JP2010076723A - リザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲に設けられる部品からの磁気ノイズによるリミットスイッチへの影響を抑制する。
【解決手段】外部からの電磁ノイズを遮蔽してリミットスイッチ24に伝播させない第1および第2の防磁部材28,29がリミットスイッチ24の周囲近傍に設けられる。これ
らの第1および第2の防磁部材28,29により、リミットスイッチ24への電磁ノイズ
による影響が抑制される。したがって、電磁ノイズによるリミットスイッチ24の誤作動が防止され、警告灯の誤点灯が防止される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、油圧等の液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置に用いられ、作動液を貯留するリザーバタンクの技術分野およびこれを用いたブレーキ装置の技術分野に関するものである。
従来、自動車等の車両においては、液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置を採用した車両がある。これらの液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置には、液圧を発生させるマスタシリンダおよびこのマスタシリンダに供給する作動液を貯留するリザーバタンクが用いられている。
マスタシリンダが液圧必要時に液圧を発生するためには、リザーバタンク内に所定液量の作動液が貯留されている必要がある。このため、一般にリザーバタンクには液量検知センサが設けられており、リザーバタンク内の液量が所定液量より下回ると、この液量検知センサがこれを検知して液量表示装置に表示させるようになっている。この液量表示装置の表示により、リザーバタンク内に作動液が補給されてリザーバタンク内の液量が所定液量以上に確保される。
従来のリザーバタンクの液量検知センサとして、リザーバタンク内の作動液の液面の高さに応じて上下動するフロートにマグネットを設けるとともに、このマグネットによりリミットスイッチをオン・オフする液量検知センサが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1に記載の液量検知センサでは、リミットスイッチがノーマルクローズド型スイッチで構成されて、リザーバタンクの上面に取り付けられている。そして、リザーバタンク内の作動液の液面が高いときはフロートが上動して、マグネットがリミットスイッチに接近しその磁力でリミットスイッチをオフ(開)にする。これにより、警告灯は消灯する。また、リザーバタンク内の作動液の液面が消灯液面以下の低いときはフロートが下動して、マグネットがリミットスイッチから離間しその磁力がリミットスイッチに影響しなくなり、リミットスイッチは自力でオン(閉)となる。これにより、警告灯が点灯する。
一方、特許文献2に記載の液量検知センサでは、リミットスイッチがノーマルオープン型スイッチで構成されて、リザーバタンクの下面に取り付けられている。そして、リザーバタンク内の作動液の液面が高いときはフロートが上動して、マグネットがリミットスイッチから離間しその磁力がリミットスイッチに影響しなくなり、リミットスイッチは自力でオフとなる。これにより、警告灯は消灯する。また、リザーバタンク内の作動液の液面が消灯液面以下の低いときはフロートが下動して、マグネットがリミットスイッチに接近しその磁力でリミットスイッチをオンにする。これにより、警告灯が点灯する。
特表2006−519728号公報。 特開2004−74837号公報。
ところで、前述のようなリザーバタンクは、一般に自動車のエンジンルーム内に配設されることが多い。このエンジンルーム内は比較的狭く限られた空間であり、この空間内のリザーバタンクの周辺にエンジン、変速機やこれらの制御部品等の種々の部品が多々存在している。これらの部品には、磁気ノイズを発生する部品がある。これらの磁気ノイズに
より、リミットスイッチが誤作動してしまうおそれが考えられる。特に、エンジンルーム内が狭い空間であることから、磁気ノイズを発生する部品がリミットスイッチに接近して配設されていると、これらの磁気ノイズがリミットスイッチに及ぼす影響は大きくなる。
また、リザーバタンクは、エンジンルーム以外にキャビン内に配設される場合もある。この場合にも、キャビン内のリザーバタンクの周辺に電子機器等の磁気ノイズを発生する部品が存在することから、同様にこれらの磁気ノイズにより、リミットスイッチが誤作動してしまうおそれが考えられる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、周囲に設けられる部品からの磁気ノイズによるリミットスイッチへの影響を抑制することのできるリザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明のリザーバタンクは、貯留された作動液を検出する液量検出部を備え、前記液量検出部が、貯留された作動液の液面が所定液面以下のときオンするとともに前記液面が所定液面より高いときオフするリミットスイッチと、前記リミットスイッチをオン・オフするマグネットが設けられるとともに前記作動液の液面に応じて上下動するフロートとを有するリザーバタンクにおいて、外部からの磁気ノイズが前記リミットスイッチに伝播するのを防止する防磁部材が、前記リミットスイッチの近傍に配設されていることを特徴としている。
また、本発明のリザーバタンクは、前記防磁部材が防磁シートから構成されていることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、前記マグネットは当方性マグネットであることを特徴としている。
一方、本発明のブレーキ装置は、作動液を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内の作動液が供給されるとともに作動時にブレーキ圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダからの液圧で作動するブレーキシリンダとを少なくとも備え、前記リザーバタンクが前述の本発明のリザーバタンクのいずれか1つであることを特徴としている。
このように構成された本発明のリザーバタンクによれば、防磁部材で外部からの電磁ノイズを遮蔽してリミットスイッチに伝播させないようにしている。これにより、電磁ノイズによるリミットスイッチへの影響を抑制することができる。したがって、電磁ノイズによるリミットスイッチの誤作動を防止でき、警告灯の誤点灯を防止することができる。その場合、発生される電磁ノイズの大きさや電磁ノイズの伝播方向等の状況に応じて、種々の形状の防磁部材をリミットスイッチの周囲に配設することで、電磁ノイズによるリミットスイッチへの影響をより効果的に抑制することができる。
また、マグネットに等方性のマグネットを用いることで、リミットスイッチの中心とマグネットの中心とが偏心(オフセット)されて配置されても、マグネットの磁力をリミットスイッチに効果的に作用させることができる。したがって、マグネットによるリミットスイッチのオン・オフ作動をより確実に行うことができるとともに、マグネットとリミットスイッチとの配置上の設計自由度を高くすることができる。
一方、本発明のリザーバタンクを用いたブレーキ装置によれば、外部からの磁気ノイズによる液量検出部のリミットスイッチへの影響を防止できることから、リミットスイッチ
の周囲に磁気ノイズを発生する部品が配設されても、リザーバタンク内の作動液の液量を常時的確に検知できる。これにより、ブレーキ作動をより確実に行うことができる。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の一例を備えるブレーキ装置を、模式的に示す図である。
図1に示すように、この例の液圧ブレーキ装置1は、基本的には従来公知の一般的な2系統の液圧ブレーキ装置と同じである。すなわち、液圧ブレーキ装置1は、ブレーキペダル2、倍力装置3、タンデムマスタシリンダ4、リザーバタンク5、およびブレーキシリンダ6を備えている。
そして、運転者がブレーキペダル2を踏み込むと、倍力装置3が作動してペダル踏力を所定のサーボ比で倍力して出力する。この倍力装置3の出力でタンデムマスタシリンダ4のプライマリピストン4aが作動してプライマリ作動液室4bの作動液を一方の系統のブレーキシリンダ6に送給するとともに、セカンダリピストン4cが作動いてセカンダリ作動液室4dの作動液を他方の系統のブレーキシリンダ6に送給する。各ブレーキ系統のロスストロークが消滅すると、タンデムマスタシリンダ4が液圧を発生する。このタンデムマスタシリンダ4の液圧が各ブレーキシリンダ6に伝播され、各ブレーキシリンダ6がブレーキ力を発生して、各車輪7にブレーキがかけられる。
図2(a)は、この例のリザーバタンクを部分的に切り欠いて示す図、図2(b)は、この例のリザーバタンクの長手方向の縦断面図である。なお、以下の説明において、各部位の底の高さの高低は、リザーバタンクが車体に取り付けられかつ車両が水平にされた状態での高低をいう。
図2(a)および(b)に示すように、この例のブレーキ装置1に用いられているリザーバタンク5は、タンデムマスタシリンダ4へ送給する作動液を貯留しかつ上方に開口した容器状の下半体8と、この下半体8の上端開口部を閉塞する上半体9とを有している。上半体9には作動液注入口10が設けられており、この作動液注入口10はキャップ11(図1に図示)によって開閉されるようになっている。
この例の下半体8は、作動液供給部12と、作動液貯留室13と、これらの作動液供給部12および作動液貯留室13間に設けられた作動液通路14とを有している。下半体8の上面と上半体9の下面とが熱溶着されて、下半体8の上端開口部は閉塞されている。したがって、作動液は上半体9の作動液注入口10を通して作動液供給部12に供給されるようになる。
作動液貯留室13は、液量検出室15、プライマリ作動液貯留室16、セカンダリ作動液貯留室17を有している。そして、リザーバタンク5がタンデムマスタシリンダ4を介して車体に取り付けられた状態では、作動液注入口10、作動液供給部12、液量検出室15、セカンダリ作動液貯留室17、およびプライマリ作動液貯留室16は、車両前方(図2(b)において左方)から車両後方(図2(b)において右方)に向かってこれらの順に配設されている。
作動液供給部12は作動液通路14を介して液量検出室15とは常時連通されている。また、液量検出室15はセカンダリ作動液貯留室17と常時連通されている。更に、作動液供給部12は作動液通路14の他の経路を介してプライマリ作動液貯留室16に常時連通されている。プライマリ作動液貯留室16とセカンダリ作動液貯留室17は隔壁18に
よって仕切られているが、隔壁18の上端18aより上方では互い常時連通されている。プライマリ作動液貯留室16内の作動液はプライマリ作動液供給口16aを通してマスタシリンダ4のプライマリ作動液室4bに供給されるとともに、セカンダリ作動液貯留室17内の作動液はセカンダリ作動液供給口17aを通してマスタシリンダ4のセカンダリ作動液室4dに供給される。
液量検出室15に対応する位置には液量検出部19が設けられている。この液量検出部19は下半体8の前後方向(車両前後方向)のほぼ中心に設けられて、リザーバタンク5
内に貯留される作動液の液量を検出するものである。図3に拡大して示すように、液量検出部19は、円筒状隔壁20によって囲まれたフロート室21内に配設されかつ上端部にマグネット22を有するフロート23と、液量検出部19の上方部で上半体9の外側に設けられてマグネット22で作動されるリミットスイッチ24と、円柱状(丸棒状)のガイド25と、上部に横断面台形状のガイド面26aを有するガイド26とを備えている。
フロート室21は円筒状隔壁20に形成された比較的小径の連通孔20aにより円筒状隔壁20の外周側の液量検出室15と常時連通している。したがって、液面が連通孔20aより上方に位置するまで作動液がリザーバタンク5内に貯留されると、この作動液が連通孔20a(図2bに図示)を通してフロート室21内に浸入するようになっている。その場合、フロート室21内の作動液の液面の高さと液量検出室15内の作動液の液面の高さが常時同じになる。また、例えば車両の急制動や急旋回等により円筒状隔壁20の外部のリザーバタンク5内の作動液が急激に移動しても、連通孔20aの絞り作用により、フロート室21内の作動液の液面変動が抑制される。これにより、リミットスイッチ24の誤作動が防止される。
図4はこの例のフロートおよびマグネットを示し、(a)は、正面図、(b)は下面図、(c)は(a)におけるIVC−IVC線に沿う断面図である。
図4(a)ないし(c)に示すように、フロート23は、フロート本体23aと、このフロート本体23aの上端に上方に向かって突設された4本のマグネット支柱23bと、これらのマグネット支柱23bの上端に設けられた横断面台形状のマグネット支持部23cとを有している。これらのフロート本体23a、マグネット支柱23b、およびマグネット支持部23cは発泡樹脂により一体モールド成形される。
フロート本体23aの下面は截頭円錐台形状に形成されていて、中心側が下方に突出する突出部23a1を有している。この突出部23a1により、フロート23が最大に下動してフロート室21の底面に当接したとき、フロート23がフロート室21の底面に吸着されるのが防止される。これにより、フロート23の浮き上がり確実性(作動確実性)が向上されている。
4本のマグネット支柱23bの間にそれぞれ大きな開口が車両前後方向および車両左右方向のいずれの方向にも設けられる。したがって、マグネット支柱23bの作動液の車両前後方向の受圧面積が小さくなり、車両の傾動時や車両急加減速時にリザーバタンク5内の作動液が急激に前後方向あるいは左右方向に移動しても、移動する作動液によってマグネット支柱23bに加えられる力が抑制される。したがって、作動液の左右方向の急激な移動によるフロート23への影響が少なくなり、リミットスイッチ24の誤作動が防止される。なお、マグネット支柱23bの車両前後方向の幅は比較的小さく設定されているので、作動液の前後方向の急激な移動によるフロート23への影響も少なくなっている。
マグネット支持部23cにはマグネット22が固定支持されている。このマグネット22には等方性のマグネットが用いられている。もちろん、マグネット22に異方性のマグネットを用いることもできる。
上半体9の外面に角筒状のリミットスイッチ取付部27が上半体9と一体に設けられている。リミットスイッチ24はこのリミットスイッチ取付部27に、図2(a)の図面の手前からこの図面と直交する方向(車両左右方向)に(図3では左方から右方に)挿入されて取り付けられている。リミットスイッチ24は、自力で閉じるノーマルクローズド(常閉)スイッチとして構成されている。そして、図2(b)および図3に示すようにマグネット22の中心とリミットスイッチ24の中心とが、車両前後方向および車両左右方向のいずれの方向にも偏心(オフセット)して配置されている。
その場合、マグネット22に前述のように等方性のマグネットを用いることで、このようにリミットスイッチ24の中心とマグネット22の中心とが偏心(オフセット)されて配置されても、マグネット22の磁力をリミットスイッチ24に効果的に作用させることが可能となる。したがって、マグネット22によるリミットスイッチ24のオン・オフ作動がより確実に行われるとともに、マグネット22とリミットスイッチ24との配置上の設計自由度が高くなる。
そして、フロート室21内の作動液の液面の高さに応じて、図3に実線および二点鎖線で示すようにフロート23がフロート室21内を上下動することで、マグネット22も上下動する。作動液の液面の高さが予め規定された最小限のMIN位置より若干高い位置になるまで作動液がリザーバタンク5内に貯留されると、フロート室21内の作動液の液面も、このリザーバタンク5内の液面のと同じ位置となる。このため、フロート23もこの液面の高さに対応した高さ位置となる。このときのフロート室21内の液面がリミットスイッチ24のオン・オフ切換液面(つまり、警告灯の消灯液面)に設定されている。したがって、フロート室21内の液面がこの消灯液面より高いと、フロート23がマグネット22とともにこれに対応して上動し、マグネット22がリミットスイッチ24に接近してこのリミットスイッチ24をオフ(開)にする。すなわち、リザーバタンク5内の作動液の液面が消灯液面より高いときは、リミットスイッチ24がオフとなり、警告灯は点灯しない。
また、リザーバタンク5内の作動液が少なくなって、フロート室21内の作動液の液面が低くなると、フロート23がマグネット22とともにこれに対応して下動し、マグネット22がリミットスイッチ24から離間する。フロート室21内の作動液の液面の高さが消灯液面になるまでは、マグネット22が下動してもリミットスイッチ24はマグネット22の磁力によりオフ状態が維持される。そして、フロート室21内の作動液の液面の高さが消灯液面になると、マグネット22によるリミットスイッチ24のオフ状態維持が解除される。したがって、リミットスイッチ24が自力でオンして(閉じて)警告灯が点灯する。
円柱状(丸棒状)のガイド25は下半体8に、フロート室21内で円筒状隔壁20の中心に位置してフロート室21の底面から上方に向かってかつ下半体8と一体に突設されている。このガイド25にはフロート23のガイド孔23a2が貫通されている。したがっ
て、フロート23はガイド25および円筒状隔壁20の内周面にガイドされて上下動するようになっている。その場合、上端部にマグネット22が設けられたフロート23の重心位置が上方に位置しているが、このように重心位置が上方に位置しても、ガイド25および円筒状隔壁20の内周面(特にガイド25)によりフロート23およびマグネット22はそれらの自重でほとんど傾くことなく、スムーズに上下動するようになる。
図3に示すように、ガイド26の横断面台形状のガイド面26aは、その上辺の長さが下辺の長さより短くなるように設定されているとともに、ガイド26は上半体9と一体に成形されている。つまり、ガイド26はリザーバタンク5の上端内面(天井内面)から垂
下されている。互いに対向するガイド面26a間の中心がガイド25の中心軸と一致するように設定されている。
そして、図3に二点鎖線で示すように、フロート23が上昇してくると、マグネット支持部23cがガイド面26aにガイドされるようになる。これにより、マグネット22は、その中心が位置規制されてセンタリングされる。その場合、フロート23が上動すると、ガイド25によるフロート23のガイド量が少なくなりフロート23が不安定になりがちとなるが、このようにマグネット支持部23cがガイド26によりガイドされることで、フロート23が安定して上動するようになる。
図2(b)および図3に示すように、リザーバタンク5のリミットスイッチ取付部27の上面には、防磁シートからなる第1の防磁部材28が配設されている。また、リミットスイッチ取付部27内には、リミットスイッチ24の背面側(マグネット22側と反対側)に、防磁シートからなる第2の防磁部材29が配設されている。第1および第2防磁部材28,29は、例えば特殊ニッケル合金等で形成することができる。
図2(a)に示すように、リミットスイッチ24の周辺近傍に、例えば電磁波からなる磁気ノイズを発生するモータ(例えば、エンジンスタータモータ等)30が存在している場合、この磁気ノイズがこれらの第1および第2防磁部材28,29により遮蔽されて、
リミットスイッチ24には到達されないようにしている。これにより、リミットスイッチ24は電磁ノイズによる影響が抑制されて誤作動が防止される。なお、第1および第2防磁部材28,29は必ずしも2つ設ける必要はなく、発生される電磁ノイズの大きさや電
磁ノイズの伝播方向等の種々の状況に応じて、第1および第2防磁部材28,29のいず
れか一方を設けることもできる。また、第1および第2防磁部材28,29は防磁シート
に代えて、種々の状況に応じて例えば断面コ字状の防磁部材等の種々の形状の防磁部材を用いることもできる。
この例のリザーバタンク5によれば、外部からの電磁ノイズを遮蔽してリミットスイッチ24に伝播させない第1および第2の防磁部材28,29をリミットスイッチ24の周
囲近傍に設けているので、電磁ノイズによるリミットスイッチ24への影響を抑制することができる。したがって、電磁ノイズによるリミットスイッチ24の誤作動を防止でき、警告灯の誤点灯を防止することができる。その場合、発生される電磁ノイズの大きさや電磁ノイズの伝播方向等の状況に応じて、種々の形状の防磁部材をリミットスイッチ24の周囲に配設することで、電磁ノイズによるリミットスイッチ24への影響をより効果的に抑制することができる。
また、マグネット22に等方性のマグネットを用いることで、リミットスイッチ24の中心とマグネット22の中心とが偏心(オフセット)されて配置されても、マグネット22の磁力をリミットスイッチ24に効果的に作用させることができる。したがって、マグネット22によるリミットスイッチ24のオン・オフ作動をより確実に行うことができるとともに、マグネット22とリミットスイッチ24との配置上の設計自由度を高くすることができる。
一方、この例のリザーバタンク23を用いたブレーキ装置2によれば、外部からの磁気ノイズによる液量検出部19のリミットスイッチ24への影響を防止できることから、リミットスイッチ24の周囲に磁気ノイズを発生する部品が配設されても、リザーバタンク5内の作動液の液量を常時的確に検知できる。これにより、ブレーキ作動をより確実に行うことができる。
なお、本発明は、前述の例に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で、種々の設計変更が可能である。
本発明に係るリザーバタンクは、油圧等の液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置に用いられて、作動液を貯留するリザーバタンクに利用することができ、特に、周囲に電磁ノイズを発生する部品が配置されるリザーバタンクに好適に利用することができる。
また、本発明に係るブレーキ装置は、リザーバタンクに貯留された作動液を用いて車輪にブレーキをかけるブレーキ装置に好適に利用することができる。
本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の例を備えるブレーキ装置を、模式的に示す図である。 (a)は例のリザーバタンクを部分的に切り欠いて示す図、(b)は、この例のリザーバタンクの長手方向の縦断面図である。 図2(b)における液量検出部の部分拡大断面図である。 この例のフロートおよびマグネットを示し、(a)は、正面図、(b)は下面図、(c)は(a)におけるIVC−IVC線に沿う断面図である。
符号の説明
1…液圧ブレーキ装置、2…ブレーキペダル、3…倍力装置、4…タンデムマスタシリンダ、5…リザーバタンク、6…ブレーキシリンダ、8…下半体、9…上半体、10…作動液注入口、11…キャップ、12…作動液供給部、13…作動液貯留室、15…液量検出室、16…プライマリ作動液貯留室、17…セカンダリ作動液貯留室、18…隔壁、18a…上端、19…液量検出部、20…円筒状隔壁、20a…連通孔、21…フロート室、22…マグネット、23…フロート、23a…フロート本体、23a2…ガイド孔、23
b…マグネット支柱、23c…マグネット支持部、24…リミットスイッチ、25,26
…ガイド、26a…ガイド面、27…リミットスイッチ取付部、28…第1の防磁シート、29…第2の防磁シート、30…モータ

Claims (4)

  1. 貯留された作動液を検出する液量検出部を備え、
    前記液量検出部が、貯留された作動液の液面が所定液面以下のときオンするとともに前記液面が所定液面より高いときオフするリミットスイッチと、前記リミットスイッチをオン・オフするマグネットが設けられるとともに前記作動液の液面に応じて上下動するフロートとを有するリザーバタンクにおいて、
    外部からの磁気ノイズが前記リミットスイッチに伝播するのを防止する防磁部材が、前記リミットスイッチの近傍に配設されていることを特徴とするリザーバタンク。
  2. 前記防磁部材は防磁シートから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のリザーバタンク。
  3. 前記マグネットは当方性マグネットであることを特徴とする請求項1または2に記載のリザーバタンク。
  4. 作動液を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内の作動液が供給されるとともに作動時にブレーキ圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダからの液圧で作動するブレーキシリンダとを少なくとも備え、
    前記リザーバタンクが請求項1ないし3のいずれか1に記載のリザーバタンクであることを特徴とするブレーキ装置。
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