JP2010074588A - 導波管フィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】導波管が形成される部分の水平方向の面積を小さくし、小型化を図る。
【解決手段】マイクロストリップ線路8を含むマイクロ波回路が搭載されたプリント基板2が基台1の上面に配置され、このプリント基板2に対し導波管−マイクロストリップ変換部を介して導波管10が設けられる導波管フィルタにおいて、上記プリント基板2の上面に、上記マイクロ波回路をシールドする枠部の役目をするシールド体16を配置し、このシールド体16には、上記導波管−マイクロストリップ変換部から導波管10を形成すると共に、この導波管10の上面側に開口16Cを設ける。また、このシールド体16の上面開口16Cを塞ぐようにフィルタ部17を設け、このフィルタ部17の下面に、フィルタ特性を設定する溝11を加工する。
【選択図】図1
【解決手段】マイクロストリップ線路8を含むマイクロ波回路が搭載されたプリント基板2が基台1の上面に配置され、このプリント基板2に対し導波管−マイクロストリップ変換部を介して導波管10が設けられる導波管フィルタにおいて、上記プリント基板2の上面に、上記マイクロ波回路をシールドする枠部の役目をするシールド体16を配置し、このシールド体16には、上記導波管−マイクロストリップ変換部から導波管10を形成すると共に、この導波管10の上面側に開口16Cを設ける。また、このシールド体16の上面開口16Cを塞ぐようにフィルタ部17を設け、このフィルタ部17の下面に、フィルタ特性を設定する溝11を加工する。
【選択図】図1
Description
本発明は導波管フィルタ、特にマイクロ波帯やミリ波帯等で使用され、導波管−マイクロストリップ変換部を介して設けられた導波管フィルタの構造に関する。
従来から、無線通信において、不要な高調波の除去、或いは不要な周波数成分の抑圧等のために、導波管フィルタが使用されており、この導波管フィルタの一例が図3及び図4に示されている。
図3、図4において、導波管フィルタは、下側から基台(筐体)1、プリント基板2、シールド枠3及び導波管部4が配置されており、上記基台1には、ショート面6aを有する掘り込み穴6が2箇所に形成され、上記プリント基板2には、導波管形状に合わせた開口7及びマイクロストリップ線路8が形成され、このマイクロストリップ線路8の先端のプローブ8aが上記開口7に突出して配置される。上記シールド枠3は、プリント基板2上のマイクロストリップ線路8やマイクロ波回路を構成する集積回路(図示していない)をシールドするための枠体であり、このシールド枠3には、導波管の入口となる貫通孔9が形成され、上記導波管部4には、図4(B)に示されるように、内部に導波管10が形成されると共に、その上面にフィルタ特性を設定するための溝11が形成される。
このような構成の導波管フィルタは、図3又は図4(A)に示されるように、フィルタ部4とシールド枠3との外側位置をネジ13で止めると共に、このシールド枠3、プリント基板2及び基台1を重ね合わせ、これらの外周位置をネジ14で止めることで、組み立てられる。
特開2002−111312号公報
特開2004−242303号公報
しかしながら、従来の導波管フィルタでは、導波管10及び溝11が内部に形成された導波管部4の外周位置をシールド枠3にネジ13で止め、更にこのシールド枠3をネジ14で基台1に止める構成となるため、導波管部4の水平方向の面積が大きくなり、導波管フィルタの小型化が図れないという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、導波管が形成される部分の水平方向の面積を小さくし、小型化を図ることができる導波管フィルタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、マイクロストリップ線路を含むマイクロ波回路が搭載されたプリント基板が基台の上面に配置され、このプリント基板上の上記マイクロストリップ線路に対し導波管−マイクロストリップ変換部を介して導波管が設けられ、この導波管にフィルタ部が配置される導波管フィルタにおいて、上記プリント基板の上面に配置され、上記マイクロ波回路をシールドする枠部を有すると共に、上記導波管−マイクロストリップ変換部から曲げ部を含む導波管が形成され、この導波管の上面側を開口状態としたシールド体と、このシールド体の上面開口を塞ぐように配置され、フィルタ特性を設定する形状が加工されたフィルタ部と、を設けてなることを特徴とする。
本発明の構成によれば、従来の導波管部をシールド枠と一体にしてシールド体とし、このシールド体の上面開口に、フィルタ特性を設定する形状が加工されたフィルタ部を被せる構成となり、このシールド体をプリント基板及び基台に対しネジ止めすることで、導波管フィルタが組み立てられる。即ち、従来では、導波管を形成した導波管部が2段階でプリント基板及び基台にネジ止めされるのに対し、本発明では、導波管を形成したシールド体がプリント基板及び基台に対し1段階でネジ止めされることになる。
本発明の導波管フィルタによれば、従来の導波管部をシールド枠と一体にしてシールド体とし、このシールド体をプリント基板及び基台に対し1段階でネジ止めするので、導波管が形成される部分の水平方向の面積が従来よりも小さくなり、導波管フィルタの小型化を図ることができるという効果がある。
図1及び図2には、本発明の実施例に係る導波管フィルタの構成が示されており、図示されるように、実施例の導波管フィルタは、基台1、プリント基板(回路基板)2、シールド体16及びフィルタ部17から構成されている。なお、図1,図2において、上記基台1、プリント基板2及びシールド体16の裾の平坦な部分は、導波管フィルタの部分に合わせてカットして示しており、実際にはもっと広い範囲で設けられている。
上記基台1には、プリント基板2から通過帯域周波数の波長の略4分の1となる深さのショート面6aを有する掘り込み穴6が2箇所に形成され、上記プリント基板2には、導波管形状に合わせた開口7及びマイクロストリップ線路8が2箇所に形成され、このマイクロストリップ線路8の先端のプローブ(導波管−マイクロストリップ変換用プローブ)8aが上記開口7に突出して配置される。
上記シールド体16は、従来のシールド枠(3)と同様に、プリント基板2上に形成されたマイクロストリップ線路8やマイクロ波回路を構成する集積回路(図示していない)をシールドするための枠体の役目をするもので、このシールド体16には、マイクロストリップ線路8や集積回路の配置部分の周囲を囲む枠部が形成されている。そして、実施例では、このシールド体16に、図2(B)に示されるように、2箇所の垂直部から曲げ部を介して水平部が配置される導波管10が形成されており、この導波管10の入口には、上記プリント基板2の開口7に設けられたプローブ8aと上記基台1のショート面6aを有する掘り込み穴6とにより、導波管−マイクロストリップ変換部が構成される。
また、上記シールド体16では、導波管10の上面側が開口(16C)しており、この開口部16Cを塞ぐように、上記フィルタ部17が設けられている。このフィルタ部17は、シールド体16の上面と略同一の大きさの平面板であり、その下面に、所望のフィルタ特性を設定するための、例えばコルゲート型の溝11が形成される。このフィルタ特性設定の形状としては、その他の凹凸形状を用いることができる。
実施例は以上の構成からなり、実施例の導波管フィルタは、例えば小さ目のネジ21でフィルタ部17を導波管伝送方向に沿った外周2辺においてシールド体16に取付け固定し(この取付け固定は、例えば接着、溶着等の方法で行ってもよい)、このシールド体16を大きめのネジ22で外周4辺においてプリント基板2を挟みながら基台1に取り付け固定することで、組み立てられる。
このような実施例の導波管フィルタによれば、導波管10を形成したシールド体16がプリント基板2を挟んで基台1にネジ22で取り付けられる。即ち、実施例の図2と従来の図4を比較しても分かるように、導波管10を形成した部分(図4の導波管部4)がネジ13,14を用いて2段階でネジ止めされるのに対し、実施例では、導波管10を形成した部分(図2のシールド体16)がネジ22を用いて1段階でネジ止めされることになる。従って、実施例の図2(A)の導波管フィルタは、図4(A)の従来のフィルタと比べると、水平方向の面積が小さくなり、小型化を図ることができる。
また、実施例では、シールド体16の導波管10の上面を開口とし、この開口部16Cを塞ぐように平板のフィルタ部17を配置するようにしたので、このフィルタ部17の下面に形成するフィルタ特性のための溝11等の加工(成形)が容易になるという利点がある。即ち、フィルタ特性のための溝11等では、他の部分よりも高精度の加工が必要であり、このフィルタ部17の加工を導波管10の加工とは別に行うことで、必要な精度の形状が容易に得られる。
1…基台、 2…プリント基板、
3…シールド枠、 4…導波管部、
6…掘り込み穴、 8…マイクロストリップ線路、
8a…プローブ、 10…導波管、
11…溝、 16…シールド体、
17…フィルタ部。
3…シールド枠、 4…導波管部、
6…掘り込み穴、 8…マイクロストリップ線路、
8a…プローブ、 10…導波管、
11…溝、 16…シールド体、
17…フィルタ部。
Claims (1)
- マイクロストリップ線路を含むマイクロ波回路が搭載されたプリント基板が基台の上面に配置され、このプリント基板上の上記マイクロストリップ線路に対し導波管−マイクロストリップ変換部を介して導波管が設けられ、この導波管にフィルタ部が配置される導波管フィルタにおいて、
上記プリント基板の上面に配置され、上記マイクロ波回路をシールドする枠部を有すると共に、上記導波管−マイクロストリップ変換部から曲げ部を含む導波管が形成され、この導波管の上面側を開口状態としたシールド体と、
このシールド体の上面開口を塞ぐように配置され、フィルタ特性を設定する形状が加工されたフィルタ部と、を設けてなる導波管フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008240411A JP2010074588A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 導波管フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008240411A JP2010074588A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 導波管フィルタ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010074588A true JP2010074588A (ja) | 2010-04-02 |
Family
ID=42205945
Family Applications (1)
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JP2008240411A Pending JP2010074588A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 導波管フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010226475A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Japan Radio Co Ltd | 片側コルゲート形フィルタ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000307305A (ja) * | 1999-04-26 | 2000-11-02 | Hitachi Ltd | 高周波通信装置 |
JP2005020077A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-20 | Oki Electric Ind Co Ltd | 90度ベンド型導波管,導波管型フィルタ素子,及び高周波回路ユニット |
-
2008
- 2008-09-19 JP JP2008240411A patent/JP2010074588A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JP2010226475A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Japan Radio Co Ltd | 片側コルゲート形フィルタ |
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