に取り付けたステー取付金具20に枢着されている。ステー19の内側には、その長手方向に細長く延びたガイド溝24が形成されている。
ストッパーステーユニット12の両端側には、収納装置本体3側に固定されるネジ止め孔25がそれぞれ設けられると共に、中央部側に1本のガイドピン16が上方に突設されている。図4に示すように、ガイドピン16には、上記ステー19のガイド溝24がスライド自在に嵌め込まれている。さらにガイドピン16には左右一対の回転アーム26の各一端が、ステー19と干渉しない位置で回転自在に枢着されており、各回転アーム26はガイドピン16を中心軸にして水平方向に回転自在とされる。各回転アーム26の他端にはそれぞれ、ストッパーローラー27が垂直軸27a回りに回転自在に取り付けられている。ここで、各ストッパーローラー27の外周面27bには、図4(b)に示すように、側方Xに開口したコ字状溝27bが凹設されており、コ字状溝27bにはステー19の側端部が嵌まり込んで上下方向Yの動きを規制された状態でガイドされている。これによりステー19は扉2の重力方向の下がりに伴う影響を受けにくい構造となっている。
さらに上記各回転アーム26の他端間は引っ張りばね28を介して連結されおり、この引っ張りばね28により両ストッパーローラー27は互いに近接する方向に常にばね付勢されている。両ストッパーローラー27間には上記ステー19がスライド自在に挿入されており、扉2を開くとステー19は両ストッパーローラー27及びガイドピン16にガイドされて前方に引き出されて扉2を全開可能とし、扉2を閉じるとステー19は両ストッパーローラー27及びガイドピン16にガイドされて後方に押し込まれて扉2を全閉可能とする。
上記ステー19のストッパーローラー27と接触する両側面の途中には、図4(b)に示すように、ステー19の長手方向と直交する外方向に向けてステー凸部19aが突設されている。本例のステー凸部19aは滑らかな平面視山形状に形成されている。各ステー凸部19aは、上記扉2の中途開位置において両ストッパーローラー27にそれぞれ当たる位置に設けられており、ステー凸部19aが両ストッパーローラー27に当たることで扉2の開きが停止されるようになり(図2の状態)、且つこの状態から手で扉2を開く方向に少し強めに引っ張ると、ステー凸部19aは両ストッパーローラー27をそれぞれ押し広げるようにして通過する。つまり、ステー凸部19aからの押圧力が作用すると両ストッパーローラー17は引っ張りばね28のばね力に抗して互いに離反する方向に変位可能となるので、ステー19は両ストッパーローラー27を押し広げながら通過でき、これにより扉2の停止が解除されて、図3に示す全開位置まで開き操作ができるものである。
しかして、図1の状態から電気錠14が解錠されて駆動部10により扉2が自動的に開かれたとき、図2に示す開き距離α(例えば50mm)のときにステー凸部19aがストッパーローラー27に当たることで(図4の状態)、扉2が中途開位置で停止するので、複数の扉2のうちどの扉2が開錠されて開いたかが一目で確認でき、しかも、扉2が開いたことに気付かない当該扉2の付近にいる人に当るといったトラブルの発生を防止でき、そのうえ扉2の全開する時間を短くし、扉2がふらふらと開く安っぽい感じがないものとなる。
しかも上記規制手段11は扉2の枢支部7に近い位置に設けられているので、仮りに扉2に重力方向の下がりが生じている場合であっても、規制手段11が設けられる枢支部7近くは下がり幅が小さいため、規制手段11の高さ位置が大きくずれてしまうことがないものであり、この結果、規制手段11による扉2の規制動作を確実に行なうことができるものである。
また本例では、ステー19をガイドする複数のストッパーローラー27の外周面27bに側方Xに開口したコ字状溝27bを設け、ステー19の側端部を上下方向Yの動きが規制された状態でガイドする構造となっているので、これらステー19、ストッパーローラー27等で構成される規制手段11自体が扉2の重力方向の下がりに伴う影響を受けにくい構造となり、結果、規制手段11によるステー19のストッパー機能が損なわれるのをより確実に防止できるものである。
また本例ではステー凸部19aを滑らかな平面視山形状に突設させているので、ストッパーローラー27の押し広げ動作がスムーズとなり、ストッパーローラー27に過度の負担がかからず、ストッパーローラー27の磨耗防止が図られ、長年の使用に十分に耐える構造となる。
なお、図1〜図3の実施形態ではダンパーを扉2の枢支部7に近い収納装置本体3の開口部4の上端縁側に設けた例を示したが、下端縁側に設けてもよい。
さらに本例では、上記規制手段11に戻り防止手段50が設けられている。戻り防止手段50は、規制手段11により扉2を中途開位置で停止させた状態で、扉2が閉方向に回動して戻るのを防止するためものである。
本例の戻り防止手段50は、図4に示すように、規制手段11のストッパーステーユニット12の片側に設けられた筒状部17に、ばね材46により弾性付勢された押圧部47を収納してあり、扉2を閉じた際、扉2により押圧部47が押されてばね材46が収縮する。そして、係止部5と被係止部88との係止を解除して扉2が駆動部10により自動的に開き、規制手段11で扉2を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させた状態では、上記ばね材46の弾性力により押圧部47が前方に押し出されて扉2に弾接する。したがって、図2(b)に示すように規制手段11で扉2を中途開位置で停止させた状態では、押圧部47により扉2を中途開位置で支えて一定の開き距離が保たれるので、人が意思を持って閉方向に押圧しない限り、扉2が自然に閉方向に回動することを防止でき、これにより規制手段11で扉2を僅かに開いた位置で停止させた位置を保持でき、以降における扉2に手を掛けて開く操作が容易になる。
なお、ばね材46による押圧部47の弾性付勢は、規制手段11で扉2を中途開位置で停止させた状態まで付与され、扉2に手を掛けて全開方向に開いた場合は、押圧部47はそれ以上前方に突出しないように設定してある。
なお、図1〜図3の例では戻り防止手段50を収納装置本体3に取り付けたストッパーステーユニット12側に設けた例を示したが、戻り防止手段50を扉2側に設けて押圧部47が収納装置本体3側に弾接するようにしてもよい。
前記実施形態の扉2は、郵便入れの扉を例に挙げて説明したが、宅配ボックス41の扉も含むものである。宅配ボックス41の開口部は横方向に長尺であったり、大型のものであることが多く、そのため扉の自重、或いは使用中の振動や経年変化、さらに人為的荷重等により、扉が鉛直方向(重力方向)に下がりやすい。そこで、本発明の規制手段11を枢支部7近傍に配置する構造を採用することで、規制手段11の高さ位置のずれ防止により効果的となる。
本発明の一実施形態を示し、(a)は扉の全閉状態を示し、(b)は扉の枢支部近傍に配置される規制手段を示す斜視図である。 (a)は同上の扉の中途開位置を示し、(b)は上記規制手段により扉を中途開位置で停止させた状態を示す斜視図である。 (a)は同上の扉の全開状態を示し、(b)は上記規制手段のステーが伸びて扉が全開した状態を示す斜視図である。 (a)は同上の規制手段の斜視図、(b)は規制手段の回転アームを取り外した状態の斜視図である。 同上の扉の枢支部から離れた先端部側に設けられる開閉機構の説明図である。 図5の状態から扉が中途開位置まで開いた状態の説明図である。 同上の複数の収納装置を並べて構成した集合収納装置を示す斜視図である。 (a)は同上の集合収納装置の正面図であり、(b)は背面図である。 他の実施形態の開閉機構の説明図である。 図9の状態から扉が中途開位置まで開いた状態の説明図である。 図10の状態からさらに扉が開いた状態の説明図である。
符号の説明
1 収納装置
2 扉
3 収納装置本体
4 開口部
5 係止部
6 係止具
7 枢支部
8 被係止部
10 駆動部
11 規制手段
19 ステー
19a ステー凸部
27 ストッパーローラー
41 宅配ボックス
50 戻り防止手段

Claims (4)

  1. 収納装置を複数並べて構成した集合収納装置における各収納装置を、主体を構成する収納装置本体と、収納装置本体の開口部の縁部に設けた係止部を有する係止具と、前記開口部の縁部に枢支部により回動自在に連結されて前記開口部を遮蔽自在とした扉と、扉に設けられ扉を閉じた時に前記係止部に係止する被係止部とを備えることで構成し、上記収納装置に、係止部と被係止部との係止を解除した際に扉を開かせようとする駆動部を設けた扉の開閉機構であって、上記扉の枢支部に近い位置に、上記駆動部から作用する力で扉が開く時に扉を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させるための規制手段を設け、該規制手段による扉の停止を解除自在としてなることを特徴とする扉の開閉機構。
  2. 上記規制手段は、一端が扉に枢着されたステーと、収納装置本体側に設けられて扉の全開位置と全閉位置との間でステーをスライド自在にガイドする複数のストッパーローラーとを備え、上記ステーには、上記扉の中途開位置において上記各ストッパーローラーに当たって扉の動きを停止させるためのステー凸部が突設され、ステー凸部による停止状態で扉に一定以上の開閉操作力がかかったときにステー凸部が上記ストッパーローラーを通過して扉の停止が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の扉の開閉機構。
  3. 上記複数のストッパーローラーは垂直軸回りに回転自在とされると共に、各ストッパーローラーの外周面に側方に開口したコ字状溝を設け、上記ステーの側端部が側方からコ字状溝内に嵌め込まれて上下方向の動きが規制されてなることを特徴とする請求項2記載の扉の開閉機構。
  4. 上記規制手段により扉が中途開位置に停止した状態で、扉が閉方向に回動して戻るのを防止するための戻り防止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の扉の開閉機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59136871U (ja) * 1983-03-03 1984-09-12 いすゞ自動車株式会社 自動車用ドアチエツク装置
JPH07101493A (ja) * 1993-10-06 1995-04-18 Hokoku Kogyo Co Ltd 荷受け用ロッカー装置
JPH10184175A (ja) * 1996-12-20 1998-07-14 Union Corp 自動半開き蝶番

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