JP2010073164A - 口紅選択方法、口紅選択装置、及び口紅選択プログラム - Google Patents

口紅選択方法、口紅選択装置、及び口紅選択プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用者の肌色と唇色とから、使用者に似合った口紅色を選択する。
【解決手段】口紅選択方法において、使用者の肌色と、前記使用者の唇色とを測定する測定手順と、前記測定手順により得られた前記肌色と、前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択する選択手順とを有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図4

Description

本発明は、口紅選択方法、口紅選択装置、及び口紅選択プログラムに係り、特に使用者に似合う色の口紅の選択を行う口紅選択方法、口紅選択装置、及び口紅選択プログラムに関する。
近年、例えば口紅等の化粧品の選択を行うときに、自分に似合った色の口紅を選ぶという意識が強まっている。自分に似合う色の口紅色の選択方法とは、例えば自分の肌色を明るく美しく見せる色、自分の素の唇色に近い色を選択すること等とされるが、このような自分に似合う色の口紅色を選択する基準は明確でなく、口紅色が似合うか似合わないかという判断も、例えば美容技術者等の経験則に基づいて行われるところが大きかった。
従来では、使用者に似合った口紅の選定方法として、使用者の顔の肌色や、ヘアカラーに基づいて、その使用者に似合う口紅の色を選択する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、使用者の顔の肌色に調和する口紅の選定方法として、使用者の顔の肌と、リップカラー等のポイントメークアップ化粧料を測定し、両者の明度差を指標としてポイントメークアップ化粧料を選択する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)
特開2003−024136号公報 特許第2872912号公報
上記特許文献1及び2の方法では、使用者が任意に口紅の色を選択する場合に比べ、より似合った口紅の選択を行うことが可能となる。
しかしながら、特許文献1の方法では、似た肌色を有する複数の人に対して、同色の口紅を使用した場合にも、同一の仕上がりとならず、仕上がりの色が異なる現象が発生した。
また、特許文献2の方法では、使用者の唇色によって口紅の色の発色が異なるため、似合うと思ってつけた口紅がイメージと違うという場合や、使用者の肌色と、仕上がりの色とのコントラストバランスが良くないため、似合うとして選択された色の口紅を実際に使用すると似合わない場合もあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、使用者の肌色と唇色とから、使用者に似合った口紅色を選択することができる口紅選択方法、口紅選択装置、及び口紅選択プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
本発明は、口紅選択方法において、使用者の肌色と前記使用者の唇色とを測定する測定手順と、前記測定手順により得られた前記肌色と前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択する選択手順とを有することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択方法において、前記選択手順は、前記肌色と前記唇色とをそれぞれ4〜6つのタイプに分類し、分類した前記肌色と前記唇色との組み合わせからなる16〜36タイプ毎に予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択方法において、使用者の肌色と、前記使用者の唇に口紅を塗布したときの、唇色と口紅色とからなる塗布色とを測定し、前記使用者の肌色と前記使用者の塗布色との明度差、彩度差、及び色相差を測定する測定手順と、前記測定手順により得られた前記肌色と前記塗布色との明度差及び彩度差を用いて、前記肌色と前記塗布色とのコントラストを計算する計算手順と、前記計算手順により得られた前記コントラスト値と、前記測定手順により得られた前記肌色と前記塗布色との色相差とに基づいて口紅を選択する選択手順とを有することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択方法において、前記測定手順は、前記使用者の唇色を測定し、前記選択手順は、前記測定手順により得られた前記肌色と前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いて、口紅を選択することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択方法において、前記選択手順は、前記肌色と前記唇色とをそれぞれ4〜6つのタイプに分類し、分類した前記肌色と前記唇色との組み合わせからなる16〜36タイプ毎に予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択方法において、前記肌色のタイプは、少なくとも黄みよりの明るい肌色と、赤みよりの明るい肌色と、黄みよりで標準的な明るさの肌色と、健康的な濃い肌色とからなることを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択方法において、前記唇色のタイプは、少なくとも淡い唇色と、標準的な唇色と、赤い唇色と、濃い唇色とからなることを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択装置において、使用者の肌色と、前記使用者の唇色を測定する測定手段と、前記測定手段により得られた前記肌色と、前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択する選択手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択装置において、前記選択手段は、前記肌色と前記唇色とをそれぞれ4〜6つのタイプに分類し、分類した前記肌色と前記唇色との組み合わせからなる16〜36タイプ毎に予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択装置において、使用者の肌色と、前記使用者の唇に口紅を塗布したときの、唇色と口紅色とからなる塗布色とを測定し、前記使用者の肌色と前記使用者の塗布色との明度差、彩度差、及び色相差を測定する測定手段と、前記測定手段により得られた前記肌色と前記塗布色との明度差及び彩度差を用いて、前記肌色と前記塗布色とのコントラストを計算する計算手段と、前記計算手段により得られた前記コントラスト値と、前記測定手段により得られた前記肌色と前記塗布色との色相差とに基づいて口紅を選択する選択手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択装置において、前記測定手段は、前記使用者の唇色を測定し、前記選択手段は、前記測定手段により得られた前記肌色と前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いて、口紅を選択することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択装置において、前記選択手段は、前記肌色と前記唇色をそれぞれ4〜6つのタイプに分類し、分類した前記肌色と前記唇色との組み合わせからなる16〜36タイプ毎に予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択することを特徴とする。
また、本発明は、口紅選択装置において、前記肌色のタイプは、少なくとも黄みよりの明るい肌色と、赤みよりの明るい肌色と、黄みよりで標準的な明るさの肌色と、健康的な濃い肌色とからなることを特徴とする。
本発明は、口紅選択装置において、前記唇色のタイプは、少なくとも淡い唇色と、標準的な唇色と、赤い唇色と、濃い唇色とからなることを特徴とする。
また、本発明によれば、口紅選択プログラムにおいて、口紅選択方法における手順をコンピュータに実行可能なプログラムとしたことを特徴とする。
本発明によれば、使用者の肌色と唇色から、使用者に似合った口紅色を選択することができる。
<本発明の概要>
本発明は、使用者の肌色と唇色とを測定し、測定により得られた肌色と唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いることにより、使用者に似合った口紅色を選択することを可能とする。また、本発明は、使用者の肌色と、使用者の唇に口紅を塗布したときの、唇色と口紅色とからなる塗布色とを測定し、使用者の肌色と使用者の塗布色との明度差、彩度差、及び色相差を測定することにより、使用者の肌色と使用者の塗布色とのコントラスト値を計算する。これにより使用者の肌色とコントラスト値及び色相差に基づいて、使用者に似合った口紅色を選択することを可能とする。
<本発明の口紅選択方法について>
本発明の口紅選択方法は、美容技術者の経験則によって行われる口紅選択方法の基準を明確にするものである。ここで口紅色が似合うとは、口紅色が使用者の肌色と唇色から浮かずにしっくりとなじみ、肌色がきれいに見えることとし、口紅色が似合うか否かは、口紅を塗ったときの使用者の肌色と、使用者の唇の仕上がりの色との明度差、彩度差、色相差からなるコントラストバランスの強弱によるものとする。
まず、美容技術者は、このコントラストバランスを構成する使用者の唇の仕上がりの色に影響を与える使用者の唇色を、使用者の唇色によって口紅を塗ったときの発色傾向の違いにより、例えば「淡いタイプ」、「標準的なタイプ」、「赤いタイプ」、「濃いタイプ」等に分け、どのタイプにあてはまるかを判断する。ここで、使用者の唇色とは、使用者の唇に口紅を塗布していないときの、使用者の素の唇色を示す。
「淡いタイプの唇色」とは、例えば使用者の唇色が白っぽく、赤みがない色であり、口紅を塗ったときの仕上がりの色が思ったよりも白っぽく仕上がる特徴がある。「標準的なタイプ」とは、例えば使用者の唇色が、適度な赤さと濃さのある色であり、口紅を塗ったときの仕上がりの色が口紅色そのままに仕上がる特徴がある。
また、「赤いタイプ」とは、例えば使用者の唇色が赤く鮮やかな色であり、口紅を塗ったときの仕上がりの色がどの口紅色を塗っても赤っぽくなり、色が出すぎてしまう特徴がある。更に、「濃いタイプ」とは、例えば使用者の唇色が濃く深みのある色であり、口紅を塗ったときの仕上がりの色がどの口紅色を塗っても沈みがちで、色が出ない特徴がある。
このように、使用者の唇色によって、口紅を塗ったときの口紅の発色の傾向が異なり仕上がりの色も違ってくるため、使用者に似合う口紅を選択する場合に、使用者の唇色が上記のタイプにうちのどのタイプにあてはまるかについて判断を行う。
また、美容技術者は、コントラストバランスの基準となる使用者の肌色を、例えば「黄みよりの明るい肌色」、「赤みよりの明るい肌色」、「黄みよりで標準的な明るさの肌色」、「健康的な濃い肌色」等のタイプに分け、使用者の肌色のタイプを判断する。ここで、使用者の肌色とは、使用者の顔の素肌の色を示す。
上述のように、美容技術者は、コントラストバランスを構成する使用者の肌色と唇色を、それぞれのタイプにあてはめ、その後、使用者の肌色と、口紅を塗ったときの使用者の唇の仕上がりの色とがコントラストバランスが良いと判断した口紅色を使用者に似合う口紅色として選択する。
本発明は、上述にように、美容技術者が経験則のもとにコントラストバランスを考え、使用者に似合う口紅色として選択してきた口紅選択方法を、以下に説明する手法により実現する。次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
<機能構成例>
図1は、本実施形態に係る口紅選択装置における機能構成の一例を示す図である。図1に示す口紅選択装置10は、入力手段11と、出力手段12と、蓄積手段13と、測定手段14と、計算手段15と、選択手段16とを有する。
入力手段11は、以下に示す各手段を実行するときの実行指示等を入力する手段である。例えば入力手段11は、蓄積手段13に蓄積されたデータ等を読み出すときの実行指示、測定手段14により使用者の肌色、使用者の唇色、使用者の塗布色等を測定するときの実行指示等を入力する。
なお、ここで使用者の肌色とは、例えば使用者の顔の目の下と頬の部分における素肌の色を示し、又は使用者の素肌にファンデーション等の化粧料を塗布した後の肌色であっても良い。使用者の唇色とは、例えば使用者の素の唇の色を示す。また、使用者の塗布色とは、例えば使用者の唇に口紅を塗布したときの仕上がりの色であり、使用者の唇色と口紅色とからなる色を示す。
また、入力手段11は、計算手段15により使用者の肌色と、使用者の塗布色とのコントラスト値を計算するときの実行指示等を入力する。
出力手段12は、測定手段14、計算手段15、選択手段16等の各手段を実行したときの実行経過や結果等、又は口紅選択プログラム等によるプログラムの実行経過や結果等を例えばディスプレイ画面等に表示する。
蓄積手段13は、測定手段14により測定された使用者の肌色、使用者の唇色、使用者の塗布色のそれぞれの測定値を蓄積し、また使用者の肌色と使用者の塗布色との明度差、彩度差、及び色相差等を蓄積する。また蓄積手段13は、計算手段15により得られた使用者の肌色と、使用者の塗布色とのコントラスト値を蓄積する。
また、蓄積手段13は、予め肌色と唇色とに基づいて設定された肌色との色相差及びコントラスト値から構成される領域であって、例えば肌色と唇色とをそれぞれ4〜6タイプに分けて組み合わせた16〜36タイプの領域における、似合う塗布色の領域、似合わない塗布色の領域等のデータ等を蓄積し、各種データ等を必要に応じて読み出し、又は書き込みを行うことができる。
測定手段14は、例えば非接触照明装置にコニカミノルタ社製CS1000等の分光輝度計を設置し、使用者の肌色と、使用者の唇色と、使用者の塗布色とを測定する。なお、使用者の唇に口紅を塗布したときの下唇の中央部分にはつやがないため、使用者の塗布色を精度良く計測することができる。また、測定手段14は、測定した使用者の肌色と、使用者の塗布色との値を用いて、使用者の肌色と使用者の塗布色との明度差、彩度差、及び色相差を測定する。
計算手段15は、測定手段14により得られた使用者の肌色と、使用者の塗布色との明度差及び彩度差を用いて、使用者の肌色と、使用者の塗布色とのコントラスト値を計算する。なお、コントラスト値の求め方については後述する。
選択手段16は、測定手段14により得られた使用者の肌色と唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いて、使用者に似合う口紅を選択する。また選択手段16は、測定手段14により得られた使用者の肌色と、計算手段15により得られた使用者の肌色と使用者の塗布色とのコントラスト値と、色相差に基づいて、使用者に似合う口紅を選択する。ここで予め設定した領域とは、例えば使用者の肌色と唇色に基づいて設定された、肌色との色相差及びコントラスト値から構成される領域であって、例えば肌色と唇色とをそれぞれ4〜6タイプに分けて組み合わせた16〜36タイプの領域を示す。なお、予め設定した16タイプの領域の例については後述する。
<ハードウェア構成例>
次に、本実施形態における実行可能なコンピュータのハードウェア構成例について図を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る口紅選択処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。
図2におけるコンピュータ本体には、入力装置21と、出力装置22と、ドライブ装置23と、補助記憶装置24と、メモリ装置25と、各種制御を行う演算処理装置26と、ネットワーク接続装置27とを有するよう構成されており、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置21は、ユーザが操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスや、ユーザが操作するタッチスクリーン等を有しており、ユーザからの口紅選択プログラムの実行等、各種操作信号を入力する。
出力装置22は、本発明における処理を行うためのコンピュータ本体を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイを有し、演算処理装置26が有する制御プログラムにより口紅選択プログラム等の実行経過や結果等を表示することができる。
ここで、本発明において、コンピュータ本体にインストールされる口紅選択プログラム等の実行プログラムは、例えばCD−ROM等の記録媒体28等により提供される。プログラムを記録した記録媒体28は、ドライブ装置23にセット可能であり、記録媒体28に含まれる実行プログラムが、記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。
なお、記録媒体28は、上述したCD−ROMの他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
補助記憶装置24は、ハードディスク等のストレージ手段であり、本発明における口紅選択プログラム等の実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム、各種データ等を蓄積し必要に応じて入出力を行うことができる。
メモリ装置25は、演算処理装置26により補助記憶装置24から読み出された口紅選択プログラム等の実行プログラム等を格納する。なお、メモリ装置25は、ROMやRAM(Random Access Memory)等からなる。
演算処理装置26は、OS(Operating System)等の制御プログラム、メモリ装置25により格納されている口紅選択プログラム等の実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して各処理を実現することができる。また、プログラムの実行中に必要な各種情報は、補助記憶装置24から取得することができ、また格納することもできる。
ネットワーク接続装置27は、通信ネットワーク等と接続することにより、口紅選択プログラム等の実行プログラムを通信ネットワークに接続されている他の端末等から取得したり、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本発明における口紅選択プログラム等の実行プログラム自体を他の端末等に提供することができる。
上述したようなハードウェア構成により、特別な装置構成を必要とせず、低コストで効率的に口紅選択処理を実現することができる。また、プログラムをインストールすることにより、上述の口紅選択処理を容易に実現することができる。
<計算手段15により得られるコントラスト値について>
次に、本実施形態の計算手段15により得られるコントラスト値について説明する。図3は、計算手段により得られるコントラスト値を説明するための図である。
図3によれば、横軸は、測定した使用者の肌色と使用者の塗布色との彩度差を示し、縦軸は、使用者の肌色と使用者の塗布色との明度差を示している。
コントラスト値は、図3に示すように、横軸に設けた彩度差と、縦軸に設けた明度差との複合による大きさを示す。よって、コントラスト値の大きさは、使用者の肌色と、使用者の塗布色との彩度差及び明度差により決まる。
したがって、使用者の肌色と、使用者の塗布色との彩度差又は明度差とが大きい場合には、コントラスト値が大きくなり、使用者の肌色と、使用者の塗布色との彩度差又は明度差とが小さい場合には、コントラスト値が小さくなる。
<色相差とコントラスト値から構成される領域における塗布色の分布について>
次に、本実施形態において用いる肌色と塗布色との色相差とコントラスト値とから構成される領域における塗布色の分布について説明する。図4は、肌色と塗布色との色相差とコントラスト値とから構成される領域における塗布色の分布の一例を示す図である。
図4に示すように、使用者の肌色を基準として、横軸は、使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差(黄みから青み)を示し、縦軸は、使用者の肌色と使用者の塗布色とのコントラスト値(弱から強)を示している。この色相差とコントラスト値とから構成される領域において、使用者の塗布色がプロットされている。ここでプロットされている塗布色は、予め選択された22色の口紅色を使用者の唇に塗布したときの、使用者の唇色とその口紅色とからなる色である。
また、この22色の口紅色を使用者の唇に塗布して、塗布した後の使用者の唇の塗布色が、使用者に似合うか否かについて、複数の美容技術者に対して調査を行い、「似合う」とされた評価4点以上のものを○(丸印)、「似合う」とされた評価3点台ものを☆(星印)、「似合う」とされた評価3点未満のものを×(バツ印)として示した。
図4の例によれば、使用者の肌と塗布色との色相差及びコントラスト値からなる領域において、中央部から左下部の領域にかけて使用者に似合うとされた塗布色が分布していることがわかる。
上述のように、使用者の唇に塗布したときの塗布色を、使用者の肌色を基準として、使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差とコントラスト値とから構成される領域にプロットし、併せてプロットした塗布色の評価を記すことで、使用者に似合うコントラストバランスの良い塗布色の領域を抽出することが可能となる。また、使用者に似合う塗布色の領域から、使用者に似合う、コントラストバランスの良い塗布色を仕上げるための口紅色を抽出することが可能となる。
<使用者の肌色と唇色のタイプに対する塗布色の関係>
次に、使用者の肌色と唇色のタイプに対する、使用者の塗布色との関係を説明する。図5は、使用者の肌色と唇色のタイプに対する、使用者の塗布色との関係を説明するための図である。なお、図5は、肌色を基準として横軸に色相差(黄みから青み)を示し、縦軸にコントラスト値(弱から強)を示している。
図5(A)は、上述した肌色のタイプが「黄みよりの明るい肌色」で、唇色のタイプが「赤い唇色」をした使用者において、使用者の塗布色を、使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差とコントラスト値とから構成される領域にプロットしたものである。また、プロットした塗布色には美容技術者による評価も合わせて示されている。
図5(A)によれば、使用者の似合うと評価された塗布色を○×印の重なった印と☆印(星印)にてプロットしたところ、使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差及びコントラスト値から構成される領域の、実線Aで囲った中央部から右上部に分布している。このことから、中央部から右上部の領域に使用者に似合う塗布色の領域があることが分かる。
また、図5(B)は、上述した肌色のタイプが「健康的な濃い肌色」で、唇色のタイプが「濃い唇色」をした使用者において、使用者の塗布色を、使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差とコントラスト値とから構成される領域にプロットしたものである。また、プロットした塗布色には美容技術者による評価も合わせて示されている。
図5(B)によれば、使用者の似合うと評価された塗布色を○×印の重なった印と☆印(星印)にてプロットしたところ、使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差とコントラスト値とから構成される領域の、実線Bで囲った中央部から下部に分布している。このことから、使用者に似合う塗布色は、中央部から下部の領域にあることが分かる。
上述したように、使用者の肌色と唇色とが異なると、使用者に似合う塗布色の領域も異なることがわかる。また、このことから、使用者の肌色と唇色のそれぞれのタイプ毎により、使用者に似合う塗布色の領域を抽出できることが分かる。
<使用者に似合う塗布色の領域の抽出方法>
次に、使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差とコントラスト値から構成される領域において、使用者に似合う塗布色の領域の抽出方法について説明する。図6は、図5に示した領域から使用者に似合う塗布色の領域を抽出する方法を説明するための図である。
図6(A)には、使用者に似合うとされた塗布色のプロットが領域の中央部から上部領域に分布し、図6(B)には、中央部から下部領域に分布している。
ここで、使用者に似合うとされた得点の高い塗布色のプロットがある領域を色濃く色付けし、得点の低い塗布色のプロットがある領域を薄く色付けすることにより、図6(A)及び図6(B)において、使用者に特に似合うとされた塗布色の領域から、使用者に似合わないとされた塗布色の領域を色の濃淡により表すことが可能となる。
<肌色と唇色のタイプ別における塗布色の似合う領域との関係>
次に、上述した使用者の肌色と唇色のタイプ毎の、使用者に似合う塗布色の領域との関係について説明する。図7は、使用者の肌色と唇色のタイプ毎における、使用者に似合う塗布色の領域との関係を説明するための図である。
図7に示すように、使用者の肌色を、例えば「黄みよりの明るい肌色」、「赤みよりの明るい肌色」、「黄みよりで標準的な明るさの肌色」、「健康的な濃い肌色」等に分類する。また、使用者の素の唇色を、例えば「淡い唇色」、「標準的な唇色」、「赤い唇色」、「濃い唇色」等に分類をする。このようにして例えば使用者の肌色と使用者の唇色の組み合わせを16タイプに分類をする。
この16タイプの使用者に対してそれぞれ、上記と同様に予め選択した22色の口紅色を塗布し、使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差及びコントラスト値から構成される領域において、使用者の塗布色をプロットする。また、塗布色に対する美容技術者の評価も同様に示し、図6に示した方法により使用者に似合う塗布色の領域を濃淡にて表す。
これにより、図7に示すように、16タイプ毎に似合う塗布色の領域が分かるため、使用者の肌色と唇色のタイプを判定することにより、コントラストバランス良く仕上がる塗布色の領域、すなわち使用者に似合う塗布色が分かる。これにより、使用者の肌色と唇色のタイプ毎に、それぞれ似合う塗布色の領域を抽出することができる。
また、図7から、使用者の肌色に対する使用者の塗布色との色相差及びコントラスト値から構成される領域の中央部分の色は、肌色と唇色のタイプにかかわらず、どの使用者にも似合う塗布色の領域であることが分かる。これにより、どの使用者にも似合うマルチカラーの領域を見つけることが可能となる。
<美容技術者と一般モニターの評価についての比較結果>
次に、美容技術者と一般モニターの評価についての比較結果について説明する。図8〜図11は、美容技術者と一般モニターの評価についての比較結果の一例を示す図である。
図8〜図11は、一般モニターとして10代から60代の女性300名に対して、上記した16タイプの女性に対してそれぞれ22色の口紅を塗布した後の写真を提示して、その塗布色が似合うかどうかについて評価実験を行った結果と、美容技術者に対して同様の評価実験を行った結果を示している。
具体的には、図8は、使用者の肌色が「黄みよりの明るい肌色」の女性であって、図8(A)は、使用者の唇色が「淡い唇」の女性、図8(B)は、使用者の唇色が「標準唇」の女性、図8(C)は、使用者の唇色が「赤い唇」の女性、図8(D)は、使用者の唇色が「濃い唇」の女性が、それぞれ22色の口紅を塗布したときの美容技術者と一般モニターの評価の結果を示している。
図9は、使用者の肌色が「赤みよりの明るい肌色」の女性であって、図9(A)は、使用者の唇色が「淡い唇」の女性、図9(B)は、使用者の唇色が「標準唇」の女性、図9(C)は、使用者の唇色が「赤い唇」の女性、図9(D)は、使用者の唇色が「濃い唇」の女性が、それぞれ22色の口紅を塗布したときの美容技術者と一般モニターの評価の結果を示している。
図10は、使用者の肌色が「黄みよりで標準的な明るさの肌色」の女性であって、図10(A)は、使用者の唇色が「淡い唇」の女性、図10(B)は、使用者の唇色が「標準唇」の女性、図10(C)は、使用者の唇色が「赤い唇」の女性、図10(D)は、使用者の唇色が「濃い唇」の女性が、それぞれ22色の口紅を塗布したときの美容技術者と一般モニターの評価の結果を示している。
図11は、使用者の肌色が「健康的な濃い肌色」の女性であって、図11(A)は、使用者の唇色が「淡い唇」の女性、図11(B)は、使用者の唇色が「標準唇」の女性、図11(C)は、使用者の唇色が「赤い唇」の女性、図11(D)は、使用者の唇色が「濃い唇」の女性が、それぞれ22色の口紅を塗布したときの美容技術者と一般モニターの評価の結果を示している。
また、図8〜図11において、横軸は、ライト(L)トーン(PK、RD、OR、RS、BE、BR)、モデレート(M)トーン(PK、RD(1)、RD(2)、OR、RS、BE、BR)、グレイッシュ(GY)トーン(PK、RD、OR、RS、BE、BR)、ディープ(DP)トーン(RD、RS、BR)から構成される「22色の口紅の色」を示し、縦軸は、その評価値(5段階評価)を示している。更に、図8〜図11において、実線が、美容技術者の評価を示し、破線が一般モニターの評価結果を示す。
上記図8〜図11に示すように、美容技術者の評価値を示す実線と、一般モニターの評価値を示す破線は、ほぼ同様の動きを示していることがわかる。このことから、使用者の口紅が似合うか否かについての一般モニターの評価と美容技術者の評価が、ほぼ同様の評価をしていることが分かる。
これにより、上記の美容技術者の評価に基づき作成した図4から図7に示す使用者の塗布色が似合うと評価された領域は、一般モニターからもほぼ同様に評価される領域ということができる。
<コントラストバランス良く仕上げる口紅色の傾向>
次に、使用者の肌色及び唇色のタイプ毎にコントラストバランス良く仕上げる口紅色の傾向について説明する。図12及び図13は、図7に示す領域に当てはまる口紅色に基づき作成された、使用者の肌色及び唇色のタイプ毎にコントラストバランス良く仕上げる口紅色の傾向の一例を示す図である。
図12及び図13に示すように、口紅色を、縦にP(ペールトーン)・L(ライトトーン)、M(モデレートトーン)、Gy(グレイッシュ)、Dk(ダークトーン)、Dp(ディープトーン)、横にPK(ピンク系)、RS(ローズ系)、RD(レッド系)、OR(オレンジ系)、BR(ブラウン系)、BE(ベージュ系)として色分類する。
また、図12及び図13には、図7に示した領域に当てはまる口紅色に基づき、使用者の肌色及び唇色のタイプ毎に、例えばコントラストバランス良く仕上げ、使用者にとても似合う口紅色を◎(二重丸)、似合う口紅色を○(丸)、似合わない口紅色を△(三角)として表を作成する。
例えば、図12(A)の表は、黄みよりの明るい肌で淡い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、黄みよりの明るい肌で淡い唇の使用者には、似合う口紅色が幅広く、青みのある色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図12(B)の表は、赤みよりの明るい肌色で淡い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、赤みよりの明るい肌色で淡い唇の使用者には、似合う口紅色が幅広く、明るめの色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図12(C)の表は、標準的な明るさの肌色で淡い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、標準的な明るさの肌色で淡い唇の使用者には、似合う口紅色が幅広く、青みのある色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図12(D)の表は、健康的な濃い肌色で淡い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、健康的な濃い肌色で淡い唇の使用者には、似合う口紅色は黄み、深みのある青みのある色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図12(E)の表は、黄みよりの明るい肌で標準的な唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、黄みよりの明るい肌で標準的な唇の使用者には、似合う口紅色が幅広く、黄みのある色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図12(F)の表は、赤みよりの明るい肌色で標準的な唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、赤みよりの明るい肌色で標準的な唇の使用者には、似合う口紅色が幅広く、明るめの色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図12(G)の表は、標準的な明るさの肌色で標準的な唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、標準的な明るさの肌色で標準的な唇の使用者には、似合う口紅色が青みのある色、深めの色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図12(H)の表は、健康的な濃い肌色で標準的な唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、健康的な濃い肌色で標準的な唇の使用者には、似合う口紅色が明るめの黄みのある色、落ち着いた青みのある色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図13(A)の表は、黄みよりの明るい肌色で赤い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、黄みよりの明るい肌色で赤い唇の使用者には、似合う口紅色が幅広い傾向にあることが分かる。
また、図13(B)の表は、赤みよりの明るい肌色で赤い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、赤みよりの明るい肌色で赤い唇の使用者には、似合う口紅色が幅広く、黄みのある色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図13(C)の表は、標準的な明るさの肌色で赤い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、標準的な明るさの肌色で赤い唇の使用者には、似合う口紅色が黄みのある色、落ち着きのある深めのある色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図13(D)の表は、健康的な濃い肌色で赤い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、健康的な濃い肌色で赤い唇の使用者には、似合う口紅色が黄みのある色、明るめの色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図13(E)の表は、黄みよりの明るい肌色で濃い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、黄みよりの明るい肌色で濃い唇の使用者には、似合う口紅色が幅広く、黄みの深めの色は似合わない傾向にあることが分かる。
また、図13(F)の表は、赤みよりの明るい肌で濃い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、赤みよりの明るい肌で濃い唇の使用者には、似合う口紅色が幅広く、青みのある色、発色の良い色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図13(G)の表は、標準的な明るさの肌色で濃い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、標準的な明るさの肌色で濃い唇の使用者には、似合う口紅色が明るめの黄みのある色、落ち着いた青みのある色が似合う傾向にあることが分かる。
また、図13(H)の表は、健康的な濃い肌色で濃い唇の使用者の口紅色の傾向を示す。この表から、健康的な濃い肌色で濃い唇の使用者には、似合う口紅色がレッド(RD)系、ローズ(RS)系、ブラウン(BR)系の色が似合う傾向にあることが分かる。
上述のように、図7に示す領域に当てはまる口紅色に基づき、使用者の肌色と唇色のタイプ毎に図12及び図13に示す口紅色の似合う色、似合わない色の表を作成することができる。またこの表から、それぞれのタイプ毎に口紅色の似合う色、似合わない色の傾向を容易に探ることが可能となる。また、使用者の肌色と唇色から使用者のタイプを判定し、図12及び図13に示す図を用いることで、その使用者に似合う色の口紅色を容易に選択することが可能となる。
<口紅選択処理>
次に、本実施形態における口紅選択処理について説明する。図14は、口紅選択処理の一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、測定手段14は、使用者の肌色、使用者の唇色、使用者の塗布色を測定する(S11)。次に、測定手段14は、S11の処理により得られた使用者の肌色と塗布色から、使用者の肌色と塗布色との明度差、彩度差、色相差を測定する(S12)。
次に、計算手段15は、S12の処理により得られた使用者の肌色と塗布色との明度差と彩度差からコントラスト値を計算する(S13)。
次に、選択手段16は、S11の処理により得られた使用者の肌色を基準として、S12の処理及びS13の処理により得られた使用者の肌色と使用者の塗布色との色相差及びコントラスト値から塗布色の位置を検出する(S14)。
次に、選択手段16は、S11の処理により得られた使用者の肌色と唇色とが、予め肌色と唇色のタイプの組み合わせにより設定された16タイプのうちのどのタイプに入るかを判定する(S15)。
次に、選択手段16は、S14の処理にて得られた塗布色が、S15の処理にて得られたタイプにおいて予め設定された肌色を基準として色相差とコントラスト値から構成される領域における似合う領域に含まれるか否かを判定する(S16)。ここで似合う領域とは、使用者が口紅を塗布したときにコントラストバランスの良い塗布色の領域を示す。
塗布色が、予め設定されたこの似合う領域に含まれる場合(S16において、YES)、画面又は音声により似合う旨を通知し(S17)、選択手段16は処理終了する。また、塗布色が予め設定された似合う領域に含まれない場合(S16において、NO)、S11の処理に戻り、後続の処理を続ける。
なお、上記S15の処理において使用者の肌色と唇色が、16タイプのどのタイプにあてはまるか否かを判定したが、本実施形態においてこれに限定されず、肌色と唇色のタイプの組み合わせによる複数のタイプを設定することができる。
また、上記口紅選択処理において、S11の処理において測定手段14が使用者の肌色と唇色とを測定し、S12〜S14の処理を行わず、選択手段16は、S15の処理の結果から使用者に似合う口紅色を抽出し、抽出した口紅色を似合う口紅色の順に通知することができる。また、選択手段16は、S15の処理の結果から使用者に似合う口紅色から似合わない口紅色順に並べ替えて通知することもできる。
上述したように、本発明によれば、使用者の肌色と、使用者の唇色とから、似合う口紅色を選択することが可能となる。また、本発明によれば、使用者の肌色と、使用者の塗布色とから、明度差、彩度差、及び色相差を測定し、明度差及び彩度差からなるコントラスト値を計算し、使用者の肌色と使用者の塗布色とのコントラスト値及び色相差に基づいて、使用者の塗布色が似合うか否かを判定することができる。これにより、使用者に似合った口紅色を選択することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本実施形態に係る口紅選択装置における機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る口紅選択処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。 計算手段により得られるコントラスト値を説明するための図である。 肌色と塗布色との色相差とコントラスト値から構成される領域における塗布色の分布の一例を示す図である。 使用者の肌色と唇色のタイプに対する、使用者の塗布色との関係を説明するための図である。 図5に示した領域から使用者の口紅色の似合う領域を抽出する方法を説明するための図である。 使用者の肌色と唇色のタイプ毎における、使用者の口紅色の似合う領域との関係を説明するための図である。 美容技術者と一般モニターの評価についての比較結果の一例を示す図である(その1)。 美容技術者と一般モニターの評価についての比較結果の一例を示す図である(その2)。 美容技術者と一般モニターの評価についての比較結果の一例を示す図である(その3)。 美容技術者と一般モニターの評価についての比較結果の一例を示す図である(その4)。 使用者の肌色及び唇色のタイプ毎にコントラストバランス良く仕上げる口紅色の傾向の一例を示す図である(その1)。 使用者の肌色及び唇色のタイプ毎にコントラストバランス良く仕上げる口紅色の傾向の一例を示す図である(その2)。 口紅選択処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 口紅選択装置
11 入力手段
12 出力手段
13 蓄積手段
14 測定手段
15 計算手段
16 選択手段
21 入力装置
22 出力装置
23 ドライブ装置
24 補助記憶装置
25 メモリ装置
26 演算処理装置
27 ネットワーク接続装置
28 記録媒体

Claims (15)

  1. 使用者の肌色と前記使用者の唇色とを測定する測定手順と、
    前記測定手順により得られた前記肌色と前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択する選択手順とを有することを特徴とする口紅選択方法。
  2. 前記選択手順は、前記肌色と前記唇色とをそれぞれ4〜6つのタイプに分類し、分類した前記肌色と前記唇色との組み合わせからなる16〜36タイプ毎に予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択することを特徴とする請求項1に記載の口紅選択方法。
  3. 使用者の肌色と、前記使用者の唇に口紅を塗布したときの、唇色と口紅色とからなる塗布色とを測定し、前記使用者の肌色と前記使用者の塗布色との明度差、彩度差、及び色相差を測定する測定手順と、
    前記測定手順により得られた前記肌色と前記塗布色との明度差及び彩度差を用いて、前記肌色と前記塗布色とのコントラストを計算する計算手順と、
    前記計算手順により得られた前記コントラスト値と、前記測定手順により得られた前記肌色と前記塗布色との色相差とに基づいて口紅を選択する選択手順とを有することを特徴とする口紅選択方法。
  4. 前記測定手順は、前記使用者の唇色を測定し、
    前記選択手順は、前記測定手順により得られた前記肌色と前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いて、口紅を選択することを特徴とする請求項3に記載の口紅選択方法。
  5. 前記選択手順は、前記肌色と前記唇色とをそれぞれ4〜6つのタイプに分類し、分類した前記肌色と前記唇色との組み合わせからなる16〜36タイプ毎に予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択することを特徴とする請求項3又は4に記載の口紅選択方法。
  6. 前記肌色のタイプは、少なくとも黄みよりの明るい肌色と、赤みよりの明るい肌色と、黄みよりで標準的な明るさの肌色と、健康的な濃い肌色とからなることを特徴とする請求項2又は5に記載の口紅選択方法。
  7. 前記唇色のタイプは、少なくとも淡い唇色と、標準的な唇色と、赤い唇色と、濃い唇色とからなることを特徴とする請求項2又は5に記載の口紅選択方法。
  8. 使用者の肌色と、前記使用者の唇色とを測定する測定手段と、
    前記測定手段により得られた前記肌色と、前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択する選択手段とを有することを特徴とする口紅選択装置。
  9. 前記選択手段は、前記肌色と前記唇色とをそれぞれ4〜6つのタイプに分類し、分類した前記肌色と前記唇色との組み合わせからなる16〜36タイプ毎に予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択することを特徴とする請求項8に記載の口紅選択装置。
  10. 使用者の肌色と、前記使用者の唇に口紅を塗布したときの、唇色と口紅色とからなる塗布色とを測定し、前記使用者の肌色と前記使用者の塗布色との明度差、彩度差、及び色相差を測定する測定手段と、
    前記測定手段により得られた前記肌色と前記塗布色との明度差及び彩度差を用いて、前記肌色と前記塗布色とのコントラストを計算する計算手段と、
    前記計算手段により得られた前記コントラスト値と、前記測定手段により得られた前記肌色と前記塗布色との色相差とに基づいて口紅を選択する選択手段とを有することを特徴とする口紅選択装置。
  11. 前記測定手段は、前記使用者の唇色を測定し、
    前記選択手段は、前記測定手段により得られた前記肌色と前記唇色とに基づいて、予め設定した領域を用いて、口紅を選択することを特徴とする請求項10に記載の口紅選択装置。
  12. 前記選択手段は、前記肌色と前記唇色とをそれぞれ4〜6つのタイプに分類し、分類した前記肌色と前記唇色との組み合わせからなる16〜36タイプ毎に予め設定した領域を用いることにより、口紅を選択することを特徴とする請求項10又は11に記載の口紅選択装置。
  13. 前記肌色のタイプは、少なくとも黄みよりの明るい肌色と、赤みよりの明るい肌色と、黄みよりで標準的な明るさの肌色と、健康的な濃い肌色とからなることを特徴とする請求項9又は12に記載の口紅選択装置。
  14. 前記唇色のタイプは、少なくとも淡い唇色と、標準的な唇色と、赤い唇色と、濃い唇色とからなることを特徴とする請求項9又は12に記載の口紅選択装置。
  15. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の口紅選択方法における手順をコンピュータに実行可能なプログラムとしたことを特徴とする口紅選択プログラム。
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