JP2010073037A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】既に実績のあるパイプライン処理回路の設計変更を行う必要なく、新たな入力画像を受け付けることができない事態を挟んでも、正確にパイプライン処理を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】入力画像を記憶する入力画像記憶手段2と、クロックパルスが供給される毎に、入力画像記憶手段2に記憶された入力画像を受け付けて画像処理を行うパイプライン処理手段1であって、クロックパルスが供給されない際には、直前のクロックパルスが供給されたときに受け付けた入力画像を画像処理するパイプライン処理手段1と、入力画像記憶手段2に入力画像が記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断した際には、パイプライン処理手段1へのクロックパルスの供給を停止させるクロックパルス供給停止手段4と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】入力画像を記憶する入力画像記憶手段2と、クロックパルスが供給される毎に、入力画像記憶手段2に記憶された入力画像を受け付けて画像処理を行うパイプライン処理手段1であって、クロックパルスが供給されない際には、直前のクロックパルスが供給されたときに受け付けた入力画像を画像処理するパイプライン処理手段1と、入力画像記憶手段2に入力画像が記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断した際には、パイプライン処理手段1へのクロックパルスの供給を停止させるクロックパルス供給停止手段4と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、パイプライン処理を行う画像処理装置に関し、既に実績のあるパイプライン処理回路の設計変更を行うことなく、新たな入力画像を受け付けることができない事態を挟んでも、正確なパイプライン処理を行うことができる画像処理装置に関するものである。
ファクシミリ装置、イメージスキャナ、コピー機などの画像処理装置の中には、1つの画像処理手段が、全ての入力画像に対して複数の画像処理を行うのではなく、特許文献1に示すように、複数の画像処理手段が、これらの配列順に入力画像を所定量づつ受け付けて画像処理を行うパイプライン処理を行って、画像処理の高速化を実現した画像処理装置が存在する。
図5は、このようなパイプライン処理回路の一例を示す図である。図5に示すパイプライン処理回路100では、第1の画像処理回路101及び第2の画像処理回路102が直列に配列されている。
第1の画像処理回路101及び第2の画像処理回路102は、入力画像を所定量づつ受け付けて画像処理を行う。第1の画像処理回路101は入力画像を画像処理し、第2の画像処理回路102は前段の画像処理回路101により画像処理された入力画像を画像処理する。尚、第1の画像処理回路101及び第2の画像処理回路102が行う画像処理は種々の画像処理が考えられ、例えば、ガンマ補正処理やシェーディング処理などが考えられる。
フリップフロップ回路103〜105は、図示しないクロックパルス発生回路から発生するクロック信号に基づいて以下の処理を行う。
フリップフロップ回路103は、第1の画像処理回路101の前段に設けられており、所定量の入力画像の保持及び第1の画像処理回路101への出力を行う。また、フリップフロップ回路104は、第1の画像処理回路101と第2の画像処理回路102との間に設けられており、第1の画像処理回路101により画像処理された前記所定量の入力画像の記憶及び第2の画像処理回路102への出力を行う。また、フリップフロップ回路105は、第2の画像処理回路102により画像処理された前記所定量の入力画像の記憶及び最終出力としての出力を行う。
尚、フリップフロップ回路103〜105は、各々、前記所定量の入力画像を保持すべく、複数ビット分のフリップフロップ回路がパラレル接続されたレジスタであってもよい。
このように、パイプライン処理回路100は、入力画像を所定量づつ受け付けて、第1の画像処理回路101及び第2の画像処理回路102により順次画像処理を行って最終出力として出力するので、異なる入力画像の画像処理を同時に行うことができ、そのために、1つの画像処理手段が、全ての入力画像に対して複数の画像処理を行う場合に比べて、画像処理を高速化することができる。
特開平7−73319号公報
ところで、このようなパイプライン処理回路100において、入力画像を一旦メモリに記憶させてから、最前段のフリップフロップ回路103へ出力する場合がある。一方、メモリは、入力画像の記憶の他、図示しない制御回路のプログラムデータを記憶する用途や、制御回路の作業領域としての用途などを有することもあるので、このような場合、メモリへのアクセスが競合して、最前段のフリップフロップ回路103がクロックパルスに同期して入力画像を受け付けることができない場合がある。
パイプライン処理回路100は、このような事態を挟んだ場合には、メモリへのアクセスが成功するまでの間、フリップフロップ回路103から後段の第1の画像処理回路101及び第2の画像処理回路102、そして、後段のフリップフロップ回路104,105へ、入力画像を出力することができないので、第1の画像処理回路101及び第2の画像処理回路102が入力画像を画像処理できず、そのため、メモリへのアクセスができない事態を挟んだ場合、正確なパイプライン処理を行うことができない。
そのため、以下に示すパイプライン処理回路200を用いることが考えられる。図6は、改良を行ったパイプライン処理回路の例を示す図である。
図6に示すパイプライン処理回路200では、図5に示すパイプライン処理回路100において、フリップフロップ回路103〜105の各々の前段にフィードバック回路106〜108が設けられている。フィードバック回路106〜108は、入力画像の入力と、フリップフロップ回路103〜105から帰還する入力画像の入力とを選択するマルチプレクサで構成されており、入力画像停止信号が入力された際には、フリップフロップ回路103〜105から帰還される入力画像の入力を選択するよう構成されている。
このようなパイプライン処理回路200は、入力画像が停止した際には、全てのマルチプレクサがフリップフロップ回路103〜105から帰還した入力画像の入力を選択するので、フリップフロップ回路103〜105から帰還する入力画像を、フリップフロップ回路103〜105において保持するとともに、後段の第1の画像処理回路101及び第2の画像処理回路102に出力でき、そのために、第1の画像処理回路101及び第2の画像処理回路102が、フリップフロップ回路103〜105から出力された入力画像を画像処理に利用でき、メモリへのアクセスができない事態を挟んでも、パイプライン処理を正確に行うことができる。
ところが、このようなパイプライン処理回路200は、すべてのフリップフロップ回路103〜105の前段にフィードバック回路106〜108を設ける必要があり、既に実績のあるパイプライン処理回路100を設計変更する必要がある。しかしながら、パイプライン処理回路はタイミング設計が難しく、実績のあるパイプライン処理回路100の設計変更は難易度が高い。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、既に実績のあるパイプライン処理回路の設計変更を行うことなく、新たな入力画像を受け付けることができない事態を挟んでも、正確なパイプライン処理を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の画像処理装置は、前段の画像処理手段により画像処理された入力画像を、後段の画像処理手段により画像処理するパイプライン処理を行う画像処理装置において、入力画像を記憶する入力画像記憶手段と、クロックパルスが供給される毎に、前記入力画像記憶手段に記憶された前記入力画像を受け付けて前記画像処理を行うパイプライン処理手段であって、前記クロックパルスが供給されない際には、直前の前記クロックパルスが供給されたときに受け付けた入力画像を画像処理するパイプライン処理手段と、前記入力画像記憶手段に前記入力画像が記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断した際には、前記パイプライン処理手段への前記クロックパルスの供給を停止させるクロックパルス供給停止手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、クロックパルスが供給される毎に、入力画像記憶手段に入力画像が記憶されている際には、入力画像記憶手段に記憶された入力画像を受け付けて前記画像処理を行う。ここに、入力画像記憶手段に記憶された入力画像は、記憶手段に予め記憶されている入力画像を入力画像記憶手段が読み取り、そして記憶した入力画像である。
一方、入力画像記憶手段に入力画像が記憶されていない際には、クロックパルス供給停止手段は、パイプライン処理手段へのクロックパルスの供給を停止させて、パイプライン処理手段に対し、直前の前記クロックパルスが供給されたときに受け付けた入力画像を画像処理させる。
したがって、パイプライン処理手段は、メモリへのアクセスが競合して入力画像を受け付けることができない際には、直前にクロックパルスが供給された際に保持された入力画像を画像処理することができ、そのため、既に実績のあるパイプライン処理回路の設計変更を行う必要なく、新たな入力画像を受け付けることができない事態を挟んでも、正確にパイプライン処理を行うことができる画像処理装置を提供できる。
請求項2に記載の発明の画像処理装置は、請求項1に記載の発明の画像処理装置であって、前記パイプライン処理手段は、前記クロックパルスが供給される毎に前記入力画像を保持し、保持した前記入力画像を次の前記クロックパルスが供給されるまでの間出力する複数のフリップフロップ回路と、前記複数のフリップフロップ回路から出力された前記入力画像を画像処理する複数の画像処理手段と、を備えて構成されてなる。
この請求項2に記載の発明によれば、複数のフリップフロップ回路が、クロックパルスが供給される毎に入力画像を保持し、次のクロックパルスが供給されるまでの間は、保持した入力画像を出力する。複数の画像処理手段は、このように、複数のフリップフロップ回路が保持及び出力した入力画像を画像処理する。
そのため、クロックパルスの供給が停止した場合には、複数のフリップフロップ回路からは、直前に供給されたクロックパルスに同期して保持した入力画像が出力されるので、複数の画像処理回路が、クロックパルスの供給が停止した場合でもフリップフロップ回路から出力された画像を処理できる。したがって、既に実績のあるパイプライン処理回路(図5)の設計変更を行う必要なく、入力画像を受け付けることができない事態を挟んでも、正確にパイプライン処理を行うことができる画像処理装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明の画像処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置であって、前記クロックパルス供給停止手段は、前記パイプライン処理手段へ供給される前記クロックパルスをマスク処理することを特徴とする。そのため、クロックパルス供給手段からパイプライン処理手段へ供給されるクロックパルスを容易に停止させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、クロックパルスが供給される毎に、入力画像記憶手段に入力画像が記憶されている際には、入力画像記憶手段に記憶された入力画像を受け付けて画像処理を行う。
一方、入力画像記憶手段に入力画像が記憶されていない際には、クロックパルス供給停止手段は、パイプライン処理手段へのクロックパルスの供給を停止させて、パイプライン処理手段に対し、直前のクロックパルスが供給されたときに受け付けた入力画像を画像処理させる。
したがって、パイプライン処理手段は、メモリへのアクセスが競合して入力画像を受け付けることができない際には、直前にクロックパルスが供給された際に保持された入力画像を画像処理することができ、そのため、既に実績のあるパイプライン処理回路の設計変更を行うことなく、新たな入力画像を受け付けることができない事態を挟んでも、正確にパイプライン処理を行うことができる画像処理装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、複数のフリップフロップ回路が、クロックパルスが供給される毎に入力画像を保持し、次のクロックパルスが供給されるまでの間は、保持した入力画像を出力する。複数の画像処理手段は、このように、複数のフリップフロップ回路が保持及び出力した入力画像を画像処理する。
そのため、クロックパルスの供給が停止した場合には、複数のフリップフロップ回路からは、直前に供給されたクロックパルスに同期して保持した入力画像が出力されるので、複数の画像処理回路が、クロックパルスの供給が停止した場合でもフリップフロップ回路から出力された画像を処理できる。したがって、既に実績のあるパイプライン処理回路(図5)の設計変更を行う必要なく、入力画像を受け付けることができない事態を挟んでも、正確にパイプライン処理を行うことができる画像処理装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、クロックパルス供給停止手段は、パイプライン処理手段へ供給されるクロックパルスをマスク処理する。そのため、パイプライン処理手段へ供給されるクロックパルスを容易に停止させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像処理装置について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置の一例を示す図である。
図1に示す画像処理装置Aにおいて、パイプライン処理回路1(パイプライン処理手段)の前段には入力バッファ2(入力画像記憶手段)が接続されており、パイプライン処理回路1の後段には出力バッファ3が接続されている。
パイプライン処理回路1の構成は、図5に図示したパイプライン処理回路100と同様であり、フリップフロップ回路103〜105に対して、クロックパルスマスク回路4でマスク処理されていないクロックパルスが入力される。尚、このパイプライン処理回路1において、画像処理回路101及び画像処理回路102は、画像処理手段を構成している。
入力バッファ2では、図示しないクロックパルス発生回路から出力されるクロックパルスに同期して、メモリ6(記憶手段)に予め記憶されている入力画像の読み出し及び書き込みが行われる。尚、メモリ6としては、例えば、ラインメモリ、ページメモリなどが考えられる。
出力バッファ3では、前記クロックパルスに同期して、パイプライン処理回路1から出力される出力画像の書き込み及び読み出しが行われ、書き込まれた出力画像が後段の構成要素(図示しない画像メモリなど)へ出力される。
クロックパルスマスク回路4(クロックパルス供給停止手段)は、クロックパルスをマスク処理することにより、パイプライン処理回路1へ供給されるクロックパルスを停止させる。
制御回路5は、少なくとも、先述の構成要素を制御するために設けられており、少なくとも、入力バッファ2に入力画像が記憶されていない際には、クロックパルスマスク回路4がパイプライン処理回路1へ供給するクロックパルスをマスク処理するために必要なマスク信号sigを出力する。尚、マスク処理の詳細については後述する。
図2は、クロックパルスマスク回路4の回路構成の一例を示す図である。
図2において、クロックパルスマスク回路4は、2つの入力端子を有したANDゲート40と、NOTゲート41とで構成されており、ANDゲートの一方の入力端子T1にはNOTゲート41で反転されたマスク信号sigが入力され、他方の入力端子T2にはクロックパルスが入力されるようになっている。ここに、マスク信号sigは、ハイレベル(以下、Hレベルという)でクロックパルスのマスク処理を要求する信号である。
このようなクロックパルスマスク回路4において、マスク信号sigがローレベル(以下、Lレベルという)でありクロックパルスのマスク処理を要求していない場合には、NOTゲート41の入力端子T4はLレベルであるので、NOTゲート41の出力端子T5はHレベルとなり、ANDゲート40の入力端子T1の電圧レベルがHレベルとなる。
このように、マスク信号sigがLレベルである場合には、ANDゲート40の入力端子T1の電圧レベルが常時Hレベルとなっているので、ANDゲート40の出力端子T3から出力されるクロックパルスの電圧レベルは、ANDゲート40の入力端子T2に入力されるクロックパルスの電圧レベルによって一義的に決定される。
一方、クロックパルスマスク回路4において、マスク信号sigがHレベルでありクロックパルスのマスク処理を要求している場合には、NOTゲート41の入力端子T4はHレベルであるので、NOTゲート41の出力端子T5はLレベルとなり、ANDゲート40の入力端子T1の電圧レベルがLレベルとなる。
このように、マスク信号sigがHレベルである場合には、ANDゲート40の入力端子T1の電圧レベルが常時Lレベルとなっているので、ANDゲート40の出力端子T3から出力されるクロックパルスの電圧レベルは、ANDゲート40の入力端子T2に入力されるクロックパルスの電圧レベルがHレベルかLレベルかにかかわらず、Lレベルとされる。
このように、クロックパルスマスク回路4は、マスク信号sigがHレベルで入力されている場合には、パイプライン処理回路1へ供給されるクロックパルスの電圧レベルがLレベルとされるので、簡易な構成で、パイプライン処理回路1へ供給されるクロックパルスの供給を停止させることができる。
図3は、画像処理装置Aのクロックパルスマスク処理の概要を説明するためのフローチャートを示している。
制御回路5は、クロックパルスの立上りを検出する毎に、以下の処理を行うことにより、パイプライン処理回路1へのクロックパルスの供給を制御する。
図示するフローチャートに示すように、制御回路5は、クロックパルスの立上りを検出した際には(ステップS1;Y)、入力バッファ2へ入力画像が記憶されているか否かを判断する(ステップS2)。そして、入力バッファ2へ入力画像が記憶されていると判断しなかった際には(ステップS2;N)、クロックパルスをマスクすることにより、パイプライン処理回路1へのクロックパルスの供給を停止させる。一方、入力バッファ2へ入力画像が記憶されていると判断した際には(ステップS2;Y)、クロックパルスをマスクせずに、パイプライン処理回路1へのクロックパルスを1パルス分供給させる。
このように、画像処理装置Aは、制御回路5が、クロックパルスの立上りを検出する毎に、入力画像が入力バッファ2へ記憶されているか否かを判断し、入力画像が入力バッファ2へ記憶されていないと判断した際には、メモリ6に記憶された入力画像の読み出しができないことを意味するので、パイプライン処理回路1へのクロックパルスの供給を停止させる。そのため、パイプライン処理回路1は、直前にクロックパルスが供給された際に保持した入力画像の画像処理を行うことができる。
また、画像処理装置Aは、入力画像が入力バッファ2へ記憶されていると判断した際には、メモリ6に記憶された入力画像の読み出しができることを意味するので、パイプライン処理回路1へのクロックパルスの供給を停止させずに、メモリ6から読み出された入力画像を画像処理できる。
図4は、クロックパルス及びクロックパルスに基づいてパイプライン処理回路1において保持及び出力される入力画像を示すタイムチャートであり、図4(a)は通常時(入力バッファ2に入力画像が記憶されている状態)におけるタイムチャートを示し、図4(b)はメモリ6へのアクセス競合時(入力バッファ2に入力画像が記憶されていない状態)におけるタイムチャートを示している。
尚、図中、FF103とはフリップフロップ回路103(図5)のことをいい、FF104とはフリップフロップ回路104(図5)のことをいい、FF105とはフリップフロップ回路105(図5)のことをいう。
以下、図4に示すタイムチャートについて、図5を参照しながら説明する。
[通常時]
パイプライン処理回路1において、FF103は、順次入力画像D1〜D4が入力される。そして、クロックパルスCLK1が入力された際には、クロックパルスCLK1の立上りに同期して入力画像D1を保持し、次のクロックパルスCLK2が入力されるまでの間、保持した入力画像D1を出力する。FF103から出力された入力画像D1は、画像処理回路101により画像処理に用いられてFF104に出力され、クロックパルスCLK2の立上りに同期して、FF104は入力画像D1を保持し、FF103は新たな入力画像D2を保持する。
パイプライン処理回路1において、FF103は、順次入力画像D1〜D4が入力される。そして、クロックパルスCLK1が入力された際には、クロックパルスCLK1の立上りに同期して入力画像D1を保持し、次のクロックパルスCLK2が入力されるまでの間、保持した入力画像D1を出力する。FF103から出力された入力画像D1は、画像処理回路101により画像処理に用いられてFF104に出力され、クロックパルスCLK2の立上りに同期して、FF104は入力画像D1を保持し、FF103は新たな入力画像D2を保持する。
FF103,104は、次のクロックパルスCLK3が入力されるまでの間、保持した入力画像D2,D1を出力する。FF104から出力された入力画像D1は、画像処理回路102により画像処理に用いられてFF105に出力され、FF103〜105は、クロックパルスCLK3の立上りに同期して入力画像D3,D2,D1を保持し、次のクロックパルスCLK4が入力されるまでの間、保持した入力画像D3,D2,D1を出力し、以下、同様の処理を繰り返す。
[メモリ6へのアクセス競合時]
パイプライン処理回路1への供給が停止するクロックパルスをクロックパルスCLK4として以下説明する。
パイプライン処理回路1への供給が停止するクロックパルスをクロックパルスCLK4として以下説明する。
図4に示すように、クロックパルスCLK4の供給が停止した際には、FF103〜105が、直前に供給されたクロックパルスCLK3の立上りの際に保持した入力画像D3,D2,D1を出力している。
そのため、パイプライン処理回路1において、クロックパルスCLK4の供給が停止しても、FF103〜105の各々が直前のクロックパルスCLK3の立上りの際に保持した入力画像D3,D2,D1が、画像処理回路101及び画像処理回路102へ出力されるため、画像処理回路101及び画像処理回路102が、入力画像D3,D2,D1を画像処理することができる。
このように、本発明の画像処理装置Aによれば、従来のパイプライン処理回路100と同じ構成のパイプライン処理回路1の他に、少なくとも、入力バッファ2、クロックパルスマスク回路4、制御回路5を備えるだけで、メモリ6へのアクセスが競合してメモリに記憶された入力画像をパイプライン処理回路1が受け付けることができない事態を挟んだ場合にも、直前にクロックパルスが供給された際に保持した入力画像を用いた画像処理ができる。
そのため、クロックパルス発生回路そのものには改良を加える必要なく、既に実績のあるパイプライン処理回路を用いて、容易に、メモリ6へのアクセスが競合して入力画像を読み出せない事態を挟んでも正確なパイプライン処理ができる本発明の画像処理装置Aを製造できる。また、メモリに記憶された入力画像をパイプライン処理回路1が受け付けることができない場合には、パイプライン処理回路1へのクロックパルスの供給が停止されるため、クロックパルスの供給に要する消費電力の削減ができる。
A 画像処理装置
1 パイプライン処理回路
2 入力バッファ
4 クロックパルスマスク回路
103〜105 フリップフロップ回路
101,102 画像処理回路
1 パイプライン処理回路
2 入力バッファ
4 クロックパルスマスク回路
103〜105 フリップフロップ回路
101,102 画像処理回路
Claims (3)
- 前段の画像処理手段により画像処理された入力画像を、後段の画像処理手段により画像処理するパイプライン処理を行う画像処理装置において、
入力画像を記憶する入力画像記憶手段と、
クロックパルスが供給される毎に、前記入力画像記憶手段に記憶された前記入力画像を受け付けて前記画像処理を行うパイプライン処理手段であって、前記クロックパルスが供給されない際には、直前の前記クロックパルスが供給されたときに受け付けた入力画像を画像処理するパイプライン処理手段と、
前記入力画像記憶手段に前記入力画像が記憶されているか否かを判断し、記憶されていないと判断した際には、前記パイプライン処理手段への前記クロックパルスの供給を停止させるクロックパルス供給停止手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記パイプライン処理手段は、
前記クロックパルスが供給される毎に前記入力画像を保持し、保持した前記入力画像を次の前記クロックパルスが供給されるまでの間出力する複数のフリップフロップ回路と、前記複数のフリップフロップ回路から出力された前記入力画像を画像処理する複数の画像処理手段と、
を備えて構成されてなる請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記クロックパルス供給停止手段は、前記パイプライン処理手段へ供給される前記クロックパルスをマスク処理することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008241416A JP2010073037A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 画像処理装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110678897A (zh) * | 2017-07-24 | 2020-01-10 | 奥林巴斯株式会社 | 图像处理装置及摄像装置 |
-
2008
- 2008-09-19 JP JP2008241416A patent/JP2010073037A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN110678897A (zh) * | 2017-07-24 | 2020-01-10 | 奥林巴斯株式会社 | 图像处理装置及摄像装置 |
CN110678897B (zh) * | 2017-07-24 | 2022-09-27 | 奥林巴斯株式会社 | 图像处理装置及摄像装置 |
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