JP2010072641A - 音声再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーディオデータ自体でハイパーリンク機能を持たせることができるようにする。
【解決手段】メインコンテンツ101に非可聴的な形式でリンク情報121,122を埋め込む。このリンク情報121,122は、キーワード111,112に個別コンテンツ102,103をリンクする情報である。リンク情報をキーワードに先行して埋め込んでおくことにより、キーワードの再生が開始されたとき、リンク操作が可能になっており、ユーザの操作で個別コンテンツにジャンプすることができる。また、キーワード区間の終了後所定時間(T5まで)リンク操作を受け付けることにより、キーワードを聴き終えた後でリンク操作をすることも可能になる。
【選択図】図2

Description

この発明は、リンク情報が埋め込まれた音声コンテンツを再生する音声再生装置に関する。
テキスト中のキーワードにリンク情報を埋め込んだハイパーテキストがインターネット等で実用化されている。ハイパーテキストの代表的なものは、htmlテキストと呼ばれるもので、可視的に表示されるテキスト本体とタグと呼ばれる非可視的なコードとで構成される。ハイパーテキストでは、特定のキーワードに他の参照テキストを関連づけられており、パソコン画面にテキストが表示されているときに、キーワードの表示箇所をクリックすることで、そのキーワードに関連づけられている参照テキストへ表示が切り換えられるものである。また、このハイパーテキストを読み上げる機能を備えた装置も提案されている(特許文献1)。
特許3408332号公報
しかしながら、上記従来のものは、予めハイパーテキストとして編集されたテキストデータを合成音声で読み上げるものであり、オーディオデータの特定の区間をキーワードとしてリンクを構成するものではなかった。すなわち、オーディオデータにリンク情報を埋め込んである訳ではないため、原稿であるハイパーテキストがなければリンク先にジャンプすることは不可能であり、オーディオデータ自体としてハイパーリンク機能を持つものではなかった。
この発明は、オーディオ信号自体でハイパーリンク機能を持たせることができる音声再生装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、特定のキーワード区間を含み、該キーワード区間に先行して該キーワード区間に対応する第2コンテンツを指定するリンク情報が音声信号で埋め込まれている第1コンテンツ、および、前記第2コンテンツを音声信号として再生する再生出力部と、再生出力部によって再生された音声信号から、前記リンク情報をデコードするデコード部と、利用者によるリンク操作を受け付ける操作部と、前記キーワード区間の再生時間帯およびキーワード区間の再生終了後の所定時間からなるリンク操作受付期間内に、前記操作部がリンク操作を受け付けたとき、前記再生出力部が再生するコンテンツを前記リンク情報が指定する第2コンテンツに移動させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、可聴音の音声信号である音声コンテンツ中に音声信号でリンク情報が埋め込まれたものを再生する。リンク情報は第1コンテンツのキーワード区間に対応づけられ、このキーワード区間に先行して埋め込まれている。キーワード区間の再生中およびその後の所定時間からなるリンク操作受付期間内に利用者がリンク操作を行ったとき、再生出力部の再生位置を第2コンテンツに移動させる。これにより、ハイパーテキストのようなテキスト情報を必要とせず、音声信号のみで複数のコンテンツ間のリンクを形成することができる。
リンク情報は、非可聴な音声信号で埋め込むことが好ましい。ここで、非可聴な音声信号とは、人間の可聴周波数帯域から外れた周波数の信号、人間の可聴音域であるが気づかないまたは気にならない音からなる信号(たとえば小レベルの背景ノイズや高域の背景ノイズ)、人には聞こえるが内容が理解できない音からなる信号(たとえばチャイム音)、などである。また、情報の埋め込み方式は周波数変調方式、振幅変調方式、直接スペクトラム拡散方式などがある。
なお、第1コンテンツと第2コンテンツは同じファイルの異なる位置の音声信号であってもよく、また、異なるファイルの音声信号であってもよい。また、これらのコンテンツは装置内部に記憶されていてもよく、外部から入力されてもよい。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記操作部は、利用者による確認操作をさらに受け付け、前記制御部は、前記リンク操作受付期間内に、前記操作部が確認操作を受け付けたとき、前記再生部の再生位置を前記キーワード区間の直前に移動させることを特徴とする。
利用者が、テキストを読んでいるときキーワードを読み直すことは容易である。しかし、音声情報でキーワードを聞き直したい場合に、キーワードの先頭まで巻き戻して再生を再開するという操作は面倒である。そこで、本発明では、リンク操作受付期間内に確認操作(たとえばボタンの押下等の簡略な操作)が行われた場合、キーワード区間の直前から再生をやり直すようにしている。これにより、キーワードの聞き直しが容易になる。
請求項3の発明は、請求項1、2の発明において、前記再生出力部は、前記キーワード区間を再生するとき、再生の形態を変更することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の発明において、前記再生出力部は、前記キーワード区間を再生するとき、再生した音声信号とは別の告知音を発生することを特徴とする。
上記請求項3、4の発明により、どこが(どの言葉が)キーワードであるかが分かりやすくなり、利用者によるリンク操作(個別コンテンツへの移動指示)が容易になる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の発明において、前記再生出力部は、前記個別コンテンツの再生を開始するとき、該個別コンテンツとは別の告知音を発生することを特徴とする。
上記発明により、再生位置がメインコンテンツから個別コンテンツへ移動することが利用者に分かりやすくなる。
請求項6の発明は、特定のキーワード区間を含み、該キーワード区間に先行して、該キーワード区間に対応する第2コンテンツを指定するリンク情報が音声信号で埋め込まれている第1コンテンツを音声信号として再生する再生出力部と、前記リンク情報で指定される第2コンテンツを再生する第2コンテンツ再生部と、再生出力部によって再生された音声信号から、前記リンク情報をデコードするデコード部と、利用者によるリンク操作を受け付ける操作部と、前記キーワード区間の再生時間帯およびキーワード区間の再生終了後の所定時間からなるリンク操作受付期間内に、前記操作部がリンク操作を受け付けたとき、前記リンク情報が指定する第2コンテンツを前記第2コンテンツ再生部に再生させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記発明により、第2コンテンツが音声コンテンツ以外のたとえば映像等のコンテンツであった場合でも、第1コンテンツに埋め込まれた音声のリンク情報により、リンク操作に応じてその第2コンテンツを再生することが可能になる。
請求項7の発明は、請求項1〜6の発明において、前記リンク情報は、前記キーワード区間の終了位置をさらに含んでいることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜7の発明において、前記リンク情報は、前記キーワード区間の開始位置をさらに含んでいることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1〜8の発明において、前記キーワード区間は、前記リンク情報の終了位置から開始することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜9の発明において、前記リンク情報は、前記リンク操作受付期間の終了位置をさらに含んでいることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1〜10の発明において、前記リンク情報は、メインコンテンツの先頭部分に埋め込まれていることを特徴とする。
この発明によれば、音声信号にリンク情報を埋め込み、このリンク情報に基づいて複数のコンテンツ間にリンクを形成することができるため、音声信号のみで音声コンテンツのリンクを形成することができる。
この発明の実施形態である音声再生装置のブロック図 同音声再生装置で再生される音声コンテンツの構成例を示す図 同音声コンテンツの再生位置のジャンプの形態を示す図 同音声再生装置の動作を示すフローチャート 同音声再生装置の動作を示すフローチャート 同音声再生装置の動作を示すフローチャート この発明の他の実施形態である再生装置のブロック図 この発明のさらに他の実施形態である再生装置のブロック図 この発明のさらに他の実施形態である再生装置のブロック図 この発明のさらに他の実施形態である再生装置のブロック図 この発明のさらに他の実施形態である再生装置のブロック図 この発明が適用された携帯電話のブロック図 この発明の実施に好適な変調方式、復調方式を説明する図
図面を参照してこの発明の実施形態である音声再生装置1、および、音声再生装置1で再生される音声コンテンツ100について説明する。
≪音声コンテンツの説明≫
まず、図2、図3を参照して音声コンテンツ100について説明する。図2は、音声コンテンツ100の構成図、図3は同音声コンテンツの再生位置のジャンプの形態を説明する図である。
音声コンテンツ100は、メインコンテンツ(またはインデックスコンテンツ)101と複数の個別コンテンツ102、103からなる。これらのコンテンツは、1つのオーディオファイルの別々の時間帯に記録して作成してもよく、各コンテンツを別々のオーディオファイルで構成してもよい。メインコンテンツ101が本発明の第1コンテンツに対応し、個別コンテンツ102,103が本発明の第2コンテンツに対応する。
メインコンテンツ101は、たとえばニュースのヘッドライン、観光地を概括的に解説するアナウンス等の概論的なコンテンツである。メインコンテンツ101は、上記の内容が人間が聴取可能な周波数帯域の音声信号として形成されているコンテンツ本体部110、および、非可聴形式のコード信号領域であるリンク情報部120からなる。コンテンツ本体部110には、特定の語彙であるキーワード111、112が含まれている。また、リンク情報部120には、キーワード111、112に対応するリンク情報121、122が埋め込まれている。埋め込みの方式としては、たとえば、音響信号の周波数シフト方式、非可聴周波数帯域のキャリア信号を変調する方式等を適用することができる。
なお、コンテンツ本体部110とリンク情報部120は、別の音声信号として存在している訳ではなく、1つの音声信号中の複数の信号成分として存在している。そのうち、コンテンツ本体部110の成分は聴取者が可聴で認識できる信号成分であり、リンク情報部120の成分はデコードすることによりリンク情報121、122を取り出すことができる信号成分である。コンテンツ本体部110とリンク情報部120とは、たとえば隣接する周波数帯域に存在する信号成分であってもよく、周波数帯域が互いにオーバーラップして重なり合う信号成分であってもよい。また、リンク情報部120がコンテンツ本体部110に音声透かし技術等で重畳されていてもよい。
リンク情報121は、キーワード111の詳細な解説等からなる個別コンテンツにジャンプするための情報であり、キーワード区間情報、リンク操作受付期間終了時刻(T5)、リンク先情報等からなる。キーワード区間情報は、メインコンテンツ101のどの時刻(T3)からどの時刻(T4)までの期間にキーワードが存在するかを示す情報である。また、リンク先情報は、キーワード111に対応する個別コンテンツ102の位置を示す情報である。個別コンテンツ102がメインコンテンツ101と同じファイルに記録されている場合には、リンク先情報としては、個別コンテンツ102の開始時刻(T6)を表す情報が記録される。また、個別コンテンツ102がメインコンテンツ101と異なるファイルに記録されている場合には、リンク先情報としてそのファイル名が記録される。
ユーザによるリンク操作は、キーワード111の再生開始時刻(T3)からキーワードの再生が終了した(T4)のち、一定時間後のリンク操作受付期間終了時刻(T5)まで受け付ける。キーワード111を聴き終えたのちにその個別コンテンツを聴くか否かを決定するユーザも居るからである。このリンク操作受付期間(T3〜T5)内にリンク操作(たとえばリンクボタンの押下)がされると、音声再生装置1は、再生位置を個別コンテンツ102の先頭(T6)にジャンプさせる(図3の(2)参照)。また、リンク操作受付期間内に確認操作(たとえば確認ボタンの押下)がされると、音声再生装置1は、再生位置をキーワード区間の直前のリスタート位置(T2)にジャンプさせ、もう一度キーワード111を再生する(図3の(3)参照)。このキーワード111の繰り返しの再生中にリンク操作がされた場合も音声再生装置1は、再生位置を個別コンテンツ102の先頭(T6)にジャンプさせる(図3の(4)参照)。
なお、図3に示すように、個別コンテンツ102の再生をスタートさせる前(T6の前)に、これから個別コンテンツを再生する旨のガイド音声を再生してもよい。ガイド音声としては、その旨のアナウンスやビープ音等を適用することができる。
なお、リスタート位置(T2)はキーワード区間の開始時刻(T3)の所定時間前として算出すればよいが、リンク情報にリスタート位置(T2)を記録しておいてもよい。また、リンク情報にリンク操作受付期間の終了時刻(T5)を記録しなくてもよい。その場合、リンク操作受付期間の終了時刻(T5)はキーワード区間の終了時刻(T4)の所定時間後として算出すればよい。
以上は、キーワード111、リンク情報121および個別コンテンツ102について説明したが、キーワード112、リンク情報122および個別コンテンツ103も同様である。また、1つのメインコンテンツ101に含まれるキーワードの数は2つに限定されない。1つでもよく、より多数であってもよい。
また、図2では各キーワードに対応するリンク情報をそのキーワードの直前に埋め込んでいるが、キーワードの再生が開始されたときリンク操作が可能になっているようにするためには、対応するキーワードより前にリンク情報を埋め込んでおけばよく、埋め込みの位置は上記に限定されない。全てのキーワードに対応するリンク情報をメインコンテンツ101の先頭部分に埋め込んでもよい。この場合、複数のリンク情報が含まれるメインコンテンツを再生するときには、このリンク情報の数のリンク情報記憶エリアを制御部10に設ける。また、各リンク情報には、対応するキーワード区間の開始位置(T3)を記憶しておき、そのリンク情報がどのキーワードに対応するものかを識別できるようにしておく。
≪音声再生装置の説明≫
図1は、この発明の実施形態である音声再生装置のブロック図である。図2で説明した音声コンテンツ100は、記憶部11に記憶されている。記憶部11は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の半導体メモリで構成されている。記憶部11に記憶されている音声コンテンツ100は、制御部10の制御により、音声再生部12によって読み出され、オーディオデータストリームとして音声出力部14および重畳データデコード部13に入力される。音声出力部14は入力されたオーディオデータストリームをアナログの音声信号に変換(D/A変換)し、スピーカやイヤホンを介して音響として放音する。重畳データデコード部13は、入力されたオーディオデータストリームからリンク情報部120の成分を取り出し、その帯域に埋め込まれているリンク情報をデコードする。デコードされたデータは制御部10に入力される。
制御部10は、重畳データデコード部13からデコードされたデータを入力するとともに、ユーザインタフェース部15からユーザの操作情報を入力する。ユーザインタフェース部15には、STARTボタン、STOPボタン、JUMPボタン、REPEATボタンが設けられている。STARTボタンは、音声コンテンツ100の再生をスタートさせるためのボタンスイッチである。このボタンが押下されると、制御部10は、メインコンテンツ101を先頭から再生スタートさせる。STOPボタンは、音声コンテンツ100の再生を停止させるためのボタンスイッチである。このボタンが押下されると、制御部10は、メインコンテンツの再生中はメインコンテンツの再生を停止して再生動作を終了させる。また、個別コンテンツの再生中にSTOPボタンが押下されると、制御部10は、その個別コンテンツの再生を停止してメインコンテンツの再生を再開する。JUMPボタン(選択ボタン)は、キーワードに対応する個別コンテンツに再生をジャンプさせるためのボタンスイッチである。リンク操作受付期間中にこのボタンが押下されると、制御部10は、再生位置を対応する個別コンテンツの先頭にジャンプさせる。また、REPEATボタン(確認ボタン)は、キーワードをもう一度聞き直すためのボタンスイッチである。リンク操作受付期間中にこのボタンが押下されると、制御部10は、再生位置をキーワードの直前のリスタート位置にジャンプさせる。
なお、制御部10はマイクロコンピュータ等で構成すればよく、重畳データデコード部13はDSP等で構成すればよい。音声再生部12および音声出力部14が本発明の再生出力部に対応する。また重畳データデコード部13が本発明のデコード部に対応する。
なお、上記実施形態おいて、各機能部は、その一部または全部の機能を制御部10とプログラムを用いてソフトウェア的に実現してもよい。
≪音声再生装置の動作の説明≫
図4〜図6を参照して音声再生装置1の動作について説明する。
図4は制御部10のメイン処理を示すフローチャートである。この動作はSTARTボタンがオンされたときに実行される動作である。STARTボタンがオンされると、記憶部11からメインコンテンツ101を読み出し(S1)、先頭から再生するよう音声再生部12に指示する(S2)。こののち、重畳データデコード部13からデコードされたデータが入力されるか(S3)、ユーザによる操作入力があるか(S4)またはメインコンテンツが終了する(S5)まで待機ルーチン(S3、S4、S54)で待機する。
重畳データデコード部13からデコードされたデータ(リンク情報)が入力されると(S3でYES)、このデータに含まれるリンク先情報、キーワード区間情報(T3,T4)を所定のメモリエリアに記憶するとともに(S6,S7)、キーワード区間情報に基づきリンク操作受付期間(T3−T5)を算出して記憶する(S8)。
ここで、図5のフローチャートを参照して制御部10の期間制御処理を説明する。キーワード区間(T3,T4)、リンク操作受付期間(T3,T5)が記憶されると定期的にこの処理が実行される。まず待機ルーチン(S30〜S32)で、キーワード区間がスタートしたか(T3を経過したか:S30)、キーワード区間が終了したか(T4を経過したか:S31)またはリンク操作受付期間が終了したか(T5を経過したか:S32)を判定する。
キーワード区間がスタートした場合(S30でYES)には、この語彙がキーワードである旨をユーザに伝え且つキーワードが目立つように再生音質を変更するよう音声再生部12および/または音声出力部14に指示をする(S33)。音質の変更はたとえば、音程を高くする/低くする、音量を大きくする、高音域/低音域を強調する、フォルマントを変更する、再生速度を遅くする/速くする等である。このとき同時にビープ音等のアラートを鳴動させてユーザにキーワードのスタートを告知するようにしてもよい。同時にリンク操作受付期間である旨を示す受付フラグをセットする(S34)。
キーワード区間が終了した場合(S31でYES)には、S33で行った音質の変更を元に戻して通常の音質での再生を再開するよう音声再生部12および/または音声出力部14に指示をする(S35)。また、リンク操作受付期間が終了した場合(S32でYES)には、受付フラグをリセットする(S36)。
図4において、ユーザインタフェース部15からボタンスイッチの操作情報が入力された場合(S4でYES)には、操作されたボタンスイッチがJUMPボタン、REPEATボタン、STOPボタンのいずれであるかを判断する(S10〜S12)。
個別コンテンツへのジャンプを指示するJUMPボタンが操作された場合には(S10でYES)、現在リンク操作受付期間中であるかすなわち受付フラグがセットしているかを判断する(S13)。リンク操作受付期間中である場合(S13でYES)にはリンク先情報を読み出し(S14)、受付フラグをリセットして(S15)、個別コンテンツ再生処理(図6参照)を実行する(S16)。一方、現在リンク操作受付期間でない場合には(S13でNO)JUMPボタンの操作を無視して待機ルーチン(S3〜S5)にもどる。
キーワードの聞き直しを指示するREPEATボタンが操作された場合には(S11でYES)、現在リンク操作受付期間中であるかすなわち受付フラグがセットしているかを判断する(S17)。リンク操作受付期間中である場合には(S17でYES)、キーワード区間のスタート位置の時刻情報(T3)を読み出し(S18)、このT3の所定時間前のリスタート位置(T2)に再生位置をジャンプさせるように音声再生部12に指示する(S19)。一方、現在リンク操作受付期間でない場合には(S17でNO)REPEATボタンの操作を無視して待機ルーチン(S3〜S5)にもどる。
再生の終了を指示するSTOPボタンが操作された場合(S12でYES)には、再生を停止して(S20)再生動作を終了する。
一方、メインコンテンツが終了した場合には(S5でYES)、S2にもどってメインコンテンツを再び先頭から再生する。メインコンテンツ101を繰り返し再生するのは、メインコンテンツが目次(インデックス)の役割を持っている場合には、ユーザが再生を停止するまで継続的に再生したほうが目次の機能を発揮できるからである。なお、メインコンテンツが終了した場合に、S20へジャンプして再生を停止して再生動作を終了させるようにしてもよい。
図6は、個別コンテンツ再生動作を示すフローチャートである。まずメインコンテンツから個別コンテンツにジャンプするため、リンク先情報に基づいて個別コンテンツのスタート位置(T6)読出位置または読み出しファイルを変更する(S40)。次に今から個別コンテンツを再生する旨をユーザに知らせるためのガイド音声を再生する(S41)。このガイド音声としてビープ音を発生させてもよく、ガイド音声とビープ音を併用してもよい。こののち個別コンテンツの再生をスタートさせる(S42)。
個別コンテンツの再生が終了するか(S43)、個別コンテンツの再生中にSTOPボタンが押下される(S44)まで待機する。個別コンテンツの再生が終了したとき(S43でYES)、または、STOPボタンが押下されたとき(S44でYES)、再生するコンテンツを個別コンテンツからメインコンテンツに復帰させる。メインコンテンツ上の復帰位置は、メインコンテンツの先頭、この個別コンテンツに移動するためのJUMPボタンが押下されたとき再生していた位置、この個別コンテンツに対応するキーワードの終了位置などどの位置であってもよい。
≪変形例≫
以上、説明した実施形態では、メインコンテンツ(第1コンテンツ)、個別コンテンツ(第2コンテンツ)がともに音声コンテンツである例を示した。個別コンテンツは、オーディオファイルからなる音声コンテンツに限定されない。個別コンテンツとしてオーディオファイルの音声以外のコンテンツを再生する再生装置の実施形態を以下に説明する。
なお、以下の実施形態おいて、各機能部は、その一部または全部の機能を制御部10とプログラムを用いてソフトウェア的に実現してもよい。
図7は、個別コンテンツとして映像を再生する再生装置の例を示す図である。図7に示す再生装置において、図1に示した音声再生装置と同一構成の部分は同一番号を付して説明を省略する。図7の再生装置は、図1の音声再生装置に加えて映像再生部16、表示部27、映像記憶部17を備えている。映像記憶部17は、個別コンテンツである映像ファイルを記憶している。映像再生部16は、映像記憶部17に記憶されている映像ファイルを再生し、表示部27に表示させる。映像ファイルは、静止画のファイルであっても動画のファイルであってもよい。音声記憶部(図1の記憶部)11に記憶されているメインコンテンツ101のリンク情報121、122(図2参照)は、映像記憶部17に記憶されている映像ファイルを指定する情報である。リンク情報121、122としては、映像ファイルのファイル名、ディレクトリ等を用いることができる。
メインコンテンツ101は、第1の実施形態と同様に音声コンテンツである。制御部10は、音声再生部12によってメインコンテンツ101を再生する。キーワード111の再生開始時刻T3からリンク操作受付期間終了時刻T5の間にユーザによるリンク操作が行われると、制御部10は、キーワード111に対応づけられているリンク情報によって指定される個別コンテンツである映像ファイルを再生するよう映像再生部16に指示する。映像再生部16は指示された映像ファイルを映像記憶部17から読み出して再生・出力する。以上の処理により、音声コンテンツであるメインコンテンツのキーワードに映像ファイルをリンクさせ、ユーザのリンク操作に応じて映像を再生することが可能になる。
以上の処理において、個別コンテンツである映像を再生しているとき、メインコンテンツである音声を並行して再生してもよく、個別コンテンツを再生している間はメインコンテンツの再生を一時停止させてもよい。
図8は、図7に示した再生装置の更なる変形例を示す図である。図7の再生装置は、映像記憶部17に記憶している映像ファイルを個別コンテンツとして再生する構成であった。図8に示す再生装置は、リンク操作があったとき、外部装置(サーバ装置19)から映像を取得して個別コンテンツとして再生する装置である。ここでは外部装置をサーバ装置19と呼ぶが、映像を供給する装置は専用のサーバ装置である必要はない。図8に示す再生装置において、図7に示した再生装置と同一構成の部分は同一番号を付して説明を省略する。
図8の再生装置は、映像記憶部17に代えて映像取得部18を備えている。映像取得部18は通信機能を備え、サーバ装置19から映像を取得する機能部である。サーバ装置19からの映像の取得は、映像ファイルをダウンロードする形態で行ってもよく、ストリーミングの形態で行ってもよい。映像取得部18とサーバ装置19との間の通信は、インターネット等のネットワーク、電話回線等の1対1通信などどのような形態のものでもよい。
メインコンテンツ101のリンク情報121、122としては、サーバ装置19の映像を指定するものであればどのようなものであってもよい。たとえば、映像ファイルの所在を示すURL、電話番号とファイル名等を用いることができる。また、リンク情報としてコンテンツIDを埋め込み、ID解決サーバ経由でURLを取得するようにしてもよい。
音声記憶部11に記憶されているメインコンテンツ101は、第1の実施形態と同様に音声コンテンツである。制御部10は、音声再生部12によってメインコンテンツ101を再生する。キーワード111の再生開始時刻T3からリンク操作受付期間終了時刻T5の間にユーザによるリンク操作が行われると、制御部10は、キーワード111に対応づけられている個別コンテンツである映像を再生するよう映像取得部18に指示する。映像取得部18は、リンク情報に基づいてサーバ装置19にアクセスし、指定された映像を取得して映像再生部16に再生させる。以上の処理により、音声コンテンツであるメインコンテンツのキーワードにサーバ装置19の映像をリンクさせ、ユーザのリンク操作に応じてその映像を取得して再生することが可能になる。
以上の処理において、個別コンテンツである映像を再生しているとき、メインコンテンツである音声を並行して再生してもよく、個別コンテンツを再生している間はメインコンテンツの再生を一時停止させてもよい。
図9は、図8に示した再生装置の更なる変形例を示す図である。図9の再生装置は、外部装置から取得したコンテンツを再生する機能部としてWebブラウザ20を備えている。図9に示す再生装置において、図8に示した再生装置と同一構成の部分は同一番号を付して説明を省略する。
Webブラウザ20は、Webページを表示する機能部であり、インターネット22を介してWebサーバ21と通信し各種ページを表示する。Webブラウザ20はHTML形式のページを表示する機能を有しているほか、画像ファイルや音楽ファイルなどをダウンロードして再生する機能を有している。また、入力フォームを表示して、入力されたデータをサーバに送信したり、Java(登録商標)、Flash等の言語で記述されたゲームソフト、アニメーション等を再生する機能を有している。したがって、この再生装置では、Webブラウザ20が再生可能なあらゆるコンテンツを個別コンテンツとして再生することが可能である。
メインコンテンツ101のリンク情報121、122として、Webサーバ上のHTMLページやファイルを指定するURLが音声信号で記述される。制御部10は、音声再生部12によってメインコンテンツ101を再生する。キーワード111の再生開始時刻T3からリンク操作受付期間終了時刻T5の間にユーザによるリンク操作が行われると、制御部10は、キーワード111に対応づけられているリンク情報121であるURLをブラウザ20に渡す。ブラウザ20はこのURLにアクセスして指定されたWebページやファイルをダウンロードして再生する。以上の処理により、音声コンテンツであるメインコンテンツのキーワードにインターネット上のURLをリンクさせ、ユーザのリンク操作に応じてそのURLで指定されるWebページなどのコンテンツを再生することが可能になる。
以上の処理において、個別コンテンツである映像を再生しているとき、メインコンテンツである音声を並行して再生してもよく、個別コンテンツを再生している間はメインコンテンツの再生を一時停止させてもよい。
図10は、図7に示した再生装置の更なる変形例を示す。図7の再生装置では、映像記憶部17に記憶している映像ファイルを個別コンテンツとして再生する構成であった。図10に示す再生装置は、チューナ25を備え、リンク操作があったとき、そのリンク操作で指定される放送を受信して再生する装置である。図10に示す再生装置において、図7に示した再生装置と同一構成の部分は同一番号を付して説明を省略する。
図10の再生装置は、映像再生部16、映像記憶部17に代えてチューナ25を備えている。なお、チューナ25は、テレビ放送のチューナに限定されず、ラジオ放送のチューナであってもよい。また、チューナ25は、電波放送を受信して再生するものであってもよく、インターネット放送を受信して再生するものであってもよい。
メインコンテンツ101のリンク情報121、122としては、放送の周波数、チャンネル番号、放送局名等、放送を識別する情報が音声信号で記述されている。インターネット放送の場合には、その放送のURLが記述されている。
音声記憶部11に記憶されているメインコンテンツ101は、第1の実施形態と同様に音声コンテンツである。制御部10は、音声再生部12によってメインコンテンツ101を再生する。キーワード111の再生開始時刻T3からリンク操作受付期間終了時刻T5の間にユーザによるリンク操作が行われると、制御部10は、キーワード111に対応づけられているリンク情報121である放送局の識別情報をチューナ25に入力する。チューナ25は、その識別情報で識別される放送を受信して再生する。以上の処理により、音声コンテンツであるメインコンテンツのキーワードに放送の識別情報をリンクさせ、ユーザのリンク操作に応じてその識別情報で指定される放送をチューナ25で受信して再生することが可能になる。
以上の処理において、個別コンテンツである映像を再生しているとき、メインコンテンツである音声を並行して再生してもよく、個別コンテンツを再生している間はメインコンテンツの再生を一時停止させてもよい。
図11は、メインコンテンツのリンク情報によって電子メールを送信する機能を備えた再生装置を示す図である。図11の再生装置において、図9に示した再生装置と同一構成の部分は同一番号を付して説明を省略する。
図11の再生装置は、電子メールを送信する機能部としてメーラ23を備えている。メーラ23は、入力されたメールアドレス宛にインターネット22を介して電子メールを送信する機能部である。
メインコンテンツ101にはリンク情報121、122として、メーラ23を起動してメールを送信するための制御情報が音声信号で記述される。HTML言語のmailtoタグはハイパーリンク情報の一種である。mailtoタグでは、メーラ23を起動して宛先アドレスをセットするほか、表題、Ccアドレス、本文などを自動入力することができる。メインコンテンツ101のリンク情報121、122としては、上記mailtoタグなどのメーラ23の制御情報が音声信号で記述されている。
制御部10は、音声再生部12によってメインコンテンツ101を再生する。キーワード111の再生開始時刻T3からリンク操作受付期間終了時刻T5の間にユーザによるリンク操作が行われると、制御部10は、キーワード111に対応づけられている制御情報を用いてメーラ23を起動し、宛先欄を含む欄に所定の文字列を入力する。ユーザはメーラ23で自動作成されたメールを確認したのち、送信ボタンをオンすればメールがインターネット22、メールサーバ24を介して所定の宛先に送信される。以上の処理により、音声コンテンツであるメインコンテンツのキーワードにメーラ23の制御情報をリンクさせ、ユーザのリンク操作に応じてその制御情報に基づいてメーラ23にメールを自動生成させることが可能になる。この機能は、たとえばメールを使った会員登録や懸賞の応募などに適用することができる。
なお、上記実施形態の再生装置として携帯電話を用いることができる。携帯電話は通話機能に加えて、チューナ機能、メール送受信機能(メーラ)、インターネット閲覧機能(ブラウザ)等を内蔵しており、上に説明した複数のハイパーリンクを複合して実現することが可能である。図12は携帯電話の構成を示すブロック図である。この図において、上記図1〜図11に示した部分は同一番号を付して説明省略する。携帯電話は、音声通話を行うため音声入力部26を備えている。また、ブラウザ20、メーラ23はソフトウェア的に実現されており、Webページやメールの表示機能を担うハードウェアとして表示部27を備えている。また、携帯電話網30と通信するための通信制御部28を備えている。
このような携帯電話を用いれば、メインコンテンツ101のリンク情報121、122として電話番号を記述しておくことにより、ユーザのリンク操作に応じて所定の相手先に電話を掛けることが可能になる。
すなわち、制御部10は、音声再生部12によってメインコンテンツ101を再生する。キーワード111の再生開始時刻T3からリンク操作受付期間終了時刻T5の間にユーザによるリンク操作が行われると、制御部10は、キーワード111に対応づけられているリンク情報である電話番号を用いて発呼し、その電話番号に電話をかける。以上の処理により、音声コンテンツであるメインコンテンツのキーワードに電話番号をリンクさせ、ユーザのリンク操作に応じてその電話番号に自動発呼させることが可能になる。この機能は、たとえば電話を用いた通信販売などに適用することができる。
以上の実施形態では、第1コンテンツ(メインコンテンツ)に記述されたリンク情報に応じて第2コンテンツ(個別コンテンツ)を再生する。再生装置(音声再生装置)について説明した。すなわち、第1コンテンツに、リンク情報として第2コンテンツの所在位置を示すハイパーリンク情報を音声信号で記述したものを説明した。さらに、リンク情報として、ハイパーリンク情報以外に、何らかのプログラムを起動させるランチャ情報を用いることも可能である。なお、図11の実施形態において、mailtoはハイパーリンク情報であるが、メーラを起動し、メールのアドレス欄や本文等に所定の文字を入力することができるため、ランチャー情報の一種と考えることもできる
リング情報で起動されるプログラムとしては、たとえば、ユーザの操作・入力を要求し、その操作結果や入力内容をサーバに送信するようなプログラムである。たとえば、YouTubeなどのCGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)サイトに動画映像をアップロードする手順をユーザにガイドして、操作を簡略化するウィザードを表示するプログラム、アンケートフォームやテスト用紙を表示してユーザの入力を要求し、その入力内容をサーバに送信するプログラムなどをメインコンテンツ101のキーワード111,112に応じて起動することができる。
≪変調方式について≫
上述したように、メインコンテンツ101にリンク情報121、122を重畳する方式に制限はないが、以下、重畳方式および復調方式の好適な一例である差動符号化スペクトラム拡散変調、復調方式について説明する。
図13(A)は、差動スペクトラム拡散変調により、メインコンテンツ101のコンテンツ本体部110に、リンク情報121、122で変調されたデータ情報部120を重畳する変調部の構成例を示す図である。拡散符号発生部40は拡散符号を発生する。拡散符号としては、M系列等の一定の巡回周期を持つ擬似乱数符号列が用いられる。この拡散符号は乗算器41に入力される。また、リンク情報121、122もコンテンツ本体部110と同期したタイミングに乗算器41に入力される。この情報符号は、1シンボル周期が拡散符号の1巡回周期と一致するように周期が調整されている。
乗算器41は、リンク情報と拡散符号とを乗算する。一般的にスペクトラム拡散変調と呼ばれる処理である。このスペクトラム拡散変調により、情報符号の値(1/0)によって拡散符号が巡回周期毎に位相変調されるとともに、情報符号の周波数スペクトルが拡散される。
情報符号で変調された拡散符号は、差動符号化部42によって差動符号に変換される。差動符号化部42が行う差動符号化処理は、拡散符号の各チップの値をその絶対値から前チップからの変化を表す値に置き換える処理である。この差動符号化により、受信側の復調部において、送信側に正確に同期したクロックが無くても、遅延検波を用いて高精度にシンボルを復調することができる。
図13(B)は差動符号化部42の例を示す図である。差動符号化部42は、拡散符号が入力されるXOR回路48と、XOR回路48の出力を1チップ遅延してXOR回路48の他方の入力端子に戻す1チップ遅延回路47で構成されている。XOR回路48の出力を1チップ遅延してフィードバックすることにより、XOR回路48は、入力された拡散符号とXOR回路48の1クロック前の出力(直前のチップ)との比較結果を差動符号として出力する。すなわち、XOR回路48は、拡散符号の各チップの絶対値が、直前の差動符号のチップとの位相変化の有無を表す差動符号に置き換えて出力する。これが差動符号化である。
差動符号は、アップサンプリング部43に入力される。アップサンプリング部43は、入力された符号列をアップサンプリングする。すなわち、1チップを複数(N)個のチップに分割する。拡散符号発生部43が発生した拡散符号のチップレートとこのアップサンプリング部43におけるアップサンプリング率Nにより、送信(放音)される拡散符号のチップレートおよび帯域幅が決定される。
アップサンプリングされた差動符号は、乗算器45においてキャリア(搬送波)信号44と乗算され、高域へ周波数シフトされる。キャリア信号により高音域へシフトされたアップサンプリング差動符号は、リンク情報部120の信号として加算器46でコンテンツ本体部110と加算合成される。この加算合成された信号がメインコンテンツ101として出力される。
図13(C)は、再生装置の重畳データデコード部13の構成例を示す図である。重畳データデコード部13には、メインコンテンツ101のリンク情報部120の信号が入力される。入力されたリンク情報部120の信号は、遅延検波器51に入力される。遅延検波器51は、遅延器52および乗算器53を有している。遅延器52の遅延時間は、拡散符号の1シンボル分、すなわち送信側においてN倍にアップサンプリングされている場合には、受信した変調信号のNチップ(Nサンプル)分である。乗算器53は、1チップ分のサンプルと、遅延器52が(Nチップ遅延した)1チップ分のサンプルとを乗算する。この処理が上述した遅延検波処理である。この遅延検波処理によって、差動符号化された拡散符号が元の(アップサンプリングされた)拡散符号に復元される。
乗算器53の乗算出力は、LPF54に入力される。LPF54は、キャリア成分をフィルタリングしてベースバンド信号を抽出するとともに、余計な雑音をフィルタリングしてSN比を向上させるためのフィルタである。
LPF54の出力は、整合フィルタ55へ入力される。整合フィルタ55は、送信側でデータ符号の拡散に使用した拡散符号を係数に持つFIRフィルタで構成される。係数に使用する拡散符号のチップレートは、送信側におけるアップサンプリング後のチップレートと同じである。すなわち、同じ拡散符号の同じ符号が、整合フィルタ55において、アップサンプリング率N回繰り返すことになる。
整合フィルタ55は、LPF54の出力波形と拡散符号との畳み込み演算を実行し、LPF54の出力波形と拡散符号との相関値を出力する。コンテンツ本体部110の回り込み信号や雑音は、拡散符号とは相関が低いため、整合フィルタが出力する相関値に大きな影響を与えない。よって、拡散処理により、外乱に強い伝送が可能となる。
相関値は、拡散符号の周期で強い相関ピーク示し、そのピークの位相は、送信シンボルによって位相変調されているため、送信シンボルの1、−1に対応して、正のピーク、負のピークが現れる。整合フィルタ55の出力は、ピーク検出部56へ入力される。ピーク検出部56は、拡散符号の周期付近の大きなピークを検出し、相関ピークとする。検出された相関ピークは、符号判定部57へ入力される。符号判定部57は、ピーク位相からシンボルを復号し、これを復調されたリンク情報121、122として出力する。
≪尚書き≫
上記各実施形態では、メインコンテンツから個別コンテンツにリンクによって移動する例を示したが、個別コンテンツからさらに別の個別コンテンツにリンクによって移動させるようにしてもよい。このような構成も本願発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施形態では、メインコンテンツ中のリンク情報として個別コンテンツの所在位置を示す情報を書き込んでいるが、コンテンツと別の場所に個別コンテンツの所在位置を示す情報を記憶しておき、メインコンテンツ中のリンク情報で、その所在位置を示す情報を指定するようにしてもよい。上述した、リンク情報としてコンテンツIDを埋め込み、ID解決サーバ経由でURLを取得する方式はその一例である。
上記各実施形態では、記憶部11に記憶されているオーディオファイルを読み出すことで音声コンテンツを再生しているが、外部から入力される信号に基づいて音声コンテンツを再生する構成であってもよい。
また、上記各実施形態では、音声再生部12が音声コンテンツを再生し、再生された音声コンテンツをデジタルオーディオデータストリームとして重畳データデコード部13に入力しているが、音声収音部を設け、媒質(空気)を振動として伝搬した音声信号を収音して重畳データデコード部13に入力してもよい。また、オーディオケーブルを用いて外部機器から第1コンテンツを入力するようにしてもよい。以上の構成も本願発明の技術的範囲である。
さらに、本発明では、第1のコンテンツ(メインコンテンツ)は、音声信号(オーディオ信号またはオーディオファイル)であるが、この音声信号に映像が伴っていてもよい。すなわち、上記各実施形態において、メインコンテンツが映像コンテンツのオーディオトラックである場合も本願発明の技術的範囲に含まれる。メインコンテンツが映像コンテンツのオーディオトラックである場合、図7の実施形態では、音声記憶部11と映像記憶部17を共通化することも可能である。
1 音声再生装置
10 制御部
11 記憶部
12 音声再生部
13 重畳データデコード部
100 音声コンテンツ
101 メインコンテンツ(インデックスコンテンツ)
102,103 個別コンテンツ
110 コンテンツ本体部
111,112 キーワード
120 リンク情報部
121,122 リンク情報

Claims (11)

  1. 特定のキーワード区間を含み、該キーワード区間に先行して、該キーワード区間に対応する第2コンテンツを指定するリンク情報が音声信号で埋め込まれている第1コンテンツ、および、前記第2コンテンツを音声信号として再生する再生出力部と、
    再生出力部によって再生された音声信号から、前記リンク情報をデコードするデコード部と、
    利用者によるリンク操作を受け付ける操作部と、
    前記キーワード区間の再生時間帯およびキーワード区間の再生終了後の所定時間からなるリンク操作受付期間内に、前記操作部がリンク操作を受け付けたとき、前記再生出力部が再生するコンテンツを前記リンク情報が指定する第2コンテンツに移動させる制御部と、
    を備えた音声再生装置。
  2. 前記操作部は、利用者による確認操作をさらに受け付け、
    前記制御部は、前記リンク操作受付期間内に、前記操作部が確認操作を受け付けたとき、前記再生出力部の再生位置を前記キーワード区間の直前に移動させる
    請求項1に記載の音声再生装置。
  3. 前記再生出力部は、前記キーワード区間を再生するとき、再生の形態を変更する請求項1または請求項2に記載の音声再生装置。
  4. 前記再生出力部は、前記キーワード区間を再生するとき、再生した音声信号とは別の告知音を発生する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の音声再生装置。
  5. 前記再生出力部は、前記第2コンテンツの再生を開始するとき、該第2コンテンツとは別の告知音を発生する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音声再生装置。
  6. 特定のキーワード区間を含み、該キーワード区間に先行して、該キーワード区間に対応する第2コンテンツを指定するリンク情報が音声信号で埋め込まれている第1コンテンツを音声信号として再生する再生出力部と、
    前記リンク情報で指定される第2コンテンツを再生する第2コンテンツ再生部と、
    再生出力部によって再生された音声信号から、前記リンク情報をデコードするデコード部と、
    利用者によるリンク操作を受け付ける操作部と、
    前記キーワード区間の再生時間帯およびキーワード区間の再生終了後の所定時間からなるリンク操作受付期間内に、前記操作部がリンク操作を受け付けたとき、前記リンク情報が指定する第2コンテンツを前記第2コンテンツ再生部に再生させる制御部と、
    を備えた音声再生装置。
  7. 前記リンク情報は、前記キーワード区間の終了位置をさらに含んでいる請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の音声再生装置。
  8. 前記リンク情報は、前記キーワード区間の開始位置をさらに含んでいる請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の音声再生装置。
  9. 前記キーワード区間は、前記リンク情報の終了位置から開始する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の音声再生装置。
  10. 前記リンク情報は、前記リンク操作受付期間の終了位置をさらに含んでいる請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の音声再生装置。
  11. 前記リンク情報は、第1コンテンツの先頭部分に埋め込まれている請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の音声再生装置。
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