JP2010072494A - 照明装置および投写型映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源部からの光を光ファイバでカップリングする照明装置において、輝度ムラを低減する。
【解決手段】照明装置は、光を出射する複数の光源部100と、各光源部100から出射された光がそれぞれ入射される複数の光ファイバ300と、複数の光ファイバの出射端部を結束するバンドル400とを備える。各光ファイバ300が直線状となるように、各光源部100が配置される。たとえば、液冷ジャケット200が、バンドル400までの距離Rを曲率半径とする円弧形状に形成され、複数の光源部100が、この液冷ジャケット200上に一列に配置される。
【選択図】図1
【解決手段】照明装置は、光を出射する複数の光源部100と、各光源部100から出射された光がそれぞれ入射される複数の光ファイバ300と、複数の光ファイバの出射端部を結束するバンドル400とを備える。各光ファイバ300が直線状となるように、各光源部100が配置される。たとえば、液冷ジャケット200が、バンドル400までの距離Rを曲率半径とする円弧形状に形成され、複数の光源部100が、この液冷ジャケット200上に一列に配置される。
【選択図】図1
Description
本発明は、光源からの光を光ファイバでカップリングする照明装置、および当該照明装置を備えた投写型映像表示装置に関する。
従来、光源からの光を映像信号に基づいて変調し、これにより生成した映像光を被投写面に投写する投写型映像表示装置(以下、「プロジェクタ」という)が知られている。この種のプロジェクタでは、近年の大画面化に伴って映像光の高輝度化が求められており、このため、プロジェクタに搭載される照明装置では、照明光の高輝度化を図る必要が生じている。
これに対し、多数の光源を一次元あるいは二次元に配列してアレイ化することにより、光の集積化を図る構成が取られ得る(たとえば、特許文献1)。また、照明光の高輝度化を図るための他の構成として、複数の光源からの光を複数の光ファイバでカップリングし、これら光ファイバを結束して光ファイバから出射される光を合成する構成を用いることもできる。
図12は、光ファイバを用いてカップリングする場合の構成例を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。また、同図(c)は、光ファイバからの出射光に生じる明暗パターンを模式的に示す図である。
同図(a)、(b)を参照して、照明装置は、複数の光源部1と、液冷ジャケット2と、複数の光ファイバ3と、バンドル4とで構成されている。
複数の光源部1が、同図(a)に示すZ軸方向に、所定の間隔で一列に並ぶようにして液冷ジャケット2の正面側に配されている。各光源部1からはレーザ光が出射される。
液冷ジャケット2は、Z軸方向に長尺な熱交換部2aと、熱交換部2aの両端にそれぞれ設けられた流入口2bおよび流出口2cとを備えている。熱交換部2aの内部には所定のパターンにて流路が形成されている。流入口2bから流入した冷却液は、熱交換部2a内の流路を通って流出口2cから流出する。こうして、冷却液により熱交換部2aが冷却され、熱交換部2a上に配された光源部1が冷却される。
光ファイバ3は、各光源部1に対応して配されている。各光源部1から出射されたレーザ光は、光ファイバ3の入射端部に入射され、ファイバ内を伝搬して出射端部から出射される。
図13は、光源部1と光ファイバ3との接続部分を示す図であり、同図(a)は光源部1の上面図、同図(b)はレーザモジュールの正面図である。
光源部1は、レーザモジュール1aと、集光レンズ1bとを備えている。レーザモジュール1aには、同図(b)に示すように、複数個のエミッタ(発光点)1cが上下2段に配されている。
各エミッタ1cから出射されたレーザ光は、集光レンズ1bで集光され、光ファイバ3に入射される。即ち、レーザモジュール1aから出射されたレーザ光は、所定の角度分布を持って光ファイバ3に入射される。光ファイバ3は、中央部のコア3aとその周りのクラッド3bから成り、コア3aの入射面から入射されたレーザ光は、コア3a内で全反射しながら伝搬する。
再び図12を参照して、全ての光ファイバ3は、出射端部側にてバンドル4により一つに束ねられている。こうして、各光源部1からのレーザ光が光ファイバ3によって集められ高輝度となったレーザ光が、バンドル4の前端から前方に向けて出射される。
なお、ここでは、各光ファイバ3の長さは全て等しくされており、出射端部の端面をそろえるようにして、光ファイバ3がバンドル4に結束されている。また、バンドル4は、その中心が光源部1の配列中心とほぼ一致するよう配されている。このため、図12(a)に示すように、配列中心から最も外側に位置する光ファイバ3は、直線状となるが、中心側の光ファイバ3は、たるんで曲がった状態となる。このとき、配列中心に近い光ファイバ3ほど、大きく曲がり易くなる。特に、照明装置をコンパクト化するために、光源部1とバンドル4との距離を短くすると、配列中心に近い光ファイバ3での曲がりが大きくなる。
WO99/49358号公報(再公表公報)
図13に示すように、複数のエミッタ1cから出射されたレーザ光を集光して入射させた光ファイバ3を用いる場合、光ファイバ3の許容曲げ半径以下の曲げが生じると、図12(c)に示すように、各光ファイバ3の出射端部から出射されるレーザ光には、レーザ光の角度分布に基づく明暗パターンが生じる。ここで、光ファイバ3が途中で曲がった場合には、その曲がった部分でレーザ光の反射状態(コア周壁での反射角度)が変化するためにレーザ光の角度分布が変化し、この結果、明暗パターンが変化する。
このため、図12(a)のように各光ファイバ3の曲がり具合が異なると、配列中心に近い光ファイバ3からのレーザ光と配列中心から離れた光ファイバ3からのレーザ光とに大きな明暗パターンの相違が生じる惧れがある。
たとえば、最も配列中心に近くて曲がりが大きい光ファイバ3では、同図(c)に示すパターンAのような明暗パターンが生じ、配列中心から最も外側にあり直線状となっている光ファイバ3では、同図(c)に示すパターンBのような、パターンAより明暗の差が大きい明暗パターンが生じる。
そして、このように、各光ファイバ3から出射される光に明暗の差が大きな明暗パターンが生じたり、明暗パターンが各光ファイバ3によって大きく相違したりすると、これらに起因して、バンドル4の前端から出射される合成光(照明光)に明るさムラ(輝度ムラ)が生じる惧れがある。
また、このような照明装置をプロジェクタに搭載した場合には、プロジェクタの投写画像に明るさムラが生じる惧れがある。
本発明は、このような課題を解消すべくなされたものであり、光源部からの光を光ファイバでカップリングする照明装置および当該照明装置を備える投写型映像表示装置において、照明光の輝度ムラないし映像光の明るさムラを低減することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る照明装置は、光を出射する複数の光源部と、前記複数の光源部を支持する支持部材と、前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを結束する結束部とを備え、前記支持部材は、前記複数の光源部のうち第1の光源部と第2の光源部とが前記結束部を頂点とする二等辺三角形をなすように前記各光源部を支持することを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る照明装置は、光を出射する複数の光源部と、前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを結束する結束部とを備え、前記光ファイバは、前記各光源部から前記結束部までの距離に応じて、異なる長さに調整されることを特徴とする。
第1および第2の態様に係る構成によれば、各光ファイバが直線状となるため、各光ファイバからの光の明暗パターンが大きく相違することがなくなる。よって、明暗パターンを抑制するための光学手段を配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
本発明の第3の態様に係る照明装置は、光を出射する複数の光源部と、前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを結束する結束部とを備え、前記複数の光源部のうち第1の光源部と前記結束部との距離と前記第1の光源部に対応する第1の光ファイバの長さ寸法との差が、第2の光源部と前記結束部との距離と前記第2の光源部に対応する第2の光ファイバの長さ寸法との差よりも大きいとき、前記第1の光ファイバの許容曲げ半径が前記第2の光ファイバの許容曲げ半径よりも小さくなっていることを特徴とする。
この構成によれば、第1の光ファイバは第2の光ファイバより曲がりやすい状態となるが、第1の光ファイバが第2の光ファイバより大きく曲がっても、第1の光ファイバの許容曲げ半径が第2の光ファイバの許容曲げ半径より小さいため、第1の光ファイバと第2の光ファイバを伝搬する光の角度分布が大きく相違することがない。よって、第1の光ファイバと第2の光ファイバから出射される光の明暗パターンも大きく相違せず、明暗パターンを抑制するための光学手段を配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
本発明の第4の態様に係る照明装置は、光を出射する複数の光源部と、前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを結束する結束部とを備え、前記光ファイバは、許容曲げ半径より小さい曲率半径を有するように配置されることを特徴とする。
この構成によれば、光ファイバが許容曲げ半径より小さな曲率半径で曲げられることによって角度分布が均一化され(なだらかになり)、この結果、光ファイバから出射される光の明暗の差が小さくなる。よって、照明光の輝度ムラを低減することができる。
本発明の第5の態様に係る照明装置は、光を出射する複数の光源部と、前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバの出射端部を結束する結束部とを備え、前記結束部は、光ファイバの出射端部における明暗パターンが互いに異なる光ファイバを隣接させて結束することを特徴とする。
この構成によれば、類似の明暗パターンを有する光ファイバ(出射端部)が分散した状態で結束されるため、各光ファイバからの光の明暗パターンの影響が、これら光を合成した照明光に表れ難くなる。よって、照明光の輝度ムラを低減することができる。
第5の態様に係る照明装置においては、さらに、前記光源部は、第1色光を出射する複数の第1色光源部と、第2色光を出射する複数の第2色光源部と、第3色光を出射する複数の第3色光源部と、を有し、前記複数の光ファイバは、前記各第1色光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の第1光ファイバと、前記各第2色光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の第2光ファイバと、前記各第3色光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の第3光ファイバと、を有する構成とすることができる。この場合、前記結束部は、光ファイバの出射端部における色光が互いに異なる光ファイバを隣接させて結束する。
このような構成とすれば、第1色光、第2色光および第3色光による合成光の輝度ムラを低減することができる。
本発明の第6の態様に係る照明装置は、光を出射する光源部と、前記光源部から出射された光が入射される光ファイバと、前記光ファイバを振動させる振動部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、光ファイバが振動することにより、曲がり度合いが短時間に変動し、これに伴って明暗パターンも短時間に変動する。これにより、ユーザの目には明暗パターンが平均化された光が捉えられるので、ユーザの目には、明るさのムラが感じられ難くなる。よって、この照明装置を投写型映像表示装置に用いると、投写画像に生じる明るさムラがユーザにおいて認識され難くなる。
なお、上記第1から第6の態様に係る照明装置おいて、前記光源部は、たとえば、複数の発光点を有する光源と、当該光源の各発光点から出射された光を光ファイバの入射端面に収束させる入射光学系とで構成することできる。
本発明の第7の態様は、投写型映像表示装置に関する。この投写型映像表示装置は、上記第1ないし第6の態様の何れか一つ係る照明装置を具備する。よって、上記第1から第6の態様と同様、照明光の輝度ムラを低減することができ、投写画像の精度を高めることができる。
以上のとおり本発明によれば、光源部からの光を光ファイバでカップリングする照明装置および当該照明装置を備える投写型映像表示装置において、照明光の輝度ムラないし映像光の明るさムラを低減することができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。また、同図(c)は、バンドルおよびバンドル内に結束された光ファイバを正面から見た図である。
図1は、第1の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。また、同図(c)は、バンドルおよびバンドル内に結束された光ファイバを正面から見た図である。
同図を参照して、照明装置は、複数の光源部100と、液冷ジャケット200と、複数の光ファイバ300と、バンドル400とで構成されている。
複数(たとえば7個)の光源部100が、同図(a)のZ軸方向に、所定の間隔で一列に並ぶようにして液冷ジャケット200の装着面に装着されている。各光源部100の構成は、図13に示す構成と同様となっている。
液冷ジャケット200は、Z軸方向に長尺な熱交換部201と、熱交換部201の両端にそれぞれ設けられた流入口202および流出口203とを備えている。熱交換部201は、側方から見て、バンドル400までの距離Rを曲率半径とする円弧状に形成されており、その内部には所定のパターンにて流路が形成されている。流入口202から流入した冷却液は、熱交換部201内の流路を通って流出口203から流出する。こうして、冷却液により熱交換部201が冷却され、熱交換部201上に配された光源部100が冷却される。
各光ファイバ300は、各光源部100に対応して配されている。各光源部100から出射されたレーザ光は、光ファイバ300の入射端部に入射され、ファイバ内を伝搬して出射端部から出射される。各光ファイバ300の長さは全て同じにされている。
全ての光ファイバ3は、出射端部側にてバンドル400により一つに束ねられている。バンドル400は、円筒形状を有しており、金属や樹脂等の材料で形成されている。光ファイバ300は、図1(c)に示すように、バンドル400の穴形状に応じた形態で結束されている。こうして、各光源部100からのレーザ光が光ファイバ300によって集められ高輝度となったレーザ光(照明光)が、バンドル400の前端から前方(X軸方向)に向けて出射される。
ここで、液冷ジャケット200は、上述のようにバンドル400までの距離Rを曲率半径とする円弧状に形成されているため、液冷ジャケット200に装着された各光源部100とバンドル400との距離はほぼ等しくなっている。よって、図1(a)に示すように、全ての光ファイバ300が直線状となり、液冷ジャケット200は、各光源部100のうち2つの光源部がバンドル400を頂点とする二等辺三角形をなすように各光源部100を支持している。
これにより、各光ファイバ300から出射されるレーザ光には、大きな明暗パターンの相違が生じない。よって、バンドル400前端から出射される照明光の明暗パターンが一定となるため、このような明暗パターンを抑制する光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
上記実施の形態では、複数の光源部100が、液冷ジャケット200に対して一次元に配列されているが、これら光源部100を二次元あるいは三次元に配列することもできる。以下、光源部100を二次元に配列した変更例1と、光源部100を三次元に配列した変更例2から変更例5について説明する。
図2は、第1の実施形態の変更例1に係る照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
変更例1の照明装置は、液冷ジャケット210を備えている。液冷ジャケット210は、同図(b)に示すように、正面から見て円環状に形成された熱交換部211と、熱交換部211に設けられた冷却液の流入口212および流出口213とを備えている。熱交換部211の内部には所定のパターンにて流路が形成されている。
熱交換部211の装着面には、ほぼ均等な間隔をあけて複数(たとえば、8個)の光源部100が装着されている。そして、各光源部100に対応して光ファイバ300が配されているとともに、これら光ファイバ300の出射端部がバンドル400により結束されている。光源部100、光ファイバ300、バンドル400の構成は、上記実施の形態と同様である。
各光ファイバ300の長さは全て等しくされている。また、各光ファイバ300がバンドル400で結束された状態にあるとき、バンドル400の中心は液冷ジャケット210のほぼ中心に位置する。これにより、全ての光ファイバ300が直線状となり、液冷ジャケット210は、各光源部100のうち2つの光源部がバンドル400を頂点とする二等辺三角形をなすように各光源部100を支持している。
したがって、変更例1の構成においても、上記実施の形態と同様、各光ファイバ300に大きな明暗パターンの相違が生じないので、このような明暗パターンを抑制する光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
図3は、第1の実施形態の変更例2および変更例3に係る照明装置を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、変更例2に係る照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
同図(a)、(b)を参照して、変更例2の照明装置は、液冷ジャケット220を備えている。液冷ジャケット220は、第1熱交換部221と、第2熱交換部222と、第3熱交換部223と、流入口224と、流出口225とを備えている。
第1熱交換部221は円環状に形成されており、第2熱交換部222は第1熱交換部221より外径の小さな円環状に形成されている。また、第3熱交換部223は、第2熱交換部222より外径が小さな円形状に形成されている。そして、第1熱交換部221の背面に第2熱交換部222が位置し、第2熱交換部222の背面に第3熱交換部223が位置する状態で、これら3つの熱交換部221〜223が一体化され、これにより、一つの液冷ジャケット220が構成されている。
流入口224および流出口225は、第1熱交換部221に設けられている。液冷ジャケット220の内部に形成される流路は、流入ロ224、第1熱交換部221、第2熱交換部222、第3熱交換部223、第2熱交換部222、第1熱交換部221、流出ロ225の順で冷却液が流れるように、3つの熱交換部221、222、223の内部に所定のパターンにて形成されている。
第1熱交換部221の装着面221aには、ほぼ均等な間隔をあけて複数(たとえば、8個)の光源部100が装着されている。第2熱交換部222の装着面222aは、第1熱交換部221の中央開口から正面に臨んでおり、この装着面222aには、ほぼ均等な間隔をあけて複数(たとえば、4個)の光源部100が装着されている。第3熱交換部223の装着面223aは、第2熱交換部222の中央開口から正面に臨んでおり、この装着面223aには、1個の光源部100が装着されている。
各光ファイバ300が各光源部100に対応して配されているとともに、これら光ファイバ300の出射端部がバンドル400により結束されている。光源部100、光ファイバ300、バンドル400の構成は、上記実施の形態と同様である。なお、各光ファイバの300長さは全て等しくされている。また、各光ファイバ300がバンドルで結束された状態にあるとき、バンドル400の中心は液冷ジャケット220のほぼ中心に位置する。
第1熱交換部221、第2熱交換部222、第3熱交換部223の各々の装着面221a、222a、223aのX軸方向における位置は、バンドル400と各装着面の光源部100との距離がほぼ等しくなるよう設定されている。これにより、全ての光ファイバ300が直線状ととなり、液冷ジャケット220は、各光源部100のうち2つの光源部がバンドル400を頂点とする二等辺三角形をなすように各光源部100を支持している。
したがって、変更例2の構成においても、上記実施の形態と同様、各光ファイバ300に大きな明暗パターンの相違が生じないので、このような明暗パターンを抑制する光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
図3(c)、(d)は、それぞれ、変更例3に係る照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(d)では、便宜上、バンドルが省略されている。
変更例3の照明装置は、変更例2の構成と異なり、液冷ジャケット230を構成する第1熱交換部231、第2熱交換部232、第3熱交換部233が一体化されておらず、個々に独立して設けられている。そのため、ジャケット内部の流路もそれぞれに独立して設けられており、また、各熱交換部231、232、233のそれぞれに流入口234a,234b、234cおよび流出口235a、235b、235cが設けられている。
さらに、第2熱交換部232の外径は、第1熱交換部231の中央開口より若干小さくされており、第3熱交換部233の外径は、第2熱交換部232の中央開口より若干小さくされている。その他の構成は、変更例2と同様である。
この変更例3の構成においても、全ての光ファイバ300が直線状となり、液冷ジャケット230は、各光源部100のうち2つの光源部がバンドル400を頂点とする二等辺三角形をなすように各光源部100を支持している。よって、上記実施の形態と同様、各光ファイバ300に大きな明暗パターンの相違が生じないので、このような明暗パターンを抑制する光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
さらに、この変更例3の構成では、第1熱交換部231、第2熱交換部232、第3熱交換部233が個々に独立して設けられているので、各光ファイバ300が直線状になるよう、必要に応じて、図3(c)のX軸方向におけるそれぞれの熱交換部の位置を調整することができる。
図4は、第1の実施形態の変更例4に係る照明装置を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
この変更例4の照明装置は、変更例2の構成と異なり、第1熱交換部241、第2熱交換部242が正方形の環状に形成され、第3熱交換部243が正方形に形成されている。また、第1熱交換部241、第2熱交換部242に装着した各光源部100とバンドル400との距離が等しくなるよう、これら熱交換部241、242の角部に各光源部100が装着されている。その他の構成は、変更例2と同様である。
この変更例4の構成においても、全ての光ファイバ300が直線状となり、液冷ジャケット240は、各光源部100のうち2つの光源部がバンドル400を頂点とする二等辺三角形をなすように各光源部100を支持している。よって、上記実施の形態と同様、各光ファイバ300に大きな明暗パターンの相違が生じないので、このような明暗パターンを抑制する光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
さらに、各ジャケット241、242、243が四角い形状であるため、各熱交換部241、242、243を円形形状とする場合に比べて液冷ジャケット240を容易に製造することができる。
なお、第1熱交換部241および第2熱交換部242において、各光源部100を角部ではなく各辺の中央部に配置しても、各光源部100とバンドル400との距離を等しくすることができる。
図5は、第1の実施形態の変更例5に係る照明装置を示す図である。同図(a)は照明装置の斜視図であり、同図(b)は液冷ジャケットの斜視図である。
変更例5の照明装置は、液冷ジャケット250を備えている。液冷ジャケット250は、椀形に形成された熱交換部251と、熱交換部251に設けられた冷却液の流入口252および流出口253とを備えている。熱交換部251の内面は球面形状となっており、バンドル400までの距離Rが、内面形状の曲率半径となるようバンドル400が配置される。熱交換部251の内部には、所定のパターンにて流路253が形成されている。
熱交換部251の内面(装着面)には、複数の光源部100が放射状(同心円状)に配置されている。そして、各光源部100に対応して光ファイバ300が配されているとともに、これら光ファイバ300の出射端部がバンドル400により結束されている。なお、光源部100、光ファイバ300、バンドル400の構成は、上記実施の形態と同様である。
各光ファイバ300の長さは全て等しくされている。また、各光ファイバ300がバンドル400で結束された状態にあるとき、バンドル400の中心は液冷ジャケット210のほぼ中心に位置する。
液冷ジャケット250の内面は、上述のように、バンドル400までの距離Rを曲率半径とする球面状とされているため、液冷ジャケット250に装着された各光源部100とバンドル400との距離はほぼ等しくなっている。よって、図5(a)に示すように、全ての光ファイバ300が直線状となり、液冷ジャケット250は、各光源部100のうち2つの光源部がバンドル400を頂点とする二等辺三角形をなすように各光源部100を支持している。
したがって、変更例5の構成によれば、上記実施の形態と同様、各光ファイバ300に大きな明暗パターンの相違が生じないので、このような明暗パターンを抑制する光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
なお、図5(b)に示すように、熱交換部251の内面(装着面)には、各光源部100の配置位置に放熱フィン254が設けられており、これによって、光源部100の放熱効果が高められている。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
図6は、第2の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
同図を参照して、照明装置は、複数の光源部100と、液冷ジャケット250と、複数の光ファイバ310a〜310dと、バンドル400とで構成されている。
複数(たとえば、7個)の光源部100が、同図(a)に示すZ軸方向に、所定の間隔で一列に並ぶようにして液冷ジャケット2の装着面に装着されている。光源部100の構成は、第1の実施形態と同様である。
液冷ジャケット260は、Z軸方向に長尺で且つ装着面が平坦な熱交換部261と、熱交換部261の両端にそれぞれ設けられた流入口262および流出口263とを備えている。熱交換部260の内部には所定のパターンにて流路が形成されている。流入口262から流入した冷却液は、熱交換部261内の流路を通って流出口263から流出する。こうして、冷却液により熱交換部261が冷却され、熱交換部261上に配された光源部100が冷却される。
光ファイバ310a〜310dは、各光源部100に対応して配されている。各光源部100から出射されたレーザ光は、光ファイバ300の入射端部に入射され、ファイバ内を伝搬して出射端部から出射される。
各光ファイバ310a〜31dが直線状となるよう、各光ファイバ310a〜31dの長さが調整されている。たとえば、配列中心にある光ファイバ310aのバンドル400までの長さをLとした場合、その他の光ファイバ310b〜310dのバンドル400までの長さL1は、光ファイバ310aとのなす角度をθとすると、L1=L/COSθの式により求めることができる。
全ての光ファイバ3は、出射端部側にてバンドル400により一つに束ねられている。バンドル400の構成は、第1の実施形態と同様である。こうして、各光源部100からのレーザ光が光ファイバ310a〜310dによって集められ高輝度となったレーザ光(照明光)が、バンドル400の前端から前方(X軸方向)に向けて出射される。
以上、第2の実施形態によれば、全ての光ファイバ310a〜310dが直線状となるため、各光ファイバ310a〜310dから出射されるレーザ光には、大きな明暗パターンの相違が生じない。よって、このような明暗パターンを抑制する光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
<第3の実施形態>
図7は、第3の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、第3の実施形態の第1の構成例に係る照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
図7は、第3の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、第3の実施形態の第1の構成例に係る照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
同図(a)、(b)を参照して、第1の構成例に係る照明装置は、複数の光源部100と、液冷ジャケット260と、複数の光ファイバ320a〜320cと、バンドル400とで構成されている。
この照明装置の構成は、光ファイバ320a〜320cの構成を除いて、第2の実施形態と同様とされている。ただし、この構成例では、液冷ジャケット260に配されている光源部100の個数が、たとえば6個とされており、厳密にいえばこの点も第2の実施形態と相違しているが、光源部100の個数については適宜変更できる。
以下、主として第2の実施形態と相違する光ファイバ320a〜320cの構成について説明する。
第1の構成例では、各光ファイバ310a〜310cの長さは等しくされている。このため、配列の中心に近い光源部100ほどバンドル400との距離が短くなり、配列中心側の光ファイバ320a、その外側の光ファイバ320b、最も外側の光ファイバ320cの順に、バンドル400に至るまでの部分の曲がりが大きくなる。
そこで、この構成例では、配列中心側の光ファイバ320a、その外側の光ファイバ320b、最も外側の光ファイバ320cの順に、それぞれ、許容曲げ半径r1、r2、r3が小さくなるよう調整されている。
許容曲げ半径の小さい光ファイバは、許容曲げ半径が大きい光ファイバに比べて、角度分布が変化し難い。具体的には、コア径の小さい光ファイバなどは、許容曲げ半径が小さく、光ファイバが曲げられたときのコア周壁での反射状態が変化し難いため、角度分布が変化し難くなる。
このため、各光ファイバ320a〜320cの間に大きな曲りの差が生じていても、光ファイバ320a〜320cから出射される光には、明暗パターンに大きな相違が生じ難い。よって、この構成例によれば、明暗パターンを抑制するための光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
図7(c)、(d)は、それぞれ、第3の実施形態の第2の例に係る照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(d)では、便宜上、バンドルが省略されている。
第3の実施形態においては、第2の構成例のごとく、配列中心の光ファイバ330aを最も短くし、最も外側の光ファイバ330dを最も長くすることにより、最も外側の光ファイバ330dが最も曲がりやすくなる構成とすることもできる。この場合、最も外側の光ファイバ330d、その内側の光ファイバ330c、さらにその内側の光ファイバ330b、配列中心の光ファイバ330aの順に、それぞれ、許容曲げ半径r4、r3、r2、r1が小さくなる構成とすることができる。
このような構成としても、各光ファイバ330a〜330dから出射される光に大きな明暗パターンの相違が生じ難く、明暗パターンを抑制するための光学手段を適宜配することにより、照明光の輝度ムラを低減させ易くなる。
<第4の実施形態>
図8は、第4の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、第1の構成例に係る照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
図8は、第4の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、第1の構成例に係る照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。
同図(a)、(b)を参照して、第1の構成例に係る照明装置は、複数の光源部100と、液冷ジャケット260と、複数の光ファイバ340と、バンドル400とで構成されている。
この照明装置の構成は、光ファイバ340の構成を除いて、第2の実施形態と同様とされている。ただし、この例では、液冷ジャケット260に配されている光源部100の個数が、たとえば4個とされており、厳密にいえばこの点も第2の実施形態と相違しているが、光源部100の個数については適宜変更できる。
以下、主として第2の実施形態と相違する光ファイバ340の構成について説明する。
各光ファイバ340には、バンドル400に至るまでの部分に、許容曲げ半径より曲率半径が小さくなるように曲げられたループ部340aが形成されている。
このような構成とすれば、ループ部340aで光が反射を繰り返すうちに光の角度分布が均一化され(なだらかになり)、この結果、各光ファイバ340から出射されるレーザ光の明暗差が小さくなる。よって、照明光の輝度ムラを低減することができる。
なお、図8(a)、(b)の構成例では、ループ部340aが一つだけ形成されているが、これに限らず、ループ部を複数形成することもできる。
図8(c)、(d)は、各光ファイバに対してループ部を二つ形成する場合の構成例(第2の構成例)である。この構成例では、各光ファイバ350に、巻き方向が互いに異なる2つのループ部350a、350bが形成されている。こうすると、上記第1の構成例に比べてループ部350a、350bにおける光の反射頻度が増加するため、角度分布の均一化効果がさらに増長される。よって、照明光の輝度ムラをさらに低減することができる。
<第5の実施形態>
図9は、第5の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)は、液冷ジャケットにおける光源部の配置状態を示す図である。また、同図(b)は、バンドルにおける光ファイバの結束状態を示す図である。さらに、同図(c)は、複数の照明装置を組み合わせて白色光の照明ユニットを構成したときの、RGB各色の配置状態を示す図である。
図9は、第5の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)は、液冷ジャケットにおける光源部の配置状態を示す図である。また、同図(b)は、バンドルにおける光ファイバの結束状態を示す図である。さらに、同図(c)は、複数の照明装置を組み合わせて白色光の照明ユニットを構成したときの、RGB各色の配置状態を示す図である。
同図(a)に示すように、液冷ジャケット260の装着面には、複数の光源部100が2次元に配置されている。
液冷ジャケット260の装着面は平坦であり、各光源部100からバンドル400までの距離は、光源部100の配置中心から離れるほど長くなっている。また、各光源部100に対応する各光ファイバ300の長さは全て等しくされている。このため、光ファイバ300がバンドル400により結束された状態で、中央領域Pにある光源部100に対応する光ファイバ300はたるんで曲がった状態となり、外周領域Qにある光源部100に対応する光ファイバ300は直線状となる(図12参照)。
これにより、中央領域Pからの光ファイバ300が出射するレーザ光の明暗パターンは類似したものとなり、外周領域Qからの光ファイバ300が出射するレーザ光の明暗パターンは類似したものとなる。
一方、バンドル400の内部では、中央領域Pからの光ファイバ300が中央部分に固まることなく分散されるように配されている。たとえば、同図(b)に示すように、中央領域Pからの光ファイバ300と外周領域Qからの光ファイバ300とがバンドル400の径方向に交互に配置されている。したがって、バンドル400は、光ファイバ300の出射端部における明暗パターンが互いに異なる光ファイバ300を隣接させて結束する。
このような構成とすれば、類似した明暗パターンのレーザ光が中央部に固まって出射されることがないので、照明装置から出射されるレーザ光に明暗パターンの影響が強く表れ難くなる。よって、照明光の輝度ムラを低減することができる。
なお、赤色光(R光)、緑色光(G光)、青色光(B光)を出射する上記バンドル400を組み合わせて白色光を生成する場合には、図9(c)に示すように、R光、G光、B光を出射するバンドル400の配置状態を異ならせた二つのRGBユニット500a、500bが用意される。そして、これらユニット500a、500bをさらに結束するバンドル600内において、これらRGBユニット500a、500bが二列に並ぶように配置される。
このように構成すれば、バンドル600内に一つのRGBユニットを規則的に配置する場合に比べて、照明ユニットから輝度ムラの少ない白色光を出射することができる。
なお、この場合には、同図(c)のように、バンドル600内において、B光やG光に比べて光学部材に対する屈折率の影響が小さいR光のバンドル400が、B光やG光の外側に配置されることが望ましい。
<第6の実施形態>
図10は、第6の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。さらに、同図(c)は、振動ユニットの構成を示す図である。
図10は、第6の実施形態の照明装置の構成を示す図である。同図(a)、(b)は、それぞれ、照明装置の側面図および正面図である。なお、同図(b)では、便宜上、バンドルが省略されている。さらに、同図(c)は、振動ユニットの構成を示す図である。
この照明装置は、光源部100、液冷ジャケット200、光ファイバ300、バンドル400に加えて、光ファイバ300を振動させるための振動ユニット700を備えている。
振動ユニット700は、ファイバ保持部701と、2つの振動モータ702とで構成されている。ファイバ保持部700は、各光ファイバ300がはめ込まれる複数の溝部701aを有する。振動モータ702は、ファイバ保持部700の裏面に装着されている。
こうして、振動モータ702が振動すると、その振動がファイバ保持部701を介して光ファイバ300に伝わり、光ファイバ300が振動する。
光ファイバ300が振動すると、光ファイバ300の曲がり度合いが短時間に変動するために、明暗パターンも短時間に変動する。このとき、振動ユニット700の振動数は、人の目で明暗パターンの変動が認識できない程度の値(60Hz以上)に設定されており、このため、ユーザの目には明暗パターンが平均化された光が捉えられる。
したがって、このような構成とすれば、ユーザの目には、明るさのムラが感じられ難くなる。よって、この照明装置をプロジェクタに用いると、投写画像に生じる明るさムラがユーザにおいて認識され難くなる。
<投写型映像表示装置の実施形態>
図11は、本実施の形態の照明装置が搭載されたプロジェクタの光学系の構成を示す図である。
図11は、本実施の形態の照明装置が搭載されたプロジェクタの光学系の構成を示す図である。
照明ユニット20は、たとえば、図9(c)で説明した構成であり、赤色光(R光)、緑色光(G光)、青色光(B光)の各照明装置10が組み合わされてなる。なお、上記図9(c)では、図9(a)、(b)の構成の照明装置を用いるとして説明がなされているが、照明装置10として、図1〜図8または図10の構成を用いることもできる。
照明ユニット20から出射された照明光は、ロッドインテグレータ31によって均一化された後、コンデンサレンズ32、ミラー33、コンデンサレンズ34を介してTIR(Total Internal Reflection)プリズム(内部全反射プリズム)35に入射される。なお、TIRプリズム35の構成の詳細は、たとえば、特開2006−79080号公報に記載されている。
TIRプリズム35に入射された光は、TIRプリズム35を構成する赤色プリズム、緑色プリズムおよび青色プリズムによってR光、G光、B光に分離され、DMD(Digital Micro-mirror Device)からなる反射型の光変調素子36、37、38に入射される。これら光変調素子36、37、38によって変調されたR光、G光、B光は、赤色プリズム、緑色プリズムおよび青色プリズムによって光路が統合され、各色光が色合成された光がTIRプリズム35から投写レンズ40に入射される。
なお、図11には、TIRプリズム35を用いる光学系を示したが、上記実施の形態に係る照明装置は、複数のダイクロイックミラーによって分離した色光を3方から3つの液晶パネルに入射させ、各液晶パネルによって変調された色光をダイクロイックプリズムによって合成するタイプの光学系等、他の光学系における照明装置にも適宜用いることができる。
<その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も上記の他に種々の変更が可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も上記の他に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、照明装置をプロジェクタに搭載する例について説明したが、本発明の照明装置を、露光装置や加工用照明機など他の機器に搭載することもできる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
100 … 光源部
200、210、220、230、240、250 … 液冷ジャケット(支持部材)
300、310a〜310d、320a〜320c、330a〜330d、340、350 … 光ファイバ
400 … バンドル(結束部)
700 … 振動ユニット(振動部)
200、210、220、230、240、250 … 液冷ジャケット(支持部材)
300、310a〜310d、320a〜320c、330a〜330d、340、350 … 光ファイバ
400 … バンドル(結束部)
700 … 振動ユニット(振動部)
Claims (8)
- 光を出射する複数の光源部と、
前記複数の光源部を支持する支持部材と、
前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、
前記複数の光ファイバを結束する結束部と、
を備え、
前記支持部材は、前記複数の光源部のうち第1の光源部と第2の光源部とが前記結束部を頂点とする二等辺三角形をなすように前記各光源部を支持する、
ことを特徴とする照明装置。 - 光を出射する複数の光源部と、
前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、
前記複数の光ファイバを結束する結束部と、
を備え、
前記光ファイバは、前記各光源部から前記結束部までの距離に応じて、異なる長さに調整される、
ことを特徴とする照明装置。 - 光を出射する複数の光源部と、
前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、
前記複数の光ファイバを結束する結束部と、
を備え、
前記複数の光源部のうち第1の光源部と前記結束部との距離と前記第1の光源部に対応する第1の光ファイバの長さ寸法との差が、第2の光源部と前記結束部との距離と前記第2の光源部に対応する第2の光ファイバの長さ寸法との差よりも大きいとき、前記第1の光ファイバの許容曲げ半径が前記第2の光ファイバの許容曲げ半径よりも小さくなっている、
ことを特徴とする照明装置。 - 光を出射する複数の光源部と、
前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、
前記複数の光ファイバを結束する結束部と、
を備え、
前記光ファイバは、許容曲げ半径より小さい曲率半径を有するように配置される、
ことを特徴とする照明装置。 - 光を出射する複数の光源部と、
前記各光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の光ファイバと、
前記複数の光ファイバの出射端部を結束する結束部と、
を備え、
前記結束部は、光ファイバの出射端部における明暗パターンが互いに異なる光ファイバを隣接させて結束する、
ことを特徴とする照明装置。 - 請求項5記載の照明装置において、
前記光源部は、第1色光を出射する複数の第1色光源部と、第2色光を出射する複数の第2色光源部と、第3色光を出射する複数の第3色光源部と、を有し、
前記複数の光ファイバは、前記各第1色光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の第1光ファイバと、前記各第2色光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の第2光ファイバと、前記各第3色光源部から出射された光を照明対象物へ導く複数の第3光ファイバと、を有し、
前記結束部は、光ファイバの出射端部における色光が互いに異なる光ファイバを隣接させて結束することを特徴とする照明装置。 - 光を出射する光源部と、
前記光源部から出射された光が入射される光ファイバと、
前記光ファイバを振動させる振動部と、
を備えたことを特徴とする照明装置。 - 請求項1ないし7の何れか一項に記載の照明装置を備える投写型映像表示装置。
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