JP2010075539A - 輸液漏れを監視する検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡単な構成で正確な輸液漏れ検出が可能輸液漏れを監視する装置の提供。
【解決手段】 注射針と輸液容器間の軟質チューブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極のうち輸液容器側に配置した電極と、注射針留置場所より一定距離以上はなれた留置静脈走行上の体表に設けた2つの電極のうち該注射針留置場所より遠い位置に位置する方の電極との間に交流定電流を印加し、注射針と輸液容器間の軟質チューブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極のうち、注射針側に配置した方の電極と、注射針留置場所より離れた留置静脈上の体表に設けた2つの電極のうち、注射針留置場所に近い方の電極との電位差を測定することで、注射針の外れを検出し、輸液漏れを監視する装置で、留置針を血管に穿刺する作業中の電極間電位差または電位差と定電流値により計算したインピーダンス値の変化を1定の周期で時系列的に記憶することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 注射針と輸液容器間の軟質チューブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極のうち輸液容器側に配置した電極と、注射針留置場所より一定距離以上はなれた留置静脈走行上の体表に設けた2つの電極のうち該注射針留置場所より遠い位置に位置する方の電極との間に交流定電流を印加し、注射針と輸液容器間の軟質チューブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極のうち、注射針側に配置した方の電極と、注射針留置場所より離れた留置静脈上の体表に設けた2つの電極のうち、注射針留置場所に近い方の電極との電位差を測定することで、注射針の外れを検出し、輸液漏れを監視する装置で、留置針を血管に穿刺する作業中の電極間電位差または電位差と定電流値により計算したインピーダンス値の変化を1定の周期で時系列的に記憶することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
輸液バッグ内の薬剤(輸液剤)を静脈から輸液する場合に、穿刺した後、静脈に留置された針またはカテーテルが、体動等により、静脈から外れ、血管外の筋肉等の組織に輸液剤が注入されていることを検出する輸液漏れを監視する検出装置に関する。
下痢、嘔吐などによる脱水症状、また、事故、手術などで急な多量の出血よる循環血液量の不足、食事が取れなく、経鼻胃管、経胃瘻等による投与もできない場合の脱水症の回避、電解質の不足、カロリーの不足を継続的に補うために点滴による輸液が行われている。また、各種ビタミン、抗生物質、強心剤、抗不整脈剤、抗がん剤など薬剤も併せて投与されていて、現在では、必須の治療手段となっている。
点滴による輸液において、血管に穿刺された注射針またはカテーテルが血管外に外れ、筋肉組織等に輸液剤が注入させると、正常な薬液効果が得られないばかりか、注入部位が膨張し痛みを発生させる場合がある。また、抗癌剤などの輸液剤の種類によっては、筋肉組織に炎症等の障害が発生する場合があり、重篤な場合には組織の壊死を起こす場合がある。輸液漏れの監視は重要な看護業務になっている。
装置で輸液漏れを検出する方法には、輸液する輸液剤の圧力を検出し、血管よりの注射針またはカテーテルのはずれによる注入抵抗の増加を検出する方法、輸液が筋肉組織に注入されることによる四肢の径の膨張を4電極法を用いインピーダンスの変化にて検出する方法、漏れ部位の水分の増加を超短波の吸収により検出する方法、輸液の筋注による皮下の温度変化を検出する方法がある。
しかしながら、既存の方法には欠点がそれぞれある。抗がん剤等の毒性の強い輸液剤はわずかな漏れにてダメージを受けるが、輸液ライン内の圧力変化のわずかな漏れの検出は病による輸液ライン内の圧力の上昇が非常に小さく、輸液ポンプ使用の場合には送液の脈動及び脈動する静脈圧(約30mmHg)があり検出が難しく、かなり大きな時間流量で輸液していないと検出が困難である。また、使用する輸液ラインに入れる接液タイプの圧力センサーは高価であるという問題点がある。
四肢において長手方向に電極を設置した4電極法を用いた輸液漏れ検出方法は、四肢の長手方向円柱状の全体の組織インピーダンス変化の検出を行っている。4電極法は電極の接触インピーダンスを無視できる方法ではあるが、皮膚と電極間の接触抵抗がある程度以上に大きくなると、この電流源を駆動する電源電圧の制限を受ける問題点がある。また、電極と皮膚四肢の太さ変化するようなかなりの量の輸液の注入がないと検出できなく、わずかな量の漏れ検出はできないという問題点がある。また、超短波による輸液漏れの検出に用いる超短波の皮下組織から反射の変化の計測は、送信、受信アンテナを皮膚上に配置しなければならず、アンテナと生体とのインピーダンスマッチングおよび送受信間の漏れに対応した高周波の絶縁など技術的なハードルが高い。これらは検出信号の大きさ、S/N比に影響を与え、その結果、輸液漏れ検出に用いるわずかな反射波の変化の検出を困難なものにしている。その結果、精密な輸液漏れの検出ができない問題点がある。皮下の筋注による皮下温度の減少の検出は輸液の温度と体温との差が大きければよいが、夏場体温との差が小さくなると検出感度が悪化する問題点がある。
これらの問題点の内、装置の普及の最大の障害になるコストについての比較を行う。
装置を実現するためのコストについて、上述の輸液ラインの内圧の検出方法、超短波の反射を検出する方法、体表面温度を検出する方法、インピーダンスを検出する方法を比較した場合、超短波の反射を用いる方法は、高周波の送信、受信部が複雑であり最も高価である。輸液ライン内の圧力を検出する方法は非常に微弱な圧力を、輸液と接液して検出可能な圧力センサーが必要であり2番目に高価な方法である。インピーダンスを検出する方法と体表温度を検出する方法は比較的コストが低く抑えられる方法である。
装置を実現するためのコストについて、上述の輸液ラインの内圧の検出方法、超短波の反射を検出する方法、体表面温度を検出する方法、インピーダンスを検出する方法を比較した場合、超短波の反射を用いる方法は、高周波の送信、受信部が複雑であり最も高価である。輸液ライン内の圧力を検出する方法は非常に微弱な圧力を、輸液と接液して検出可能な圧力センサーが必要であり2番目に高価な方法である。インピーダンスを検出する方法と体表温度を検出する方法は比較的コストが低く抑えられる方法である。
次に、コスト的に安いインピーダンスを検出する方法と温度検出方法の比較を行う。温度検出方法は、生体の温度を一定に保つように制御する機能が逸脱するほどの輸液漏れが生じないと検出できないことより、血管から注射針が外れてから筋肉内にかなりの量の輸液注入がなされないと検出できず、インピーダンスを検出する方法より感度が悪い方法である。一方、インピーダンスにて検出する方法は通常、4電極法を用いて、不安定な電極と生体体表面との接触抵抗を無視して測定可能な方法であるが、接触抵抗が大きくなると定電流機能を駆動する電源電圧をそれに併せて大きくする必要があり、定電流機能を駆動するには大きな電圧の電源が必要になる。
また、生体の電気的安全性を確保する上で電池駆動は必須条件であり、かつ、普及の重要ポイントになる軽量、小型の条件を満たす上では、駆動電池の直列接続の本数ができるだけ少ないことが要求されるという問題点がある。上述した問題点を解決し、簡単で廉価で感度の高い輸液漏れ検出装置を実現するため、輸液セットにおいて、該注射針と輸液容器間の軟質チュ−ブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極のうちの輸液容器側に配置した電極と、該注射針またはカテーテル留置場所より一定距離以上離れた留置静脈上の体表に設けた2つの生体電極のうち該注射針またはカテーテル留置場所より遠くに位置する電極間に交流定電流を印加し、該注射針と輸液剤間の導入チューブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極のうち該注射針または該カテーテル側に配置した電極と、該注射針またはカテーテル留置場所より離れた留置静脈上の体表に設けた2つの電極のうち、該注射針またはカテーテル留置場所に近い側の電極との電位差を測定することにより、該注射針または該カテーテルが穿刺した血管からはずれて、血管外組織に該輸液剤が注入されていることを検出する新たな方法が提案されている(特許文献1:特開2000−140092号公報)。
特開2000−140092号公報
上述の提案では、輸液漏れを検出するために、注射針またはカテーテルの血管からの外れを、輸液セットと生体とのインピーダンスの変化で検出しているが、血管の走行、血管、を含めた生体組織のインピーダンスの個体差、体表の装着電極については皮膚の状態、発汗、環境湿度、電極のつけ方、体表面の凹凸などバラツキが大きいため、注射針、カテーテルが血管に正しく穿刺されていて、輸液漏れのない状態でのインピーダンスを基準値として注射針、または、カテーテルの血管外れに伴うインピーダンスの変化分をプラスした閾値にて輸液漏れ状態の検出を行うが、輸液漏れに伴うインピーダンス変化は一定ではない。そこで、通常、統計的に求めた平均的数値を上乗せ値として用いる。しかし、上述の理由から生ずる個々の誤差、バラツキへの対応に限界があり、結果、感度の悪化または誤報が多くなるという課題がある。
上述の課題を解決するため、本発明は、四肢の体表面から静脈血管に、輸液容器に接続した軟質チューブにつけた注射針を留置して、輸液剤を投与する輸液セットにおいて、該注射針と輸液容器間の軟質チューブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極有し、該2つの金属パイプ電極の内、輸液容器側に配置した電極を電流電極+とし、該注射針留置場所側に配置した電極を電圧電極+とし、また、該注射針より離れた四肢の留置静脈上の体表に設けた隣接する2つの皮膚接触電極を有し、該注射針留置場所より遠い位置に位置する方の皮膚接触電極を電流電極−とし、もう一方の皮膚接触電極を電圧電極−とし、該電流電極+と 該電流電極−間に電極間に交流定電流を印加し、該電圧電極+と該電圧電極−間の電位差または、該電位差と印加した電流より計算されるインピーダンスを測定することにより、血管からの注射針の外れを検出し、輸液漏れを判定する装置において、プライミングを終了し、留置針を血管に穿刺するときの該電位差、または、印加した定電流値を用いて計算したインピーダンスの変化を一定周期で時系列的に記憶することを特徴とし、かつ、該留置針を血管に穿刺する作業中に一定の周期で記録した該電位差または該インピーダンス値の変化の内、該注射針が 穿刺時に体表より入り血管内に入る前までの第1の略プラトー変化の電位差、または、印加した定電流値を用いて計算したインピーダンス値と、その後該注射針が該血管内の血液に接した状態で現れる第2の略プラトー変化の電位差または該計算したインピーダンス値との差を、注射針が血管から外れたことを判断する閾値にすることを特徴とする。また、本発明は、体表面から静脈血管に、輸液容器に接続した軟質チューブにつけたカテーテルを四肢の血管に留置して、輸液剤を投与する輸液セットにて、該カテーテルと輸液容器間の軟質チュ−ブ間に配置した金属パイプからなる2つの電極を有し、うち、輸液容器側に配置した電極を電流電極+、該カテーテル側に配置した電極を電圧電極+とし、また、該カテーテル留置場所より一定距離以上はなれた該留置静脈走行上の体表周囲に設けた隣接する2つの皮膚接触電極を有し、うち、該カテーテル側に配置した電極を電圧電極−、もう一方の電極を電流電極−とし、また、該電流電極+と 該電圧電極+に接続する取り外し可能の交流定電流の印加端子+と、電圧を検出する電圧検出端子+、および、該皮膚接触する電流電極−と該皮膚接触する電圧端子−に接続する交流定電流の印加端子−と、電圧を検出する電圧検出端子−を有し、該電流電極+と該皮膚接触の電流電極−間に交流定電流印加し、該電圧電極+と 該電圧電極−間の電位差を測定し、測定した該電位差、または、該電位差と印加した定電流値により計算したインピーダンスの変化により、カテーテルが血管よりはずれ、輸液漏れが発生したことを検出する輸液漏れ検出装置において、該カテーテルの穿刺用金属針を血管(静脈)に穿刺するときに、該カテーテルの穿刺用金属針に該交流定電流印加端子+と該電圧検出端子を接続し、該電流電極−に該交流定電流印加端子−を接続し、該電圧電極−に該電圧検出端子−を接続し、該カテーテルの穿刺用金属針を血管に穿刺する作業中の該電極の電位差または該電位差と定電流値により計算したインピーダンス値の変化を1定の周期で時系列的に記憶することを特徴とする。また、該カテーテルの穿刺用金属針を血管に穿刺する作業中に一定の周期で記録した該電位差または該電位差と定電流値により計算したインピーダンス値の変化の内、該カテーテルの穿刺用金属針が穿刺時に体表より入り血管内に入るまでの第1の略プラトー変化の電位差または計算したインピーダンス値と、その後現れる第2の略プラトー変化の電位差または計算したインピーダンス値との差を、カテーテルが血管から外れたことを判断する閾値に利用するか、閾値設定に用いることを特徴とする。
本発明によれば、金属製注射針及び/または樹脂製カテーテルを皮膚表面から穿刺し、血管に挿入されるまでの、インピーダンスの変化を連続に測定することにより、生体組織に穿刺されているが血管に挿入されてない状態でのインピーダンスの測定ができるので、血管挿入状態とそうでないときのインピーダンスの差が測定可能となる。使用環境条件、特に湿度による影響、生体インピーダンスの個体差、電極装着状態のばらつきを含めた測定に影響する要因を排除し、注射針またはカテーテルの血管からのはずれを検出する閾値の設定が行なえるので、比較的簡単な構成で、正確な、輸液漏れ検出が可能となる。
本発明の実施例である輸液漏れ検出装置について以下に説明するが、実施例に限られるものでなく、シリンジポンプや輸液ポンプに実装して用いてもよい。図1は輸液漏れ監視装置の構造を示すブロック図である。1は輸液剤および輸液容器、2は輸液セットにて軟質チューブ26とクレンメ24と点滴筒25と注射針(翼状針またはカテーテル)7よりなり、軟質チューブ26に、本発明のステンレスパイプよりなる(+)電流電極3と(+)電圧電極4が挿入されている。それぞれの電極は導電が確保できるクリップ5および6で本体と接続されている。
翼状針またはカテーテル7は右前腕部27の静脈23に留置されている。また、右前腕部27の翼状針またはカテーテル7の留置部位より心臓側に、例えば導電性の繊維よりなる(−)電圧電極8と(−)電流電極9がサージカルテープまたは包帯にて前腕部27に固定されている。それぞれの電極は取り外し可能な鋲金具で本体に接続されている。17は、マイクロコンピュータなどのCPUと、CPUにより実行される装置全体の制御プログラムや各種データを記憶するROMとワークエリアとして測定データや各種データを一時的に記憶するRAMなどを備える制御部で、10は制御部17により高入力インピーダンス増幅器15の入力の切り替えを制御できるアナログSWである。11は定電流源12の接続をCPU17により切り替えできるアナログSWである。15は電極と皮膚との接触抵抗がある値まで無視できる高い入力インピーダンスを有する増幅器で電圧電極4,8の電圧の増幅に用いる。16は高入力インピーダンス増幅器15のアナログ出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。制御部17はまた、内部に注射針またはカテーテル穿刺時のインピーダンスを記憶するメモリを有する。12は電流電極3,9に一定電流を供給するための交流定電流源である。13は輸液漏れを検出した場合および生体電極8および9と生体との接触抵抗が規定値以上になったら警報音を発するブザーである。
18は輸液漏れを検出した場合にはその旨を、また、生体(−)電圧電極8および生体(−)電流電極9と生体との接触抵抗が規定値以上になったら、その旨を表示するLCD表示器である。28は電源SWである。21は装置の測定を開始するSWである。19は警報ブザー音の消音用およびナースコール出力をOFFするSWである。20は注射針またはカテーテル7の穿刺時のインピーダンスを所定秒毎、例えば10msごとの測定、および測定値を記憶を開始、停止するSWである。13は装置用駆動用の電池電源である。22は生体電極の生体への固定に異常が生じ接触抵抗が閾値、例えば、30kΩ以上に大きくなった時、および装置が輸液漏れを検出した時にナースステーションに通報するためのナースコールへの接続部である。29は輸液セットに設置されている電極への接続リード線である。30は生体に接続する電極のリード線である。
<輸液漏れ(針外れ)検出用閾値の測定>
図2は輸液漏れ(針外れ)検出用閾値の測定の時の装置の動作を示すフローチャートである。図1も用いて説明する。装置の電源SW28をONする。輸液セットのプライミングを行い、装置の輸液セット電極リード29を輸液セット2の軟質チューブ26の適所に挿入されている(+)電流電極3、(−)電圧電極4にクリップで接続する。また、穿刺部より心臓側の前腕部周囲に電極を装着し包帯等で固定する。装置の生体装着電極を生体(−)電圧電極8,生体(−)電流電極9に金属鋲で接続する。SW20をONして、輸液漏れの閾値設定のためのインピーダンス測定を開始する。医療従事者は、患者の静脈23に翼状針7を穿刺する。装置は穿刺作業をスタートし、終了してSW20が再度押されるまでの間、以下の動作を行う。
図2は輸液漏れ(針外れ)検出用閾値の測定の時の装置の動作を示すフローチャートである。図1も用いて説明する。装置の電源SW28をONする。輸液セットのプライミングを行い、装置の輸液セット電極リード29を輸液セット2の軟質チューブ26の適所に挿入されている(+)電流電極3、(−)電圧電極4にクリップで接続する。また、穿刺部より心臓側の前腕部周囲に電極を装着し包帯等で固定する。装置の生体装着電極を生体(−)電圧電極8,生体(−)電流電極9に金属鋲で接続する。SW20をONして、輸液漏れの閾値設定のためのインピーダンス測定を開始する。医療従事者は、患者の静脈23に翼状針7を穿刺する。装置は穿刺作業をスタートし、終了してSW20が再度押されるまでの間、以下の動作を行う。
図2および図1にてSW20をONすると、ステップST1001にて生体装着(−)電圧電極8,生体装着(−)電流9と生体との接触抵抗(接R8、接R9)の測定を行い,CPU17のワークエリアに保存される。詳細は図3にて説明を行う。ステップST1002にて規定値と比較する。規定値(閾値:例えば30kΩ)よりも大きい場合にはST1004にて表示部18に電極接触異常を表示する。ステップST1002にて、生体装着(−)電圧電極8,生体装着(−)電流電極9の接触抵抗値が規定値以下であると、ステップ1003にて、インピーダンスを測定し、記憶部に記録する。
<輸液漏れ判断閾値の設定>
詳細は図4にて説明するが、まず図2において、ステップST1005にてインピーダンスの測定が行われてから所定秒、例えば10ms経過したかがチェックされる。10ms経過したら測定をステップST1003から繰り返す。翼状針7の静脈23への穿刺が終了し、ステップST1006にてSW20が押されたことを検出した場合には、ステップ1007にて、10msごとに記憶部に記録されたインピーダンスデータを、図6のように時系列に並べ、最初の略プラトーを翼状針またはカテ−テル7が生体組織内に挿入されているが血管内には挿入されていない状態のインピーダンスAとし、後の略プラトーを翼状針またはカテーテル7が血管(静脈)内に挿入されている状態のインピーダンスBとして、閾値Rを、R=A−Bとして求めワークエリア内に記憶する。輸液セット2のほうは、翼状針7の固定、輸液セットのクレンメ24を調整し、処方の輸液Rateに調節する。
詳細は図4にて説明するが、まず図2において、ステップST1005にてインピーダンスの測定が行われてから所定秒、例えば10ms経過したかがチェックされる。10ms経過したら測定をステップST1003から繰り返す。翼状針7の静脈23への穿刺が終了し、ステップST1006にてSW20が押されたことを検出した場合には、ステップ1007にて、10msごとに記憶部に記録されたインピーダンスデータを、図6のように時系列に並べ、最初の略プラトーを翼状針またはカテ−テル7が生体組織内に挿入されているが血管内には挿入されていない状態のインピーダンスAとし、後の略プラトーを翼状針またはカテーテル7が血管(静脈)内に挿入されている状態のインピーダンスBとして、閾値Rを、R=A−Bとして求めワークエリア内に記憶する。輸液セット2のほうは、翼状針7の固定、輸液セットのクレンメ24を調整し、処方の輸液Rateに調節する。
<輸液漏れ(針外れ)検出フロー>
図5および図1において、SW21をONすると、ステップST01にて、生体装着(−)電圧電極8,生体装着(−)電流電極9と生体との接触抵抗(接R8、接R9)の測定を行い、CPU17のワークエリアに保存する。詳細は図3で説明する。ステップST02にて、測定した生体装着(−)電圧電極8,生体装着(−)電流電極9の生体との接触抵抗 接R8、接R9と規定値が比較される。規定値以内であると、ステップST03にて輸液回路のインピ−ダンス測定を行い(図4で詳述する)、CPU17のワークエリアに保存する。ST02にて生体電極の接触抵抗が規定値以上であった場合、ステップST06にて表示部に電極異常表示を行う。引き続きステップST07にてブザーを鳴らす。引き続きステップST08にてナースコールをONにして、ナースステーションに通報する。ステップST09にてSW19の警報リセットSWが押された場合にはブザー音を消音しナースコールをOFFする。
図5および図1において、SW21をONすると、ステップST01にて、生体装着(−)電圧電極8,生体装着(−)電流電極9と生体との接触抵抗(接R8、接R9)の測定を行い、CPU17のワークエリアに保存する。詳細は図3で説明する。ステップST02にて、測定した生体装着(−)電圧電極8,生体装着(−)電流電極9の生体との接触抵抗 接R8、接R9と規定値が比較される。規定値以内であると、ステップST03にて輸液回路のインピ−ダンス測定を行い(図4で詳述する)、CPU17のワークエリアに保存する。ST02にて生体電極の接触抵抗が規定値以上であった場合、ステップST06にて表示部に電極異常表示を行う。引き続きステップST07にてブザーを鳴らす。引き続きステップST08にてナースコールをONにして、ナースステーションに通報する。ステップST09にてSW19の警報リセットSWが押された場合にはブザー音を消音しナースコールをOFFする。
ステップST04にて、測定したインピーダンス値と輸液漏れ検出閾値して測定開始時は輸液漏れのないことが確認できている最初に測定した値をRrefに設定した閾値Rを加算したインピーダンス値と比較する。このインピーダンス値よりも大きい場合には、血管より翼状針がはずれたと判断し、ステップ11にて表示部に輸液漏れ発生表示を行う。
ステップST12にてブザ−音をならす。ステップST13にてナースコールをONし輸液漏れ発生をナースステーションに通報する。ステップST14にてSW19の警報リセットSWが押された場合には、ステップST15にてブザ−音消音、ナースコールをOFFする。ステップST04にて、インピーダンスが規定値以下の場合、ステップST16にて表示部に輸液漏れなし表示を行う。ステップST17にて10分が経過したかのチェックを行い、10分経過したらステップST01から再度測定を開始する。
ステップST12にてブザ−音をならす。ステップST13にてナースコールをONし輸液漏れ発生をナースステーションに通報する。ステップST14にてSW19の警報リセットSWが押された場合には、ステップST15にてブザ−音消音、ナースコールをOFFする。ステップST04にて、インピーダンスが規定値以下の場合、ステップST16にて表示部に輸液漏れなし表示を行う。ステップST17にて10分が経過したかのチェックを行い、10分経過したらステップST01から再度測定を開始する。
<接触抵抗 R 測定ルーチン>
図3および図1にて生体電極の接触抵抗の測定ル−チンの詳細を説明する。まず、生体(−)電圧電極8の接触抵抗(接R8)から測定する。ステップST101にて定電流源12をアナログSW11により(2)側に切換える。ステップST102にて高入力インピーダンス増幅器15の入力をアナログSW10により(3)側に切換え、ステップST103にてA/D変換器16の出力(V9)を読み込む。ステップST104にて生体に装着した生体装着(−)電流電極9の接触抵抗(R)を、接R9=V9/定電流Iにて計算する。ステップST105にて接R9をワ−クエリアに記憶する。次に、ステップST106にて定電流源12をアナログSW11により(1)側に切換える。ステップST107にて高入力インピ−ダンス増幅器15の入力をアナログSW10により(2)側に切換える。ステップST108にてA/D変換器16の出力(V8)を読み込む。ステップST109にて生体(−)電圧電極8の接触抵抗(接R8)を、接R8=V8/定電流I にて計算する。ステップST110にて接R8をワ−クエリアに記憶する。
図3および図1にて生体電極の接触抵抗の測定ル−チンの詳細を説明する。まず、生体(−)電圧電極8の接触抵抗(接R8)から測定する。ステップST101にて定電流源12をアナログSW11により(2)側に切換える。ステップST102にて高入力インピーダンス増幅器15の入力をアナログSW10により(3)側に切換え、ステップST103にてA/D変換器16の出力(V9)を読み込む。ステップST104にて生体に装着した生体装着(−)電流電極9の接触抵抗(R)を、接R9=V9/定電流Iにて計算する。ステップST105にて接R9をワ−クエリアに記憶する。次に、ステップST106にて定電流源12をアナログSW11により(1)側に切換える。ステップST107にて高入力インピ−ダンス増幅器15の入力をアナログSW10により(2)側に切換える。ステップST108にてA/D変換器16の出力(V8)を読み込む。ステップST109にて生体(−)電圧電極8の接触抵抗(接R8)を、接R8=V8/定電流I にて計算する。ステップST110にて接R8をワ−クエリアに記憶する。
<輸液回路のインピーダンス測定ルーチン>
図4により、輸液回路のインピーダンスの測定ル−チンを説明する。ステップST301にて定電流源12をアナログSW11により(1)側に接続する。ステップST302にて高入力インピーダンス増幅器15の入力をアナログSW10により(1)側に切換える。ステップST303にてA/D変換値(V6)をワ−クエリアに記憶する。ステップST304にて高入力インピ−ダンス増幅器15の入力をアナログSW10により(2)側に切換える。ステップST305にてA/D変換値(V8)をワ−クエリアに記憶する。ステップST306にて 輸液回路のインピ−ダンス=(V6−V8)/定電流値を計算する。ステップST307にて計算した輸液回路のインピ−ダンスをワークエリアに記憶する。
図4により、輸液回路のインピーダンスの測定ル−チンを説明する。ステップST301にて定電流源12をアナログSW11により(1)側に接続する。ステップST302にて高入力インピーダンス増幅器15の入力をアナログSW10により(1)側に切換える。ステップST303にてA/D変換値(V6)をワ−クエリアに記憶する。ステップST304にて高入力インピ−ダンス増幅器15の入力をアナログSW10により(2)側に切換える。ステップST305にてA/D変換値(V8)をワ−クエリアに記憶する。ステップST306にて 輸液回路のインピ−ダンス=(V6−V8)/定電流値を計算する。ステップST307にて計算した輸液回路のインピ−ダンスをワークエリアに記憶する。
2 輸液セット、3(+)電流電極、4 (+)電圧電極、8 生体(−)電圧電極、9 生体(−)電流電極、12 定電流源、15 高入力インピーダンス増幅器、17 CPU、31 本体
Claims (4)
- 体表面から静脈血管に、輸液容器に接続した軟質チューブにつけた注射針を血管に留置して、輸液剤を投与する輸液セットにて、該注射針と輸液容器間の軟質チューブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極のうち輸液容器側に配置した電極と、該注射針留置場所より一定距離以上はなれた該留置静脈走行上の体表に設けた2つの電極のうち該注射針留置場所より遠い位置に位置する方の電極との間に交流定電流を印加し、該注射針と該輸液容器間の該軟質チューブ間に設けた金属パイプからなる2つの電極のうち、該注射針側に配置した方の電極と、該注射針留置場所より離れた留置静脈上の体表に設けた2つの電極のうち、該注射針留置場所に近い方の電極との電位差を測定することにより、血管からの注射針の外れを検出し、輸液漏れを監視する装置であって、
留置針を血管に穿刺する作業中の該電極間電位差または該電位差と定電流値により計算したインピーダンス値の変化を1定の周期で時系列的に記憶することを特徴とする輸液漏れを監視する装置。 - 該留置針を血管に穿刺する作業中に一定の周期で記録した該電位差または該電位差と定電流値により計算したインピーダンス値の変化の内、該注射針が穿刺時に体表より入り血管内に入る前までの第1の略プラトー変化の電位差または計算したインピーダンス値と、その後該注射針が該血管内の血液に接した状態で現れる第2の略プラトー変化の電位差または計算したインピーダンス値との差を、注射針が血管から外れたことを判断する閾値に利用することを特徴とする請求項1に記載の輸液漏れを監視する装置。
- 体表面から静脈血管に、輸液容器に接続した軟質チューブにつけたカテーテルを四肢の血管に留置して、輸液剤を投与する輸液セットにて、該カテーテルと輸液容器間の軟質チューブ間に配置した金属パイプからなる2つの電極を有し、うち、輸液容器側に配置した電極を電流電極+、該カテーテル側に配置した電極を電圧電極+とし、また、該カテーテル留置場所より一定距離以上はなれた該留置静脈走行上の体表に設けた隣接する2つの皮膚接触電極を有し、うち、該カテーテル側に配置した電極を電圧電極−、もう一方の電極を電流電極−とし、また、該電流電極+と該電圧電極+に接続する取りはずし可能の交流定電流の印加端子+と、電圧を検出する電圧検出端子+、および、該皮膚接触する電流電極−と該皮膚接触する電圧端子−に接続する交流定電流の印加端子−と、電圧を検出する電圧検出端子−を有し、該電流電極+と該皮膚接触の電流電極−間に交流定電流印加し、該電圧電極+と 該電圧電極−間の電位差を測定し、測定した該電位差、または、該電位差と印加した定電流値により計算したインピ−ダンスの変化により、カテーテルが血管よりはずれ、輸液漏れが発生したことを検出する輸液漏れ検出装置において、該カテーテルを血管に穿刺するときに、該カテーテルの穿刺用金属針に該交流定電流印加端子+と該電圧検出端子を接続し、該電流電極−に該交流定電流印加端子−を接続し、該電圧電極−に該電圧検出端子−を接続し、該カテーテルの穿刺用金属針を血管に穿刺する作業中の該電極の電位差または該電位差と定電流値により計算したインピーダンス値の変化を1定の周期で時系列的に記憶することを特徴とする輸液漏れを監視する検出装置。
- 該カテーテルの穿刺用金属針を血管に穿刺する作業中に一定の周期で記録した該電位差または該電位差と定電流値により計算したインピーダンス値の変化の内、該穿刺用金属針が穿刺時に体表より入り血管内に入るまでの第1の略プラトー変化の電位差または計算したインピーダンス値と、その後該穿刺用金属針が該血管内に入り血液に接触して現れる第2の略プラトー変化の電位差または計算したインピーダンス値との差を、カテーテルが血管から外れたことを判断する閾値に利用するか、閾値設定に用いることを特徴とする請求項3に記載の輸液漏れを監視する検出装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008248612A JP2010075539A (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 輸液漏れを監視する検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-09-26 JP JP2008248612A patent/JP2010075539A/ja active Pending
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