JP2010076699A - カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カーテン部材11は、Bピラートリム21近傍で車幅内方側に位置する内側部位50と、その前後位置で車幅外方側に位置する外側部位51,52とを備えている。具体的には、内側部位50がBピラートリム21の係合溝部41より車幅内方側に位置して、その前後の外側部位51,52が係合溝部41より車幅外方側で、且つインナパネル32に近接して位置するように設定している。
【選択図】図6
Description
このカーテンエアバッグ装置では、カーテン部材が確実に車室内に展開膨張するように、中間ピラートリム(ピラーガーニッシュ)の上部に、車室内方側への案内面を形成したジャンプ台(案内部)を設けて、カーテン部材の展開膨張時に、カーテン部材が中間ピラートリムの上端部に引っ掛からないように構成している。
しかし、このようにカーテン部材を、中間ピラートリムから車幅内方側に大きく離間して設置した場合には、中間ピラートリムの部分のみならず、前後位置のサイドウィンドの部分においても、車幅内方側に離間して設置する必要が生じ、カーテン部材を固定する車体側構造を大きく変更する必要が生じ、車体パネルの基準位置を大きく変更する必要が生じる。
上記構成によれば、平面視で中間ピラートリム近傍の第一部位のみが中間ピラートリム上部の係合部よりも車幅内方側に位置して、車体開口部近傍の第二部位が車幅外方側に位置することになる。
このため、第二部位については、従来構造の位置と同様の位置に設置されるため、車体側の構造を、大きく変更する必要がない。また、第一部位については、中間ピラートリム上部の係合部より車体内方側に位置するため、ジャンプ台等の構造を設けることなく、カーテン部材が中間ピラートリムに引っ掛かるのを防止できる。
なお、ここで「中間ピラートリム」とは、前後位置に開口部が形成される車体ピラーのピラートリムのことを意味し、例えば、ミニバンタイプの車両であれば、BピラートリムやCピラートリム等のピラートリムを意味する。
上記構成によれば、カーテン部材の第一部位と第二部位との間に、屈曲形状に折り曲げた折曲部位を設定したことで、カーテン部材にガスを供給した際には、この折曲部位にガスが滞りやすくなり、折曲部位にガスが集中しやすくなる。
このため、折曲部位が即座に膨張することになり、この折曲部位をきっかけとしてカーテン部材が積極的に下方に展開膨張することになる。
よって、中間ピラートリムとルーフトリムとの係合を、カーテン部材の折曲部位で積極的に解除することができ、この折曲部位からカーテン部材を車室内に展開膨張させることができる。
上記構成によれば、第二部位の折曲部周辺の部位よりも先に折曲部位にガスを供給するガス供給促進部を有するため、カーテン部材の展開膨張時には、第一部位と折曲部位との間に、積極的にガスが供給されることになる。
よって、第一部位と折曲部位が早期に車室内に展開膨張することになり、第一部位を中間ピラートリムに一層引っ掛かりにくくすることができる。
上記構成によれば、第一部位の折曲部周辺の部位よりも先に折曲部位にガスを供給するガス供給促進部を有するため、カーテン部材の展開膨張時には、第二部位と折曲部位との間にガスが積極的に供給されることになる。
よって、第二部位と折曲部位が早期に車室内に展開膨張することになり、乗員の保護要求の高い車体開口部側(第二部位)を、早期に展開膨張させつつも、第一部位を引き摺り出すようにして、展開膨張させることができる。
上記構成によれば、カーテン部材の第一部位と、中間ピラートリムの係合部と、の間の車幅方向空間に、カーテン部材の車幅方向外側への移動を規制する規制部材を設けたことにより、展開膨張時におけるカーテン部材の車幅方向外側への移動を防止することができる。
よって、展開膨張時のカーテン部材の膨張圧を下方側(ルーフトリム側)に集中させることができ、カーテン部材の車室内への展開膨張性を向上することができる。
上記構成によれば、ルーフトリムを前後方向正面視で、略水平状態となるように設置することで、ルーフトリムに対して作用する側突時におけるピラートリムの上方移動挙動が係合部の係合関係を深める方向(上下方向)に作用し難くなる。
よって、側突時であっても、ルーフトリムとピラートリムの係合関係が外れ易くなり、カーテン部材の車室内への展開膨張性をさらに向上することができる。
よって、カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造において、ルーフトリム内にサイドウィンドを覆うカーテン部材を収納するものであって、中間ピラートリムの上部の形状変更等を行なうことなく、また、車体構造も大きく変更することなく、カーテン部材を、中間ピラートリムに引っ掛からないように構成して、確実に車室内に展開膨張させることができる。
図1は本発明を採用した実施形態の内装構造の概略側面図、図2は車体右側後部を車室内方側から見た側面図、図3は図2のA−A線矢視断面図、図4は図2のB−B線矢視断面図、図5は図4の矢印C方向からの矢視図、図6は図4の矢印D方向からの矢視図、図7は図2のE−E線矢視断面図、図8は図7の矢印F方向からの矢視図である。
このカーテン部材11は、周知のように、袋状の布製のエアバッグ体で構成しており、膨張部と非膨張部とを備えており、このうち膨張部にガスを供給することで、車室内にカーテン状に大きく展開膨張するように構成している(図1に破線で展開状態を示す)。
図3に示すように、Bピラートリム21に覆われる第二ピラー7は、断面略ハット形状のピラーアウタ31と、平板状のピラーインナ32とを、前後2つの接合フランジ33,34で接合して、上下方向に延びる閉断面Rを形成することで構成している。
なお、図示はしないが、この他にも、Bピラートリム21の下部等には、第二ピラー7に係止する係合フックを設けており、複数の係合フックでBピラートリム21を第二ピラー7に装着するようにしている。
規制壁部44の上下方向中央位置には、車幅外方側に延びる、矩形平板状の突出リブ45を設けている。この突出リブ45は、規制壁部44がカーテン部材11から膨張圧を受けた場合に、第二ピラー7との間で突っ張り板のように位置して、規制壁部44が車幅外方側に変位しないように設定することで、カーテン部材11が車幅外方側に変位するのを防止している。
この内側折曲部55と外側折曲部56を大きく折り曲げることで、ガスを供給した場合には、この内側折曲部55と外側折曲部56に、ガスが滞り易くなり、膨張圧を集中させることができる。また、図示しないが、内側折曲部55又は外側折曲部56に、上下方向に延びる縫合ラインを一致するように設けてもよい。この場合も、ガスが滞り易くなり、この部分での膨張圧を高めることができる。
このように、ルーフレールレインフォースメント63を設けることで、カーテン部材11を固定する車体側(7,10)の剛性を高めている。
図2に示すように、第三ピラー8とCピラートリム22は、第二ピラー7よりも車両後方側に位置している。そして、図7及び図8に示すように、第三ピラー8とCピラートリム22は、第二ピラー7とBピラートリム21とほぼ同様に、車幅外方側に位置するピラーアウタ61と、車幅内方側に位置するピラーインナ62を接合することで第三ピラー8を構成して、さらに、その車幅内方側に、断面略U字状の合成樹脂製のCピラートリム22を装着することで構成している。
また、規制壁部74にも、車幅外方側に延びる突出リブ75を設けており、規制壁部74がカーテン部材11から膨張圧を受けた場合には、突出リブ75が突っ張り板のように位置して、規制壁部74が車幅外方側に変位しないようにしている。
なお、この内側折曲部85と外側折曲部86の所定の角度β1,γ1も、これ以上に大きく(両者のなす角度が鋭角に)折り曲げるように構成してもよい(一点鎖線で示す)。
まず、車体側方から側突荷重が作用すると、図示しない衝撃センサが衝撃を検出して、同じく図示しないCPUがエアバッグ装置の作動信号を出力する。この作動信号を受けて、インフレータ13がガスを発生して、カーテン部材11にガスを供給する。
これにより、図4に示すように、この内側折曲部55,55がきっかけとなり、ルーフトリム40を下方に変形させて、Bピラートリム21の係合溝部41とルーフトリム40との係合状態を解除することができる。
この挙動に対して、仮に、ルーフトリム40が略上下方向に延びる位置関係にある場合には、係合溝部41とルーフトリム40との係合関係が深まることになり、この係合を解除するのが困難になる。
この実施形態では、カーテン部材11が、収納状態で、Bピラートリム21近傍及びCピラートリム22近傍を車両前後方向に延設する内側部位50,80と、フロントドア開口2近傍、リアドア開口3近傍、及びクォーターウィンド開口4近傍を車両前後方向に延設する外側部位51,52,81,82とを備え、このうち、内側部位50,80を、平面視で外側部位51,52,81,82より車幅内方側で、且つ各ピラートリム21,22の係合溝部41,71よりも、さらに車幅内方側に設置している。
これにより、平面視で内側部位50,80のみが、各ピラートリム21,22の係合溝部41,71よりも車幅内方側に位置して、各開口近傍等の外側部位51,52,81,82が、車幅外方側に位置することになる。
このため、外側部位51,52,81,82については、従来構造の位置と同様の位置に設置されるため、車体側の構造に変更する必要がない。また、内側部位50,80については、Bピラートリム21及びCピラートリム22の係合溝部41,71より、車幅内方側に位置するため、ジャンプ台等の構造を設けることなく、カーテン部材11が展開膨張時にBピラートリム21等に引っ掛かるのを防止できる。
よって、カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造において、ルーフトリム40内に車体側方の開口2,3,4を覆うカーテン部材11を収納するものであって、Bピラートリム21及びCピラートリム22の上部の形状変更等を行なうことなく、また、車体構造も大きく変更することなく、カーテン部材11を、Bピラートリム21及びCピラートリム22に引っ掛からないように構成して、車室内に確実に展開膨張させることができる。
これにより、カーテン部材11にインフレータ13からガスgを供給した際には、この折曲部位53,54,83,84にガスgが滞りやすくなり、折曲部位53,54,83,84にガスgが集中しやすくなる。
このため、折曲部位53,54,83,84が即座に膨張することになり、この折曲部位53,54,83,84をきっかけとしてカーテン部材11が積極的に下方に展開膨張することになる。
よって、各ピラートリム21,22とルーフトリム40との係合関係を、カーテン部材11の折曲部位53,54,83,84で積極的に解除することができ、この折曲部位53,54,83,84からカーテン部材11を車室内に展開膨張させることができる。
これにより、Bピラートリム21近傍では、外側部位51,52の外側折曲部56,56よりも先に、内側部位50の内側折曲部55,55に対して、積極的にガスgが供給されることになる。
よって、内側部位50の内側折曲部55,55が早期に車室内に展開膨張することになり、内側部位50を、Bピラートリム21に一層引っ掛かりにくくすることができる。
これにより、Cピラートリム22近傍では、内側部位80の内側折曲部85よりも先に、外側部位81の外側折曲部86に対して、積極的にガスが供給されることになる。
よって、外側部位81の外側折曲部86が早期に車室内に展開膨張することになり、乗員の保護要求の高いリアドア開口3側を早期に展開膨張させつつも、内側部位80を引き摺り出すようにして、展開膨張させることができる。
これにより、規制壁部44,74によって、展開膨張時における、カーテン部材11の車幅外方側への移動を防止することができる。
よって、展開膨張時のカーテン部材11の膨張圧を下方側(ルーフトリム40側)に集中させることができ、カーテン部材11の車室内への展開膨張性を向上することができる。
なお、この実施形態では、規制壁部44,47を、各ピラートリムに一体的に設けているが、規制部材を別体に設けて、車体側に固定するようにしてもよい。
これにより、ルーフトリム40を前後方向正面視で、略水平状態となるように設置することで、ルーフトリム40に対して作用する側突時におけるBピラートリム21の上方移動挙動が、係合溝部41の係合関係を深める方向(略上下方向)に作用し難くなる。
よって、側突時であっても、ルーフトリム40とBピラートリム21の係合関係が外れ易くなり、カーテン部材11の車室内への展開膨張性をさらに向上することができる。
この発明の中間車体ピラーは、実施形態の第二ピラー7及び第三ピラー8に対応して、
以下、同様に、
車体開口部は、フロントドア開口2,リアドア開口3,クォーターウィンド開口4に対応し、
第一部位は、内側部位50,内側部位80に対応し、
第二部位は、外側部位51,52,外側部位81,82に対応し、
係合部は、係合溝部41,係合溝部71に対応し、
ガス供給促進部は、分配管13bに対応し、
規制部材が、規制壁部44、規制壁部74に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆるカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造に適用する実施形態を含むものである。
以上の実施形態では、車両をミニバンパイプの前後三列シートの車両で説明したが、そのほか、前後二列シートの車両で同様の構造を採用してもよい。
2…フロントドア開口
3…リアドア開口
4…クォーターウィンド開口
7…第二ピラー
8…第三ピラー
10…ルーフサイドレール部
11…カーテン部材
21…Bピラートリム
22…Cピラートリム
50…内側部位
51,52…外側部位
80…内側部位
81,82…外側部位
Claims (6)
- ルーフパネル下方で車室内の天井部を形成するルーフトリムと、
合成樹脂によって成形されて車体前後方向中間に位置する中間車体ピラーを車室内方側から覆い上下方向に延びて上部で前記ルーフトリムと係合する中間ピラートリムと、
前記中間車体ピラーの前後位置に形成されて、上縁がルーフトリムの外端部近傍に位置する車体開口部と、
車体とルーフトリムとの間に配置されて、前記車体開口部の上縁近傍に沿うように車体に固定されて、カーテン状でガスが供給可能な膨張部が形成されており、収納状態から所定条件で膨張部にガスが供給されることで、前記ルーフトリムを変形させて車室内に移動し、前記車体開口部を覆うように展開するカーテン部材を有するカーテンエアバッグ手段とを備え、
前記カーテン部材は、収納状態で、前記中間ピラートリム近傍を前後方向に延設する第一部位と、前記車体開口部近傍を前後方向に延設する第二部位とを備え、
前記第一部位は、平面視で第二部位より車幅内方側で、且つ中間ピラートリム上部の係合部よりもさらに車幅内方側に設置した
カーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。 - 前記カーテン部材は、前記中間ピラートリムの前後位置の少なくとも一方における第一部位と第二部位との間に、屈曲形状に折り曲げた折曲部位を設定した
請求項1記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。 - 前記カーテン部材は、展開時に供給されるガスの一部が、前記第二部位の折曲部周辺の部位よりも先に折曲部位に供給されるガス供給促進部を有する
請求項2記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。 - 前記カーテン部材は、展開時に供給されるガスの一部が、前記第一部位の折曲部周辺の部位よりも先に折曲部位に供給されるガス供給促進部を有する
請求項2記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。 - 前記カーテン部材の第一部位より車幅方向外側で且つ中間ピラートリムの係合部より車幅方向内側の空間に、
展開膨張時のカーテン部材が車幅方向外方側に移動するのを規制する規制部材を設けた
請求項1記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。 - 前記第一部位の下方に位置するルーフトリムを、前後方向正面視で略水平状態となるように設置した
請求項1記載のカーテンエアバッグを備えた車両の内装構造。
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| JP2008126935A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Mazda Motor Corp | カーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造 |
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