JP2010073745A - コイル装置 - Google Patents

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JP2010073745A JP2008236858A JP2008236858A JP2010073745A JP 2010073745 A JP2010073745 A JP 2010073745A JP 2008236858 A JP2008236858 A JP 2008236858A JP 2008236858 A JP2008236858 A JP 2008236858A JP 2010073745 A JP2010073745 A JP 2010073745A
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Kotaro Suzuki
浩太郎 鈴木
Yukikazu Ninomiya
亨和 二宮
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Tamura Corp
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Abstract

【課題】コアと巻線との間の熱の移動を防止し、コア及び巻線を効率よく冷却可能なコイル装置を提供する。
【解決手段】コイル装置は、柱状のコア本体を有する内部コア部と、巻線とこの巻線を覆う樹脂層とを備えコア本体の外周面と接触することなくコア本体を内部に収容可能な略筒形状のコイル部と、コイル部を冷却板に略垂直に固定するための脚部を有し、内部コア部が、コア本体の一端の一部分からフランジ状に突出する、内部コア部を冷却板に略垂直に固定するための内部コア固定部を有し、コア本体がコイル部に収容され且つ内部コア部及びコイル部が冷却板に固定されている状態において、脚部は、コア本体の一端側において内部コア固定部が設けられていない部分に位置し、且つ、内部コア固定部とコイル部の底面との間に間隙部が出来るようにコイル部を冷却板から持ち上げている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、柱状のコアに巻線を設けたコイル装置に関する。
電子回路において、電圧の平滑化やノイズ除去等の為にインダクタ(以下、「コイル装置」という。)が使用される。このような目的を満たすコイル装置としては、特許文献1や2に記載されているような、磁心(コア)に巻線を巻き付けたものがある。このようなコイル装置は、小型であり且つ高いインダクタンスを持つものが望まれる。
特開2003−173915 特開2005−45093
このようなコイル装置の巻線に電流を流すと、巻線の持つ電気抵抗により熱が発生して巻線の温度が上昇する。巻線の温度が上昇すると、コイル装置のインダクタンスが変化してしまうため、巻線の温度上昇を抑えることが望まれる。このため、コイル装置には巻線に発生した熱を外部に逃がすための放熱機構が使用される。
このようなコイル装置の放熱機構としては、熱伝導率の高い材料、例えばアルミニウム等で形成された放熱ケースで巻線を覆い、巻線に発生した熱を逃がす構成が考えられる。この時、巻線と放熱ケースとの間で短絡が発生しないよう、巻線及びコアを金属ケースに収納した状態で熱伝導率の高い樹脂(エポキシ樹脂など)を金属ケースに充填し、巻線と金属ケース内周との間に樹脂を介在させる。金属ケースには冷却板が取りつけられ、コイルから発生した熱は樹脂及び金属ケースを経て冷却板に移動し、巻線が冷却される。
ここで、巻線に電流を流すとコアに渦電流が発生するため、コアの温度も上昇する。このため、従来のコイル装置においては、コアの熱を金属ケースに効率よく逃がせるようコアをボルト等によって確実に金属ケースに密着させている。また、コアの熱が巻線に移動しないように、或いは巻線の熱がコアに移動しないようにコイルを巻き付けるボビンの内径をコアの外径よりも一回り大きく形成し、コアとボビンとの間に空気層を設けて、コアからボビンへの熱の移動を抑制している。また、コアと巻線との短絡を防止するため、ボビンは樹脂などの絶縁性材料にて形成される。
上記の従来構成においては、樹脂を金属ケースに充填させる際に、コアとボビンとの間に樹脂が充填される可能性があり、この樹脂を介してコアから巻線への、或いは巻線からコアへの大きな熱の移動が発生する可能性があった。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、コアと巻線との間の熱の移動を防止し、巻線を効率よく冷却可能なコイル装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のコイル装置は、柱状のコア本体を有する内部コア部と、巻線とこの巻線を覆う樹脂層とを備えコア本体の外周面と接触することなくコア本体を内部に収容可能な略筒形状のコイル部と、コイル部を冷却板に略垂直に固定するための脚部を有し、内部コア部が、コア本体の一端の一部分からフランジ状に突出する、内部コア部を冷却板に略垂直に固定するための内部コア固定部を有し、コア本体がコイル部に収容され且つ内部コア部及びコイル部が冷却板に固定されている状態において、脚部は、コア本体の一端側において内部コア固定部が設けられていない部分に位置し、且つ、内部コア固定部とコイル部の底面との間に間隙部が出来るようにコイル部を冷却板から持ち上げている。
本発明のコイル装置によれば、内部コア部とコイル部とが互いに非接触な状態で冷却板に固定されるため、内部コア部とコイル部との間での熱の移動が抑えられ、コイル部の巻線及び内部コア部に発生する熱を効率よく冷却板に逃がすことができる。また、内部コア固定部とコイル部の底面との間に間隙ができるため、この間隙に冷却風を通すことにより、巻線及びコア本体をより効率よく冷却可能である。
さらに、本発明のコイル装置においては、ボビンを使用せず、また冷却板に内部コア部を直接固定するため、従来のコイル装置よりも部品点数及び工数を少なくすることが可能であり、コイル装置の製造コストを低減することが可能である。さらに、本発明のコイル装置は、従来のものと比べて部品点数が少ないため、コイル装置全体の累積誤差を小さく抑えることができる。このため、コイル装置を小型化する、或いはコイル装置を大型化することなく内部コア部を大きくしてインダクタンスを大きくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によるコイル装置101の斜視図である。また、図2は、設置面に垂直な一面で切断されたコイル装置101の斜視図である。図3は、本実施形態のコイル装置101の分解図である。図3に示されるように、本実施形態のコイル装置101は、内部コア部110とコイル部120とを有する。
図3に示されるように、内部コア部110は、円柱形状のコア本体111と、コア本体111の一端(図中下側)からフランジ状に突出するコア固定部112とを有する。コア固定部112は、コア本体111の中心軸周りに120°おきに1つずつ(すなわち計3つ)形成されている。
また、図2に示されるように、コイル部120は、インサート成形によって巻線であるコイル本体121を樹脂層122に埋め込むことによって形成されている。樹脂層122に使用される樹脂としては、ウレタン、エポキシ、シリコーン等の絶縁性を有し且つ熱伝導率の高いものが使用される。コイル部120は、図2および3に示されるように、軸方向に伸びる中空部125が中心に形成された円筒形状となっており、コイル本体121の巻線の一端121aは、コイル部120の上端から、また、他端121bはコイル部120の円筒面の下部から、夫々突出している。
コイル部120の一端(図中下側)からは、脚部123が突出している。図3に示されるように、脚部123は、コイル部120の中心軸周りに120°おきに1つずつ(すなわち計3つ)形成されている。また、図2に示されるように、脚部123は、コイル部120の底面124からその軸方向(図中下向き)に突出し、次いで、コイル部120の半径方向外側に向かって突出する。このため、脚部123を下にしてコイル部120を水平面上に置くと、底面124は、水平面から所定高さhだけ浮いた状態となる。
図1〜3に示されるように、コイル装置101は、コイル部120の中空部125に内部コア部110のコア本体111を下から差し込むことによって形成される。コイル部120の脚部123は、内部コア部110の隣接するコア固定部112間に形成されている切欠部113に収まり、脚部123とコア固定部112の底面が同一面上に位置するよう、両者は互い違いに配置される。この時脚部123とコア固定部112とは接触していない。コア固定部112及び脚部123には、その底面に垂直な方向にボルト穴112a及び123aが穿孔されており、このボルト穴112a、123aにボルトを通して冷却面(すなわちコイル装置101の取付面)に内部コア部110及びコイル部120を固定するようになっている。
冷却面上にコイル装置101を取りつけた状態では、図2に示されるように、冷却面からコイル部120の底面124までの高さhが内部コア部110のコア固定部112の厚さ(すなわち、冷却面からコア固定部112の上面112bまでの高さ)hよりも高いため、コイル部120の底面124は内部コア部110に接触しない。
また、内部コア部110のコア本体111の径は、コイル部120の中空部125の径よりも小さく、コア本体111の外周面と中空部125の内周面が接触しないように、内部コア部110とコイル部120とは冷却面に取りつけられる。
以上のように、本実施形態のコイル装置101は、内部コア部110とコイル部120とが直接接触しないため、コア本体111に発生した熱のコイル部120への移動、或いはコイル部120に発生した熱の内部コア部110への移動を極力抑えることができ、内部コア部110並びにコイル部120及びその内部のコイル本体121の温度上昇を抑えることができる。また、コイル部120の底面124とコア固定部112の上面112bとの間の間隙部G1(図2)に冷却風を吹き込ませることにより、内部コア部110及びコイル部120の温度をより低下させることができる。
また、本実施形態のコイル装置101は、コイル及びコアを覆う金属ケースを用いないため、コイルの両端とケースとの接触による短絡を考慮せずに、コイルの両端の導線を自由に引き回すことができる。
なお、本実施形態のコア本体111には、純鉄、フェライト、或いはパーマロイ等を材料とする圧粉磁心又は焼結磁心等が使用可能である。
以上説明した本発明の第1の実施形態においては、金属ケースを使用していないが、本発明は上記の構成に限定されるものではない。金属ケース内にコア及びコイルを収納するタイプのコイル装置を、本発明の第2の実施形態として以下に説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態によるコイル装置201の斜視図である。また、図5は、取付面に垂直な一面で切断されたコイル装置201の斜視図である。図6は、本実施形態のコイル装置201の分解図である。図5に示されるように、本実施形態のコイル装置201は、内部コア部210、コイル部220及びケース230を有する。
図6に示されるように、内部コア部210は、円柱形状のコア本体211と、コア本体211の一端(図中下側)からフランジ状に突出するコア固定部212とを有する。コア固定部212は、コア本体211の中心軸周りに120°おきに1つずつ(すなわち計3つ)形成されている。
また、図5に示されるように、コイル部220は、インサート成形によって巻線であるコイル本体221を樹脂層222に埋め込むことによって形成されている。樹脂層222に使用される樹脂としては、ウレタン、エポキシ、シリコーン等の絶縁性を有し且つ熱伝導率の高いものが使用される。コイル部220は、図5に示されるように、軸方向に伸びる中空部225が中心に形成された円筒形状となっており、コイル本体221の巻線の一端221a及び他端221bは、コイル部220の下端から、夫々突出している。
ケース230は、図5に示されるように、下部が開となっている中空の部材であり、コイル本体と共にインサート成形することにより、その内周面231においてコイル部220と結合している。ケース230は、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料をダイカスト等によって加工することによって形成される。
ケース230の下端からは、脚部232が突出している。図6に示されるように、脚部232は、コイル部220の中心軸周りに120°おきに1つずつ(すなわち計3つ)形成されている。また、図5に示されるように、脚部232は、コイル部220の底面224よりも低い位置に形成されている。このため、脚部232を下にしてコイル部220及びケース230を水平面上に置くと、コイル部220の底面224は、水平面から所定高さhだけ浮いた状態となる。
図5、6に示されるように、コイル装置201は、ケース230と一体となったコイル部220の中空部225に内部コア部210のコア本体211を下から差し込むことによって形成される。ケース230の脚部232は、内部コア部210の隣接するコア固定部212間に形成されている切欠部213に収まり、脚部232とコア固定部212の底面が同一面上となるよう、両者が互い違いに配置される。この時、脚部232とコア固定部212とは接触しない。コア固定部212及び脚部232には、その底面に垂直な方向にボルト穴212a及び232aが穿孔されており、このボルト穴212a、232aにボルトを通して冷却面に内部コア部210、コイル部220及びケース230を固定するようになっている。
冷却面上にコイル装置201を取りつけた状態では、図5に示されるように、冷却面からコイル部220の底面224までの高さhが、内部コア部210のコア固定部212の厚さ(すなわち、冷却面からコア固定部212の上面212bまでの高さ)hよりも高いため、コイル部220の底面224は内部コア部210に接触しない。
また、内部コア部210のコア本体211の径は、コイル部220の中空部225の径よりも小さく、コア本体211の外周面と中空部225の内周面が接触しないように、内部コア部210、コイル部220及びケース230は冷却面に取りつけられる。
以上のように、本実施形態のコイル装置201は、コイル部220やケース230と内部コア部210とが直接接触しないため、コア本体211に発生した熱のコイル部220への移動、或いはコイル部220に発生した熱の内部コア部210への移動を極力抑えることができ、内部コア部210並びにコイル部220及びその内部のコイル本体221の温度上昇を抑えることができる。また、コイル部220の底面224とコア固定部212の上面212bとの間の間隙部G1(図5)に冷却風を吹き込ませることにより、内部コア部210及びコイル部220の温度をより低下させることができる。さらに、本実施形態のコイル装置201においては、コイル部220が樹脂層222を介してケース230に接合されているため、コイル本体221に発生した熱をケース230に逃がすことにより、より効率よくコイル部220を冷却することができる。この際、ケース230の外面に放熱性シート等を設けることによってコイル部220の冷却効率をさらに上げることができる。
また、本実施形態においては、コイル部220とケース230との間に樹脂層222が介在しているため、コイル部220とケース230とを確実に絶縁することができる。
なお、本実施形態のコア本体211には、純鉄、フェライト、或いはパーマロイ等を材料とする圧粉磁心又は焼結磁心等が使用可能である。
以上説明した本発明の第2の実施形態においては、金属ケースによってコア及びコイルを覆う構成としてるが、本発明は上記の構成に限定されるものではない。金属ケースの代わりに、コア材によってコイルの略全体が覆われるタイプのコイル装置を、本発明の第3の実施形態として以下に説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態によるコイル装置301の斜視図である。また、図8は、取付面に垂直な一面で切断されたコイル装置301の斜視図である。図9は、本実施形態のコイル装置301の分解図である。図8及び9に示されるように、本実施形態のコイル装置301は、内部コア部310、コイル部320及び外部コア部330を有する。
図9に示されるように、内部コア部310は、円柱形状のコア本体311と、コア本体311の一端(図中下側)からフランジ状に突出するコア固定部312とを有する。コア固定部312は、コア本体311の中心軸周りに120°おきに1つずつ(すなわち計3つ)形成されている。
また、図8に示されるように、コイル部320は、インサート成形によって巻線であるコイル本体321を樹脂層322に埋め込むことによって形成されている。樹脂層322に使用される樹脂としては、ウレタン、エポキシ、シリコーン等の絶縁性を有し且つ熱伝導率の高いものが使用される。コイル部320は、図8及び9に示されるように、軸方向に伸びる中空部325が中心に形成された円筒形状となっている。また、図7及び9に示されるように、コイル本体321の巻線の一端321aは、コイル部320の円筒面の上部から、また、他端321bはコイル部320の円筒面の下部から、夫々突出している。
コイル部320の一端(図中下側)からは、脚部323が突出している。図7、9に示されるように、脚部323は、コイル320の中心軸周りに120°おきに1つずつ(すなわち計3つ)形成されている(図中には2つのみ表示)。また、図9に示されるように、脚部323は、コイル部320の底面324からその軸方向(図中下向き)に突出し、次いで、コイル部320の半径方向外側に向かって突出する。このため、図8に示されるように、脚部323を下にしてコイル部320を水平面上に置くと、底面324は、水平面から所定高さhだけ浮いた状態となる。
次いで、外部コア部330について説明する。外部コア部330は、図7〜9に示されるように、上部プレート331と、上部プレート331の縁部から下向きに伸びる側壁部332と、側壁部332の下端よりコイル装置301の中心軸A(図8)から離れる方向に伸びるコア固定部333とを有する。図7及び9に示されるように、コア固定部333は、中心軸A(上部プレート331の中心を通過する垂線)周りに120°おきに1つずつ(すなわち計3つ)形成されている(図中には2つのみ表示)。
図8、9に示されるように、コイル装置301は、コイル部320の中空部325に内部コア部310のコア本体311を下から差し込み、次いでコイル部320を外部コア330で覆うことによって形成される。コイル部320の脚部323は、内部コア部310の隣接するコア固定部312間に形成されている切欠部313(図9)に収まり、脚部323とコア固定部312の底面が同一面上に位置するよう両者が互い違いに配置される。この時、脚部323とコア固定部312とは接触していない。また、外部コア部330のコア固定部333は、内部コア部310のコア固定部312の上に配置される。図9に示されるように、内部及び外部コア部310、330のコア固定部312、333、及びコイル部320の脚部323には、その底面に垂直な方向にボルト穴312a、333a及び323aが穿孔されており、このボルト穴312a、333a及び323aにボルトを通して冷却面に内部コア部310、コイル部320及び外部コア部330を固定するようになっている。
冷却面上にコイル装置301を取りつけた状態では、図8に示されるように、冷却面からコイル部320の底面324までの高さhが、内部コア部310のコア固定部312の厚さ(すなわち、冷却面からコア固定部312の上面312bまでの高さ)hよりも高いため、コイル部320の底面324は内部コア部310に接触しない。
また、内部コア部310のコア本体311の径は、コイル部320の中空部325の径よりも小さく、コア本体311の外周面と中空部325の内周面が接触しないように、内部コア部310、コイル部320及びケース330は冷却面に取りつけられる。
また、外部コア部330を内部コア部310に載せたときの外部コア部330の上部プレート331の下面331aの高さh、及び上部プレート331の中心を通過する垂線Aから側壁部332の内周面332aまでの距離dは、夫々コイル部320の高さh及びコイル部220の円筒部分の半径rよりも大きいため、コイル部320の上面327及び円筒部外周面328は外部コア部330に接触しない。
以上のように、本実施形態のコイル装置301は、コイル部320と内部及び外部コア部310、330とが直接接触しないため、内部コア部310及び外部コア部330に発生した熱のコイル部320への移動、或いはコイル部320に発生した熱の内部及び外部コア部310,330への移動を極力抑えることができ、内部及び外部コア部310、330並びにコイル部320及びその内部のコイル本体321の温度上昇を抑えることができる。また、コイル部320の底面324と内部コア部310のコア固定部312の上面312bとの間の間隙部G1、及びコイル部320の上面327と外部コア部330の上部プレート331の下面331aとの間の間隙部G2(図8)に冷却風を吹き込ませることにより、内部及び外部コア部310、330及びコイル部320の温度をより低下させることができる。この際、外部コア部330の外面に放熱性シート等を設けることによってコイル部320の冷却効率をさらに上げることができる。
また、本実施形態においては、コイル本体321に電流を流すことによって生じる磁束が、内部コア部310と外部コア部330の双方を通るため、コイルの巻き数に対する磁束密度の大きさを大きくすることができる。このため、本実施形態においては、第1及び第2実施例のコイル装置と同等の性能を有し、且つ、コイル本体の巻き数の少ない、すなわち全高の低いコイル装置を実現可能である。
なお、本実施形態の内部及び外部コア部310、320には、純鉄、フェライト、或いはパーマロイ等を材料とする圧粉磁心又は焼結磁心等が使用可能である。
本発明の第1の実施形態によるコイル装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態において、水平面に垂直な一面で切断したコイル装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態によるコイル装置の分解図である。 本発明の第2の実施形態によるコイル装置の斜視図である。 本発明の第2の実施形態において、水平面に垂直な一面で切断したコイル装置を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態によるコイル装置の分解図である。 本発明の第3の実施形態によるコイル装置の斜視図である。 本発明の第3の実施形態において、水平面に垂直な一面で切断したコイル装置を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態によるコイル装置の分解図である。
符号の説明
101 コイル装置
110 内部コア部
111 コア本邸
112 コア固定部
113 切欠部
120 コイル部
121 コイル本体
122 樹脂層
123 脚部
124 底面
201 コイル装置
210 内部コア部
211 コア本邸
212 コア固定部
213 切欠部
220 コイル部
221 コイル本体
222 樹脂層
224 底面
230 ケース
232 脚部
301 コイル装置
310 内部コア部
311 コア本邸
312 コア固定部
313 切欠部
320 コイル部
321 コイル本体
322 樹脂層
323 脚部
324 底面
330 外部コア部
333 コア固定部
G1 間隙部
G2 間隙部

Claims (6)

  1. 柱状のコア本体を有する内部コア部と、
    巻線と、該巻線を覆う樹脂層とを備え、前記コア本体と接触することなく該コア本体を内部に収容可能な略筒形状のコイル部と、
    前記コイル部を冷却板に略垂直に固定するための脚部と、
    を有するコイル装置であって、
    前記内部コア部が、前記コア本体の一端の一部分からフランジ状に突出する、該内部コア部を冷却板に略垂直に固定するための内部コア固定部を有し、
    前記コア本体が前記コイル部に収容され且つ前記内部コア部及び前記コイル部が前記冷却板に固定されている状態において、前記脚部は、該コア本体の一端側において前記内部コア固定部が設けられていない部分に位置し、且つ、該内部コア固定部と該コイル部の底面との間に間隙部が出来るように該コイル部を該冷却板から持ち上げている
    ことを特徴とするコイル装置。
  2. インサート成形によって前記巻線に前記樹脂層を被覆させていることを特徴とする請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記コイル部の少なくとも外周面を覆うように該コイル部と結合している金属製のケースをさらに有し、
    前記脚部は、前記ケースに取りつけられている
    ことを特徴とする請求項1及び2に記載のコイル装置。
  4. インサート成形によって、前記巻線に前記樹脂層を被覆させると共に前記ケースと前記コイル部とを結合させていることを特徴とする請求項3に記載のコイル装置。
  5. 前記コイル部及び前記脚部と接触しないように前記コイル部を収容しつつ前記冷却板に固定可能な外部コア部をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル装置。
  6. 前記内部コア固定部及び前記脚部が夫々複数設けられており、前記冷却板に前記内部コア部及びコイル部が固定された状態では、前記内部コア固定部と前記脚部が互い違いに配置されることを特徴とする請求項1から5に記載のコイル装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015026867A (ja) * 2014-10-31 2015-02-05 株式会社豊田自動織機 誘導機器

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